JP3427340B2 - 路面切削機 - Google Patents
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Description
やセメントコンクリート舗装された車道、橋面、歩道な
どの路面を平坦面に切削する路面切削機に関する。
れ凹凸が生じたり、ひび割れが生じるので、路面を平坦
面に切削したり、舗装部分を切削して除去して再度舗装
する路面補修作業が行なわれている。
式の路面切削装置を昇降自在に取付け、車体を走行しな
がら路面切削装置によって路面を切削するロードカッタ
と呼ばれるものが知られている。
報に示すように、パワーショベルのアームに、モータで
回転される部材に複数の爪を設けた切削部材を取付け、
アームを左右に揺動することで爪で路面を切削するもの
が知られている。
呼ばれる路面切削機は、走行しながら路面を切削するも
のであるし、その路面切削装置は水平軸回りに回転する
ドラムに切削刃を取付けたものであるから、マンホール
の周辺部分や路肩寄り部分を切削できない。
ホールの周辺部分や路肩寄り部分をコンプレッサー、ブ
レーカを用いて作業者による手作業でハツリして除去し
ており、その作業が大変面倒で長時間かかるから作業効
率が悪いし、コンプレッサーの騒音やブレーカによるハ
ツリの騒音が大きく、騒音公害として問題となる。
れば、切削部材の爪を路面に押しつけながらアームを左
右に揺動して路面を払うようにしながら切削するので、
前述のマンホールの周辺部分や路肩寄り部分を切削でき
るが、アームを下方に揺動して切削部材を路面に押しつ
けて深く切削する際に切削反力で切削部材が前後・左右
に振れ動くので路面を効率良く深く切削できない。
ようにした路面切削機を提供することを目的とする。
走行体1に旋回自在に設けた機械本体2と、この機械本
体2に上下揺動自在に設けたブーム4と、このブーム4
に上下揺動自在に設けたアーム6と、このアーム6に取
付けた路面切削装置Aとを備え、前記路面切削装置A
を、前記アーム6に取付けられる取付部材20と、この
取付部材20に取付けた油圧モータ50と、この油圧モ
ータ50で回転されると共に、複数の切削刃を備えた切
削刃取付体99で構成し、前記切削刃取付体99は、回
転中心に取付けた主切削刃100と、回転中心寄りから
外周寄りの範囲に複数取付けた平面切削刃と、外周寄り
に取付けた複数の払い切削用切削刃105と、外周寄り
に取付けた複数の側面切削用切削刃を備え、前記主切削
刃100の刃先部100aが最も下方に位置し、次に払
い切削用切削刃105の刃先部105aが位置し、側面
切削用切削刃の刃先部が最も上方及び側方に位置するよ
うにしたことを特徴とする路面切削機である。
路面に向けて移動すると、まず主切削刃100が路面に
接し、次に払い切削用切削刃105が路面に接し、その
後に平面切削刃が路面に接し、最後に側面切削用切削刃
が路面に接する。
際には主切削刃100が路面を穴状に掘削し、切削刃取
付体99は主切削刃100を中心として回転する。その
後に払い切削用切削刃105で外周部分をリング状に切
削し、そのリング状に切削した内側部分を平面切削刃で
切削する。
体99が前後・左右に振れ動くことがなく、路面を効率
良く深く切削できる。
押しつけることで主切削刃100が路面を穴状に切削し
て払い切削用切削刃105が路面に接する。
力を弱くして切削刃取付体99を路面に軽い力で押しつ
けることで、払い切削刃105のみを路面に接すること
が可能となる。
切削刃取付体99を左右に揺動することで払い切削用切
削刃105のみで路面を円孤状に払い切削できるから、
その払い切削を効率良く行なうことができる。
方及び側方に位置するので、切削刃取付体99を左右に
移動することでその側面切削用切削刃で縦面を切削でき
る。
分や路肩付近などの段差部の縦面を側面切削用切削刃で
効率良く切削できる。
削刃を、複数の中心寄り平面切削刃103と複数の外周
寄り平面切削刃104で構成し、その複数の中心寄り平
面切削刃103の刃先部103aよりも外周寄り平面切
削刃104の刃先部104aを若干下方位置とした路面
切削機である。
路面に向けて移動した時に、まず外周寄り平面切削刃1
04が路面に接し、更に若干移動した時に中心寄り平面
切削刃103が路面に接する。
104で路面をリング状に切削し、次にそのリング状に
切削した内側部分を中心寄り平面切削刃103で切削す
るので、二段階に切削することになって、広い面積を小
さな切削力で効率良く切削できる。
中心寄り平面切削刃103を回転中心からの距離が異な
り、かつ回転方向の位置が異なる位置に取付け、複数の
外周寄り平面切削刃104を回転中心からの距離が異な
って回転方向に間隔を置いた位置に取付けた路面切削機
である。
切削刃103及び外周寄り平面切削刃104が路面の異
なる位置に接して同心円の切削軌跡を描くので、路面を
円状に効率良く切削できる。
削用切削刃105と側面切削用切削刃を垂直に対して回
転方向前方及び外側に斜めとした路面切削機である。
05が側面切削の機能を有するし、側面切削用切削刃が
平面切削の機能を有する。
し、平面切削の効率も向上する。
削用切削刃を、第1側面切削用切削刃106と第2側面
切削用切削刃107で構成し、第1側面切削用切削刃1
06の刃先部106aよりも第2側面切削用切削刃10
7の刃先部107aを上方位置とした路面切削装置であ
る。
て切削するので、切削効率を向上できる。
に機械本体2が旋回機構3により旋回自在に取付けてあ
り、この機械本体2にブーム4がブームシリンダ5で上
下揺動自在に取付けてあり、そのブーム4にアーム6が
アームシリンダ7により上下揺動自在に取付けてある。
このアーム6には作業機用シリンダ8が取付けてあり、
この作業機用シリンダ8のピストン杆9には第1リンク
10と第2リンク11がピンにより連結してあり、その
第1リンク10は前記アーム6にピンにより連結されて
いる。
同様であり、そのアーム6の先端部にバケットを作業機
用シリンダ8により上下揺動自在に取付けてパワーショ
ベルとしているが、図1に示す実施例においてはアーム
6の先端部に路面切削装置Aが作業機用シリンダ8によ
り上下揺動自在に取付けられて路面切削機としてある。
削装置Aは図2、図3、図4に示すように、前記アーム
6に取付けるための取付部材20を備えている。この取
付部材20は円板状の横板21の上面に一対の縦板22
を相互に平行で間隔を置いて固着したものである。その
各縦板22の上部寄りには第1ピン孔23と第2ピン孔
24が形成してあり、前記横板21における一対の縦板
22間には円形の孔25が形成してある。
て板状の補強材26が固着され、各縦板22と横板21
に亘って補強縦リブ27が固着してある。
と図2に示すアーム6の両側面と第2リンク11の両側
面にそれぞれ対向し、第1ピン孔23とアーム6とに亘
って第1ピン28を嵌合して一対の縦板22とアーム6
を連結し、第2ピン孔24と第2リンク11とに亘って
第2ピン29を嵌合して一対の縦板22と第2リンク1
1を連結する。
ク11と取付部材20を第1ピン28、第2ピン29を
嵌合することで簡単に連結できるし、第1ピン28、第
2ピン29を抜き出すことで簡単に外すことができ、路
面切削装置Aをバケットと同様にしてアーム6に取付
け、外しすることができる。
のモータ取付部材30が緩衝機構31を介して取付けて
ある。前記緩衝機構31は複数の緩衝部材32を図5に
示すようにほぼ円形軌跡に沿って配設したものであり、
この緩衝部材32は図6に示すように、長方形の金属製
の板33の上面と下面に弾性材より直方体となった第1
緩衝体34と第2緩衝体35をそれぞれ焼結により固着
した緩衝体36と、前記第1緩衝体34に焼結により固
着した金属製の第1取付プレート37と、第2緩衝体3
5に焼結により固着した金属製の第2取付プレート38
より成る。
この横板39の一側縁に一体的に設けた一側縦片40
と、前記横板39の他側縁に一体的に設けた鉤形状の他
側縦片41とによりほぼ下向きコ字状となっている。具
体的には一枚の板を折り曲げ加工してあり、その横片3
9に取付用ボルト42が固着してある。
この横片43の一側縁に一体的に設けた鉤形状の縦片4
4とによりほぼL字状となっている。具体的には一枚の
板を折り曲げ加工してあり、その横片43に取付用ボル
ト45が固着してある。
は図7に示すように緩衝体36の一側面36aと隙間を
置いて対向し、第2取付プレート38の縦片44は緩衝
体36の他側面36bと対向し、第1取付プレート37
の一側縦片41と第2取付プレート38の縦片44はそ
の折曲片41a,44aが相対向して第1取付プレート
37と第2取付プレート38が上下方向に相対的に動く
と折曲片41aと折曲片44aが接するようにしてあ
る。
すように、後述する油圧モータの回転中心を中心とする
円形軌跡に沿って上下反転して順次配設され、第1取付
プレート37の取付用ボルト42と第2取付プレート3
8の取付用ボルト45を前記取付部材20の横板21、
モータ取付部材30の透孔に挿通してナット46をそれ
ぞれ螺合して取付けられる。
機を備えた油圧モータ50が取付けてある。前記油圧モ
ータ50は図8に示すように、モータケース51内にシ
リンダーブロック52を軸53とともに回転自在に設
け、そのシリンダーブロック52の複数のシリンダ孔5
4内にピストン55を嵌挿してシリンダー室56とし、
その各ピストン55を斜板57に沿って移動するように
した斜板式の油圧モータとしてある。
と端部カバー51bより成り、その端部カバー51bに
前記シリンダー室56内に圧油を供給する入口ポート5
8、シリンダー室56内の圧油をタンクに排出する出口
ポート59がそれぞれ形成してある。
が形成され、この環状取付面60をモータ取付部材30
の下面に接してボルト61をボルト穴62に螺合して油
圧モータ50をモータ取付部材30に取付けてある。前
記モータケース51のハウジング51aはモータ取付部
材30の孔63及び取付部材20の横板21の孔25よ
り上方に突出して一対の縦板22間に位置している。
の外周面に筒状の回転体64が回転自在に取付けてあ
り、この回転体64の外周面における軸方向中間部には
取付用フランジ65が一体的に設けてある。前記回転体
64は油圧モータ50の軸53に減速機66を介して連
結してある。
に、回転体64の内周面に嵌合して固定したリングギヤ
67と、このリングギヤ67と噛合する第1ギヤ68、
第2ギヤ69と、この第1ギヤ68と第2ギヤ69を回
転する3本の回転軸70と、この回転軸70に取付けた
従動ギヤ71と、前記軸53に取付けた駆動ギヤ72よ
り成る。
に多数のピン67aを固着したもので、そのピン67a
が歯部となっている。前記ハウジング51aには3つの
突起73が一体的に設けてあり、この各突起73にプレ
ート74がボルト75で取付けてある。前記第1ギヤ6
8と第2ギヤ69は各突起73に嵌まり込む3つの窓部
76と、3つの孔77を有し、この第1ギヤ68と第2
ギヤ69の歯部68a,69aの数は前記リングギヤ6
7の歯部の数より一つ少ない。
aとプレート74に回転自在に支承され、かつ中間部に
は180度位相がずれた第1偏心部78と第2偏心部7
9を有し、その第1偏心部78が第1ギヤ68の孔77
に軸受80を介して支承され、第2偏心部79が第2ギ
ヤ69の孔77に軸受80を介して支承されている。
53が回転すると駆動ギヤ72、従動ギヤ71を介して
回転軸70が回転し、それによって第1ギヤ68と第2
ギヤ69が180度位相がずれた偏心運動してリングギ
ヤ67を回転するので、回転体64が回転される。この
回転体64の回転数は軸53の回転数よりも著しく少な
くなって減速回転する。
図2と図3に示すようにボルト90で取付鍔91が取付
けてある。この取付鍔91に取付用フランジ92を有す
る筒体93が固着してある。この筒体93の取付用フラ
ンジ92にボルト94で筒状体95を取付け、この筒状
体95の円形凹部96にプレート97をボルト98で取
付けて切削刃取付体99としてある。このようであるか
ら回転体64とともに切削刃取付体99が回転する。
100が真直ぐ下向きに取付けてある。この主切削刃1
00はコニカルビットであり、その取付軸101がプレ
ート97の回転中心に穿孔した縦穴102内に圧入して
取付けてある。
削する複数の中心寄り平面切削刃103が取付けてあ
る。前記筒状体95には外周寄りを平面に切削する複数
の外周寄り平面切削刃104が取付けてある。前記筒状
体95には複数の払い切削用切削刃105が取付けてあ
る。前記筒状体95には複数の第1側面切削用切削刃1
06と複数の第2側面切削用切削刃107が取付けてあ
る。
すようにビット取付突起110が複数一体的に設けてあ
る。中心寄り平面切削刃103はコニカルビットであ
り、その取付軸がビット取付突起110の縦穴に圧力し
て取付けてある。
から順次異なる距離に取付けられて各中心寄り平面切削
刃103の切削円軌跡が同心円となるようにしてある。
そして隣り合う同心円を描く2つの中心寄り平面切削刃
103が回転中心を境として対称位置で、回転方向に異
なる位置としてある。各中心寄り平面掘削刃103の刃
先部103aは同一高さとしてある。
り平面切削刃103−1と次の第2の中心寄り平面切削
刃103−2が回転中心を境として対称位置となってい
る。以下同様に第3の中心寄り平面切削刃103−3と
第4の中心寄り平面切削刃103−4、第5の中心寄り
平面切削刃103−5と第6の中心寄り平面切削刃10
3−6、第7の中心寄り平面切削刃103−7と第8の
中心寄り平面切削刃103−8、第9の中心寄り平面切
削刃103−9と第10の中心寄り平面切削刃103−
10がそれぞれ回転中心に対して対称位置となってい
る。
2つの切削刃対はそれぞれ回転方向にほぼ90度位相が
ずれている。例えば第1・第2の中心寄り平面切削刃1
03−1、103−2と第3・第4の中心寄り平面切削
刃103−3、103−4が回転方向にほぼ90度位相
がずれている。
切削刃103は回転中心からの距離がそれぞれ異なると
共に、回転方向にも異なる位置に配設してあるから、路
面の中心寄り部分を効率良く切削できる。
向にほぼ等間隔で取付けてあり、回転中心からの距離は
それぞれ異なって切削円軌跡が同心円となるようにして
ある。この各外周寄り平面切削刃104の刃先部104
aの高さは同一で、前記中心寄り平面切削刃103の刃
先部103aよりも若干下方に突出している。
時に外周寄り平面切削刃104で路面をリング状に切削
し、その後に中心寄り切削刃103でリング状切削部の
中心部分を切削するので、効率良く切削できる。
にほぼ等間隔で取付けてあり、この各払い切削用切削刃
105は垂直に対して回転方向前方及び外側に向けて斜
めとなっている。この各払い切削用切削刃105の刃先
部105aは同一高さで回転中心から同一距離に位置し
て一つの円軌跡を描いて切削する。この払い切削用切削
刃105の刃先部105aは前記外周寄り平面切削刃1
04の刃先部104aよりも若干下方に突出している。
複数の第2側面切削用切削刃107は回転方向に間隔を
置いて取付けてあり、第1側面切削用切削刃106と第
2側面切削用切削刃107は垂直姿勢に対して回転方向
前方及び外側に向けて斜めとなっている。
部106aは回転中心から同一距離で同一高さであっ
て、前記中心寄り平面切削刃103の刃先部103aよ
りも上方で外側に位置している。前記第2側面切削用切
削刃101の刃先部107aは回転中心から同一距離で
同一高さであって、前記第1側面切削用切削刃106の
刃先部106aよりも上方に位置している。
記払い切削用切削刃105の刃先部105のよりも下方
に突出している。
側面切削用切削刃106,107はビットホルダにコニ
カルビットを取付けたものであり、そのビットホルダを
筒状体95に固着して取付けてある。
下方に移動すると、まず主切削刃100が路面に接し、
次に払い切削用切削刃105が路面に接し、次に外周寄
り平面切削刃104、中心寄り平面切削刃103、第1
側面切削用切削刃106、第2側面切削用切削刃107
が順次路面に接する。
アーム6を図1に示す姿勢として路面切削装置Aをほぼ
垂直姿勢とし、油圧モータ50により回転体64を回転
して切削刃取付体99を回転駆動する。
面切削装置Aを下方に移動し、主切削刃100を路面に
軽い力で押しつけて穴状に切削する。主切削刃100が
路面を切削すると払い切削用切削刃105が路面に接す
る。この状態で図12に示すように機械本体2を旋回し
てブーム4とともに切削刃取付体99を左右に揺動して
払い切削用切削刃105で路面を円孤状に切削する。
削刃取付体99の高さを決定して払い切削用切削刃10
5のみを路面に押しつけて払い切削用切削刃105で路
面を円孤状に効率良く切削できる。これによって、老朽
化した凹凸路面を平坦面に効率良く切削できる。
ッタと呼ばれる路面切削機で路面切削した後にマンホー
ルBの周辺部分Cを切削する場合には、図13(a)に
示すように、前述と同様にブーム4を下方に揺動して主
切削刃100、払い切削用切削刃105、外周寄り平面
切削刃104、中心寄り平面切削刃103、第1・第2
側面切削用切削刃106,107で順次切削して円形に
深く切削する。
削するので、切削刃取付体99は主切削刃100を回転
中心として前後・左右にぶれることなしに回転するの
で、効率良く円形に深く切削できる。
ように複数の部分を円形に深く切削すると共に、円形切
削部D間の残りの部分を同様にして切削する。マンホー
ルBの近くの部分は円形切削部Dの底面に主切削刃10
0を押しつけて機械本体2を左右に旋回して第1・第2
側面切削用切削刃106,107をマンホールBの近く
の部分の縦面上部に押しつけて切削し、ある程度切削す
ると払い切削用切削刃105が縦面下部に押しつけられ
て切削する。
マンホールBを残してその周辺部分の路面を切削する。
なお、路面切削機が大型となった場合等には側面切削用
切削刃を上下に離隔して3つ以上取付けても良い。
の切削反力は回転体64、減速機構66、軸53、モー
タケース51を経てモータ取付部材30に伝達し、緩衝
機構31を経て取付部材20に伝達するので、結局切削
反力はアーム6、ブーム4、機械本体2を経て走行体1
で支承することになる。
して回転方向の衝撃力が発生すると、アーム6、ブーム
4が左右に振れ動いて金属キシミ音が生じることがあ
る。
部材20の横板21とは緩衝機構31を介して連結して
あるので、前述回転方向の衝撃力が緩衝機構31で吸収
される。これによって、前述のようにアーム6、ブーム
4が左右に振れ動いて金属キシミ音が生じることがな
い。
数の緩衝部材32を円形軌跡に沿って間隔を置いて配設
したものであるから、前述の回転方向の衝撃力を複数の
緩衝体36で確実に吸収できる。
0の外周部分において円形軌跡に沿って間隔を置いて配
設してあるので、油圧モータ50の回転中心から各緩衝
部材32までの距離が長く、1つの緩衝体36に作用す
る衝撃力が小さいから、緩衝体36の耐久性を向上でき
るし、大きな衝撃力でも吸収できる。
たり、第1緩衝体34、第2緩衝体35が板33と剥離
して取付部材20とモータ取付部材30が分離した時
に、第1取付プレート37の他側縦片41の折曲片41
aと第2取付プレート38の縦片44の折曲片44aが
上下方向に対向しているので、取付部材20を持ち上げ
ることで前記折曲片41aと折曲片44aが接してモー
タ取付部材30が持ち上げられる。
モータ取付部材30が分離した場合にブーム4を上方に
揺動して路面切削装置Aを持ち上げて運搬できるから、
便利である。
のハウジング51aの環状取付面60(油圧モータ50
の軸方向中間部)がモータ取付部材30に取付けられ
て、モータケース51の端部カバー51b(油圧モータ
50の軸方向一端部)がモータ取付部材30の孔63よ
り取付部材20の一対の縦板22間に突出しているの
で、取付部材20から切削刃までの寸法が短かくなり、
路面切削装置Aの全長が短かくコンパクトになる。
ウジング51aの外周面で回転自在に支承されている
し、その回転体64の内部に減速機構66が設けてあ
り、しかもその回転体64の外周面における軸方向中間
部に設けた取付用フランジ65に筒体93上部が取付け
られ回転体64が筒体93内に突出しているので、油圧
モータ50と路面切削装置Aの切削刃取付体99との距
離が短かくなると共に、切削刃取付体99が回転体64
を介して油圧モータ50のモータケース51のハウジン
グ51aで強固に支承され、路面切削時の切削抵抗によ
って切削刃取付体99がふらつくことがないし、油圧モ
ータ50の出力トルクを切削刃取付体99に確実に伝達
できる。
て述べたがブーム4、アーム6を上方に揺動することで
路面切削装置Aをほぼ水平姿勢又は斜め上向き姿勢とす
ればトンネルの側壁などを切削できる。
部材32の回転方向の変形を規制すると共に、第1・第
2側面切削用106,107で縦面を重切削する時の緩
衝部材32の上下方向の変形を規制するストッパ装置1
20の取付けてある。
4,図5に示すように、横板21にほぼ90度間隔で取
付けた第1部材121と、モータ取付部材3の下面にほ
ぼ90度間隔で取付けた角柱状の第2部材122で形成
してある。第1部材121の下端部121aは鉤形に折
曲してモータ取付部材30の下面及び第2部材122と
対向している。
材122に当ることで緩衝部材32の回転方向の変形を
規制し、第1部材121の下端部121aがモータ取付
部材30の下面に接することで緩衝部材32の上下方向
変形を規制する。
利用したものを示したが、ブルドーザ、ドーザショベ
ル、ホィールローダなどの車体後部に装着されるバック
ホーと呼ばれる溝掘削機あるいはオンロードトラックの
車体に機械本体を旋回自在に取付けた溝掘削機のアーム
に路面切削装置を取付けて路面切削機としても良いこと
は勿論である。
である。
作の説明図である。
20…取付部材、30…モータ取付部材、31…緩衝機
構、32…緩衝部材、36…緩衝体、37…第1取付プ
レート、38…第2取付プレート、50…油圧モータ、
50…モータケース、53…軸、64…回転体、66…
減速機構、93…筒体、99…切削刃取付体、100…
主切削刃、103…中央寄り平面切削刃、104…外周
寄り平面切削刃、105…払い切削用切削刃、106…
第1側面切削用切削刃、107…第2側面切削用切削
刃。
Claims (5)
- 【請求項1】 走行体1に旋回自在に設けた機械本体2
と、この機械本体2に上下揺動自在に設けたブーム4
と、このブーム4に上下揺動自在に設けたアーム6と、
このアーム6に取付けた路面切削装置Aとを備え、 前記路面切削装置Aを、前記アーム6に取付けられる取
付部材20と、この取付部材20に取付けた油圧モータ
50と、この油圧モータ50で回転されると共に、複数
の切削刃を備えた切削刃取付体99で構成し、 前記切削刃取付体99は、回転中心に取付けた主切削刃
100と、回転中心寄りから外周寄りの範囲に複数取付
けた平面切削刃と、外周寄りに取付けた複数の払い切削
用切削刃105と、外周寄りに取付けた複数の側面切削
用切削刃を備え、 前記主切削刃100の刃先部100aが最も下方に位置
し、次に払い切削用切削刃105の刃先部105aが位
置し、側面切削用切削刃の刃先部が最も上方及び側方に
位置するようにしたことを特徴とする路面切削機。 - 【請求項2】 前記平面切削刃を、複数の中心寄り平面
切削刃103と複数の外周寄り平面切削刃104で構成
し、その複数の中心寄り平面切削刃103の刃先部10
3aよりも外周寄り平面切削刃104の刃先部104a
を若干下方位置とした請求項1記載の路面切削機。 - 【請求項3】 複数の中心寄り平面切削刃103を回転
中心からの距離が異なり、かつ回転方向の位置が異なる
位置に取付け、複数の外周寄り平面切削刃104を回転
中心からの距離が異なって回転方向に間隔を置いた位置
に取付けた請求項2記載の路面切削機。 - 【請求項4】 払い切削用切削刃105と側面切削用切
削刃を垂直に対して回転方向前方及び外側に斜めとした
請求項1記載の路面切削機。 - 【請求項5】 側面切削用切削刃を、第1側面切削用切
削刃106と第2側面切削用切削刃107で構成し、第
1側面切削用切削刃106の刃先部106aよりも第2
側面切削用切削刃107の刃先部107aを上方位置と
した請求項1記載の路面切削装置。
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