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JP3412046B2 - Attachment structure between hinge piece and frame member, spectacles provided with the attachment structure, and attachment method between hinge piece and frame member - Google Patents

Attachment structure between hinge piece and frame member, spectacles provided with the attachment structure, and attachment method between hinge piece and frame member

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JP3412046B2
JP3412046B2 JP2001311870A JP2001311870A JP3412046B2 JP 3412046 B2 JP3412046 B2 JP 3412046B2 JP 2001311870 A JP2001311870 A JP 2001311870A JP 2001311870 A JP2001311870 A JP 2001311870A JP 3412046 B2 JP3412046 B2 JP 3412046B2
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JP
Japan
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hinge piece
temple
frame member
hinge
leg
Prior art date
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JP2001311870A
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Japanese (ja)
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Inventor
武志 木原
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株式会社ホリカワ
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Filing date
Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ヒンジ片とフレー
ム部材との取り付け構造、その取り付け構造を備えた眼
鏡、及びヒンジ片とフレーム部材との取り付け方法に関
する。 【0002】 【従来の技術】近年、眼鏡に用いるフレーム部品の金属
素材は、軽量性、堅牢性、形状記憶特性、超弾性特性、
加工容易性等の観点から種々のものが開発されている。
例えば、ニッケル・チタン合金は、形状記憶特性や超弾
性特性に優れ、しかも軽くて丈夫である等の理由から、
高級眼鏡のテンプルやブラケット、ブリッジ等によく用
いられる。 【0003】また、チタン系合金は、軽量で堅牢性に富
み、切削等の加工を施し易いため、加工を要し変形を嫌
うリムやヒンジ片等に使用されることが多い。他にも、
洋白(洋銀)やニッケル系合金、ステンレス、アルミニ
ウム、マグネシウム等が素材として知られており、この
ような種々の特性を有する金属素材よりなる部品が相互
に連結されて1つの眼鏡フレームとなる。 【0004】こうした素材の多様化に伴って、眼鏡フレ
ームを製造する場合、異種金属部品同士を接合させるこ
とが必要となってくる。上記の例でいえば、ニッケル・
チタン合金よりなるテンプルやブラケットと、チタン系
合金よりなるヒンジ片とを接合するような場合である
(図13参照)。 【0005】こうした異種金属部品の接合には、通常、
ロウ付けやスポットロウ付け、スポット熔接等の方法が
採られることが多い。中でも、ニッケル・チタン合金
は、同種・異種を問わず他の金属部品との接合性が特に
悪く、これらの方法では接合しないため、同合金の表面
にニッケルメッキしそれを介してロウ付けするなどの工
夫がなされている。 【0006】しかし、これらの加熱による接合方法を用
いると、通常、テンプルやヒンジ片等の金属部品に、い
わゆる「鈍り」の現象(即ち金属組織が硬く脆くなる現
象)が発生する。例えば、ニッケル・チタン合金が鈍る
と、同合金特有の形状記憶特性や超弾性特性が失われ、
眼鏡の着脱を繰り返すうちに、テンプルが外側に広がっ
たまま戻らなくなるという不具合が生じる。また、ヒン
ジ片が鈍ると、コマ部が変形し易くヒンジの噛み合いが
悪くなったり、極端な場合にはコマ部が割れてしまった
りする等の問題を生じる。 【0007】実際に、ビッカース硬度計によりヒンジ片
等の硬度(単位Hv)を測定すると(図14参照)、各
部分(X、Y、Z)ともロウ付け前の硬度と比較して、
ロウ付け後の硬度が弱くなるのが分かる(X、Y、Zは
全てチタン系合金よりなる)。また、鈍りの影響はテン
プルやヒンジ片が薄くなるほど大きくなる。そのため、
こうした事態を避けるために、従来より、テンプルを肉
厚にしたりヒンジ片のコマ部を分厚くしたりして、鈍り
の影響を低減させる工夫がなされてきた。 【0008】しかし、それでは、眼鏡を製造する場合、
そのデザインが強く制限を受けることになる。また、図
15に示すように、テンプルの先端部を肉厚にすると、
斜線部Aの領域のみが鈍り、少なくともBの領域の形状
記憶特性や超弾性特性は失われない。しかし、テンプル
のBの領域、すなわち眼鏡の着用者の顔面により近い領
域のみが外側に曲がるため、着用者に強い締め付け感を
与えてしまう欠点があった。 【0009】つまり、上記のごとく金属素材として種々
のものが開発されているにもかかわらず、その接合に加
熱に頼る従来通りの方法を用いていたのでは、その金属
素材の優位な特性は失われ、それを回避しようとすれ
ば、デザインの自由度を犠牲にしなければならないとい
う不都合が生じるのである。従って、こうした問題を解
消するためには、加熱を伴わない新たな接合方法の開発
がどうしても必要となる。 【0010】このような発想に基づく接合方法として
は、以前から、いわゆるスパルタ方式による方法、すな
わちテンプルの先端部を加工してコマ部に成形する方法
が知られている。しかし、この方法も、デザインが制限
され、非常に硬いニッケル・チタン合金ではこのような
加工が相当面倒である等の点で、必ずしも好ましい方法
とは言いがたい。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる実情
を背景に、上記の問題点を克服するためになされたもの
である。すなわち、本発明の目的は、ロウ付け等の加熱
を伴う接合方法を用いずに、別体のヒンジ片とフレーム
部材とを確実に取り付け得るヒンジ片とフレーム部材と
の取り付け構造及び取り付け方法を提供することであ
る。加えて、いかなるデザインにも対応できるヒンジ片
とフレーム部材との取り付け構造及び取り付け方法を提
供することである。 【0012】 【課題を解決するための手段】かくして、本発明者は、
このような課題背景に対して、鋭意研究を重ねた結果、
ヒンジ片に脚部を設けフレーム部材(即ちテンプルやブ
ラケット)に形成した凹部に対して該脚部を挿入した状
態で塑性変形させて咬合させたり、フレーム部材の両側
面に形成した凹部に対して該脚部を加圧により塑性変形
させて該凹部を抱合するように咬合させる、いわゆる特
殊なカシメ構造にして結合することにより、ヒンジ片と
フレーム部材とを確実に結合させることができることを
見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたもので
ある。 【0013】すなわち、本発明は、(1)、ヒンジ片と
フレーム部材との取り付け構造であって、ヒンジ片に
頭部と脚部とが形成されており、フレーム部材には貫通
した凹部が形成されており、前記脚部が該貫通した凹部
に挿入された状態で塑性変形により該貫通した凹部を充
填し且つ咬止部を形成し、該咬止部とヒンジ片の頭部と
がフレーム部材を挟みつけることにより咬合固定してい
るヒンジ片とフレーム部材との取り付け構造に存する。 【0014】そして、(2)、ヒンジ片とフレーム部材
との取り付け構造であって、ヒンジ片に脚部が形成さ
れ、フレーム部材の両側面に凹部が形成され、該脚部が
フレーム部材を抱合する状態で塑性変形により該凹部を
充填し且つ咬止部を形成することにより咬合固定してい
るヒンジ片とフレーム部材との取り付け構造に存する。 【0015】そしてまた、()、前記フレーム部材は
ニッケル・チタン合金よりなるテンプル又はブラケット
であるヒンジ片とフレーム部材との取り付け構造に存す
る。 【0016】そしてまた、()、前記ヒンジ片とフレ
ーム部材との取り付け構造を備えた眼鏡に存する。 【0017】そしてまた、()、ヒンジ片とフレーム
部材との取り付け方法であって、フレーム部材に貫通し
た凹部を形成する凹部形成工程と、加圧により該貫通し
た凹部に挿入したヒンジ片の脚部を塑性変形させて該貫
通した凹部に充填させ且つ咬止部を形成し該咬止部とヒ
ンジ片の頭部とでフレーム部材を挟みつけることにより
咬合固定させる咬合固定工程とを有するヒンジ片とフレ
ーム部材との取り付け方法に存する。 【0018】そしてまた、()、ヒンジ片とフレーム
部材との取り付け方法であって、フレーム部材に凹部を
形成する凹部形成工程と、加圧により該凹部に挿入した
ヒンジ片素材の脚部を塑性変形させて該凹部に充填させ
且つ咬止部を形成して咬合固定させる咬合固定工程と、
該ヒンジ片素材の頭部を成形してヒンジ片とする頭部成
形工程とを有するヒンジ片とフレーム部材との取り付け
方法に存する。 【0019】本発明はこの目的に沿ったものであれば、
上記1〜の中から選ばれた2つ以上、および
組み合わせた構成も当然採用可能である。 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の取
り付け構造及び取り付け方法について、いくつかの好適
な実施の形態を挙げて述べる。以下の実施の形態におい
ては、フレーム部材がテンプルである場合について述べ
るが、ブラケット(別名「智」)である場合についても
同様に説明できることは言うまでもない。 【0025】〔第1の実施の形態〕本発明の取り付け構
造の特徴は、ヒンジ片に形成した脚部が、加圧により塑
性変形して、テンプルに設けた凹部を充填し且つ咬止部
が形成されることによりフレーム部材に咬合固定されて
いる構造である。こうしたいわゆるカシメ構造とするこ
とにより、ヒンジ片とテンプルとは確実に結合し固定さ
れるのである。 【0026】このような構造で結合しているヒンジ片及
びテンプルの1つの形態を、図1に概略断面図で示す。
この実施の形態においては、ヒンジ片1aの脚部5が塑
性変形してテンプル3に形成した貫通した凹部6を充填
し、該脚部5が塑性変形して形成された咬止部7とヒン
ジ片の頭部8がテンプル3を挟みつけることにより、咬
合固定されている。 【0027】すなわち、本発明の取り付け構造において
は、ヒンジ片の脚部がテンプルの凹部を充填することで
前後左右の方向へのズレを防ぎ、咬止部と頭部とがテン
プルを挟みつけることで上下方向への抜けが阻止される
のである。従って、加熱を伴うロウ付け等は一切必要な
く、鈍りが生じないため、金属部品の特性や強度がその
まま生かされ、コマ部を薄くも厚くもできる。 【0028】また、ヒンジ片の脚部の長さ等を調整する
ことにより、テンプルが肉薄でも肉厚でも柔軟に対応で
きる利点も有する。つまり、本発明の取り付け構造を用
いれば、いかなるデザインの眼鏡も自在に製造できるの
である。 【0029】〔取り付け方法1〕次に、上記の構造にヒ
ンジ片とテンプルとを取り付ける方法について、いくつ
か例を挙げて述べる。最初の方法は、予め頭部を成形さ
れ脚部を形成されたヒンジ片を、テンプルに形成した凹
部に挿入し咬合固定する方法である。 【0030】まず、頭部を成形され脚部を形成されたヒ
ンジ片を用意する。図2は、予め頭部を成形され脚部を
形成されたヒンジ片の形成例を示す斜視図である。ヒン
ジ片1aの頭部8(コマ部2を含む)及び脚部5は、通
常の切削加工及び打ち抜き加工等を使って形成すればよ
く、脚部5の長さは先述したように咬合固定するテンプ
ルの厚さに合わせて設定する。 【0031】次に、テンプルに貫通した凹部を形成する
(凹部形成工程)。この場合も、通常用いられる抜き型
による打ち抜き加工等の方法により、貫通した凹部
(穴)を形成すればよい。 【0032】最後に、このように形成したヒンジ片の脚
部をテンプルの貫通した凹部に咬合固定する(咬合固定
工程)。図3〜図5は、咬合固定の過程を示した図であ
る。図3は、テンプルの凹部にヒンジ片の脚部を挿入す
る前の状態を示し、図4は、プレス型によりテンプルに
ヒンジ片を咬合する過程、図5は、その下方の拡大図で
ある。 【0033】まず、ヒンジ片1aの脚部5をテンプル3
の貫通した凹部6に挿入(図3参照)した状態で、それ
らをプレス型に載せ加圧し咬合させる(図4、図5参
照)。すなわち、テンプル3の貫通した凹部6に挿入し
たヒンジ片1aを下型(アンビル)9の上に置き、左右
の側面から当て型10を当てて押さえながら、上型11
でプレスする。 【0034】すると、ヒンジ片1aの脚部5は加圧によ
り塑性変形しながら、テンプル3の貫通した凹部6を充
填していき、下型9に予め形成してあるへこみ部12に
従って咬止部7を形成するのである。こうして、ヒンジ
片とテンプルとの取り付けが完了する。 【0035】因みに、へこみ部12に模様となる凹凸を
形成しておけば、咬止部7を含む面に模様を写し取るこ
とも可能である。また、咬止部7を含む部分を大きくし
たり成形したりして装飾等とすることも当然可能であ
る。この場合、鍛造加工しやすい材料をヒンジ片に用い
れば、例えばニッケル・チタン合金等の成形しにくく模
様の出しにくいテンプル材の上に装飾性の有る段差の大
きい装飾部を作ることも可能となる。 【0036】〔取り付け方法2〕ヒンジ片とテンプルを
取り付けるもう1つの方法は、ヒンジ片素材の脚部をテ
ンプルの凹部に挿入して咬合固定した後、このヒンジ片
素材の頭部を成形してヒンジ片を形成する方法である。 【0037】まず、ヒンジ片素材を用意する。図6に、
ヒンジ片素材の例を示す。このようにヒンジ片素材13
は、テンプルの貫通した凹部に充填し易い形状の脚部1
4と、所定のヒンジ片に加工し易い形状を有する頭部1
5とよりなる。 【0038】次のテンプルに貫通した凹部を形成する凹
部形成工程、及び加圧によりヒンジ片素材の脚部をテン
プルの貫通した凹部に咬合させる咬合固定工程について
は、取り付け方法1と同様である。 【0039】脚部に咬止部が形成され、テンプルに咬合
固定された状態のヒンジ片素材を、図7の断面図に示す
〔ここでは図6(B)を咬合固定した場合を示す〕。こ
のように、加圧によりヒンジ片素材13の脚部14は塑
性変形しながら、テンプル3の貫通した凹部6に充填さ
れ、咬止部16が形成される。この咬止部16と頭部1
5がテンプル3を挟みつけるのである。 【0040】そして、最後にヒンジ片素材13の頭部1
5を、切削や冷間鍛造加工(打抜等も含む)等によりコ
マ部等の必要な形状に加工して、図1に示すようなヒン
ジ片に成形する(頭部成形工程)。こうしてヒンジ片と
テンプルとの取り付けが完了する。 【0041】さてここで、参考までに、上記方法1と比
較しながら、方法2を採用した場合の利点について述べ
る。方法1においては、加圧時に、ヒンジ片のコマ部を
潰さないようにしなければならないので金型が複雑な形
状となるが、方法2ではその必要はない。 【0042】むしろ圧入の際、ヒンジ片素材全体に圧力
がかかるため、ヒンジ片素材の金属組織が強くなる。従
って、ヒンジ片や特にコマ部を、外力による変形に対し
てより強く、より割れにくいものにすることが可能とな
るのである。以上、方法1及び方法2は、第1の実施の
形態を形成する場合について述べたが、以下の実施の形
態の形成にも適用可能であることは言うまでもない。 【0043】〔第2の実施の形態〕第1の実施の形態に
おいては、テンプル側の凹部として貫通した凹部を形成
する場合を示したが、デザイン上の要請等のため、テン
プルの凹部を有底の凹部とすることも当然可能である。 【0044】図8は、有底の凹部を形成されたテンプル
の例を示す図である。テンプル3の凹部を有底の凹部1
7とする場合、単に凹みを形成しただけではヒンジ片の
脚部が咬止部を形成できないので、有底の凹部17の底
部を拡幅して広幅部18が形成されている方が好まし
い。 【0045】このように形成すれば、プレス型の圧入に
より塑性変形したヒンジ片の脚部が有底の凹部17を充
填しつつ広幅部18をも充填して咬止部を形成でき、ヒ
ンジ片とテンプルが強固に咬合固定されるのである。こ
こでは、有底の凹部として、断面の形状が凸字型(逆T
字型)の例を示したが、他にも断面が台形型や十字型、
多角形型など、圧入されたヒンジ片の脚部が咬止部を形
成しうる形状であれば、特に限定されるものではない。 【0046】〔第3の実施の形態〕この実施の形態にお
いては、有底の凹部を、テンプルの先端の合口部に開口
した状態に形成する場合について述べる。図9は、この
ような有底の凹部を形成されたテンプルの例を示す図で
ある。この場合も第2の実施の形態と同様に、有底の凹
部17の底部に広幅部18を形成しておくのが好まし
い。 【0047】また、この場合、ヒンジ片がテンプルの長
手方向に(つまり合口部から)抜けてしまう可能性があ
るので、有底の凹部17の底部に抜け止め溝19を形成
しておくとより好ましい。ヒンジ片の脚部が圧入により
塑性変形し、テンプルの有底の凹部と咬合固定されてい
る状態は、上記第2の実施の形態と同様である。 【0048】〔第4の実施の形態〕次に、本発明の取り
付け構造によれば、ヒンジ片の脚部がテンプルを抱合す
る状態で塑性変形して、該凹部を充填し且つ咬止部を形
成されて咬合固定させることも可能である。図10は、
テンプルを抱合するようにして咬合固定されているヒン
ジ片の例を示す斜視図である。 【0049】ヒンジ片1aの脚部20がテンプル3の凹
部(図11の凹部22)を充填し、脚部20がテンプル
3に圧着しながら折り曲げられて咬止部21が形成され
ている。ここでも、上記の実施の形態と同様に、ヒンジ
片の脚部がテンプルの凹部を充填することで前後左右の
ズレを防ぎ、咬止部と頭部がテンプルを挟み付けて上下
方向の抜けを防止するのである。 【0050】また、このような構造を形成する取り付け
方法も、上記方法1や方法2と同様に行うことができ
る。ここでは、方法1と同様に、予め頭部を成形された
脚部を有するヒンジ片をテンプルに取り付ける方法を示
す。 【0051】図11は、ヒンジ片をテンプルに取り付け
る過程を示した図である。ヒンジ片1aの頭部にコマ部
2を形成し、またヒンジ片1aの下部には2本の脚部2
0を形成しておく。また、テンプル3の両側面に、ヒン
ジ片の脚部20をちょうど嵌め込むことができるように
2つの凹部22を形成する(凹部形成工程)。 【0052】次に、テンプル3の凹部22に嵌め込まれ
たヒンジ片の脚部20は、加圧により塑性変形して、凹
部22を充填しつつ、更にその下端がテンプル3に圧着
しながら折り曲げられて咬止部21を形成し、テンプル
3を抱合するように咬合固定されるのである(咬合固定
工程)。一方、上記方法2のように、2本の脚部を有す
るヒンジ片素材を、テンプルの両側面に形成した凹部に
咬合固定させておき、その後、ヒンジ片素材の頭部を成
形してコマ部等を形成することも、当然可能である。 【0053】〔本発明の取り付け構造を備えた眼鏡〕こ
れまで述べてきたように、本発明の取り付け構造(いわ
ゆるカシメ構造)によれば、ヒンジ片とフレーム部材と
の結合にロウ付け等の加熱が全く必要ではなくなる。そ
のため、先述したように、ヒンジ片のコマ割れ等の問題
は解消でき、更に上記方法2を採用すれば、鍛造の効果
が加わるため、ヒンジ片を強化することも可能となっ
た。 【0054】ここで、本発明の取り付け方法を用いる利
点について、もう一つだけ触れておく。先述したよう
に、従来のロウ付けによる接合方法では、ニッケル・チ
タン合金が鈍り、形状記憶特性や超弾性特性が失われ、
テンプルが外側に広がったまま戻らなくなることがあっ
た。 【0055】このため、従来は、ヒンジ片のロウ付けに
より鈍りの出るテンプルの領域を肉厚にしてこうした弊
害を回避したが、その方法では眼鏡の着用者に強い締め
付け感を与えてしまった(図14参照)。それに対し、
本発明の取り付け方法では、テンプルを肉厚にする必要
は全くなく、ヒンジ片に近い領域、つまり顔面に対して
より遠い部分でカーブが始まるため、こうした締め付け
感を与えずに済むのである。 【0056】図12に、本発明の取り付け方法(構造)
によりヒンジ片を取り付けたテンプルの例を示す。本発
明においては、テンプル3を肉薄にすることができ、従
来のテンプルと比較して、テンプル3のBの領域がより
広い範囲に取れる。 【0057】従って、テンプル3はよりヒンジ片に近い
領域、すなわち着用者の顔面からより遠い部分から外側
に曲がり始めるため、ニッケル・チタンの特性が生かさ
れて、締め付け感を与えることなく顔面にフィットする
のである。本発明の取り付け構造(方法)によれば、以
上のように、加熱による金属の鈍りの欠点を回避できる
ため、従来にない繊細なテンプル形態を取ることが可能
となる。 【0058】以上、本発明について説明してきたが、本
発明は実施の形態にのみ限定されるものではなく、その
本質を逸脱しない範囲で他の種々の変形例が可能である
ことは言うまでもない。例えば、上記の実施の形態にお
いては、ヒンジ片はチタン系合金、フレーム部材(テン
プル又はブラケット)はニッケル・チタン合金よりなる
場合を想定して述べたが、当然、この組合せのみに限定
されるものではない。 【0059】また、本発明は、上記のようにヒンジ片が
1枚ゴマの場合だけでなく、2枚ゴマのヒンジ片の場合
も当然採用可能である。また、ヒンジ片及びフレーム部
材(テンプル又はブラケット)の取り付けのみならず、
他のフレーム部材同士の結合にも適用可能である。 【0060】 【発明の効果】本発明によれば、ロウ付け等の加熱を伴
う接合方法を用いずに、ヒンジ片とフレーム部材とを確
実に取り付けることが可能となる。しかも、眼鏡のいか
なるデザインにも対応できる取り付け構造及び取り付け
方法を提供できる。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a mounting structure for a hinge piece and a frame member, eyeglasses having the mounting structure, and a method for mounting a hinge piece and a frame member. . 2. Description of the Related Art In recent years, metal materials for frame parts used for eyeglasses are lightweight, robust, shape memory, superelastic, and the like.
Various things have been developed from the viewpoint of processability and the like.
For example, nickel-titanium alloys have excellent shape memory properties and superelastic properties, and are light and durable.
It is often used for temples, brackets, bridges, etc. of high-end spectacles. [0003] Titanium-based alloys are lightweight, rich in rigidity, and easily processed by cutting or the like. Therefore, titanium alloys are often used for rims, hinge pieces, and the like that require processing and are difficult to deform. Other,
Nickel alloys, nickel alloys, stainless steel, aluminum, magnesium, and the like are known as materials, and components made of metal materials having such various characteristics are interconnected to form one eyeglass frame. [0004] With the diversification of such materials, it is necessary to join dissimilar metal parts when manufacturing an eyeglass frame. In the above example, nickel
This is a case where a temple or bracket made of a titanium alloy is joined to a hinge piece made of a titanium alloy (see FIG. 13). [0005] In joining such dissimilar metal parts, usually,
Methods such as brazing, spot brazing, and spot welding are often employed. In particular, nickel-titanium alloys are particularly poor in bonding to other metal parts, whether they are the same or different, and because they are not bonded by these methods, nickel-plated on the surface of the alloy and brazed through it Has been devised. However, when these joining methods by heating are used, a so-called "dulling" phenomenon (a phenomenon in which the metal structure becomes hard and brittle) usually occurs in metal parts such as temples and hinge pieces. For example, if the nickel-titanium alloy becomes dull, the shape memory and superelastic properties unique to the alloy will be lost,
As the glasses are repeatedly attached and detached, there is a problem that the temples cannot be returned with the temples spread outward. Further, if the hinge piece is dull, the top portion is easily deformed, and the engagement of the hinge is deteriorated. In an extreme case, the top portion is cracked. Actually, when the hardness (unit: Hv) of the hinge piece and the like is measured by a Vickers hardness meter (see FIG. 14), each part (X, Y, Z) is compared with the hardness before brazing.
It can be seen that the hardness after brazing becomes weaker (X, Y, and Z are all made of a titanium alloy). The effect of the dulling becomes greater as the temples and hinge pieces become thinner. for that reason,
In order to avoid such a situation, various techniques have been devised to reduce the influence of dullness by increasing the thickness of the temple and increasing the thickness of the hinge portion. However, when manufacturing eyeglasses,
The design is strongly restricted. Also, as shown in FIG. 15, when the tip of the temple is made thicker,
Only the shaded area A becomes dull, and at least the shape memory property and superelastic property of the area B are not lost. However, only the region B of the temple, that is, the region closer to the face of the spectacle wearer bends outward, which has a drawback of giving the wearer a strong tightening feeling. That is, despite the fact that various metal materials have been developed as described above, if the conventional method that relies on heating for joining is used, the superior properties of the metal material are lost. If you try to avoid it, you have to sacrifice design freedom. Therefore, in order to solve these problems, it is absolutely necessary to develop a new joining method without heating. [0010] As a joining method based on such an idea, a method based on a so-called sparta method, that is, a method of processing a tip portion of a temple and forming it into a top portion has been known. However, this method is not necessarily a preferable method because the design is limited and such processing is considerably troublesome with a very hard nickel-titanium alloy. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in order to overcome the above-mentioned problems in the background. That is, an object of the present invention is to provide an attachment structure and an attachment method of a hinge piece and a frame member that can securely attach a separate hinge piece and a frame member without using a joining method involving heating such as brazing. It is to be. In addition, an object of the present invention is to provide an attachment structure and an attachment method between a hinge piece and a frame member that can correspond to any design. [0012] Thus, the present inventor has provided:
As a result of intensive research on such a background,
A leg is provided on the hinge piece, and the leg is inserted into the recess formed in the frame member (that is, the temple or the bracket). It has been found that the hinge piece and the frame member can be securely connected by joining the legs in a so-called special caulking structure in which the legs are plastically deformed by pressurization and are engaged so as to embrace the recesses, The present invention has been completed based on this finding. That is, the present invention provides (1) an attachment structure of a hinge piece and a frame member, wherein the hinge piece has
The head and legs are formed and penetrate the frame member
The recesses are formed, the legs form a and咬止portion packed with recesses through the through by plastic deformation in a state of being inserted into the recess <br/> through the through, 該咬stop portion and the hinge With one head
Exist in the mounting structure of the hinge member and the frame member, which are fixedly engaged by sandwiching the frame member. [0014] (2) An attachment structure between the hinge piece and the frame member, wherein the hinge piece has a leg portion, and a concave portion is formed on both side surfaces of the frame member, and the leg portion holds the frame member. In this state, the concave portion is filled by plastic deformation and the engaging portion is formed to form an engaging portion. Further, ( 3 ) the frame member has an attachment structure of a hinge piece which is a temple or a bracket made of a nickel-titanium alloy and a frame member. Further, ( 4 ) the eyeglasses are provided with a structure for mounting the hinge piece and the frame member. [0017] And also, (5), a method of mounting the hinge piece and the frame member, and penetrates the frame member
Forming a concave portion, and forming the concave portion by applying pressure.
And the legs of the inserted hinge piece in the recess by plastically deforming the through
Through the and is filled in the recess to form a咬止portion 該咬stop portion and heat
And an occlusal fixing step of occlusally fixing the frame member by sandwiching the frame member with the head of the hinge piece. ( 6 ) A method of attaching a hinge piece to a frame member, wherein the step of forming a recess in the frame member includes the steps of: An occlusal fixing step of plastically deforming and filling the recess and forming an occluding portion to occlusally fix;
A method of mounting a hinge piece and a frame member, comprising a head forming step of forming a head of the hinge piece material to form a hinge piece. If the present invention meets this objective,
Of course, a configuration in which two or more selected from the above 1 to 3 and a combination of 5 and 6 can also be adopted. DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Hereinafter, a mounting structure and a mounting method of the present invention will be described with reference to some preferred embodiments with reference to the drawings. . In the following embodiments, a case where the frame member is a temple will be described, but it goes without saying that a case where the frame member is a bracket (also known as “chi”) can be similarly described. [First Embodiment] The feature of the mounting structure of the present invention is that the legs formed on the hinge pieces are plastically deformed by pressurization, filling the concave portions provided on the temple, and the engaging portions are formed. This is a structure that is formed so as to be engaged and fixed to the frame member. With such a so-called caulking structure, the hinge piece and the temple are securely connected and fixed. One form of the hinge piece and the temple joined by such a structure is shown in a schematic sectional view in FIG.
In this embodiment, the leg 5 of the hinge piece 1a is plastically deformed to fill the penetrating concave portion 6 formed in the temple 3, and the leg 5 is formed by the plastically deformed biting portion 7 and the hinge. The head 8 of one piece is occlusally fixed by sandwiching the temple 3. That is, in the mounting structure according to the present invention, the legs of the hinge pieces fill the concave portions of the temple to prevent displacement in the front, rear, left and right directions, and the biting portion and the head pinch the temple. With this, the escape in the vertical direction is prevented. Therefore, there is no need for brazing or the like accompanied by heating, and no dulling occurs, so that the characteristics and strength of the metal component can be utilized as it is, and the top portion can be made thinner or thicker. Further, by adjusting the length of the legs of the hinge piece, there is an advantage that the temple can flexibly cope with a thin or thick temple. That is, with the mounting structure of the present invention, eyeglasses of any design can be manufactured freely. [Mounting Method 1] Next, several examples of a method of mounting the hinge piece and the temple to the above structure will be described. The first method is a method in which a hinge piece having a head portion formed in advance and a leg portion formed therein is inserted into a concave portion formed in the temple and fixedly engaged with the temple. First, a hinge piece having a head formed and legs formed is prepared. FIG. 2 is a perspective view showing an example of forming a hinge piece in which a head is previously formed and a leg is formed. The head 8 (including the top 2) and the leg 5 of the hinge piece 1a may be formed by ordinary cutting and punching, and the length of the leg 5 is fixed by occlusal as described above. Set according to the temple thickness. Next, a concave portion penetrating the temple is formed (recess forming step). Also in this case, a penetrating concave portion (hole) may be formed by a method such as punching using a commonly used punching die. Finally, the leg portion of the hinge piece formed in this manner is fixedly engaged with the penetrated concave portion of the temple (occlusally fixing step). 3 to 5 are views showing the process of occlusal fixation. 3 shows a state before the legs of the hinge piece are inserted into the concave portion of the temple, FIG. 4 shows a process of engaging the hinge piece with the temple by a press die, and FIG. 5 is an enlarged view below the same. First, the leg 5 of the hinge piece 1a is
In a state of being inserted into the recess 6 penetrated (see FIG. 3), they are placed on a press die and pressurized to engage (see FIGS. 4 and 5). That is, the hinge piece 1a inserted into the recess 6 penetrated by the temple 3 is placed on the lower mold (anvil) 9, and the upper mold 11
Press with Then, the leg portion 5 of the hinge piece 1a fills the concave portion 6 penetrated by the temple 3 while being plastically deformed by pressurization, and engages with the engaging portion according to the concave portion 12 formed in the lower mold 9 in advance. 7 is formed. Thus, the attachment of the hinge piece and the temple is completed. Incidentally, if the concaves and convexes serving as the pattern are formed in the recess 12, the pattern can be copied on the surface including the engaging portion 7. Also, it is naturally possible to make the portion including the engaging portion 7 larger or to form a decoration or the like. In this case, if a material which is easily forged is used for the hinge piece, it is possible to form a decorative portion having a large step with decorativeness on a temple material such as a nickel-titanium alloy which is difficult to form and has no pattern. . [Attachment Method 2] Another method of attaching the hinge piece and the temple is to insert the legs of the hinge piece material into the concave portions of the temple, fix the bite, and then form the head of the hinge piece material. This is a method of forming hinge pieces. First, a hinge piece material is prepared. In FIG.
An example of a hinge piece material is shown. Thus, the hinge piece material 13
Is a leg 1 having a shape that can be easily filled into the concave portion of the temple.
4 and a head 1 having a shape easily processed into a predetermined hinge piece
5 The following steps are the same as those in the first mounting method: a recess forming step for forming a recess penetrating the temple, and an occlusal fixing step for engaging the leg of the hinge piece material with the recess penetrating the temple by applying pressure. FIG. 7 is a cross-sectional view of a hinge piece material in which a biting portion is formed on the leg and bite-fixed to the temple (here, FIG. 6 (B) shows a case where bite-fixing is performed). As described above, the leg portion 14 of the hinge piece material 13 is plastically deformed by the pressurization and fills the penetrating concave portion 6 of the temple 3 to form the engaging portion 16. This biting part 16 and the head 1
5 sandwiches the temple 3. Finally, the head 1 of the hinge piece material 13
5 is processed into a required shape such as a top part by cutting or cold forging (including punching and the like) and formed into a hinge piece as shown in FIG. 1 (head forming step). Thus, the attachment of the hinge piece and the temple is completed. Now, for reference, advantages of the case where the method 2 is adopted will be described in comparison with the above method 1. In the method 1, the die has a complicated shape because the top of the hinge piece must not be crushed at the time of pressing, but the method 2 does not need to do so. Rather, since the pressure is applied to the entire hinge piece material at the time of press-fitting, the metal structure of the hinge piece material is strengthened. Therefore, it is possible to make the hinge piece and especially the top part more resistant to deformation due to external force and more difficult to break. As described above, the method 1 and the method 2 are described for the case of forming the first embodiment, but it is needless to say that the method 1 and the method 2 can be applied to the formation of the following embodiments. [Second Embodiment] In the first embodiment, the case where a penetrating concave portion is formed as the temple-side concave portion has been described. Of course, it is also possible to use a concave portion at the bottom. FIG. 8 is a diagram showing an example of a temple having a concave portion with a bottom. The concave part of the temple 3 is the concave part 1 with the bottom.
In the case of 7, since the leg of the hinge piece cannot form the biting portion simply by forming the recess, it is preferable that the wide portion 18 is formed by widening the bottom of the concave portion 17 having the bottom. According to this structure, the legs of the hinge piece plastically deformed by press-fitting can fill the recessed part 17 with the bottom and also fill the wide part 18 to form the engaging part. And the temple are firmly occlusally fixed. Here, as the concave portion having a bottom, the cross-sectional shape is a convex shape (inverted T).
Shape), but the cross section is trapezoidal, cross-shaped,
There is no particular limitation as long as the legs of the press-fitted hinge piece can form the engaging portion, such as a polygonal shape. [Third Embodiment] In this embodiment, a case will be described in which a bottomed concave portion is formed so as to be open at a mouth portion at the tip of a temple. FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a temple having such a bottomed concave portion. Also in this case, as in the second embodiment, it is preferable to form the wide portion 18 at the bottom of the concave portion 17 having the bottom. In this case, since the hinge piece may come off in the longitudinal direction of the temple (that is, from the abutment), a retaining groove 19 may be formed at the bottom of the bottomed recess 17. preferable. The state in which the leg portion of the hinge piece is plastically deformed by press-fitting and is fixedly engaged with the concave portion with the bottom of the temple is the same as in the second embodiment. [Fourth Embodiment] Next, according to the mounting structure of the present invention, the legs of the hinge piece are plastically deformed in a state of holding the temple, thereby filling the concave portion and forming the engaging portion. It is also possible to form and occlusally fix. FIG.
It is a perspective view which shows the example of the hinge piece which is occlusally fixed so that a temple may be held. The leg portion 20 of the hinge piece 1a fills the concave portion of the temple 3 (the concave portion 22 in FIG. 11), and the leg portion 20 is bent while being pressed against the temple 3 to form the engaging portion 21. Here, similarly to the above-described embodiment, the legs of the hinge pieces fill the concave portions of the temple to prevent displacement between the front and rear and left and right, and the locking portion and the head sandwich the temple to prevent the temple from falling off in the vertical direction. Prevent it. The mounting method for forming such a structure can be performed in the same manner as in the above-mentioned methods 1 and 2. Here, as in the case of the method 1, a method of attaching a hinge piece having a leg with a head formed in advance to a temple will be described. FIG. 11 is a diagram showing a process of attaching the hinge piece to the temple. A top part 2 is formed at the head of the hinge piece 1a, and two legs 2 are formed below the hinge piece 1a.
0 is formed in advance. Further, two concave portions 22 are formed on both side surfaces of the temple 3 so that the leg portions 20 of the hinge pieces can be fitted exactly (recess forming process). Next, the leg portion 20 of the hinge piece fitted into the concave portion 22 of the temple 3 is plastically deformed by pressurization, and is bent while filling the concave portion 22 and further pressing the lower end thereof to the temple 3. The occlusal portion 21 is formed by occlusal fixation so as to embrace the temple 3 (occlusal fixation step). On the other hand, as in the above-mentioned method 2, a hinge piece material having two legs is bite-fixed to recesses formed on both sides of the temple, and then the head of the hinge piece material is formed to form a top part. Of course, it is also possible to form such. [Eyeglass with mounting structure of the present invention] As described above, according to the mounting structure of the present invention (so-called caulking structure), the joining between the hinge piece and the frame member is heated by brazing or the like. Is no longer necessary. For this reason, as described above, the problem of cracking of the hinge piece and the like can be solved, and if the above-described method 2 is adopted, the effect of forging is added, so that the hinge piece can be strengthened. Here, only another advantage of using the mounting method of the present invention will be described. As described above, in the conventional joining method by brazing, the nickel-titanium alloy becomes dull, loses shape memory properties and superelastic properties,
In some cases, the temples could not be returned while spreading outside. For this reason, in the related art, such a disadvantage is avoided by thickening the temple region where the hinge piece becomes blunt due to the brazing of the hinge piece, but this method gives a strong sense of tightening to the spectacle wearer ( See FIG. 14). For it,
In the mounting method of the present invention, the temple does not need to be thickened at all, and the curve starts in a region near the hinge piece, that is, a portion farther from the face, so that such a feeling of tightening can be avoided. FIG. 12 shows the mounting method (structure) of the present invention.
Shows an example of a temple to which hinge pieces are attached. In the present invention, the temple 3 can be made thinner, and the region B of the temple 3 can be made wider than that of the conventional temple. Accordingly, since the temple 3 starts to bend outward from a region closer to the hinge piece, that is, a portion farther from the wearer's face, the characteristics of nickel / titanium are utilized to fit the face without giving a feeling of tightening. You do it. According to the mounting structure (method) of the present invention, as described above, the disadvantage of the dulling of the metal due to heating can be avoided, so that it is possible to take a delicate temple form that has not existed conventionally. Although the present invention has been described above, the present invention is not limited to the embodiment, and it goes without saying that various other modifications can be made without departing from the essence of the present invention. For example, in the above embodiment, the description has been made on the assumption that the hinge piece is made of a titanium alloy and the frame member (temple or bracket) is made of a nickel-titanium alloy. is not. The present invention can naturally be applied not only to the case where the hinge piece is one sesame but also to the case where the hinge piece is two sesame. Moreover, not only the attachment of the hinge piece and the frame member (temple or bracket),
The present invention is also applicable to the connection between other frame members. According to the present invention, the hinge piece and the frame member can be securely attached without using a joining method involving heating such as brazing. In addition, it is possible to provide an attachment structure and an attachment method that can correspond to any design of glasses.

【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、ヒンジ片の脚部がテンプルの凹部と咬
合した状態を示す概略断面図であり、(A)は横から見
た図、(B)はテンプルの先端方向から見た図である。 【図2】図2は、脚部を有するヒンジ片の形成例を示す
斜視図である。 【図3】図3は、ヒンジ片の脚部をテンプルの貫通した
凹部に挿入する過程を示す図である。 【図4】図4は、ヒンジ片をプレス型で加圧する過程を
示す模式図である。 【図5】図5は、図4の下方の拡大図である。 【図6】図6は、(A)、(B)いずれもヒンジ片素材
の形状の例を示す図である。 【図7】図7は、テンプルに咬合固定された状態のヒン
ジ片素材の断面図である。 【図8】図8は、有底の凹部を形成されたテンプルの例
を示す図であり、(A)は上から見た図、(B)はX−
X断面図である。 【図9】図9は、合口部に開口した有底の凹部を形成さ
れたテンプルの例を示す図であり、(A)は上から見た
図、(B)はX−X断面図である。 【図10】図10は、テンプルを抱合するようにして咬
合固定されているヒンジ片の例を示す斜視図である。 【図11】図11は、ヒンジ片をテンプルに取り付ける
過程を示した図である。 【図12】図12は、本発明の取り付け方法(構造)に
よりヒンジ片を取り付けたテンプルを示す図である。 【図13】図13は、テンプルやブラケットにヒンジ片
を接合する従来例を示す図である。 【図14】図14は、ビッカース硬度計による硬度測定
実験の測定箇所(A)と測定結果(B)を示す図であ
る。 【図15】図15は、従来のロウ付けによりヒンジ片が
接合されたテンプルを示す図である。 【符号の説明】 1…ヒンジ 1a…ヒンジ片 1b…ヒンジ片 2…コマ部 3…テンプル 4…ブラケット 5…脚部 6…貫通した凹部 7…咬止部 8…頭部 9…下型 10…当て型 11…上型 12…へこみ部 13…ヒンジ片素材 14…脚部 15…頭部 16…咬止部 17…有底の凹部 18…広幅部 19…抜け止め溝 20…脚部 21…咬止部 22…凹部
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing a state in which a leg portion of a hinge piece is engaged with a concave portion of a temple, (A) is a side view, and (B) is a side view. It is the figure seen from the tip direction of the temple. FIG. 2 is a perspective view showing an example of forming a hinge piece having a leg. FIG. 3 is a view showing a process of inserting a leg portion of a hinge piece into a recess penetrating a temple. FIG. 4 is a schematic diagram showing a process of pressing a hinge piece with a press die. FIG. 5 is an enlarged view of the lower part of FIG. 4; FIGS. 6A and 6B are diagrams each showing an example of the shape of a hinge piece material; FIG. FIG. 7 is a cross-sectional view of the hinge piece material in a state of being occlusally fixed to the temple. FIGS. 8A and 8B are diagrams showing an example of a temple having a bottomed concave portion, wherein FIG. 8A is a view seen from above, and FIG.
It is X sectional drawing. FIG. 9 is a diagram showing an example of a temple having a bottomed concave portion opened at an abutment portion, where (A) is a view as viewed from above, and (B) is a cross-sectional view along XX. is there. FIG. 10 is a perspective view showing an example of a hinge piece that is occlusally fixed so as to embrace a temple. FIG. 11 is a diagram showing a process of attaching a hinge piece to a temple. FIG. 12 is a view showing a temple to which hinge pieces are attached by the attachment method (structure) of the present invention. FIG. 13 is a view showing a conventional example in which a hinge piece is joined to a temple or a bracket. FIG. 14 is a diagram showing measurement points (A) and measurement results (B) in a hardness measurement experiment using a Vickers hardness tester. FIG. 15 is a diagram showing a temple to which hinge pieces are joined by conventional brazing. [Description of Signs] 1 ... Hinges 1a ... Hinges 1b ... Hinges 2 ... Tops 3 ... Temples 4 ... Brackets 5 ... Legs 6 ... Penetrated recesses 7 ... Lengths 8 ... Heads 9 ... Lower molds 10 ... Back mold 11 Upper mold 12 Depressed part 13 Hinge piece material 14 Leg 15 Head 16 Claw 17 Depressed recess 18 Wide section 19 Retaining groove 20 Leg 21 Claw Stop 22: recess

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−34921(JP,A) 特開 平9−311299(JP,A) 特公 昭42−7991(JP,B1) 実公 昭50−14527(JP,Y1) 登録実用新案3003406(JP,U) 登録実用新案3042330(JP,U) 登録実用新案368856(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02C 5/14 G02C 5/00 G02C 5/22 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continuation of the front page (56) References JP-A-6-34921 (JP, A) JP-A-9-311299 (JP, A) Japanese Patent Publication No. Sho 42-7901 (JP, B1) 14527 (JP, Y1) Registered utility model 3003406 (JP, U) Registered utility model 3042330 (JP, U) Registered utility model 368856 (JP, U) (58) Fields investigated (Int. Cl. 7 , DB name) G02C 5/14 G02C 5/00 G02C 5/22

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ヒンジ片とフレーム部材との取り付け方
法であって、フレーム部材に凹部を形成する凹部形成工
程と、加圧により該凹部に挿入したヒンジ片素材の脚部
を塑性変形させて該凹部に充填させ且つ咬止部を形成し
て咬合固定させる咬合固定工程と、該ヒンジ片素材の頭
部を成形してヒンジ片とする頭部成形工程とを有するこ
とを特徴とするヒンジ片とフレーム部材との取り付け方
法。
(57) [Claims] [Claim 1] How to attach a hinge piece to a frame member
Forming a recess in a frame member
And the leg of the hinge piece material inserted into the recess by pressure.
Is plastically deformed to fill the concave portion and form a locking portion.
Occlusal fixing step of occlusally fixing the head of the hinge piece material
Head forming step of forming a hinge part by forming a part.
How to attach hinge piece and frame member
Law.
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