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JP3483103B2 - 通信ネットワーク間インタフェース装置及びその方法 - Google Patents

通信ネットワーク間インタフェース装置及びその方法

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JP3483103B2
JP3483103B2 JP27905197A JP27905197A JP3483103B2 JP 3483103 B2 JP3483103 B2 JP 3483103B2 JP 27905197 A JP27905197 A JP 27905197A JP 27905197 A JP27905197 A JP 27905197A JP 3483103 B2 JP3483103 B2 JP 3483103B2
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Japan
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signal
network
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transmission rate
conversion
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JP27905197A
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慶一郎 塚本
昭彦 岡
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/07Synchronising arrangements using pulse stuffing for systems with different or fluctuating information rates or bit rates
    • H04J3/076Bit and byte stuffing, e.g. SDH/PDH desynchronisers, bit-leaking
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる通信ネット
ワーク間のインタフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、北米等の地域における伝送ネット
ワークでは、非同期信号のネットワーク(以下DSn ネッ
トワークとする)と同期(SONET) 信号のネットワーク
(以下SONET ネットワークとする)が存在する。このDS
n ネットワークとSONET ネットワークを接続する場合に
おいて、SONET 光伝送装置が用いられるが、DS3(44.736
Mbps) 信号のネットワーク(以下DS3 ネットワークとす
る) を、SONET ネットワーク上において、STS-1(51.84M
bps ;SONET ネットワーク上でのフレームフォーマッ
ト) 信号単位で分離多重できるネットワーク(以下SONE
T STS1ネットワークとする)に接続する装置は、実用化
されていたが、DS3(44.736Mbps) 信号のネットワーク
を、SONET ネットワーク上において、VT1.5(1.728Mbps
;STS 信号のペイロードをアド・ドロップ多重しやす
いように設けられたもので、Virtual Tributary の略で
ある) 信号単位で分離多重できるネットワーク(以下SO
NET VTネットワークとする)に接続する装置は、これま
で実用化されていなかった。
【0003】つまり、従来の装置では、DSn ネットワー
クから接続されたDS3 信号はSONETネットワーク上で
は、STS1単位(51.84Mbps) での多重分離等の処理しか扱
えず、VT1.5 単位(1.72Mbps)での多重分離等の信号処理
は出来なかった。
【0004】また、SONET ネットワークと、DS3 ネット
ワークでは、ネットワークが独立に形成されており、DS
3 信号がSONET ネットワークに接続された場合において
も、従来装置では、SONET ネットワークにおいては、接
続信号のDS3 信号の状態監視サービスは行えたが、DS3
信号中のDS2 信号や、DS1 信号の状態監視のサービスを
行えなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、DS3 ネットワー
クを運用しながらでも、VT1.5 単位での多重分離等の処
理を行える、SONET VTネットワークに乗り込める装置の
要求も高まっているが、本発明は、SONET VTネットワー
クをサポートする装置に、DS3(44.736Mbps) 信号のネッ
トワークのサービスが出来る様に、DS3 信号をVT1.5 信
号に変換し、VT1.5 ネットワークをサービスする装置を
提供することにある。
【0006】従来のM13 装置とADM 装置とを組み合わせ
ることで、DS3 信号をSONET VTネットワークへ接続する
ことを実現する場合、図19のような構成が取られてい
る。SONET VTネットワークからの入力信号を、先ず、AD
M 装置2700で分離する。SONET ネットワークから送
信されてきたSTS1信号は、STS1/VT1.5分離部2702で
VT信号に分離され、更に、VT1.5/DS1 分離部2703
でDS1 信号に分離される。VT信号をDS1信号に分離
する際には、VT1.5/DS1 分離部2703内のメモリに記
憶されている信号をDS1 ネットワーク用のクロック発生
部2704で生成されたクロックに同期して出力するよ
うにする。このようにして分離したDS1信号を、M13 装
置内において、DS1 信号をDS2 信号へ多重する時点で、
DS1 信号をメモリに一度記憶し、DS2 のクロックで読み
出し、DS2 信号へ多重を行っている。更に、DS3 ネット
ワーク用クロック発生部2707からのクロック信号に
同期してこのDS2 信号をDS2/DS3 多重部2706でDS2
信号をメモリに一度記憶し、DS3 ネットワーク用クロッ
クで読み出し、DS3 信号に多重して、DS3 ネットワーク
に送出している。しかし、このDS2 への多重を行う為の
DS1 28ch分のメモリを、装置内へ用意することは回路規
模を大きくし、消費電力の増大を招いている。
【0007】従来の装置を用いて、DS3(44.736Mbps) 信
号のネットワーク、をSONET ネットワークに接続する時
の装置の構成は図20に示されている。この場合、SONE
T STS-1(51.8Mpbs) 信号のネットワークに接続するし
か、SONET のネットワークに接続できないのだが、この
時,SONET ネットワークにおいて、非同期ネットワーク
の信号状態監視は、DS3 信号のみで、DS3 内のDS2,DS1
信号の状態監視を行うサービスは出来なかった。
【0008】すなわち、従来のADM 装置2800を用い
た場合には、DS3 ネットワークから受信したDS3 信号を
DS3/STS1多重変換部2803で変換すると共に、DS3 ア
ラーム検出部2802でDS3 信号のアラーム信号を検出
してSONET コンディション通知部2801へ通知してい
た。SONET コンディション通知部2801は、このアラ
ーム信号を装置内状態監視部経由でSONET ネットワーク
に送信するので、DS3信号内のアラーム情報はSONET ネ
ットワークに送られるが、DS2 、DS1 のアラーム情報は
取出すことができなかった。
【0009】また、従来のM13 装置とADM 装置を組み合
わせることで、DS3(44.736Mbps) 信号のネットワーク
を、SONET VTネットワークに接続するサービスを行おう
とした場合が図21に示されている。この場合、DS3,DS
2,DS1 信号の状態監視は、M13装置で行えるが、ADM 装
置と別装置で存在している為、SONET ネットワーク上で
の監視は出来ない。
【0010】すなわち、従来のM13 装置2900と従来
のADM 装置2906とは別の装置として構成されてお
り、M13 装置2900は、アラーム信号をDS3 ネットワ
ークへ、ADM 装置2906はアラーム信号をSONET ネッ
トワークへのみ送信するようになっているので、DS3 ネ
ットワークからSONET ネットワークのアラーム情報を監
視することはできず、また、SONET ネットワーク上から
DS3 等のアラーム信号を監視することができなかった。
DS3 ネットワークから送信されてきたDS3 信号は、M13
装置2900のDS3/DS2 分離変換部2902に入力さ
れ、DS3 アラーム検出部2903でアラーム検出をして
DSn コンディション通知部2901へ送信される。ま
た、DS3/DS2 分離変換部2902から出力されるDS2 信
号は、DS2/DS1分離変換部2904に入力されて、DS1
信号に変換されると共に、DS2 アラーム検出部2905
によってアラーム検出されて、DSn コンディション通知
部2901に送信される。DSn コンディション通知部2
901はDS3 ネットワークへアラーム検出結果を送信す
るように構成されており、M13 装置内で得られたDS3 、
DS2 アラームの検出結果はSONET ネットワークへは送信
されない。従来のADM 装置2906へは、M13 装置29
00で分離変換されたDS1 信号が送られる。ADM 装置2
906では、このDS1 信号をDS1/VT1.5 多重変換部29
07でVT1.5 信号に変換するとともに、DS1 アラーム検
出部2908がDS1 信号のアラームを検出してSONET コ
ンディション通知部2910に送信する。SONET コンデ
ィション通知部2910はこのアラーム検出結果をSONE
T ネットワークへ送信する。一方、DS1/VT1.5 多重変換
部2907で変換されたVT1.5 信号は、VT1.5/STS1多重
変換部2909へ送信され、STS1信号に変換されてSONE
T ネットワークに送出される。
【0011】つまり、SONET ネットワークと、DSn ネッ
トワークでは、ネットワークが独立に形成されており、
従来の装置を用いて、SONET ネットワークにDSn ネット
ワークを接続した場合、SONET ネットワークに接続した
接点のDSn 信号の情報しか監視できないでいた。
【0012】現在SONET VTネットワークにDS3 信号を接
続するにあたり、SONET VTネットワークにおいても、DS
3 信号中のDS2 信号、DS1 信号の状態監視及び管理する
要求が生じている。
【0013】本発明の一側面では、DSn ネットワークか
らSONET ネットワークへの接続の手段として、DS3(44.7
36Mbps) 信号を、一度装置内で、DS1(1.544Mbps)信号に
変換し、SONET VTネットワークに接続する手法を用いて
いるが、DS3 信号をDS1 信号に変換するにあたり、DS3,
DS2,DS1 の各信号において検出したアラームの処理方法
として、従来の方法では、一般的に、次の様な手法が用
いられる。構成は図22に示されている。DS3/DS2 の分
離変換部3000と、DS2/DS1 の分離変換部3001
と、DS1/VT1.5 の多重変換部3002を備えるもので、
処理方法は、DS3信号をDS3/DS2 の分離変換部3000
のDS3 受信部3003で終端し、DS3 アラームを検出す
る。DS3 信号のアラームは、DS2 信号のアラーム・イン
ディケーション・シグナルとしてDS2 送信部3005で
DS3 信号から分離されたDS2 信号に挿入され、DS2 信号
が出力される。さらに、DS2 信号はDS2/DS1 の分離変換
部3001のDS2 受信部3006で終端し、DS2 アラー
ムを検出し、DS2 信号のアラームはDS1 信号のアラーム
・インディケーション・シグナルとして、DS1 送信部3
008でDS2 信号から分離されたDS1 信号に挿入され、
DS1 信号が出力される。と言う手法を取る。同様に、DS
1/VT1.5 多重変換部3002では、送信されてきたDS1
信号をDS1 受信部3009で受信し、DS1 アラームを検
出し、DS1 信号のアラームはVT1.5 信号のアラーム・イ
ンディケーション・シグナルとしてVT1.5 送信部301
1でDS1 信号から多重変換されたVT1.5 信号に挿入さ
れ、送出される。
【0014】従来装置のM13 装置とADM 装置を組み合わ
せて、DSn ネットワークからSONETネットワークへの接
続を実現する場合も、この手法を取っている。現在、こ
の手法を用いた場合、各DS3,DS2,DS1 信号での処理工程
も多く、回路規模としても、DS2 で7ch 、DS1 で28ch分
のアラーム検出とアラーム・インディケーション・シグ
ナル挿入の回路を持たねばならず、大きなものになって
しまっている。
【0015】同様に、SONET ネットワークから、DS3(4
4.736Mbps) に接続するにあたり、従来の方式では、STS
1信号からVT1.5 信号を取り出し、さらに、DS1 に変換
する場合、一般的に、次の様な手法が用いられる。構成
は図23に示されている。STS1/VT1.5の分離変換部31
00と、VT1.5/DS1 の分離変換部3101を備えるもの
で、処理方法は、STS1信号をSTS1/VT1.5の分離変換部3
100のSTS1受信部3103で終端し、STS1アラームを
検出し、STS1信号のアラームはVT1.5 信号のアラーム・
インディケーション・シグナルとして、STS1信号から取
り出されたVT1.5信号にVT1.5 送信部3105で挿入さ
れ出力される。VT1.5/DS1分離変換部3101では、VT
1.5 受信部3106で終端し、VT1.5 のアラーム検出を
行い、VT1.5 信号を分離変換して、DS1 信号に変換した
ものにVT1.5 信号から抽出されたアラーム信号をDS1 の
アラーム・インディケーション・シグナルとしてDS1 信
号に挿入して出力する。DS1/DS2 多重変換部3102で
は、上記DS1 信号をDS1 受信部3109で受信し、アラ
ームを検出して、DS1 信号をDS2 信号に多重変換した
後、上記アラームをDS1 アラーム・インディケーション
・シグナルとしてDS2 信号に挿入して、DS2 送信部31
11より送信する。同様に、この後段にDS2 信号をDS3
信号に多重変換する変換部が用意され、DS3 ネットワー
クに信号を送出するようにしている。
【0016】SONET VTネットワークにDS3 信号を接続す
ることを目的に、DS3(344.736Mbps)を、一度DS1(1.544M
bps)に変換し、VT1.5 に変換し、SONET VTネットワーク
に接続する手法として、従来の技術を用いる場合、SONE
T VTネットワークにDS1 信号で接続可能な従来のADM 装
置を用意し、さらに、DS3/DS1 変換を行う従来のM13装
置を用意する必要がある。この場合、DS3/DS1 変換装置
と、SONET VTネットワークにDS1 信号を接続する装置の
間の、DS1 信号インタフェースは、装置間通信になる。
DS1 装置間インタフェースを行う為には、DS1 インタフ
ェース形成を行う場合、図24に示されるように、DS1
ディジタルデータ出力部3200と、DS1 ユニポーラデ
ータ出力部3201と、DS1 ユニポーラデータ変換部3
202と、DS1 出力用クロック発生部3203と、DS1
バイポーラ/ ユニポーラ変換部3204と、DS1 ユニポ
ーラデータ入力部3205と、DS1 ディジタルデータ入
力部3206を備えなければならず、M13 装置3150
内において、DSn ネットワークから抽出したDS1 ディジ
タルデータは、DS1 ディジタルデータ出力部3200
で、DS1 出力用クロック発生部3203で発生されたク
ロックに同期して、DS1 ディジタルデータのB8ZS符号化
処理を行い、DS1 ユニポーラデータ出力部3201へ出
力する。DS1 ユニポーラデータ出力部3201で、符号
化を行ったDS1ディジタルデータをDS1 ユニポーラデー
タに変換し、DS1 ユニポーラ/ バイポーラ変換部320
2に出力する。DS1 ユニポーラ/バイポーラ変換部32
02で、DS1 ユニポーラデータをDS1 バイポーラデータ
に変換し、DS1 バイポーラ/ユニポーラ変換部3204
へ出力する。DS1 バイポーラ/ユニポーラ変換部320
4では、DS1 バイポーラデータをDS1 ユニポーラデータ
に変換し、DS1 ユニポーラデータ入力部3205に出力
する。DS1 ユニポーラデータ入力部3205では、DS1
ユニポーラデータをDS1 ディジタル・データに変換し、
DS1 ディジタルデータ入力部3206に出力する。DS1
ディジタルデータ入力部3206では、B8ZS符号化され
たデータの符号化の解除処理を行い、符号化を解除をし
たDS1 ディジタルデータは、SONET ネットワークへ送信
される。また、逆方向も同様である。現在、この手法を
用いた場合、この手法でDS1 信号時における信号処理工
程とも多く、信号処理回路の増大を招いている。
【0017】従来の技術では、SONET VTネットワークか
らSTS1,VT1.5,DS1信号と信号変換処理を行い、DS1,DS2,
DS3 と信号を多重し、DS3 でDSn ネットワークへ出力す
る場合が図25に示されている。STS1/VT1.5分離変換部
3300と、VT1.5/DS1 分離変換部3301と、DS3 ネ
ットワーク用クロック発生部3303と、DS1/DS2 の多
重変換部3302と、DS2/DS3 多重変換部3304を備
え、STS1/VT1.5分離変換部3300では入力STS1信号を
終端し、終端されたSTS1信号は、VT1.5 信号に分離さ
れ、VT1.5/DS1 分離変換部3301に出力する。終端さ
れたVT1.5 信号は、DS1 信号に分離され、DS1/DS2 多重
変換部3302へ出力される。DS1/DS2 多重変換部33
02では、DS3 ネットワーク用クロック発生部3303
で発生させたクロックに同期して、DS1 信号をクロック
発生部3303に同期したDS2 信号に多重変換し、DS2/
DS3 多重変換部3304に出力する。この時発生するSO
NETネットワーク上のSTS1信号を分離し、デスタッフ分
離時のデスタッフ処理時のビット数の変動で発生する周
波数オフセット分は、DS1 に蓄積されるが、DSn の信号
にスタッフ多重する時点で、スタッフ処理で吸収を行
う。DS2/DS3 多重変換部3304では、入力DS2 信号を
DS3 信号に多重変換し、DS3 ネットワークに信号を出力
するという手法を取る方法があるが、この手法を取る場
合、SONET 信号での、スタッフ処理に使われる8bitのビ
ット・スタッフは、デスタッフ時にDS1 信号への瞬間的
な周波数オフセットを引き起こす。この周波数オフセッ
トに起因してDS1 ではジッターが発生してしまう。この
ジッターは、DS1 信号をDS2,DS3 へ多重していく時に、
DSn 信号での、スタッフ処理に使われる1bitのビット・
スタッフで吸収を行うが、ここで、SONET 信号のデスタ
ッフで発生する8bitのスタッフ・ビットが多発した場
合、デスタッフで発生した周波数オフセットによって発
生したジッターを、DSn 信号の1bitのビット・スタッフ
で吸収出来なくなり、信号エラーを発生する可能性があ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面にお
けるインタフェース装置は、複数の異なる伝送速度を有
するデータ信号をサポートする第1のネットワークと、
該第1のネットワークとは同期しておらず、該第1のネ
ットワークよりも高速の伝送速度を有する第2のネット
ワークとの間のインタフェース装置であって、前記第1
のネットワークのデータ信号を伝送速度の速いものか
ら、より伝送速度の遅い信号に段階的に分離変換し、最
も伝送速度の遅いデータ信号を生成し、該分離変換の各
段階で障害情報を抽出する分離変換手段と、前記最も伝
送速度の遅いデータ信号に前記障害情報を挿入し、前記
最も伝送速度の遅いデータ信号を、前記第2のネットワ
ークがサポートする、伝送速度の遅い第1のデータ信号
に多重変換し、該第1のデータ信号を前記第2のネット
ワークがサポートする標準のデータ速度を有する第2の
データ信号に多重変換する多重変換手段とを備えること
を特徴とする。
【0019】本発明の第2の側面におけるインタフェー
ス装置は、複数の異なる伝送速度を有するデータ信号を
サポートする第1のネットワークと、該第1のネットワ
ークとは同期しておらず、該第1のネットワークよりも
高速の伝送速度を有する第2のネットワークとの間のイ
ンタフェース装置であって、前記第2のネットワークの
標準の伝送速度を有するデータ信号を該標準の伝送速度
を有するデータ信号と同期した、標準の伝送速度より遅
い伝送速度を有するデータ信号に分離変換し、該データ
信号を前記第1のネットワークの最も伝送速度の遅いデ
ータ信号に分離変換し、該分離変換の各段階で障害情報
を抽出する分離変換手段と、前記第1のネットワークの
前記最も伝送速度の遅いデータ信号に前記障害情報を挿
入すると共に、該最も伝送速度の遅いデータ信号を前記
第1のネットワークがサポートする、伝送速度のより速
いデータ信号に段階的に多重変換する多重変換手段とを
備えることを特徴とする。
【0020】本発明による第1の側面における方法は、
複数の異なる伝送速度を有するデータ信号をサポートす
る第1のネットワークと、該第1のネットワークとは同
期しておらず、該第1のネットワークよりも高速の伝送
速度を有する第2のネットワークとの間のインタフェー
ス方法であって、(a)前記第1のネットワークのデー
タ信号を伝送速度の速いものから、より伝送速度の遅い
信号に段階的に分離変換し、最も伝送速度の遅いデータ
信号生成し、該分離変換の各段階で障害情報を抽出する
ステップと、(b)前記最も伝送速度の遅いデータ信号
に前記障害情報を挿入し、前記最も伝送速度の遅いデー
タ信号を、前記第2のネットワークがサポートする、伝
送速度の遅い第1のデータ信号に多重変換し、該第1の
データ信号を前記第2のネットワークがサポートする標
準の伝送速度を有する第2のデータ信号に多重変換する
ステップとを備えることを特徴とする。
【0021】本発明による第2の側面における方法は、
複数の異なる伝送速度を有するデータ信号をサポートす
る第1のネットワークと、該第1のネットワークとは同
期しておらず、該第1のネットワークよりも高速の伝送
速度を有する第2のネットワークとの間のインタフェー
ス方法であって、(a)前記第2のネットワークの標準
の伝送速度を有するデータ信号を該標準の伝送速度を有
するデータ信号と同期した、標準の伝送速度より遅い伝
送速度を有するデータ信号に分離変換し、該データ信号
を前記第1のネットワークの最も伝送速度の遅いデータ
信号に分離変換し、該分離変換の各段階で障害情報を抽
出するステップと、(b)前記第1のネットワークの前
記最も伝送速度の遅いデータ信号に前記障害情報を挿入
すると共に、該最も伝送速度の遅いデータ信号を前記第
1のネットワークがサポートする、伝送速度のより速い
データ信号に段階的に多重変換するステップとを備える
ことを特徴とする。
【0022】あるいは、本発明の第3の側面のインタフ
ェース装置は、SONET ネットワークにおいてVT1.5 単位
で信号の分離多重をサポートする装置であって、DS3 信
号をDS2 信号に分離変換するDS3/DS2 分離変換部と、DS
2 信号をDS1 信号に分離変換するDS2/DS1 分離変換部
と、DS3 信号をDS1 信号に分離変換する間に生じた周波
数オフセットを補償するためにデータを記録し、供給さ
れるクロックに同期してデータを出力するDS1 フォーマ
ット変換用メモリ部と、前記DS1 フォーマット変換用メ
モリ部に記憶されたデータをSONET VTネットワークにお
けるデータ速度で出力させるためのクロックを供給する
SONET VTネットワーク用クロック発生部と、前記SONET
VTネットワーク用クロック発生部の生成するクロックに
同期して、DS1 信号をVT1.5 信号に多重変換するDS1/VT
1.5 多重変換部と、VT1.5 信号をSTS1信号に多重変換す
るVT1.5/STS1多重変換部を備えると共に、STS1信号をVT
1.5信号に分離変換するSTS1/VT1.5分離変換部と、VT1.5
信号をDS1 信号に分離変換するVT1.5/DS1 分離変換部
と、DS3 ネットワークのデータ速度に同期したクロック
を生成するDS3 ネットワーク用クロック発生部と、DS1
信号に同期したクロックを生成するDS1 クロック発生部
と、STS1信号をDS1 信号に分離変換する間に生じた周波
数オフセットを補償するためにデータを記録し、前記DS
1 クロック発生部の生成するクロックに同期してデータ
を出力するSONET デスタッフ用メモリ部と、前記DS3 ネ
ットワーク用クロック発生部の発生するクロックに同期
して、DS1 信号をDS2 信号に多重変換するDS1/DS2 の多
重変換部と、前記DS3 ネットワーク用クロック発生部の
発生するクロックに同期して、DS2 信号をDS3 信号に多
重変換するDS2/DS3 の多重変換部を備え、DS3 信号をVT
1.5 信号に変換することで、SONET ネットワークにおい
てVT1.5 単位で信号の多重分離をサポートし、DS3ネッ
トワークへの直接インタフェースを提供することを特徴
とする。
【0023】上記本発明によれば、DS3 ネットワーク中
のDS3 信号を、VT1.5 単位で多重分離等の処理を行うこ
とが出来るSONET VTネットワークに一装置で接続が出
来、DS及3 ネットワークからSONET VTネットワークに乗
り込めるサービスが一装置で可能となる。
【0024】従来必要であったメモリを使用しなくても
信号の多重変換が可能となり、回路規模を大幅に縮小
し、消費電力も減少することができる。また、DSn ネッ
トワークの監視をSONET ネットワーク側から監視できる
ようになる。
【0025】デスタッフ処理で発生する周波数オフセッ
トに起因するジッターを抑制することができるので、信
号エラーの発生を防ぐことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明は、光同期ネットワーク上
で使用されるアド・ドロップ・マルチプレクス装置(A
DM ADD/Drop Multiplexer) における、SONET/DS3 TR
ANS MUX 装置に関する。本発明によるインタフェース
(SONET/DS3 TRANS MUX )装置は、米国におけるSONET
(Synchronous Optical NETwork, ANSI TI-105参照) 、
また、我が国におけるTTC (電機通信技術委員会)標準
(JT-G707, JT-G708 JT-G709 参照)に従う新同期信号
ネットワークにおいて使用されるアド・ドロップ・マル
チプレクス装置において使用可能である。
【0027】なお、以下の説明は、SONET の場合につい
てのみ行うが、SONET とTTC 標準との対応は明らかであ
ろう。本発明によれば、DSn ネットワークからSONET ネ
ットワークへの接続の手段として、現在までのSONET ネ
ットワークへの信号のマッピング方法として、DS3 信号
をSTS1フォーマットに乗せていた方法をやめ、SONET ネ
ットワークへの信号のマッピング方法をVT1.5 信号をST
S1フォーマットに乗せることで、SONET VTネットワーク
への接続を実現する。
【0028】図1に本発明の概念を従来技術と比較して
示している。図1に示されているように、STS1フレーム
はTransport Overheadとデータを格納するSTS1 Synchro
nous Payload Envelope(STS1 SPE) とからなっている。
オーバヘッドには、データ転送のための管理情報が記録
される。図1の中段に示されているように、従来技術で
は、DS3 データを単位としてSTS1フレームを構成し
ており、DS3 フレームはSTS1フレームと同期してい
ないので、ADM装置において、信号を多重分離しよう
とした場合、STS1フレーム単位でしか多重分離する
ことが出来なかった。すなわち、情報を様々な地域へ分
配しようとした場合にも、分配できるデータの単位はデ
ータ単位の大きいSTS1フレーム単位でしか行えなか
った。しかし、STS1フレームに含まれるDS3デー
タには行き先の異なるDS1データが含まれる可能性が
あるので、STS1フレーム単位の送信先としての送信
しか出来ず、STS1フレームに格納されているDS3
内のDS1データの行き先毎にきめ細かいデータの配信
を行うことができない。
【0029】これに対し、本発明においては、STS1
フレームをSTS1フレームと同期しているVT1.5 (こ
れに限らず、VT2,VT3,VT6 等でもよい)データを単位に
構成しているので、STS1フレームよりもデータ量の
少ない単位毎に行き先の振り分けを行うことが出来るよ
うになり、きめ細かなサービスを提供することが出来
る。
【0030】図2は、本発明第1の実施形態のインタフ
ェース装置の構成を示す図である。この装置では、DS3
信号をDS2 信号×7ch へ分離するDS3/DS2 の分離変換部
200と、DS2 信号をDS1 信号×4ch への分離するDS2/
DS1 の分離変換部201と、DS3 からDS2 そしてDS1 と
デスタッフした時のデータの平滑化を行うDSn デスタッ
フ用メモリ部202と、SONET ネットワークに同期した
クロックを供給するSONET VTネットワーク用クロック発
生部203と、DS1 をSONET のVT1.5 へ変換するDS1/VT
1.5 多重変換部204と、VT1.5 信号×28chをSTS1信号
へ多重するVT1.5/STS1多重変換部205を備える。ま
た、STS1信号をVT1.5 信号×28chへ分離するSTS1/VT1.5
分離変換部207と、SONET のVT1.5 をDS1 へ変換する
VT1.5/DS1 分離変換部208と、STS1からVT1.5 へとデ
スタッフした時のデータの平滑化を行うSONET デスタッ
フ用メモリ部209と、メモリ部にDS1(1.544MHz) のク
ロックを供給するDS1 クロック発生部213と、DS1 信
号×4ch をDS2 信号へ多重するDS1/DS2 の多重変換部2
10と、DS3ネットワークに同期したクロックを供給す
るDS3 ネットワーク用クロック発生部212と、DS2 信
号×7ch をDS3 信号へ多重するDS2/DS3 の多重変換部2
11を備える。また、さらに、各信号の状態を監視する
SONET コンディション通知部206を備える。
【0031】まず、DS3 ネットワークから入力したDS3
(44.736Mbps) 信号は、DS3/DS2 分離変換部200で終
端される。この時、検出した高次群アラーム(低速ネッ
トワークから高速なネットワークへネットワークが相互
に階層上に構成されているとした場合、より上位の、す
なわち、高速のネットワークにおけるアラーム情報のこ
とであり、DS1 ネットワークに対してDS3 ネットワーク
のアラームは高次群アラームである)は、DS1 アラーム
・インディケーション・シグナル挿入信号として、DS1/
VT1.5 多重変換部204に通知される。終端されたDS3
信号は、7ch のDS2 信号に分離され、DS2/DS1 の分離変
換部201に送信される。DS2/DS1 の分離変換部201
では、入力DS2 信号を終端し、この時、検出した高次群
アラーム(この場合は、DS2 信号のアラーム)は、DS1
アラーム・インディケーション・シグナル挿入信号とし
て、DS1/VT1.5 多重変換部204に通知される。終端さ
れたDS2 信号は、4ch のDS1 信号に分離され、DS1 フォ
ーマット変換用メモリ部に出力する。DS1 フォーマット
変換用メモリ部では、DS2/DS1 分離変換部201でデス
タッフされた入力DS1 信号をVT1.5 フォーマットに多重
(スタッフ多重)するための蓄積を行い、DS1/VT1.5 多
重変換部204に出力する。DS1/VT1.5 多重変換部20
4では、DS1 信号をSONET VTネットワーク用クロック発
生部203で発生させたクロックに同期して、VT1.5 信
号に多重変換し、VT1.5/STS1多重変換部205に出力す
る。この時、DS1 アラーム・インディケーション・シグ
ナル挿入信号を受信していた場合は、VT1.5 信号中のDS
1 信号は、DS1 AIS(DS1 のデータを全て'1' に設定す
る) を挿入し、出力する。VT1.5/STS1多重変換部205
では、入力VT1.5 信号をSTS1信号に多重変換し、SONET
ネットワーク(VT1.5サポートをしているSONET VTネット
ワーク) に信号を出力する。
【0032】逆に、SONET ネットワーク(VT1.5サポート
をしているSONET VTネットワーク)から入力したSTS1信
号は、STS1/VT1.5分離変換部207で終端される。この
時、検出した高次群アラーム(VT1.5 信号から見た場
合、STS1アラームがこれにあたる)は、DS1 アラーム・
インディケーション・シグナル挿入信号として、DS1/DS
2 多重変換部210に通知される。終端されたSTS1信号
は、28chのVT1.5 信号に分離され、VT1.5/DS1 分離変換
部208に出力する。VT1.5/DS1 の分離変換部208で
は、入力VT1.5 信号を終端し、この時、検出した高次群
アラーム(この場合、DS1 信号から見てVT1.5 アラーム
が相当する)は、DS1 アラーム・インディケーション・
シグナル挿入信号としてDS1/DS2 多重変換部210に通
知される。終端されたVT1.5 信号は、DS1 信号に分離さ
れ、SONET デスタッフ用メモリ部209に入力される。
SONET デスタッフ用メモリ部209では、入力DS1 信号
に蓄積されたSTS1,VT1.5でのスタッフを吸収する為にDS
1 信号の平滑化を行い、DS1/DS2 多重変換部210に出
力する。DS1/DS2 多重変換部210では、平滑化後の4c
h のDS1 信号をDS3 ネットワーク用クロック発生部21
2で発生させたクロックに同期して、DS2 信号に多重変
換し、DS2/DS3 多重変換部211に出力する。DS2/DS3
多重変換部211では、7ch の入力DS2 信号をDS3信号
に多重変換し、DS3 ネットワークに信号を出力する。
【0033】SONET コンディション通知部206は、DS
3/DS2 分離変換部200、DS2/DS1分離変換部201、D
S1/VT1.5 多重変換部204、及び、STS1/VT1.5分離変
換部207、VT1.5/DS1 分離変換部208で検出された
それぞれのアラーム情報を集めて、SONET ネットワーク
へ送出して、SONET ネットワークの管理者にアラーム情
報を通知するものである。SONET ネットワーク管理者
は、この情報に基づきネットワークの管理を行う。
【0034】図3は、デスタッフメモリにおける信号の
平滑化を説明する図である。図3の上段に示されている
ように、DS1 信号をデスタッフすると、DS1 信号に付加
されていたオーバヘッド等の管理情報データが取り除か
れる。従って、そのまま信号を出力するとペイロード部
分のデータの存在する部分には、信号が出力されてくる
が、オーバヘッドの情報があった部分の信号は取り除か
れて、信号がない状態になる。よって、デスタッフ直後
のデータは、信号がある部分とない部分とが生じるた
め、信号の周波数がデータの部分では速く、オーバヘッ
ドに対応する部分は周波数が“0”というように、周波
数の揺らぎを生じてしまう。このような信号をそのまま
ネットワークに流すと処理が難しくなり、エラーを生じ
易くなるので、本実施形態では、信号のクロックを平滑
化してやる。すなわち、デスタッフされた信号データを
メモリに蓄え、出力すべき信号速度のクロックに同期さ
せて出力するようにする。これにより、信号は同期した
クロックの均一な発振信号に合わせて出力されるので、
各信号の周波数も均一な一定の値になるようにすること
ができる。
【0035】図2の場合には、SONET ネットワークから
DS3 ネットワークへのインタフェースを行う場合には、
DS1 信号をDS1 クロックによって平滑化するようにして
いる。
【0036】次に、本発明は、DS3 信号をマッピングし
たSONET STS1信号を、SONET VTネットワークに接続する
場合においても、同様の作用を与える装置を提供する。
従来の装置では、STS1信号にマッピングされたDS3 信号
はSONET ネットワーク上では、STS1単位(51.84Mbps)で
の多重分離等の処理しか扱えず、VT1.5 単位(1Z728Mbp
s) での多重分離等の信号処理は出来なかった。
【0037】図4は、本発明の第2の実施形態の構成を
示す図である。同図においては、図2と同じ構成要素に
は同じ参照番号を付してある。本実施形態の場合には、
図2の構成のほかにさらに、STS1信号からマッピングさ
れたDS3 を分離するSTS1/DS3分離変換部214と、DS3
信号をSTS1信号へ多重するDS3/STS1多重変換部215を
備える。SONET STS1ネットワークから入力したSTS1信号
は、STS1/DS3分離変換部214で終端され、この時、検
出した高次群アラーム(この場合、STS1信号のアラー
ム)は、DS1 アラーム・インディケーション・シグナル
挿入信号として、DS1/VT1.5 多重変換部204に通知さ
れる。終端されたSTS1信号は、DS3 信号に分離され、DS
3/DS2 の分離変換部200に出力される。DS3/DS2 の分
離変換部以降は、図2と同様である。
【0038】逆にSONET ネットワーク(VT1.5サポートを
しているSONET VTネットワーク) から入力したSTS1信号
は、DS3 信号まで図2と同様に処理され、DS2/DS3 多重
変換部211で出力されたDS3 信号は、DS3/STS1多重変
換部215に入力され、DS3/STS1多重変換部215でST
S1信号に多重変換し、STS1ネットワークに出力される。
【0039】図5は、本発明の第3の実施形態のインタ
フェース装置の構成を示す図である。本実施形態によれ
ば、VT1.5/DS1 分離変換部502のメモリ部は、DS3 ネ
ットワーク用クロック発生部505からのクロックで動
作し、DS2/DS3 の多重部504からはメモリを削除す
る。
【0040】本実施形態のインタフェース装置500
は、SONET ネットワークからSTS1信号を入力し、VT1.5
信号に多重するSTS1/VT1.5多重部501と、VT1.5 信号
をDS1信号に分離するVT1.5/DS1 分離部502と、DS1
信号をDS2 信号に多重するDS1/DS2 多重部503と、DS
2 信号をDS3 信号に多重するDS2/DS3 多重部504と、
DS3 ネットワーク用クロック発生部505とからなって
いる。
【0041】本実施形態では、VT1.5 信号からDS1 信号
への分離する時点でVT1.5 信号をメモリに一度記録し
(VT1.5/DS1 分離部502)、ネットワーク用クロック
( 出力信号のクロック:ここでは44.736MHz でDS3 ネッ
トワーク用クロック発生部505で発生されるクロック
に相当する) に同期したクロックで、読み出し、DS1 信
号を分離する。分離したDS1 信号はそのまま、ネットワ
ーク用クロックに同期して動作しているDS1/DS2 多重回
路503を通して、DS2 信号へと多重される。
【0042】DS1 信号をVT1.5 信号から抽出している時
点で、ネットワーク用クロック(DS3 ネットワーク用ク
ロック)に同期してDS2 、DS3 と多重しているため、DS
2 信号からDS3 信号への多重する時点で、メモリを使用
する必要が無く、DS2 からDS3 へと多重される。この方
法を使うことで、ネットワーク用クロックを51.84MHzに
換えることで、DS3 をマッピングしたSTS1信号を接続す
る場合でも、同様に、DS1 信号からDS3,そしてSTS1信号
への多重する時点でも、メモリを使用して多重する必要
が無く、メモリを使用することなくDS3 へと多重され
る。
【0043】上記のようにメモリを削除することは、イ
ンタフェース装置の構成を簡単化すると共に、製造費用
もかなり削減することができるという利点がある。図6
は、本発明のインタフェース装置を用いてDSn 信号のア
ラームを監視するための構成を示す第4の実施形態を示
す図である。
【0044】本実施形態によれば、インタフェース装置
606は、DS3 信号をDS2 へ分離するDS3/DS2 の分離変
換部604と、DS3 信号をDS2 へ分離するDS2/DS1 の分
離変換部603と、各信号の状態を監視するSONET コン
ディション通知部605を備えることで、DS2,DS1 信号
のコンディションを監視する。なお、DS1/VT1.5 多重変
換部602は、DS1 信号をVT1.5 信号に多重変換するも
のであり、VT1.5/STS1多重変換部601は、VT1.5 信号
をSTS1信号に多重変換するものである。
【0045】本実施形態では、DS3 ネットワークから入
力したDS3(44.736Mbps) 信号は、DS3/DS2 の分離変換部
604で終端され、この時、検出したDS3 アラームは、
DS3検出アラームとして、SONET コンディション通知部
605に通知される。終端されたDS3 信号は、7ch のDS
2 信号に分離され、DS2/DS1 の分離変換部603に出力
される。DS2/DS1 の分離変換部603では、7ch の入力
DS2 信号を終端し、この時、検出した7ch 分のDS2 アラ
ームは、DS2 検出アラームとして、SONET コンディショ
ン通知部605に通知される。終端されたDS2 信号は、
4ch のDS1 信号に分離され、全28ch分のDS1 信号を出力
する。後にDS1 信号は、DS1/VT1.5 多重変換部602に
入力し、DS1/VT1.5 多重変換部602では、DS1 アラー
ムを検出し、全28chのDS1 検出アラームとして、SONET
コンディション通知部605に通知を行う。SONET コン
ディション通知部605に通知されたDS3,DS2,DS1 信号
の検出アラームは、コンディション通知部605で全て
の信号のアラームを管理し、本実施形態のインタフェー
ス装置の装置状態監視部に送られ、装置内アラームとし
て、SONET ネットワークに通知する。
【0046】図7は、DS3 信号をマッピングしたSTS1信
号のネットワークとSONET VTネットワークとの間のイン
タフェース装置におけるアラーム監視のための第5の実
施形態の構成を示す図である。本実施形態では、DS3 信
号をマッピングしたSONET STS1信号を、SONET VTネット
ワークに接続する場合においても、第4の実施形態と同
様の作用を与える。SONET ネットワークとDS3 信号がマ
ッピングされたSTS1信号のネットワークでは、ネットワ
ークが独立に形成されており、従来の装置を用いた場合
は、SONET ネットワークに、DS3 信号がマッピングされ
たSTS1信号ネットワークを接続した場合、SONET ネット
ワークに接続した接点のDSn 信号の情報しか監視できな
いでいた。
【0047】本実施形態では、図6の構成にさらに、ST
S1信号からマッピングされたDS3 を分離するSTS1/DS3分
離変換部702を備える。SONET STS1ネットワークから
入力したSTS1信号は、STS1/DS3分離変換部702で終端
され、この時、検出した高次群アラーム(STS1信号のア
ラーム)は、STS1検出アラームとして、SONET コンディ
ション通知部701に通知される。終端されたSTS1信号
は、DS3 信号に分離され、DS3/DS2 の分離変換部604
に出力される。DS3/DS2 の分離変換部604以降は、図
6と同様に処理を行う。
【0048】SONET コンディション通知部701に集め
られたSTS1アラーム、DS3 アラーム、DS2 アラーム、及
びDS1 アラームは、インタフェース装置の装置状態監視
部(不図示)へ送られ、装置内アラームとして、ここか
らSONET ネットワークに送出される。
【0049】図8は、本発明の第6の実施形態を示す図
である。本実施形態では、DS3/DS2 の分離変換部800
と、DS2/DS1 の分離変換部801と、DS2/DS1 の分離変
換部801で検出したDS3,DS2 検出アラームを、DS1/VT
1.5 多重変換部802において、DS1 信号にアラーム・
インディケーション・シグナルとして挿入する経路を備
え、検出アラームの処理の簡素化と回路規模の縮小を行
う。
【0050】本実施形態では、DS3 信号での検出アラー
ムをDS3/DS2 の分離変換部800で検出し、DS2 信号の
アラーム・インディケーション・シグナルとして、DS3
信号から分離されたDS2 信号に挿入することを行わず
に、DS3 信号のアラームはDS1信号のアラーム・インデ
ィケーション・シグナルとして、DS1/VT1.5 多重変換部
802でDS3 信号から分離されたDS1 信号に挿入してい
る。通常DS3 信号のアラームは、高次群アラームとし
て、DS2 信号にアラーム・インディケーション・シグナ
ルを挿入しなければならないが、本実施形態では、VT1.
5 信号に変換することを目的としていることから、DS3
信号がDS1 信号まで同一の装置内で分離されるので、最
低次群であるDS1 信号にアラーム・インディケーション
・シグナルを挿入することで、DS2 信号にアラーム・イ
ンディケーション・シグナルを挿入する処理を行わずに
処理出来る。同様に、DS2 信号での検出アラームをDS2/
DS1 の分離変換部801で検出した場合も、DS1 信号の
アラーム・インディケーション・シグナルとして、DS2
信号から分離されたDS1 信号に挿入することを行わず
に、DS2 信号のアラームはDS1 信号のアラーム・インデ
ィケーション・シグナルとして、DS1/VT1.5 多重変換部
802でDS2 信号から分離されたDS1 信号に挿入してい
る。
【0051】図9は、図8のインタフェース装置が行う
処理の全体の流れを示すフローチャートである。まず、
DS3/DS2 分離変換部800にDS3 信号が入力すると(ス
テップS1)、ステップS2で、DS3 信号に障害が発生
しているか否かが判断される。障害が発生している場合
には、DS3/DS2 分離変換部800からDS1/VT1.5 多重変
換部802に対して、DS1 AIS 挿入命令が発信される
(ステップS7)。DS1/VT1.5 多重変換部802がこの
挿入命令を受け取ると、ステップS8で、DS1 AIS を挿
入したVT1.5 信号を生成し、ステップS9でDS1 AIS を
持つVT1.5 信号を出力する。
【0052】ステップS2でDS3 信号に障害がないと判
断された場合には、DS3/DS2 分離変換部800で、DS3
信号を7ch のDS2 信号に分離変換する(ステップS
3)。分離変換されたDS2 信号は、DS2/DS1 分離変換部
801で受信され、DS2 信号に障害が発生しているか否
かが検出される(ステップS4)。DS2 信号に障害が検
出された場合には、前述のように、ステップS7〜S9
までの処理を行って、VT1.5 信号をDS1/VT1.5 多重変換
部802から送出する。
【0053】ステップS4で、DS2 信号に障害が認めら
れなかった場合には、ステップS5に進んで、DS2/DS1
分離変換部801で7ch のDS2 信号を28chのDS1 信号に
分離変換して、DS1/VT1.5 多重変換部802に送信す
る。DS1/VT1.5 多重変換部802では、DS1 信号に障害
が発生しているか否かを検出し(ステップS6)、障害
が検出された場合には、ステップS7〜S9を行って、
DS1 AIS を持つVT1.5 信号を生成して出力する。
【0054】ステップS6で、DS1 信号に障害が認めら
れなかった場合には、ステップS10でDS1 信号をVT1.
5 信号に多重変換し、ステップS11で、このVT1.5 信
号を出力する。この場合には、いずれの信号レベルにお
いても障害が検出されていないことを示すので、ステッ
プS10で生成されるVT1.5 信号はアラーム情報を持っ
ていないものとなる。
【0055】図10は、図8の実施形態のインタフェー
ス装置におけるデータフォーマットの変化を説明する図
である。図10の(1)には、DS3 信号のAIS を検出し
た場合が示されている。同図(1)に示されるように、
DS3 信号のフォーマットは、マルチフレーム形式となっ
ており、図中、“X”、“P”、“M0”、及び、“M
1”は、DS3 信号のオーバヘッド部分を示している。DS
3 信号の場合には、アラームは2種類考えられ、1つ
は、データが全て“1”に置き換えられてしまっている
ものであり、もう1つは、ブルータイプと呼ばれるもの
である。これらのアラーム情報はDS3/DS2 分離変換部8
00において検出され、DS1 AIS 挿入命令がDS1/VT1.5
多重変換部802に送信される。DS1/VT1.5 多重変換部
802では、図10の右側に示されているような、VT1.
5 信号のフォーマットに信号を変換して送出する。この
とき、DS3 信号のアラームに対応するDS1 信号にはDS1
のアラーム・インディケーション・シグナルが挿入さ
れ、対応するDS1 データの内容が全て“1”に書き換え
られる。
【0056】図10の(2)には、DS2/DS1 分離部にお
いて、DS2 信号のアラームが検出された場合が示されて
いる。DS2 フォーマットは同図(2)に示される通りで
あって、やはりマルチフレーム形式であるが、DS3 信号
よりも信号速度が遅いものであることを反映して、DS2
信号のフォーマットはDS3 のフォーマットよりもフレー
ムの長さが短くなっている。
【0057】DS2 信号のフォーマットにおいても、“M
1”、“M2”、“M3”、“X“は、それぞれDS2 信
号のオーバヘッド部分を表している。DS2 信号のアラー
ム(AIS )は全てのデータを“1”で置き換えるもので
あるので、オーバヘッドにアラームが存在した場合に
は、対応するペイロードのデータは全て“1”に書き換
えられている。DS2/DS1 分離変換部801で、アラーム
が検出されると、DS1/VT1.5 多重変換部802にDS1 AI
S を挿入するように指示が出され、DS1/VT1.5 多重変換
部では、AIS が含まれていたデータに対応するペイロー
ドのデータを全て“1”に書き換えて、VT1.5 信号を生
成する。
【0058】VT1.5 信号のフォーマットは、図10の右
側に示されている通りであって、DS1 信号のフレームが
4フレーム分が収納されている。各DS1 信号のフレーム
は、オーバヘッドと、スタッフ・バイトと、DS1 信号が
運ぶデータとからなっている。これら、DS1 信号データ
の内、DS3/DS2 分離変換部800、あるいは、DS2/DS1
分離変換部801で検出されたアラームに対応するデー
タは、図10の右に示されているVT1.5 フォーマットの
DS1 データの部分が全て“1”に置き換えられている。
【0059】図10には示されていないが、アラーム検
出は、DS1/VT1.5 多重変換部802においてDS1 信号の
レベルでも行われるので、DS3 信号あるいはDS2 信号の
レベルでアラームが存在してなくても、DS1 信号レベル
でアラーム(AIS )が検出されれば、対応するDS1 デー
タは全て“1”に書き換えられる。
【0060】図11は、DS3 をマッピングしたSTS1信号
をVT1.5 へ変換する場合の第7の実施形態の構成を示し
た図である。本実施形態では、図8の構成に加え、STS1
/DS3分離変換部803を設けて、STS1信号をDS3 信号に
分離変換するステージを設けている。その他の図8と同
じ参照番号を付されたユニットは図8と同じ動作をする
ものである。このように、本実施形態のインタフェース
装置では、DS3 信号インタフェースの他に、DS3 をマッ
ピングしたSTS1信号も、サービスを行うことができる。
【0061】この場合も同様に、従来では、STS1信号の
アラームは、高次群アラームとして、DS3 信号にアラー
ム・インディケーション・シグナルを挿入する構成とな
っていたが、本発明では、STS1/DS3分離変換部803で
検出したSTS1検出アラームをDS1/VT1.5 多重変換部80
2において、DS1 にアラーム・インディケーション・シ
グナルとして挿入する経路を備え、STS1信号での検出ア
ラームをSTS1/DS3の分離変換部803で検出し、DS3 信
号のアラーム・インディケーション・シグナルとて、ST
S1信号から分離されたDS3 信号に挿入することを行わず
に、STS1信号のアラームはDS1 信号のアラーム・インデ
ィケーション・シグナルとして、DS1/VT1.5 多重変換部
802でSTS1信号から分離されたDS1 信号に挿入してい
る。
【0062】本実施形態では、VT1.5 信号に変換するこ
とを目的としていることから、最低次群であるDS1 信号
にアラーム・インディケーション・シグナルを挿入する
ことで、DS3 信号にアラーム・インディケーション・シ
グナルを挿入する処理を行わずに処理出来る。
【0063】図12は、図11の実施形態のインタフェ
ース装置が行う処理の全体の処理を示すフローチャート
である。ステップS20で、STS1/DS3分離変換部803
にSTS1信号が入力すると、STS1/DS3分離変換部803で
STS1信号に障害が生じているかをアラーム信号を検出す
ることによって判断する(ステップS21)。STS1信号
に障害が発生していた場合には、ステップS28でDS1/
VT1.5 多重変換部802に対して、DS1 AIS の挿入命令
を送信する。これを受信したDS1/VT1.5 多重変換部80
2では、DS1 AISを挿入したVT1.5 信号を作成し(ステ
ップS29)、このVT1.5 信号を出力する(ステップS
30)。
【0064】ステップS21でSTS1信号に障害が生じて
いないと判断された場合には、STS1/DS3分離変換部80
3がDS3 信号をSTS1信号から分離変換する(ステップS
22)。そして、このDS3 信号をDS3/DS2 分離変換部8
00へ送信する。DS3/DS2 分離変換部800では、DS3
信号に障害が発生しているか否かをDS3 信号のアラーム
信号を調べることによって判断し(ステップS23)、
障害が含まれていた場合には、前述のステップS28〜
S30までを行うようにする。
【0065】ステップS23で、DS3 信号に障害が発生
していないと判断された場合には、DS3/DS2 分離変換部
800において、DS3 信号を7ch のDS2 信号に分離変換
して(ステップS24)、DS2/DS1 分離変換部801に
送信する。DS2/DS1分離変換部801では、DS2 信号に
障害が生じているか否かが判断され(ステップS2
5)、障害が発生していた場合には、前述と同様に、DS
1/VT1.5 多重変換部802に対してDS1 AIS を挿入する
ように命令を発信し、、ステップS29、S30を行わ
せる。
【0066】ステップS25で、DS2 信号に障害が発生
していないと判断された場合には、DS2/DS1 分離変換部
801で、7ch のDS2 信号を28chのDS1 に分離変換し
(ステップS26)、DS1/VT1.5 多重変換部802に送
信する。
【0067】DS1/VT1.5 多重変換部802では、DS1 信
号に信号障害が生じているか否かが判断され(ステップ
S27)、DS1 信号に信号障害が生じている場合には、
ステップS28〜S30までの処理を行う。
【0068】ステップS27で、DS1 信号に信号障害が
生じていないと判断された場合には、ステップS31で
DS1 信号をVT1.5 信号に多重変換すると共に、ステップ
S32で、このVT1.5 信号を送出する。このVT1.5 信号
はアラーム情報を含まない信号である。
【0069】図13は、図11の実施形態のインタフェ
ース装置の処理に伴うデータフォーマットの変化を示し
た図である。同図(1)に示されているように、STS1/D
S3分離変換部803にSTS1フォーマットの信号が入力さ
れると、オーバヘッド部の“H1”及び“H2”バイト
の信号が調べられ、これらのバイトが全て“1”に設定
されているか否かが判断される。この“H1”、“H
2”と呼ばれるバイトが全て“1”に設定されていた場
合には、STS1信号に障害が生じていることを示している
ので、STS1/DS3分離変換部803からDS1/VT1.5 多重変
換部802にDS1 AIS の挿入命令が発行される。
【0070】一方、同図(2)には、STS1/DS3分離変換
部803で分離変換されたDS3 信号がDS3/DS2 分離変換
部800に入力される場合を示している。ここに示され
ているDS3 フォーマットは、図10で説明したものと同
じであり、オーバヘッド部分にDS3 信号のAIS が障害を
表すものであった場合には、DS3/DS2 分離変換部800
からDS1/VT1.5 多重変換部802にDS1 AIS 挿入命令が
発行される。
【0071】同図(3)は、DS3/DS2 分離変換部800
で分離変換されたDS2 信号にアラームが含まれていた場
合を示している。この場合、DS2/DS1 分離変換部801
がこのアラームの存在を検出し、DS1/VT1.5 多重変換部
802にDS2 AIS 挿入命令を発行する。
【0072】いずれの場合にも、DS1/VT1.5 多重変換部
802は、DS1 AIS 挿入命令を受けると、対応するDS1
データを全て“1”に設定してVT1.5 信号を生成する。
同図右に示されているVT1.5 フォーマットは、図10で
説明したものと同様であって、1つのVT1.5 フレームは
4つのDS1 フレームからなっており、各DS1 フレームは
それぞれオーバヘッド、スタッフバイト、及びデータ部
分を有している。
【0073】図14は、本発明の第8の実施形態のイン
タフェース装置の構成を示す図である。同図のインタフ
ェース装置は、STS1信号のネットワークからDS2 ネット
ワークへのインタフェース装置であって、STS1信号をVT
1.5 信号に分離変換するSTS1/VT1.5分離変換部100
0、VT1.5 信号をDS1 信号に分離変換するVT1.5/DS1 分
離変換部1001、及び、DS1 信号をDS2 信号に多重変
換するDS1/DS2 多重変換部1002からなっている。
【0074】本実施形態では、STS1/VT1.5分離部100
0とVT1.5/DS1 分離部で検出したSTS1とVT1.5 の検出ア
ラームをDS1/DS2 多重変換部1002において、DS1 に
アラーム・インディケーション・シグナルとして挿入す
る経路を備え、STS1信号での検出アラームをVT1.5 信号
のアラーム・インディケーション・シグナルとして、ST
S1信号から分離されたVT1.5 信号に挿入することを行わ
ずに、STS1信号のアラームはDS1 信号のアラーム・イン
ディケーション・シグナルとして、STS1信号から分離さ
れたDS1 信号に挿入する。DS1 信号にアラーム・インデ
ィケーション・シグナルを挿入することで、VT1.5 信号
にアラーム・インディケーション・シグナルを挿入する
処理を行わずに処理出来る。同様に、VT1.5/DS1 分離変
換部1001で得られたVT1.5 信号での検出アラームを
DS1 信号のアラーム・インディケーション・シグナルと
してVT1.5 信号から分離されたDS1 信号に挿入すること
を行わずに、DS1/DS2 多重変換部1002において、DS
1 信号からDS2 信号を多重変換する際に、DS1 アラーム
・インディケーション・シグナルを挿入する。
【0075】図15は、図14の実施形態のインタフェ
ース装置の全体処理を示すフローチャートである。先
ず、ステップS40で、STS1信号がSTS1/VT1.5分離変換
部1000に入力されると、STS1信号のアラーム信号を
調べて、STS1信号に障害が発生しているか否かが判断さ
れる(ステップS41)。障害が発生していた場合に
は、ステップS46に進み、DS1/DS2 多重変換部100
2に対しDS1 AIS挿入命令を発信する。これを受け取っ
たDS1/DS2 多重変換部1002は、DS1 AIS を挿入した
DS2 信号を作成し(ステップS47)、このDS2 信号を
出力する(ステップS48)。
【0076】ステップS41で、STS1信号に障害が発生
していないと判断された場合には、STS1/VT1.5分離変換
部1000はSTS1信号を28chのVT1.5 信号に分離変換す
る(ステップS42)。そして、これをVT1.5/DS1 分離
変換部1001に送信する。VT1.5/DS1分離変換部10
01では、VT1.5 信号に障害が生じていないか否かの判
断をアラーム信号を検出することによって行い(ステッ
プS43)、障害が生じていた場合には、前述のステッ
プS46〜S48の処理を行う。
【0077】ステップS43で、VT1.5 信号に障害が生
じていない場合には、VT1.5/DS1分離変換部1001
は、28chのVT1.5 信号を28chのDS1 信号に分離変換し
(ステップS44)、DS1/DS2 多重変換部1002に送
信する。DS1/DS2 多重変換部1002では、DS1 信号の
アラーム信号を検出し、障害が発生しているか否かを判
断する(ステップS45)。障害が発生している場合に
は、前述のステップS46〜S48までの処理を行う。
【0078】ステップS45で、DS1 信号に障害が発生
していないと判断された場合には、ステップS49でDS
1 信号をDS2 信号に多重変換し、このDS2 信号を出力す
る(ステップS50)。このステップS50で出力され
るDS2 信号にはアラーム信号として障害が発生していな
い旨を示す信号が格納される。
【0079】図16は、図14の実施形態におけるデー
タフォーマットの変化の様子を示す図である。STS1/VT
1.5分離変換部1000に入力されるSTS1信号のフォー
マットが同図左に示されている。前述したように、STS1
信号のアラーム信号(PAIS)は、STS1フォーマットのオ
ーバヘッド内の“H1”、及び、“H2”で示されるバ
イトに記録されており、これを検出することにより障害
が発生しているか否かを検出することが出来る。
【0080】“H1”、及び、“H2”が全て“1”に
設定されていた場合には、障害が発生していると判断さ
れる。これは、DS1 AIS 挿入命令としてDS1/DS2 多重変
換部1002に通知される。DS1/DS2 多重変換部100
2では、この命令を受け取ると、DS1 信号をDS2 信号に
多重変換する際に、障害が発生していたSTS1信号に対応
するDS1 信号のデータを全て“1”に設定して、DS1 AI
S をDS2 フォーマットに挿入する。
【0081】図17は、本発明を用いた第9の実施形態
であるDS1 インタフェース装置を説明する図である。本
実施形態によれば、この装置では、DS1 ディジタルデー
タ出力部1100と、DS1 ディジタルデータ入力部11
01と、DSn 出力用クロック発生部1102を備え、DS
n ネットワークから抽出したDS1 ディジタルデータを、
クロック発生部1102で発生されたクロックに同期し
て、DS1 信号をDS1 信号の符号化を行わずにDS1 ディジ
タルデータの形で、DS1 ディジタルデータ入力部に接続
することとし、DS1 信号時の処理の簡素化と回路規模の
縮小を行う。
【0082】本実施形態では、図24の従来技術とは異
なり、DSn ネットワークから抽出したDS1 デジタルデー
タは、DS1 ディジタルデータ出力部1100で、DS1 出
力用クロック発生部1102で発生されたクロックに同
期して、DS1 信号をDS1 信号の符号化とバイポーラ信号
変換を行わずに、DS1 ディジタルデータの形のままでDS
1 ディジタルデータ入力部1101に出力する。図24
の従来装置では、DS1信号の符号化とバイポーラ信号変
換を行い、送信し、受信後、ユニポーラ信号変換とDS1
信号の符号化の解除を行うが、本発明の実施形態では、
全ての信号変換が一装置内で完了する様に処理を行うこ
とで、装置外に変換途中の信号を出さない様に構成して
いる。このことにより、図24のような従来装置のよう
に信号変換時に発生しているDS1 信号が、装置外に出る
ことも無く、DS2 または、VT1.5信号に変換させること
ができる。このことから、DS1 ディジタルデータを、装
置外でのDS1 信号の規格である符号化の処理とバイポー
ラ信号変換を行う処理を行う必要が無くなり、DS1 ディ
ジタルデータのまま送受信することを可能にしている。
【0083】図18は、本発明のジッター補償構成を説
明する第9の実施形態を説明する図である。本実施形態
によれば、周波数オフセットによって発生したジッター
による信号エラーを防ぐために、STS1信号からVT1.5 信
号、そしてDS1 信号へと信号変換処理を行う場合におい
て、VT1.5 信号からDS1 信号の分離を行うVT1.5/DS1 の
分離変換部1201の後段に、デスタッフで発生した周
波数オフセットを吸収する為のSONET デスタッフ用メモ
リ部1202とデータを平滑化するための固定発振器1
205を備えることで、信号エラーを防ぐ。
【0084】本実施形態では、SONET ネットワークから
抽出されたSTS1信号は、STS1/VT1.5分離変換部1200
で終端され、終端されたSTS1信号は、VT1.5 信号に分離
されてVT1.5/DS1 分離変換部1201に出力される。VT
1.5/DS1 分離変換部1201では、VT1.5 信号を終端
し、DS1 信号に分離する。この時点で周波数オフセット
が発生する。これは、STS1信号やVT1.5 信号のフレーム
のオーバヘッド部分を取り除いた信号がDS1 としてその
まま生成されるからである。次に、VT1.5/DS1 分離変換
部1201は、分離されたDS1 信号をSONET デスタッフ
用メモリ部1202に出力する。SONET デスタッフ用メ
モリ部1202では、STS1からVT1.5 への分離変換時に
おけるデスタッフ時にスタッフ・ビットによって発生し
た周波数オフセットがDS1 信号に蓄積されているが、図
3で説明したDS1 信号の平滑化を行い、周波数オフセッ
トを吸収する。平滑化後のDS1 信号をDS3 ネットワーク
用クロック発生部1206で発生させたクロックに同期
して、DS1/DS2 多重変換部1203でDS2 信号に多重変
換し、更に、DS2/DS3 多重変換部1204でDS2 信号を
DS3 信号に多重変換し、DS3 ネットワークに信号を出力
することで、SONET ネットワークのSTS1信号をDSn 信号
へ信号変換時に発生する周波数オフセットを吸収出来
る。
【0085】
【発明の効果】これまで、DS3 ネットワークを運用しな
がらでも、VT1.5 単位での多重分離等の処理を行えるSO
NET VTネットワークに乗り込める装置は実用化されてい
なかったが、本発明により、北米非同期DS3 ネットワー
ク中のDS3 信号を、VT1.5 単位での多重分離等の処理サ
ービスが出来るSONET VTネットワークに1装置で接続が
でき、DS3 ネットワークから、SONET VTネットワークに
乗り込めるサービスが1装置で可能となる装置が提供で
きることとなった。
【0086】このことにより、近年の、DS3 ネットワー
クを運用しながらでも、VT1.5 単位での多重分離等の処
理を行えるSONET VTネットワークに乗り込める装置の要
求に応えることが可能となった。
【0087】これまで、従来の方式で実現する場合と比
較して、本発明では、DS2 信号をDS3信号へ多重する場
合、DS2 信号をDS3 信号へ多重する為に必要なDS2 信号
7ch分のメモリを全て削除することができるので、回路
規模を大幅に縮小し、消費電力の減少ももたらすことが
可能となった。
【0088】従来の方式では、SONET VTネットワークを
サポートするサービスにおいて、DS3 ネットワークでイ
ンタフェースする場合、SONET ネットワーク上では、SO
NETネットワークに接続した接点のDSn 信号の情報したS
ONET ネットワークは監視サービスが出来ず、DS3 ネッ
トワーク中のDS3,DS2,DS1 のアラームの監視は接点のDS
3 信号、またはDS1 信号しか行えなかった。しかし、本
発明を用いることで、DS3 信号がSONET ネットワークに
接続された場合においても、DS3 ネットワークの接点の
DSn 信号だけでなく、従来監視出来なかったDS3 ネット
ワーク内におけるDS3,DS2,DS1 信号全てについて、SONE
T ネットワークにおいて状態監視のサービスを提供する
ことが出来る。
【0089】DS3 信号からDS2,DS1 信号と信号変換処理
を行う場合と、STS1からDS3,DS2,DS1 信号と信号変換処
理を行う場合と、STS1信号からVT1.5 信号と信号変換処
理を行う場合において、従来の方式を用いた場合、及
び、従来のM13 装置とADM 装置を用いて構成した場合
で、必要とされていた各信号形態時に行うべきアラーム
・インディケーション・シグナルを挿入する挿入回路
を、本発明を用いることで削除することが出来る。DS3
から,DS2,DS1と信号変換処理を行う場合では、DS2x7ch,
DS1x28ch 分の挿入回路を本発明を用いることで削除す
ることが出来る。また、STS1、DS3 、DS2 、DS1 と信号
変換処理を行う場合でも、DS3x1ch, DS2c7chDS1x28ch分
の挿入回路を本発明を用いることで削除することが出来
る。また、STS1から、 VT1.5へと信号変換処理を行う場
合では、VT1.5x28ch DS1x28ch分の挿入回路を本発明を
用いることで削除することが出来る。この様に本発明を
用いることで、大幅な回路規模の縮小した方式を提供す
ることが可能となる。
【0090】本発明を用いることにより、従来装置のAD
M 装置とM13 装置を用いて、DS3 信号をSONET VTネット
ワークへ接続した場合に、必要だった処理であるDS1 デ
ィジタルデータ出力部での符号化変換処理、DS1 ディジ
タルデータをDS1 ユニポーラデータに変換する処理、DS
1 ユニポーラデータをDS1 バイポーラデータに変換する
処理、DS1 バイポーラデータをDS1 ユニポーラデータに
変換する処理、DS1 ユニポーラデータをDS1 ディジタル
データに変換する処理、DS1 ディジタルデータ入力部で
の符号化解除処理、の以上6つの処理工程及び、その処
理における全28ch分の処理工程を省略することが可能に
なり、DS1 ディジタル/ユニポーラ変換回路と、DS1 ユ
ニポーラ/バイポーラ変換回路と、DS1 バイポーラ/ユ
ニポーラ変換回路と、DS1 ユニポーラ/ディジタル変換
回路と、DS1 符号化解除処理回路の、全6種の信号処理
回路とその6種における全28ch分の回路を完全に削除す
ることが出来る。このことより、大幅な回路規模の縮小
を行うことが出来、消費電力の増大を抑えることが可能
となる。
【0091】従来方式では、STS1 DS1信号変換処理を行
う場合において、SONET 信号でデスタッフが多発した場
合、デスタッフ処理で発生した周波数オフセットに起因
して発生したジッターを、DSn 信号のスタッフ処理で吸
収することが出来なくなり、信号エラーを発生する可能
性があったが、本発明を用いることにより、SONET 信号
をDSn 信号に変換する時に発生してしまう周波数オフセ
ットに起因して発生するジッターを抑制することが出
来、信号エラーの発生を防ぐ方式を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を従来技術と比較して示す図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態のインタフェース装置
の構成を示す図である。
【図3】デスタッフメモリにおける信号の平滑化を説明
する図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施形態のインタフェース装置
の構成を示す図である。
【図6】本発明のインタフェース装置を用いてDSn信号
のアラームを監視するための構成を示す第4の実施形態
を示す図である。
【図7】DS3信号をマッピングしたSTS1信号のネットワ
ークとSONET VTネットワークとの間のインタフェース装
置におけるアラーム監視のための第5の実施形態の構成
を示す図である。
【図8】本発明の第6の実施形態を示す図である。
【図9】図8のインタフェース装置が行う処理の全体の
流れを示すフローチャートである。
【図10】図8の実施形態のインタフェース装置におけ
るデータフォーマットの変化を説明する図である。
【図11】DS3 をマッピングしたSTS1信号をVT1.5 へ変
換する場合の第7の実施形態の構成を示した図である。
【図12】図11の実施形態のインタフェース装置が行
う処理の全体の処理を示すフローチャートである。
【図13】図11の実施形態のインタフェース装置の処
理に伴うデータフォーマットの変化を示した図である。
【図14】本発明の第8の実施形態のインタフェース装
置の構成を示す図である。
【図15】図14の実施形態のインタフェース装置の全
体処理を示すフローチャートである。
【図16】図14の実施形態におけるデータフォーマッ
トの変化の様子を示す図である。
【図17】本発明を用いた第9の実施形態であるDS1 イ
ンタフェース装置を説明する図である。
【図18】本発明のジッター補償構成を説明する第9の
実施形態を説明する図である。
【図19】従来のM13 装置とADM 装置とを組み合わせる
ことで、DS3 信号をSONET VTネットワークへ接続するこ
とを実現する場合の構成を示す図である。
【図20】従来の装置を用いて、DS3(44.736Mbps) 信号
のネットワーク、をSONET ネットワークに接続する時の
装置の構成を示す図である。
【図21】従来のM13 装置とADM 装置を組み合わせるこ
とで、DS3(44.736Mbps) 信号のネットワークを、SONET
VTネットワークに接続するサービスを行おうとした場合
の装置構成を示す図である。
【図22】従来の装置において、DS3 信号をDS1 信号に
変換するにあたり、DS3,DS2,DS1の各信号において検出
したアラームの処理方法を説明する図である。
【図23】従来の装置において、SONET ネットワークか
ら、DS3(44.736Mbps) に接続するにあたり、STS1信号か
らVT1.5 信号を取り出し、さらに、DS1 に変換する場合
の構成を説明する図である。
【図24】従来におけるDS1 インタフェース装置の構成
を示す図である。
【図25】従来におけるSTS1/DS3変換装置における問題
点を説明する図である。
【符号の説明】
200、604、800 DS3/DS2 分離変換部 201、603、801 DS2/DS1 分離変換部 202 DS1フォーマット変換用メモリ部 203 SONET VTネットワーク用クロック発生部 204、602、802 DS1/VT1.5 多重変換部 205、601 VT1.5/STS1多重変換部 206、605、701 SONET コンディション通
知部 207、1000、1200 STS1/VT1.5分離変換
部 208、1001、1201 VT1.5/DS1 分離変換
部 209、1202 SONET デスタッフ用メモリ部 210、1002、1203 DS1/DS2 多重変換部 211、1204 DS2/DS3 多重変換部 212、1206 DS3 ネットワーク用クロック発
生部 213 DS1 クロック発生部 214、702、803 STS1/DS3分離変換部 215 DS3/STS1多重変換部 500、606、700 インタフェース装置 501 STS1/VT1.5分離部 502 VT1.5/DS1 分離部 503 DS1/DS2 多重部 504 DS2/DS3 多重部 505 DS3 ネットワーク用クロック発生部 1100 DS1 デジタル・データ出力部 1101 DS1 デジタル・データ入力部 1102 DS1 出力用クロック発生部 1205 固定発振器 2700、2800、2906、3151 ADM 装
置 2701、2900、3150 M13 装置 2702 STS1/VT1.5分離部 2703 VT1.5/DS1 分離部 2704 DS1 ネットワーク用クロック発生部 2705 DS1/DS2 多重部 2706 DS2/DS3 多重部 2707 DS3 ネットワーク用クロック発生部 2708 DS2 用クロック発生部 2801、2910 SONET コンディション通知部 2802 DS3 アラーム検出部 2803 DS3/STS1多重変換部 2901 DSn コンディション通知部 2902、3000 DS3/DS2 分離変換部 2903 DS3 アラーム検出部 2904、3001 DS2/DS1 分離変換部 2905 DS2 アラーム検出部 2907、3002 DS1/VT1.5 多重変換部 2908 DS1 アラーム検出部 2909 VT1.5/STS1多重変換部 3003 DS3 受信部 3005、3111 DS2 送信部 3006 DS2 受信部 3008、3108 DS1 送信部 3009、3109 DS1 受信部 3011、3105 VT1.5 送信部 3100、3300 STS1/VT1.5分離変換部 3101、3301 VT1.5/DS1 分離変換部 3102、3302 DS1/DS2 多重分離部 3103 STS1受信部 3106 VT1.5 受信部 3200 DS1 デジタル・データ出力部 3201 DS1 ユニポーラ・データ出力部 3202 DS1 ユニポーラ/バイポーラ変換部 3203 DS1 出力用クロック発生部 3204 DS1 バイポーラ/ユニポーラ変換部 3205 DS1 ユニポーラ・データ入力部 3206 DS1 デジタル・データ入力部 3303 DS3 ネットワーク用クロック発生部 3304 DS2/DS3 多重変換部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/06 H04J 3/00 H04J 3/06 H04L 12/66

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SONET ネットワークにおいてVT1.5 単位
    で信号の分離多重をサポートする装置であって、 DS3 信号をDS2 信号に分離変換するDS3/DS2 分離変換部
    と、 DS2 信号をDS1 信号に分離変換するDS2/DS1 分離変換部
    と、 DS3 信号をDS1 信号に分離変換する間に生じた周波数オ
    フセットを補償するためにデータを記録し、供給される
    クロックに同期してデータを出力するDS1 フォーマット
    変換用メモリ部と、 前記DS1 フォーマット変換用メモリ部に記憶されたデー
    タをSONET VTネットワークにおけるデータ速度で出力さ
    せるためのクロックを供給するSONET VTネットワーク用
    クロック発生部と、 前記SONET VTネットワーク用クロック発生部の生成する
    クロックに同期して、DS1 信号をVT1.5 信号に多重変換
    するDS1/VT1.5 多重変換部と、 VT1.5 信号をSTS1信号に多重変換するVT1.5/STS1多重変
    換部を備えると共に、 STS1信号をVT1.5 信号に分離変換するSTS1/VT1.5分離変
    換部と、 VT1.5 信号をDS1 信号に分離変換するVT1.5/DS1 分離変
    換部と、 DS3 ネットワークのデータ速度に同期したクロックを生
    成するDS3 ネットワーク用クロック発生部と、 DS1 信号に同期したクロックを生成するDS1 クロック発
    生部と、 STS1信号をDS1 信号に分離変換する間に生じた周波数オ
    フセットを補償するためにデータを記録し、前記DS1 ク
    ロック発生部の生成するクロックに同期してデータを出
    力するSONET デスタッフ用メモリ部と、 前記DS3 ネットワーク用クロック発生部の発生するクロ
    ックに同期して、DS1信号をDS2 信号に多重変換するDS1
    /DS2 の多重変換部と、 前記DS3 ネットワーク用クロック発生部の発生するクロ
    ックに同期して、DS2信号をDS3 信号に多重変換するDS2
    /DS3 の多重変換部を備え、 DS3 信号をVT1.5 信号に変換することで、SONET ネット
    ワークにおいてVT1.5単位で信号の多重分離をサポート
    し、DS3 ネットワークへの直接インタフェースを提供す
    ることを特徴とするインタフェース装置。
  2. 【請求項2】SONET ネットワークからDS3 ネットワーク
    へ接続する場合、SONET ネットワークから分離したDS1
    信号をDS3 信号へ多重変換するにあたり、DS3 信号に同
    期したクロックを用いることを特徴とする請求項1に記
    載のインタフェース装置。
  3. 【請求項3】SONET ネットワークとDS3 ネットワークを
    インタフェースする場合、SONET ネットワークに、DSn
    ネットワーク上の信号であるDS2 信号、DS1信号のアラ
    ームに関する情報を送信することを特徴とする請求項1
    に記載のインタフェース装置。
  4. 【請求項4】DS3 信号からDS2 信号、そして、DS1 信号
    と信号変換処理を行う場合、DS3 信号及びDS2 信号に含
    まれるアラーム情報をDS1 信号のアラーム・インディケ
    ーション・シグナルとしてDS1 信号に挿入することを特
    徴とする請求項3に記載のインタフェース装置。
  5. 【請求項5】STS1信号からVT1.5 信号、そして、DS1 信
    号と信号変換処理を行う場合、STS1信号及びVT1.5 信号
    に含まれるアラーム情報をDS1 信号のアラーム・インデ
    ィケーション・シグナルとしてDS1 信号に挿入すること
    を特徴とする請求項3に記載のインタフェース装置。
  6. 【請求項6】STS1信号からDS3 信号への信号変換処理及
    び、DS3 信号からSTS1信号への信号変換処理の過程にお
    いて、途中過程で発生するDS1 信号での入出力間のイン
    タフェースをDS1 信号がデジタル信号のまま行うことを
    特徴とする請求項1に記載のインタフェース装置。
  7. 【請求項7】STS1信号からVT1.5 信号、そして、DS1 信
    号と信号変換処理を行う場合において、VT1.5 信号から
    DS1 信号の分離を行う前記VT1.5/DS1 分離変換部の後段
    に設けられる前記SONET デスタッフ用メモリ部は、SONE
    T 信号からDSn 信号への信号変換時に発生する周波数オ
    フセットに起因して発生してしまうジッターを抑制する
    ことを特徴とする請求項1に記載のインタフェース装
    置。
  8. 【請求項8】複数の異なる伝送速度を有するデータ信号
    をサポートする第1のネットワークと、該第1のネット
    ワークとは同期しておらず、該第1のネットワークより
    も高速の伝送速度を有する第2のネットワークとの間の
    インタフェース装置であって、 前記第1のネットワークのデータ信号を伝送速度の速い
    ものから、より伝送速度の遅い信号に段階的に分離変換
    し、最も伝送速度の遅いデータ信号を生成し、該分離変
    換の各段階で障害情報を抽出する分離変換手段と、 前記最も伝送速度の遅いデータ信号に前記障害情報を挿
    入し、前記最も伝送速度の遅いデータ信号を、前記第2
    のネットワークがサポートする、伝送速度の遅い第1の
    データ信号に多重変換し、該第1のデータ信号を前記第
    2のネットワークがサポートする標準のデータ速度を有
    する第2のデータ信号に多重変換する多重変換手段と、 を備えることを特徴とするインタフェース装置。
  9. 【請求項9】前記分離変換手段の分離変換の各段階で取
    得された障害情報を、前記第1のネットワークに対し送
    信すると共に、第2のネットワークに対しても送信する
    ことによって、第2のネットワークの管理者が第2のネ
    ットワークにおける障害情報とともに第1のネットワー
    クにおける障害情報も監視することを特徴とする請求項
    8に記載のインタフェース装置。
  10. 【請求項10】前記分離変換手段によって生成された前
    記最も伝送速度の遅いデータ信号をメモリに記録し、所
    定のクロックに同期して該メモリに記憶されたデータを
    出力することにより、分離変換によって生じた前記最も
    伝送速度の遅いデータ信号の周波数の揺らぎを補償した
    データ信号を生成することを特徴とする請求項8に記載
    のインタフェース装置。
  11. 【請求項11】複数の異なる伝送速度を有するデータ信
    号をサポートする第1のネットワークと、該第1のネッ
    トワークとは同期しておらず、該第1のネットワークよ
    りも高速の伝送速度を有する第2のネットワークとの間
    のインタフェース方法であって、 (a)前記第1のネットワークのデータ信号を伝送速度
    の速いものから、より伝送速度の遅い信号に段階的に分
    離変換し、最も伝送速度の遅いデータ信号生成し、該分
    離変換の各段階で障害情報を抽出するステップと、 (b)前記最も伝送速度の遅いデータ信号に前記障害情
    報を挿入し、前記最も伝送速度の遅いデータ信号を、前
    記第2のネットワークがサポートする、伝送速度の遅い
    第1のデータ信号に多重変換し、該第1のデータ信号を
    前記第2のネットワークがサポートする標準の伝送速度
    を有する第2のデータ信号に多重変換するステップと、 を備えることを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】前記ステップ(a)の分離変換の各段階
    で取得された障害情報を、前記第1のネットワークに対
    し送信すると共に、第2のネットワークに対しても送信
    することによって、第2のネットワークの管理者が第2
    のネットワークにおける障害情報とともに第1のネット
    ワークにおける障害情報も監視することを特徴とする請
    求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記ステップ(a)によって生成された
    前記最も伝送速度の遅いデータ信号をメモリに記録し、
    所定のクロックに同期して該メモリに記憶されたデータ
    を出力することにより、分離変換によって生じた前記最
    も伝送速度の遅いデータ信号の周波数の揺らぎを補償し
    たデータ信号を生成することを特徴とする請求項11に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】複数の異なる伝送速度を有するデータ信
    号をサポートする第1のネットワークと、該第1のネッ
    トワークとは同期しておらず、該第1のネットワークよ
    りも高速の伝送速度を有する第2のネットワークとの間
    のインタフェース装置であって、 前記第2のネットワークの標準の伝送速度を有するデー
    タ信号を該標準の伝送速度を有するデータ信号と同期し
    た、標準の伝送速度より遅い伝送速度を有するデータ信
    号に分離変換し、該データ信号を前記第1のネットワー
    クの最も伝送速度の遅いデータ信号に分離変換し、該分
    離変換の各段階で障害情報を抽出する分離変換手段と、 前記第1のネットワークの前記最も伝送速度の遅いデー
    タ信号に前記障害情報を挿入すると共に、該最も伝送速
    度の遅いデータ信号を前記第1のネットワークがサポー
    トする、伝送速度のより速いデータ信号に段階的に多重
    変換する多重変換手段と、 を備えることを特徴とするインタフェース装置。
  15. 【請求項15】前記分離変換手段によって生成された前
    記前記第1のネットワークの最も伝送速度の遅いデータ
    信号をメモリに記録し、所定のクロックに同期して該メ
    モリに記憶されたデータを出力することにより、分離変
    換によって生じた前記最も伝送速度の遅いデータ信号の
    周波数の揺らぎを補償したデータ信号を生成することを
    特徴とする請求項14に記載のインタフェース装置。
  16. 【請求項16】前記多重変換手段は、多重変換によって
    最終的に得るデータ信号の伝送速度に同期したクロック
    を生成するクロック生成手段を備え、 前記多重変換手段は、前記多重変換処理を前記クロック
    生成手段の生成するクロックに同期して、段階的に行う
    ことを特徴とする請求項14に記載のインタフェース装
    置。
  17. 【請求項17】複数の異なる伝送速度を有するデータ信
    号をサポートする第1のネットワークと、該第1のネッ
    トワークとは同期しておらず、該第1のネットワークよ
    りも高速の伝送速度を有する第2のネットワークとの間
    のインタフェース方法であって、 (a)前記第2のネットワークの標準の伝送速度を有す
    るデータ信号を該標準の伝送速度を有するデータ信号と
    同期した、標準の伝送速度より遅い伝送速度を有するデ
    ータ信号に分離変換し、該データ信号を前記第1のネッ
    トワークの最も伝送速度の遅いデータ信号に分離変換
    し、該分離変換の各段階で障害情報を抽出するステップ
    と、 (b)前記第1のネットワークの前記最も伝送速度の遅
    いデータ信号に前記障害情報を挿入すると共に、該最も
    伝送速度の遅いデータ信号を前記第1のネットワークが
    サポートする、伝送速度のより速いデータ信号に段階的
    に多重変換するステップと、 を備えることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】前記ステップ(a)によって生成された
    前記前記第1のネットワークの最も伝送速度の遅いデー
    タ信号をメモリに記録し、所定のクロックに同期して該
    メモリに記憶されたデータを出力することにより、分離
    変換によって生じた前記最も伝送速度の遅いデータ信号
    の周波数の揺らぎを補償したデータ信号を生成すること
    を特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】(c)前記ステップ(b)の多重変換に
    よって最終的に得るデータ信号の伝送速度に同期したク
    ロックを生成するステップを更に備え、 前記ステップ(b)における多重変換処理を前記ステッ
    プ(c)において生成されるクロックに同期して段階的
    に行うことを特徴とする請求項17に記載の方法。
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