JP3473158B2 - 路面状態検出装置 - Google Patents
路面状態検出装置Info
- Publication number
- JP3473158B2 JP3473158B2 JP06267895A JP6267895A JP3473158B2 JP 3473158 B2 JP3473158 B2 JP 3473158B2 JP 06267895 A JP06267895 A JP 06267895A JP 6267895 A JP6267895 A JP 6267895A JP 3473158 B2 JP3473158 B2 JP 3473158B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- road surface
- sound pressure
- ratio
- range
- sound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤが接地している路
面の状態を検出する装置に関するものである。
面の状態を検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】首記の路面状態検出装置は、実際の路面
状態に合った運転操作を運転者に促したり、車両挙動の
制御条件を実際の路面状態に合致したものにして、走
行、制動の安定性を高めたりするのに役立つ。
状態に合った運転操作を運転者に促したり、車両挙動の
制御条件を実際の路面状態に合致したものにして、走
行、制動の安定性を高めたりするのに役立つ。
【0003】この路面状態検出装置としては、例えば、
特開平6−174543号公報に示されるように、タイ
ヤからの発生音をマイクで収集し、設定周波数範囲内に
ある音圧レベルに基いてタイヤが接地している路面がど
のような状態の路面であるかを判定するものがある。
特開平6−174543号公報に示されるように、タイ
ヤからの発生音をマイクで収集し、設定周波数範囲内に
ある音圧レベルに基いてタイヤが接地している路面がど
のような状態の路面であるかを判定するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の公報に示される
ような従来装置は、設定周波数内の音圧レベルを基に路
面状態を検出していたため、車速変化に伴うタイヤから
の発生音圧の変化(図3から判るように、車速が大きく
なれば音圧も大きくなる)等の影響を受け、路面状態を
誤検出する可能性があった。
ような従来装置は、設定周波数内の音圧レベルを基に路
面状態を検出していたため、車速変化に伴うタイヤから
の発生音圧の変化(図3から判るように、車速が大きく
なれば音圧も大きくなる)等の影響を受け、路面状態を
誤検出する可能性があった。
【0005】誤った情報を基に車両の挙動制御が行われ
ると、安全性の面で逆効果となる。従って、この種の装
置においては、検出精度を高めることが極めて重要であ
る。
ると、安全性の面で逆効果となる。従って、この種の装
置においては、検出精度を高めることが極めて重要であ
る。
【0006】本発明は、この路面状態検出装置における
検出精度の向上の要求に応えることを課題としている。
検出精度の向上の要求に応えることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、音検出手段でタイヤと路面の接
触音を検出し、この検出接触音のうち複数の設定周波数
範囲内の音圧レベルの比を求め、その比が路面状態に応
じて定められた基準値を越えたか否かでタイヤが接地し
ている路面がどのような状態の路面であるかを路面状態
検出手段により判定するようにした。
め、本発明においては、音検出手段でタイヤと路面の接
触音を検出し、この検出接触音のうち複数の設定周波数
範囲内の音圧レベルの比を求め、その比が路面状態に応
じて定められた基準値を越えたか否かでタイヤが接地し
ている路面がどのような状態の路面であるかを路面状態
検出手段により判定するようにした。
【0008】
【作用】タイヤと路面の接触音は、車速が変わると音圧
レベルが変わるのに対し、その周波数特性は、図3から
判るように、路面状態が同じであれば車速が変わっても
さほど変化しない。一方、路面状態が変わると、特定の
周波数域で特徴的変化が現われる。従って、複数の設定
周波数範囲として路面状態の変化により特徴的変化が現
われる周波数域とその変化が少ない周波数域を選び、そ
の設定周波数範囲内の音圧レベルの比を求めてその比が
基準値を越えたか否か(特定の周波数域に特徴的変化が
現われたか否か)を調べれば、路面状態が変わったかど
うか、現在走行中の路面がどのような状態の路面である
かを知ることができる。この原理による検出では、音圧
レベルの変化に依存するところがないので、その音圧レ
ベルの変化をもたらす車速変化等に起因した誤検出が生
じない。
レベルが変わるのに対し、その周波数特性は、図3から
判るように、路面状態が同じであれば車速が変わっても
さほど変化しない。一方、路面状態が変わると、特定の
周波数域で特徴的変化が現われる。従って、複数の設定
周波数範囲として路面状態の変化により特徴的変化が現
われる周波数域とその変化が少ない周波数域を選び、そ
の設定周波数範囲内の音圧レベルの比を求めてその比が
基準値を越えたか否か(特定の周波数域に特徴的変化が
現われたか否か)を調べれば、路面状態が変わったかど
うか、現在走行中の路面がどのような状態の路面である
かを知ることができる。この原理による検出では、音圧
レベルの変化に依存するところがないので、その音圧レ
ベルの変化をもたらす車速変化等に起因した誤検出が生
じない。
【0009】
【実施例】図1に、本発明の検出装置に用いるマイク
(音検出手段)1を車両に取付けた例を示す。このマイ
ク1は、タイヤと路面の接触音を雑音の入り込みを極力
抑えて検出するために、タイヤによって跳ね上げられる
水、泥、石等の影響を受け難いところにタイヤと路面の
接触点に向けて取付ける。
(音検出手段)1を車両に取付けた例を示す。このマイ
ク1は、タイヤと路面の接触音を雑音の入り込みを極力
抑えて検出するために、タイヤによって跳ね上げられる
水、泥、石等の影響を受け難いところにタイヤと路面の
接触点に向けて取付ける。
【0010】図2は、本発明の検出装置の第1実施例の
概要である。この装置は、マイク1の出力を周波数解析
装置2に通して周波数解析を行った後、その結果を路面
状態判定装置3に入力し、ここでタイヤが現在触れてい
る路面の状態を判別する。
概要である。この装置は、マイク1の出力を周波数解析
装置2に通して周波数解析を行った後、その結果を路面
状態判定装置3に入力し、ここでタイヤが現在触れてい
る路面の状態を判別する。
【0011】図3に、時速40km及び時速60kmで
乾燥路面及び冠水路面を走行した時の周波数解析結果を
示す。この様に、走行速度が大きくなると乾燥路面、冠
水路面ともに音圧レベルが大きくなっており、従来手法
では判別が難しくなって誤検出する可能性がある。これ
に対し、接触音の周波数特性は路面状態に依存して特徴
的であり、冠水路面では走行速度に依存せず約1.5k
Hzの周波数成分が大きくなっている。
乾燥路面及び冠水路面を走行した時の周波数解析結果を
示す。この様に、走行速度が大きくなると乾燥路面、冠
水路面ともに音圧レベルが大きくなっており、従来手法
では判別が難しくなって誤検出する可能性がある。これ
に対し、接触音の周波数特性は路面状態に依存して特徴
的であり、冠水路面では走行速度に依存せず約1.5k
Hzの周波数成分が大きくなっている。
【0012】そこで、本実施例においては、路面状態判
定装置3内で0.5〜1kHzの範囲内の音圧レベルの
平均に対する1〜2kHzの範囲内の音圧レベルの平均
の比を求めるようにした。その比は下式で求まる。 音圧レベルの比=(1〜2kHzの範囲内の音圧レベル
の平均値)/(0.5〜1kHzの範囲の音圧レベルの
平均値) この式で音圧レベルの比を求めた結果を図4に示す。そ
の比は、乾燥路面の場合、時速40km時、時速60k
m時とも1.5より相当小さく、冠水路面の場合には
1.5をはるかに越えている。このため、本実施例にお
いては基準値を1.5とし、路面状態判定装置3により
求めた音圧レベルの比が1.5より大きければ冠水路面
と判定し、それ以外のときは乾燥路面と判定するように
した。図5に、例示の装置で用いた路面状態判定のフロ
ーチャートを示す。なお、判定結果を運転者に知らせる
場合には、表示装置を加える。
定装置3内で0.5〜1kHzの範囲内の音圧レベルの
平均に対する1〜2kHzの範囲内の音圧レベルの平均
の比を求めるようにした。その比は下式で求まる。 音圧レベルの比=(1〜2kHzの範囲内の音圧レベル
の平均値)/(0.5〜1kHzの範囲の音圧レベルの
平均値) この式で音圧レベルの比を求めた結果を図4に示す。そ
の比は、乾燥路面の場合、時速40km時、時速60k
m時とも1.5より相当小さく、冠水路面の場合には
1.5をはるかに越えている。このため、本実施例にお
いては基準値を1.5とし、路面状態判定装置3により
求めた音圧レベルの比が1.5より大きければ冠水路面
と判定し、それ以外のときは乾燥路面と判定するように
した。図5に、例示の装置で用いた路面状態判定のフロ
ーチャートを示す。なお、判定結果を運転者に知らせる
場合には、表示装置を加える。
【0013】また、本実施例では、冠水路面において約
1.5kHz付近に特徴的なピークが表われていたの
で、(1〜2kHzの範囲内の音圧レベルの平均)/
(0.5〜1kHzの範囲内の音圧レベルの平均)の比
を路面状態の判定資料としたが、図3から判るように、
2kHz以上(10kHz以下)の領域でも冠水路面で
は出力が高く、乾燥路面ではその出力が低い。従って、
例えば、(2〜3kHzの範囲内の音圧レベルの平均)
/(0.5〜1kHzの範囲内の音圧レベルの平均)の
比を路面状態の判定資料として用いてもよい。
1.5kHz付近に特徴的なピークが表われていたの
で、(1〜2kHzの範囲内の音圧レベルの平均)/
(0.5〜1kHzの範囲内の音圧レベルの平均)の比
を路面状態の判定資料としたが、図3から判るように、
2kHz以上(10kHz以下)の領域でも冠水路面で
は出力が高く、乾燥路面ではその出力が低い。従って、
例えば、(2〜3kHzの範囲内の音圧レベルの平均)
/(0.5〜1kHzの範囲内の音圧レベルの平均)の
比を路面状態の判定資料として用いてもよい。
【0014】図6は、第2実施例の路面状態検出装置で
ある。
ある。
【0015】本実施例では、マイク1からの音波を第1
フィルタ11と第2フィルタ12に通してふるいにかけ
た。第1フィルタ11は0.5〜1kHzの音波を通す
バントパスフィルタ、第2フィルタ12は1〜2kHz
の音波を通すバンドパスフィルタとし、これ等のフィル
タからの交流信号出力を第1整流回路13と第2整流回
路14により直流信号に変換した後、路面状態判定装置
15に入力するようにした。第1整流回路13からの出
力は前述の第1実施例の0.5〜1kHzの音圧レベル
の平均値に相当し、また、第2整流回路14からの出力
は1〜2kHzの音圧レベルの平均値に相当する。路面
状態判定装置15は、これ等の出力の比を求め、この比
を基準値と比較して図5と同様のフローチャートに基
き、冠水路面か乾燥路面かの判定を行う。
フィルタ11と第2フィルタ12に通してふるいにかけ
た。第1フィルタ11は0.5〜1kHzの音波を通す
バントパスフィルタ、第2フィルタ12は1〜2kHz
の音波を通すバンドパスフィルタとし、これ等のフィル
タからの交流信号出力を第1整流回路13と第2整流回
路14により直流信号に変換した後、路面状態判定装置
15に入力するようにした。第1整流回路13からの出
力は前述の第1実施例の0.5〜1kHzの音圧レベル
の平均値に相当し、また、第2整流回路14からの出力
は1〜2kHzの音圧レベルの平均値に相当する。路面
状態判定装置15は、これ等の出力の比を求め、この比
を基準値と比較して図5と同様のフローチャートに基
き、冠水路面か乾燥路面かの判定を行う。
【0016】なお、上と同じ理屈により、3つ以上の設
定周波数範囲内の音圧レベルの比を求めて路面状態を検
出することも可能である。この場合の判定のフローチャ
ートの例を図7(a)、(b)に示す。また、図8に
は、そのフローチャートに基いて判定する圧雪路面及び
氷上路面での接触音の周波数解析結果を示す。
定周波数範囲内の音圧レベルの比を求めて路面状態を検
出することも可能である。この場合の判定のフローチャ
ートの例を図7(a)、(b)に示す。また、図8に
は、そのフローチャートに基いて判定する圧雪路面及び
氷上路面での接触音の周波数解析結果を示す。
【0017】図7(a)のケースでは、まず、3つの設
定周波数範囲内の音圧レベルの平均値S1(ここでは、
0.5〜1kHzの平均値)、S2(0.1〜0.5k
Hzの平均値)、S3(1〜2kHzの平均値)を求
め、S1に対するS2の比が基準値L1(例えば1.
5)より大きければ雪上路面と判定する。またS2/S
1>L1の条件が未成立なら次にS1に対するS3の比
が第2基準値L2(例えば1.5)よりも大きいかを調
べ、YESなら冠水路面、NOなら乾燥路面と判定す
る。
定周波数範囲内の音圧レベルの平均値S1(ここでは、
0.5〜1kHzの平均値)、S2(0.1〜0.5k
Hzの平均値)、S3(1〜2kHzの平均値)を求
め、S1に対するS2の比が基準値L1(例えば1.
5)より大きければ雪上路面と判定する。またS2/S
1>L1の条件が未成立なら次にS1に対するS3の比
が第2基準値L2(例えば1.5)よりも大きいかを調
べ、YESなら冠水路面、NOなら乾燥路面と判定す
る。
【0018】一方、図7(b)のケースでは、まず、3
つの設定周波数範囲内の音圧レベルの平均値S1(ここ
では0.6〜0.8kHzの平均値)、S2(ここでは
0.8〜1kHzの平均値)、S3(ここでは1〜1.
2kHzの平均値)を求め、S1に対するS2の比が基
準値L1(例えば1.5)より大きく、かつS1に対す
るS3の比が基準値L2(例えば1.5)より大きけれ
ば氷上路面と判断し、そうでない場合は、乾燥、冠水又
は雪上路面と判定する。
つの設定周波数範囲内の音圧レベルの平均値S1(ここ
では0.6〜0.8kHzの平均値)、S2(ここでは
0.8〜1kHzの平均値)、S3(ここでは1〜1.
2kHzの平均値)を求め、S1に対するS2の比が基
準値L1(例えば1.5)より大きく、かつS1に対す
るS3の比が基準値L2(例えば1.5)より大きけれ
ば氷上路面と判断し、そうでない場合は、乾燥、冠水又
は雪上路面と判定する。
【0019】このように、3つ以上の設定周波数範囲内
の音圧レベルの比を求め、これを基準値と比較して判定
を行う装置は、図7(a)から判るように、3つ以上の
路面状態の検出にも利用できる。
の音圧レベルの比を求め、これを基準値と比較して判定
を行う装置は、図7(a)から判るように、3つ以上の
路面状態の検出にも利用できる。
【0020】タイヤと路面の接触音の周波数特性は、路
面状態に応じて特徴的であり、また、同じ路面状態なら
車速が変化しても変わらないと云う特徴を利用し、路面
状態の変化により特徴的変化が現われる周波数範囲の音
圧レベルとあまり変化しない周波数範囲の音圧レベルの
比を求め、この比が比較対象の基準値よりも大きいか否
かを判別すれば、タイヤとの摩擦係数が大きい乾燥路
面、小さい乾燥路面、少し濡れた冠水路面、かなり濡れ
た冠水路面、氷上路面、雪上路面など、いくつもある路
面状態のうち、現在走行中の路面がどの状態の路面であ
るかを検出することができる。
面状態に応じて特徴的であり、また、同じ路面状態なら
車速が変化しても変わらないと云う特徴を利用し、路面
状態の変化により特徴的変化が現われる周波数範囲の音
圧レベルとあまり変化しない周波数範囲の音圧レベルの
比を求め、この比が比較対象の基準値よりも大きいか否
かを判別すれば、タイヤとの摩擦係数が大きい乾燥路
面、小さい乾燥路面、少し濡れた冠水路面、かなり濡れ
た冠水路面、氷上路面、雪上路面など、いくつもある路
面状態のうち、現在走行中の路面がどの状態の路面であ
るかを検出することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の路面状態
検出装置は、タイヤと路面の接触音の中から路面状態の
変化に応じて特徴的変化が起こる周波数域とその変化が
少ない周波数域を選んでその周波数域の音圧レベルの比
を求め、この比を基に路面状態を判別するので、音圧レ
ベルの変化が検出精度に影響を及ぼすことが無くなり、
正確な情報が得られる。
検出装置は、タイヤと路面の接触音の中から路面状態の
変化に応じて特徴的変化が起こる周波数域とその変化が
少ない周波数域を選んでその周波数域の音圧レベルの比
を求め、この比を基に路面状態を判別するので、音圧レ
ベルの変化が検出精度に影響を及ぼすことが無くなり、
正確な情報が得られる。
【図1】車両へのマイク取付け例を示す図
【図2】第1実施例の検出装置のブロック図
【図3】周波数の解析結果の一例を示す図表
【図4】音圧レベルの比を示す図表
【図5】路面状態の判定を行うフローチャートの一例を
示す図
示す図
【図6】第2実施例の検出装置のブロック図
【図7】(a):路面状態の判定を行うフローチャート
の他の例を示す図 (b):路面状態の判定を行うフローチャートの更に他
の例を示す図
の他の例を示す図 (b):路面状態の判定を行うフローチャートの更に他
の例を示す図
【図8】(a):圧雪路面での周波数解析結果の一例を
示す図 (b):氷上路面での周波数解析結果の一例を示す図
示す図 (b):氷上路面での周波数解析結果の一例を示す図
1 マイク
2 周波数解析装置
3 路面状態判定装置
11 第1フィルタ
12 第2フィルタ
13 第1整流回路
14 第2整流回路
15 路面状態判定装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−138018(JP,A)
特開 平6−174543(JP,A)
特開 平6−50878(JP,A)
実開 平2−75562(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G01N 29/00 - 29/28
B60R 21/00
Claims (6)
- 【請求項1】 タイヤと路面の接触音を検出する音検出
手段と、検出されたタイヤと路面の接触音のうち複数の
設定周波数範囲内の音圧レベルの比を求め、その比が路
面状態に応じて定められた基準値を越えたか否かで、前
記タイヤが接地している路面の状態を判定する路面状態
検出手段とを含む事を特徴とする路面状態検出装置。 - 【請求項2】 前記複数の設定周波数範囲として、低周
波数領域と高周波数領域を選び、それ等の領域の音圧レ
ベルの比を求めてその比が一定の基準値を越えたか否か
で路面状態を判定するようにしてある請求項1記載の路
面状態検出装置。 - 【請求項3】 前記低周波数領域を1kHz以下の範囲
内で、高周波数領域を1〜10kHzの範囲内で各々設
定し、低周波数側の設定範囲における音圧レベルの平均
に対し、高周波数側の設定範囲における音圧レベルの平
均の比が一定の基準値より大きければ冠水路面、小さけ
れば乾燥路面と判定するようにしてある請求項2記載の
路面状態検出装置。 - 【請求項4】 前記低周波数領域を0.1〜0.5kH
zの範囲内で、高周波数領域を0.5〜1kHzの範囲
内で各々設定し、高周波数側の設定範囲における音圧レ
ベルの平均に対し、低周波数側の設定範囲における音圧
レベルの平均の比が一定の基準値より大きければ雪上路
面と判定するようにしてある請求項2記載の路面状態検
出装置。 - 【請求項5】 前記低周波数領域を0.6〜0.8kH
zの範囲内で、高周波数領域を0.8〜1kHz及び1
〜1.2kHzの範囲内で各々設定し、低周波数側の設
定範囲における音圧レベルの平均に対し、前記2つの高
周波数側の設定範囲における音圧レベルの平均の比が両
者とも一定の基準値より大きければ氷上路面と判定する
ようにしてある請求項2記載の路面状態検出装置。 - 【請求項6】 タイヤと路面の接触音を音検出手段によ
り検出し、検出されたタイヤと路面の接触音のうち複数
の設定周波数範囲内の音圧レベルの比を求め、その比が
路面状態に応じて定められた基準値を越えたか否かで、
前記タイヤが接地している路面の状態を判定するように
した路面状態検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06267895A JP3473158B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 路面状態検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06267895A JP3473158B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 路面状態検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08261993A JPH08261993A (ja) | 1996-10-11 |
JP3473158B2 true JP3473158B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=13207192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06267895A Expired - Fee Related JP3473158B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 路面状態検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3473158B2 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10259979A1 (de) | 2002-12-19 | 2004-07-15 | Daimlerchrysler Ag | Verfahren zur Ermittlung eines Straßenzustands während des Fahrbetriebs eines Kraffahrzeugs |
JP4499494B2 (ja) * | 2004-06-29 | 2010-07-07 | 株式会社ブリヂストン | 荷重検出システム及び荷重検出方法 |
JP4912744B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2012-04-11 | 富士通テン株式会社 | 路面状態判定装置及び路面状態判定方法 |
JP5097470B2 (ja) * | 2006-11-14 | 2012-12-12 | 名古屋電機工業株式会社 | 路面状況判定方法及びその装置 |
EP2343522B1 (en) | 2008-10-30 | 2018-04-11 | Bridgestone Corporation | Method of estimating road surface condition |
US8618921B2 (en) * | 2009-11-10 | 2013-12-31 | GM Global Technology Operations LLC | Method and system for identifying wet pavement using tire noise |
WO2011116375A1 (en) * | 2010-03-19 | 2011-09-22 | Northeastern University | Roaming mobile sensor platform for collecting geo-referenced data and creating thematic maps |
JP5657917B2 (ja) | 2010-05-19 | 2015-01-21 | 株式会社ブリヂストン | 路面状態推定方法 |
CZ2011826A3 (cs) * | 2011-12-15 | 2013-06-26 | Centrum dopravního výzkumu v.v.i. | Nastavovací prípravek |
FR3015036B1 (fr) * | 2013-12-18 | 2016-01-22 | Michelin & Cie | Methode de detection acoustique de l'etat de la route et du pneumatique |
JP6408852B2 (ja) | 2014-10-06 | 2018-10-17 | 株式会社ブリヂストン | 路面状態判別システム |
CN104554273B (zh) * | 2014-12-23 | 2017-09-15 | 上海语知义信息技术有限公司 | 通过噪音识别路面信息的系统及方法 |
EP3173306B1 (en) * | 2015-11-27 | 2019-10-30 | Continental Automotive GmbH | Method and device for determining a type of the road on which a vehicle is driving |
CN105716708B (zh) * | 2016-01-29 | 2019-02-19 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种匀速噪声的噪声源分离方法 |
US10163434B1 (en) | 2017-06-26 | 2018-12-25 | GM Global Technology Operations LLC | Audio control systems and methods based on road characteristics and vehicle operation |
JP7629342B2 (ja) * | 2021-05-26 | 2025-02-13 | 株式会社ブリヂストン | 路面状態判定装置、路面状態判定システム、車両、路面状態判定方法、及びプログラム |
JP2024034470A (ja) * | 2022-08-31 | 2024-03-13 | 株式会社ブリヂストン | 路面状態の判定装置及び制御装置 |
-
1995
- 1995-03-22 JP JP06267895A patent/JP3473158B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08261993A (ja) | 1996-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3473158B2 (ja) | 路面状態検出装置 | |
US4651290A (en) | Road condition discriminating system | |
WO2010050300A1 (ja) | 路面状態推定方法 | |
JP3159596B2 (ja) | ハイドロプレーニング現象検出装置 | |
JP5121452B2 (ja) | 路面状態推定方法、路面状態推定用タイヤ、路面状態推定装置、及び、車両制御装置 | |
US5852243A (en) | Method and apparatus for detecting a road pavement surface condition | |
US5563575A (en) | Seismic alarm device for vehicles | |
JP2879977B2 (ja) | 衝突センサ | |
JPH06317505A (ja) | 乗物のタイヤのハイドロプレーン現象を識別する方法とその装置 | |
EP0594119A1 (en) | Doppler-effect vehicle speed sensor using different speed determining rules depending upon receiver output | |
US6584427B2 (en) | Method and apparatus for estimating tire air pressure | |
JPH06174543A (ja) | 路面状態検出装置 | |
JP3400971B2 (ja) | Fm−cwレーダ装置およびターゲット検出方法 | |
JP2000105274A (ja) | 接近車両検出装置およびその方法 | |
KR940703763A (ko) | 휠 스키딩과 휠 슬리핑을 구별하는 경고 시스템 | |
JP2000098015A (ja) | 接近車両検出装置およびその方法 | |
US11340194B2 (en) | Method for detecting moisture on a road surface | |
JPH06318297A (ja) | 車両制御装置 | |
JP3792006B2 (ja) | ガラス破壊検出装置 | |
JPH0954020A (ja) | 路面状態検出装置 | |
JP2000203302A (ja) | 車両の危険運転判定装置 | |
JP2000099853A (ja) | 接近車両検出装置およびその方法 | |
JPS62118207A (ja) | 路面状況検知装置 | |
JP2003281682A (ja) | 交通流監視装置 | |
JPH03110408A (ja) | 路面状態検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |