JP3540014B2 - シート用クランプ及び被覆用具セット - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば活線状態の所定箇所等を被覆対象物として被覆するシートを固定するためのシート用クランプ、及びシート用クランプとシートを備えた被覆用具セットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電線を工事する際には、電線に電気を流したいわゆる活線状態のまま、停電させることなく工事を行う活線工法が採られている。この活線工法による作業では、例えば、予め絶縁性の有するゴムシートにより活線状態の所定箇所(例えば電線の接続部分)を覆う被覆作業を行うことにより、作業者が作業中に誤って短絡したり感電したりするのを防止していた。
【0003】
この被覆作業は、まず活線状態の所定箇所にゴムシートを巻回し被覆した状態で手やその他の仮止め用具にてその状態を保持するよう仮止めし、次いでシートバサミでその箇所とゴムシートとを挟持して固定する方法が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の被覆作業は手などで仮止めする必要があったため、煩雑であり迅速に行うことができず、作業効率を悪化させる原因となっていた。また、間接活線工法、即ち、遠隔操作によって物を掴んだり離したりできる間接活線工具を用いて電線工事を行う工法、により上記の被覆作業を行う場合には、作業効率の悪化が顕著となった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、被覆対象物をシートで被覆する作業を容易かつ迅速に行うことができるシート用クランプ及び被覆用具セットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、 被覆対象物を被覆したシートの外側から圧締部で圧締して該シートを固定するシート用クランプにおいて、前記シートの上面に設けられた被係止部と係止可能な係止部が前記圧締部の圧締面に設けられ、前記シートの被係止部に圧締部の係止部を係止させ、把持部を把持し互いに接近させると前記圧締部が開いて略U字状の前記シートの開口側が開き、前記把持部の把持を解除すると、圧締部が閉じて略U字状のシートが閉じることが可能であることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のシート用クランプであって、前記係止部は前記シートと係脱可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、
請求項2記載のシート用クランプと、
前記係止部と係脱可能な被係止部を設けたシートと、
を備えた被覆用具セットであって、
前記シート用クランプの前記係止部と前記シートの前記被係止部とを予め係止し一体化した状態で、前記シートにより前記被覆対象物を被覆すると同時に前記クランプ圧締面により該シートを固定することを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の被覆用具セットであって、前記被覆対象物は活線状態のまま電線工事を行う際に通電状態にある箇所であり、前記シートは絶縁性シートであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の被覆用具セットであって、前記係止部は面ファスナの雌雄の一方からなり、前記被係止部は面ファスナの雌雄の他方からなることを特徴とする。
【0009】
【作用及び発明の効果】
請求項1記載のシート用クランプはシートと係止しているため、このシートにより被覆対象物を被覆すると同時にクランプ圧締面によりシートを固定することができる。これにより、シートを仮止めする必要がなく、被覆作業を容易かつ迅速に行うことができるという効果を奏する。
【0010】
請求項2記載のシート用クランプはシートと係脱可能であるため、使用しない場合は両者を別体とすることができる。これにより、保存・運搬時に嵩ばらず、また各種シートとの組合せの自由度が大きく、更にシートが老朽化した場合にはシートのみ交換すれば足りるという効果を奏する。
【0011】
請求項3〜5記載の被覆用具セットは、予めシートとシート用クランプとを係止して一体化した状態で、シートにより被覆対象物を被覆すると同時にクランプ圧締面によりシートを固定する。また、使用しない場合は両者を別体とすることができる。これにより、請求項1及び2記載の発明と同様の効果を奏する。
【0012】
加えて、請求項4記載の被覆用具セットは、活線状態のまま電線工事を行う際に通電状態にある箇所を絶縁性シートで被覆する。ここで「活線状態」とは、電線に電気を流したままの状態をいう。従来このような被覆作業は仮止めを必要とするため作業者が誤って活線状態の電線の充電部分に接触し感電する危険があったが、本発明により被覆作業を行う上での短絡や感電等を確実に回避することができるという効果を奏する。
【0013】
更に、請求項5記載の被覆用具セットは、係止部は面ファスナの雌雄の一方からなり、被係止部は面ファスナの雌雄の他方からなる。これにより、係止及び係止解除の操作をきわめて迅速、確実かつ容易に行うことができ、遠隔操作によって物を掴んだり離したりする工具を用いて行う場合にも有利であるという効果を奏する。
【0014】
【実施例】
本発明の好適な実施例について図面に基づいて以下に説明する。
図1は第1実施例のシートバサミの斜視図、図2はシートバサミの部分拡大図である。また、図3はシートバサミ用キャップの説明図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は左側面図、図3(c)はA視図である。更に、図4は絶縁柔軟性シートの説明図であり、図4(a)は正面図、図4(b)はB−B拡大断面図である。
【0015】
第1実施例の被覆用具セットは、本発明のシート用クランプに相当するシートバサミ1及び本発明のシートに相当する絶縁柔軟性シート2から構成される。
シートバサミ1は、一対のハサミ形成体3,4が略中央部に設けた支持軸11にて揺動可能に支持されている。各ハサミ形成体3,4の先端側には、後述のシートバサミ用キャップ35,45が被せられた略円弧状の圧締部3a,4aが設けられ、基端側には、波状に形成された把持部3b,4bが設けられている。圧締部3a,4aは互いに対向して略楕円形の空間を形成している。また、支持軸11にはねじりバネ12が備えられ、ねじりバネ12は両把持部3b,4bを互いに離間する方向に付勢している。この両把持部3b,4bを把持して接近させると、ねじりバネ12の付勢力に抗して圧締部3a,4aが開き、把持を緩めるとねじりバネ12の付勢力により把持部3b,4bが離間して圧締部3a,4aが閉じる。
【0016】
一対のシートバサミ用キャップ35,45は対称形に形成されている。図3に示すように、シートバサミ用キャップ45は、略円弧状に形成されたゴム製の袋状体であって、内部にはシートバサミ1の圧締部3aを挿入するための空洞部45bを有している。また、内周側(即ち圧締面側)には面ファスナの雄からなる係止部45aが形成されている。尚、シートバサミ用キャップ35も同様の構成であり、係止部35aが形成されている。
【0017】
絶縁柔軟性シート2は、図4に示すようにシート本体7と被係止部8から構成される。シート本体7の上面7a及び下面7bは、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(以下「EVA」という)のクロス入りシートにより形成され、この上面7aと下面7bとの間には、EVAフィルムを積層した内部層状体7cが設けられている。シート本体7は上面7a、内部層状体7c、下面7bを重ね合わせた状態でこれらの周縁を熱溶着することにより接合し一体化したものである。
【0018】
一方、被係止部8は、シート本体7の上面7a側にてシート本体7の短辺と平行となるように3箇所に設けられている。この被係止部8は面ファスナの雌を長方形状に形成したものであり、この被係止部8よりもやや大きめの長方形状に形成したEVAクロス入りシートであるベース14に縫製されている。ベース14に縫製された被係止部8は、シート本体7の上面7aとベース14とを熱溶着することによりベース14を介して接合されている。このように形成された絶縁柔軟性シート2は、十分な柔軟性と絶縁性を備えている。
【0019】
続いて、第1実施例の被覆用具セットの使用例について図4に基づいて説明する。
図5は第1実施例の使用説明図であり、図5(a)は断路器の部分説明図、図5(b)は第1実施例の被覆用具セットの説明図である。
【0020】
第1実施例の被覆用具セットは、活線状態のまま電線工事を行う際に通電状態にある箇所、例えば、投入状態の筒形ヒューズ9aを被覆する場合に用いられる。筒形ヒューズ9aは、周知のキュービクル開閉装置に設けた断路器の一部を構成し、三相変圧器の各相ごとに設けたものである。この筒形ヒューズ9aは、投入状態では回路を閉じ(図4(a)参照)、開放状態では回路を開く(図5(a)参照)。
【0021】
投入状態の筒形ヒューズ9aの近傍で作業を行う場合、前準備として、短絡や感電を防止するために筒形ヒューズ9aの被覆作業を行う。
まず、絶縁柔軟性シート2に設けた3つの被係止部8のうち、いずれか2つ又はすべての被係止部8にシートバサミ1の係止部35a,45aを係止させる。係止部35a,45aと被係止部8は面ファスナの雌雄であるため、きわめて容易に係止させることができる。ここでは、上下二つの被係止部8にシートバサミ1を係止させた場合を例に挙げて説明する。
【0022】
二つのシートバサミ1の把持部3b,4bを強く把持し互いに接近させる(図4(b)参照)。すると圧締部3a,4aが開き、それに伴って略U字状の絶縁柔軟性シート2の開口側21も開く。
そして、把持部3b,4bを強く把持したまま、投入状態の筒形ヒューズ9aを被覆できる位置に移動する。この位置にてシートバサミ1の把持部3b,4bの把持を解除する。すると、圧締部3a,4aが閉じ、それに伴って略U字状の絶縁柔軟性シート2の開口側21も閉じる。
【0023】
この結果、絶縁柔軟性シート2は筒形ヒューズ9aを被覆し、同時にシートバサミ1の圧締部3a,4aの内周側(即ち圧締面)により圧締され固定される(図5(b)の左側参照)。
以上の第1実施例によれば、絶縁柔軟性シート2を筒形ヒューズ9aに巻回した状態で手などで仮止めする必要がなく、被覆作業を容易かつ迅速に行うことができる。しかも、係止部8及び被係止部35a,45aは面ファスナ組であるため、係止及び係止解除の操作を一層迅速、確実かつ容易に行うことができる。
【0024】
また、従来このような被覆作業は仮止めする必要があったため、作業者が被覆作業中に誤って活線状態の筒型ヒューズ9aに接触し感電する危険があったが、本実施例ではそのような危険も確実に回避できる。
更に、シートバサミ1と絶縁柔軟性シート2とは面ファスナにより係脱可能であるため、作業を行わない場合は両者を別体とすることができる。これにより、保存・運搬時に嵩ばらず、また種々の形状の絶縁柔軟性シートと組合せることができるという効果を奏する。
【0025】
更にまた、活線状態のまま電線工事を行う際に通電状態にある筒形ヒューズ9aを絶縁柔軟性シート2で被覆したことにより、その後の作業を行う際に筒形ヒューズ9aと接触して短絡や感電等の事故が発生することを確実に防止できる。
その上、係止部8及び被係止部35a,45aは面ファスナ組であるため、係止及び係止解除の操作をきわめて迅速、確実かつ容易に行うことができる。
【0026】
上記の各効果は間接活線工法、即ち、遠隔操作によってシートバサミ1や絶縁柔軟性シート2を掴んだり離したりできる間接活線工具を用いて電線工事を行う工法、を採用した場合に、特に顕著に発揮される。
次に、第2実施例について説明する。図6は第2実施例の絶縁柔軟性シートの説明図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は裏面図である。
【0027】
第2実施例の被覆用具セットは、第1実施例と同様のシートバサミ1及び図6に示す絶縁柔軟性シート22から構成される。
絶縁柔軟性シート22は、シート本体27、被係止部28、及び袋形成用の第1〜第3の面ファスナ組31,32,33から構成される。シート本体27は、長方形の上辺に第1折り返し部23、長方形の一方の側辺に第2折り返し部24を有し、略中央部には底辺と平行に左右から所定長さの切込み25a,25bが設けられている。
【0028】
シート本体27の内面27a(正面側)及び外面27b(裏面側)はEVAクロス入りシートにより形成され、両者の間にはEVAフィルムを積層した内部層状体(図示せず)が挟み込まれている。シート本体27は、これら三者の周縁を熱溶着することにより接合し一体化したものである。
【0029】
被係止部28は、シート本体27の外面にてシート本体27の底辺と平行となるように設けられている。この被係止部28は面ファスナの雌を長方形状に形成したものであり、EVAクロス入りシートからなる長方形のベース上に縫製され、ベースをシート本体27の外面27bに熱溶着することにより設けられている。
【0030】
各面ファスナ組31,32,33の雌雄は、それぞれEVAクロス入りシートからなる長方形のベース上に縫製され、このベースをシート本体27の内面27aに熱溶着することにより設けられている。
第1の面ファスナ組31は、本体折り返し線Pを対称線として雌雄31a,31bが設けられている。第2の面ファスナ組32は、第1折り返し部23の内面27a側に雄32b、本体折り返し線Pでシート本体27を谷折りしたのち第1折り返し部23を第1折り返し線Qで谷折りしたときに雄32bと重合する位置に雌32aが設けられている。第3の面ファスナ組33は、第2折り返し部24の内面27b側に雄33b、本体折り返し線Pで谷折りしたのち第2折り返し部24を第2折り返し線Rで谷折りしたときに雄33bと重合する位置に雌33aが設けられている。
【0031】
シート本体27の外面27bの下方には正方形状の表示取付部26が設けられている。この表示取付部26は面ファスナの雌をEVAクロス入りシートからなるベースに縫製し、これをシート本体27の外面27bに溶着することにより設けられている。
【0032】
続いて、第2実施例の被覆用具セットの使用例について図7に基づいて説明する。図7は第2実施例の使用説明図であり、図7(a)は断路器の部分説明図、図7(b)は第2実施例の被覆用具セットの説明図である。
第2実施例の被覆用具セットは、活線状態のまま電線工事を行う際に通電状態にある箇所、例えば、開放状態の筒形ヒューズ9b(図7(b)参照)を被覆する場合に用いられる。開放状態の筒形ヒューズ9bの近傍で作業を行う場合、前準備として、短絡や感電を防止するために筒形ヒューズ9bの被覆作業を行う。
【0033】
まず、図6に示す絶縁柔軟性シート22を袋状に組み立てる。最初に本体折り返し線Pでシート本体27を谷折りし、第1の面ファスナ組31の雌雄31a,31bを互いに係止させる。続いて第1折り返し線Qを谷折りすることにより第1折り返し部23を折り返し、第2の面ファスナ組32の雌雄32a,32bを互いに係止させる。更に第2折り返し線Rを谷折りすることにより第2折り返し部24を折り返し、第3の面ファスナ組33の雌雄33a,33bを互いに係止させる。この結果、絶縁柔軟性シート22は上辺側が袋とじされた状態(以下「袋状体」という)となるが、切込み25a,25bから下方は略平面状のままである。
【0034】
続いて、袋状体に組み立てられた絶縁柔軟性シート22の被係止部28にシートバサミ1の係止部35a,45aを係止させる。
次いで、シートバサミ1の把持部3b,4bを強く把持し互いに接近させる。すると圧締部3a,4aが開き、それに伴って袋状体も膨らみ、その開口41側が広がる(図7(a)参照)。
【0035】
そして、把持部3b,4bを強く把持したまま、開放状態の筒形ヒューズ9bに対して上方から袋状体に組み立てられた絶縁柔軟性シート22を開口41側から被せ、シートバサミ1の把持部3b,4bの把持を解除する。すると、圧締部3a,4aが閉じる。この結果、袋状体に組み立てられた絶縁柔軟性シート22は筒形ヒューズ9bを被覆し、同時にシートバサミ1により圧締され固定される。
【0036】
第2実施例では、面ファスナの雌を備えた表示板(図示せず)を表示取付部26に取り付けることができる。この表示板として、例えば赤、白、青の色表示を施したものを用いることにより、三相のうちいずれかであるかが一目でわかるようにすることができる。
【0037】
以上の第2実施例の効果は第1実施例と同様である。
尚、本発明は上記各実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲において種々の態様で実施できることはいうまでもない。
例えば、上記実施例の係止部35a,45aはシートバサミ1の圧締部3a,4aにシートバサミ用キャップ35,45を被せることにより設けたが、シートバサミ1の圧締部3a,4aの内周側(即ち圧締面)に直接面ファスナの雄を接着等により設けてもよい。
【0038】
また、上記実施例ではシートバサミ1と絶縁柔軟性シート2とは面ファスナにより係止されるため係脱可能だが、両者を取り外しできないように一体化してもよく、この場合にもシートを巻回した状態で手などで仮止めする必要がなく、被覆作業を容易かつ迅速に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のシートバサミの斜視図である。
【図2】第1実施例のシートバサミの部分拡大図である。
【図3】第1実施例のシートバサミ用キャップの説明図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は左側面図、図3(c)はA視図である。
【図4】第1実施例の絶縁柔軟性シートの説明図であり、図4(a)は正面図、図4(b)はB−B拡大断面図である。
【図5】第1実施例の使用説明図であり、図5(a)は断路器の部分説明図、図5(b)は被覆用具セットの説明図である。
【図6】第2実施例の絶縁柔軟性シートの説明図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は裏面図である。
【図7】第2実施例の使用説明図であり、図7(a)は断路器の部分説明図、図7(b)は被覆用具セットの説明図である。
【符号の説明】
1・・・シートバサミ、
2,22・・・絶縁柔軟性シート、
3・・・ハサミ形成体、
3a,4a・・・圧締部、
3b,4b・・・把持部、
8・・・被係止部、
28・・・被係止部、
35,45・・・シートバサミ用キャップ、
Claims (5)
- 被覆対象物を被覆したシートの外側から圧締部で圧締して該シートを固定するシート用クランプにおいて、前記シートの上面に設けられた被係止部と係止可能な係止部が前記圧締部の圧締面に設けられ、前記シートの被係止部に圧締部の係止部を係止させ、把持部を把持し互いに接近させると前記圧締部が開いて略U字状の前記シートの開口側が開き、前記把持部の把持を解除すると、圧締部が閉じて略U字状のシートが閉じることが可能であることを特徴とするシート用クランプ。
- 前記係止部は前記シートと係脱可能であることを特徴とする請求項1記載のシート用クランプ。
- 請求項2記載のシート用クランプと、前記係止部と係脱可能な被係止部を設けたシートと、を備えたことにより、前記シート用クランプの前記係止部と前記シートの前記被係止部とを予め係止し一体化した状態で、前記シートにより前記被覆対象物を被覆すると同時に前記クランプ圧締面により該シートを固定する被覆用具セット。
- 前記被覆対象物は活線状態のまま電線工事を行う際に通電状態にある箇所であり、前記シートは絶縁性シートであることを特徴とする請求項3記載の被覆用具セット。
- 前記係止部は面ファスナの雌雄の一方からなり、前記被係止部は面ファスナの雌雄の他方からなることを特徴とする請求項3又は4記載の被覆用具セット。
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