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JP3407304B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JP3407304B2
JP3407304B2 JP19872891A JP19872891A JP3407304B2 JP 3407304 B2 JP3407304 B2 JP 3407304B2 JP 19872891 A JP19872891 A JP 19872891A JP 19872891 A JP19872891 A JP 19872891A JP 3407304 B2 JP3407304 B2 JP 3407304B2
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JP
Japan
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color
image
pattern
conversion
data
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP19872891A
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English (en)
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JPH0522616A (ja
Inventor
芳一 内藤
Original Assignee
ミノルタ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタ株式会社 filed Critical ミノルタ株式会社
Priority to JP19872891A priority Critical patent/JP3407304B2/ja
Publication of JPH0522616A publication Critical patent/JPH0522616A/ja
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Publication of JP3407304B2 publication Critical patent/JP3407304B2/ja
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、デジタル式複写機など
の画像形成装置に関する。 【0002】デジタル式のカラー複写機は、デジタル信
号処理により、原稿画像に対して種々の編集(又は加
工)を施した複写画像を得ることができることから、各
種デザイン画の作成に応用されている。 【0003】 【従来の技術】一般的な画像編集機能の1つに色変換機
能がある。これは原稿画像の内の特定色の部分を他の色
に置き換える機能であり、例えば図案の配色に際して有
用である。 【0004】また、従来より、画像に重ねて用紙の全体
に下地模様を付加するテクスチャー機能を有する複写機
も知られている。テクスチャー機能によれば、例えば布
目模様を付加して用紙に布の質感を生じさせることがで
き、複写画像を服地のデザインに活用することができ
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】デジタル式の複写機に
おいては、その複写画像の用途の多様化にともなって、
さらに画像編集機能の充実が望まれている。 【0006】さて、建築設計やインテリアデザイン、又
は衣服デザインなどの各種デザイン分野では、デザイン
(設計)作業に際して、デザイン画(設計図面)の細部
に特定の模様を付すことが多い。すなわち、例えば、外
壁を煉瓦壁やブロック塀とし、床をタイル張りや板張り
とし、また、上着を格子縞や花柄とするために、デザイ
ン画に部分的に所定パターン(煉瓦模様など)の模様を
付す。 【0007】そして、一旦、デザイン画を完成したとし
ても、その後に顧客の要望などにより、模様を変更する
手直しを行う場合も多い。 【0008】しかし、従来においては、このようなデザ
イン作業に有用な画像編集機能を有する複写機がなかっ
た。 【0009】本発明は、上述の問題に鑑み、各種デザイ
ン画の作成などに有用な画像形成装置を提供することを
目的としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明に係る装置は、上
述の課題を解決するため、カラー原画像に対応したハー
ドコピー画像を形成する画像形成装置において、少なく
とも1種類の模様パターンを記憶するパターン画像記憶
手段と、前記カラー原画像に含まれる色を変換対象色と
して指定するための色指定手段と、変換色を指定するた
めの変換色指定手段と、前記カラー原画像内の前記変換
対象色の領域を指定された前記変換色の前記模様パター
に置き換える画像変換手段とを有してなる。 【0011】 【0012】なお、本明細書において、カラー原画像
は、少なくとも2色が混在した多色画像を意味し、フル
カラー画像に限定されない。 【0013】 【作用】ハードコピー画像の形成に際して、カラー原画
像の内で色指定手段により指定された変換対象色の領域
は、画像変換手段によって、パターン画像記憶手段に記
憶されているパターン画像に置き換えられる。 【0014】このとき、パターン画像の色は、変換色指
定手段により指定された変換色とされる。 【0015】 【実施例】図1は本発明に係る複写機1の全体の構成を
示す断面正面図である。 【0016】複写機1は、原稿画像(以下「カラー原画
像」という)を電子写真プロセスによりフルカラーで複
写可能に構成されたデジタル式の複写機であり、原稿読
取り用の走査系10、画像信号処理部20、露光走査用
の光学系30、作像系50などからなる。 【0017】走査系10は、原稿を照射する露光ランプ
12、原稿からの反射光を集光するセルフォックレンズ
アレイ13、及び密着型のCCDイメージセンサー80
からなり、モータ15により駆動されて原稿台ガラス1
1の下方で原稿を走査する。 【0018】CCDイメージセンサー80は、カラー原
画像を、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)
の加色系3色に色分解して読み取る。そして、CCDイ
メージセンサー80の出力である各色の光電変換信号
は、画像信号処理部20に送られる。 【0019】画像信号処理部20は、R,G,Bの光電
変換信号をそれぞれ量子化して、例えば8ビット(25
6階調)の画像データとした上で、画質改善のための種
々の画像処理を加え、Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)の減色系3色にK(ブラック)を加
えた4色の画像信号を出力する。 【0020】光学系30は、図示しない半導体レーザ、
ポリゴンミラー32、fθレンズ33、及び反射ミラー
34からなり、バッファ40を介して入力されるY,
M,C,Kの画像信号に基づいて、各色毎に変調したレ
ーザ光を露光走査光として射出する。 【0021】作像系50は、現像・転写系52、給紙系
53、及び定着系54からなる。現像・転写系52の感
光体ドラム51の周囲には、帯電チャージャ52a、
Y,M,C,Kをそれぞれ現像色とする4個の現像器5
2b,52c,52d,52e、転写チャージャ52f
及び転写ドラム53a、クリーニング装置52gなどが
配設されている。 【0022】帯電チャージャ52aによって一様に帯電
された感光体ドラム51の表面には、レーザ光の照射
(露光)によって原稿に対応した潜像が形成される。潜
像は、現像器52b,52c,52d,52eの内のい
ずれかによって、Y,M,C,Kのいずれかのトナー像
として現像される。トナー像は、転写ドラム53aの周
面に巻き付けられた用紙に転写チャージャ52fによっ
て転写される。 【0023】フルカラー複写の場合、転写ドラム53a
で4色のトナー像の重ね合わせ(多重転写)が行われ、
その後、用紙は分離チャージャ53g及び分離爪53h
によって転写ドラム53aから分離され、搬送ベルト5
3iにより定着系54に送られる。 【0024】定着系54では、定着ローラ対54aによ
りトナー像の定着が行われ、その後に用紙は排出ローラ
54bにより排紙トレー55上に排出される。 【0025】なお、用紙は、用紙カセット53b又は5
3cから転写ドラム53aへ給紙される。また、転写ド
ラム53aの内側には、静電吸引力によって用紙を巻き
付けるための吸引チャージャ53eが設けられている。 【0026】本実施例の複写機1では、その上面に図示
しない操作パネルが設けられ、その近傍に色指定ペン9
が備えられている。 【0027】色指定ペン9は、その先端部と原稿台ガラ
ス11上のカラー原画像の任意の点とを当接可能とする
長さの接続線9aを介して、画像信号処理部20に電気
的に接続されており、後述の模様付け複写に際して色指
定のための入力手段として用いられる。 【0028】図2は色指定ペン9の構成を示す図であ
る。 【0029】図2に示されるように、色指定ペン9は、
露光ランプ93、セルフォックレンズ92、及び分光フ
ィルタを設けたCCDからなる色センサー91を有し、
カラー原画像や色見本などの特定色の部分(ここでは
「色サンプル」という)の色をR,G,Bに色分解して
読み取るように、すなわち色検出を行うように構成され
ている。 【0030】色指定ペン9の先端部には、色指定ペン9
の作動のオンオフスイッチとしてスイッチSW0が設け
られており、外側面には色検出のモードを切り換えるた
めのスイッチSW1が設けられている。操作者(オペレ
ータ)が色指定ペン9の先端を色サンプルに押し当てる
と、自動的にスイッチSW0がオン状態となり、これに
よって色検出が開始される。 【0031】さて、以上の各部から構成された複写機1
は、本発明に特有の複写機能として、カラー原画像をそ
の特定色の部分を所定の模様に置き換えて複写する模様
付け複写機能を有しており、この模様付け複写機能によ
り、各種図面の作画作業に有用な複写画像を形成するこ
とができる。 【0032】例えば、建築設計図面は一般にモノトーン
の線画として描かれるが、このとき、床をタイル張りに
しようとすれば、床一面にタイル模様を描くことにな
り、その作業は面倒である。 【0033】そこで、床に着色を施し、その色を色指定
ペン9によって読み取らせることによって模様付けの領
域を指定するとともに、複数種の模様の中からタイル模
様を選択するだけの手間で、模様付け複写により床の部
分をタイル模様とした建築設計図面を得ることができ
る。 【0034】また、そのとき、タイル模様の色を任意の
色とすることができる。複写機1では、特に指定を行わ
ないときは模様の色は原稿に着色した色となり、色指定
ペン9により色見本などを読み取らせて他の色を指定す
ればその指定した色となる。 【0035】さらに、タイル模様の倍率を任意に指定す
ることもできる。つまり、同じパターンのタイル模様を
図面のスケールに応じて粗い模様又は細かい模様として
模様付けすることができる。 【0036】このような模様付け複写機能は、画像信号
処理部20での画像処理により実現される。 【0037】図3は画像信号処理部20の構成を示すブ
ロック図である。 【0038】画像信号処理部20は、マイクロプロセッ
サからなる2つのCPU201,202、RAMからな
る2つの色メモリ211,212、及び不揮発性メモリ
からなるパターンメモリ220などから構成されてい
る。 【0039】第1のCPU201は模様付け複写に関す
る処理のために設けられ、これには、色指定ペン9のス
イッチSW0,SW1のオンオフ信号S0,S1、及び
増幅器87によって増幅された色センサー91の光電変
換信号S91が入力される。 【0040】CPU201は、模様付け複写に際して、
原稿走査を開始する以前に、カラー原画像に含まれる特
定色、すなわち模様に置き換える部分の色として色指定
ペン9の操作により指定された色(以下「変換対象色」
という)を示す色データDC1を色メモリ211に格納
する。なお、本実施例では色指定に色指定ペン9を用い
ているが、従来より知られる方法、例えば、タブレット
上で指定した部分をイメージリーダのスキャナーによっ
て読み取らせる方法や色見本によるコード入力方法を用
いてもよい。また、CPU201は、置き換える模様の
色を変換対象色と異なる色とする場合に、その模様の色
として指定された色(以下「変換色」という)を示す色
データDC2を色メモリ212に格納する。 【0041】その後に原稿走査が開始されると、CPU
201は、色データDC1と第2のCPU202から送
られる画像データD1とに基づいて、変換対象色とカラ
ー原画像の色とを比較(色比較)し、これらが一致した
ときにパターンメモリ220に予め記憶されているパタ
ーン画像に基づいて生成した模様データDTを変換指示
信号STとともにCPU202へ送る。 【0042】パターンメモリ220には、図4(a)〜
(d)に示されるように、濃淡パターンである各種のパ
ターン画像PG1,PG2,PG3,PG4が、ドット
(画素)毎に濃度値をアドレスに対応付ける形で格納さ
れている。 【0043】なお、図では4つのパターン画像PG1〜
PG4のみを例示したが、実際には、煉瓦模様、瓦模
様、植木模様、石畳模様、編み目のような各種の幾何学
模様、花柄模様、渦模様などの数十〜数千種のパターン
画像が記憶されている。オペレータはこれらパターン画
像を一覧表記したパターンサンプルブックを参照して、
例えば操作パネル上のテンキーを用いてサンプル番号を
入力する方法やサンプルに付与されたバーコードをバー
コードスキャナにより入力する方法などによって所望の
パターン画像を指定する。指定されたパターン画像はパ
ターンデータDGとしてCPU201へ送られる。 【0044】一方、第2のCPU202は、カラー複写
機において一般に行われる信号処理のために設けられて
いる。 【0045】すなわち、CPU202には、CCDイメ
ージセンサー80の光電変換信号S80を増幅器85及
びA/D変換器86によって量子化したB,G,Rの画
像データD0が入力される。 【0046】そして、CPU202は、各色の画像デー
タD0に対して、原稿走査用の露光ランプ12の配光分
布やCCDイメージセンサー80の各画素間の感度差に
補うシェーディング補正処理、R,G,Bの各色に対応
した画像データからM,C,Yに対応した画像データを
生成する色マスキング処理、及び全体的なコントラスト
を高めた鮮明な画像を得るための下色除去処理(UCR
処理)をソフトウェア的に行ってY,M,C、及びKの
4色にそれぞれ対応した画像データD4を生成する。 【0047】ただし、CPU202は、模様付け複写に
際しては、シェーディング補正後の画像データD1をC
PU201へ色比較の対象データとして送り、CPU2
01から入力される変換指示信号STに従って、画像デ
ータD1を部分的に模様データDT1に置き換える画像
変換を行う。 【0048】なお、以下の説明において、R,G,B,
Y,M,C,Kの各色を区別する必要がある場合には、
上述の各データ及び信号の符号に、各色に対応づけて
「R」「G」「B」「Y」「M」「C」「K」を添える
ことがある。 【0049】次に、模様付け複写に係わる画像処理つい
て説明する。 【0050】ここでは、説明を簡単にするために、図5
(a)及び(b)に示されるパターン画像PGからなる
所定色の模様を付した複写画像を形成するものとする。 【0051】図5(a)において、パターン画像PG
は、主走査方向xに20ドット、副走査方向yに40ド
ットの長方形を4分割し、左上側及び右下側の分割領域
を黒く塗り潰して他の領域を白地とした2値濃度のドッ
トパターンである。図5(b)は、各走査方向x,yを
座標軸方向とする直交座標の原点にパターン画像PGの
左上端を対応させたときの座標と濃度値との関係を示し
ている。 【0052】なお、濃度値「1」は濃淡パターンの中で
最も濃い濃度(黒色)に対応し、濃度値「0」は最も淡
い濃度(白色)に対応する。つまり、図4の各パターン
画像PG1〜PG4において、各ドットの濃度は「0〜
1」の数値で表される。 【0053】さて、図6(a)に示すように、カラー原
画像G内の不定形の領域(対象領域)E1に対してパタ
ーン画像PGによる模様付けを行う場合を考える。対象
領域E1は、上述の変換対象色の領域であって色彩によ
り他の領域と区別される。 【0054】カラー原画像Gは点Oを走査の開始点(つ
まりxy座標の原点)として画素に細分化して読み取ら
れ、対象領域E1に対しては複数個のパターン画像PG
を隣接配置する形で模様付けが行われる。 【0055】このとき、対象領域E1内でx座標及びy
座標がともに最小となる点P0が模様付けの基準点とさ
れる。つまり、図6(b)に示すように、1つのパター
ン画像PGの左上端と点P0とを対応付けるように複数
個のパターン画像PGが縦横に隣接配置される。なお、
点P0は原稿走査における対象領域E1内での始点であ
る。 【0056】このような模様付けは、CPU201によ
る以下の演算を含む処理によって実現される。 【0057】すなわち、CPU201は、まず、対象領
域E1内の任意の点Pの座標を(α,β)とし、点P0
の座標を(x0,y0)として、座標α及び座標βを式
(1)及び式(2)に表される座標x及び座標yに置き
換える。 x=α−x0 …(1) y=β−y0 …(2) 【0058】その結果、座標xが20を越える場合は2
0以下となるまで20ずつ減算し、逆に座標xが負であ
る場合は20ずつ加算することによって、座標xを0〜
20の値とする。また、座標yが40を越える場合は4
0以下となるまで40ずつ減算し、逆に座標yが負であ
る場合は40ずつ加算することによって、座標yを0〜
40の値とする。 【0059】そして、得られた座標x(0≦x≦20)
及び座標y(0≦y≦40)と、図5(b)に示したパ
ターン画像PGの座標x及び座標yとを対応付けること
によって点Pの濃度値を求める。 【0060】なお、複写機1では、上述したようにパタ
ーン画像PGを縮小又は拡大した模様付けが可能とされ
ている。したがって、実際には、操作パネル上のテンキ
ーなどによって指定されるパターン画像PGの倍率mに
応じて点Pの濃度値を求める。 【0061】すなわち、点Pの座標xについては0〜2
0×mの値とし、座標yについては0〜40×mの値と
し、これら座標x及び座標yと、パターン画像PGを
x,yの両方向にm倍したパターン画像とを対応付けて
点Pの濃度値を求める。このとき、例えば、倍率mが
「0.5」であれば、図7に示されるように、パターン
画像PGに対応したパターン画像PGmがデータテーブ
ルの形で生成される。 【0062】以上のように濃度値を求めた後、CPU2
01は模様データDT(図3参照)を生成するための演
算を行う。 【0063】変換対象色と同色の模様付けを行う場合に
は、B,G,Rの各色の模様データDTB,DTG,D
TRの値を、CPU202からの画像データD1と先に
求めた濃度値とに基づいて算出する。 【0064】ここで、画像データD1の各色の値を便宜
上B,G,Rとし、濃度値をIDとすると、模様データ
DTB,DTG,DTRの値は式(3)〜(5)によっ
て表される。 DTB=[B/(B2 +G2 +R2 1/2 ]×ID …(3) DTG=[G/(B2 +G2 +R2 1/2 ]×ID …(4) DTR=[R/(B2 +G2 +R2 1/2 ]×ID …(5) 【0065】また、変換色が指定されている場合には、
画像データD1に代えて、第2の色メモリ212に格納
されている色データDC2を用い、色データDC2の各
色の値をB,G,Rとして式(3)〜(5)に従って模
様データDTB,DTG,DTRの値を算出する。 【0066】以上のように生成された模様データDT
B,DTG,DTRは、上述したようにCPU202に
送られ、CPU202による画像データD2の生成に際
して画像データD1と置き換えられる。 【0067】以下、フローチャートに基づいて、各CP
U201,202の動作を説明する。 【0068】図8は第1のCPU201の概略の動作を
示すメインフローチャートである。 【0069】電源が投入されてプログラムがスタートす
ると、まず、レジスタなどの初期設定を行い(ステップ
#1)、1ルーチンの長さを規定する内部タイマをセッ
トする(ステップ#2)。 【0070】次に、後述のように色指定ペン9からの入
力信号を受け付ける指定色入力処理(ステップ#3)、
及び模様データDTを生成する変換データ生成処理(ス
テップ#5)を順次実行する。 【0071】その後、内部タイマの待ち合わせを行って
(ステップ#5)、ステップ#2に戻る。ただし、ステ
ップ#3及びステップ#4の実行途中に、割込み処理と
してCPU202とのデータ交換のための通信処理(ス
テップ#11)を適時実行する。 【0072】図9は第2のCPU202の概略の動作を
示すメインフローチャートである。 【0073】CPU202は、初期設定(ステップ#2
1)、内部タイマのセット(ステップ#22)の後に、
画像データD0を入力するためのRGB信号入力処理
(ステップ#23)、後述の画像信号処理(ステップ#
24)、及び画像データD4をバッファ40に出力する
ためのYMCK信号出力処理を順次実行する。 【0074】そして、内部タイマの待ち合わせを行い
(ステップ#26)、ステップ#22へ戻る。CPU2
01とのデータ交換を行う通信処理(ステップ#31)
は、ステップ#22〜ステップ#25の実行途中に割込
み処理として適時実行する。 【0075】図10は図8の指定色入力処理のフローチ
ャートである。 【0076】まず、色指定ペン9のスイッチSW0がオ
ンエッジ(オフ状態からオン状態への切り換わり時点の
状態)であるか否かをチェックする(ステップ#10
1)。 【0077】ステップ#101でイエスの場合、すなわ
ちオペレータが色指定ペン9の先端を色サンプルに押し
当てた時点である場合は、続いてスイッチSW1の状態
をチェックする(ステップ#102)。 【0078】スイッチSW1がオフの場合は、変換対象
色を指定するために色指定ペン9の操作が行われた場合
であり、この場合には、色指定ペン9で読み取った変換
対象色に対応するR,G,Bのデータを色データDC1
として第1の色メモリ211へ格納し(ステップ#10
3)、メモリ選択フラグFMRをリセットする(ステッ
プ#104)。 【0079】一方、スイッチSW1がオンの場合は、オ
ペレータが変換対象色と変換色とを2回の操作で順次指
定しようとする場合であり、この場合には、1回目の操
作であるか2回目の操作であるかを判別するために、メ
モリ選択フラグFMRをチェックする(ステップ#10
5)。 【0080】メモリ選択フラグFMRがリセット状態
(「0」)の場合は、色指定ペン9の1回目の操作、す
なわち変換対象色を指定するために操作が行われた場合
であり、この場合には、色データDC1を第1の色メモ
リ211へ格納し(ステップ#106)、その後にメモ
リ選択フラグFMRをセットする(ステップ#10
7)。 【0081】また、メモリ選択フラグFMRがセット状
態(「1」)の場合は、色指定ペン9の2回目の操作、
すなわち変換色を指定するために操作が行われた場合で
あり、この場合には、色指定ペン9で読み取ったR,
G,Bのデータを色データDC2として第2の色メモリ
212へ格納し(ステップ#108)、メモリ選択フラ
グFMRをリセットする(ステップ#109)。 【0082】なお、図10においては、色指定ペン9の
露光ランプ93の点灯制御処理の図示を省略したが、こ
の処理としては、例えば、スイッチSW0のオンエッジ
で露光ランプ93を点灯し、再度のオンエッジで消灯す
ればよい。 【0083】図11は図8の変換データ生成処理のフロ
ーチャートである。 【0084】まず、ステップ#201において、第2の
CPU202による処理に際して画素毎のデータ伝送を
規定するパルスの数をカウントし、カラー原画像G内で
走査中の画素の位置[座標(α,β)]を求める。この
とき、パルスは第2のCPU202から与えられる。 【0085】次に、第1の色メモリ211内の色データ
DC1の有無によって変換対象色が指定されているか否
かをチェックするとともに、模様が指定されているか否
かをチェックする(ステップ#202)。 【0086】変換対象色及び模様が指定されている場合
は、ステップ#203において、画素の色と変換対象色
とを比較して、これらの色が一致する対象領域E1(図
6参照)を抽出する。 【0087】続いて、ステップ#204において、指定
されたパターン画像PGに基づいて、上述の式(1)及
び(2)に従う演算によって対象領域E1の各画素の濃
度値IDを求める。 【0088】次に、ステップ#205において、第2の
色メモリ212内の色データDC2の有無によって変換
色が指定されているか否かをチェックする。 【0089】変換色が指定されている場合は、ステップ
#206へ進み、色データDC2とステップ#204で
求めた濃度値IDとに基づいて、上述の式(3)〜
(5)に従う演算によって変換色の模様データDTを生
成する。 【0090】また、変換色が指定されていない場合は、
ステップ#207へ進み、B,G,Rの各画像データD
1と濃度値IDとに基づいて、画素の元の色すなわち変
換対象色の模様データDTを生成する。 【0091】そして、ステップ#208において、ステ
ップ#206又はステップ#207で生成した模様デー
タDTと、第2のCPU202に対して画像変換を指示
するための変換指示信号STとを出力する。 【0092】図12は図9の画像変換処理のフローチャ
ートである。 【0093】まず、A/D変換器86から入力される画
像データD0に対して、シェーディング補正を行い(ス
テップ#301)、補正後の画像データD1をCPU2
01へ出力する(ステップ#302)。 【0094】次に、変換指示信号STの有無をチェック
する(ステップ#303)。そして、変換指示信号ST
が入力された場合には、対象領域E1について、画像デ
ータD1を模様データDTに置き換える画像変換を行う
(ステップ#304)。 【0095】その後、色マスキング処理(ステップ#3
05)、UCR処理(ステップ#306)を順に実行
し、C,M,Y,Kの画像データD4を生成する。 【0096】図13は本発明の他の実施例に係る画像信
号処理部20aのブロック図である。同図において、図
3と同一機能を有する構成要素には同一の符号を付しそ
の説明を省略する。 【0097】画像信号処理部20aにおいて特徴となる
のは、第1のCPU201aに座標入力タブレット10
0が接続されている点である。座標入力タブレット10
0は、色指定ペン9による色の指定と合わせて座標領域
を指定することによって対象領域E1を指定するために
設けられている。 【0098】つまり、例えばカラー写真に対して模様付
け複写を行う場合を考えると、その場合には、カラー原
画像(ここではカラー写真)G内で対象領域E1以外に
変換対象色と同色の領域が存在することが通例であり、
互いに同色の複数個の領域の内で対象領域E1を特定す
る必要がある。 【0099】そこで、このような場合には、座標入力タ
ブレット100によって対象領域E1の座標が指定され
る。 【0100】図14は座標入力タブレット100の平面
図である。 【0101】座標入力タブレット100は、オペレータ
が座標入力エリアExyにおける図の左下端(上述の原
点Oに対応する)を位置決めの基準として原稿(カラー
原画像G)を載置し、図示しないペンを用いてカラー原
画像G内の任意の点を押下したとき、その押下された点
の座標を示す検出信号S100をCPU201aへ出力
する。なお、座標入力エリアExyの近傍には後述のス
イッチSW2,SW3が設けられている。 【0102】図14の例では、互いに同じ色の2つの領
域Ea,Ebを有するカラー原画像Gが座標入力エリア
Exy上に載置されている。 【0103】以下の説明では、これら領域Ea,Ebの
内の左側の領域Eaに対して模様を付す複写を行うもの
とする。すなわち領域Eaを対象領域E1とする。 【0104】この例の場合、オペレータは、領域Eaに
色指定ペン9を押し当てて変換対象色を指定した後、領
域Eaを囲む枠Fの左下端の点P1と右上端の点P2の
2点を順に押下して座標入力を行う。なお、点P1,P
2はカラー原画像Gの読取り走査における枠F内での始
点と終点であり、ここではそれぞれの座標を(x1,y
1),(x2,y2)とする。 【0105】座標入力により、枠Fに囲まれた指定領域
E内部の領域Eaが対象領域E1として特定され、領域
Eaのみに対して模様付けが行われる。なお、カラー原
画像Gは、座標指定操作の終了後に座標入力タブレット
100から原稿台ガラスの所定位置に移され、その状態
で模様付け複写が行われる。 【0106】図15はCPU201aの概略の動作を示
すメインフローチャートである。 【0107】CPU201aは、初期設定(ステップ#
1001)、内部タイマセット(ステップ#100
2)、及び図8のステップ#3と同様の指定色入力処理
(ステップ#1003)を実行した後、座標入力タブレ
ット100からの信号に対応した変換エリア入力処理
(ステップ#1004)を実行する。 【0108】そして、カラー原画像Gの走査が開始され
ると、CPU202から与えられるパルスの数をカウン
トすることによってカラー原画像G内の走査中の画素の
座標(α,β)を求め(ステップ#1005)、その座
標(α,β)が指定領域E内の座標であるか否かをチェ
ックする(ステップ#1006)。 【0109】ステップ#1006でイエスの場合、すな
わち座標αが座標x1と座標x2の間の座標(x1≦α
≦x2)であり、且つ座標βが座標y1と座標y2の間
の座標(y1≦β≦y2)である場合には、図8のステ
ップ#4と同様の変換データ生成処理(ステップ#10
07)を実行する。 【0110】その後、内部タイマの待ち合わせを行い
(ステップ#1008)、ステップ#1002へ戻る。
なお、1ルーチンの間に、CPU202とのデータ交換
を行う通信処理(ステップ#1011)を割込み処理と
して適時に実行する。 【0111】図16は図15の変換エリア入力処理のフ
ローチャートである。 【0112】このルーチンでは、スイッチSW2がオン
状態であるか否かをチェックし(ステップ#200
1)、スイッチSW2がオン状態であれば、座標入力タ
ブレット100からの検出信号S100を受け付け、指
定領域Eの始点P1及び終点P2の座標(x1,y
1),(x2,y2)をレジスタなどに格納する(ステ
ップ#2002)。 【0113】上述の実施例によれば、色によって対象領
域E1が指定されるので、カラー原画像G内の任意の形
状の対象領域E1に所望の模様付けを行った複写画像H
Gを得ることができる。 【0114】上述の実施例によれば、模様の異なる複数
パターンのデザイン画を簡単に作成することができ、ま
た、例えば顧客の要望に応じて、模様のパターンを変更
したデザイン画をその場で作成して顧客に提示すること
もできる。 【0115】上述の実施例によれば、色指定ペン9を用
いて変換対象色及び変換色を簡便に指定することができ
る。また、予め色見本を用意しておけば、変換色をカラ
ー原画像に含まれない任意の色とすることができる。 【0116】上述の実施例においては、パターンメモリ
220に予めパターン画像PG1〜4が記憶されている
ものとして説明したが、オペレータが任意に所望のパタ
ーン画像を記憶させることができるようにしてもよい。 【0117】すなわち、例えば、図17に示すように、
座標入力タブレット100上に所望のパターン画像PG
0を有する原図GPを載置して所定の1点P3(読取り
始点)を指定し、その後に原図GPを原稿台ガラス上に
移し換え、所定の大きさのパターン枠F1内の画像を読
み取らせてパターンメモリ220に記憶させるようにす
ることもできる。 【0118】なお、その場合には、図18に示されるパ
ターン入力処理が第1のCPU201aによって実行さ
れる。 【0119】図18において、まず、スイッチSW3を
チェックし(ステップ#4001)、点Pの座標(x
3,y3)を入力する(ステップ#4002)。そし
て、読取り開始を指示するキー操作を待つ(ステップ#
4003)。 【0120】読取り走査が開始されると、走査中の画素
の座標(α,β)を求め、座標(α,β)がパターン枠
F1内の座標(x3≦α≦x3+a且つy3≦β≦y3
+b)であれば、B,G,Rの画像データD1から濃度
値IDを算出して結果をパターンメモリ220に格納す
る(ステップ#4004〜ステップ#4006)。 【0121】濃度値IDの算出は、被視感度定数をγ
B,γG,γRとし、CCDイメージセンサー80の感
度定数をδB,δG,δRとして表される式(6)に従
う。ID=γB×δB×D1B+γG×δG×D1G+
γR×δR×D1R…(6) 【0122】なお、原図GPに代えて布を用い、布柄や
布地模様をパターン画像として記憶させることもでき
る。また、ビデオカメラなどによる撮像データ、パーソ
ナルコンピュータにより作成した画像データなどを通信
ケーブル又はICカードなどの記憶媒体を介して取り込
み、B,G,Rのデータに変換して記憶するようにして
もよい。特にICカードなどの記憶媒体を用いるときに
は、パターン画像のサンプルを記憶媒体に添付しておく
と保存や使用に便利である。 【0123】上述の実施例において、パターンメモリ2
20には、建築関係や衣服関係などの各種分野のデザイ
ン画の作成に有用な模様を記憶しておくことができ、模
様の数及び種類は限定されない。 【0124】 【発明の効果】本発明によれば、部分的に模様付けを施
した画像を容易に得ることができ、各種デザイン画の作
成に利用したときには、デザイン作業の迅速化及び労力
の削減を図ることができる。しかも、画像の多様化を図
ることができる。 【0125】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る複写機の全体の構成を示す断面正
面図である。 【図2】色指定ペンの構成を示す図である。 【図3】画像信号処理部の構成を示すブロック図であ
る。 【図4】パターン画像の一例を示す図である。 【図5】パターン画像を模式的に示す図である。 【図6】模様付け複写を模式的に示す図である。 【図7】図5のパターン画像を縮小したパターン画像を
示す図である。 【図8】第1のCPUの概略の動作を示すメインフロー
チャートである。 【図9】第2のCPUの概略の動作を示すメインフロー
チャートである。 【図10】図8の指定色入力処理を示すフローチャート
である。 【図11】図8の変換データ生成処理を示すフローチャ
ートである。 【図12】図9の画像信号処理を示すフローチャートで
ある。 【図13】本発明の他の実施例に係る画像信号処理部の
構成を示すブロック図である。 【図14】座標入力タブレットの平面図である。 【図15】図13の第1のCPUの概略の動作を示すメ
インフローチャートである。 【図16】図15の変換エリア入力処理を示すフローチ
ャートである。 【図17】パターン画像の記憶に係わる座標指定操作を
説明するための図である。 【図18】図17に対応するパターン入力処理を示すフ
ローチャートである。 【符号の説明】 1 複写機(画像形成装置) 9 色指定ペン(色指定手段、変換色指定手段) G カラー原画像 HG 複写画像(ハードコピー画像) PG1〜PG4 パターン画像 220 パターンメモリ(パターン画像記憶手段) 20,20a 画像信号処理部(画像変換手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−309566(JP,A) 特開 昭63−283364(JP,A) 特開 平1−160168(JP,A) 特開 平2−101497(JP,A) 特開 平2−29073(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】カラー原画像に対応したハードコピー画像
    を形成する画像形成装置において、 少なくとも1種類の模様パターンを記憶するパターン画
    像記憶手段と、 前記カラー原画像に含まれる色を変換対象色として指定
    するための色指定手段と、 変換色を指定するための変換色指定手段と、 前記カラー原画像内の前記変換対象色の領域を指定され
    た前記変換色の前記模様パターンに置き換える画像変換
    手段とを有してなることを特徴とする画像形成装置。
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