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JP3457084B2 - パケットバス制御装置 - Google Patents

パケットバス制御装置

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Publication number
JP3457084B2
JP3457084B2 JP04581295A JP4581295A JP3457084B2 JP 3457084 B2 JP3457084 B2 JP 3457084B2 JP 04581295 A JP04581295 A JP 04581295A JP 4581295 A JP4581295 A JP 4581295A JP 3457084 B2 JP3457084 B2 JP 3457084B2
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JP
Japan
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packet
slave
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response
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JP04581295A
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厚志 彦野
賢一 柞木
健二 星
清 須藤
貴紀 加藤
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Fujitsu Ltd
PFU Ltd
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Fujitsu Ltd
PFU Ltd
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Publication date
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  • Computer And Data Communications (AREA)
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  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリトライ機能を有するパ
ケットバスにおいてパケットの転送順序を制御するパケ
ットバス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置において、パケットの処理
能力はバス転送能力に依存する。このバス転送能力を向
上するためにパケットバス方式が採用される。このパケ
ットバス方式では、マスタがスレーブにパケットを送出
し、スレーブからの前記パケットに対する応答を待たず
に、別のマスタがパケットバスの使用権を獲得して次の
パケットを送出する。
【0003】図11にこの種の従来のパケットバス制御
装置の一例を示す。パケットバス制御装置において、ダ
イレクトメモリアクセス(DMA)マスタ2はパケット
バスマスタ3a、パケットバス1、パケットバススレー
ブ4を通してプロセッサ5内のメモリ6をダイイレクト
アクセスすることによりメモリ6にパケットの記憶(パ
ケットストア)、あるいはメモリ6からパケットの読み
出し(パケットフェッチ)を行う。
【0004】この場合、DMAマスタ2からのパケット
をパケットバスマスタ3aはパケットバス1を通してパ
ケットバススレーブ4に送出する。パケットバススレー
ブ4は前記パケットを受けた場合には、正常応答を前記
パケットバスマスタ3aに返す。パケットを受け取って
いない場合には、パケットバススレーブ4はパケットバ
ス1を通してリトライ応答をパケットバスマスタ3aに
返し、パケットバスマスタ3aは同一のパケットを再
度、パケットバススレーブ4に送出する。
【0005】パケットバス制御装置はリトライ機能を有
するパケットバス1を通してパケットのDMA転送を行
った後に、DMAの終了割り込みを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記パ
ケットバス制御装置は次のような問題があった。図11
に示すようにDMAマスタ2からのDMAストアパケッ
トをパケットバスマスタ3aはパケットバス1を通して
パケットバススレーブ4に送出する()。次に、DM
Aマスタ2からのDMA転送を終了させるための割り込
みパケットをパケットバスマスタ3aはパケットバス1
を通してパケットバススレーブ4に送出する()。
【0007】次に、パケットバススレーブ4の内部状態
で前記パケットが受信できず、パケットバススレーブ4
はリトライ応答をパケットバスマスタ3aを返す
()。さらに、パケットバススレーブ4は前記割り込
みパケットをプロセッサ5に送出すると()、プロセ
ッサ5はDMA転送を終了させる。
【0008】次に、パケットバススレーブ4はパケット
バスマスタ3aからリトライされたDMAストアパケッ
トをプロセッサ5に転送する()。このようにDMA
ストアパケットよりも先に割り込みパケットがプロセッ
サ5に受信されてしまう。すなわち、DMAストアパケ
ット、割り込みパケットの順序が入れ替わる。このた
め、DMAストアパケットのメモリ6への転送が完全に
終了していないにもかかわらずプロセッサ5がDMA転
送を終了させてしまう。
【0009】そこで、ソフトウェアを用いてパケットバ
ススレーブ4側からチャネル(パケットバスマスタ3a
側)のステータスを読み出すことによりDMA転送が終
了したかどうかを確認していた。このため、DMA終了
割り込みが発生した後も、DMA転送の正常終了を確認
するまでチャネルのステータスを読み出すために余分な
時間を要していた。
【0010】本発明の目的は、パケットの順序の整合性
を保持し、パケットバスの効率を高めるパケットバス制
御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のパケットバス制
御装置は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用
した。
【0012】<本発明の装置の要旨>本発明のパケット
バス制御装置は図1に示したようにダイレクトメモリア
クセス転送によってマスタ2からデータパケットと前記
転送を終了させるための割り込みパケットとをパケット
バス1を通してスレーブ4に転送するパケットバス制御
装置であって、前記マスタ2からのデータパケットを記
憶するデータパケット記憶部31と、前記マスタ2から
の割り込みパケットを記憶する割り込みパケット記憶部
32と、前記データパケット記憶部31と割り込みパケ
ット記憶部32とに記憶されたパケットのアドレス情
報、パケットの種類情報、マスタ2からスレーブ4への
パケットの送信待ち状態情報とスレーブ4からの前記パ
ケットに対する応答待ち状態情報とを管理する管理部3
3と、前記管理部33で管理される内容に基づき前記デ
ータパケット記憶部31と前記割り込みパケット記憶部
32との一方の記憶部からパケットを読み出して前記ス
レーブ4に送出する読み出し制御部34とを備え、前記
読み出し制御部34は、前記データパケットをスレーブ
4に送信した後に前記割り込みパケットを受信した場合
にスレーブ4からの前記送信されたデータパケットに対
する応答が正常応答であることを確認した後に、前記割
り込みパケットを送信する(請求項1に対応)。
【0013】要はパケットバスにデータパケット、割り
込みパケットを送信するマスタがDMA転送の正常応答
が返ってくるまで割り込みパケットを送信しないように
制御したものである。
【0014】以下、その構成を説明する。 (データパケット記憶部)データパケット記憶部31は
前記マスタ2からのデータパケットを記憶するもので、
例えば、バッファメモリなどである。 (割り込みパケット記憶部)割り込みパケット記憶部3
2は前記マスタ2からの割り込みパケットを記憶するも
ので、例えば、バッファメモリなどである。 (管理部)管理部33は前記データパケット記憶部31
と割り込みパケット記憶部32とに記憶されたパケット
のアドレス情報、パケットの種類情報、マスタ2からス
レーブ4へのパケットの送信待ち状態情報とスレーブ4
からの前記パケットに対する応答待ち状態情報とを管理
するもので、例えば、複数のシフトレジスタ、あるいは
バッファメモリからなる。 (読み出し制御部)読み出し制御部34は前記管理部3
3で管理される内容に基づき前記データパケット記憶部
31と前記割り込みパケット記憶部32との一方の記憶
部からパケットを読み出して前記スレーブ4に送出す
る。
【0015】前記読み出し制御部34は、前記データパ
ケットをスレーブ4に送信した後に前記割り込みパケッ
トを受信した場合にスレーブ4からの前記送信されたデ
ータパケットに対する応答が正常応答であることを確認
した後に、前記割り込みパケットを送信する。前記読み
出し制御部34は、例えば、中央処理装置がメモリに格
納されたプログラムを実行することにより実現される機
能、すなわち、ソフトウェアである。
【0016】本発明は以下の付加的構成要素を付加して
も成立する。その他の付加的構成要素とは、前記データ
パケットは前記転送により前記スレーブに設けられたメ
モリにストアされるストアパケットであることである
(請求項2に対応)。
【0017】その他の付加的構成要素とは、前記管理部
33は前記マスタ2から受信した順序で前記データパケ
ット、割り込みパケットに関する前記情報を記憶する複
数の優先順位記憶部を有する。前記スレーブ4からの前
記送信されたパケットに対する応答が正常応答である場
合には、前記送信されたパケットに対応する優先順位記
憶部は前記情報を消去し、前記消去された優先順位記憶
部以外の全ての優先順位記憶部は優先順位をそれぞれ1
つ繰り上げることである(請求項3に対応)。
【0018】その他の付加的構成要素とは、前記前記ス
レーブ4からの前記送信されたパケットに対する応答が
リトライ応答である場合には、前記送信されたパケット
に対応する優先順位記憶部は前記情報を消去せず、かつ
前記優先順位記憶部は優先順位を繰り上げない。
【0019】前記読み出し制御部34は、前記送信され
たパケットに対応する優先順位記憶部の前記情報に基づ
き前記データパケット記憶部31から再びデータパケッ
トを読み出してスレーブ4に送出することである(請求
項4に対応)。
【0020】その他の付加的構成要素とは、前記読み出
し制御部34は、前記割り込みパケットを受信した後に
割り込みパケットではない新たなパケットを受信した場
合にその新たなパケットを前記割り込みパケットを送信
する前にスレーブ4に送信することである(請求項5に
対応)。
【0021】
【作用】本発明によれば、管理部33がデータパケット
記憶部31と割り込みパケット記憶部32とに記憶され
たパケットのアドレス情報、パケットの種類情報、マス
タ2からスレーブ4へのパケットの送信待ち状態情報と
スレーブ4からの前記パケットに対する応答待ち状態情
報とを管理する。
【0022】そして、管理部33で管理される内容に基
づき読み出し制御部34はデータパケットをスレーブ4
に送信した後に割り込みパケットを受信した場合にスレ
ーブ4からの送信されたデータパケットに対する応答が
正常応答であることを確認した後に割り込みパケットを
送信する。
【0023】すなわち、パケットバス1での割り込みパ
ケット、データパケットの順序の入れ替わりが防止で
き、データパケットがメモリにストアされる前に転送処
理が終了することがなくなる。また、転送終了の確認作
業が不要となるので、余分な時間がかからなくなる。
【0024】また、スレーブ4からの応答が正常応答で
ある場合、送信されたパケットに対応する優先順位記憶
部は情報を消去し、消去された優先順位記憶部以外の全
ての優先順位記憶部は優先順位をそれぞれ1つ繰り上げ
るので、優先順位の最も高い優先順位記憶部の情報に従
って次に受信したパケットを読み出すことができる。
【0025】さらに、スレーブ4からの応答がリトライ
応答である場合、送信されたパケットに対応する優先順
位記憶部は情報を消去せず、かつ優先順位記憶部は優先
順位を繰り上げず、読み出し制御部34は前記情報に基
づきデータパケット記憶部31からのデータパケットを
再びスレーブ4に送出する。すなわち、リトライ応答を
受けたパケットの送信優先順位を高くすることによりパ
ケットバスの使用待ち時間を短縮することができる。
【0026】また、読み出し制御部34は記割り込みパ
ケットを受信した後に割り込みパケットではない新たな
パケットを受信した場合にその新たなパケットを前記割
り込みパケットを送信する前にスレーブ4に送信するの
で、パケットの送信待ち時間を短縮でき、バスの有効利
用を図ることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明のパケットバス制御装置の実施
例を図面を参照して説明する。図2は本発明のパケット
バス制御装置の一実施例を示す構成ブロック図である。
前記パケットバス制御装置は、パケットバス1、パケッ
トバス1に接続されるパケットバスマスタ3及びパケッ
トバススレーブ4、パケットバスマスタ3に接続される
DMAマスタ2、パケットバススレーブ4に接続される
プロセッサ5を備える。
【0028】DMAマスタ2はパケットバスマスタ3、
パケットバス1、パケットバススレーブ4を通してプロ
セッサ5内のメモリ6をダイイレクトアクセスすること
によりパケットストア、あるいはパケットフェッチを行
う。
【0029】パケットバスマスタ3はDMAマスタ2か
らのDMAストアパケット、割り込みパケットをパケッ
トバス1を通してパケットバススレーブ4に送出する。
パケットバスマスタ3はパケットバススレーブ4からの
パケットに対する正常応答、リトライ応答を受けてリト
ライ応答の場合には再度、同一のDMAパケットをパケ
ットバススレーブ4に転送する。
【0030】パケットバススレーブ4はパケットバス1
を通してパケットバスマスタ3からのDMAストアパケ
ット、割り込みパケットをプロセッサ5に送出する。パ
ケットバススレーブ4はパケットに対する正常応答、リ
トライ応答をパケットバスマスタ3に返す。
【0031】前記プロセッサ5は入力されたDMAスト
アパケットをメモリ6にストアし、入力された割り込み
パケットによりDMA転送を終了させる。図3は前記パ
ケットバスマスタ3の詳細な構成図である。図3におい
て、前記パケットバスマスタ3は、DMAマスタ2に接
続されるDMAバッファ31と、DMAマスタ2に接続
される割込みバッファ32と、DMAマスタ2に接続さ
れる複数のシフトレジスタ33−1〜33−Nと、DM
Aバッファ31及び割込みバッファ32及び複数のシフ
トレジスタ33−1〜33−Nに接続されるバッファリ
ード制御部34と、DMAバッファ31及び割込みバッ
ファ32及びバッファリード制御部34に接続されるパ
ケットバス送信部35とを備える。
【0032】DMAバッファ31は複数のバッファアド
レスをもちDMAマスタ2からのDMAパケットを記憶
する。割込みバッファ32は前記DMAバッファ31の
複数のバッファアドレスとは異なる複数のバッファアド
レスをもちDMAマスタ2からの割り込みパケットを記
憶する。
【0033】複数のシフトレジスタ33−1〜33−N
は1番目のビットにパケットの送信待ちまたは応答待ち
を示すパケット状態を保持し、2番目のビットにパケッ
トの種類、3番目のビットに前記バッファアドレスを保
持する。
【0034】複数のシフトレジスタ33−1〜33−N
において、シフトレジスタ33−1はバッファリード制
御部34により読み出される優先順位が1番目であり、
シフトレジスタ33−Nは前記優先順位がN番目であ
る。
【0035】バッファリード制御部34は前記複数のシ
フトレジスタ33−1〜33−Nに保持された内容に基
づきDMAバッファ31、割り込みバッファ32に記憶
されたパケットの中から次の送信パケットを決定する。
パケットバス送信部35はバッファリード制御部34に
より読み出されたパケットをパケットバス1に転送す
る。
【0036】次に、このように構成された実施例の動作
を図面を参照して説明する。図4ははパケットバス制御
装置の動作を示すフローチャートである。図5はバッフ
ァリード制御部の動作を示すフローチャートである。
【0037】まず、パケットバスマスタ3はDMAマス
タ2からDMAストアパケットを受信する(ステップ1
01)。次に、パケットバスマスタ3はDMAマスタ2
から割り込みパケットを受信する(ステップ102)。
【0038】すると、図6に示されるパケットバスマス
タ3において、DMAバッファ31はDMAマスタ2か
らのDMAストアパケット(DWパケット)をバッファ
アドレスA1に記憶する。
【0039】また、これと同時にシフトレジスタ33−
1は前記DMAバッファ31へのDWパケットのストア
情報として、パケットの状態S(送信待ち)、パケット
の種類DW、バッファアドレスA1を記憶する。
【0040】次に、割り込みバッファ32はDMAマス
タ2からの割り込みパケット(ITパケット)をバッフ
ァアドレスA5に記憶する。また、これと同時にシフト
レジスタ33−2は前記割り込みバッファ32へのIT
パケットのストア情報として、パケットの状態S(送信
待ち)、パケットの種類IT、バッファアドレスA5を
記憶する。なお、各パケットは受信された順番に優先順
位の高いシフトレジスタから記憶されていく。
【0041】次に、バッファリード制御部34は複数の
シフトレジスタに順次記憶された内容に基づきDMAバ
ッファ31、割り込みバッファ32から読み出すべきパ
ケットの順序を決定する(ステップ103)。バッファ
リード制御部34によるパケットのリード順序は図5に
従って決定される。
【0042】まず、バッファリード制御部34は優先順
位1のシフトレジスタ33−1に記憶されたパケットの
状態が応答待ちか送信待ちかあるいは無効かを判定する
(ステップ111)。
【0043】バッファリード制御部34は優先順位1の
パケットの状態が送信待ちSである場合には、優先順位
1のアドレスで示されるバッファに記憶されたパケット
をリードしパケットの状態を応答待ちOにする(ステッ
プ112)。
【0044】図7に示す例では、バッファリード制御部
34は優先順位1のシフトレジスタ33−1に記憶され
たパケットの状態が送信待ちSであるので、優先順位1
のアドレスA1で示されるDMAバッファ31に記憶さ
れたDWパケットをリードしパケットの状態を送信待ち
Sから応答待ちOにする。
【0045】そして、パケットバス送信部35は、DM
Aストアパケット(DWパケット)をパケットバス1を
介してパケットバススレーブ4に送信する(図4のステ
ップ104)。
【0046】次に、複数のシフトレジスタ33−1〜3
3−Nはパケットバススレーブ4からの応答を待ち(ス
テップ105)、複数のシフトレジスタ33−1〜33
−Nは、その応答が正常応答かリトライ応答かを判定す
る(ステップ106)。
【0047】パケットバススレーブ4からの応答が正常
応答の場合には、送信シフトレジスタの内容がクリアさ
れ、クリアされたシフトレジスタより優先順位が低いシ
フトレジスタが1つづつシフトされ、シフトレジスタの
優先順位が1つ繰り上がる(ステップ107)。
【0048】図8に示す例では、優先順位1のシフトレ
ジスタ33−1の内容をクリアし、優先順位2のシフト
レジスタ33−2の内容を優先順位1のシフトレジスタ
33−1にシフトする。優先順位1のシフトレジスタ3
3−1の内容は前記割り込みパケットに関する情報、す
なわち、送信待ちS、パケットの種類IT、バッファア
ドレスA5となる。
【0049】ここで、図9に示すように、バッファリー
ド制御部34は優先順位1のシフトレジスタ33−1の
内容に従って、割り込みハッフバッファ32からITパ
ケットを読み出し、パケットバス送信部35はITパケ
ットをパケットバススレーブ4に送出する(図4のステ
ップ108)。また、シフトレジスタ33−1は応答待
ちOにされる(図5のステップ112)。
【0050】一方、ステップ106において、応答がリ
トライ応答である場合には、図10に示すようにシフト
レジスタ33−1の応答待ちOを送信待ちSに変更する
(ステップ109)。このとき、それぞれのシフトレジ
スタの優先順位は変わることはなく、シフトレジスタ3
3−1の内容は送信待ちS、パケットの種類DW、バッ
ファアドレスA1である。
【0051】そして、処理がステップ103に戻り、ス
テップ103からステップ105の処理を再度を行う。
すなわち、優先順位1のシフトレジスタ33−1の内容
に従ってバッファリード制御部34はDMAバッファ3
1からDMAストアパケットを読み出して送信する。従
って、リトライになったDMAストアパケットは読み出
されて送信される。
【0052】一方、バッファリード制御部34は優先順
位1のパケットの状態が応答待ちOである場合には、優
先順位2のシフトレジスタ33−2に記憶されたパケッ
トの状態が応答待ちか送信待ちかあるいは無効かを判定
する(ステップ113)。
【0053】バッファリード制御部34は優先順位2の
パケットの状態が送信待ちSである場合には、パケット
の種類が割り込みかどうかを判定する(ステップ11
4)。バッファリード制御部34はパケットが割り込み
パケットでない場合には、優先順位2のアドレスで示さ
れるバッファに記憶されたパケットをリードしパケット
の状態を応答待ちOにする(ステップ115)。すなわ
ち、優先順位1と優先順位2とにDMAストアパケット
が設定されている場合には、ステップ115の処理とな
る。
【0054】次に、パケットが割り込みパケットである
場合には、バッファリード制御部34は優先順位1のパ
ケットがDWパケット(DMAストアパケット)である
か判定する(ステップ116)。
【0055】優先順位1のパケットがDWパケットでな
い場合、例えば、DMAフェッチ(メモリからマスタへ
の読み出し)、割り込みパケットである場合には、パケ
ットの順序が逆転してもよいので、ステップ115の処
理に進む。
【0056】優先順位1のパケットがDWパケットであ
る場合には、パケットバス1上でパケットの順序が逆転
しないように優先順位2のシフトレジスタ33−2の内
容を読み出し禁止し、次に、優先順位2のシフトレジス
タ33−2の内容が読み出し禁止であるので、バッファ
リード制御部34は優先順位3のパケットの状態が送信
待ちか応答待ちか無効かを判定する(ステップ11
8)。そして、ステップ119はステップ114と同様
に、ステップ120はステップ115と同様な要領で処
理される。
【0057】なお、ステップ111、113、118に
おいて、パケット状態が無効である場合にはステップ1
17に進む。そして、ステップ121において、優先順
位1,2のパケットはいずれかがDWパケットかどうか
判定される。このような処理が優先順位4からNまで続
行される。
【0058】このように、パケットバスマスタ3はパケ
ットバススレーブ4からDMAストアパケットに対する
正常応答が返ってくるまで割り込みパケットを送信しな
いように制御するので、パケットバス1でのパケットの
順序の入替えを防止できる。また、DMAストアパケッ
ト、割り込みパケットの順序を保証するため、ソフトウ
ェアによりDMA終了確認を行う必要がなくなり、余分
な時間がかからなくなる。
【0059】また、リトライ応答が優先順位1のシフト
レジスタ33−1に返ってくるので、次に優先順位1で
DMAストアパケットが送信されるため、割り込みパケ
ットの待ち時間が最小限に抑えられる。
【0060】さらに、最初に受信したパケットがDMA
フェッチ、割り込みパケットのような順序の逆転を許す
パケットであり、次に受信した新たなパケットがDMA
ストアパケットとする。この場合には、前記バッファリ
ード制御部34は、その新たなパケットを前記割り込み
パケットを送信する前にスレーブ4に送信する。
【0061】これにより、パケットの送信待ち時間を短
縮でき、バスの有効利用を図ることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、管理部で管理される内
容に基づき読み出し制御部はデータパケットをスレーブ
に送信した後に割り込みパケットを受信した場合にスレ
ーブからの送信されたデータパケットに対する応答が正
常応答であることを確認した後に割り込みパケットを送
信する。
【0063】すなわち、パケットバスでの割り込みパケ
ット、データパケットの順序の入れ替わりが防止でき、
データパケットがメモリにストアされる前に転送処理が
終了することがなくなる。また、転送終了の確認作業が
不要となるので、余分な時間がかからなくなる。
【0064】また、スレーブからの応答が正常応答であ
る場合、送信されたパケットに対応する優先順位記憶部
は情報を消去し、消去された優先順位記憶部以外の全て
の優先順位記憶部は優先順位をそれぞれ1つ繰り上げる
ので、優先順位の最も高い優先順位記憶部の情報に従っ
て次に受信したパケットを読み出すことができる。
【0065】さらに、スレーブからの応答がリトライ応
答である場合、送信されたパケットに対応する優先順位
記憶部は情報を消去せず、かつ優先順位記憶部は優先順
位を繰り上げず、読み出し制御部は前記情報に基づきデ
ータパケット記憶部からのデータパケットを再びスレー
ブに送出する。すなわち、リトライ応答を受けたパケッ
トの送信優先順位を高くすることによりパケットバスの
使用待ち時間を短縮することができる。
【0066】また、読み出し制御部は記割り込みパケッ
トを受信した後に割り込みパケットではない新たなパケ
ットを受信した場合にその新たなパケットを前記割り込
みパケットを送信する前にスレーブに送信するので、パ
ケットの送信待ち時間を短縮でき、バスの有効利用を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパケットバス制御装置を示す原理図で
ある。
【図2】本発明のパケットバス制御装置の実施例を示す
図である。
【図3】前記実施例におけるパケットバスマスタを示す
構成図である。
【図4】パケットバス制御装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】バッファリード制御部の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】DMAストアパケット及び割り込みパケットの
受信を説明する図である。
【図7】DMAストアパケットの送信を説明する図であ
る。
【図8】DMAストアの正常応答を説明する図である。
【図9】割り込みパケットの送信を説明する図である。
【図10】DMAストアのリトライ応答を示す図であ
る。
【図11】従来のパケットバス制御装置の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1・・パケットバス 2・・DMAマスタ 3・・パケットバスマスタ 4・・パケットバススレーブ 5・・プロセッサ 6・・メモリ 31・・DMAバッファ 32・・割り込みバッファ 33−1〜33−N・・シフトレジスタ 34・・バッファリード制御部 35・・パケットバス送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柞木 賢一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 星 健二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 須藤 清 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 加藤 貴紀 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−224542(JP,A) 特開 平4−189049(JP,A) 特開 平7−235951(JP,A) 特開 平5−103017(JP,A) 特開 平6−303278(JP,A) 特開 平6−168196(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/40 - 12/417 H04L 12/00 - 12/26 H04L 12/50 - 12/66 H04L 13/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイレクトメモリアクセス転送によって
    マスタからデータパケットと前記転送を終了させるため
    の割り込みパケットとをパケットバスを通してスレーブ
    に転送するパケットバス制御装置であって、 前記マスタからのデータパケットを記憶するデータパケ
    ット記憶部と、 前記マスタからの割り込みパケットを記憶する割り込み
    パケット記憶部と、 前記データパケット記憶部と割り込みパケット記憶部と
    に記憶されたパケットのアドレス情報、パケットの種類
    情報、マスタからスレーブへのパケットの送信待ち状態
    情報とスレーブからの前記パケットに対する応答待ち状
    態情報とを管理する管理部と、 前記管理部で管理される内容に基づき前記データパケッ
    ト記憶部と前記割り込みパケット記憶部との一方の記憶
    部からパケットを読み出して前記スレーブに送出する読
    み出し制御部とを備え、 前記読み出し制御部は、前記データパケットをスレーブ
    に送信した後に前記割り込みパケットを受信した場合に
    スレーブからの前記送信されたデータパケットに対する
    応答が正常応答であることを確認した後に前記割り込み
    パケットを送信することを特徴とするパケットバス制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記データパケットは前記転送により前
    記スレーブに設けられたメモリにストアされるストアパ
    ケットであることを特徴とする請求項1に記載のパケッ
    トバス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記管理部は前記マスタから受信した順
    序で前記データパケット、割り込みパケットに関する前
    記情報を記憶する複数の優先順位記憶部を有し、 前記スレーブからの前記送信されたパケットに対する応
    答が正常応答である場合には、前記送信されたパケット
    に対応する優先順位記憶部は前記情報を消去し、前記消
    去された優先順位記憶部以外の全ての優先順位記憶部は
    優先順位をそれぞれ1つ繰り上げることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のパケットバス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記スレーブからの前記送信されたパケ
    ットに対する応答がリトライ応答である場合には、前記
    送信されたパケットに対応する優先順位記憶部は前記情
    報を消去せず、かつ前記優先順位記憶部は優先順位を繰
    り上げず、 前記読み出し制御部は、前記送信されたパケットに対応
    する優先順位記憶部の前記情報に基づき前記データパケ
    ット記憶部から再びデータパケットを読み出してスレー
    ブに送出することを特徴とする請求項3に記載のパケッ
    トバス制御装置。
  5. 【請求項5】 前記読み出し制御部は、前記割り込みパ
    ケットを受信した後に割り込みパケットではない新たな
    パケットを受信した場合にその新たなパケットを前記割
    り込みパケットを送信する前にスレーブに送信すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの請求項
    に記載のパケットバス制御装置。
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