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JP3473426B2 - ストレッチ包装機 - Google Patents

ストレッチ包装機

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JP3473426B2
JP3473426B2 JP23892498A JP23892498A JP3473426B2 JP 3473426 B2 JP3473426 B2 JP 3473426B2 JP 23892498 A JP23892498 A JP 23892498A JP 23892498 A JP23892498 A JP 23892498A JP 3473426 B2 JP3473426 B2 JP 3473426B2
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belt
removing member
wrinkle removing
wrapping machine
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英明 近藤
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストレッチ包装機、
詳しくはスーパーマーケットのバックヤード等で使用さ
れ、生鮮食料品等の商品をストレッチフィルムを用いて
包装するストレッチ包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のストレッチ包装機は、フィ
ルムロールから引き出したフィルムをフィルム搬送機構
により包装部へ搬送張架させ、一方、精肉や刺身、魚類
等をトレイに載せた状態で商品搬入機構により包装機内
へ搬入させ、該トレイをエレベータにより前記フィルム
に向け突き上げてトレイの上面及び側面をフィルムで覆
い、さらにフィルム端部をトレイの底面へ折り込んだ後
でヒートシールして包装が完了するものである。しかる
に、前記トレイ上面が光沢のある表面である場合、トレ
イを突き上げた際に該トレイ上面がフィルムに密着して
しまうことがあり、その場合、包装部へ供給されたフィ
ルムがその搬送中にシワを生じた状態で張架されたと
き、トレイ上面の四辺で囲まれたフィルムは、さらにト
レイを突き上げてもストレッチされることなくシワが残
ったまま包装されてしまうので、包装仕上がりが悪い状
態となり好ましくない。
【0003】そこで従来包装機においては、トレイ(商
品)を突き上げる前に、張架したフィルムを幅方向へ所
定量延伸させるプリストレッチ動作をさせることによ
り、前記シワが生じた場合でもそれを除去するようにし
ている。しかしながら、上記プリストレッチ動作をさせ
るためには、前記フィルム搬送機構の両側フィルムクラ
ンプ(搬送ベルト)の間隔を拡開させる機構が必要にな
り、その機構及び駆動部を付設する構成が大型化かつ高
価になる不具合がある。また、上記両側搬送ベルトを末
広がり状に配置してプリストレッチ動作をさせる方式も
採用されているが、該方式ではフィルムロールから搬送
ベルトへフィルムを受け渡しさせる際の位置ズレが生じ
ることがあり好ましくないとともに、十分なプリストレ
ッチ量を確保できないという不具合がある。
【0004】さらに従来、フィルム両側端部をクランプ
するクランプ板と駆動源を共通にして上下動するフィル
ム伸展部材を配設するストレッチ包装機が知られている
(実開平5−82804号公報参照)。この従来包装機
は簡易にして安価な利点を有するものの、フィルム搬送
機構の方式が、フィルム供給部からフィルム先端をグリ
ップして引き出し搬送する方式であり、フィルムを包装
部へ引き出し後に初めてフィルムの両側端部をクランプ
するものであるから可能な構造であり、フィルム両側端
部を搬送ベルトで挟持しながら搬送する方式では採用し
得ない構成である。すなわち、搬送ベルトによりフィル
ムを搬送する方式においては、フィルム搬送中にフィル
ムが前記フィルム伸展部材に引っ掛かるという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みたもので、簡易・安価な構成によりプリストレッ
チ動作をしてフィルムのシワ取りを可能ならしめ、包装
仕上がり良好なストレッチ包装機を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる本発明のストレッ
チ包装機は、搬送ベルトを有するフィルム搬送機構によ
りフィルムの両側端部を挟持しながら該フィルムを搬送
して包装部へ供給し、包装部にて前記フィルムに向け商
品を突き上げて包装するストレッチ包装機において、前
記包装部に、供給されたフィルムの前記搬送ベルトに沿
う内側を、下方より所定高さ突き上げ伸展させるシワ取
り部材を上下動可能に設けたことを特徴とする。上記シ
ワ取り部材は、フィルム搬送機構によりフィルムが包装
部へ供給されるまで待機状態にあり、その待機状態にお
けるシワ取り部材の上面位置はフィルム供給に支障がな
いようにフィルム搬送面より若干低くし、包装部へフィ
ルムが供給された所定後に上昇するが、その上昇時にお
ける上面位置は前記フィルム搬送面よりも高く、しかし
商品の突き上げ最上位置よりもはるかに低く設定する。
このシワ取り部材の上昇により、フィルムが該部材の上
昇分プリストレッチされてフィルムにシワが生じている
場合でも該シワが除去される。
【0007】上記フィルム搬送機構は、各側のフィルム
の上面及び/又は下面を挟持する搬送ベルトを有する
が、該搬送ベルトは必ずしも上下一対を具備することま
で必要ではなく、一方を滑りやすい当て板を用いること
も可能であり、また搬送ベルトにはフィルム挟持力を高
めるためフィルムクランプを配設することが好ましい。
すなわち上記フィルム搬送機構の態様として、好ましく
は、各側がそれぞれ搬送ベルト及び該ベルトに接離する
フィルムクランプと、前記搬送ベルトに対向する搬送ベ
ルト又は当て板との対により構成する(請求項2)。
【0008】上記シワ取り部材は、包装部に供給された
フィルムの両側搬送ベルトの各内側に配設することも任
意であるが、所定のプリストレッチ量を確保するために
は、フィルムの一側部にのみ配設することが好ましい
(請求項3)。そして、シワ取り部材を一側部のみに設
ける場合、対向するいずれの側に配設してもよいが、包
装機が包装部から商品を排出しながら最後のフィルム端
部を折り込むようにしたストレッチ包装機である場合に
は、最後に折り込む後折込み杆と折り込み直前の商品と
の狭い平面的スペースに設ける必要がなくなり、配置ス
ペースを考慮すれば、商品排出側と反対の一側部に配設
することが好ましい(請求項4)。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面により
説明すれば、図1及び図2はストレッチ包装機の概略を
示す。同図において、機枠Aの前方には精肉、刺身等の
商品を収容したトレイBを載置する載置部aを設け、該
商品載置部aに載せたトレイをプッシャコンベア1によ
り機枠A内部に設けたエレベータ2まで搬送する。な
お、商品載置部aは計量機構の計量皿として構成されて
いる。上記エレベータ2の上方には包装部bが設けら
れ、その包装部bの側方(プッシャコンベアと直角に交
差した方向)にフィルムロール配置部3とそのフィルム
ロール配置部3にセットされたフィルムロール4から繰
り出されるフィルム4’の先端を保持するフィルム保持
部5が設けられ、そのフィルム保持部5で保持されたフ
ィルム4’の先端を挟持して引き出し包装部bまで移送
するフィルム搬送機構6が前記フィルム保持部5の先端
に接近させて配置される。
【0010】また、フィルム保持部5とフィルム搬送機
構6との間には、該フィルム搬送機構6で挟持され引き
出されたフィルム4’を所定長さに切断するカッター7
が配置されている。さらにフィルム搬送機構6の上方に
は、トレイBの上面を覆うフィルム4’の端部をトレイ
Bの底面側に折り込む左右折り込み板8,8’と後折り
込み板9、及び後折り込み板9の上方に位置して包装済
みのトレイBを排出する排出プッシャ10が配設されてい
る。
【0011】フィルム保持部5は、フィルムロール配置
部3にセットされたフィルムロール4のフィルム4’先
端部を保持するもので、図2に示すように、フィルムの
下側に位置して前後方向に所定の間隔をおいて平行に配
置した無端ベルト12に亘って架設固定されたフィルム受
け板12’と、そのフィルム受け板12’の表面に支持され
るフィルムを前記フィルム受け板12’とで挟んで保持す
る同形状の保持板13と、前記フィルム受け板12’に取り
付けた保持ローラ14とで構成される。保持板13は機枠A
に対して上下摺動可能に支持されたフィルム受け板12’
に開閉回動可能に支持されると共に、フィルム受け板1
2’と係着して一緒に上下摺動し、フィルム受け板12’
と保持板13とで挾着保持するフィルム4’の先端をフィ
ルム搬送機構6に受け渡し得るように構成されている。
保持ローラ14はその外表面を該受け板12’に開設した通
孔より保持板13に開設した通孔内に嵌入突出させ、それ
によりフィルム4’を保持ローラ14の周面に沿って蛇行
させフィルム保持を確実に行なわせるようにしている。
なお、保持ローラ14はフィルムの引き出し方向にのみ回
転可能に構成されている。
【0012】上記無端ベルト12はステッピングモータ17
を駆動源とし、該モータ17の駆動によって無端ベルト12
がフィルムの移動方向に沿って上下(正逆回転)し、そ
れによりフィルム受け板12’と保持板13が一緒にフィル
ムの移動方向に上下するように構成されている。また、
繰り出しローラ16は図示しないモータにより駆動が制御
されている。そして、モータ17でフィルム受け板12’と
保持板13を上方に移動させる時には、繰り出しローラ16
も同期をとって駆動回転させ、モータ17が逆回転してフ
ィルム受け板12’と保持板13を初期位置に戻す時には、
繰り出しローラ16はフィルム搬送機構6に同期して回転
を続け、フィルムの繰り出しを行う。
【0013】フィルム搬送機構6は、図1に示すように
包装部bを挟んで前後に配置された前側ベルト機構6Aと
後側ベルト機構6Bとにより構成され、各ベルト機構6A,
6Bが取り付け枠18,18’に支持されている。前後各ベル
ト機構6A,6Bは、それぞれが、フィルムの幅方向の両側
端部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト20,21
と、下側の弾性ベルト21内に配設されたクランプ板22
と、上側の弾性ベルト20内に配設された当て板23と、上
側の弾性ベルト20のフィルム供給側に連接された受継ぎ
ベルト24とで構成されている(図2参照)。クランプ板
22は、上側の弾性ベルト20の往路側を上側の弾性ベルト
20の往路側へ圧接可能に構成され、当て板23は上側の弾
性ベルト20の往路側と復路側との間に挿入配置されてい
る。なお、図においてクランプ板22は、5個に分割され
た場合を例示している。また、下側の弾性ベルト21の始
端側は、前記フィルム保持部5の先端側に向けて下向き
の傾斜状とし、その下向きに傾斜した始端側の上面に重
ね合わせて前記受継ぎベルト24が配置され、該受継ぎベ
ルト24はその先端側を開閉可能に構成されている。
【0014】上記一対の無端状の弾性ベルト20,21は、
フィルムを挟持して搬送し得るよう同方向に駆動回転さ
れ、その駆動方式は減速機付のステッピングモータ25を
使用し、その駆動軸26に、下側の弾性ベルト21が巻回さ
れている駆動ローラ27及び上側の弾性ベルト20が巻回さ
れている駆動ローラ28をチェーン連携29させることによ
って動力伝達が行われる(図3参照)。
【0015】次に本発明の主要部であるフィルムのシワ
取り部材30について、図3〜図5に基づいて詳述する。
シワ取り部材30は、前述したフィルム搬送機構6の後側
ベルト機構6Bを支持する前記取り付け枠18’に近接して
配設する。すなわち、前記包装部bには、包装部区域を
区画する支持フレーム又は支持レール31,31が左右間隔
をおいて配設され、該支持フレーム31,31上に前記フィ
ルム搬送機構6の前側ベルト機構6A及び後側ベルト機構
6Bが支持されているが、その後側の取り付け枠18’にシ
ワ取り部材30を配設する。上記取り付け枠18’の内面側
には、垂直壁からなる支持面19を一体的又は別体に設
け、該支持面19に下方が回動可能に枢着された2本の揺
動杆33,33を左右に並設して構成される平行リンク部材
32を取り付け、該平行リンク部材32が支持面19に沿って
上下動するようにする。シワ取り部材30は、前記平行リ
ンク部材32の各杆33,33上端に回動可能に取り付けて水
平状に配した長尺部材であり、また断面逆U形にして平
行リンク部材32がシワ取り部材30の平面スペース下に収
納されるようにする。
【0016】上記平行リンク部材32の揺動杆33,33は、
配列位置を制限されないように同一形状、すなわち各下
端に延長部33’を一体に形成しており、その一方の揺動
杆33の延長部33’にリンク動作の駆動源となるソレノイ
ド34を連結し、該ソレノイド34のON・OFF動作によ
り前記シワ取り部材30が水平状で上下動可能とする。ソ
レノイド34は、包装動作時に前記エレベータ2の昇降動
作に支障がないように、図示のとおり包装部bの外側、
詳しくは前記支持フレーム31の外側に配置することが好
ましい。従って、シワ取り部材30は、フィルム搬送機構
6の後側ベルト機構6Bの内側に配設されて上下動可能で
ある。またシワ取り部材30は、金属製又はプラスチック
製のいずれでもよいが、その上面はフィルムを損傷させ
ないように面取り形状にするとともに、トレイBの四周
縁との密着を防ぐために低摩擦となるよう粗面仕上げを
しておくことが好ましい。
【0017】上記シワ取り部材30は、フィルム4’が包
装部bへ搬送されるまでは待機状態とし、その待機位置
は該部材30の上面がフィルム搬送面、つまり上下弾性ベ
ルト20,21のフィルム挟持面、より若干低い(H:5mm
程度下位)位置に設定する(図6(2)参照)。そし
て、ソレノイド34がONしたときには、シワ取り部材30
の上面が前記フィルム搬送面より上位であるがトレイB
の突き上げ位置より低い位置、詳しくはフィルム搬送面
より2〜3cm程度上位の位置(H’)まで上昇するよう
にする(図8(2)参照)。
【0018】而して上記ストレッチ包装機の包装動作を
説明すると、フィルムロール配置部3のフィルムロール
4からフィルム4’先端が、フィルム保持部3のフィル
ム受け板12’と保持板13との間にセットされた状態で、
所定の包装制御データに基づいて包装作業が開始され
る。図1に示すステッピングモータ17の駆動によって無
端ベルト12がフィルム搬送機構6の受継ぎベルト24方向
へ前進し、受継ぎベルト6’との間でフィルム4’の受
け渡しをするとともに、フィルム搬送機構6により該フ
ィルム4’を所定長さ引き出したところでカッター7に
よりカットする。カットされたフィルム4’をフィルム
搬送機構6がさらに搬送して包装部bへ供給されるが、
センタリングをした後に本発明のシワ取り部材30が作動
する。なお、前述した5分割のクランプ板22は、フィル
ムの搬送動作の初期からすべてのクランプ板22が弾性ベ
ルト21に圧接するクランプ動作をすることでもよいが、
本例では、先後2個のクランプ板が搬送初期時よりクラ
ンプ動作をし、中央3個のクランプ板は前記センタリン
グの直後にクランプ動作する場合で説明する。
【0019】包装部bにおいては、シワ取り部材30が前
述した図6に示す待機位置で待機しており、包装部へ搬
送されたフィルム4’は図7に示すように緊張状ではな
くシワを生じた状態で搬送供給されてくる場合がある。
上記フィルムのセンタリングの後、中央3個のクランプ
板22がフィルム4’の両側端部をクランプ動作すると略
同時にソレノイド34がONして、前記平行リンク部材32
の作動によりシワ取り部材30が上動し、フィルム4’の
後側ベルト機構6Bの弾性ベルト21内側部分を所定高さ押
し上げる(図8参照)。これによりフィルム4’がプリ
ストレッチされ、該フィルム4’にシワが生じている場
合でも該シワが除去された緊張状に張架される(図9参
照)。
【0020】一方、エレベータ2上に搬送されたトレイ
Bがエレベータ2の上昇により包装部bに張架された前
記フィルム4’に対して突き上げられるが、その突き上
げ動作の途中、詳しくは、トレイBの上面がシワ取り部
材30の上面より若干高くなった時点で、前記ソレノイド
34をOFFさせる(図10参照)。ソレノイド34のOFF
によって、シワ取り部材30及び平行リンク部材32の自重
によりシワ取り部材30は、図6に示す前記待機位置へ復
帰し、他方、トレイBは前記エレベータ2によりさらに
上限位置まで上昇してフィルム4’で覆われる(図11参
照)。その後は、適時にクランプ板22を解放しながら、
トレイBの上面を覆ったフィルムの端部が左右折込み板
8,8’と前折込み板9とによりトレイBの底面側に折
り込まれた後、排出プッシャ10によりトレイBを機枠A
の排出部(ヒートシール部)11へ向けて水平に押動しな
がらフィルム4’の後側端部を後折込み杆11’でトレイ
Bの底面に折り込んで包装動作が完了される。
【0021】上述した本発明の実施の態様によれば、請
求項に記載した以外に次の構成に特徴がある。 (1)シワ取り部材30を作動させる機構に、2本の揺動
杆33,33を左右に並設して構成される平行リンク部材32
を連結させた構成。これにより、長尺部材であるシワ取
り部材30の上下動作時における水平度が確保でき、シワ
取り作用に優れるとともに上下動作が円滑となり小型ソ
レノイド1個を駆動源として使用できる。 (2)シワ取り部材30を断面逆U形にし、該部材30の真
下に平行リンク部材32を配置した構成。これにより、平
行リンク部材32をシワ取り部材30の平面スペース下に収
納することができ、エレベータ2の昇降に支障のない包
装最大寸法を確保することができる。また、ソレノイド
も包装部bの外側に配設した構成により、同様に包装最
大寸法を確保できる。 (3)シワ取り部材30及びその作動部材である平行リン
ク部材32、ソレノイド34を後側ベルト機構6Bの取り付け
枠18’に配設した構成。これにより、フィルム幅を変更
するために後側ベルト機構6Bを取り付け枠18’と共に移
動させる場合でもそれに追従してシワ取り部材等が自動
的に移動される。すなわちフィルム幅の変更に容易に対
応可能である。
【0022】なお、上記実施の態様においては、包装機
が排出プッシャ10を有し商品の自動排出機能を具備した
方式を開示したが、該機能のない包装機であってもよい
ことはもちろんである。また、フィルム搬送機構とし
て、上下一対の弾性ベルト20,21からなる場合を例示し
たが、何れか一方に弾性ベルトを使用し他方を滑りやす
い当て板に代用することも可能である。また、シワ取り
部材30をフィルム搬送機構(フィルム)の一側部にのみ
配設した場合を開示したが、請求項1及び2においては
それに限定されるものではなく、フィルムの両側に配置
することも可能である。その場合には、シワ取り部材の
上面を充分に滑りやすい構成、例えば遊転自在なロール
面構造とすることが好ましい。さらに、シワ取り部材30
の駆動源としてソレノイドを用いたが、それに限らず、
モータやエアシリンダを用いること、あるいはエレベー
タ駆動用のメインモータなど他の駆動源から伝達するよ
うにしてもよく、また平行リンク部材に代用する作動部
材を用いることも任意である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、包装部に供給されたフ
ィルムを、シワ取り部材の上昇により搬送ベルトに沿う
内側をフィルム搬送面よりも高く、しかし商品の突き上
げ最上位置よりもはるかに低い高さに突き上げ伸展させ
るので、フィルムがシワ取り部材の上昇分プリストレッ
チされ、該フィルムに搬送時に生じたシワがある場合で
も該シワがプリストレッチにより除去される。従って、
フィルムの両側端部をフィルム搬送機構により挟持しな
がら搬送するフィルム供給方式であっても、簡易・安価
な構造により、シワのない包装仕上がりが良好なストレ
ッチ包装機を提供することができる。また、請求項2に
よれば、フィルム搬送機構を具体的にしてフィルムクラ
ンプの作用により搬送ベルトのフィルム挟持を確実に
し、フィルム搬送機能を高めてシワの発生が少ない状態
が得られるようにし、シワ取り部材の上下ストロークを
必要最小にするなど負担を軽減することができる。
【0024】また、上記シワ取り部材をフィルムの両側
部に配設して該両側を突き上げる場合には、シワ取り部
材の上面が接触するフィルム部分の幅が変化しないため
にプリストレッチ量の減少を余儀なくされるが、それに
比べ請求項3によれば、所定のプリストレッチ量を確実
に確保することができるので、シワ取りの実効性を高め
ることができる。さらに、請求項4によれば、シワ取り
部材を商品排出側に配設する場合に比べてシワ取り部材
の配置スペースが制限されないので、シワ取り部材の上
面を広幅にし得、フィルム突き上げ時におけるフィルム
損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストレッチ包装機の概略を示す縦断側
面図である。
【図2】同図の縦断正面図である。
【図3】本発明の主要部であるシワ取り部材を具備した
フィルム搬送機構の拡大詳細図であって、その(1)は
拡大正面図、同(2)は(1)の円内部分の拡大図であ
る。
【図4】図3(1)の平面図である。
【図5】シワ取り部材を上昇させた状態を示す図3
(1)に対応する正面図である。
【図6】包装部の拡大詳細図であって、その(1)はシ
ワ取り部材の待機状態を示す縦断側面図、同(2)は
(1)の円内部分の拡大図である。
【図7】図6(1)に対応する包装部の斜視図である。
【図8】図6と同様の包装部の拡大詳細図であって、そ
の(1)はシワ取り部材の突き上げ状態を示す縦断側面
図、同(2)は(1)の円内部分の拡大図である。
【図9】図8(1)に対応する斜視図である。
【図10】商品(トレイ)の突き上げ状態を示す縦断側面
図である。
【図11】さらに商品が上限位置まで突き上げられた状態
の縦断側面図である。
【符号の説明】
B:商品(トレイ) 4’:フィルム 6:フィルム搬送機構 6A:前側ベルト機構 6B:後側ベルト機構 20:上側の弾性ベル
ト 21:下側の弾性ベルト 22:クランプ板 30:シワ取り部材 32:平行リンク部材 34:ソレノイド

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ベルトを有するフィルム搬送機構に
    よりフィルムの両側端部を挟持しながら該フィルムを搬
    送して包装部へ供給し、包装部にて前記フィルムに向け
    商品を突き上げて包装するストレッチ包装機において、 前記包装部に、供給されたフィルムの前記搬送ベルトに
    沿う内側を、下方より、その上昇時の上面位置がフィル
    ム搬送面よりも高く、しかし商品の突き上げ最上位置よ
    りもはるかに低い高さに突き上げ伸展させシワを除去す
    るシワ取り部材を上下動可能に設けたことを特徴とする
    ストレッチ包装機。
  2. 【請求項2】 前記フィルム搬送機構は、各側がそれぞ
    れ搬送ベルト及び該ベルトに接離するフィルムクランプ
    と、前記搬送ベルトに対向する搬送ベルト又は当て板と
    の対により構成されている請求項1記載のストレッチ包
    装機。
  3. 【請求項3】 前記シワ取り部材はフィルムの一側部に
    のみ配設せしめた請求項1又は2記載のストレッチ包装
    機。
  4. 【請求項4】 前記包装機が包装部から商品を排出しな
    がら最後のフィルム端部を折り込むようにしたストレッ
    チ包装機であって、前記シワ取り部材を商品排出側と反
    対の一側部に配設せしめた請求項3記載のストレッチ包
    装機。
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