JP3432463B2 - バッテリ容量計測装置 - Google Patents
バッテリ容量計測装置Info
- Publication number
- JP3432463B2 JP3432463B2 JP25563299A JP25563299A JP3432463B2 JP 3432463 B2 JP3432463 B2 JP 3432463B2 JP 25563299 A JP25563299 A JP 25563299A JP 25563299 A JP25563299 A JP 25563299A JP 3432463 B2 JP3432463 B2 JP 3432463B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- battery
- full charge
- offset
- charge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/3644—Constructional arrangements
- G01R31/3648—Constructional arrangements comprising digital calculation means, e.g. for performing an algorithm
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/382—Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC
- G01R31/3828—Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC using current integration
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/005—Testing of electric installations on transport means
- G01R31/006—Testing of electric installations on transport means on road vehicles, e.g. automobiles or trucks
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用のバッテリの
バッテリ容量計測装置に関し、特に計測精度の向上に関
する。
バッテリ容量計測装置に関し、特に計測精度の向上に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるバッテリはエンジンの
スタータやその他の補機の電源として用いられ、内燃機
関の動力で作動する発電機により適宜、充電される。バ
ッテリ容量計測装置はバッテリの現在の容量を求めるも
ので、検出されたバッテリ容量に基づいて発電機が制御
される。特開平6−351166号公報には、バッテリ
が満充電に近いときには調整電圧を低くして過充電とな
らないようにするとともに低燃費で発電ができるように
し、容量不足のときは調整電圧を高くして過放電となら
ないようにすることで、負荷の消費電力に応じた適正な
容量を低燃費で確保するとともに、過充電、過放電によ
るバッテリの劣化を防止する技術が開示されている。こ
こではバッテリ容量は電流センサにより得られたバッテ
リの充放電電流の積算値に基づいて算出している。
スタータやその他の補機の電源として用いられ、内燃機
関の動力で作動する発電機により適宜、充電される。バ
ッテリ容量計測装置はバッテリの現在の容量を求めるも
ので、検出されたバッテリ容量に基づいて発電機が制御
される。特開平6−351166号公報には、バッテリ
が満充電に近いときには調整電圧を低くして過充電とな
らないようにするとともに低燃費で発電ができるように
し、容量不足のときは調整電圧を高くして過放電となら
ないようにすることで、負荷の消費電力に応じた適正な
容量を低燃費で確保するとともに、過充電、過放電によ
るバッテリの劣化を防止する技術が開示されている。こ
こではバッテリ容量は電流センサにより得られたバッテ
リの充放電電流の積算値に基づいて算出している。
【0003】バッテリの充放電電流の積算値からバッテ
リ容量を算出するものでは、電流センサの検出精度が重
要である。特に検出電流値にオフセット誤差が含まれて
いると、現在のバッテリ容量を算出するときにオフセッ
ト誤差は積算するのでバッテリの充電制御を適正に行う
ことが困難となる。このオフセット誤差は一般的には回
路がオープンの時に電流を検出することで得ることがで
きるが、車両においてはエンジン停止時も時計等の補機
は給電状態にあるため回路を完全にオープンにして電流
を検出することは困難である。そこで、エンジン停止時
の暗電流を予め見積もっておきその分を除いてオフセッ
ト誤差を得る方法がある。
リ容量を算出するものでは、電流センサの検出精度が重
要である。特に検出電流値にオフセット誤差が含まれて
いると、現在のバッテリ容量を算出するときにオフセッ
ト誤差は積算するのでバッテリの充電制御を適正に行う
ことが困難となる。このオフセット誤差は一般的には回
路がオープンの時に電流を検出することで得ることがで
きるが、車両においてはエンジン停止時も時計等の補機
は給電状態にあるため回路を完全にオープンにして電流
を検出することは困難である。そこで、エンジン停止時
の暗電流を予め見積もっておきその分を除いてオフセッ
ト誤差を得る方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ン停止時の暗電流は補機の使用形態や種類により差があ
り必ずしも適正にエンジン停止時の暗電流を見積もるこ
とはできず、却って充放電電流の検出誤差が増大するお
それもある。
ン停止時の暗電流は補機の使用形態や種類により差があ
り必ずしも適正にエンジン停止時の暗電流を見積もるこ
とはできず、却って充放電電流の検出誤差が増大するお
それもある。
【0005】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
計測精度のよいバッテリ容量計測装置を提供することを
目的とする。
計測精度のよいバッテリ容量計測装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、バッテリが満充電にあることを検出する満充電検出
手段と、満充電時からその後の満充電時までの期間に電
流センサの検出電流を積算する検出電流積算手段と、検
出電流積算手段により得られた検出電流積算値を上記期
間の長さで除する除算手段と、除算手段により得られた
除数値により検出電流をオフセット補正する補正手段と
を具備する構成とする。
は、バッテリが満充電にあることを検出する満充電検出
手段と、満充電時からその後の満充電時までの期間に電
流センサの検出電流を積算する検出電流積算手段と、検
出電流積算手段により得られた検出電流積算値を上記期
間の長さで除する除算手段と、除算手段により得られた
除数値により検出電流をオフセット補正する補正手段と
を具備する構成とする。
【0007】満充電時には容量を示すSOC(Stat
e Of Charge)が前の満充電時と同じ100
%の状態に復しており、前の満充電時から今回の満充電
時に到る期間には同量の放電と充電とが行われている。
したがって、前の満充電時から今回の満充電時に到る期
間において積算された検出電流の積算値には電流センサ
のオフセット誤差成分のみが含まれている。この検出電
流積算値を積算期間である上記期間の長さで除すること
で、上記エンジンスタータ等のバッテリ負荷の使用形態
等の影響を受けずにオフセット誤差が得られ、正確なバ
ッテリの充放電電流を知ることができる。しかして、バ
ッテリ容量を高精度に計測することができる。
e Of Charge)が前の満充電時と同じ100
%の状態に復しており、前の満充電時から今回の満充電
時に到る期間には同量の放電と充電とが行われている。
したがって、前の満充電時から今回の満充電時に到る期
間において積算された検出電流の積算値には電流センサ
のオフセット誤差成分のみが含まれている。この検出電
流積算値を積算期間である上記期間の長さで除すること
で、上記エンジンスタータ等のバッテリ負荷の使用形態
等の影響を受けずにオフセット誤差が得られ、正確なバ
ッテリの充放電電流を知ることができる。しかして、バ
ッテリ容量を高精度に計測することができる。
【0008】請求項2記載の発明では、前回の満充電時
から所定時間経過すると上記発電機を制御して上記バッ
テリを満充電にする満充電手段を具備せしめる。
から所定時間経過すると上記発電機を制御して上記バッ
テリを満充電にする満充電手段を具備せしめる。
【0009】所定時間経過するとバッテリが満充電状態
になるので、略一定間隔でオフセット誤差を見直すこと
ができ、さらに高精度にバッテリ容量を計測することが
できる。
になるので、略一定間隔でオフセット誤差を見直すこと
ができ、さらに高精度にバッテリ容量を計測することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に本発明のバッテリ容量計測
装置の構成を示す。本バッテリ容量計測装置1が付設さ
れるバッテリ5には発電機6が接続され、発電機6によ
り充電可能としてある。発電機6は図示しない機関動力
により作動する。バッテリ5にはエンジンスタータ等の
負荷7が接続される。
装置の構成を示す。本バッテリ容量計測装置1が付設さ
れるバッテリ5には発電機6が接続され、発電機6によ
り充電可能としてある。発電機6は図示しない機関動力
により作動する。バッテリ5にはエンジンスタータ等の
負荷7が接続される。
【0011】バッテリ容量計測装置1は、バッテリ5か
ら発電機6および負荷7に到るケーブルの途中に、バッ
テリ5の充放電電流を監視するための電流センサ2が設
けてある。
ら発電機6および負荷7に到るケーブルの途中に、バッ
テリ5の充放電電流を監視するための電流センサ2が設
けてある。
【0012】電流センサ2の検出信号を入力としてマイ
クロコンピュータ3が設けてあり、電流センサ2から得
られるバッテリ5の充放電電流に基づいてバッテリ5の
現在の容量を演算する。マイクロコンピュータ3はCP
U、メモリ(RAM、ROM)を備えた一般的な構成の
ものが用いられ得る。
クロコンピュータ3が設けてあり、電流センサ2から得
られるバッテリ5の充放電電流に基づいてバッテリ5の
現在の容量を演算する。マイクロコンピュータ3はCP
U、メモリ(RAM、ROM)を備えた一般的な構成の
ものが用いられ得る。
【0013】マイクロコンピュータ3は発電機6の制御
用と兼用で、調整電圧の指令値を発電機6に出力し励磁
電流を加減して発電機6の発電量を制御する。
用と兼用で、調整電圧の指令値を発電機6に出力し励磁
電流を加減して発電機6の発電量を制御する。
【0014】マイクロコンピュータ3には、そのCPU
上で実行される検出電流積算手段31、除算手段32、
補正手段33とを備えており、電流センサ2の検出電流
からバッテリ5の充放電電流が知られるようになってい
る。また、マイクロコンピュータ3には、そのCPU上
で実行される満充電手段34を備えており、所定条件が
整ったときに調整電圧を高く設定することで発電量を増
加し、バッテリ5を満充電にする。
上で実行される検出電流積算手段31、除算手段32、
補正手段33とを備えており、電流センサ2の検出電流
からバッテリ5の充放電電流が知られるようになってい
る。また、マイクロコンピュータ3には、そのCPU上
で実行される満充電手段34を備えており、所定条件が
整ったときに調整電圧を高く設定することで発電量を増
加し、バッテリ5を満充電にする。
【0015】また、本バッテリ容量計測装置1は満充電
判定回路4を備えており、バッテリ5が満充電になると
その旨の判定信号をマイクロコンピュータ3に出力し、
バッテリが満充電状態か否かがマイクロコンピュータ3
において知られるようになっている。満充電判定回路4
はバッテリ5の端子間電圧を検出しそれが大きく上昇す
ると満充電と判定するものや、NiH電池等ではその温
度、例えば表面温度を検出しそれが上昇すると満充電と
判定するものや、発電機6の励磁電流のオンオフ頻度を
検出しそれが多くなると満充電と判定するもの等、種々
の公知の技術が用いられ得る。
判定回路4を備えており、バッテリ5が満充電になると
その旨の判定信号をマイクロコンピュータ3に出力し、
バッテリが満充電状態か否かがマイクロコンピュータ3
において知られるようになっている。満充電判定回路4
はバッテリ5の端子間電圧を検出しそれが大きく上昇す
ると満充電と判定するものや、NiH電池等ではその温
度、例えば表面温度を検出しそれが上昇すると満充電と
判定するものや、発電機6の励磁電流のオンオフ頻度を
検出しそれが多くなると満充電と判定するもの等、種々
の公知の技術が用いられ得る。
【0016】図2にマイクロコンピュータ3で実行され
る制御フローを示す。本制御フローはキースイッチがオ
ンしエンジンが始動すると立ち上がるようになってい
る。ステップS001では、先回の制御フロー終了時に
マイクロコンピュータ3のメモリに記憶したQ,SOC
を読み出す。また、Icor を読み出す。
る制御フローを示す。本制御フローはキースイッチがオ
ンしエンジンが始動すると立ち上がるようになってい
る。ステップS001では、先回の制御フロー終了時に
マイクロコンピュータ3のメモリに記憶したQ,SOC
を読み出す。また、Icor を読み出す。
【0017】ステップS002は補正手段33としての
手順で、電流センサ2の検出電流I measを読み込み式
(1)によりバッテリ充放電電流Iを算出する。バッテ
リ充放電電流Iは、式(1)より知られるように検出電
流Imeasを補正値Icor によりオフセット補正すること
で得られる。補正値Icor は後述するステップS008
で算出され更新される。 I=Imeas−Icor ・・・(1)
手順で、電流センサ2の検出電流I measを読み込み式
(1)によりバッテリ充放電電流Iを算出する。バッテ
リ充放電電流Iは、式(1)より知られるように検出電
流Imeasを補正値Icor によりオフセット補正すること
で得られる。補正値Icor は後述するステップS008
で算出され更新される。 I=Imeas−Icor ・・・(1)
【0018】続くステップS003は検出電流積算手段
31としての手順で、式(2)により検出電流Imeasの
積算値Qを演算する。なお、式中、tは計測間隔であ
る。また、Qは前回の満充電時に0に初期化されている
(後述するステップS007参照)。 Q=Q+Imeas×t・・・(2)
31としての手順で、式(2)により検出電流Imeasの
積算値Qを演算する。なお、式中、tは計測間隔であ
る。また、Qは前回の満充電時に0に初期化されている
(後述するステップS007参照)。 Q=Q+Imeas×t・・・(2)
【0019】ステップS004では式(3)によりSO
Cを演算する。なお、式中、CはSOC100%に対応
する満充電時のバッテリ5の容量である。このSOCは
従来と同様に発電機6の制御に供される。 SOC=SOC+I×t×100/C・・・(3)
Cを演算する。なお、式中、CはSOC100%に対応
する満充電時のバッテリ5の容量である。このSOCは
従来と同様に発電機6の制御に供される。 SOC=SOC+I×t×100/C・・・(3)
【0020】ステップS005ではバッテリ5が満充電
か否かを判定する。この判定は満充電判定回路からの判
定信号に基づき行う。
か否かを判定する。この判定は満充電判定回路からの判
定信号に基づき行う。
【0021】満充電でなければ後述するステップS00
6,S007,S008はスキップしてステップS00
9に進み、先回満充電と判定された時から所定時間以上
経過したか否かを内蔵のタイマのカウント値から判定す
る。
6,S007,S008はスキップしてステップS00
9に進み、先回満充電と判定された時から所定時間以上
経過したか否かを内蔵のタイマのカウント値から判定す
る。
【0022】先回満充電判定時から所定時間以上経過し
ていなければ後述するステップS010はスキップして
ステップS011に進み、キースイッチがオフされてい
るか否かを判定する。
ていなければ後述するステップS010はスキップして
ステップS011に進み、キースイッチがオフされてい
るか否かを判定する。
【0023】キースイッチがオンであればステップS0
02に戻る。すなわちエンジンが運転状態にあり満充電
と判定されるまで上記ステップS002〜S004が繰
り返され、検出電流積算値QおよびSOCが更新されて
ゆくことになる。
02に戻る。すなわちエンジンが運転状態にあり満充電
と判定されるまで上記ステップS002〜S004が繰
り返され、検出電流積算値QおよびSOCが更新されて
ゆくことになる。
【0024】なお、キースイッチがオフになると、ステ
ップS011からステップS012に進み、上記ステッ
プS003,S004で算出した検出電流積算値Qおよ
びSOCをメモリに保存して次回の本制御フロー立ち上
がり時に備える。
ップS011からステップS012に進み、上記ステッ
プS003,S004で算出した検出電流積算値Qおよ
びSOCをメモリに保存して次回の本制御フロー立ち上
がり時に備える。
【0025】また、エンジン停止期間中は、コンピュー
タはタイマー制御によるスリープモードで作動し、定期
的に起動して上記ステップS001〜S004,S01
2と同様の手順を実行し検出電流積算値QおよびSOC
の算出を行う。
タはタイマー制御によるスリープモードで作動し、定期
的に起動して上記ステップS001〜S004,S01
2と同様の手順を実行し検出電流積算値QおよびSOC
の算出を行う。
【0026】そして先回満充電判定時から所定時間以上
経過するとステップS009からステップS010に進
む。ステップS010は満充電手段34としての手順
で、上記調整電圧を高く設定し発電機6の発電量を所定
量まで増加する。これによりバッテリ5は満充電とな
り、ステップS005に続いて上記ステップS006,
S007,S008を実行する。
経過するとステップS009からステップS010に進
む。ステップS010は満充電手段34としての手順
で、上記調整電圧を高く設定し発電機6の発電量を所定
量まで増加する。これによりバッテリ5は満充電とな
り、ステップS005に続いて上記ステップS006,
S007,S008を実行する。
【0027】ステップS006ではSOCを初期値であ
る100%に更新する。満充電となっているからであ
る。
る100%に更新する。満充電となっているからであ
る。
【0028】続くステップS007は除算手段32とし
ての手順で、上記タイマによりカウントされた先回満充
電判定時からの時間Tを読み込み、式(4)により電流
センサ2のオフセット誤差Ioffsetを求める。なおQは
オフセット誤差Ioffset算出後に初期値である0に更新
する。
ての手順で、上記タイマによりカウントされた先回満充
電判定時からの時間Tを読み込み、式(4)により電流
センサ2のオフセット誤差Ioffsetを求める。なおQは
オフセット誤差Ioffset算出後に初期値である0に更新
する。
【0029】Ioffset=Q/T・・・(4)
【0030】ステップS008ではこのオフセット値I
offsetに基づき式(5)により上記補正値Icor を更新
する。 Icor =Ioffset・・・(5)
offsetに基づき式(5)により上記補正値Icor を更新
する。 Icor =Ioffset・・・(5)
【0031】なお、バッテリ5が満充電になると調整電
圧をバッテリ5の起電圧と同等かやや低くし、SOCを
所定のレベルに維持する。
圧をバッテリ5の起電圧と同等かやや低くし、SOCを
所定のレベルに維持する。
【0032】次に、かかる電流センサの検出電流Imeas
をオフセット誤差Ioffsetにより補正してバッテリ充放
電電流Iを得るようにした効果を説明する。図3は補正
を行わずに電流センサの検出電流をそのままバッテリ充
放電電流として用いる従来の装置における、算出したS
OCの経時変化で、電流センサ2の検出電流の積算値に
応じてSOCの算出値が初期値100%から変化する様
子を示している。A点はバッテリの充電が行われて再び
満充電となった時点であり、ここではバッテリの状態は
前回の満充電時から今回の満充電時までの期間に同じ量
の放電と充電とが行われて前回の満充電状態のときと同
じ状態に復している。したがって、電流センサがバッテ
リ電流の真値を示していれば図示のごとくSOCは再び
100%となる。
をオフセット誤差Ioffsetにより補正してバッテリ充放
電電流Iを得るようにした効果を説明する。図3は補正
を行わずに電流センサの検出電流をそのままバッテリ充
放電電流として用いる従来の装置における、算出したS
OCの経時変化で、電流センサ2の検出電流の積算値に
応じてSOCの算出値が初期値100%から変化する様
子を示している。A点はバッテリの充電が行われて再び
満充電となった時点であり、ここではバッテリの状態は
前回の満充電時から今回の満充電時までの期間に同じ量
の放電と充電とが行われて前回の満充電状態のときと同
じ状態に復している。したがって、電流センサがバッテ
リ電流の真値を示していれば図示のごとくSOCは再び
100%となる。
【0033】しかし、電流センサに正のオフセット誤差
Ioffset1 があると、算出したSOCはこのオフセット
誤差Ioffset1 が積算し図示のごとく正側にずれる(S
OC1 )。このずれは前の満充電時から今回(A点)の
満充電時までの時間T1 の間のオフセット誤差I
offset1 の積算値のバッテリの容量Cに対する割合とな
るから、式(6)のように表せる。 SOC1 −100(%)=T1 ×Ioffset1 /C×100(%)・・・(6)
Ioffset1 があると、算出したSOCはこのオフセット
誤差Ioffset1 が積算し図示のごとく正側にずれる(S
OC1 )。このずれは前の満充電時から今回(A点)の
満充電時までの時間T1 の間のオフセット誤差I
offset1 の積算値のバッテリの容量Cに対する割合とな
るから、式(6)のように表せる。 SOC1 −100(%)=T1 ×Ioffset1 /C×100(%)・・・(6)
【0034】また、電流センサに負のオフセット誤差I
offset2 があると、算出したSOCはこのオフセット誤
差Ioffset2 が積算し図示のごとく負側にずれる(SO
C2)。このずれは前の満充電時から今回(A点)の満
充電時までの時間T1 の間のオフセット誤差Ioffset2
の積算値のバッテリの容量Cに対する割合となるから、
式(7)のように表せる。 SOC2 −100(%)=T1 ×Ioffset2 /C×100(%)・・・(7)
offset2 があると、算出したSOCはこのオフセット誤
差Ioffset2 が積算し図示のごとく負側にずれる(SO
C2)。このずれは前の満充電時から今回(A点)の満
充電時までの時間T1 の間のオフセット誤差Ioffset2
の積算値のバッテリの容量Cに対する割合となるから、
式(7)のように表せる。 SOC2 −100(%)=T1 ×Ioffset2 /C×100(%)・・・(7)
【0035】さて、上記のごとく、前回の満充電時から
今回満充電となるまでに放電と同量の充電が行われてバ
ッテリの状態は前回の満充電状態のときと同様の状態に
復しているから、検出電流積算値のうち、実際の放電成
分および充電成分は相殺する。したがって、上記T1 ×
Ioffset1 、T1 ×Ioffset2 は前の満充電から今回の
満充電までの間の検出電流Imeasの積算値に等しい。し
かして、上記式(4)により検出電流積算値Qをその積
算期間である前回の満充電時から今回の満充電時までの
期間の長さTで除することで負荷7の使用形態等の影響
を受けることなくオフセット誤差Ioffsetが求められ
る。そして、式(5)により、オフセット誤差Ioffset
が相殺するように検出電流Imeasが補正されて正確なバ
ッテリ充放電電流Iが知られるので、高精度にSOCを
計測することができる。
今回満充電となるまでに放電と同量の充電が行われてバ
ッテリの状態は前回の満充電状態のときと同様の状態に
復しているから、検出電流積算値のうち、実際の放電成
分および充電成分は相殺する。したがって、上記T1 ×
Ioffset1 、T1 ×Ioffset2 は前の満充電から今回の
満充電までの間の検出電流Imeasの積算値に等しい。し
かして、上記式(4)により検出電流積算値Qをその積
算期間である前回の満充電時から今回の満充電時までの
期間の長さTで除することで負荷7の使用形態等の影響
を受けることなくオフセット誤差Ioffsetが求められ
る。そして、式(5)により、オフセット誤差Ioffset
が相殺するように検出電流Imeasが補正されて正確なバ
ッテリ充放電電流Iが知られるので、高精度にSOCを
計測することができる。
【0036】なお、本実施形態では、オフセット補正値
Icor は満充電時に得られたオフセット誤差Ioffsetと
している(式(5))が、式(8)に示すように今回の
満充電までのオフセット補正値Icor と新たに算出され
たオフセット誤差Ioffsetとの重み付き平均を算出し、
これをオフセット補正値Icor としてもよい。なお式
中、aは重みである(0<a<1)。 Icor =a×Ioffset+(1−a)×Icor ・・・(8)
Icor は満充電時に得られたオフセット誤差Ioffsetと
している(式(5))が、式(8)に示すように今回の
満充電までのオフセット補正値Icor と新たに算出され
たオフセット誤差Ioffsetとの重み付き平均を算出し、
これをオフセット補正値Icor としてもよい。なお式
中、aは重みである(0<a<1)。 Icor =a×Ioffset+(1−a)×Icor ・・・(8)
【0037】また、過去数回の満充電時におけるオフセ
ット誤差Ioffsetを平均してこれをオフセット補正値I
cor としてもよい。あるいはオフセット誤差を求める検
出電流の積算期間を、直近の満充電時から今回の満充電
時までとするのではなく、満充電時から1回以上の満充
電状態を経た後の満充電時までとし、この間の検出電流
を積算してもよい。
ット誤差Ioffsetを平均してこれをオフセット補正値I
cor としてもよい。あるいはオフセット誤差を求める検
出電流の積算期間を、直近の満充電時から今回の満充電
時までとするのではなく、満充電時から1回以上の満充
電状態を経た後の満充電時までとし、この間の検出電流
を積算してもよい。
【0038】また、本実施形態では、前の満充電時から
所定時間が経過すると強制的に発電機6の発電量が増加
してバッテリ5を満充電する構成となっているが、前の
満充電から今回の満充電に到る期間の検出電流積算値お
よび上記期間の長さが得られる構成であれば、本実施形
態の構成に限られるものではない。
所定時間が経過すると強制的に発電機6の発電量が増加
してバッテリ5を満充電する構成となっているが、前の
満充電から今回の満充電に到る期間の検出電流積算値お
よび上記期間の長さが得られる構成であれば、本実施形
態の構成に限られるものではない。
【図1】バッテリに付設された本発明のバッテリ容量計
測装置の構成図である。
測装置の構成図である。
【図2】上記バッテリ容量計測装置のマイクロコンピュ
ータにおける制御を示すフローチャートである。
ータにおける制御を示すフローチャートである。
【図3】上記バッテリ容量計測装置の作動を説明するグ
ラフである。
ラフである。
1 バッテリ容量計測装置
2 電流センサ
3 マイクロコンピュータ
31 検出電流積算手段
32 除算手段
33 補正手段
34 満充電手段
4 満充電判定回路(満充電検出手段)
5 バッテリ
6 発電機
7 負荷
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 岸田 晋二
愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自
動車株式会社内
(72)発明者 伊藤 慎一
愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自
動車株式会社内
(56)参考文献 特開 平5−322998(JP,A)
特開 平11−133124(JP,A)
特開 平7−191108(JP,A)
特開 平10−288654(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H02J 7/00 - 7/36
G01R 31/36
H01M 10/48
Claims (2)
- 【請求項1】 発電機により充電可能なバッテリに付設
され、電流センサにより得られたバッテリの充放電電流
の積算値に基づいてバッテリの現在の容量を求めるバッ
テリ容量計測装置において、バッテリが満充電にあるこ
とを検出する満充電検出手段と、満充電時からその後の
満充電時までの期間に電流センサの検出電流を積算する
検出電流積算手段と、検出電流積算手段により得られた
検出電流積算値を上記期間の長さで除する除算手段と、
除算手段により得られた除数値により検出電流をオフセ
ット補正する補正手段とを具備することを特徴とするバ
ッテリ容量計測装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のバッテリ容量計測装置に
おいて、前回の満充電時から所定時間経過すると上記発
電機を制御して上記バッテリを満充電にする満充電手段
を具備せしめたバッテリ容量計測装置。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25563299A JP3432463B2 (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | バッテリ容量計測装置 |
EP00957070A EP1220413B1 (en) | 1999-09-09 | 2000-09-08 | Apparatus for battery capacity measurement and for remaining capacity calculation |
DE60045170T DE60045170D1 (de) | 1999-09-09 | 2000-09-08 | System zum Messen der Batteriekapazität und Berechnen der verbleibenden Kapazität |
PCT/JP2000/006170 WO2001018938A1 (fr) | 1999-09-09 | 2000-09-08 | Appareil pour la mesure de la capacite d'une batterie et pour le calcul de la capacite restante |
CNB008154473A CN1230962C (zh) | 1999-09-09 | 2000-09-08 | 电池容量测量与剩余容量计算系统 |
EP08002365A EP1923711B8 (en) | 1999-09-09 | 2000-09-08 | Battery capacity measuring and remaining capacity calculating system |
US10/070,375 US6621250B1 (en) | 1999-09-09 | 2000-09-08 | Battery capacity measuring and remaining capacity calculating system |
DE60041706T DE60041706D1 (de) | 1999-09-09 | 2000-09-08 | Vorrichtung zum messen der batterieladung und zur berechnung der verbleibenden ladung |
EP08002364A EP1923710B1 (en) | 1999-09-09 | 2000-09-08 | Battery capacity measuring and remaining capacity calculating system |
KR1020027003097A KR100554241B1 (ko) | 1999-09-09 | 2000-09-08 | 배터리용량계측 및 잔존용량 산출장치 |
DE60045169T DE60045169D1 (de) | 1999-09-09 | 2000-09-08 | System zum Messen der Batteriekapazität und Berechnen der verbleibenden Kapazität |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25563299A JP3432463B2 (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | バッテリ容量計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001078365A JP2001078365A (ja) | 2001-03-23 |
JP3432463B2 true JP3432463B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=17281455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25563299A Expired - Fee Related JP3432463B2 (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | バッテリ容量計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3432463B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002345162A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-29 | Toyota Motor Corp | バッテリの満充電判定方法及び満充電判定装置 |
KR100427364B1 (ko) * | 2002-03-06 | 2004-04-14 | 현대자동차주식회사 | 전기 차량의 배터리 시스템용 전류 측정시스템 |
DE10223557A1 (de) * | 2002-05-28 | 2003-12-18 | Braun Gmbh | Verfahren zur Pflege einer wiederaufladbaren Batterie |
JP2004177187A (ja) * | 2002-11-25 | 2004-06-24 | Yazaki Corp | バッテリ電流検出装置の電流センサ用オフセット調整値決定方法及びバッテリ電流検出装置 |
JP3997908B2 (ja) | 2002-12-13 | 2007-10-24 | トヨタ自動車株式会社 | 電流センサオフセット値算出装置およびその方法 |
JP2005160129A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-16 | Kokusan Denki Co Ltd | バッテリ充電制御装置 |
US8427109B2 (en) * | 2004-04-06 | 2013-04-23 | Chevron Technology Ventures Llc | Battery state of charge reset |
MXPA06011389A (es) * | 2004-04-06 | 2007-06-19 | Cobasys Llc | Estimador del estado de carga de bateria. |
US8878539B2 (en) | 2004-04-06 | 2014-11-04 | Robert Bosch Gmbh | State of charge tracking system for battery systems based on relaxation voltage |
AT512745B1 (de) * | 2012-03-28 | 2013-12-15 | Avl List Gmbh | Verfahren zur Bestimmung der Kapazität C einer Energiespeichervorrichtung |
FR3009389B1 (fr) * | 2013-08-02 | 2017-02-10 | Commissariat Energie Atomique | Gestion d'energie dans une batterie |
JP2019060807A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-18 | 株式会社日立製作所 | 二次電池の状態診断装置および状態診断方法 |
JP2022182460A (ja) * | 2021-05-28 | 2022-12-08 | 株式会社Gsユアサ | 推定装置、蓄電装置、推定方法 |
-
1999
- 1999-09-09 JP JP25563299A patent/JP3432463B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001078365A (ja) | 2001-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8203305B1 (en) | Enhanced voltage-based fuel gauges and methods | |
KR100606876B1 (ko) | 이차 전지의 잔존 용량 추정 방법 및 장치, 전지 팩시스템, 및 전동 차량 | |
US7893652B2 (en) | Battery control apparatus, electric vehicle, and computer-readable medium storing a program that causes a computer to execute processing for estimating a state of charge of a secondary battery | |
CN108885242B (zh) | 二次电池劣化估计装置和二次电池劣化估计方法 | |
KR100554241B1 (ko) | 배터리용량계측 및 잔존용량 산출장치 | |
EP1344074B1 (en) | Battery capacity calibration | |
US6624636B2 (en) | Method and apparatus for estimating terminal voltage of battery, method and apparatus for computing open circuit voltage of battery, and method and apparatus for computing battery capacity | |
JP4890977B2 (ja) | バッテリの劣化演算装置 | |
US8502504B1 (en) | Model-based battery fuel gauges and methods | |
US7990111B2 (en) | Method and apparatus for detecting internal electric state of in-vehicle secondary battery | |
JP3432463B2 (ja) | バッテリ容量計測装置 | |
US20090248334A1 (en) | Method for estimating the charge of a motor vehicle battery | |
JP2000150003A (ja) | ハイブリッド車の充電量演算方法および充電量演算装置 | |
EP2058891B1 (en) | Charging control device for a storage battery | |
JP2005106747A (ja) | 二次電池の残存容量推定方法および装置 | |
WO2007074614A1 (ja) | 二次電池の充電状態推定装置および充電状態推定方法 | |
JP3006298B2 (ja) | 電池残存容量計 | |
WO2005036192A1 (ja) | 二次電池における残存容量の算出装置および算出方法 | |
JP2000324702A (ja) | バッテリの放電容量検出方法及びその装置並びに車両用バッテリ制御装置 | |
JP2003035755A (ja) | 電池蓄電量検出方法 | |
JP5129029B2 (ja) | 開放電圧値推定方法及び開放電圧値推定装置 | |
JP4304923B2 (ja) | 二次電池の残存容量推定装置および残存容量推定方法 | |
JP2004271342A (ja) | 充放電制御システム | |
JP3397187B2 (ja) | バッテリ充電状態判定装置 | |
JPH0763830A (ja) | ハイブリッド車用電池残存容量検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030506 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |