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JP3425596B2 - 高力率スイッチング電源 - Google Patents

高力率スイッチング電源

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JP3425596B2
JP3425596B2 JP01316694A JP1316694A JP3425596B2 JP 3425596 B2 JP3425596 B2 JP 3425596B2 JP 01316694 A JP01316694 A JP 01316694A JP 1316694 A JP1316694 A JP 1316694A JP 3425596 B2 JP3425596 B2 JP 3425596B2
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JP
Japan
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voltage
input
circuit
capacitor
power supply
Prior art date
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JP01316694A
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JPH07213066A (ja
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孝男 竹原
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Minebea Co Ltd
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Minebea Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はフライバック方式正弦波
コンバ−タ回路を用い、長時間のAC入力瞬断保持が可
能な高力率スイッチング電源に関する。 【0002】 【従来の技術】フライバック方式正弦波コンバ−タ回路
は回路や制御が簡単で、従来のスイッチング回路の制御
回路がそのまま使用でき、また力率がほば1となるコン
バ−タ回路である。 【0003】ここで該コンバ−タ回路について簡単に説
明すると、図2はフライバック方式正弦波コンバ−タの
基本の構成回路図であり、スイッチング素子SWのオン
時間に流れる電流のピ−ク値Ii’=IL はスイッチの
オン時間をTOn、トランスの励磁インダクタンスをLと
すると、 Ii’=IL =ei×Ton/L…(1) となる。交流入力電圧の1サイクル期間中、スイッチン
グ素子のオン時間を一定とすると、ピ−ク電流Ii’は
入力電圧eiに比例する。したがってスイッチング周期
Tが一定であれば、スイッチにおける入力電流の平均値
iavは iav=Ii’×Ton/2T となり、この電流値は入
力電圧に比例する。 【0004】このようにスイッチング毎の平均電流が入
力電圧に比例するので、スイッチング波形の高周波成分
をLF 、CF によるロ−パスフィルタで取除くことによ
りACラインの一周期では図3に示すように入力電圧と
相似形になり、力率はほぼ1が得られる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】通常のスイッチング電
源は、AC入力電圧をコンデンサインプット型整流回路
によって直流電源を得ているが、フライバック方式正弦
波コンバ−タ回路ではAC入力電圧を全波整流するのみ
で、平滑用のコンデンサを使用しておらず、このためA
C入力瞬断時に出力電力が保持できず、この保持には二
次側に大静電容量のコンデンサが必要となる。 【0006】これは充電されたコンデンサCの端子電圧
をVとすると、図4に示すように初期の端子電圧V0
時間tの経過に従い減少し、また図5に示すように静電
容量が大きいほど端子電圧の降下は少ないものである。 【0007】ここで、スイッチング電源の効率を100
%とした場合、コンデンサインプット型整流回路の平滑
コンデンサに充電されるエネルギ−はすべて出力コンデ
ンサに供給されることになり、静電容量がC、端子電圧
がVの場合、コンデンサのエネルギ−はC・V2 に比例
するので、コンデンサインプット型整流回路の平滑コン
デンサの容量をC1 、整流出力電圧をV1 、二次側出力
電圧をV2 、出力コンデンサの容量をC2 とすると C11 2=C22 2の式から C2 =(V1 /V221 …(2)となる。 いま、C1 =220μF、V1 =140V、V2 =5V
とすると、上式(2)は C2 =(140/5)2 ×220×10-6 =172480μF となって2次側にはこのような大容量のコンデンサの配
置を必要とすることになり、体積比は入力側に比較する
と約16倍となって小型化が行えないという欠点があ
る。 【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は力率の高いフライバック方式正
弦波コンバ−タ回路を用い、AC入力電圧の瞬断時の出
力電圧低下の防止のため、2次側の大容量コンデンサに
代えてバックアップ用コンデンサを1次側に挿入するこ
とにより小型化を図ろうとする高力率スイッチング電源
を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上述の如き本発明の目的
を達成するために、本願の請求項1に記載の発明は、A
C電源を整流する整流回路と、該整流回路で整流された
直流を、その電圧よりも低電圧の直流に変換するフライ
バックコンバータと、前記AC電源の入力電圧の低下を
検知するACラインモニタ−手段と、前記フライバック
コンバータの出力側の電圧を安定するに十分な電荷容量
をフライバックコンバータの入力側に換算した電荷容量
を保持すると共に、前記整流回路から充電されるコンデ
ンサと、前記ACラインモニタ−手段がAC電源の入力
電圧の低下を検知したとき該モニター手段からの信号に
より前記コンデンサをフライバックコンバータの入力側
に接続して蓄積された電荷を該コンバータの入力側に供
給するスイッチ回路手段と、を具備したことを特徴とす
る高力率スイッチング電源を提供する。 【0010】 【作用】AC入力電圧のピ−ク値にて充電されるバック
アップ用のコンデンサを配置し、AC入力の瞬断時には
AC電圧の低下をチェックするACラインモニタ−から
の信号がスイッチ回路に送出され、スイッチ回路がバッ
クアップ用コンデンサの電荷をトランスの1次側に通電
するため、2次側の出力電圧の低下が防止される。 【0011】 【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明にかかる高力率スイッチ
ング電源の一実施例を示す回路図である。 【0012】同図において、AC入力電圧eiはロ−パ
スフィルタFを介し、ダイオ−ドD1 〜D4 の組により
全波整流されてフライバックコンバ−タの入力電圧とな
るものである。 【0013】そして出力電圧を一定に保持するため定電
圧回路が接続されており、該定電圧回路は出力電圧をモ
ニタ−し、基準回路との誤差分をフォトカプラ−PC1
によりPWMコントロ−ル回路に入力し、パワ−スイッ
チQ1 のオン時間を制御する。 【0014】AC入力回路にはフォトカプラ−PC2
1 などによるACラインモニタ−が接続されており、
フライバックコンバ−タの入力側にはフォトカプラ−P
2により結合されてスイッチ素子Q2 、Q3 を有する
スイッチ回路が接続されており、該スイッチ回路はAC
入力電圧のピ−クで充電されるコンデンサC1 の電荷を
フライバックコンバ−タの1次側に供給制御するように
構成されている。 【0015】なお、スイッチ回路のR3 、C5 はスイッ
チ素子Q2 のベ−ス回路に所定の時定数を持たせてQ3
の作動を安定にするもの、C4 は高周波スイッチングの
1サイクルの電力が供給できる程度の小容量のもので力
率の悪化に影響のないもの、D7 はフォトカプラ−PC
2 の逆耐圧保護用、R2 、C6 、D5 はスナバ−回路の
ものである。 【0016】つぎにこのように構成された本実施例の作
動を説明すると、AC入力電圧eiはロ−パスフィル
タ、ダイオ−ドD1 〜D4 を通じ、パワ−スイッチQ1
のオンの場合にフライバックコンバ−タのトランスTの
1次側に印加され、その2次側の出力はD6 により整流
されて定電圧回路に入力される。 【0017】定電圧回路では所定の基準電圧と比較して
その誤差分をPC1 を介してPWMコントロ−ル回路に
送り、パワ−スイッチQ1 のオンの時間を制御してフラ
イバックコンバ−タの出力電圧を所定の電圧となるよう
に定電圧制御する。 【0018】そして、AC入力電圧が正常の場合にはフ
ォトカプラ−PC2 は導通状態であり、このためQ2
−スは0電位でオフとなり、またQ3 もオフとなる。 【0019】一方、コンデンサC1 はダイオ−ドD8
よってAC入力電圧のピ−ク値に充電されるが、AC入
力電圧が正常の場合は上記のようにQ3 がオフのため、
コンデンサC1 の端子電圧は一定電圧に保たれてフライ
バックコンバ−タの作動には無関係であり、また、その
入力電流波形にも影響がない。 【0020】ここで、AC入力電圧が例えば瞬断してオ
フになると、ACラインモニタ−となるフォトカプラ−
PC2 が断となり、このため、Q2 およびQ3 がオンに
なるのでコンデンサC1 に蓄えられた電荷がQ3 を通
じ、トランスTに供給されて2次側の出力電圧が保持さ
れることになる。 【0021】以上、本発明を上述の実施例によって説明
したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排除
するものではない。 【0022】 【発明の効果】これまでに詳細に説明したように、本発
明によれば、フライバック方式正弦波コンバ−タ回路の
1次側に、常にAC入力電圧にて充電されているバック
アップ用のコンデンサを配置し、AC入力の瞬断時には
AC入力電圧をモニタしているスイッチ回路により、バ
ックアップコンデンサの電荷を1次側に供給するので2
次側の出力電圧が保持され、したがって二次側の大容量
コンデンサが不要となったため小型化が図れて高力率の
スイッチング電源が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。 【図2】フライバック方式正弦波コンバ−タの基本の構
成回路である。 【図3】フライバック方式正弦波コンバ−タにおける動
作を示す波形図である。 【図4】コンデンサの放電時の端子電圧と時間との説明
図および数式図である。 【図5】コンデンサの端子電圧と容量との関係の曲線図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/217 H02M 3/28 H02M 7/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】【請求項1】 AC電源を整流する整流回路と、 該整流回路で整流された直流を、その電圧よりも低電圧
    の直流に変換するフライバックコンバータと、 前記AC電源の入力電圧の低下を検知するACラインモ
    ニタ−手段と、 前記フライバックコンバータの出力側の電圧を安定する
    に十分な電荷容量をフライバックコンバータの入力側に
    換算した電荷容量を保持すると共に、前記整流回路から
    充電されるコンデンサと、 前記ACラインモニタ−手段がAC電源の入力電圧の低
    下を検知したとき該モニター手段からの信号により前記
    コンデンサをフライバックコンバータの入力側に接続し
    て蓄積された電荷を該コンバータの入力側に供給するス
    イッチ回路手段と、 を具備したことを特徴とする高力率スイッチング電源。
JP01316694A 1994-01-11 1994-01-11 高力率スイッチング電源 Expired - Lifetime JP3425596B2 (ja)

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