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JP3423300B2 - 少なくとも2層のir融蝕層を有する感光性フレキソ印刷要素 - Google Patents

少なくとも2層のir融蝕層を有する感光性フレキソ印刷要素

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JP3423300B2
JP3423300B2 JP2001362371A JP2001362371A JP3423300B2 JP 3423300 B2 JP3423300 B2 JP 3423300B2 JP 2001362371 A JP2001362371 A JP 2001362371A JP 2001362371 A JP2001362371 A JP 2001362371A JP 3423300 B2 JP3423300 B2 JP 3423300B2
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binder
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ablation
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ユルゲン、カクツン
ザビネ、フィリップ
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ビーエーエスエフ ドルクズュステーメ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/2002Exposure; Apparatus therefor with visible light or UV light, through an original having an opaque pattern on a transparent support, e.g. film printing, projection printing; by reflection of visible or UV light from an original such as a printed image
    • G03F7/2014Contact or film exposure of light sensitive plates such as lithographic plates or circuit boards, e.g. in a vacuum frame
    • G03F7/2016Contact mask being integral part of the photosensitive element and subject to destructive removal during post-exposure processing
    • G03F7/202Masking pattern being obtained by thermal means, e.g. laser ablation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/02Engraving; Heads therefor
    • B41C1/04Engraving; Heads therefor using heads controlled by an electric information signal
    • B41C1/05Heat-generating engraving heads, e.g. laser beam, electron beam

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  • Materials For Photolithography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザーによるデ
ィジタルイメージングにより、一の層はエラストマーの
結合剤を含み、他の層は自己分解性の結合剤を含む、少
なくとも2層の異なるIR融蝕層の組み合わせを含むフ
レキソ印刷版を製造するための感光性フレキソ印刷要素
に関する。本発明はさらに、この種の要素を使用したフ
レキソ印刷版の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フレキソ印刷版の慣用されている製造方
法は、光重合記録要素に写真マスクをかぶせ、このマス
クを通して化学線を記録要素に照射し、露光した要素の
重合していない領域を現像液で洗い出すというもので、
これは次第にCtP(コンピューター・トゥ・プレー
ト)技術により置き換えられ、しばしばディジタルイメ
ージングとしても知られる。CtP法においては、慣用
システムの写真マスクは、記録要素に統合されるマスク
に置き換えられている。
【0003】いくつかの異なった方法が提案されていた
が、これまでのところ二つのみが市場において明らかな
重要性をもっている。第一の方法においては、例えばW
O97/25206に開示されているように、光重合性
要素には、適当なインク受容層が施されており、マスク
がインクジェットプリンターにより印刷されている。光
重合性要素は次いで公知の方法で露光され、現像され
る。
【0004】第二の方法においては、光重合性要素が実
質的に不透明なIR融蝕層により被覆される。この種の
層は通常カーボンブラックを含む。レーザーによるイメ
ージの照射は、レーザービームが当る点で、IR融蝕層
を取り除き、下にある光重合性層の被覆を取り除く。そ
れからイメージ記録要素に、公知の方法で融蝕される形
成されたマスクを通して化学線を全面にわたって照射
し、現像液を使用して洗い出す。洗い出し工程において
は、IR融蝕層の未融蝕の残渣と、その下にある露光さ
れた重合性要素の重合していない領域が除去される。
【0005】IR融蝕層を有するフレキソ印刷要素は、
一般に公知である。EP−A654150には、IR融
蝕層を有するフレキソ印刷要素が開示されている。IR
融蝕層は、IR吸収材料を含む。さらに、重合結合剤
と、多くの異なった補助剤、例えば分散補助剤または可
塑剤が、任意の成分として開示されている。さらに、光
重合性層とIR融蝕層の間にある追加の遮蔽層が開示さ
れている。これは、光重合性層からIR融蝕層へのモノ
マーの拡散を防ぐことを意図している。EP−A654
150は、原理的に、一層以上のIR融蝕層が使用でき
ることも開示している。
【0006】EP−A741330は、この種の遮蔽層
を持たないIR融蝕フレキソ印刷要素を開示している。
非常に多くの広範にわたる異なった重合体が、IR融蝕
層の結合剤として開示されている。さらに、IR融蝕層
は、より少量の第二の結合剤を含んでいてもよく、多数
の広範にわたる種々の重合体が同様に開示されている。
【0007】EP−A908778は、SISまたはS
BSブロック共重合体を含むIR融蝕層を有するフレキ
ソ印刷要素を開示している。
【0008】EP−A767407は、エラストマー
の、フィルムを形成する結合剤を有するIR融蝕層を持
つフレキソ印刷要素を開示している。開示された結合剤
は、ポリアミドと、ポリビニルアルコールとポリエチレ
ングリコールのグラフト共重合体である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】IR融蝕によるフレキ
ソ印刷版の製造方法において、IR融蝕層の質は、フレ
キソ印刷版の質と、方法の経済的効率に対して重要なパ
ラメーターである。IR融蝕層は、多くの広範な品質の
基準を満足させなければならない;
【0010】・可能な限り低いレーザー出力で、速く、
完全に層を除去することを確実にするために、IR融蝕
層はレーザーに対する高い感度を有していなければなら
ない。 ・IR融蝕層は、慣用の現像工程の間、重合していない
層の成分とともに除去することができるように、光重合
性層の慣用の洗い出し剤に可溶でなければならない。そ
うでなければ、2回の洗い出し工程が行われなければな
らない。 ・現在使用されるレーザー装置は通常回転ドラム(外部
または内部ドラム)を伴った装置である。このためIR
融蝕層は、ドラムに固定されたときに、しわが寄ったり
破れたりしないように、弾力のあるものでなければなら
ない。 ・IR融蝕層は、IR融蝕の妨害をするような塵を寄せ
付けないように、べたつきのないものでなければならな
い。 ・保存と移動のために、フレキソ印刷要素は通常、IR
融蝕の前に取り除かなければならない保護フィルムによ
って、損傷から保護されている。保護フィルムは、除去
の際にIR融蝕層が損傷を受けないようにIR融蝕層に
対して低い粘着性を持っていなければならない。 ・逆に、保護フィルムの除去と同時に取り除かれないよ
うにするため、また、IR融蝕層と光重合性層の間の直
接の接触の利点を気泡が無にすることの無いように、I
R融蝕層は、感光性層に強力に貼りついていなければな
らない。
【0011】高感度、高品質の、IR融蝕層を有するフ
レキソ印刷要素を製造しようとする当業者は、対応の困
難な状態に直面することが予想される。可能な限り高い
感度のIR融蝕層を得るためには、自己酸化性、自己分
解性の結合剤、例えばニトロセルロースの使用が推奨さ
れる。しかし、ニトロセルロース層は非常に脆く、その
ためにニトロセルロース層の弾性は満足の行かないもの
であり、この種のフレキソ印刷要素はドラム装置上に固
定されたときに破れ、容易にしわがよる。脆性は適当な
可塑剤の添加によって減少させることができても、可塑
剤の添加によって、過大に被覆フィルムに粘着する、粘
着性のある層となる。しかし、典型的な粘着性のない結
合剤、例えばあるポリアミドは、明らかに感度が低い。
【0012】本発明の目的は、IR融蝕層が、可能な限
り高い自己分解性の結合剤の割合を有し、上記の要求を
満足させるIR融蝕層を有するフレキソ印刷要素を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、この種の
フレキソ印刷要素を使用するフレキソ印刷版の製造方法
も見出した。
【0014】本発明者らは、驚くべきことに、この目的
が少なくとも2層の異なるIR融蝕層の組み合わせによ
り達成できることを見出した。従って、少なくとも、寸
法の安定な支持体、少なくともエラストマーの結合剤、
重合可能な化合物及び光開始剤または光開始剤組成物を
含む光重合性層、各々少なくとも1種の結合剤およびレ
ーザー照射のためのIR吸収剤を含む少なくとも2層の
レーザー融蝕可能な層AおよびB、任意で、除去可能な
柔軟な保護フィルムを含み、層Aの少なくとも1種の結
合剤がエラストマーの結合剤であり、層Bの少なくとも
1種の結合剤が、自己分解性結合剤であり、一連のIR
融蝕層の全体の、化学線スペクトル領域における光学濃
度が少なくとも2.5である、レーザーによるディジタ
ルイメージングを行なうフレキソ印刷版製造のための感
光性フレキソ印刷要素を見出した。
【0015】本発明者等は、この種の印刷要素を使用す
るフレキソ印刷版の製造方法も見出した。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を、以下の記載により詳細
に説明する。
【0017】本発明の光重合性印刷要素においては、慣
用の光重合性層、所望により粘着層を備えた層は、寸法
の安定な支持体に塗布される。適当な寸法の安定な支持
体の例として、金属、例えば鋼またはアルミニウムな
ど、またはプラスチック、例えばポリエチレンテレフタ
レート(PET)またはポリエチレンナフタレート(P
EN)などから作製された板、フィルム、円錐形および
円筒形の管(スリーブ)が挙げられる。
【0018】光重合性層は、負に働く光重合性混合物、
即ち露光により硬化するものからなる。これは、予め用
意した重合体と光架橋することにより、低分子量の光重
合性化合物の光重合により、または、これらの双方によ
り、行なうことができる。光重合性層は、実質的に、現
像液中に洗い出すことのできる重合体でエラストマーの
結合剤、エチレン性不飽和の、ラジカル重合可能な化合
物、光開始剤または光開始剤組成物、およびさらに任意
の添加剤と補助剤からなる。この種の層の組成は原則的
に知られており、例えばDE−A−2456439また
はEP−A−084851に記載されている。
【0019】エラストマーの結合剤は単一の結合剤また
は様々な結合剤の混合物であってよい。適当な結合剤の
例として、公知のビニル芳香族−ジエン共重合体または
ブロック共重合体、例えば、慣用されるSISまたはS
BSブロック共重合体、ジエン−アクリロニトリル共重
合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体あるいは
ジエン−アクリレート−アクリル酸共重合体が挙げられ
る。適当な光重合性化合物の例として、慣用のエチレン
性不飽和モノマー、例えば単官能または多官能アルコー
ルのアクリレートまたはメタクリレート、アクリルアミ
ドまたはメタクリルアミド、ビニルエーテルあるいはビ
ニルエステルが挙げられる。例えば、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、ブ
タンジオールジ(メタ)アクリレートおよびヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレートが挙げられる。光重合の
開始剤として適当なものは、芳香族化合物、例えばベン
ゾインまたはベンゾイン誘導体などのケト化合物であ
る。
【0020】光重合性混合物は、さらに、慣用される補
助剤、例えば熱開始重合禁止剤、可塑剤、染料、顔料、
フォトクロミック添加剤、酸化防止剤、オゾン亀裂防止
剤、または押出し助剤などを含んでいてもよい。
【0021】光重合性層の正確な組成と厚さは、特別の
要求によって当業者により決定される。他の上部に配置
された、同一のまたは異なった組成の複数の光重合性層
を使用することも可能である。さらに、フレキソ印刷要
素は、追加の層、例えば粘着層、上層または弾性下層を
含んでいてもよい。
【0022】光重合性層は、使用される結合剤に応じて
水性または有機性媒体で現像することができる。しか
し、本発明の利点は、層を有機性媒体で現像した場合に
特に明らかとなる。
【0023】本発明に必須な要素は、IR融蝕層Aおよ
びBの少なくとも2層の異なった種類の新規組み合わせ
である。これらは光重合性層に直接、または間接的に、
即ち薄い内部層、例えば粘着または遮蔽層によって分離
されて、存在していてもよい。IR融蝕層は好ましく
は、光重合性層に直接塗布される。
【0024】IR融蝕層Aは、少なくとも1種のエラス
トマーの結合剤とレーザー照射のためのIR吸収剤を含
んでいる。使用できるエラストマーの結合剤の例とし
て、光重合性層の製造に使用される結合剤が挙げられ
る。特に、ジエン単位、例えばポリブタジエン、ポリイ
ソプレンまたは天然ゴムを含む重合体が使用できる。ス
チレン、アクリロニトリルまたはアクリレート単位を含
む硬質重合体ブロックと、ジエン重合体、例えばブタジ
エンまたはイソプレンなどを含む弾性ブロックを持つブ
ロック共重合体の使用が特に有利である。適当なもの
は、例えばDE−A2215090に記載されているよ
うな、スチレン−イソプレン−スチレンまたはスチレン
−ブタジエン−スチレンブロックを有するエラストマー
の、三ブロック共重合体である。三ブロック共重合体は
エラストマーのみとして使用されるか、代わりに、例え
ばスチレン−イソプレンまたはスチレンブタジエン二ブ
ロック共重合体のような二ブロック共重合体との混合物
として使用することができる。SISブロック共重合体
が好ましい。ジエン単位は、完全にまたは部分的にハロ
ゲン化されていることも可能である。
【0025】他のエラストマー、例えばアクリレートゴ
ム、エラストマーのポリウレタン、例えばポリエーテル
ポリウレタンまたはポリエステル−ポリウレタンなど、
シリコーンゴムまたはエラストマーのポリアミドを使用
することもできる。
【0026】もちろん2種以上の異なったエラストマー
の結合剤の混合物を使用することもできる。
【0027】IR融蝕層Aにおいて結合剤Aの量は、I
R融蝕層Aのすべての成分の量に対して、一般に40質
量%より多く、最大90質量%、好ましくは45から8
0質量%、および非常に特に好ましくは45から70質
量%である。
【0028】IR融蝕層Bは少なくとも1種の自己分解
性結合剤および少なくとも1種のレーザー照射のための
IR吸収剤を含む。
【0029】自己分解または自己酸化性結合剤は、溶融
することなしに、熱の作用下で非常にた易く分解する
か、解重合する結合剤である。そのため対応する画素は
非常に急勾配の縁を持ち、非常に高い分解能を達成する
ことを可能にしている。使用可能な自己分解性または自
己酸化性結合剤は、アジド基および非常に特に好ましく
はニトロ基または硝酸エステル基を含む結合剤である。
【0030】適当な結合剤の例として、ポリグリシジル
アジド、ポリグリシジルニトラートまたはポリビニルニ
トラート、ニトロ置換のスチレンの重合体、例えば、ニ
トロ、ジニトロ、またはトリニトロスチレン基を含む重
合体が挙げられる。ポリスチレンは、さらにその主鎖が
ニトロ置換されていてもよい。さらに例として、ポリア
クリレート、ポリメタアクリレート、例えば2,4−ジ
ニトロフェニルアクリレートまたはp−ニトロフェニル
アクリレートをモノマー単位として含む重合体が挙げら
れる。
【0031】特に適当な自己分解性結合剤は、セルロー
スまたは例えばセルロースエーテルなどのセルロース誘
導体の硝酸エステルである。この種の硝酸エステルは、
ニトロセルロースとしても知られ、硝酸エステル基の含
量が様々である市販品が使用でき(例えばWolff−
Walsrode)、エステル化の程度は分解特性に影
響を及ぼすのみでなく、ニトロセルロースの溶解特性に
も影響を及ぼす。本発明は、好ましくはアルコールに可
溶なニトロセルロース等級を用いておこなわれる。これ
らは市販されており、通常Nの含量は10.9から1
1.3%である。しかし、さらに高い窒素の含量を持つ
他の等級も使用することができる。
【0032】セルロースエーテル、例えばメチルセルロ
ース、エチルセルロース、特に2−ヒドロキシエチル
−、2−ヒドロキシプロピル−またはカルボキシメチル
セルロースなどの硝酸エステルも使用することができ
る。硝酸化カルボキシメチルセルロースは水に対する溶
解性が向上したNa塩として使用することもできる。も
ちろん様々な自己分解性結合剤の混合物も使用すること
ができる。
【0033】IR融蝕層B中の自己分解性結合剤の量
は、IR融蝕層Bの全成分の量に対して一般に40質量
%より多く、最大90質量%、好ましくは45から80
質量%、および非常に特に好ましくは45から70質量
%である。
【0034】さらに、層AおよびBは、少なくとも1種
のレーザー照射のための吸収剤を含んでいる。
【0035】吸収剤は、層に細かく分布する物質であ
る。これは、750から20000nmの間に最大可能
吸収を持っているべきである。吸収剤として適当な物質
は、赤外吸収染料、例えばフタロシアニンおよびフタロ
シアニン誘導体、メロシアニンまたはメチン染料など、
および強く発色した無機顔料、例えば、カーボンブラッ
ク、グラファイト、酸化鉄、または酸化クロムなどであ
る。カーボンブラックが好ましい。IR吸収剤としての
機能に加えて、カーボンブラックは、同時にIR融蝕層
を化学線の照射にたいして不透明にすることを確実に
し、これは、追加でUV吸収染料を使用する必要が全く
無いことを意味する。できる限り高い可能な着色力と、
できる限り均一な層を得るために、微粒子を使用するこ
とが好ましい。微細カーボンブラック等級が好ましく、
例えば、Printex(登録商標)U、Printe
x(登録商標)L6、Special Black4ま
たはSpecial Black250(Deguss
a製)が挙げられる。
【0036】レーザー照射の吸収剤の量は、層のすべて
の成分の和に対して、通常1から59.9質量%、好ま
しくは10から50質量%、特に好ましくは25から5
0質量%である。
【0037】IR融蝕層AおよびBは、追加でさらに補
助剤または添加剤を含んでいてもよい。この種の補助剤
の例として、顔料の分散助剤、充填材、可塑剤、被覆助
剤が挙げられる。この種の補助剤または添加剤は、層の
特性に悪影響を与えない限り、層に求められる特性に応
じて当業者によって選択される。カーボンブラックの分
散助剤として、特に、ポリオキシアルキレン誘導体、例
えば、Solperse等級(Avecia製)または
ブロック共重合体、例えば、Disperbyk等級
(Byk製)が挙げられる。補助剤としてUV吸収剤を
使用することも可能である。これは通常吸収剤としてカ
ーボンブラックを使用する場合は全く必要がないが、時
たま有利であろう。IR染料を吸収剤として使用する場
合、さらにUV吸収剤の使用は、それぞれの場合全く必
要ではないのにかかわらず、しばしば避けられない。一
般に、IR融蝕層のすべて成分の和に対して、すべての
添加剤および補助剤の量は、20質量%、好ましくは1
0質量%、非常にとくに好ましくは、5質量%をこえる
べきでない。
【0038】1番目の結合剤に加えて、IR融蝕層Aお
よびBは、異なる化学的性質を有するさらに少なくとも
1種の結合剤を含んでいてもよく、これは、以下では2
番目の結合剤として記載される。2番目の結合剤とし
て、異なる複数の結合剤を使用することもできる。2番
目の結合剤の量は、一番目の結合剤の量よりも少ない。
この種の2番目の結合剤はIR融蝕層のすべての成分に
対して通常0から40質量%、好ましくは0から20質
量%、特に好ましくは0から10質量%である。
【0039】2番目の結合剤は、求めるIR融蝕層の特
性に応じて、2番目の結合剤によって層の特性に悪影響
が及ぼされることのないことを条件として当業者が選択
する。
【0040】層AおよびBの順序は、本発明にとって重
要ではない。層Aは、最も下の層、即ち光重合性印刷層
上に直接配置され、層Bは最も上に配置されていてもよ
い。しかし、逆の層の順序、即ちB−Aの順とし、エラ
ストマーの層と光重合性層の間に自己分解性結合剤を含
む層が埋め込まれている場合は特に有利である。層Aと
Bが複数存在していることも可能である。このように、
例えば層が、2層の層Aの間に埋め込まれている自己酸
化性結合剤Bを含む層を持つ、A−B−Aの順序のサン
ドウィッチ層の形で存在していてもよい。
【0041】層AおよびBに加えて、フレキソ印刷要素
がさらに、好ましくは異なった組成のIR融蝕層、例え
ば層Cを含んでいてもよい。層の順序は、例えばA−B
−C、B−A−C、またはC−B−Aが可能である。こ
の種の層Cは、結合剤とIR吸収剤を含む層AおよびB
と類似の構造を持っていてもよいが、異なった組成を持
っていてもよい。層Cは好ましくはそれ自体IR融蝕さ
れる。しかし、最小の要求は、この種の追加の層が、A
とBの融蝕を妨げてはならない、即ち、少なくともそれ
らと共に除去することができなければならないというこ
とである。すべての層は、さらに光重合性層の現像液に
可溶であるか、または少なくとも膨潤可能であるべきで
ある。
【0042】層AおよびBと他のすべての追加の層の順
序の全体は、実質的に化学線に対して不透明である。一
般に、すべてのIR融蝕層の、化学線スペクトル領域に
おける光学濃度は、少なくとも2.5、好ましくは少な
くとも3.0、非常に特に好ましくは3.5である。当
該光学濃度は、各々の場合、全面の照射の間印刷要素の
露光に使用された波長または波長範囲で測定される。個
々の層の光学濃度が異なっていることは全く可能であ
り、各層の光学濃度は、通常2.5未満である。全体の
層の特性が重要である。
【0043】すべてのIR融蝕層の全体の厚さは、層が
レーザー照射により可能な限り有効に除去できるよう
に、できるだけ薄いものであるべきである。全体の層の
厚さは、全体が、少なくとも2.5の光学濃度を持って
いる限りは、下限に限定される。一般に厚さは1から1
0μmが適当であるが、本発明はこの範囲に限定されな
い。層を構築する個々の層の厚さは、当業者によって、
求める特性に応じて決定される。しかし一般に、個々の
層の厚さは、層全体の厚さの20%未満とはされない
が、本発明はこれらに限定されない。2つの層Aおよび
Bの場合、厚さの比が60:40から40:60である
のがよいことがわかっている。
【0044】この種の保護フィルムは全く必要ないのに
もかかわらず、移動、保存、取り扱いの間の損傷に対し
て、本発明のIR融蝕フレキソ印刷要素を柔軟な保護フ
ィルムにより保護することが推奨される。
【0045】本発明の感光性フレキソ印刷要素は、まず
支持体に光重合性層と、任意で他の層を塗布し、続いて
IR融蝕層AおよびB、所望により他の層を次々に塗
布、例えば流延または積層を行なうことによって製造で
きる。このために、まずすべての層の成分を、激しく混
合した適当な溶媒または溶媒混合物中に溶解または分散
させる。この種の溶液または分散液を、直接光重合性の
要素に層ごとに塗布し、溶媒を蒸発させる。しかし、溶
液は、支持フィルム、例えばPETフィルム上に層ごと
に流延することもでき、それぞれの溶媒を蒸発させる。
被覆された支持体は、それから光重合性層上に、圧力
下、および/または熱の影響下、積層される。それから
IR融蝕層の支持体は、すべての光重合性印刷要素の保
護フィルムとして機能する。もちろん、この方法におい
て、最も上の層を最初に流延し、他の層を続いて流延す
べきである。
【0046】本発明の、複数のIR融蝕層AおよびBを
備えた感光性印刷要素は、フレキソ印刷版の製造に使用
される。存在する場合には、保護フィルムが、まず除去
される。それからIR融蝕層に、写真マスクを得るため
に適当なレーザーによりイメージを照射する。適当なI
Rレーザーとして、例えば、Nd/YAGレーザー(1
064nm)およびダイオードレーザー(例えば830
nm)が挙げられる。コンピューター・トゥ・プレート
技術のための適当なレーザーシステムは市販されてお
り、例えば、OmniSetter(登録商標)ダイオ
ードレーザーシステム(Misomex、波長830n
m、働き幅1800nm)またはdigilas(登録
商標)Nd/YAGレーザーシステム(Scheper
s)が挙げられ、各々円筒ドラムを含み、その上に、I
R融蝕層を持ったフレキソ印刷要素が取り付けられてい
る。ドラムを続いて回転させ、印刷要素に、レーザービ
ームで、像が描かれる。
【0047】マスクの書き込みの後、感光性要素は、全
面をマスクを通して化学線に露光される。これは、レー
ザー円筒の上で直接行なうことが有利である。しかし、
版を取り除いて慣用の平台露光装置で、大気中、窒素下
または減圧下で露光することもできる。露光工程の間、
層は、続く工程で、IR融蝕により被覆されていない領
域を光化学的に架橋され、一方被覆されている領域は架
橋されていないままである。
【0048】次の工程で、露光要素は現像される。現像
は、原則的に、フレキソ印刷版用の市販の洗い出し試
薬、例えば、nylosolv(登録商標)またはOp
tisol(登録商標)を用いて市販の現像装置で行な
うことができる。現像の間、未露光の光重合性層とIR
融蝕層の残渣が取り除かれる。この工程で、単一の洗い
出し試薬のみを用いることが好ましい。しかし、まずI
R融蝕層の残渣を洗い出し試薬を用いて除去し、続いて
版を第2の洗い出し試薬で現像することもできる。現像
の後、得られたフレキソ印刷版は、公知の方法で乾燥さ
れる。工程は、さらに工程、例えば、UV−CまたはB
による脱粘着の工程を含んでいてもよい。
【0049】本発明の複数のIR融蝕層を有するフレキ
ソ印刷要素は、いくつかの利点を持っている。
【0050】レ−ザー照射の感度は、純粋なニトロセル
ロース層に及ばないが、それでもほとんどの市販の版よ
りも高い。エラストマーの層Aと、特にニトロセルロー
スのような自己分解性の結合剤を含む層Bの組み合わせ
は、まず非常に感度の高いフレキソ印刷要素が、驚くほ
ど高い弾性にもかかわらず得られることを意味する。こ
の種のフレキソ印刷版は容易にレーザー露光ユニットの
ドラムの周りに層の破れやしわの寄りなしに据え付ける
ことができる。ニトロセルロース層中の可塑剤の量は、
明らかに、純粋なニトロセルロース版と比較して少なく
することができる。エラストマーの結合剤を含むIR融
蝕層が最上部に位置している場合特に明らかに有利であ
る。層の表面は、粘着性がなく、保護または被覆フィル
ムの粘着性な低く、問題なく保護フィルムを取り除くこ
とができる。光重合性層に対する粘着性は高く、そのた
めIR融蝕層は、速い意図しない保護フィルムの除去に
おいてでさえ光重合性層に対して粘着している。層は、
nylosolv(登録商標)などの慣用される有機洗
い出し剤を用いて洗浄除去することができる。
【0051】
【実施例】以下の実施例により例を挙げて、本発明をさ
らに詳細に説明する。
【0052】IR吸収剤および結合剤の製造の一般的な
操作 分散助剤(Solsperse 20000)を溶媒混
合物中に予備溶解する。次いで、結合剤A(複数でもよ
い)と他の添加剤を攪拌しながら加え、溶解する。それ
からカーボンブラックをゆっくりと加え、溶解機の速度
5000rpmで、15分間分散させる。得られた混合
物を実験室用攪拌ボールミルで1時間磨砕する。分散液
は、すべての成分の合計に対して10質量%の固体含量
を有している。
【0053】層Bの固体成分の分散液は、適当な溶媒中
類似の方法で得られる。
【0054】まず、分散液Aまたは分散液Bのいずれか
を、実験室用ナイフコーターを用いてPETフィルム上
にコートし、60℃で10分間乾燥させる。それから同
様の条件で残りの分散液を導入し、乾燥する。
【0055】化学線のスペクトル領域におけるこの種の
フィルムの光学濃度は3.0から3.5である。
【0056】保護フィルムと基板層は、市販のフレキソ
印刷版FAH254タイプ(BASF製)から除去さ
れ、そのため光重合性層の表面が現れる。IR融蝕層組
成物で被覆されたPETフィルムは、光重合性層の表面
に乾燥積層され、そのため、IR融蝕層組成物と光重合
性層は、互いに結合する。PETフィルムは、保護層を
形成する。版は室温で1週間保存される。
【0057】[実施例1]IR融蝕層Bのための分散液B
が、トルエン、プロパノール、ベンジルアルコールおよ
び酢酸エチルを含む混合溶媒中、35質量%のカーボン
ブラック、3質量%の分散助剤(Solperse 2
0000)、52質量%のニトロセルロース(タイプA
400、Wolff−Walsrode製)および10
質量%の可塑剤(Plasthall 41 41(C
P Hall))(乾燥層のすべての成分の全量に対す
るデータ)から記載された通りに製造された(固体含量
10質量%)。
【0058】IR融蝕層Aのための分散液Aが、エタノ
ール、酢酸エチルおよびベンジルアルコールを含む溶媒
混合物中、35質量%のカーボンブラック、3質量%の
分散助剤(Solperse 20000)、62質量
%のエラストマーの結合剤(エラストマーのポリエーテ
ル−ポリウレタン Surkofilm72S,Mit
chanol)(乾燥層のすべての成分の全量に対する
データ)から記載された通りに製造された(固体含量1
0質量%)。出発材料と量は表1にも示してある。
【0059】まず分散液AをPETフィルム上に流延
し、乾燥し、次いで分散液Bを流延し、乾燥した。得ら
れた層組成物を記載したようにフレキソ印刷版上に積層
した。層組成物の厚さは約2.5μmであり、2層の部
分層は等しい厚さであった。
【0060】被覆フィルムの粘着性、基板の粘着性、得
られた版のIR融蝕層の弾性と粘着性が測定された。測
定パラメーターのための測定方法を表3に示し、結果を
表2に示す。
【0061】[実施例2および3]操作は実施例1と同様
であるが、異なるエラストマーの結合剤を使用した。
【0062】[比較実施例C1]操作は実施例1と同様で
あるが、層Aを除き、ニトロセルロースを含む層Bのみ
を流延した。層Bの厚さは約2.5μmであった。
【0063】[比較実施例C2]操作は実施例C1と同様
であるが、アルコール可溶性ニトロセルロース タイプ
A 400をエステル可溶性タイプE 900(各々W
olff−Walsrode製)に変更した。
【0064】[レーザーイメージング、フレキソ印刷版
への転換の一般的操作]PET保護層を、IR融蝕層組
成物を持つフレキソ印刷要素から取り除き、版をNd/
YAGレーザーシステム(Scheper,Ohio,
digilas(登録商標))の回転ドラム(直径0.
25m)の上に取り付ける。ドラムを1600rpmで
回転させる。レーザーは、ドラムの回転に対して10μ
mづつ前進する。
【0065】最初の実験において、まずレーザービーム
が当たる点のIR融蝕層の完全な除去に必要な最小のレ
ーザー出力が、各々の版において当該ドラム速度とレー
ザーの進行のために決定された。必要なレーザー出力
は、版の感度、即ち、層を除去するために必要な、単位
面積当りの最小エネルギーをJ/mで決定するために
使用することができる。
【0066】さらに実験では、各々の版が、決定された
レーザー出力で、ディジタル方式で描画される。ディジ
タルマスクと共に得られた光重合性のフレキソ印刷要素
は、15分間慣用の方法で、化学線で照射され、次いで
慣用の方法で、ブラシ洗浄機で、市販の(有機)洗い出
し試薬nylosolv(登録商標)IIを用いて現像
される。現像の後に、版を60℃で2時間乾燥し、粘着
性を取り除くためにUV−C光を照射し、最後に10分
間化学線で後架橋させる。
【0067】[実施例1−3および比較実施例C1−C
2]各々の場合に、製造されたフレキソ印刷要素を使用
した。各々の場合に決定されたレーザー出力と感度を表
2に示した。IR融蝕層の、洗い出し試薬中の洗浄除去
のし易さも測定された。結果を表2に示し、測定方法を
表3に示した。
【0068】[比較実施例C3−C6]IR融蝕層を有す
る4種の市販のフレキソ印刷要素の機械的特性、感度、
操作特性が、上記の概略の通りに測定された。結果を同
様に表2に示した。
【0069】
【表1】
【表2】
【表3】
【0070】基板粘着性と被覆フィルムの粘着性の値は
N/4cm:N/4cmで表す。4cm幅の印刷版の一
片をZwick1435 Universal試験機
で、応力/歪試験のために測定した。 洗浄除去のし易さ:nyloflex Combi L
FII洗い出しユニットで標準の洗い出し操作を行な
う。
【0071】実施例および比較実施例は、フレキソ印刷
要素が、優れた方法で、要求を満足させるように得られ
ることを示す。本発明の、少なくとも2種のIR融蝕層
を含むフレキソ印刷要素は、市販のフレキソ印刷版用の
現像液に非常にた易く溶解するアルコール可溶のニトロ
セルロース等級も使用することができる点が有利な点で
ある。これらの最も上のフィルムの粘着によって、この
種の等級の使用は、公知の単層組成物の場合は不可能で
あった。本発明は、この種の等級の使用の可能性を開拓
するものである。
フロントページの続き (72)発明者 ザビネ、フィリップ ドイツ、64546、メルフェルデン−ヴァ ルドルフ、ズデーテンシュトラーセ、23 (56)参考文献 特開 平9−171247(JP,A) 特開 平11−314472(JP,A) 特開2001−324815(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/095 G03F 7/00 502 G03F 7/11 501 B41C 1/00 B41N 1/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、寸法の安定な支持体、少なく
    とも、エラストマーの結合剤、重合可能な化合物及び光
    開始剤または光開始剤組成物を含む少なくとも1層の光
    重合性層、各々少なくとも1種の結合剤およびレーザー
    照射のためのIR吸収剤を含む少なくとも2層のレーザ
    ー融蝕可能な層AおよびB、任意で、除去可能な柔軟な
    保護フィルムを含み、層Aの少なくとも1種の結合剤が
    エラストマーの結合剤であり、層Bの少なくとも1種の
    結合剤が、自己分解性結合剤であり、一連のIR融蝕層
    の全体の、化学線スペクトル領域における光学濃度が少
    なくとも2.5である、レーザーによるディジタルイメ
    ージングを行なうフレキソ印刷版製造のための感光性フ
    レキソ印刷要素。
  2. 【請求項2】層Bの自己分解性結合剤が、ニトロ基また
    は硝酸エステル基を含む、請求項1に記載の感光性フレ
    キソ印刷要素。
  3. 【請求項3】ニトロ基および/または硝酸エステル基を
    含む結合剤が、セルロースまたはセルロースエーテルの
    硝酸エステルである、請求項2に記載の感光性フレキソ
    印刷要素。
  4. 【請求項4】エラストマーの結合剤が、ジエン単位を含
    む結合剤である、請求項1から3のいずれかに記載の感
    光性フレキソ印刷要素。
  5. 【請求項5】IR吸収剤がカーボンブラックである請求
    項1から4のいずれかに記載の感光性フレキソ印刷要
    素。
  6. 【請求項6】フレキソ印刷要素がさらにIR融蝕層を有
    している請求項1から5のいずれかに記載の感光性フレ
    キソ印刷要素。
  7. 【請求項7】使用する出発材料が請求項1から6のいず
    れかに記載の感光性フレキソ印刷要素であり、(a)除
    去可能な、柔軟な保護フィルムが存在する場合は、これ
    を除去する工程、(b)IR融蝕層を含む層組成物にI
    Rレーザーによりマスクを書き込む工程、(c)工程
    (b)で形成したマスクを通して感光性要素の全面を化
    学線で露光する工程、(d)少なくとも1種の現像液に
    より工程(c)で形成された中間体を処理し、この処理
    の間に工程(b)で除去されていないIR融蝕層の残渣
    を除去し、露光した光重合性層を現像する工程を含む、
    フレキソ印刷版の製造方法。
  8. 【請求項8】工程(b)が回転ドラムを有するレーザー
    装置を用いて行われ、フレキソ印刷要素がこのドラムに
    融蝕のために取付けられている、請求項7に記載の方
    法。
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