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JP3405465B2 - Manufacturing method of color hologram - Google Patents

Manufacturing method of color hologram

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JP3405465B2
JP3405465B2 JP12001793A JP12001793A JP3405465B2 JP 3405465 B2 JP3405465 B2 JP 3405465B2 JP 12001793 A JP12001793 A JP 12001793A JP 12001793 A JP12001793 A JP 12001793A JP 3405465 B2 JP3405465 B2 JP 3405465B2
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JP
Japan
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interference fringes
color
light
swelling
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JP12001793A
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Japanese (ja)
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小牧新平
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、カラーホログラムの製
造方法に関し、特に、簡単な方法で擬似カラーホログラ
ムの作成、ホログラムへのカラー情報の追記等が可能な
製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】最近、リップマンホログラム又は体積型
ホログラムと呼ばれるホログラムをカラー像の表示、偽
造防止媒体として用いることが考えられている。このタ
イプのホログラムは光学記録材料の厚み方向に干渉縞を
記録するものである。 【0003】従来、体積型ホログラムのカラー化のため
には、3種類の波長のレーザーを用いた多重露光で撮影
する方法、もしくは、異なった再生色の2枚以上のホロ
グラムを貼り合わせる方法があるが、これらの方法は工
程が複雑であり、また、再生色の再現性に欠けるという
問題点がある。 【0004】また、体積型ホログラムは、単一の再生波
長を有するホログラムであり、複製が容易に可能であ
り、ナンバー等の付加情報を記録することができなかっ
た。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
体積型ホログラムにおいて、カラー化は容易ではなく、
また、複製、偽造を防止すること、付加情報を追記する
ことは困難であった。 【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、体積型ホログラムにおいて、
簡単な方法で擬似カラーホログラムを連続的な色調で再
現性よく製造でき、また、複製が困難な異なる色のカラ
ー情報を追記するとができる製造方法を提供することで
ある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のカラーホログラム方法は、フィルムの厚さ方向に光
の干渉縞が記録されているホログラムであって、干渉縞
の間隔が空間的な分布を有するように部分的に縮められ
て、その部分からの再生波長が干渉縞の間隔に応じて異
なっているカラーホログラムの製造方法において、干渉
縞が記録されたホログラムに熱又は圧力の少なくとも一
方を空間的な分布を持たせて部分的に印加することによ
り、その部分の干渉縞の間隔をその分布に応じて収縮さ
せることを特徴とする方法である。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【作用】本発明においては、干渉縞が記録されたホログ
ラムに熱又は圧力の少なくとも一方を空間的な分布を持
たせて部分的に印加することにより、その部分の干渉縞
の間隔をその分布に応じて収縮させるので、描きたいカ
ラーパターンに対応するように干渉縞の間隔を空間的に
分布させることにより、簡単な方法で擬似カラーホログ
ラムを連続的な色調で再現性よく製造できる。また、再
生色が変化する部分の輪郭から追記した番号、文字、パ
ターン等が認識できる。さらに、干渉縞の間隔は連続的
に変化するため、ホログラムの再生色が連続的に変化
し、意匠性に優れたホログラムになる。また、このよう
な情報を追記したホログラムを複製しようとすると、情
報追記部分は複製されず、その部分はぬけ部となる。し
たがって、オリジナル製品から偽造品を複製することは
不可能になる。また、ホログラム情報と追記情報は同一
の連続する干渉縞から形成されているので、追記情報を
削ったり追加しようとすると、ホログラム情報に欠損部
ができるため、改竄の履歴が明らかになり、改竄、偽造
が防止できる。 【0016】 【実施例】以下、本発明のカラーホログラムの製造方法
の実施例について、図面を参照にして説明する。体積型
ホログラムは、フォトポリマーのような記録材料の片側
から物体光を他方の側から参照光を入射させたとき、記
録材料の厚み方向に間隔dの透過率分布又は屈折率分布
の干渉縞が記録されたもので、干渉縞の間隔dは、波長
をλ、記録材料の屈折率をn、物体光と参照光とのなす
角をθとすると、 d=λ/(2n・sinθ/2) ・・・・(1) の関係にある。このようにして記録された体積型ホログ
ラムに白色光を入射すると、波長λの光のみが回折さ
れ、記録した情報が再生される。 【0017】このような体積型ホログラムの干渉縞の間
隔dは、記録後に、広げたり縮めたりできることはよく
知られている。例えば、銀塩写真フィルムの場合、D−
ソルビトールで記録後に膨潤処理することにより、間隔
dは広がり、逆に、未露光の銀塩写真フィルムを膨潤処
理して、その後に露光記録し、膨潤剤を除去すると、間
隔dは縮まる。このような伸縮処理を施すと、一般に
は、干渉縞の傾きも変化する。 【0018】このように記録時の干渉縞の間隔が変化す
ると、再生時の干渉縞の間隔は式(1)のdから異なる
値d′になるので、再生される波長λ′も記録時の波長
λから変化し、その間隔が広がる場合は長波長側にシフ
トし、縮まる場合は短波長側にシフトする。 【0019】ところで、このような干渉縞の間隔が記録
時の間隔から連続的に変化すると、再生波長も連続的に
長波長側又は短波長側へシフトする。この点を図1を参
照にして説明すると、基板1上のホログラム2に何らか
の方法によって干渉縞6の間隔が図の左から右へかけて
連続的に増加するように形成されている場合、左端の干
渉縞6の間隔が狭い領域(1)からは、図のグラフ
(1)に示すように、例えば波長B(500nm)を中
心とするスペクトル分布の光が回折され、青色に見え、
右端の干渉縞6の間隔が広い領域(3)からは、図のグ
ラフ(3)に示すように、例えば波長R(600nm)
を中心とするスペクトル分布の光が回折され、赤色に見
え、また、干渉縞6の間隔が中間の領域(2)からは、
図のグラフ(2)に示すように、それらの中間の波長G
(550nm)を中心とするスペクトル分布の光が回折
され、緑色に見える。このように、干渉縞6の間隔が空
間的に連続的に変化する場合、再生波長(色)も空間的
に連続的に変化する。なお、図1のグラフ(1)〜
(3)において、横軸のλは波長を、縦軸のrは反射率
(回折率)を示す。 【0020】また、干渉縞の間隔が記録時の間隔から連
続的でなく2値的に変化する場合であっても、それらの
面積比が空間的に連続的に変化すると、再生色が連続的
に変化する。この点を図2を参照にして説明する。図に
ホログラム2中の干渉縞の間隔d、d′を模式的に示す
ように、網点状に干渉縞の間隔をdからd′に広げる
と、網点部分の干渉縞の間隔d′は広く、例えば赤色
(R)の長い波長の光が回折され、網点以外の部分の干
渉縞の間隔dは狭く、例えば青色(B)の短い波長の光
が回折される。したがって、網点の大きさを小さくし、
単位当たり面積に対する網点の割合を変えることによ
り、青と赤の加法混色により青と赤の間の色を生じるよ
うにすることができる。ホログラム2中の網点率が0%
から100%まで連続的に変わるとすると、ホログラム
2の網点率100%の領域(1)、50%の領域
(2)、0%の領域(3)からの波長λに応じた反射率
(回折率)rは、網点率100%の領域(1)において
は、再生色スペクトル分布はグラフ(1)のようにな
り、赤色に見え、網点率0%の領域(3)においては、
再生色スペクトル分布はグラフ(3)のようになり、青
色に見え、また、網点率50%の領域(2)の部分にお
いては、再生色スペクトル分布はグラフ(2)のように
なり、加法混色の原理により青色Bと赤色Rの割合で緑
色Gに見えるようになる。 【0021】本発明においては、以上のような現象を利
用して、体積型ホログラムが記録されたフィルムにカラ
ーパターンを書き込むようにする。以下、参考例と実施
例に基づいて説明する。ここで、体積型ホログラムとし
ては、何らかの情報が記録されたものでもよく、また、
何ら情報が記録されていない均一な位相体積型の回折格
子を記録したホログラムであってもよい。 【0022】図3は、記録したい情報に対応する部分の
体積型ホログラムの干渉縞の間隔を広げる一つの参考例
の概略の工程と作用を説明するための図であり、図
(a)に示すように、例えば基板1の表面に銀塩写真乳
剤層2を塗布したホログラム記録材料3を用いて、その
一方の面から物体光4を、他方の面から参照光5を入射
させて干渉させ、干渉縞6を記録する。現像後、図
(b)に示すように、後から記録したい番号、文字、パ
ターン等の可変情報を表すように、リップマンホログラ
ム2の上にD−ソルビトール等からなる膨潤インキを用
いて印刷7する。この印刷は、膨潤インキの量が場所に
よって異なるか、網点率が異なるように行う。なお、膨
潤インキの付与は印刷に限らず、転写等を用いてもよ
い。付与された膨潤インキは体積型ホログラム2の中に
浸入して、その層を印刷インキの量に応じて膨張させる
ので、図(c)の部分拡大図に示すように、印刷7位置
の干渉縞6の間隔が広がり、その傾きが変化する。この
ように印刷7部の干渉縞6を膨潤させた体積型ホログラ
ム2に白色再生光8を入射させると、図(c)に示すよ
うに、印刷7部以外からは、記録波長λの色でホログラ
ム記録情報が再生され、印刷7部からは膨潤量に応じて
記録波長λより長い波長λ′、λ″、λ′″・・で異な
る方向にホログラム記録情報が再生される。したがっ
て、再生波長が異なる部分の輪郭から追記した番号、文
字、パターン等が認識できる。また、干渉縞6の間隔は
場所に応じて、また、追記部から周辺へ連続的に変化す
るため、ホログラムの再生色が連続的に変化し、意匠性
に優れたホログラムになる。 【0023】そして、仮に、このような情報を追記した
リップマンホログラムに別の記録材料を重畳して波長λ
の光源を用いて複製しようとすると、情報追記部分はそ
の波長で回折が起こらないため複製されず、その部分は
ぬけ部となる。したがって、オリジナル製品から偽造品
を複製することは不可能になる。また、ホログラム情報
と追記情報は同一の連続する干渉縞から形成されている
ので、追記情報を削ったり追加しようとすると、ホログ
ラム情報に欠損部ができるため、改竄の履歴が明らかに
なり、改竄、偽造が防止できる。 【0024】以上のように、銀塩写真乳剤の場合、D−
ソルビトール等の膨潤液を用いて所定量印刷することに
より、体積型ホログラムの所定部の干渉縞の間隔を所定
量広げることができるが、ホログラム記録材料として重
クロム酸ゼラチンを用いる場合にも膨潤液からなるイン
クが適用できる。また、ホログラム記録材料としてフォ
トポリマーを用いる場合には、溶剤、可塑剤、モノマー
又はオリゴマーで所要部に所定量印刷して、その部分の
干渉縞を所定量選択的に膨潤させることができる。 【0025】さらに、感光性膨潤フィルムを用いて体積
型ホログラムにカラーパターンを形成することができ
る。以下、その詳細を説明する。すなわち、フォトポリ
マーと同様に、バインダーポリマー中にモノマー又はオ
リゴマー、光開始剤等を混合してなる感光性膨潤フィル
ムを用意し、フォトポリマー等の干渉縞記録済みの記録
材料にこの膨潤フィルムを密着する前、又は、密着後
に、所定の光量分布の光をこの膨潤フィルムに照射し
て、上記膨潤フィルムに含まれるモノマー又はオリゴマ
ーを位置毎に照射光量に応じた所定割合を重合させて不
活性にして残りの活性のモノマー又はオリゴマーの量を
調節し、その調節した量を干渉縞記録済みの記録材料中
に拡散させて膨潤させることにより、干渉縞間の距離を
各位置で任意の所定量正確に調節して、再生波長を所定
のものに調節して、ホログラム上にカラーパターンを形
成する方法である。このような方法による膨潤後、干渉
縞記録済み記録材料に光照射又は加熱することにより、
拡散したモノマー又はオリゴマーを干渉縞内に定着でき
るため、再生色の保存安定性が優れたホログラムが得ら
れる。しかも、フィルム状の膨潤材をホログラムにラミ
ネートし、所定の光照射をするだけで、安定して正確な
膨潤が得られるので、作業性、再現性に優れた方法であ
る。 【0026】上記のようなカラー化方法を、図面を参照
しながらもう少し詳しく説明する。図4は、膨潤フィル
ムを記録材料に密着した後に光照射して膨潤フィルムに
含まれる膨潤剤(モノマー、オリゴマー)を不活性にす
る場合、図5は、膨潤フィルムを記録材料に密着する前
に光照射して膨潤フィルムに含まれる膨潤剤を不活性に
する場合の原理を説明するための図であり、図4の場
合、同図(a)において、フォトポリマー等の記録材料
3の両面から物体光4と参照光5を当ててその中に干渉
縞6を記録すると、同図(b)に示すような体積型のホ
ログラム2が得られる。次に、同図(c)に示すよう
に、バインダーポリマー中にモノマー又はオリゴマー、
光開始剤等を混合してなる膨潤フィルム10を密着し、
膨潤フィルム10中の浸透性モノマー又はオリゴマーの
拡散度を上げるために加熱する前又は同時に、同図(d
1)〜(d3)に示すように、ホログラム2又は膨潤フ
ィルム10側から光照射11を行う。この光照射11に
より、膨潤フィルム11中の活性な浸透性モノマー又は
オリゴマーの一部又は全部は光照射11の量に応じた割
合だけ重合して不活性になり、浸透性(拡散性)がなく
なる。したがって、光照射11の量が多い図(d1)の
場合には、膨潤フィルム10中の活性な浸透性モノマー
又はオリゴマーはほとんどなくなり、加熱してもホログ
ラム2中にはほとんど浸透しない。そのため、例えば、
同図(a)において青色の波長で体積型ホログラム2を
記録したとすると、同図(d1)の膨潤工程を経たホロ
グラム2はほとんど膨潤せず、青色の光を回折して再生
する。これに対し、光照射11の量が中程度の図(d
2)の場合には、膨潤フィルム11中の活性な浸透性モ
ノマー又はオリゴマーの半分程度が不活性になり、加熱
すると、残りの半分程度の浸透性モノマー又はオリゴマ
ーがホログラム2中に浸透し、中程度の膨潤をする。そ
のため、同図(d2)の膨潤工程を経たホログラム2
は、青色の波長より長い緑色の光を回折して再生する。
さらに、光照射11をしない図(d3)の場合には、膨
潤フィルム10中の活性な浸透性モノマー又はオリゴマ
ーはそのまま残り、加熱すると、ほとんどの浸透性モノ
マー又はオリゴマーがホログラム4中に浸透し、最大限
の膨潤をする。そのため、同図(d3)の膨潤工程を経
たホログラム2は、緑色の波長より長い赤色の光を回折
して再生する。このように、ホログラム2に密着した膨
潤フィルム10に照射する光11の量を調節することに
より、再生色を赤から青の間の任意に制御できる。 【0027】また、図5の場合は、同図(a)及び
(b)において、図4(a)及び(b)と同様にして、
体積型ホログラム2が得られる。一方、同図(c1)〜
(c3)に示すように、バインダーポリマー中にモノマ
ー又はオリゴマー、光開始剤等を混合してなる膨潤フィ
ルム10を用意し、これに所定量の光照射11を行う
と、光照射11の量に応じた割合だけその中の活性な浸
透性モノマー又はオリゴマーの一部又は全部が不活性に
なり、浸透性(拡散性)がなくなる。その光照射11済
みの膨潤フィルム10を、同図(d1)〜(d3)に示
すように、ホログラム2に密着し、図4の場合と同様に
加熱すると、光照射11の量に応じてホログラム2の膨
潤度が変わるため、膨潤フィルム10に照射する光11
の量を調節することにより、同様に再生色を赤から青の
間の任意に制御できる。 【0028】ところで、膨潤フィルム10は、上記した
ように、バインダーポリマー中にモノマー又はオリゴマ
ー、光開始剤等を混合してなるものであり、ホログラム
記録用のフォトポリマーと同様のものである。したがっ
て、特別に作成しなくとも、ホログラム記録用のフォト
ポリマーを膨潤フィルム10として用いることができ
る。 【0029】さて、上記のように、膨潤フィルム10に
照射する光量に応じてホログラム2の再生色を変化させ
ることができるので、光照射11の強度に空間的な分布
を持たせることにより、再生色(波長)の空間的な分布
を持たせることができる。そのためには、図4(d1)
〜(d3)又は図5(c1)〜(c3)において、光照
射11を、例えば、図6のような透過率分布によって描
かれたパターンを有するマスク、又は、図7のような網
点率分布によって描かれた画像を有する網点マスクを介
して行うことにより、図1又は図2で説明した原理によ
り、体積型ホログラム2の一部又は全部にカラー画像を
追記することができる。追記前のホログラム2が青色で
再生される均一な位相体積型の回折格子を記録したもの
として、図6のマスクを用いる場合、その部分aはマス
クの透過率が100%、部分bのマスクの透過率が0
%、部分cのマスクの透過率が50%であるとすると、
ホログラム2の対応する位置にそれぞれ青色、赤色、緑
色のカラーリングをすることができ、したがって、擬似
的なカラーパターンを追記することができる。同様に、
図7のマスクを用いる場合、その部分aの網点率が10
0%、部分bの網点率が0%、部分cの網点率が50%
であるとすると、ホログラム2の対応する位置にそれぞ
れ赤色、青色、緑色のカラーリングをすることができ、
擬似的なカラーパターンを追記することができる。 【0030】次に、追記情報に対応する部分の干渉縞の
間隔を縮める本発明の実施例の概略の工程と作用を図8
を用いて説明する。同図(a)に示すように、例えば基
板1の表面にフォトポリマー2を塗布してなるホログラ
ム記録材料3を用いて、物体光4と参照光5を干渉させ
て干渉縞6を記録する。記録された体積型ホログラム2
に、同図(b)に示すように、追記したい情報を有する
刻印9を加熱してプレスする。刻印9の高さは、再生し
たい色分布に基づいて位置ごとに異なるか、網点率が異
なるように構成する。すると、刻印部の干渉縞6は、同
図(c)の部分拡大図に示すように、刻印9の高さに応
じて刻印位置の干渉縞6の間隔は縮まり、その傾きも変
化する。このように刻印部の干渉縞6を収縮させた体積
型ホログラム2に白色再生光8を入射させると、図
(c)に示すように、刻印部以外からは、記録波長λの
色でホログラム記録情報が再生され、刻印部からは収縮
量に応じて記録波長λより短い波長λ′、λ″、λ′″
・・で異なる方向にホログラム記録情報が再生される。
したがって、図3の場合と同様、再生波長が異なる部分
の輪郭から追記した番号、文字、パターン等が認識で
き、また、干渉縞6の間隔は場所に応じて、また、追記
部から周辺へ連続的に変化するため、意匠性に優れたホ
ログラムになる。そして、改竄、偽造が防止できる。な
お、機械的な加圧のみで干渉縞の間隔が変化する場合に
は、加熱は必ずしも必要ではない。 【0031】干渉縞の間隔を縮める別の方法として、干
渉縞を記録する前に、膨潤剤、他の溶剤、可塑剤又はモ
ノマーを用いて、ホログラム記録材料全体を膨潤させて
おき、その後その記録材料に干渉縞を記録し、記録後、
追記情報部分から部分的に膨潤剤等を溶剤用いて洗浄抽
出することにより、干渉縞の間隔を収縮させることがで
きる。この場合も、場所毎に洗浄抽出する膨潤剤等の量
を制御することにより、色が場所毎に異なり、再生波長
が異なる部分の輪郭から追記した情報が認識でき、ま
た、意匠性に優れたホログラムにすることができ、改
竄、偽造が防止できるようになる。 【0032】さらに、以上の干渉縞の間隔を部分的に広
げる方法と縮める方法とを同時に用いてもよい。 【0033】以下、感光性膨潤フィルムを用いる場合の
具体例を示しておく。 例1 下記の組成分を用意した。 バインダーポリマー:Vinac B-100 (ポリビニルアセテート) 66.00wt% モノマー(アクリル系):Photomer 4039 (フェノールエトキシレートモ ノアクリレート) 17.00wt% Sartomer 349(エトキシル化ビスフェノール− Aジアクリレート) 3.00wt% 可塑剤:4G7 (テトラエチレングリコールジヘプタノエート) 10.22wt% 光開始剤:O-クロロHABI(1,1’−ビイミダゾール、2.2’−ビス〔 O−クロロフェニル〕−4,4’,5,5’−テトラフェニル ) 3.70wt% 増感剤:JAW (シクロペンタノン、2,5−ビス〔(2,3,6,7−テ トラヒドロ−1H,5H−ベンゾ〔i,j〕キノリジン−1−イ ル)メチレン〕−) 0.08wt% 以上の組成物を97wt%のジクロロメタン、3wt%
の2−プロパノール(22wt%の全溶質)中に溶かす
が、以下の要領でフィルムを製造した。 【0034】増感剤を含まないコーティング溶液を完全
に溶解するまで攪拌し、混合しながら成分を溶媒に添加
した。増感剤は、その後添加した。この工程と次のフィ
ルムへの混合溶液の塗工工程は、全て赤色光の下で行っ
た。 【0035】このようにして得られた溶液(感剤)を5
0μmの厚さのポリエチレンテレフタレート(PET)
の透明なフィルム基体上に、版深150μmのグラビア
コーターによりコートした。コーティング後、乾燥ゾー
ンから出てきたフィルムに25μmの厚さのポリエチレ
ンテレフタレートの透明なフィルムを積層させ、フォト
ポリマー兼感光性膨潤フィルムを得た。 【0036】上記のようにして得られた青感度の高いフ
ォトポリマーフィルムにアルゴンイオンレーザーの51
4nmの波長の青色光によって、図4(a)のように物
体光4と参照光5を当てて、青色の再生色の体積型ホロ
グラムの干渉縞を記録した後、50mJの紫外光照射に
より、この記録材料内のモノマーを定着させて体積型ホ
ログラムを得た。 【0037】その後、上記のようにして得られた感光性
膨潤フィルムを上記体積型ホログラムにラミネートし
た。そして、照射光源として514nmで測定して9.
0mW/cm2 のハロゲンランプを用いて、以下の表の
ように照射時間を調節することにより露光量を変えた。 【0038】その後、循環オーブン中の120℃の雰囲気中で1時間
処理して感光性膨潤フィルム中の浸透性モノマーをホロ
グラムの干渉縞内にマイグレーションさせることによっ
て干渉縞を膨潤させ、その間隔を広げた。 【0039】その後、紫外光を100mJ照射して干渉
縞内のモノマーを定着させたところ、上記の照射時間
(露光量)に応じて再生ピーク波長が、図9のように、
500nm〜600nm前後の青色から赤色までの全て
の回折波長、再生色を得ることができた。 【0040】例2 例1により得られた青感度の高いフォトポリマーフィル
ムにアルゴンイオンレーザーの514nmの波長の青色
光によって、図4(a)のように物体光4と参照光5を
当てて、均一な干渉縞からなる体積位相型回折格子を記
録した後、50mJの紫外光照射により、この記録材料
内のモノマーを定着させて体積位相型回折格子を得た。 【0041】その後、例1により得られた感光性膨潤フ
ィルムを上記体積位相型回折格子にラミネートした。そ
して、図6のような透過率が連続的に変わる絵柄のフォ
トマスクを膨潤フィルム側に密着させ、例1の光源を用
いて1分間の光照射を行い、例1と同様にして浸透性モ
ノマーを回折格子の干渉縞内にマイグレーションさせて
その間隔を広げた。 【0042】その後、紫外光を100mJ照射して干渉
縞内のモノマーを定着させたところ、図6のaの部分に
おいては、再生色スペクトルは図1のグラフ(1)のよ
うになり青色に見え、図6のbの部分においては図1の
グラフ(3)のようになり赤色に見え、また、図6のc
の部分においては図1のグラフ(2)のようになり緑色
に見え、青色の波長を回折する均一な体積位相型回折格
子にカラー画像を形成することができた。 【0043】例3 例2と同様にして均一な干渉縞からなる体積位相型回折
格子を得た。その後、例1により得られた感光性膨潤フ
ィルムを上記体積位相型回折格子にラミネートし、その
上に図7のような網点率が連続的に変わる絵柄のフォト
マスクを膨潤フィルム側に密着させ、例1の光源を用い
て1分間の光照射を行い、例1と同様にして浸透性モノ
マーを回折格子の干渉縞内にマイグレーションさせてそ
の間隔を広げた。 【0044】その後、紫外光を100mJ照射して干渉
縞内のモノマーを定着させたところ、図7のaの部分に
おいては、再生色スペクトルは図2のグラフ(1)のよ
うになり赤色に見え、図7のbの部分においては、再生
色スペクトルは図2のグラフ(3)のようになり青色に
見え、図7のcの部分においては図2のグラフ(2)の
ようになり、青色波長(B)と赤色波長(R)の加法混
色の原理により緑色に見えた。このようにして、青色の
波長を回折する均一な体積位相型回折格子にカラー画像
を形成することができた。 【0045】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のカラーホログラムの製造方法によると、干渉縞が記録
されたホログラムに熱又は圧力の少なくとも一方を空間
的な分布を持たせて部分的に印加することにより、その
部分の干渉縞の間隔をその分布に応じて収縮させるの
で、描きたいカラーパターンに対応するように干渉縞の
間隔を空間的に分布させることにより、簡単な方法で擬
似カラーホログラムを連続的な色調で再現性よく製造で
きる。また、再生色が変化する部分の輪郭から追記した
番号、文字、パターン等が認識できる。さらに、干渉縞
の間隔は連続的に変化するため、ホログラムの再生色が
連続的に変化し、意匠性に優れたホログラムになる。ま
た、このような情報を追記したホログラムを複製しよう
とすると、情報追記部分は複製されず、その部分はぬけ
部となる。したがって、オリジナル製品から偽造品を複
製することは不可能になる。また、ホログラム情報と追
記情報は同一の連続する干渉縞から形成されているの
で、追記情報を削ったり追加しようとすると、ホログラ
ム情報に欠損部ができるため、改竄の履歴が明らかにな
り、改竄、偽造が防止できる。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a method for producing a color hologram.
In particular, the pseudo color holograph
System, and add color information to holograms
It relates to a manufacturing method. 2. Description of the Related Art Recently, Lippmann holograms or volume type
A hologram called a hologram is displayed as a color image,
It has been considered to be used as an anti-formation medium. This
Ip holograms have interference fringes in the thickness direction of the optical recording material.
It is to be recorded. Conventionally, for colorizing a volume hologram,
Shot with multiple exposures using lasers of three different wavelengths
Or two or more holograms with different reproduction colors
There is a method of laminating gram, but these methods are
Process is complicated and lacks reproducibility of reproduced colors
There is a problem. A volume hologram has a single reconstructed wave.
A hologram with a length that can be easily duplicated
And cannot record additional information such as numbers
Was. [0005] As described above, the conventional
In volume holograms, colorization is not easy,
Also, prevent duplication and forgery, and add additional information
It was difficult. The present invention has been made in view of such circumstances.
The purpose of the volume hologram is to
Reproduce pseudo color holograms in continuous tones in a simple way
Colors of different colors that can be easily produced and difficult to duplicate
-By providing a manufacturing method that can add information
is there. [0007] The present invention for achieving the above object.
Ming's color hologram method uses light in the thickness direction of the film.
A hologram in which the interference fringes are recorded.
Is partially shortened to have a spatial distribution
And the reproduction wavelength from that part varies depending on the interval between the interference fringes.
Interference in the production method of color holograms
At least one of heat and pressure is applied to the hologram on which the fringes are recorded.
Is applied with a partial distribution with a spatial distribution.
The interval between the interference fringes in that part is shrunk according to the distribution.
It is a method characterized by making it. According to the present invention, a hologram on which interference fringes are recorded is provided.
The ram has a spatial distribution of at least one of heat and pressure.
By applying partially, the interference fringes in that part
The distance between the lines is contracted according to the distribution, so
Spatial spacing of the interference fringes to correspond to the
Pseudo color hologram in a simple way by distributing
Rams can be manufactured with continuous color tones with good reproducibility. Also,
Numbers, letters, and patterns added from the outline of the part where the raw color changes
Turns can be recognized. In addition, the spacing of the interference fringes is continuous
The hologram reproduction color changes continuously
The resulting hologram has excellent design. Also like this
If you try to duplicate a hologram with extra information added,
The postscript portion is not copied, and that portion becomes a blank portion. I
Therefore, replicating counterfeit products from original products
Becomes impossible. Also, the hologram information and postscript information are the same
Of additional interference information.
If you try to remove or add,
, The history of tampering becomes clear, and tampering and forgery
Can be prevented. DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Hereinafter, a method for producing a color hologram of the present invention will be described.
Will be described with reference to the drawings. Volume type
The hologram is on one side of the recording material, such as a photopolymer.
When the object light enters from the other side and the reference light enters from the other side,
Transmittance distribution or refractive index distribution at an interval d in the thickness direction of the recording material
Are recorded, and the interval d between the interference fringes is the wavelength
Is λ, the refractive index of the recording material is n, and the distance between the object light and the reference light is
Assuming that the angle is θ, d = λ / (2n · sin θ / 2) (1). Volumetric hologram recorded in this way
When white light is incident on the ram, only light of wavelength λ is diffracted.
The recorded information is reproduced. Between the interference fringes of such a volume hologram
The distance d can often be expanded or contracted after recording
Are known. For example, in the case of a silver halide photographic film, D-
Swelling after recording with sorbitol allows for
d spreads, and conversely, swells the unexposed silver halide photographic film.
After that, exposure recording is performed and the swelling agent is removed.
The gap d shrinks. When such expansion and contraction processing is performed, generally,
Changes the slope of the interference fringes. As described above, the interval between interference fringes during recording changes.
Then, the interval between the interference fringes at the time of reproduction differs from d in Expression (1).
Value d ', the reproduced wavelength λ' is also the wavelength at the time of recording.
If the distance changes from λ and the interval widens, shift to the longer wavelength side.
If it shrinks, it shifts to the shorter wavelength side. Incidentally, the interval of such interference fringes is recorded.
When it changes continuously from the time interval, the reproduction wavelength also changes continuously.
Shift to the long wavelength side or short wavelength side. See FIG. 1 for this point.
To explain, the hologram 2 on the substrate 1
The distance between the interference fringes 6 is changed from left to right in the figure
If it is formed to increase continuously,
From the area (1) where the interval between the interference fringes 6 is small,
For example, as shown in (1), the wavelength B (500 nm)
The light of the spectral distribution with the center is diffracted and looks blue,
From the area (3) where the interval between the interference fringes 6 at the right end is wide,
As shown in rough (3), for example, wavelength R (600 nm)
Light with a spectral distribution centered on
Also, from the area (2) where the interval between the interference fringes 6 is intermediate,
As shown in the graph (2) of the figure, the intermediate wavelength G
(550 nm) with a spectral distribution centered at diffraction
It looks green. Thus, the interval between the interference fringes 6 is empty.
When the wavelength changes continuously, the reproduction wavelength (color) is also spatial
Changes continuously. The graphs (1) to (1) in FIG.
In (3), λ on the horizontal axis represents wavelength, and r on the vertical axis represents reflectance.
(Diffractive index). Further, the interval between the interference fringes is continuously changed from the interval at the time of recording.
Even if they change not continuously but binaryly,
When the area ratio changes continuously spatially, the reproduction color becomes continuous
Changes to This will be described with reference to FIG. In the figure
The intervals d and d 'of interference fringes in the hologram 2 are schematically shown.
Like this, the interval of the interference fringes is expanded from d to d '
And the interval d 'between the interference fringes in the halftone dot portion is wide, for example, red
(R) light with a long wavelength is diffracted, and
The interval d between the interference fringes is narrow, for example, blue (B) light having a short wavelength.
Is diffracted. Therefore, reduce the size of the halftone dots,
By changing the ratio of halftone dots to the area per unit
And the additive mixture of blue and red produces a color between blue and red.
Can be done. Halftone percentage in hologram 2 is 0%
If it changes continuously from to 100%, the hologram
2 (100% dot area (1), 50% area)
(2), reflectance from 0% region (3) according to wavelength λ
(Diffractive index) r is in a region (1) where the dot ratio is 100%.
Means that the reproduction color spectrum distribution is as shown in graph (1).
In the area (3) which looks red and has a dot percentage of 0%,
The reproduction color spectrum distribution is as shown in graph (3),
It looks like a color and is in the area (2) where the halftone dot ratio is 50%.
Therefore, the reproduction color spectrum distribution is as shown in graph (2).
And the ratio of blue B and red R is green due to the principle of additive color mixing.
The color G becomes visible. In the present invention, the above phenomenon is used.
Color hologram recorded on the film
-Write a pattern. Below, reference examples and implementation
This will be described based on an example. Here, a volume hologram
In some cases, some information may be recorded,
Uniform phase volume diffractometer with no information recorded
It may be a hologram recording a child. FIG. 3 shows a portion corresponding to information to be recorded.
One reference example to increase the spacing between interference fringes of a volume hologram
FIG. 4 is a diagram for explaining a schematic process and operation of FIG.
(A) As shown in FIG.
Using the hologram recording material 3 coated with the agent layer 2
Object light 4 is incident on one surface and reference light 5 is incident on the other surface
The interference fringes 6 are recorded. After development
As shown in (b), the numbers, characters,
Lipman hologra to represent variable information such as turns
Swelling ink consisting of D-sorbitol, etc.
And print 7. This printing requires that the amount of swelling ink
Therefore, the difference is made so that the dot ratio is different. The expansion
The application of the lubricating ink is not limited to printing, and transfer may be used.
No. The applied swelling ink is placed in the volume hologram 2.
Penetrate and expand the layer according to the amount of printing ink
Therefore, as shown in the partially enlarged view of FIG.
The interval between the interference fringes 6 is widened, and the inclination changes. this
Volume holograph with swollen interference fringes 6 of 7 copies
When the white reproduction light 8 is incident on the system 2, as shown in FIG.
In other words, from the other than the 7 copies,
The recorded information is reproduced, and from the 7 copies of printing,
Different wavelengths λ ', λ ", λ"", longer than the recording wavelength λ
The hologram recording information is reproduced in the direction shown in FIG. Accordingly
Number and text added from the outline of the part where the reproduction wavelength differs.
Characters, patterns, etc. can be recognized. The interval between the interference fringes 6 is
It changes continuously from the postscript section to the surrounding area depending on the location.
As a result, the reproduction color of the hologram changes continuously,
Become an excellent hologram. Then, such information is temporarily added.
The wavelength λ is obtained by superimposing another recording material on the Lippmann hologram.
If you try to duplicate using the light source of
Is not duplicated because diffraction does not occur at the wavelength of
It will be a piercing part. Therefore, counterfeit products from original products
Would be impossible to duplicate. Also, hologram information
And additional information are formed from the same continuous interference fringes
So if you try to delete or add additional information,
Tampering history is clarified because of missing part in ram information
Falsification and forgery can be prevented. As described above, in the case of a silver salt photographic emulsion, D-
Printing a predetermined amount using a swelling liquid such as sorbitol
The distance between the interference fringes in the predetermined part of the volume hologram
Although it can be expanded, the weight
When using chromate gelatin, the
Can be applied. Also, it is used as a hologram recording material.
Solvent, plasticizer, monomer
Or print a predetermined amount on the required part with oligomer and
The interference fringes can be selectively swollen by a predetermined amount. Further, using a photosensitive swelling film,
Color hologram can be formed
You. Hereinafter, the details will be described. That is, photopoly
As with the monomer, the monomer or
Photosensitive swelling film made by mixing ligomer, photoinitiator, etc.
Recording with interference fringes such as photopolymer
Before or after adhesion of the swelling film to the material
Then, the swelling film is irradiated with light having a predetermined light quantity distribution.
The monomer or oligomer contained in the swelled film
Is polymerized at a predetermined ratio in accordance with the amount of irradiation light for each position.
Activate to reduce the amount of remaining active monomer or oligomer
And adjust the adjusted amount in the recording material on which interference fringes have been recorded.
Swelling by diffusing into
Predetermined reproduction wavelength by precisely adjusting any predetermined amount at each position
To adjust the color pattern on the hologram.
It is a method to achieve. After swelling by such a method, interference
By irradiating or heating the stripe-recorded recording material,
Diffused monomer or oligomer can be fixed in interference fringes
As a result, holograms with excellent storage stability of reproduced colors can be obtained.
It is. Moreover, the film-shaped swelling material is laminated onto the hologram.
Just irradiate and irradiate with the specified light to achieve stable and accurate
Since swelling is obtained, this method is excellent in workability and reproducibility.
You. The above-mentioned colorization method will be described with reference to the drawings.
I will explain a little more in detail. Figure 4 shows the swelling fill
After irradiating the recording medium with the recording material, light irradiation
Deactivate the swelling agent (monomer, oligomer) contained
FIG. 5 shows the state before the swelling film is adhered to the recording material.
Irradiates light to make the swelling agent contained in the swelling film inert
FIG. 5 is a diagram for explaining the principle of the
In the case of FIG.
3 illuminate object light 4 and reference light 5 from both sides and interfere
When the stripe 6 is recorded, a volume-type photo as shown in FIG.
Program 2 is obtained. Next, as shown in FIG.
A monomer or oligomer in the binder polymer,
A swelling film 10 formed by mixing a photoinitiator and the like is adhered to the film,
Of the permeable monomer or oligomer in the swelling film 10
Before or simultaneously with heating to increase the degree of diffusion, FIG.
1) to (d3), the hologram 2 or the swollen
Light irradiation 11 is performed from the film 10 side. This light irradiation 11
From the active permeable monomer in the swelling film 11 or
Some or all of the oligomers are allocated according to the amount of light irradiation 11.
Polymerized only when it becomes inert and has no permeability (diffusion)
Become. Therefore, in FIG.
In some cases, the active permeable monomer in the swelling film 10
Or oligomers are almost eliminated, and even if heated
It hardly penetrates into the ram 2. So, for example,
In FIG. 3A, a volume hologram 2 is formed at a blue wavelength.
Assuming that the hologram has passed through the swelling process shown in FIG.
Gram 2 hardly swells, diffracts blue light and reproduces
I do. On the other hand, FIG.
In the case of 2), the active osmotic module in the swelling film 11 is used.
About half of the nomer or oligomer becomes inactive and heats
Then, the other half of the permeable monomer or oligomer
Penetrates into the hologram 2 and swells moderately. So
Therefore, the hologram 2 having passed through the swelling process shown in FIG.
Diffracts and reproduces green light longer than the blue wavelength.
Furthermore, in the case of FIG.
Active permeable monomer or oligomer in wet film 10
Remains as it is and when heated, most permeable
Mers or oligomers penetrate into hologram 4 to maximize
Swell. Therefore, the swelling process shown in FIG.
Hologram 2 diffracts red light longer than the green wavelength
And play. In this way, the swelling closely adhered to the hologram 2
To adjust the amount of light 11 that irradiates the moisture film 10
Thus, the reproduction color can be arbitrarily controlled between red and blue. In the case of FIG. 5, FIG.
In (b), similarly to FIGS. 4 (a) and (b),
The volume hologram 2 is obtained. On the other hand, FIG.
As shown in (c3), a monomer is contained in the binder polymer.
Or a swelling mixture obtained by mixing oligomers, photoinitiators, etc.
A room 10 is prepared, and a predetermined amount of light irradiation 11 is performed on the room 10
And active immersion therein by a ratio corresponding to the amount of light irradiation 11.
Part or all of the permeable monomer or oligomer becomes inert
And the permeability (diffusion) is lost. The light irradiation 11 already
Mino swelling film 10 is shown in FIGS.
As shown in FIG.
When heated, the hologram 2 expands according to the amount of light irradiation 11.
Light 11 irradiating the swelling film 10 because the degree of moisture changes
Similarly, by adjusting the amount of reproduction, the reproduction color can be changed from red to blue.
Can be arbitrarily controlled between. By the way, the swelling film 10 is as described above.
So that the monomer or oligomer in the binder polymer
And a hologram made by mixing
It is the same as a photopolymer for recording. Accordingly
Hologram recording photo without special preparation
Polymer can be used as the swelling film 10
You. Now, as described above, the swelling film 10
The reproduction color of the hologram 2 is changed according to the amount of light to be irradiated.
Spatial distribution in the intensity of light irradiation 11
The spatial distribution of reproduced colors (wavelengths)
Can be provided. For that purpose, FIG. 4 (d1)
(D3) or (c1) to (c3) in FIG.
Radiation 11 is described by, for example, a transmittance distribution as shown in FIG.
A mask having a patterned pattern or a net as shown in FIG.
Via a halftone mask having an image drawn by a point distribution
By doing so, the principle explained in FIG. 1 or FIG.
A color image on part or all of the volume hologram 2
Can be added. Hologram 2 before appending is blue
Reproduced uniform phase volume type diffraction grating recorded
When the mask of FIG. 6 is used,
The transmittance of the mask is 100%, and the transmittance of the mask in the portion b is 0.
%, And the transmittance of the mask in the portion c is 50%,
Blue, red, and green respectively at the corresponding positions on the hologram 2
Color can be colored and therefore pseudo
Typical color patterns can be added. Similarly,
In the case of using the mask of FIG.
0%, halftone percentage of part b is 0%, halftone percentage of part c is 50%
, Each at the corresponding position of the hologram 2
Can be red, blue, green coloring,
A pseudo color pattern can be added. Next, the interference fringes in the portion corresponding to the additional information
FIG. 8 shows a schematic process and operation of the embodiment of the present invention for reducing the interval.
This will be described with reference to FIG. As shown in FIG.
Hologram made by applying photopolymer 2 to the surface of plate 1
The object light 4 and the reference light 5 are caused to interfere with each other by using the
And the interference fringes 6 are recorded. Recorded volume hologram 2
In addition, as shown in FIG.
The stamp 9 is heated and pressed. The height of the inscription 9
Or different halftone dot ratios based on the color distribution
It is constituted so that it may become. Then, the interference fringe 6 at the engraved part is
As shown in the partially enlarged view of FIG.
In the meantime, the interval between the interference fringes 6 at the marking position is reduced, and the inclination is also changed.
Become Thus, the volume of contracted interference fringes 6 at the engraved part
When white reproduction light 8 is incident on the mold hologram 2, FIG.
As shown in (c), the recording wavelength λ
The hologram recording information is reproduced in color, and shrinks from the engraved part
Wavelengths λ ′, λ ″, λ ″ ″ shorter than the recording wavelength λ according to the amount.
The hologram recorded information is reproduced in different directions in.
Therefore, similar to the case of FIG.
Numbers, characters, patterns, etc. added from the outline of
The interval between the interference fringes 6 depends on the location and
Since it changes continuously from the part to the periphery, it has excellent design
Program. Then, falsification and forgery can be prevented. What
When the interval between interference fringes changes only by mechanical pressure
Does not necessarily require heating. As another method for reducing the interval between the interference fringes,
Before recording the fringes, swelling agents, other solvents, plasticizers or
Swell the entire hologram recording material using a nomer
After that, interference fringes are recorded on the recording material, and after recording,
Washing extraction using a solvent such as a swelling agent partially from the additional information part
The distance between the interference fringes can be reduced.
Wear. Also in this case, the amount of swelling agent etc. to be washed and extracted for each location
By controlling the color, the color differs from place to place and the reproduction wavelength
Can recognize the added information from the outline of the part with different
In addition, a hologram with excellent design
Tampering and forgery can be prevented. Further, the interval between the above interference fringes is partially widened.
The shrinking method and the shrinking method may be used at the same time. Hereinafter, when a photosensitive swelling film is used,
A specific example will be described. Example 1 The following components were prepared. Binder polymer: Vinac B-100 (polyvinyl acetate) 66.00 wt% Monomer (acrylic): Photomer 4039 (phenol ethoxylate monoacrylate) 17.00 wt% Sartomer 349 (ethoxylated bisphenol-A diacrylate) 3.00 wt% Plasticizer: 4G7 (tetraethylene glycol diheptanoate) 10.22 wt% Photoinitiator: O-chloro HABI (1,1'-biimidazole, 2.2'-bis [O-chlorophenyl] -4,4 ' , 5,5'-tetraphenyl) 3.70 wt% Sensitizer: JAW (cyclopentanone, 2,5-bis [(2,3,6,7-tetrahydro-1H, 5H-benzo [i, j ] Quinolidine-1-yl) methylene]-) 0.08 wt% or more of the composition is mixed with 97 wt% of dichloromethane, 3 wt%
In 2-propanol (22 wt% total solute)
Produced a film in the following manner. Complete coating solution without sensitizer
Stir until dissolved, and add ingredients to solvent while mixing
did. The sensitizer was then added. This step and the next
The process of applying the mixed solution to the rum is performed under red light.
Was. The solution (sensitizer) thus obtained was added to 5
0 μm thick polyethylene terephthalate (PET)
150μm deep gravure on transparent film substrate
Coated with a coater. After coating, dry
25μm thick polyethylene on the film
Laminate a transparent film of
A polymer / photosensitive swelling film was obtained. The high blue-sensitivity file obtained as described above
Argon ion laser 51
As shown in FIG. 4 (a), a blue light having a wavelength of 4 nm
The body light 4 and the reference light 5 are applied, and a volume-type hologram of blue reproduction color is applied.
Gram of interference fringes, and then irradiated with 50 mJ of ultraviolet light
Therefore, the monomer in the recording material is fixed and the volume type photo paper is fixed.
Program was obtained. Thereafter, the photosensitivity obtained as described above is obtained.
Laminate the swollen film on the volume hologram
Was. 8. Measured at 514 nm as an irradiation light source;
0mW / cm Two Using a halogen lamp of
The exposure amount was changed by adjusting the irradiation time as described above. [0038] Then, in a circulating oven at 120 ° C for 1 hour
To remove the permeable monomer in the photosensitive swelling film.
By migrating into the gram interference fringes.
The interference fringes were swollen to increase the interval. Thereafter, 100 mJ of ultraviolet light is applied to cause interference.
After fixing the monomer in the stripe, the irradiation time
According to (exposure amount), as shown in FIG.
Everything from blue to red around 500nm ~ 600nm
The diffraction wavelength and the reproduction color of can be obtained. Example 2 Blue-sensitive photopolymer film obtained according to Example 1
Blue of 514nm wavelength of argon ion laser
By the light, the object light 4 and the reference light 5 as shown in FIG.
To describe a volume phase diffraction grating consisting of uniform interference fringes.
After recording, this recording material was irradiated with 50 mJ of ultraviolet light.
The monomers in the mixture were fixed to obtain a volume phase diffraction grating. Thereafter, the photosensitive swelling film obtained in Example 1 was obtained.
The film was laminated on the volume phase diffraction grating. So
As shown in FIG.
The light source of Example 1
And irradiate the light for 1 minute.
Migrating Nomers into Interference Fringes of a Diffraction Grating
I widened the interval. After that, 100 mJ of ultraviolet light was applied to cause interference.
When the monomers in the stripes are fixed,
In this case, the reproduced color spectrum is as shown in the graph (1) of FIG.
It looks like a halo and looks blue, and in FIG.
It looks like graph (3) and looks red, and also, FIG.
Is green as shown in graph (2) in FIG.
Uniform volume phase diffractometer that diffracts blue wavelengths
A color image could be formed on the child. Example 3 Volume phase diffraction consisting of uniform interference fringes in the same manner as in Example 2.
A lattice was obtained. Thereafter, the photosensitive swelling film obtained in Example 1 was obtained.
The film is laminated on the volume phase diffraction grating,
Above is a photo of a pattern whose dot percentage changes continuously as shown in Fig. 7.
The mask is adhered to the swelling film side, and the light source of Example 1 is used.
Irradiate light for 1 minute, and
Migration into the interference fringes of the diffraction grating
The spacing was widened. After that, 100 mJ of ultraviolet light was applied to cause interference.
When the monomers in the stripes were fixed,
In this case, the reproduced color spectrum is as shown in the graph (1) of FIG.
It looks like a roar and looks red.
The color spectrum becomes blue as shown in graph (3) of FIG.
It can be seen, and in part c of FIG. 7, the graph (2) of FIG.
And the additive mixing of the blue wavelength (B) and the red wavelength (R)
It looked green due to the principle of color. In this way, the blue
Color image on uniform volume phase diffraction grating diffracting wavelength
Could be formed. As is apparent from the above description, the present invention
According to the method for manufacturing color holograms, interference fringes are recorded
At least one of heat and pressure is applied to the hologram
By applying a partial distribution with a typical distribution,
Shrink the interval of the interference fringes according to their distribution
The interference fringes correspond to the color pattern you want to draw.
By spatially distributing the intervals, pseudo
Production of similar color holograms with continuous color tone with good reproducibility
Wear. Also added from the outline of the part where the reproduction color changes
Numbers, characters, patterns, etc. can be recognized. In addition, interference fringes
Is continuously changing, so the reproduced color of the hologram
It changes continuously and becomes a hologram excellent in design. Ma
Copy the hologram with this information
Then, the additional information part is not duplicated,
Department. Therefore, counterfeit products can be duplicated from original products.
It becomes impossible to manufacture. Also, the hologram information and
The information is formed from the same continuous interference fringes
So, if you try to remove or add additional information,
System information has a missing part, so the tampering history is clear.
Falsification and forgery can be prevented.

【図面の簡単な説明】 【図1】体積型ホログラムの干渉縞の間隔が連続的に変
化する場合に再生波長が連続的に変化する様子を示す図
である。 【図2】体積型ホログラムの干渉縞の間隔が2値的に変
化する場合に再生色が連続的に変化する様子を示す図で
ある。 【図3】本発明の参考例のカラーホログラムの製造方法
の概略の工程と作用を説明するための図である。 【図4】膨潤フィルムによるホログラム膨潤方法の工程
を説明するための図である。 【図5】膨潤フィルムによる別のホログラム膨潤方法の
工程を説明するための図である。 【図6】透過率分布によって描かれた画像を有するマス
クの1例を示す図である。 【図7】網点率分布によって描かれた画像を有するマス
クの1例を示す図である。 【図8】本発明の実施例のカラーホログラムの製造方法
の概略の工程と作用を説明するための図である。 【図9】膨潤フィルムに対する照射時間に応じて再生ピ
ーク波長が変わる様子を示す図である。 【符号の説明】 1…基板 2…体積型ホログラム 3…ホログラム記録材料 4…物体光 5…参照光 6…干渉縞 7…印刷 8…白色再生光 9…刻印 10…膨潤フィルム 11…光照射
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a diagram showing how a reproduction wavelength changes continuously when the interval between interference fringes of a volume hologram changes continuously. FIG. 2 is a diagram illustrating a state in which a reproduction color continuously changes when an interval between interference fringes of a volume hologram changes in a binary manner. FIG. 3 is a view for explaining schematic steps and operations of a method for manufacturing a color hologram according to a reference example of the present invention. FIG. 4 is a view for explaining steps of a hologram swelling method using a swelling film. FIG. 5 is a view for explaining steps of another hologram swelling method using a swelling film. FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a mask having an image drawn by a transmittance distribution. FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a mask having an image drawn by halftone dot distribution. FIG. 8 is a diagram for explaining schematic steps and operations of the method for manufacturing a color hologram according to the embodiment of the present invention. FIG. 9 is a diagram showing a state in which the reproduction peak wavelength changes according to the irradiation time for the swelling film. [Description of Signs] 1 ... Substrate 2 ... Volume type hologram 3 ... Hologram recording material 4 ... Object light 5 ... Reference light 6 ... Interference fringe 7 ... Printing 8 ... White reproduction light 9 ... Inscription 10 ... Swelling film 11 ... Light irradiation

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 フィルムの厚さ方向に光の干渉縞が記録
されているホログラムであって、干渉縞の間隔が空間的
な分布を有するように部分的に縮められて、その部分か
らの再生波長が干渉縞の間隔に応じて異なっているカラ
ーホログラムの製造方法において、干渉縞が記録された
ホログラムに熱又は圧力の少なくとも一方を空間的な分
布を持たせて部分的に印加することにより、その部分の
干渉縞の間隔をその分布に応じて収縮させることを特徴
とするカラーホログラムの製造方法。
(57) [Claim 1] A hologram in which light interference fringes are recorded in a thickness direction of a film, wherein a part of the hologram has a spatial distribution of interference fringes. In a method for producing a color hologram in which the reproduction wavelength from the portion is shortened and different according to the interval between the interference fringes, at least one of heat and pressure is imparted to the hologram on which the interference fringes are recorded by applying a spatial distribution. A method for producing a color hologram, wherein the distance between the interference fringes is reduced according to the distribution by partially applying the interference fringes.
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