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JP3460747B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP3460747B2
JP3460747B2 JP08584095A JP8584095A JP3460747B2 JP 3460747 B2 JP3460747 B2 JP 3460747B2 JP 08584095 A JP08584095 A JP 08584095A JP 8584095 A JP8584095 A JP 8584095A JP 3460747 B2 JP3460747 B2 JP 3460747B2
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武 日置
健夫 手嶋
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は数値制御(以下、NCと
いう)装置に関し、特に、NCプログラムからシーケン
スプログラムを効率的に処理できるNC装置に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】NC装置では、制御対象システムの複雑
化、機能の増大とともに加工プログラム、シーケンスプ
ログラムの複雑化と大規模の傾向がある一方、処理時間
の短縮(特にシーケンスプログラムの実行時間)とNC
プログラム、シーケンスプログラム作成の容易化が要請
されている。これを解決する方法として、シーケンスプ
ログラム全体をいくつかの動作要素に分割し、並列に動
作させる方法、シーケンスプログラムを所定ステップご
とに分割し、並列実行させる方法、シーケンスプログラ
ムを機能処理単位に分割し、予め設定された実行パター
ンで起動するもの(特開平2−150923号公報)、
シーケンスプログラムを機能処理単位に分割し、外部起
動信号により起動するもの(特開平1−28l503号
公報)、シーケンスプログラムを機能処理単位に分割
し、他のシーケンスプログラムより起動するもの(特開
昭62−90707号公報)がある。ここでは機能処理
単位に分割されたシーケンスプログラムをサブシーケン
スプログラムと呼ぶ。 【0003】図5はNC装置の全体ブロック図である。
PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)2
はNC装置1に内蔵されている。NC言語制御部3は、
記憶部4に格納されたNC言語で記述されたNCプログ
ラムを解読し、NCプログラムに従い自動制御を行う。
メインシーケンス制御部5は、記憶部6に格納されたシ
ーケンス言語で記述されたメインシーケンスプログラム
に従い、入出力信号を書き換えていく。メインシーケン
スプログラムは、常に実行するプログラムで、例えば機
械のスイッチ入力やアラームの監視、インターロック処
理等を行う。サブシーケンス制御部7は、記憶部8に格
納されたシーケンス言語で記述されたサブシーケンスプ
ログラムに従い入出力信号を書き換えていく。サブシー
ケンスプログラムは特定の機能、例えばパレット交換や
工具交換、ギア切り替え等の動作をそれぞれ行うための
プログラムである。インターフェイス(以下、I/Fと
いう)9はNC言語制御部3とメインシーケンス制御部
5とのインターフェイス、I/F10は、メインシーケ
ンス制御部5とサブシーケンス制御部7とのインターフ
ェイス、機械入出力I/F12はメインシーケンス制御
部5及びサブシーケンス制御部7と機械側とのインター
フェイスである。図5においては、サーボモータ等を制
御する駆動制御部は省略してある。 【0004】従来のNC装置の動作について説明する。
自動運転時、NC言語制御部3は記憶部4に格納された
NC言語で記述されたNCプログラムを逐次実行する。
NCプログラム実行時にNC言語制御部3がI/F9を
介してM、S、T等の補助指令を出力すると、メインシ
ーケンス制御部5は記憶部6に格納されたシーケンス言
語で記述されたメインシーケンスプログラムによって補
助指令を判別し、I/F10を介して対応したサブシー
ケンスプログラムを起動する。I/F10を介してサブ
シーケンスプログラムが起動されるとサブシーケンス制
御部7は記憶部8に格納されているシーケンス言語で記
述されたサブシーケンスプログラムを実行する。サブシ
ーケンスプログラムの実行結果がI/FI0を介してメ
インシーケンス制御部5に返されると、メインシーケン
ス制御部5はその結果に基づいて次の処理へ移り、メイ
ンシーケンスプログラムの実行結果がI/F9を介して
NC言語制御部3に返されるとNC言語制御部3はその
結果に基づいて次の処理へ移る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シーケ
ンス言語で記述されたサブシーケンスプログラムは、N
Cプログラムからの指示により動作するものが多いのに
もかかわらず、従来のNC装置は、以上の構成を有して
いるため、NCプログラムからサブシーケンスプログラ
ムを直接起動させることはできない。すなわち、NCプ
ログラムからM、S、T等の補助指令を出力し、この指
令をメインシーケンスプログラムが検知し、サブシーケ
ンスプログラムを起動させている。このため、NCプロ
グラムからサブシーケンスプログラムを起動した場合の
レスポンスタイムはメインシーケンスプログラムの構造
に依存し、また、メインシーケンスプログラムが複雑、
増大し、スキャンタイムが増大するという問題があっ
た。 【0006】なお、シーケンス言語で記述されたサブシ
ーケンスプログラムは機械信号の入出力や複雑な信号制
御を高速に行うことができるが、同様のことをNCプロ
グラムで実行しようとすると、プログラムが複雑にな
り、また、実行に時間がかかってしまうので現実的では
ない。 【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、NCプログラムからサブシーケンスプログ
ラムを直接起動することができるNC装置を提供するこ
とを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明に係る数値制御装置は、数値制御言語で記
述された数値制御プログラムを記憶する第1の記憶手段
と、前記第1の記憶手段に記憶された数値制御プログラ
ムを読み出し、解析、演算を行うことにより工作機械の
自動制御を行う数値制御言語制御手段と、シーケンス言
語で記述されたシーケンスプログラムを記憶する第2の
記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶されたシーケン
スプログラムにより前記工作機械のシーケンス制御を行
うシーケンス制御手段と、シーケンス言語で記述された
特定のシーケンス制御を行うためのサブシーケンスプロ
グラムを記憶する第3の記憶手段と、前記シーケンス言
語で記述されたサブシーケンスプログラムにより前記工
作機械の特定のシーケンス制御を行うサブシーケンス制
御手段を備えた数値制御装置において、前記数値制御言
語制御手段と前記サブシーケンス制御手段との間にシー
ケンス言語で記述されたサブシーケンスプログラムの実
行を制御するサブシーケンス起動管理手段を有すること
を特徴とする。 【0009】 【作用】上記構成を有する本発明に係るNC装置は、N
C言語制御手段が第1の記憶手段に記憶されているNC
プログラムを実行し、シーケンス制御手段が第2の記憶
手段に記憶されているシーケンスプログラムを実行し、
さらにまたサブシーケンス制御手段が第3の記憶手段に
記憶されているサブシーケンスプログラムを実行する。
このとき、前記NC言語制御手段と前記サブシーケンス
制御手段との間のサブシーケンス起動管理手段は、前記
NC言語制御手段に前記サブシーケンス制御手段を制御
し、サブシーケンスプログラムの実行を制御できるよう
にしたので、NCプログラムからサブシーケンスプログ
ラムを直接起動することができる。 【0010】 【実施例】実施例1. 以下、本発明に係るNC装置の第1実施例を
図面に基づいて説明する。 【0011】図1は本実施例におけるNC装置のブロッ
ク図である。なお、図1において従来例を示した図5と
同様の機能を果たす部分については同一の符号を付け
る。本実施例におけるNC装置101は、PLC102
と、数値制御言語で記述された数値制御プログラムを記
憶する第1の記憶手段としての記憶部4と、記憶部4に
記憶された数値制御プログラムを読み出し、解析、演算
を行うことにより工作機械の自動制御を行う数値制御言
語制御手段としてのNC言語制御部3とを有している。
PLC102は、シーケンス言語で記述されたメインシ
ーケンスプログラムを記憶する第2の記憶手段としての
記憶部6と、記憶部6に記憶されたメインシーケンスプ
ログラムにより前記工作機械のシーケンス制御を行うシ
ーケンス制御手段としてのメインシーケンス制御部5
と、シーケンス言語で記述された特定のシーケンス制御
を行うためのサブシーケンスプログラムを記憶する第3
の記憶手段としての記憶部8と、シーケンス言語で記述
されたサブシーケンスプログラムにより前記工作機械の
特定のシーケンス制御を行うサブシーケンス制御手段と
してのサブシーケンス制御部7とを有している。なお、
記憶部6及びメインシーケンス制御部5で取り扱うシー
ケンスプログラムは、必ずしもメインシーケンスプログ
ラムでなくてもよいが、サブシーケンスプログラムとの
差異を明確にするために、ここではメインシーケンスプ
ログラムとする。 【0012】本実施例において特徴的なことは、上記構
成に加えて更に、NC言語制御部3とPLC102に内
蔵されたサブシーケンス制御部7との間にシーケンス言
語で記述されたサブシーケンスプログラムの実行を制御
するサブシーケンス起動管理手段としてのサブシーケン
ス起動管理部11を設けたことであり、これにより、N
Cプログラムからサブシーケンスプログラムを直接起動
させることをできるようにしたことである。つまり、N
C言語制御部3は、サブシーケンス起動管理部11を介
してサブシーケンス制御部7を制御することになる。 【0013】以下、本実施例によるNC装置の動作につ
いて説明する。自動運転時、NC言語制御部3は記憶部
4に格納されたNCプログラムを逐次実行する。NCプ
ログラム中にサブシーケンスプログラムの制御命令があ
るとNC言語制御部3はサブシーケンス起動管理部11
に対し指令を出し、サブシーケンス起動管理部11がサ
ブシーケンス制御部7を制御し、サブシーケンスプログ
ラムの実行を制御する。 【0014】次に、サブシーケンスプログラムの制御命
令について図2を用いて説明する。NCプログラム21
を実行中、機能処理呼び出し命令22があると、指定さ
れたサブシーケンスプログラム(SQ001)23が起
動される。サブシーケンスプログラム(SQ001)2
3を逐次実行し、サブシーケンスプログラム終了命令
(SQFN)24が実行されると、サブシーケンスプロ
グラム(SQ001)23の実行を終了し、サブシーケ
ンスプログラム(SQ001)23が終了するとともに
NCプログラム21の機能処理呼び出し命令22が完了
し、次ブロック以降を実行する。 【0015】このようにして、NC言語制御部3は、メ
イシーケンスプログラムを起動することなくサブシーケ
ンス起動管理部11を介して該当するサブシーケンスプ
ログラムを直接起動できるようにしたので、NCプログ
ラムからサブシーケンスプログラムを起動した場合のレ
スポンスが向上する。また、メインシーケンスプログラ
ムにNC言語制御部3からの指令を判別しサブシーケン
スプログラムを起動するためのプログラムが不要とな
り、メインシーケンスプログラムを単純化することがで
きる。 【0016】実施例2.上記第1実施例においては、サ
ブシーケンスプログラム(SQ001)23は、NCプ
ログラム21からサブルーチン的に呼び出され、サブシ
ーケンスプログラム(SQ001)23の実行中はNC
プログラム21の実行は中断されているが、本実施例に
おいては、NCプログラムに機能処理起動命令、機能処
理停止命令を別途設けて制御することを特徴としてい
る。 【0017】この場合の例について図3を用いて説明す
る。NCプログラム31を実行中、機能処理起動命令
(図3における「SQS」)32があると、サブシーケ
ンス起動管理部11が管理するサブシーケンスプログラ
ム実行制御テーブル34上の指定されたサブシーケンス
プログラム(SQ002)35用のフラグがオンされ
る。機能処理起動命令32が完了すると、NCプログラ
ム31は中断されずに次ブロック以降を順次実行する。
サブシーケンスプログラム(SQ002)35は、サブ
シーケンスプログラム実行制御テーブル34上のサブシ
ーケンスプログラム(SQ002)35用のフラグがオ
ンされている間繰り返し実行される。 【0018】NCプログラム31を実行中、機能処理停
止命令(図3における「SQE」)33があると、サブ
シーケンスプログラム実行制御テーブル34上の指定さ
れたサブシーケンスプログラム(SQ002)35用の
フラグがオフされる。機能処理停止命令33は、サブシ
ーケンスプログラム実行制御テーブル34のフラグ操作
とともに完了し、NCプログラム31は、機能処理停止
命令33で中断することなく次ブロック以降を順次実行
する。当該フラグがオフされることにより、サブシーケ
ンスプログラム(SQ002)35の実行は停止する。 【0019】本実施例によれば、NCプログラムとサブ
シーケンスプログラムとが並列に実行することができ
る。また、NCプログラムから複数のサブシーケンスプ
ログラムを同時に起動することができる。 【0020】実施例3.上記第1実施例においては、N
Cプログラムに機能処理呼び出し命令を設け、また、サ
ブシーケンスプログラムを直接指定してサブシーケンス
プログラムを起動したが、本実施例においては、機能処
理呼び出し命令を設ける代わりにM、S、T等の補助指
令とサブシーケンスプログラムとを対応づけるテーブル
を設け、補助指令実行時に対応するサブシーケンスプロ
グラムを起動することを特徴としている。 【0021】この場合の例について図4を用いて説明す
る。NCプログラム41を実行中、補助指令(図4にお
ける「M10」)42があると、サブシーケンス起動管
理部11が管理する予め作成されたサブシーケンスプロ
グラム登録テーブル43により対応づけられたサブシー
ケンスプログラム(SQ003)44が起動される。な
お、起動された後の動作は第1実施例と同様なので説明
は省略する。 【0022】本実施例によれば、NCプログラムではサ
ブシーケンスプログラムを起動するということを特に意
識する必要がなく、従来のNC装置と同様のNCプログ
ラムを使用することができる。 【0023】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、NC言
語制御手段とサブシーケンス制御手段との間にサブシー
ケンス起動管理手段を設け、NC言語制御手段からサブ
シーケンス制御手段を制御することでNCプログラムか
らサブシーケンスプログラムを直接起動させるようにし
たので、NCプログラムからサブシーケンスプログラム
を起動した場合のレスポンスを向上させることが可能と
なる。 【0024】また、NC言語制御手段からの指令を判別
しサブシーケンスプログラムを起動するためのシーケン
スプログラムあるいはシーケンスプログラム内の当該処
理が不要となるので、第2の記憶手段に記憶されたシー
ケンスプログラムを単純化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係るNC装置の第1実施例を示した
全体ブロック図である。 【図2】 第1実施例において実行されるNCプログラ
ムとそのNCプログラムから呼び出されるサブシーケン
スプログラムとの関係を示した図である。 【図3】 本発明に係るNC装置の第2実施例におい
て、実行されるNCプログラムとそのNCプログラムか
ら呼び出されるサブシーケンスプログラムとの関係を示
した図である。 【図4】 本発明に係るNC装置の第3実施例におい
て、実行されるNCプログラムとそのNCプログラムか
ら呼び出されるサブシーケンスプログラムとの関係を示
した図である。 【図5】 従来のNC装置の全体ブロック図である。 【符号の説明】 1、101 NC装置、2、102 PLC(プログラ
マブル・ロジック・コントローラ)、3 NC言語制御
部、4、6、8、 記憶部、5 メインシーケンス制御
部、7 サブシーケンス制御部、9、10 I/F、1
1 サブシーケンス起動管理部、12 機械入出力I/
F、21、31、41 NCプログラム、22 機能処
理呼び出し命令、23 サブシーケンスプログラム(S
Q001)、24 サブシーケンスプログラム終了命
令、32 機能処理起動命令、33機能処理停止命令、
34 サブシーケンスプログラム実行制御テーブル、3
5サブシーケンスプログラム(SQ002)、42 補
助指令、43 サブシーケンスプログラム登録テーブ
ル、44 サブシーケンスプログラム(SQ003)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 - 19/46 G05B 19/02,19/05

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 数値制御言語で記述された数値制御プロ
    グラムを記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された数値制御プログラムを
    読み出し、解析、演算を行うことにより工作機械の自動
    制御を行う数値制御言語制御手段と、 シーケンス言語で記述されたシーケンスプログラムを記
    憶する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶されたシーケンスプログラム
    により前記工作機械のシーケンス制御を行うシーケンス
    制御手段と、 シーケンス言語で記述された特定のシーケンス制御を行
    うためのサブシーケンスプログラムを記憶する第3の記
    憶手段と、 前記シーケンス言語で記述されたサブシーケンスプログ
    ラムにより前記工作機械の特定のシーケンス制御を行う
    サブシーケンス制御手段を備えた数値制御装置におい
    て、 前記数値制御言語制御手段と前記サブシーケンス制御手
    段との間にシーケンス言語で記述されたサブシーケンス
    プログラムの実行を制御するサブシーケンス起動管理手
    段を有することを特徴とする数値制御装置。
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JP3548829B2 (ja) * 2002-01-10 2004-07-28 オムロン株式会社 ユニット及びplc並びにユーザプログラムの処理方法
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