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JP3485104B2 - イオン源用オーブン - Google Patents

イオン源用オーブン

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Publication number
JP3485104B2
JP3485104B2 JP2001125566A JP2001125566A JP3485104B2 JP 3485104 B2 JP3485104 B2 JP 3485104B2 JP 2001125566 A JP2001125566 A JP 2001125566A JP 2001125566 A JP2001125566 A JP 2001125566A JP 3485104 B2 JP3485104 B2 JP 3485104B2
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JP
Japan
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nozzle
oven
crucible
temperature
ion source
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JP2001125566A
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健次 宮林
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement or ion-optical arrangement
    • H01J37/08Ion sources; Ion guns
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/317Processing objects on a microscale
    • H01J2237/31701Ion implantation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、イオン注入装置
などのイオンビーム照射装置に供されるイオン源の固体
試料加熱用オーブンに関し、より具体的にはオーブンか
らアークチャンバへ蒸気試料を導入するノズルの目詰ま
り防止に関する。 【0002】 【従来の技術】昨今、イオン照射による表面改質、シリ
コンウエハやガラス基板などの不純物注入が盛んに行わ
れている。これらのイオンはガス、または固体試料を電
離することによって得られる。リン、アンチモン、アル
ミニウム等の金属は常温で固体であり、これらの固体か
らイオンを得るには、固体試料を加熱により蒸気化した
後、気化した状態でアークチャンバーへ導入する必要が
ある。 【0003】通常このような固体試料から蒸気を発生さ
せるには、中空の試料室を持ち、その周りに固体試料を
加熱して気化するためのヒータを設けたイオン源用オー
ブンが用いられる。 【0004】従来のイオン源用オーブンの一例を図2に
示す。イオン源用オーブン1は、オーブン本体2、ノズ
ル10、ノズル固定部材20、およびヒータ30から成
っている。 【0005】前記オーブン本体2は、ステンレス等の金
属からできており、開口部を有する有底の中空構造であ
る。中空構造の底部側には試料室3が、中央部にはテー
パ部4が、上部にはねじ溝5が形成されている。試料室
3とアークチャンバ40とは、ステンレス等の金属から
なるノズル10で接続されている。ノズル10の一端に
は鍔部11が形成され、この鍔部11は、外周の一部に
前記ねじ溝5に螺合するねじ山21を設けたノズル固定
部材20により試料室3を蓋するような形でテーパ部4
に固定されている。ノズル10の他端は、アークチャン
バ40の図示しないガス導入口に嵌挿されている。固体
試料31は、リン、アンチモン等のイオン種である。熱
電対等の測温装置32は試料室3の底部近傍に設けられ
ている。シースヒータ等のヒータ30はオーブン本体2
の周囲に設けられ、図示されていないケーブルを介して
電源に接続されている。さらに、オーブン本体2の底部
には窪み部6が設けられ、固体試料31の交換時等には
イオン源用オーブン1を急冷する必要があり、その時に
窪み部6に図示しない空冷機構から強制的に空気を送り
冷却している。 【0006】ヒータ30を加熱することにより、オーブ
ン本体2、試料室3が加熱され、試料室3内に充填され
ている固体試料31が蒸発する。試料室3で発生した蒸
気は、ノズル10のノズル案内部12中を通り、アーク
チャンバ40へ導入される。測温装置32の信号は、図
示されていない制御装置へ送られ、これを基にヒータ3
0へ供給する電流を制御し、試料室3の温度を制御して
いる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】前記のようなイオン源
用オーブン1においては、オーブン本体2の切削加工の
都合上、テーパ部4が形成されている。ノズル10の鍔
部11はオーブン本体2のテーパ部4に固定されている
が、これは単に鍔部11の外周とテーパ部4が線接触
(厳密には、数カ所での点接触)しているに過ぎないた
め、両者間の熱抵抗は大きく、オーブン本体2の熱は鍔
部11へ充分に伝達されない。 【0008】また、通常アークチャンバ40は試料室3
より高温(例えば600℃)であり、アークチャンバ4
0からノズル10へ熱は伝達されるが、その大半は、ノ
ズル10に接触しているノズル固定部材20を経由して
オーブン本体2側へ逃げてしまう。このため、特にノズ
ル10の鍔部11近傍はオーブン本体2からも熱が伝達
されにくく、さらにアークチャンバ40からも熱が伝達
されにくいので、イオン源用オーブン1の中で最も低温
となる。 【0009】その結果、鍔部11は試料室3より低温と
なるので、試料室3で発生した固体試料31の蒸気はア
ークチャンバ40へ至る途中で低温の鍔部11で冷やさ
れ、そこで蒸気が再結晶し、さらにその再結晶が成長
(再結晶の上にさらに後から来た蒸気が再結晶する)す
ることにより、ついにはノズル10を詰まらせてしまと
いう問題がある。 【0010】ノズル10が詰まる毎にイオン源の運転を
停止してイオン源用オーブン1を交換する必要があるの
で、イオン注入装置のスループットが低下することとな
る。また、ノズル10が詰まったイオン源用オーブン1
を解体清掃しなければならずその手間は実用上大きな問
題となっていた。 【0011】特にイオン種として、アンチモンを用いる
場合に、この問題が顕著に現れる。アンチモンの融点は
約630℃であり、融点以上に試料室3の温度を上げる
と、試料室3内でアンチモンは完全に解けて溶液状態と
なる。この様な溶液状態でイオン源を使用すると試料室
3、ノズル10、アークチャンバ40に液状化したアン
チモンが粘液状に付着し、その後の洗浄が問題となるの
で、アンチモンをイオン種とする場合、試料室3の温度
は融点以下に設定しなければならない。 【0012】アークチャンバ40,ノズル10,オーブ
ン本体2(試料室3)の温度変化の概念図を図3に示
す。線Xは、ノズル10の温度変化を示す。ノズル10
の温度は、アークチャンバ40に嵌挿されている部分の
温度(A)が最も高く、アークチャンバ40から離れる
に従い温度は低下し、鍔部11の温度(B)が最も低く
なる。これは、前記したようにノズル10の鍔部11
は、他から熱伝達されにくいためである。ここで、試料
室3の温度を(B)の温度より低い温度(C)、すなわ
ち線Yに設定しても十分な蒸気量が採取できるのであれ
ば、試料室3で発生した蒸気はアークチャンバ40に至
るまで試料室3の温度(C)より低温部に触れることは
ないので、再結晶することはない。しかし、固体試料3
1がアンチモンの場合には、試料室3の温度を(B)よ
り低くすると十分な蒸気量を採取できなくなるので、試
料室3の温度を(B)より高い温度(D)に設定せざる
得ない。この場合、温度(D)、すなわち線Zの蒸気は
それより低温(B)のノズル10の鍔部11と接触し、
蒸気温度が下がり、アンチモンが鍔部11で再結晶する
ことになる。そして、ノズルが目詰まりを起こすことと
なる。同様の現象はアルミニウム(融点660℃)を固
体試料31に用いた場合にも見られる。 【0013】そこでこの発明は、固体試料31としてア
ンチモンあるいはアルミニウムを用いた場合に、試料室
で一度蒸気化したアンチモンあるいはアルミニウムがノ
ズル10に再結晶して目詰まりを起こすことなく、長時
間安定してイオンビームを引き出すことができるイオン
源用オーブン1を提供することを主たる目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】この発明に係るイオン源
用オーブンは、開口部を有する有底中空構造のオーブン
本体と、前記オーブン本体内の固体試料を蒸発させるた
めのヒータと、前記オーブン本体で発生した蒸気をアー
クチャンバへ導入するためのノズルからなるイオン源用
オーブンにおいて、前記固体試料を充填するためのルツ
ボを前記オーブン本体の中空内に設け、前記ノズルの一
端は前記ルツボの上部と螺合し、前記ルツボ底部の全面
を前記オーブン本体の中空底部へ圧接するノズル固定部
材を有し、かつ前記ノズル固定部材内面と前記ノズルの
間に隙間を有することを特徴としている。 【0015】上記構成によれば、ルツボとノズルを螺合
しているのでルツボからノズルへの熱抵抗を小さくでき
る。ノズルの一部、特に温度が低くなりやすいノズル鍔
部の温度を蒸気温度とほぼ同じにすることができるた
め、ノズル鍔部での蒸気の再結晶化、すなわちノズルの
目詰まりを防ぐことができる。 【0016】 【発明の実施の形態】図1は、この発明に係るイオン源
用オーブンの一例を示す概念図である。図2の従来例と
同一または相当する部分には同一の符号を付し、以下に
おいて当該従来例との相違点を主に説明する。 【0017】 このイオン源用オーブン1は、オーブン
本体2が有底中空構造となっておりこの中空内にルツボ
50が挿脱自在に設けられている。ルツボ50内が試料
室3となっており、その中に固体試料31が充填されて
いる。ルツボ50の上部内面にはねじ溝51が設けられ
ている。ノズル10の一端である鍔部11の外面には、
ねじ山13が設けられており、ルツボ50のねじ溝51
と螺合している。ノズル10の他端は、従来と同様にア
ークチャンバ40の図示しないガス導入口に嵌挿されて
いる。 【0018】また、このイオン源用オーブン1は、ルツ
50の底であるルツボ底部52をオーブン本体2の中
空底部へ圧接するためのノズル固定部材20を有する。
ノズル固定部材20はオーブン本体2のねじ溝5と螺合
されており、ノズル固定部材20の先端がノズル10の
鍔部11を押している。さらに、ノズル固定部材20の
内面22とノズル10との間には隙間が設けられてい
る。 【0019】この発明では、ノズル10の鍔部11に形
成したねじ山13とルツボ50のねじ溝51は螺合され
ており、しかも、ノズル固定部材先端部によりルツボ底
52側に圧接されているので、両者の接触は従来の点
接触から面接触となり接触面積は増大し、両者間の熱抵
抗は従来に比べ十分小さくすることができる。その結
果、ルツボ50の熱をスムーズにノズル10の鍔部11
に伝達することが可能となり、従来より鍔部11の温度
が高くなり、鍔部11への再結晶化、すなわちイオン源
用オーブン1のノズル10の目詰まりを防止することが
できる。 【0020】前記したように、ルツボ50はオーブン本
体2の中空に挿脱自在であり、挿脱をスムーズに行うた
め、ルツボ50の側面とオーブン本体2の側面の間
には若干の隙間が設けられている。実際にルツボ50を
オーブン本体2の中空へ挿入すと、ルツボ50の
面とオーブン本体2の側面の一部は直接接触するが、
その面積は全体のごく一部にすぎないので、この間の熱
の伝達は伝導ではなく主に放射による(以下「横からの
伝達」という)。これに対しルツボ底部52の全面と
ーブン本体2の中空底部は直接接触しているので、この
間の熱伝導はおもに伝導による(以下「底からの伝導」と
いう)。伝導は放射に比べ熱を伝えやすいので、オーブ
ン本体2からルツボ50への熱伝導は、主に底からの伝
達による。 【0021】従って、オーブン本体2の熱を効率よくル
ツボ50に伝達するために、ルツボ底部52をオーブン
本体2の中空底部に圧接する圧接手段を有する必要があ
る。 【0022】圧接手段は、ノズル固定部材20の外周の
一部にねじ山21を形成し、これをオーブン本体2に形
成されたねじ溝5と螺合することにより、ノズル固定部
材先端がノズル10を押し下げ、結果としてルツボ底部
52はオーブン本体2の中空底部へ圧接することができ
る。その結果、オーブン本体2からルツボ50への熱抵
抗が下がり、オーブン本体2からルツボ50への熱伝達
をスムーズに行うことができ、以下のような利点があ
る。(1)イオン源用オーブン1の温度を急速に上昇す
ることができる。その結果、新たな固体試料31を充填
した後、イオン源用オーブン1の温度を急速に上昇する
ことができるので、イオン注入装置のスループットを向
上することができる。(2)イオン源用オーブン1の温
度を急速に降下することができるので、イオン注入装置
のスループットを向上させることができる。(3)ルツ
ボ50の温度制御性を良くすることができる。るつぼ5
0内の温度を直接測温することは難しいので、実際には
オーブン本体2の底部に測温装置32を設けて測温して
いるが、測温装置32とルツボ50内の温度差を小さく
することができる。また所定の圧力で圧接しているの
で、測温装置32の温度とルツボ50内の温度差は常に
一定の範囲内に納めることができる。 【0023】また、従来はオーブン本体2の中空に直接
固体試料31を充填していたので、充填する固体試料3
1の種類を変える場合には、その都度中空部の清掃作業
が必要であり、その間イオン源用オーブン1を使用する
ことができなかったが、この発明ではイオン源用オーブ
ン1から挿脱自在なルツボ50に固体燃料6を充填する
ので、充填する固体試料31の種類を変える場合でも、
別途ルツボ50を用意しておけばルツボ50を交換する
だけで直ちにイオン源用オーブン1を使用することがで
きる。 【0024】さらに、ノズル10とルツボ50の材料と
してはカーボンでを用いれば以下のような効果を奏す
る。 【0025】イオン源用オーブン1の使用は、室温下で
ルツボ50に固体試料31を充填し、ノズル10と螺合
した後、これをオーブン本体2に装填する。オーブン本
体2は固体試料31を蒸発するため、数百度に加熱す
る。その後、室温下に冷却して螺合を解き、新たな固体
試料31を充填する。しかし、ノズル10をルツボ50
がステンレス等の通常の金属でできていると螺合部で焼
き付きが起こり再使用することができないが、カーボン
では焼き付きは起こらないので、何度でも使用すること
ができる。また、カーボン以外の材料でもノズル10、
ルツボ50の使用温度において、化学的に安定で、熱伝
達の優れ、加工が比較的容易で、焼き付きが起こらない
材料(例えば、セラミックス、高耐熱性金属)であれば
カーボンに代えて用いることができる。 【0026】また、本発明においては、ノズル固定部材
20の内面である固定部材内面22とノズル10の蒸気
案内部12の外周面が直接接触しないように、すなわ
ち、固定部材内面22と蒸気案内部12の外周面との間
に隙間23を有する構造となっている。 【0027】この隙間を設けたことにより、アークチャ
ンバ40からノズル10へ伝達された熱は、ノズル固定
部材20を介してオーブン本体2側へ伝達せず、ノズル
10の鍔部11へ伝達されやすくなる。その結果、従来
より鍔部11の温度が高くなり、鍔部11への再結晶
化、すなわちイオン源用オーブン1のノズル10のノズ
ル10の目詰まりを防止することができる。 【0028】 【0029】また、実際にはアークチャンバ40に横方
向からイオン源用オーブンを取り付けることになる。従
って、立てた状態で固体試料31を充填したイオン源用
オーブン1をアークチャンバ40へ取り付ける際には横
向きにするため、固体試料31がノズル10からこぼれ
出る可能性がある。これを防ぐためも鍔部11迷路構造
を施すこともできる。 【0030】また、この例では、ヒータ30にシースヒ
ータを用いたが、この発明はこれに限られることなく、
ランプヒータ、レーザ式のヒータ等を用いても適用でき
るのは勿論である。 【0031】 【実施例】バーナス型イオン源(アークチャンバ40)
で、固体試料31として蒸気量を取るため100〜30
0μm程度の粒径を有する紛体アンチモンを用いた。図
1に示したこの発明のイオン源用オーブン1(ノズル1
0とルツボ50の螺合部のねじ長4mm、2山半。固定
部材内面22と蒸気案内部12の隙間23は2mm。)
を用いてオーブン温度(測温装置32)を520℃に設
定し、ビーム電流500μAでアンチモンビームを引き
出した。48時間連続運転を行ったが、その間ビーム電
流の低下現象は見られず、また、48時間経過後にイオ
ン源用オーブン1を解体調査したが、ノズル10のどこ
にもアンチモンの再結晶は見られないことを確認した。 【0032】これに対し、同様の条件で図2に示した従
来のイオン源用オーブン1を用いてアンチモンビームを
引き出したところ、ビーム電流は30分で激減し、その
後しばらくするとビーム電流は計測できなくなった。解
体調査したところ、ノズル10の鍔部11近傍に再結晶
したアンチモンが付着し、蒸気案内部12を完全に塞い
でいた。 【0033】 【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次のような効果を生じる。 【0034】この発明によれば、固体試料を充填するた
めのルツボを前記オーブン本体の中空内に設け、ノズル
とルツボを螺合しているのでルツボからノズルへの熱抵
抗を小さくでき、ノズルとルツボをほぼ同じ温度にする
ことができる。またノズル固定部材内面とノズルの間に
隙間を設けているので、アークチャンバからノズルへ伝
達された熱は、ノズル固定部材を介してオーブン本体2
側へ直接伝達せず、ノズルの鍔部の方へ伝わりやすくな
る。従ってノズルの一部、特に温度が低くなりやすいノ
ズル鍔部の温度を蒸気温度とほぼ同じにすることができ
るため、蒸気の再結晶化、すなわりノズルの目詰まりを
防ぐことができる。 【0035】また、ルツボ底部の全面をオーブン本体の
中空底部へ圧接するノズル固定部材を有しているので、
ルツボの底部とオーブン本体の中空底部の熱抵抗を小さ
くできる。従って、オーブンを急速加熱、急速冷却する
ことができ、また、ルツボの温度制御性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係るイオン源用オーブンの一例を示
す一部断面概念図である。 【図2】従来のイオン源用オーブンの一例を示す一部断
面概念図である。 【図3】アークチャンバ,ノズル,オーブン本体(試料
室)の温度変化の概念図である。 【符号の説明】 1 イオン源用オーブン 2 オーブン本体 10 ノズル 20 ノズル固定部材 30 ヒータ 31 固体試料 40 アークチャンバ 50 ルツボ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 開口部を有する有底中空構造のオーブン
    本体と、前記オーブン本体内の固体試料を蒸発させるた
    めのヒータと、前記オーブン本体で発生した蒸気をアー
    クチャンバへ導入するためのノズルからなるイオン源用
    オーブンにおいて、前記固体試料を充填するためのルツ
    ボを前記オーブン本体の中空内に設け、前記ノズルの一
    端は前記ルツボの上部と螺合し、前記ルツボ底部の全面
    を前記オーブン本体の中空底部へ圧接するノズル固定部
    材を有し、かつ前記ノズル固定部材内面と前記ノズルの
    間に隙間を有することを特徴とするイオン源用オーブ
    ン。
JP2001125566A 2001-04-24 2001-04-24 イオン源用オーブン Expired - Lifetime JP3485104B2 (ja)

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