JP3487169B2 - Knock detection device for internal combustion engine - Google Patents
Knock detection device for internal combustion engineInfo
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- JP3487169B2 JP3487169B2 JP12450598A JP12450598A JP3487169B2 JP 3487169 B2 JP3487169 B2 JP 3487169B2 JP 12450598 A JP12450598 A JP 12450598A JP 12450598 A JP12450598 A JP 12450598A JP 3487169 B2 JP3487169 B2 JP 3487169B2
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- knocking
- throttle valve
- detection
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のノッキ
ング検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼圧力が高い時にノッキングが発生し
易いことが公知である。特開昭63−143360号公
報には、ノッキングが検出されると、スロットル弁の開
度を小さくして吸入空気量を低減し、燃焼圧力を低下さ
せることによってノッキングの発生を制限することが提
案されている。
【0003】ノッキングは、燃焼室形状等によって定ま
る複数の特定周波数において振動レベルピークとなる振
動を発生させる。一般的に、ノッキングの検出には、シ
リンダブロックに取り付けられた振動センサを使用し
て、複数の特定周波数のうちから選択された一つの検出
周波数における振動レベルを検出するようになってい
る。
【0004】振動センサにおける検出周波数は、ノッキ
ングの検出精度を高めるために、バックグランドノイズ
が高周波側ほど低くなることを考慮して、高周波側の特
定周波数が選択されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術は、こ
うして振動センサによって確実にノッキングを検出し、
ノッキングが検出された時にはスロットル弁の開度を小
さく制御することができる。しかしながら、スロットル
弁の開度が小さくされても依然としてノッキングが発生
する場合には、このノッキング振動における高周波側の
特定周波数においては、燃焼圧の低下によって振動レベ
ルが低下するために、前述の振動センサではノッキング
を確実に検出することができない。それにより、何の対
策も取られることなくノッキングが発生し続ける可能性
がある。
【0006】従って、本発明の目的は、ノッキング発生
時にスロットル弁の開度制御によりノッキングを制限す
るスロットル弁制御手段を具備する内燃機関に使用され
るノッキング検出装置において、スロットル弁の開度制
御の前後においても確実にノッキングを検出可能とする
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による内燃機関の
ノッキング検出装置は、ノッキング発生時にスロットル
弁の開度制御によりノッキングを制限するスロットル弁
制御手段を具備する内燃機関に使用されるノッキング検
出装置であって、高周波側及び低周波側の少なくとも二
つの検出周波数における振動レベルを検出可能な検出手
段と、通常時は前記検出手段により検出される前記高周
波側の検出周波数における振動レベルに基づきノッキン
グの発生を判断し、前記スロットル弁の開度が所定値以
下となる時には前記検出手段により検出される前記低周
波側の検出周波数における振動レベルに基づきノッキン
グの発生を判断する判断手段とを具備することを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるノッキング
検出装置が取り付けられた内燃機関を示す概略断面図で
ある。同図において、1はピストン、2は吸気弁3を介
して気筒内へ通じる吸気通路、4は排気弁5を介して気
筒内へ通じる排気通路である。吸気通路2には、サージ
タンク2aが設けられ、サージタンク2aの下流側には
スロットル弁6が配置されている。
【0009】スロットル弁6は、アクセルペダルに機械
的に連結されているものではなく、ステップモータ6a
等によって自在に開度制御が可能とされている。20
は、ステップモータ6aを介してスロットル弁6の開度
制御を実施する制御装置である。この制御装置20に
は、スロットル弁6の実開度を検出するための開度セン
サ21と、機関運転状態を検出するためのアクセルペダ
ルストロークセンサ、回転センサ、及び冷却水温センサ
等とが接続されている。また、この制御装置20は、ノ
ッキング検出装置としても機能し、シリンダブロックに
取り付けられて振動を検出する振動センサ22も接続さ
れている。
【0010】振動センサ22は、非共振型の振動センサ
であり、バンドパスフィルタを介して高周波側の第1検
出周波数F1及び低周波側の第2検出周波数F2のそれ
ぞれにおける振動レベルL1及びL2を制御装置20へ
出力するものである。図2は、制御装置20によるスロ
ットル弁6の開度制御及びノッキング検出のためのフロ
ーチャートである。本フローチャートは、所定期間毎に
繰り返されるものであり、これを以下に説明する。
【0011】まず、ステップ101において、機関負荷
としてアクセルペダルストロークセンサから検出される
アクセルペダルストロークと、回転センサから検出され
る機関回転数と、機関温度として冷却水温センサから検
出される冷却水温とに基づいてスロットル弁6の目標開
度TATをマップ等から決定し、この目標開度TATが
実現されるようにステップモータ6aを作動する。次
に、ステップ102において、開度センサ21によって
スロットル弁6の実開度TAAを検出する。
【0012】次に、ステップ103において、詳しくは
後述されるフラグFが1であるか否かが判断される。当
初、フラグFは0にリセットされているために、この判
断は否定され、ステップ104を通ることなくステップ
105に進む。ステップ105では、ステップ102に
おいて検出された実開度TAAが第1所定値TA1以上
であるか否かが判断される。スロットル弁6の実開度T
AAが比較的大きい時には、この判断が肯定され、ステ
ップ106においてフラグFは0とされ、ステップ10
7においてカウント値Cは0とされ、ステップ108に
進む。
【0013】ステップ108において、振動センサ22
により検出された高周波側の第1検出周波数F1におけ
る振動レベルL1に基づいてノッキングが発生している
か否かが判断される。図3(A)は、スロットル弁6の
実開度TAAが比較的大きい場合の各周波数におけるシ
リンダブロックの振動レベルを示すグラフである。実線
はノッキングが発生していない時であり、すなわち、ノ
ッキング検出に対するバックグランドノイズである。こ
のバックグランドノイズの振動レベルは、高周波側ほど
低くなっている。
【0014】ノッキングが発生すると、各周波数の振動
レベルは、点線で示すように変化し、本実施形態では、
三つの特定周波数で振動レベルピークが発生する。ノッ
キング検出に使用される値は、特定周波数における振動
レベルとバックグランドノイズとの比、すなわち、SN
比である。それにより、スロットル弁6の開度が比較的
大きい時には、ノッキング検出精度を高めるために、三
つの特定周波数のうちで、バックグランドノイズが最も
低いことに加えてノッキングにより増加する振動レベル
が最も高くなる高周波側の特定周波数F1を検出周波数
として、ノッキング発生時におけるSN比を大きくする
ことが好ましい。
【0015】それにより、ステップ108では、第1検
出周波数F1における振動レベルL1に基づいて、第1
検出周波数F1における過去複数回の振動レベルの平均
値(又は、なまし値)と第1検出周波数F1におけるマ
ップデータのバックグランドノイズとのSN比が敷居値
を越える時にノッキングが発生していると判断される。
ノッキングが発生していないと判断される時には、その
まま終了するが、ノッキングが発生していると判断され
る時には、ステップ109に進み、スロットル弁6の実
開度TAAを第1所定開度aだけ小さくしてステップ1
02に戻る。
【0016】スロットル弁6の開度を小さくすれば、吸
入空気量が少なくなって燃焼圧力が低下するためにノッ
キングが発生し難くなる。それにより、再びステップ1
08においてノッキングが発生しているか否かが判断さ
れ、ノッキングが発生していないと判断されるまで、ス
ロットル弁6の開度が徐々に小さくされるようになって
いる。このように吸入空気量を減少するノッキングの抑
制は、点火時期を遅角するノッキングの抑制とは異な
り、燃焼悪化を伴わないために、燃料消費率及び排気エ
ミッションが悪化することがない。
【0017】また、スロットル弁6の実開度TAAがあ
る程度小さくされると、ステップ105における判断が
否定されてステップ110に進む。ステップ110で
は、スロットル弁6の実開度TAAが第2所定値TA2
以下であるか否かが判断される。スロットル弁6の開度
がそれほど大きくない時には、この判断が肯定されてス
テップ111に進み、前述のフラグFは1とされ、ステ
ップ112において、前述のカウント値Cは1だけ増加
される。
【0018】次いで、ステップ113に進み、振動セン
サ22により検出された低周波側の第2検出周波数F2
における振動レベルL2に基づいてノッキングが発生し
ているか否かが判断される。図3(B)は、スロットル
弁6の実開度TAAがそれほど大きくない場合の各周波
数におけるシリンダブロックの振動レベルを示すグラフ
である。図3(A)同様に、実線はノッキングが発生し
ていない時であり、すなわち、ノッキング検出に対する
バックグランドノイズであり、点線はノッキングが発生
している時である。
【0019】スロットル弁6の開度が比較的大きい場合
における図3(A)と比較すると、スロットル弁6の開
度がそれほど大きくない場合においては、燃焼圧力の低
下によって、バックグランドノイズは高周波側ほど大幅
に小さくなると共に、前述の三つの特定周波数における
ノッキングにより増加する振動レベルもそれぞれ小さく
なっている。特に、高周波側の特定周波数F1において
は、この増加分の振動レベルが最も小くなる。
【0020】この場合において、高周波側の特定周波数
F1を検出周波数としていると、得られるSN比は小さ
くなるために、正確なノッキング発生の判断ができなく
なる。それにより、本フローチャートでは、この場合に
おいて、三つの特定周波数のうちで、ノッキングにより
増加する振動レベルが最も高くなる低周波側の特定周波
数F2を検出周波数としている。この特定周波数F2に
おいては、他の特定周波数に比較してバックグランドノ
イズが最も大きいが、図3(B)に示すようにノッキン
グ発生時におけるSN比が最も大きくなる。
【0021】ステップ108では、第2検出周波数F2
における振動レベルL2に基づいて、第2検出周波数F
2における過去複数回の振動レベルの平均値(又は、な
まし値)と第2検出周波数F2におけるマップデータの
バックグランドノイズとのSN比が敷地値を越える時に
ノッキングが発生していると判断される。ノッキングが
発生していないと判断される時には、そのまま終了する
が、ノッキングが発生していると判断される時には、ス
テップ114に進み、スロットル弁6の実開度TAAを
第2所定開度bだけ小さくしてステップ102に戻る。
スロットル弁6の開度がそれほど大きくない時には、ノ
ッキングが発生し易い状態ではないために、この第2所
定開度bは、前述の第1所定開度aより小さくされてい
る。
【0022】ステップ108におけるノッキング発生の
判断では、前述したように、ノッキング発生時における
SN比は比較的大きくなるために、SN比の算出に振動
レベルの平均値又はなまし値を使用することは特に必要
ではなく、検出された一回の振動レベルをそのまま使用
するSN比に基づきノッキング発生を判断しても精度が
大きく低下することはない。しかしながら、ステップ1
13におけるノッキング発生の判断では、ノッキング発
生時におけるSN比は比較的小さく、SN比の算出に振
動レベルの平均値又はなまし値を使用することが、判断
精度を比較的高く維持するために必要とされる。
【0023】それにより、本フローチャートでは、ノッ
キング発生の判断に第2検出周波数F2における振動レ
ベルL2が一度使用されると、ステップ111において
フラグFが1とされてステップ103における判断が肯
定されるようになり、ステップ104においてカウント
値Cがnより大きいか否かが判断される。この判断が否
定される時、すなわち、第2検出周波数F2における振
動レベルL2でのノッキング発生判断がn回連続してい
ない時には、スロットル弁6の開度に係わらず、ステッ
プ112に進んでカウント値Cを1だけ増加させ、ステ
ップ113において、第2検出周波数F2における振動
レベルL2でのノッキング発生判断が行われるようにな
っている。
【0024】また、本フローチャートでは、スロットル
弁の開度が単一の敷居値近傍で変動することによりノッ
キング発生判断における検出周波数が頻繁に切り替わる
ことを防止するために、第1所定値TA1及び第2所定
値TA2の二つの敷居値を使用し、スロットル弁6の開
度が第1所定値TA1と第2所定値TA2との間となっ
た時には、ステップ115においてフラグFが1である
か否かが判断され、この判断が肯定される時にはステッ
プ112に進み、この判断が否定される時にはステップ
107に進み、それぞれ前回と同じ検出周波数でのノッ
キング発生判断が行われる。それにより、スロットル弁
6の開度が第1所定値TA1近傍で変動してもノッキン
グ発生判断の検出周波数は第1検出周波数に維持され、
また、スロットル弁6の開度が第2所定値TA2近傍で
変動してもノッキング発生判断の検出周波数は第2検出
周波数に維持されるようになっている。
【0025】本実施形態において、振動センサ22は、
バンドパスフィルタを介して二つの検出周波数のそれぞ
れにおける振動レベルを出力する非共振型の単一の振動
センサとしたが、これは本発明を限定するものではな
く、二つの検出周波数における振動レベルをそれぞれに
出力する二つの共振型の振動センサとすることも可能で
ある。また、スロットル弁の開度に応じて、二つ以上の
検出周波数を切り換えてノッキング発生判断に使用する
ようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】このように、本発明による内燃機関のノ
ッキング検出装置によれば、検出手段が、高周波側及び
低周波側の少なくとも二つの検出周波数における振動レ
ベルを検出し、判断手段が、通常時は高周波側の検出周
波数における振動レベルに基づきノッキングの発生を判
断し、スロットル弁の開度が所定値以下となる時には低
周波側の検出周波数における振動レベルに基づきノッキ
ングの発生を判断するために、いずれの時にも確実にノ
ッキングを検出することが可能となり、スロットル弁制
御手段によって、ノッキング発生時にスロットル弁の開
度が所定値以下とされても、確実にノッキングを検出す
ることができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a knocking detection device for an internal combustion engine. 2. Description of the Related Art It is known that knocking easily occurs when the combustion pressure is high. Japanese Patent Application Laid-Open No. 63-143360 proposes that when knocking is detected, the opening of the throttle valve is reduced to reduce the amount of intake air and the combustion pressure is reduced to limit the occurrence of knocking. Have been. [0003] Knocking generates vibration having a vibration level peak at a plurality of specific frequencies determined by the shape of the combustion chamber and the like. Generally, knocking is detected by using a vibration sensor attached to a cylinder block to detect a vibration level at one detection frequency selected from a plurality of specific frequencies. As a detection frequency of the vibration sensor, a specific frequency on the high frequency side is selected in consideration of the fact that background noise becomes lower on the higher frequency side in order to enhance the detection accuracy of knocking. [0005] In the prior art described above, knocking is reliably detected by the vibration sensor.
When knocking is detected, the opening of the throttle valve can be controlled to be small. However, if knocking still occurs even when the opening of the throttle valve is reduced, the vibration level at a specific frequency on the high frequency side of the knocking vibration decreases due to a decrease in combustion pressure. In this case, knocking cannot be reliably detected. Thereby, knocking may continue to occur without taking any measures. SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a knocking detection device used in an internal combustion engine having a throttle valve control means for limiting knocking by controlling the opening of the throttle valve when knocking occurs. It is to be able to reliably detect knocking before and after. [0007] A knocking detection apparatus for an internal combustion engine according to the present invention is used in an internal combustion engine having throttle valve control means for limiting knocking by controlling the opening of the throttle valve when knocking occurs. A knocking detection device, comprising: detection means capable of detecting a vibration level at at least two detection frequencies on a high frequency side and a low frequency side; and a vibration level at a detection frequency on the high frequency side which is normally detected by the detection means. And determining means for determining occurrence of knocking based on a vibration level at the detection frequency on the low frequency side detected by the detection means when the opening of the throttle valve is equal to or less than a predetermined value. It is characterized by having. FIG. 1 is a schematic sectional view showing an internal combustion engine equipped with a knocking detection device according to the present invention. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a piston, 2 denotes an intake passage leading to the cylinder via an intake valve 3, and 4 denotes an exhaust passage leading to the cylinder via an exhaust valve 5. A surge tank 2a is provided in the intake passage 2, and a throttle valve 6 is disposed downstream of the surge tank 2a. The throttle valve 6 is not mechanically connected to the accelerator pedal, but is a step motor 6a.
Thus, the opening degree can be freely controlled. 20
Is a control device for controlling the opening of the throttle valve 6 via the step motor 6a. The control device 20 is connected with an opening sensor 21 for detecting the actual opening of the throttle valve 6, an accelerator pedal stroke sensor, a rotation sensor, a cooling water temperature sensor and the like for detecting an engine operating state. ing. The control device 20 also functions as a knocking detection device, and is connected to a vibration sensor 22 that is attached to the cylinder block and detects vibration. The vibration sensor 22 is a non-resonance type vibration sensor, and detects the vibration levels L1 and L2 at the first detection frequency F1 on the high frequency side and the second detection frequency F2 on the low frequency side via a band-pass filter. This is output to the control device 20. FIG. 2 is a flowchart for controlling the opening of the throttle valve 6 and detecting knocking by the control device 20. This flowchart is repeated every predetermined period, which will be described below. First, in step 101, an accelerator pedal stroke detected from an accelerator pedal stroke sensor as an engine load, an engine speed detected from a rotation sensor, and a cooling water temperature detected from a cooling water temperature sensor as an engine temperature. The target opening TAT of the throttle valve 6 is determined based on a map or the like based on this, and the stepping motor 6a is operated so that the target opening TAT is realized. Next, in step 102, the actual opening TAA of the throttle valve 6 is detected by the opening sensor 21. Next, at step 103, it is determined whether or not a flag F, which will be described in detail later, is "1". Initially, the flag F is reset to 0, so this determination is denied, and the process proceeds to step 105 without passing through step 104. In step 105, it is determined whether or not the actual opening degree TAA detected in step 102 is equal to or greater than a first predetermined value TA1. Actual opening degree T of throttle valve 6
When AA is relatively large, this judgment is affirmed, the flag F is set to 0 in step 106, and
At 7, the count value C is set to 0, and the routine proceeds to step 108. In step 108, the vibration sensor 22
It is determined whether or not knocking has occurred based on the vibration level L1 at the first detection frequency F1 on the high frequency side detected by the above. FIG. 3A is a graph showing the vibration level of the cylinder block at each frequency when the actual opening TAA of the throttle valve 6 is relatively large. The solid line is when knocking has not occurred, that is, the background noise for knocking detection. The vibration level of the background noise is lower on the higher frequency side. When knocking occurs, the vibration level of each frequency changes as shown by a dotted line.
Vibration level peaks occur at three specific frequencies. The value used for knocking detection is the ratio of the vibration level at a specific frequency to the background noise, that is, SN
Ratio. Accordingly, when the opening of the throttle valve 6 is relatively large, in order to enhance the knocking detection accuracy, of the three specific frequencies, in addition to the lowest background noise, the vibration level increased by knocking is the highest. It is preferable to use the specific frequency F1 on the high frequency side as the detection frequency to increase the SN ratio when knocking occurs. Accordingly, in step 108, based on the vibration level L1 at the first detection frequency F1, the first
It is assumed that knocking has occurred when the SN ratio between the average value (or smoothed value) of the past multiple vibration levels at the detection frequency F1 and the background noise of the map data at the first detection frequency F1 exceeds the threshold value. Is determined.
When it is determined that knocking has not occurred, the process ends as it is. When it is determined that knocking has occurred, the process proceeds to step 109, where the actual opening TAA of the throttle valve 6 is reduced by the first predetermined opening a. Step 1
Return to 02. If the opening of the throttle valve 6 is reduced, knocking is less likely to occur because the amount of intake air decreases and the combustion pressure decreases. Thereby, step 1 again
At 08, it is determined whether or not knocking has occurred, and the opening of the throttle valve 6 is gradually reduced until it is determined that knocking has not occurred. In this manner, the suppression of the knocking that reduces the intake air amount is different from the suppression of the knocking that retards the ignition timing because the combustion is not deteriorated, so that the fuel consumption rate and the exhaust emission do not deteriorate. If the actual opening degree TAA of the throttle valve 6 is reduced to some extent, the determination at step 105 is denied and the routine proceeds to step 110. In step 110, the actual opening degree TAA of the throttle valve 6 is set to the second predetermined value TA2.
It is determined whether or not: When the opening of the throttle valve 6 is not so large, this determination is affirmed and the routine proceeds to step 111, where the flag F is set to 1, and in step 112, the count value C is increased by 1. Then, the process proceeds to a step 113, wherein the second detection frequency F2 on the low frequency side detected by the vibration sensor 22 is used.
Is determined based on the vibration level L2 at. FIG. 3B is a graph showing the vibration level of the cylinder block at each frequency when the actual opening TAA of the throttle valve 6 is not so large. Similarly to FIG. 3A, a solid line indicates a case where knocking has not occurred, that is, a background noise corresponding to knocking detection, and a dotted line indicates a case where knocking has occurred. Compared to FIG. 3A in which the opening of the throttle valve 6 is relatively large, when the opening of the throttle valve 6 is not so large, the background noise decreases due to the decrease in the combustion pressure. And the vibration level increased by knocking at the above three specific frequencies is also reduced. In particular, at the specific frequency F1 on the high frequency side, the vibration level of this increase becomes the smallest. In this case, if the specific frequency F1 on the high frequency side is used as the detection frequency, the obtained S / N ratio becomes small, so that it is impossible to accurately determine the occurrence of knocking. Accordingly, in this flowchart, in this case, the specific frequency F2 on the low frequency side where the vibration level increased by knocking is the highest among the three specific frequencies is set as the detection frequency. At the specific frequency F2, the background noise is the largest as compared with the other specific frequencies, but as shown in FIG. 3B, the SN ratio when knocking occurs is the largest. In step 108, the second detection frequency F2
Based on the vibration level L2 at the second detection frequency F
It is determined that knocking has occurred when the SN ratio between the average value (or smoothed value) of the past multiple vibration levels in 2 and the background noise of the map data at the second detection frequency F2 exceeds the site value. You. When it is determined that knocking has not occurred, the process ends as it is. When it is determined that knocking has occurred, the process proceeds to step 114, where the actual opening TAA of the throttle valve 6 is reduced by the second predetermined opening b. Return to step 102 after reducing the size.
When the opening of the throttle valve 6 is not so large, knocking is not likely to occur. Therefore, the second predetermined opening b is smaller than the first predetermined opening a. In the determination of occurrence of knocking in step 108, as described above, since the SN ratio at the time of knocking is relatively large, it is not possible to use the average or smoothed value of the vibration level in calculating the SN ratio. Although it is not particularly necessary, even if the occurrence of knocking is determined based on the SN ratio in which the detected one vibration level is used as it is, the accuracy does not significantly decrease. However, step 1
In the determination of the occurrence of knocking in S13, the SN ratio at the time of occurrence of knocking is relatively small, and it is necessary to use the average value or the smoothed value of the vibration level in calculating the SN ratio in order to maintain the determination accuracy relatively high. It is said. Thus, in the present flowchart, once the vibration level L2 at the second detection frequency F2 is used to determine the occurrence of knocking, the flag F is set to 1 in step 111 and the determination in step 103 is affirmed. , And it is determined in step 104 whether the count value C is greater than n. When this determination is denied, that is, when the knocking occurrence determination at the vibration level L2 at the second detection frequency F2 is not repeated n times, the process proceeds to step 112 regardless of the opening degree of the throttle valve 6, and the count value is determined. C is increased by one, and in step 113, it is determined that knocking has occurred at the vibration level L2 at the second detection frequency F2. Further, in this flowchart, the first predetermined value TA1 and the first predetermined value TA1 are used in order to prevent the detection frequency in the knocking occurrence determination from frequently changing due to the throttle valve opening fluctuating near a single threshold value. When two threshold values TA2 are used and the opening of the throttle valve 6 is between the first predetermined value TA1 and the second predetermined value TA2, whether or not the flag F is 1 in step 115 When this determination is affirmed, the process proceeds to step 112, and when this determination is denied, the process proceeds to step 107, and knocking occurrence determination is performed at the same detection frequency as the previous time. Thereby, even if the opening degree of the throttle valve 6 fluctuates near the first predetermined value TA1, the detection frequency of the knocking occurrence determination is maintained at the first detection frequency,
Further, even if the opening degree of the throttle valve 6 fluctuates in the vicinity of the second predetermined value TA2, the detection frequency for knocking occurrence determination is maintained at the second detection frequency. In this embodiment, the vibration sensor 22
Although a single non-resonant vibration sensor that outputs a vibration level at each of the two detection frequencies via a band-pass filter is used, this does not limit the present invention. It is also possible to use two resonance-type vibration sensors that output respective signals. Further, two or more detection frequencies may be switched in accordance with the opening degree of the throttle valve and used for knocking occurrence determination. As described above, according to the knocking detecting device for an internal combustion engine according to the present invention, the detecting means detects the vibration level at at least two detection frequencies on the high frequency side and the low frequency side, and determines the vibration level. However, normally, the occurrence of knocking is determined based on the vibration level at the detection frequency on the high frequency side, and when the opening of the throttle valve falls below a predetermined value, the occurrence of knocking is determined based on the vibration level at the detection frequency on the low frequency side. Therefore, it is possible to reliably detect knocking at any time, and it is possible to reliably detect knocking by the throttle valve control means even if the opening of the throttle valve is set to a predetermined value or less when knocking occurs. it can.
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるノッキング検出装置が取り付けら
れた内燃機関の概略断面図である。
【図2】スロットル弁の開度制御及びノッキング検出の
ためのフローチャートである。
【図3】シリンダブロックにおける周波数に対する振動
レベルを示すグラフであり、(A)はスロットル弁の開
度が比較的大きい場合、(B)はスロットル弁の開度が
それほど大きくない場合である。
【符号の説明】
2…吸気通路
6…スロットル弁
20…制御装置
21…開度センサ
22…振動センサBRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic sectional view of an internal combustion engine equipped with a knocking detection device according to the present invention. FIG. 2 is a flowchart for controlling the opening of a throttle valve and detecting knocking. 3A and 3B are graphs showing a vibration level with respect to a frequency in a cylinder block, wherein FIG. 3A shows a case where the throttle valve opening is relatively large, and FIG. 3B shows a case where the throttle valve opening is not so large. [Description of Signs] 2 ... Intake passage 6 ... Throttle valve 20 ... Control device 21 ... Opening sensor 22 ... Vibration sensor
Claims (1)
制御によりノッキングを制限するスロットル弁制御手段
を具備する内燃機関に使用されるノッキング検出装置で
あって、高周波側及び低周波側の少なくとも二つの検出
周波数における振動レベルを検出可能な検出手段と、通
常時は前記検出手段により検出される前記高周波側の検
出周波数における振動レベルに基づきノッキングの発生
を判断し、前記スロットル弁の開度が所定値以下となる
時には前記検出手段により検出される前記低周波側の検
出周波数における振動レベルに基づきノッキングの発生
を判断する判断手段とを具備することを特徴とする内燃
機関のノッキング検出装置。Claims: 1. A knocking detection device used in an internal combustion engine having a throttle valve control means for limiting knocking by controlling the opening of a throttle valve when knocking occurs. And detecting means capable of detecting a vibration level at at least two detection frequencies on the low frequency side, and normally determines occurrence of knocking based on a vibration level at the detection frequency on the high frequency side detected by the detection means, An internal combustion engine comprising: a determination unit configured to determine occurrence of knocking based on a vibration level at the detection frequency on the low frequency side detected by the detection unit when the opening of the throttle valve is equal to or less than a predetermined value. Knocking detection device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12450598A JP3487169B2 (en) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | Knock detection device for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12450598A JP3487169B2 (en) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | Knock detection device for internal combustion engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11324786A JPH11324786A (en) | 1999-11-26 |
JP3487169B2 true JP3487169B2 (en) | 2004-01-13 |
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ID=14887160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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GB2519600B (en) * | 2013-10-28 | 2018-09-12 | Jaguar Land Rover Ltd | Gasoline Engine Knock Control |
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