JP3428301B2 - Photopolymerizable composition - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光重合性組成物に
関するものである。特に可視領域の光線に対して極めて
高感度な光重合性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光重合系を利用した画像形成法は
多数知られている。例えば、付加重合可能なエチレン性
二重結合を含む化合物と光重合開始剤、さらに所望によ
り用いられる有機高分子結合剤等からなる光重合性組成
物を調製し、この光重合性組成物を支持体上に塗布して
光重合性組成物の層を設けた感光材料を作成し、所望画
像を像露光して露光部分を重合硬化させ、未露光部分を
溶解除去することにより硬化レリーフ画像を形成する方
法、上述の感光材料が少なくとも一方が透明である2枚
の支持体間に光重合性組成物の層を設けたものであり、
透明支持体側より像露光し光による接着強度の変化を惹
起させた後、支持体を剥離することにより画像を形成す
る方法、その他光重合性組成物層の光によるトナー付着
性の変化を利用した画像作成方法等がある。これらの方
法に応用される光重合性組成物の光重合開始剤としては
従来、ベンゾイル、ベンゾインアルキルエーテル、ベン
ジルケタール、ベンゾフェノン、アントラキノン、ベン
ジルあるいはミヒラーズケトンなどが用いられてきた。
しかしながら、これらの光重合開始剤は400nm以下
の紫外線領域の光線に対する光重合開始能力に比較し、
400nm以上の可視光線領域の光線に対するそれは著
しく低いので、それらを含む光重合性組成物の応用範囲
は限定されてきた。
【0003】近年、画像形成技術の発展に伴い可視領域
の光線に対し高度な適応性を有するフォトポリマーが強
く要請される様になってきた。それらは、例えば、非接
触型の投影露光製版や可視光レーザーによるレーザー製
版等に適合した感光材料である。可視光領域の光線に感
応し得る光重合開始系を含有する光重合性組成物に関し
ては、従来、いくつかの提案がなされてきた。例えば、
ヘキサアリールビイミダゾールとラジカル発生剤および
染料の系(特公昭45−37377号公報)、ヘキサア
リールビイミダゾールと(p−ジアルキルアミノベンジ
リデン)ケトンの系(特開昭47−2528号、特開昭
54−155292号各公報)、環状シス−α−ジカル
ボニル化合物と染料の系(特開昭48−84183号公
報)、置換トリアジンとメロシアニン色素の系(特開昭
54−151024号公報)、ケトクマリンと活性剤の
系(特開昭52−112681号、特開昭58−155
03号、特開昭60−88005号各公報)、置換トリ
アジンと増感剤の系(特開昭58−29803号、特開
昭58−40302号各公報)、ビイミダゾール、スチ
レン誘導体、チオールの系(特開昭59−56403号
公報)、有機過酸化物と色素の系(特開昭59−140
203号、特開昭59−189340号各公報)が挙げ
られる。
【0004】また、チタノセンを光重合開始系に使用す
る例としては、特開昭59−152396号、特開昭6
1−151197号、特開昭63−10602号、特開
昭63−41484号、特開平2−291号、特開平3
−12403号、特開平3−20293号、特開平3−
27393号、特開平3−52050号各公報、また、
チタノセンとキサンテン色素さらにアミノ基或いはウレ
タン基を有する付加重合可能なエチレン性二重結合含有
化合物を組合わせた系(特開平4−221958号、特
開平4−219756号各公報)、アルゴンイオンレー
ザーの発する488nm付近の光に対し感度に優れるチ
タノセンと3−ケトクマリン色素の系(特開昭63−2
21110号公報)、チタノセンと3位に複素環基を有
するクマリン色素の系(特開平6−289335号、特
開平3−239703号各公報)、ホログラフィー用の
光重合組成物中に使用されているピラン系色素とジアリ
ールハロニウム塩、ハロメチル−s−トリアジン、ビス
イミダゾール誘導体、ハロゲン化合物又は有機過酸化物
との組合わせからなる系(特開平6−329654号)
が挙げられる。しかし、上記の光重合系は、確かに可視
領域の光線に感応性を有するが、小型の空冷アルゴンイ
オンレーザー、半導体レーザーを用いてレーザー製版を
行うには、感度的に不十分であり、さらに高い感度の光
重合系が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、可視光線の
ような長波長光線に対し、より高感度な光重合性組成物
を提供することを目的とし、特定の色素の増感剤と該増
感剤との共存下で光照射時に活性ラジカルを発生し得る
チタノセン化合物を用いることにより、アルゴンイオン
レーザーの発振波長である488nm付近の光に対し感
度に非常に優れ、さらに、塗布溶媒に対する溶解性にも
優れる光重合性組成物の提供を可能とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、高い感度
を有する優れた光重合性組成物を得るべく鋭意検討の結
果、少なくとも付加重合可能な化合物および光重合開始
系を含む光重合性組成物であって、該付加重合可能な化
合物が1個以上のエチレン性二重結合を有しているもの
において、該光重合開始系が特定の骨格を有する増感剤
および該増感剤との共存下で光照射時に活性ラジカルを
発生し得るチタノセン化合物を含有することにより、高
感度で実用性が高くなることを見出し、本発明に到達し
た。
【0007】即ち、本発明は、付加重合可能な化合物及
び光重合開始剤系を含む光重合性組成物において、該付
加重合可能な化合物は少なくとも1個のエチレン性二重
結合を有しており、該光重合開始剤系は、(a)一般式
(I)で表される増感剤、(b)該増感剤との共存下で
光照射時に活性ラジカルを発生し得るチタノセン化合物
及び(c)下記一般式(II)又は(III)で表される化合
物の少なくとも1種を含有することからなる光重合性組
成物を要旨とするものである。
【0008】
【化3】
【0009】〔式(I)中、R1 及びR2 は各々独立し
て水素原子、置換されていても良い炭素数1〜16のア
ルキル基(該置換基としては、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子、水酸基、炭素数1〜15のアルコキシ基、炭
素数2〜16のアシルオキシ基、炭素数6〜12のアリ
ールオキシ基、炭素数3〜10のヒドロキシカルボニル
アシルオキシ基、炭素数4〜10のアルコキシカルボニ
ルアシルオキシ基から選ばれる)を示し、R3 及びR4
は各々独立して水素原子、又は炭素数1〜10のアルキ
ル基を示す。また、R1 とR3 、及びR2 とR4 は互い
に直接あるいは酸素原子又はイオウ原子を介して結合し
環を形成していても良い。R5 は炭素数3〜17の複素
環残基を示し、R6 及びR7 は各々独立してシアノ基、
炭素数2〜10のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜
10のアシル基、置換されていても良いフェニルカルボ
ニル基又は置換されていてもよいナフチルカルボニル基
(該置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子、水酸基、炭素数1〜15のアルコキシ基、炭素数2
〜16のアシルオキシ基から選ばれる)を示す。但し、
R6 とR7 の内、少なくとも一方はシアノ基である。式
(II)、(III)中、R8 〜R14はそれぞれ置換されて
いてもよいアルキル基を示す(該置換基としては、ハロ
ゲン原子、アリール基、アシル基、カルボキシル基、ア
ルコキシ基から選ばれる)。〕
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の光重合性組成物において第一の必須成分
として含まれるエチレン性二重結合を少なくとも1個有
する付加重合可能な化合物(以下、「エチレン性化合
物」と略す)とは、光重合性組成物が活性光線の照射を
受けた場合、第二の必須成分である光重合開始系の作用
により付加重合し、硬化するようなエチレン性二重結合
を有する化合物であって、例えばエチレン性二重結合を
有する単量体、または側鎖もしくは主鎖にエチレン性二
重結合を有する重合体である。なお、本発明における単
量体の意味するところは、所謂高分子物質に相対する概
念であって、従って、狭量の単量体以外に二量体、三量
体、オリゴマーをも包含するものである。
【0011】エチレン性二重結合を有する単量体として
は、例えば不飽和カルボン酸及びそのアルキルエステ
ル、脂肪族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸と
のエステル;芳香族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カル
ボン酸とのエステル;不飽和カルボン酸と多価カルボン
酸および前述の脂肪族ポリヒドロキシ化合物、芳香族ポ
リヒドロキシ化合物等の多価ヒドロキシ化合物とのエス
テル化反応により得られるエステル等が挙げられる。
【0012】不飽和カルボン酸及びそのアルキルエステ
ルとしては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
クロトン酸、マレイン酸及びこれらカルボン酸の炭素数
1〜5のアルキルエステル等であり、アクリル酸のメチ
ル、エチル、プロピル、ブチルエステル、同様にアクリ
ル酸をメタクリル酸に代えたエステル等が挙げられる。
【0013】前記脂肪族ポリヒドロキシ化合物と不飽和
カルボン酸とのエステルは限定はされないが、具体例と
しては、エチレングリコールジアクリレート、トリエチ
レングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパ
ントリアクリレート、トリメチロールエタントリアクリ
レート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペンタ
エリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ
アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、グ
リセロールアクリレート等のアクリル酸エステル、これ
ら例示化合物のアクリレートをメタクリレートに代えた
メタクリル酸エステル、同様にイタコネートに代えたイ
タコン酸エステル、クロトネートに代えたクロトン酸エ
ステルもしくはマレエートに代えたマレイン酸エステル
等がある。
【0014】芳香族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カル
ボン酸とのエステルとしては、ハイドロキノンジアクリ
レート、ハイドロキノンジメタクリレート、レゾルシン
ジアクリレート、レゾルシンジメタクリレート、ピロガ
ロールトリアクリレート等が挙げられる。不飽和カルボ
ン酸と多価カルボン酸および多価ヒドロキシ化合物との
エステル化反応により得られるエステルとしては必ずし
も単一物ではないが代表的な具体例を挙げれば、アクリ
ル酸、フタル酸およびエチレングリコールの縮合物、ア
クリル酸、マレイン酸およびジエチレングリコールの縮
合物、メタクリル酸、テレフタル酸およびペンタエリス
リトールの縮合物、アクリル酸、アジピン酸、ブタンジ
オールおよびグリセリンの縮合物等がある。
【0015】その他本発明に用いられるエチレン性化合
物の例としてはエチレンビスアクリルアミド等のアクリ
ルアミド類;フタル酸ジアリル等のアリルエステル類;
ジビニルフタレート等のビニル基含有化合物などが有用
である。主鎖にエチレン性二重結合を有する重合体とし
ては、例えば不飽和二価カルボン酸とヒドロキシ化合物
との重縮合反応により得られるポリエステル、不飽和二
価カルボン酸とジアミンとの重縮合反応により得られる
ポリアミド等がある。側鎖にエチレン性二重結合を有す
る重合体は側鎖に二重結合をもつ二価カルボン酸、例え
ばイタコン酸、プロピリデンコハク酸、エチリデンマロ
ン酸等とジヒドロキシまたはジアミン化合物との縮合重
合体がある。また側鎖にヒドロキシ基やハロゲン化メチ
ル基の如き反応活性を有する官能基をもつ重合体、例え
ばポリビニルアルコール、ポリ(2−ヒドロキシエチル
メタクリレート)、ポリエピクロルヒドリン等とアクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸等の不飽和カルボン酸
との高分子反応により得られるポリマーも好適に使用し
得る。
【0016】以上記載したエチレン性化合物の内、アク
リル酸エステルまたはメタクリル酸エステルの単量体が
特に好適に使用できる。次に本発明の光重合性組成物の
第二の必須成分である光重合開始系について説明する。
本発明の光重合開始系は、2種成分の組み合わせから構
成されており、その第1成分は、本発明において(a)
として表される前記した一般式(I)で示される増感剤
である。該増感剤は、例えば以下に示すように、相当す
るクマリンとシアノメチル化合物とをピペラジン等のア
ルカリ触媒を用いて縮合することにより得ることが出来
る。
【0017】
【化4】
【0018】前記一般式(I)において、R1 及びR2
は各々独立して水素原子、置換されていても良い炭素数
1〜16のアルキル基(該置換基としては、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子、水酸基、炭素数1〜15のア
ルコキシ基、炭素数2〜16のアシルオキシ基、炭素数
6〜12のアリールオキシ基、炭素数3〜10のヒドロ
キシカルボニルアシルオキシ基、炭素数4〜10のアル
コキシカルボニルアシルオキシ基から選ばれる)を示す
が、これらのうち置換されていても良い炭素数1〜8の
アルキル基が好ましく、該置換基としては水酸基、塩素
原子、臭素原子、炭素数2〜5のアシルオキシ基、炭素
数3〜6のヒドロキシカルボニルアシルオキシ基、炭素
数4〜7のアルコキシカルボニルアシルオキシ基が好ま
しい。R3及びR4 は各々独立して水素原子、又は炭素
数1〜10のアルキル基を示すが、これらのうち水素原
子が好ましい。また、R1 とR3 、及びR2 とR4 は互
いに直接あるいは酸素原子又はイオウ原子を介して結合
し環を形成していても良いが、R1 とR3 、及びR2 と
R4 によって形成される環構造としては、キノリン環又
はジュロリジン環等の脂環式アミン環が好ましい。R5
は炭素数3〜17の複素環残基を示すが、これらのうち
炭素数3〜11の縮合環系含窒素芳香族複素環残基が好
ましく、ベンゾチアゾリル基、ベンズオキサゾリル基、
又はベンズイミダゾリル基が特に好ましい。また、R6
及びR7 は各々独立してシアノ基、炭素数2〜10のア
ルコキシカルボニル基、炭素数2〜10のアシル基、置
換されていても良いフェニルカルボニル基、置換されて
いてもよいナフチルカルボニル基(該置換基としては、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、水酸基、炭素数1〜
15のアルコキシ基、炭素数2〜16のアシルオキシ基
から選ばれる)を示し、但し、R6 とR7 の内、少なく
とも一方はシアノ基であるが、これらのうちシアノ基、
炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基、又は炭素数2
〜5のアシル基が好ましく、シアノ基、又はエトキシカ
ルボニル基が特に好ましい。前記一般式(I)におい
て、各置換基が上述した好ましいものであれば、感度の
向上に特に有効である。
【0019】なお、R6 及びR7 が異なる場合には幾何
異性体が存在するが、このような幾何異性体は通常、合
成過程において混合物として得られる。従って、本発明
に用いられる増感剤は、前記一般式(I)においてR6
とR7 とが入れ替わったものも含まれる。本発明に用い
られる増感剤の好ましい具体例を以下の第1表に例示す
るが、これらに限定されるものではない。本発明におい
ては、これら増感剤の1種を選択して、あるいは2種以
上混合して用いることができる。
【0020】
【表1】【0021】
【表2】【0022】本発明の光重合開始系を構成する第2の成
分は、本願発明において(b)として表される、前記増
感剤との共存下で光照射した場合、活性ラジカルを発生
し得るチタノセン化合物である。該チタノセン化合物
は、特に限定はされないが例えば特開昭59−1523
96号、特開昭61−151197号、特開平6−41
170号各公報に記載されている各種チタノセン化合物
から適宜選んで用いることができる。さらに具体的に
は、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ジ−クロライ
ド、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−フェニ
ル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,
4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イル、ジシク
ロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−テト
ラフルオロフェニル−1−イル、ジ−シクロペンタジエ
ニル−Ti−ビス−2,4,6−トリフルオロフェニル
−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−
2,6−ジ−フルオロフェニル−1−イル、ジ−シクロ
ペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−ジ−フルオロフ
ェニル−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−
Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェ
ニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti
−ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−
イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−
2,6−ジフルオロフェニル−1−イル、ジ−シクロペ
ンタジエニル−Ti−ビス−2,6−ジフルオロ−3−
(ピル−1−イル)−フェニ−1−イル、ビス〔シクロ
ペンタジエニル〕ビス〔6−クロロ−2−i−ブチルチ
オ−4−(3−メチルブト−1−オキシ)ピリミジニ
ル〕チタン、ビス〔シクロペンタジエニル〕ビス〔2,
4−ビス(1,1−ジメチルプロポキシ)ピリミジル〕
チタン等を挙げることができる。
【0023】チタノセン化合物以外のラジカルを発生し
うる活性剤も併用することができ、例えば特開昭59−
56403号公報に記載のs−トリアジン化合物、特開
昭58−29803号公報に記載のチオール化合物、ま
たは、アミン化合物等があげられ、特に好ましい添加剤
としては、ジアルキルアミン誘導体化合物が挙げられ、
具体的にはミヒラーズケトン、ジアルキルアミノフェニ
ル基を有する化合物等が挙げられる。ジアルキルアミノ
フェニル基を含有する化合物としては、例えば下記一般
式(II)〜(IV)の化合物が挙げられる。
【0024】
【化5】
【0025】一般式(II)〜(IV)において、R8 〜R
18はそれぞれアルキル基を表すが、R8 、R9 、R11〜
R18は、好ましくは低級アルキル基、特に好ましくは、
炭素数1〜4のアルキル基を示し、R10はより具体的に
は炭素数1〜20のアルキル基を示すが、これらはいず
れも直鎖状であっても、分岐構造を有していてもよい。
R10のアルキル基は更に置換基、例えばハロゲン原子、
アリール基、アシル基、カルボキシル基、アルコキシ基
等で置換されていても良い。
【0026】一般式(II)〜(IV)で表される化合物
を、具体的に例示するに、例えば、p−ジメチルアミノ
安息香酸エチルエステル、p−ジエチルアミノ安息香酸
エチルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソプロ
ピルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸−n−ブチ
ルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸−n−オクチ
ルエステルまたはp−ジ−n−ブチルアミノ安息香酸エ
チルエステル等のジアルキルアミノ安息香酸アルキルエ
ステル;4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェ
ノン、4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノ
ンまたは4,4′−ビス(ジイソプロピルアミノ)ベン
ゾフェノン等のビスアミノベンゾフェノン;4,4′−
ビス(ジメチルアミノ)ベンジルまたは4,4′−ビス
(ジエチルアミノ)ベンジル等のビスアミノベンジルが
挙げられる。これらの内、一般式(II)または(III )
で表される化合物、特にジアルキルアミノ安息香酸アル
キルエステルが好ましい。
【0027】以上述べた本発明の光重合性組成物に用い
られる光重合開始系を構成する増感剤および活性ラジカ
ルを発生し得る化合物の好適な使用量は特に制限されな
いが、エチレン性化合物100重量部に対し、増感剤が
好ましくは0.05〜20重量部、より好ましくは0.
2〜10重量部、活性ラジカルを発生し得る化合物が一
般的には0.1〜30重量部、好ましくは0.5〜20
重量部、より好ましくは0.5〜10重量部である。
【0028】本発明の光重合性組成物は前記の各構成成
分の他に本組成物の改質、光硬化後の物性改善の為に結
合剤として有機高分子物質を更に添加することが好まし
い。結合剤は相溶性、皮膜形成性、現像性、接着性等の
改善目的に応じて適宜選択すればよい。具体的には例え
ば、水系現像性改善にはアクリル酸共重合体、メタクリ
ル酸共重合体、イタコン酸共重合体、部分エステル化マ
レイン酸共重合体、側鎖にカルボキシル基を有する酸性
セルロース変性物、ポリエチレンオキシド、ポリビニル
ピロリドン等がある。
【0029】皮膜強度、接着性の改善にはエピクロロヒ
ドリンとビスフェノールAとのポリエーテル;可溶性ナ
イロン;ポリメチルメタクリレート等のポリメタクリル
酸アルキルやポリアクリル酸アルキル;メタクリル酸ア
ルキルとアクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル
酸、塩化ビニル、塩化ビニリデン、スチレン等との共重
合体;アクリロニトリルと塩化ビニル、塩化ビニリデン
との共重合体;塩化ビニリデン、塩素化ポリオレフィ
ン、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体;ポリ酢酸ビ
ニル;アクリロニトリルとスチレンとの共重合体;アク
リロニトリルとブタジエン、スチレンとの共重合体;ポ
リビニルアルキルエーテル;ポリビニルアルキルケト
ン;ポリスチレン;ポリアミド;ポリウレタン;ポリエ
チレンテレフタレートイソフタレート;アセトンセルロ
ースおよびポリビニルブチラール等を挙げることができ
る。これらの結合剤は前記エチレン性化合物に対し重量
比率で一般的には500%以下、好ましくは200%以
下の範囲で添加混合することができる。
【0030】本発明の光重合性組成物は、必要に応じ更
に熱重合防止剤、着色剤、可塑剤、保存安定剤、表面保
護剤、平滑剤、塗布助剤その他の添加剤を添加すること
ができる。熱重合防止剤としては例えばハイドロキノ
ン、p−メトキシフェノール、ピロガロール、カテコー
ル、2,6−t−ブチル−p−クレゾール、β−ナフト
ールなどがあり、着色剤としては例えばフタロシアニン
系顔料、アゾ系顔料、カーボンブラック、酸化チタンな
どの顔料、エチルバイオレット、クリスタルバイオレッ
ト、アゾ系染料、アントラキノン系染料、シアニン系染
料がある。これら熱重合防止剤や着色剤の添加量は前記
結合剤を使用した場合、エチレン性化合物と結合剤との
合計重量に対し熱重合防止剤が0.01〜3%、着色剤
が0.1〜20%が好ましい。
【0031】また、前記可塑剤としては、例えばジオク
チルフタレート、ジドデシルフタレート、トリエチレン
グリコールジカプリレート、ジメチルグリコールフタレ
ート、トリクレジルホスフェート、ジオクチルアジペー
ト、ジブチルセバケート、トリアセチルグリセリン等が
あり、結合剤を使用した場合、エチレン性化合物と結合
剤との合計重量に対し10%以下添加することができ
る。
【0032】本発明の光重合性組成物を使用する際は、
無溶媒にて感光材料を形成するか、または適当な溶剤に
溶解して溶液とし、これを支持体上に塗布、乾燥して感
光材料を調製することができる。溶剤としては、例えば
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸ブチル、
酢酸アミル、プロピオン酸エチル、トルエン、キシレ
ン、モノクロロベンゼン、四塩化炭素、トリクロロエチ
レン、トリクロロエタン、ジメチルホルムアミド、メチ
ルセロソルブ、エチルセロソルブ、テトラヒドロフラ
ン、ベントキソン、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル等があり、一種または二種以上を併用して用いる
ことができる。
【0033】本発明の光重合性組成物を用いて感光材料
を調製する際に適用される支持体は通常用いられるもの
はいずれでも良い。例えばアルミニウム、マグネシウ
ム、銅、亜鉛、クロム、ニッケル、鉄等の金属またはそ
れらを主成分とした合金のシート;上質紙、アート紙、
剥離紙等の紙類;ガラス、セラミックス等の無機シー
ト;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリ
メチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−
塩化ビニリデン共重合体、ポリスチレン、6−ナイロ
ン、セルローストリアセテート、セルロースアセテート
ブチレート等のポリマーシート等が挙げられる。
【0034】また、本発明の光重合性組成物はさらに酸
素による感度低下や保存安定性の劣化等の悪影響を防止
する為の公知技術、例えば、感光層上に剥離可能な透明
カバーシートを設けたり酸素透過性の小さいロウ状物
質、水溶性ポリマー等による被覆層を設けることもでき
る。本発明の組成物に適用し得る露光光源としては特に
限定されないが、カーボンアーク、高圧水銀灯、キセノ
ンランプ、メタルハライドランプ、蛍光ランプ、タング
ステンランプ、ヘリウムカドミニウムレーザー、アルゴ
ンイオンレーザー、YAGレーザー等400nm以上の
可視光線を含む汎用の光源がより好適に使用し得る。
【0035】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。
実施例1〜4及び比較例a、1〜5
砂目立て及び陽極酸化を施したアルミニウムシート上
に、ホワラーを用い、下記組成の感光性組成物塗布液を
乾燥膜厚2μmになるように塗布し、更に、その表面に
ポリビニルアルコール水溶液を、乾燥膜厚が3μmにな
るように塗布して感光材試料を作成した。
【0036】
〔感光性組成物塗布液〕
メタクリル酸メチル/メタクリル酸/アクリル酸メチル共重合体 50部
(重量平均分子量45,000、共重合比80/10/10)
トリメチロールプロパントリアクリレート 50部
メチルセロソルブ 500部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 500部
増感剤;第2表に記載の化合物 第2表に記載の配合量
活性ラジカル発生剤;第2表に記載の化合物 第2表に記載の配合量
次いで以下の項目について評価した。その結果を第2表
に示す。
【0037】(感度)感光材試料に、ウシオ電気社製キ
セノンランプ;UI−501Cを用い、ナルミ社製分光
感度測定装置により横軸が波長、縦軸が対数的に光強度
が弱くなる様に10秒間照射した。露光試料は、炭酸ナ
トリウム1重量%及びアニオン性界面活性剤(花王社製
ペレックスNBL)0.5重量%を含む水溶液により現
像を行い、488nmにおいて得られた硬化画像の高さ
より光硬化画像形成に必要な最も少ない露光量を算出
し、その感光組成物の感度とした。
【0038】〔増感剤の溶解性〕前記の感光性組成物塗
布液20mlを30mlのサンプルびんに入れ、長さ5
mmのテフロン製スタラーチップにより毎分300回転
撹拌した時に、感光性組成物塗布液中の増感剤が完全に
溶解するまでの時間により増感剤の溶解性を評価した。
【0039】
【表3】【0040】
【表4】
*1:( )内は感光性組成物塗布液中の配合量(重量部)を表す。
【0041】第2表中、増感剤の欄の略号の内S−1、
S−2、S−7は、それぞれ第1表の記載の化合物を表
す。また、T−1、T−2は以下の化合物を表す。
【0042】
【化6】【0043】第2表中、活性ラジカル発生剤の欄の略号
(B−1、C−1、C−2、D−1、D−2、D−3)
はそれぞれ以下の化合物を表す。
【0044】
【化7】
【0045】
【発明の効果】本発明の光重合性組成物は、可視光線に
対して極めて高感度なものであり、コスト的、時間的に
極めて有利な製版作業をも可能にすると共に、増感剤の
塗布溶媒への溶解性に優れるため、調液時間を短縮する
ことが出来、高い生産性を実現する。従って、該組成物
は広範囲な応用分野に有用であって例えば平版、凹版、
凸版等印刷版の作成、プリント配線やICの作成の為の
フォトレジスト、ドライフィルム、レリーフ像や画像複
製などの画像形成、光硬化性のインク、塗料、接着剤等
に利用できるので工業的に極めて有用である。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0001]
The present invention relates to a photopolymerizable composition.
It is about. Especially for light in the visible range
The present invention relates to a highly sensitive photopolymerizable composition.
[0002]
2. Description of the Related Art Conventionally, an image forming method using a photopolymerization system has been known.
Many are known. For example, addition polymerizable ethylenic
A compound containing a double bond and a photopolymerization initiator, and
Photopolymerizable composition consisting of organic polymer binders used
Product, and apply the photopolymerizable composition on a support.
Create a photosensitive material provided with a layer of a photopolymerizable composition,
The image is exposed to light to polymerize and cure the exposed part, and the unexposed part is
For forming a cured relief image by dissolving and removing
Method, two sheets of the above-mentioned photosensitive material at least one of which is transparent
A layer of a photopolymerizable composition is provided between supports of
Image exposure from the transparent support side to induce changes in adhesive strength due to light
After raising, the image is formed by peeling the support.
Method, other toner adhesion of photopolymerizable composition layer by light
There is an image creation method utilizing a change in gender. These people
The photopolymerization initiator of the photopolymerizable composition applied to the method
Conventionally, benzoyl, benzoin alkyl ether, ben
Zirketal, benzophenone, anthraquinone, ben
Jill or Michler's ketone has been used.
However, these photopolymerization initiators are less than 400 nm.
Compared to the photopolymerization initiation ability for light in the ultraviolet region of
It is remarkable for light in the visible light region of 400 nm or more.
Application range of photopolymerizable compositions containing them
Has been limited.
In recent years, with the development of image forming technology, the visible region
Photopolymer with high adaptability to
It has come to be requested. They are, for example,
Tactile projection exposure plate making and laser with visible light laser
It is a photosensitive material suitable for plates and the like. Sensitive to light rays in the visible light range
Photopolymerizable composition containing responsive photopolymerization initiation system
In the past, several proposals have been made. For example,
Hexaarylbiimidazole and a radical generator;
Dye system (JP-B-45-37377), hexaa
Reelbiimidazole and (p-dialkylaminobenzyl)
Ridene) ketone system (JP-A-47-2528, JP-A-47-2528)
54-155292), cyclic cis-α-dicals
A system of a bonyl compound and a dye (JP-A-48-84183)
Report), a system of substituted triazine and merocyanine dye (JP-A
No. 54-151024), between ketocoumarin and activator
System (Japanese Patent Application Laid-Open No. 52-112681, Japanese Patent Application Laid-Open No. 58-155)
03, JP-A-60-88005), substituted tris
System of azine and sensitizer (JP-A-58-29803, JP-A-58-29803)
No. 58-40302), biimidazole, styrene
A system of a len derivative and a thiol (JP-A-59-56403)
Gazette), a system of an organic peroxide and a dye (JP-A-59-140)
No. 203, JP-A-59-189340).
Can be
Further, titanocene is used for a photopolymerization initiation system.
For example, Japanese Patent Application Laid-Open Nos. Sho 59-152396 and
1-1151197, JP-A-63-10602, JP-A-63-10602
JP-A-63-41484, JP-A-2-291, JP-A-3-291
-12403, JP-A-3-20293 and JP-A-3-20293
27393, JP-A-3-52050, and
Titanocene and xanthene dyes plus amino groups or urea
Containing addition-polymerizable ethylenic double bond with tan group
A system combining compounds (JP-A-4-221958,
JP-A-4-219756), Argon ion ray
A light source with excellent sensitivity to light around 488 nm emitted by the laser
A system of tanocene and a 3-ketocoumarin dye (JP-A-63-2
No. 21110), having a heterocyclic group at the 3-position with titanocene
Coumarin dye system (JP-A-6-289335,
JP-A-3-239703), for holography
Pyran dyes and diali dyes used in photopolymerizable compositions
Halomethyl salt, halomethyl-s-triazine, bis
Imidazole derivatives, halogen compounds or organic peroxides
(JP-A-6-329654)
Is mentioned. However, the above photopolymerization system is certainly visible
Sensitive to light in the area, but small air-cooled argon
Laser plate making using on-laser and semiconductor laser
Insufficient sensitivity to do, even more sensitive light
A polymerization system has been desired.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention relates to
Photopolymerizable composition with higher sensitivity to such long wavelength light
And a sensitizer for a specific dye.
Active radicals can be generated during light irradiation in the presence of sensitizers
By using a titanocene compound, argon ion
Sensitive to light around 488 nm, which is the laser oscillation wavelength
Excellent in solubility, and also soluble in coating solvents
It is possible to provide an excellent photopolymerizable composition.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION The present inventors have developed a high sensitivity
Study to obtain an excellent photopolymerizable composition having
As a result, at least a compound capable of addition polymerization and photopolymerization initiation
A photopolymerizable composition comprising a system,
Compound having one or more ethylenic double bonds
In the sensitizer wherein the photopolymerization initiation system has a specific skeleton
And active radicals upon irradiation with light in the presence of the sensitizer.
By containing a possible titanocene compound,
It has been found that practicality increases with sensitivity, and
Was.
That is, the present invention relates to a compound capable of addition polymerization and
And a photopolymerizable composition containing a photopolymerization initiator system.
The polymerizable compound has at least one ethylenic double.
Having a bond, and the photopolymerization initiator system is represented by the following general formula (a):
A sensitizer represented by (I), and (b) in the presence of the sensitizer.
Titanocene compounds capable of generating active radicals upon light irradiation
And (c) a compound represented by the following general formula (II) or (III)
Photopolymerizable group comprising at least one of the following:
The subject is a gist.
[0008]
Embedded image
[In the formula (I), R1 And RTwo Are independent
A hydrogen atom, an optionally substituted
Alkyl group (as the substituent, a fluorine atom, a chlorine atom,
Bromine atom, hydroxyl group, alkoxy group having 1 to 15 carbon atoms, carbon
Acyloxy group having 2 to 16 primes, ant having 6 to 12 carbon atoms
Oxy group, hydroxycarbonyl having 3 to 10 carbon atoms
Acyloxy group, alkoxycarbonyl having 4 to 10 carbon atoms
Racyloxy)), RThree And RFour
Are each independently a hydrogen atom or an alkyl having 1 to 10 carbon atoms.
Represents a hydroxyl group. Also, R1 And RThree , And RTwo And RFour Are each other
Directly or through an oxygen or sulfur atom
A ring may be formed. RFive Is a complex having 3 to 17 carbon atoms
A ring residue;6 And R7 Are each independently a cyano group,
C2 to C10 alkoxycarbonyl group, C1 to C1
10 acyl groups, phenylcarbo which may be substituted
Nyl group or optionally substituted naphthylcarbonyl group
(As the substituent, a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom
, Hydroxyl group, alkoxy group having 1 to 15 carbon atoms, 2 carbon atoms
To 16 acyloxy groups). However,
R6 And R7 At least one of them is a cyano group. formula
In (II) and (III), R8 ~ R14Are each replaced
Represents an optionally substituted alkyl group (as the substituent, halo
Gen atom, aryl group, acyl group, carboxyl group,
Alkoxy group). ]
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, the present invention will be described in detail.
I do. First essential component in the photopolymerizable composition of the present invention
At least one ethylenic double bond contained as
Addition-polymerizable compound (hereinafter referred to as “ethylenic compound
Abbreviated as "product") means that the photopolymerizable composition
The second essential component, the photopolymerization initiation system,
Ethylenic double bond that undergoes addition polymerization and cures
A compound having, for example, an ethylenic double bond
Monomers, or ethylenic dimers in the side chain or main chain
It is a polymer having a heavy bond. Note that the unit of the present invention
The meaning of a monomer is a general term for a so-called polymer substance.
Remember, therefore, that dimers, trimers
And oligomers.
As a monomer having an ethylenic double bond
Are, for example, unsaturated carboxylic acids and their alkyl esters
, An aliphatic polyhydroxy compound and an unsaturated carboxylic acid
Esters of aromatic polyhydroxy compounds and unsaturated carboxylic acids
Esters with boric acid; unsaturated carboxylic acids and polycarboxylic acids
Acids and the aforementioned aliphatic polyhydroxy compounds,
S with polyvalent hydroxy compounds such as rehydroxy compounds
Esters obtained by a tellurization reaction are exemplified.
Unsaturated carboxylic acids and their alkyl esters
As acrylic acid, methacrylic acid, itaconic acid,
Crotonic acid, maleic acid and carbon number of these carboxylic acids
Alkyl esters of 1 to 5;
, Ethyl, propyl, butyl esters, as well as acrylic
Esters in which luic acid is replaced with methacrylic acid are exemplified.
[0013] The aliphatic polyhydroxy compound and unsaturated
The ester with the carboxylic acid is not limited, but specific examples and
Are ethylene glycol diacrylate, triethylene
Lenglycol diacrylate, trimethylolpropa
Triacrylate, trimethylolethane triacrylate
Rate, pentaerythritol diacrylate, penta
Erythritol triacrylate, pentaerythritol
Letetraacrylate, dipentaerythritol tetra
Acrylate, dipentaerythritol pentaacryle
, Dipentaerythritol hexaacrylate,
Acrylic esters such as lyserol acrylate
Changed the acrylate of the exemplified compound to methacrylate
Methacrylic acid esters, similarly to itaconate
Crotonic acid instead of taconate and crotonate
Maleate ester replaced with stele or maleate
Etc.
Aromatic polyhydroxy compound and unsaturated carboxylic acid
Hydroquinone diacrylate as an ester with boric acid
Rate, hydroquinone dimethacrylate, resorcinol
Diacrylate, resorcin dimethacrylate, pyroga
Roll triacrylate and the like. Unsaturated carbo
Acid and polycarboxylic acid and polyhydroxy compound
The ester obtained by the esterification reaction must be
Is not a single thing, but a typical example is
Condensates of phosphoric acid, phthalic acid and ethylene glycol,
Condensation of acrylic acid, maleic acid and diethylene glycol
Compound, methacrylic acid, terephthalic acid and pentaerythr
Litol condensate, acrylic acid, adipic acid, butanedi
And condensates of all and glycerin.
Other ethylenic compounds used in the present invention
Examples of such materials include acrylics such as ethylenebisacrylamide.
Luamides; Allyl esters such as diallyl phthalate;
Useful compounds containing vinyl group such as divinyl phthalate
It is. A polymer having an ethylenic double bond in the main chain
For example, an unsaturated divalent carboxylic acid and a hydroxy compound
Polyesters obtained by the polycondensation reaction with
Obtained by polycondensation reaction between divalent carboxylic acid and diamine
Polyamide and the like. Has an ethylenic double bond in the side chain
Polymers are divalent carboxylic acids with double bonds in the side chain, such as
For example, itaconic acid, propylidene succinic acid, ethylidenemaro
Polycondensation of dihydroxy or diamine compounds
There is coalescence. In addition, hydroxy groups and halogenated methyl
Polymer having a functional group having a reactive activity such as
Polyvinyl alcohol, poly (2-hydroxyethyl)
(Methacrylate), polyepichlorohydrin, etc.
Unsaturated carboxylic acids such as luic acid, methacrylic acid, crotonic acid
Polymers obtained by a polymer reaction with
obtain.
Of the ethylenic compounds described above,
When the monomer of acrylate or methacrylate is
It can be used particularly preferably. Next, the photopolymerizable composition of the present invention
The photopolymerization initiation system, which is the second essential component, will be described.
The photopolymerization initiation system of the present invention comprises a combination of two components.
Wherein the first component is (a)
A sensitizer represented by the general formula (I)
It is. The sensitizer corresponds to, for example,
Coumarin and a cyanomethyl compound
Can be obtained by condensation using
You.
[0017]
Embedded image
In the general formula (I), R1And RTwo
Are each independently a hydrogen atom, an optionally substituted carbon number
1 to 16 alkyl groups (for the substituent, a fluorine atom
Atom, chlorine atom, bromine atom, hydroxyl group,
Lucoxy group, acyloxy group having 2 to 16 carbon atoms, carbon number
6 to 12 aryloxy groups, C3 to C10 hydro
An oxycarbonylacyloxy group having 4 to 10 carbon atoms;
Selected from oxycarbonylacyloxy groups)
Has a carbon number of 1 to 8 which may be substituted
Alkyl groups are preferable, and the substituents include a hydroxyl group and chlorine.
Atom, bromine atom, acyloxy group having 2 to 5 carbon atoms, carbon
A hydroxycarbonylacyloxy group of the number 3 to 6, carbon
Alkoxycarbonylacyloxy groups of formulas 4 to 7 are preferred
New RThreeAnd RFourAre each independently a hydrogen atom or carbon
The alkyl groups represented by the formulas 1 to 10 are represented by
Children are preferred. Also, R1And RThree, And RTwoAnd RFourAre
Directly or through an oxygen or sulfur atom
May form a ring,1And RThree, And RTwoWhen
RFourThe ring structure formed by the quinoline ring or
Is preferably an alicyclic amine ring such as a julolidine ring. RFive
Represents a heterocyclic residue having 3 to 17 carbon atoms.
A condensed ring nitrogen-containing aromatic heterocyclic residue having 3 to 11 carbon atoms is preferred.
Preferably, benzothiazolyl group, benzoxazolyl group,
Or a benzimidazolyl group is particularly preferred. Also, R6
And R7Are each independently a cyano group, an alkyl group having 2 to 10 carbon atoms.
Lucoxycarbonyl group, acyl group having 2 to 10 carbon atoms,
Optionally substituted phenylcarbonyl group, substituted
An optionally substituted naphthylcarbonyl group (as the substituent,
Fluorine atom, chlorine atom, bromine atom, hydroxyl group, carbon number 1
15 alkoxy groups, acyloxy groups having 2 to 16 carbon atoms
Wherein R is selected from the group consisting of6And R7Of which,
One of them is a cyano group. Of these, a cyano group,
An alkoxycarbonyl group having 2 to 5 carbon atoms or 2 carbon atoms
To 5 acyl groups, preferably a cyano group, or ethoxyca
A rubonyl group is particularly preferred. In the general formula (I)
Thus, if each substituent is the preferred one described above, the sensitivity
Particularly effective for improvement.
Note that R6And R7Geometric if different
Although isomers exist, such geometric isomers usually
Obtained as a mixture in the course of the formation. Therefore, the present invention
The sensitizer used in formula (I) is represented by R6
And R7Also includes the ones that have been replaced. Used in the present invention
Preferred specific examples of the sensitizer obtained are shown in Table 1 below.
However, the present invention is not limited to these. In the present invention
One or more of these sensitizers,
The above can be mixed and used.
[0020]
[Table 1][0021]
[Table 2]The second component constituting the photopolymerization initiation system of the present invention.
The increase is represented by (b) in the present invention.
Generates active radicals when irradiated with light in the presence of sensitizer
Is a titanocene compound. The titanocene compound
Is not particularly limited, but is described, for example, in JP-A-59-1523.
No. 96, JP-A-61-151197, JP-A-6-41
Various titanocene compounds described in Japanese Patent Publication No. 170
Can be appropriately selected and used. More specifically
Is di-cyclopentadienyl-Ti-dichloroyl
, Di-cyclopentadienyl-Ti-bis-phenyl
, Di-cyclopentadienyl-Ti-bis-2,3,
4,5,6-pentafluorophenyl-1-yl, disucci
Lopentadienyl-Ti-bis-2,3,5,6-tet
Lafluorophenyl-1-yl, di-cyclopentadie
Nyl-Ti-bis-2,4,6-trifluorophenyl
-1-yl, di-cyclopentadienyl-Ti-bis-
2,6-di-fluorophenyl-1-yl, di-cyclo
Pentadienyl-Ti-bis-2,4-difluoro
Enyl-1-yl, di-methylcyclopentadienyl-
Ti-bis-2,3,4,5,6-pentafluorophen
Ni-1-yl, di-methylcyclopentadienyl-Ti
-Bis-2,3,5,6-tetrafluorophenyl-1-
Yl, di-methylcyclopentadienyl-Ti-bis-
2,6-difluorophenyl-1-yl, di-cyclope
Nantadienyl-Ti-bis-2,6-difluoro-3-
(Pyr-1-yl) -phenyl-1-yl, bis [cyclo
Pentadienyl] bis [6-chloro-2-i-butylthio
O-4- (3-Methylbut-1-oxy) pyrimidini
Titanium, bis [cyclopentadienyl] bis [2
4-bis (1,1-dimethylpropoxy) pyrimidyl]
Titanium and the like can be mentioned.
Generating radicals other than the titanocene compound
Activators can also be used in combination.
No. 56403, s-triazine compound, JP
The thiol compounds described in JP-A-58-29803,
Or amine compounds and the like, and particularly preferred additives.
As a dialkylamine derivative compound,
Specifically, Michler's ketone, dialkylaminophenyl
And the like. Dialkylamino
As the compound containing a phenyl group, for example, the following general
Compounds of formulas (II) to (IV) are mentioned.
[0024]
Embedded image
In the general formulas (II) to (IV), R8~ R
18Each represents an alkyl group;8, R9, R11~
R18Is preferably a lower alkyl group, particularly preferably
An alkyl group having 1 to 4 carbon atoms;TenIs more specific
Represents an alkyl group having 1 to 20 carbon atoms.
They may be linear or have a branched structure.
RTenAlkyl group further has a substituent, for example, a halogen atom,
Aryl group, acyl group, carboxyl group, alkoxy group
And so on.
Compounds represented by general formulas (II) to (IV)
Is specifically exemplified by, for example, p-dimethylamino
Benzoic acid ethyl ester, p-diethylaminobenzoic acid
Ethyl ester, p-dimethylaminobenzoic acid isopro
Pill ester, p-dimethylaminobenzoic acid-n-buty
Ester, p-dimethylaminobenzoic acid-n-octy
Ester or p-di-n-butylaminobenzoic acid
Alkyl dialkylaminobenzoates such as tyl esters
Stele; 4,4'-bis (dimethylamino) benzofe
Non, 4,4'-bis (diethylamino) benzopheno
Or 4,4'-bis (diisopropylamino) benzene
Bisaminobenzophenones such as zophenone; 4,4'-
Bis (dimethylamino) benzyl or 4,4'-bis
Bisaminobenzyl such as (diethylamino) benzyl
No. Of these, general formula (II) or (III)
Compounds represented by the following, especially dialkylaminobenzoic acid
Kill esters are preferred.
For use in the photopolymerizable composition of the present invention described above.
Sensitizers and active radica that constitute the photopolymerization initiation system used
The suitable amount of the compound capable of generating a compound is not particularly limited.
However, the sensitizer is added to 100 parts by weight of the ethylenic compound.
Preferably 0.05 to 20 parts by weight, more preferably 0.1 to 20 parts by weight.
2 to 10 parts by weight of a compound capable of generating an active radical
Generally, 0.1 to 30 parts by weight, preferably 0.5 to 20 parts by weight.
Parts by weight, more preferably 0.5 to 10 parts by weight.
The photopolymerizable composition of the present invention comprises each of the components described above.
To improve the composition and improve the physical properties after photocuring.
It is preferable to add an organic polymer substance as a mixture.
No. Binders are compatible, film-forming, developable, adhesive, etc.
What is necessary is just to select suitably according to the improvement objective. Specifically,
For example, acrylic acid copolymers and methacrylic
Luic acid copolymer, itaconic acid copolymer, partially esterified
Maleic acid copolymer, acidic with carboxyl group in side chain
Modified cellulose, polyethylene oxide, polyvinyl
And pyrrolidone.
For improvement of film strength and adhesion,
Polyether of drin and bisphenol A;
Iron; polymethacryl such as polymethyl methacrylate
Alkyl acrylates and polyalkyl acrylates; methacrylic acid
Alkyl and acrylonitrile, acrylic acid, methacryl
Co-polymerization with acid, vinyl chloride, vinylidene chloride, styrene, etc.
Coalescence: acrylonitrile and vinyl chloride, vinylidene chloride
With vinyl; vinylidene chloride, chlorinated polyolefin
Copolymer of vinyl chloride and vinyl acetate; polyvinyl acetate
Nyl; a copolymer of acrylonitrile and styrene;
Copolymer of rilonitrile with butadiene and styrene;
Rivinyl alkyl ether; polyvinyl alkyl keto
Polystyrene; polyamide; polyurethane;
Tylene terephthalate isophthalate; acetone cellulose
And polyvinyl butyral.
You. These binders are in weight with respect to the ethylenic compound.
Generally, the ratio is 500% or less, preferably 200% or less.
It can be added and mixed in the following range.
[0030] The photopolymerizable composition of the present invention may be modified if necessary.
Thermal polymerization inhibitors, coloring agents, plasticizers, storage stabilizers,
Add protective agents, leveling agents, coating aids and other additives
Can be. As a thermal polymerization inhibitor, for example, hydroquino
, P-methoxyphenol, pyrogallol, catechol
, 2,6-t-butyl-p-cresol, β-naphtho
And coloring agents such as phthalocyanine
Pigments, azo pigments, carbon black, titanium oxide
Which pigment, ethyl violet, crystal violet
G, azo dyes, anthraquinone dyes, cyanine dyes
There is a fee. The addition amount of these thermal polymerization inhibitors and coloring agents is as described above.
When a binder is used, the ethylenic compound and the binder
0.01 to 3% of thermal polymerization inhibitor based on total weight, colorant
Is preferably 0.1 to 20%.
As the plasticizer, for example, dioc
Tyl phthalate, didodecyl phthalate, triethylene
Glycol dicaprylate, dimethyl glycol phthale
Phosphate, tricresyl phosphate, dioctyl adipate
, Dibutyl sebacate, triacetylglycerin, etc.
Yes, when used with a binder, binds to ethylenic compounds
10% or less based on the total weight of
You.
When using the photopolymerizable composition of the present invention,
Form the photosensitive material without solvent or use a suitable solvent
Dissolve to form a solution, apply it on a support, and dry to
Optical materials can be prepared. As the solvent, for example,
Methyl ethyl ketone, cyclohexanone, butyl acetate,
Amyl acetate, ethyl propionate, toluene, xylene
, Monochlorobenzene, carbon tetrachloride, trichloroethyl
Len, trichloroethane, dimethylformamide, methyl
Lucerosolve, ethyl cellosolve, tetrahydrofura
, Bentoxone, propylene glycol monomethyl ester
Or one or more of them in combination
be able to.
Photosensitive material using the photopolymerizable composition of the present invention
The support applied when preparing is commonly used
May be any. For example, aluminum, magnesium
Metals, such as copper, zinc, chromium, nickel, iron, etc.
Sheets of alloys based on these; fine paper, art paper,
Papers such as release paper; inorganic sheets such as glass and ceramics
G; polyethylene terephthalate, polyethylene, poly
Methyl methacrylate, polyvinyl chloride, vinyl chloride
Vinylidene chloride copolymer, polystyrene, 6-nylo
, Cellulose triacetate, cellulose acetate
Polymer sheets such as butyrate are exemplified.
The photopolymerizable composition of the present invention may further comprise an acid
Prevents adverse effects such as loss of sensitivity and storage stability
Publicly known technology for, for example, transparent and peelable on the photosensitive layer
A wax-like material with a small oxygen permeability and a cover sheet
Coating layer of high quality, water soluble polymer, etc.
You. As the exposure light source applicable to the composition of the present invention,
Without limitation, carbon arc, high pressure mercury lamp, xeno
Lamp, metal halide lamp, fluorescent lamp, tongue
Stainless lamp, helium cadmium laser, algo
Ion laser, YAG laser etc.
A general-purpose light source including visible light can be more preferably used.
[0035]
Next, the present invention will be described in more detail with reference to Examples.
The present invention will be described below, unless the gist of the present invention is exceeded.
It is not limited to the embodiment.
Examples 1-4 and Comparative Examples a, 1-5
On grained and anodized aluminum sheet
Then, using a wheeler, the photosensitive composition coating solution of the following composition
Coated to a dry film thickness of 2 μm, and further on the surface
The polyvinyl alcohol aqueous solution is dried to a dry film thickness of 3 μm.
To prepare a photosensitive material sample.
[0036]
(Photosensitive composition coating solution)
50 parts of methyl methacrylate / methacrylic acid / methyl acrylate copolymer
(Weight average molecular weight 45,000, copolymerization ratio 80/10/10)
Trimethylolpropane triacrylate 50 parts
Methyl cellosolve 500 parts
500 parts of propylene glycol monomethyl ether acetate
Sensitizers; compounds described in Table 2 Compounding amounts described in Table 2
Active radical generator; compounds described in Table 2 Compounding amounts described in Table 2
Next, the following items were evaluated. Table 2 shows the results
Shown in
(Sensitivity) A photosensitive material sample was added to a key made by Ushio Electric
Senon lamp: Spectroscopy manufactured by Narumi using UI-501C
The horizontal axis is wavelength and the vertical axis is logarithmic light intensity by the sensitivity measurement device.
Irradiated for 10 seconds so that the light was weakened. The exposed sample was carbonate
1% by weight of thorium and an anionic surfactant (manufactured by Kao Corporation)
Perex NBL) with an aqueous solution containing 0.5% by weight
Image and height of the cured image obtained at 488 nm
Calculates the minimum exposure required for photocurable image formation
And the sensitivity of the photosensitive composition.
[Solubility of Sensitizer]
Put 20 ml of cloth solution into a 30 ml sample bottle,
mm Teflon stirrer tip 300 rpm
When stirred, the sensitizer in the photosensitive composition coating solution is completely
The solubility of the sensitizer was evaluated based on the time until dissolution.
[0039]
[Table 3][0040]
[Table 4]
* 1: The amount in parentheses indicates the amount (parts by weight) in the photosensitive composition coating solution.
In Table 2, among the abbreviations in the column of the sensitizer, S-1,
S-2 and S-7 represent the compounds described in Table 1 respectively.
You. Further, T-1 and T-2 represent the following compounds.
[0042]
Embedded imageIn Table 2, abbreviations in the column of active radical generator
(B-1, C-1, C-2, D-1, D-2, D-3)
Represents the following compounds, respectively.
[0044]
Embedded image
[0045]
According to the present invention, the photopolymerizable composition of the present invention is
Extremely high sensitivity, cost and time
In addition to enabling extremely advantageous plate making operations,
Shorter liquid preparation time due to excellent solubility in coating solvents
And achieve high productivity. Therefore, the composition
Is useful for a wide range of applications, such as lithography, intaglio,
For making printing plates such as letterpress, printing wiring and IC
Photoresist, dry film, relief image and image duplication
Image forming, photocurable ink, paint, adhesive, etc.
It is very useful industrially because it can be used for
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on front page (58) Field surveyed (Int.Cl. 7 , DB name) G03F 7/ 00-7/42
Claims (1)
なくとも1個有する化合物および光重合開始系を含有す
る光重合性組成物において、該光重合開始系が、(a)
下記一般式(I)で表されるクロメン系色素の少なくと
も1種 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は各々独立して水素原子、置換さ
れていても良い炭素数1〜16のアルキル基(該置換基
としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、水酸基、
炭素数1〜15のアルコキシ基、炭素数2〜16のアシ
ルオキシ基、炭素数6〜12のアリールオキシ基、炭素
数3〜10のヒドロキシカルボニルアシルオキシ基、炭
素数4〜10のアルコキシカルボニルアシルオキシ基か
ら選ばれる)を示し、R3 及びR4 は各々独立して水素
原子、又は炭素数1〜10のアルキル基を示す。また、
R1 とR3 、及びR2 とR4 は互いに直接あるいは酸素
原子又はイオウ原子を介して結合し環を形成していても
良い。R5 は炭素数3〜17の複素環残基を示し、R6
及びR7 は各々独立してシアノ基、炭素数2〜10のア
ルコキシカルボニル基、炭素数2〜10のアシル基、置
換されていても良いフェニルカルボニル基又は置換され
ていてもよいナフチルカルボニル基(該置換基として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、水酸基、炭素数
1〜15のアルコキシ基、炭素数2〜16のアシルオキ
シ基から選ばれる)を示す。但し、R6 とR7 の内、少
なくとも一方はシアノ基である。〕、(b)チタノセン
化合物の少なくとも1種、及び(c)下記一般式(II)
又は(III)で表される化合物の少なくとも1種を含有す
ることを特徴とする光重合性組成物。【化2】 〔式中、R 8 〜R 14 はそれぞれ置換されていてもよいア
ルキル基を示す(該置換基としては、ハロゲン原子、ア
リール基、アシル基、カルボキシル基、アルコキシ基か
ら選ばれる)。〕 (57) [Claim 1] In a photopolymerizable composition containing a compound having at least one addition-polymerizable ethylenic double bond and a photopolymerization initiation system, the photopolymerization initiation system is , (A)
At least one chromene dye represented by the following general formula (I): [Wherein, R 1 and R 2 each independently represent a hydrogen atom, an optionally substituted alkyl group having 1 to 16 carbon atoms (for the substituent, a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom, a hydroxyl group,
From an alkoxy group having 1 to 15 carbon atoms, an acyloxy group having 2 to 16 carbon atoms, an aryloxy group having 6 to 12 carbon atoms, a hydroxycarbonylacyloxy group having 3 to 10 carbon atoms, and an alkoxycarbonylacyloxy group having 4 to 10 carbon atoms R 3 and R 4 each independently represent a hydrogen atom or an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms. Also,
R 1 and R 3 and R 2 and R 4 may be bonded to each other directly or via an oxygen atom or a sulfur atom to form a ring. R 5 is a heterocyclic residue of 3-17 carbon atoms, R 6
And R 7 are each independently a cyano group, an alkoxycarbonyl group having 2 to 10 carbon atoms, an acyl group having 2 to 10 carbon atoms, an optionally substituted phenylcarbonyl group or an optionally substituted naphthylcarbonyl group ( Examples of the substituent include a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom, a hydroxyl group, an alkoxy group having 1 to 15 carbon atoms, and an acyloxy group having 2 to 16 carbon atoms. However, at least one of R 6 and R 7 is a cyano group. ], (B) at least one titanocene compound, and (c) the following general formula (II)
Or a photopolymerizable composition comprising at least one compound represented by (III) . Embedded image [Wherein, R 8 to R 14 each represent an optionally substituted
Represents a alkyl group (as the substituent, a halogen atom,
Reel group, acyl group, carboxyl group, alkoxy group
Selected from). ]
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