JP3452410B2 - 仮想空間データ転送方法 - Google Patents
仮想空間データ転送方法Info
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Description
いネットワークを介して通信し,仮想空間を共有する場
合のデータ転送方法に関し,特に,例えば多数の端末利
用者が参加する仮想空間を提供するシステムに適用した
場合に有効な仮想空間データ転送方法に関するものであ
る。
ワークを介して通信し,ネットワーク上のコンピュータ
・グラフィックス(CG)によって作られた仮想空間を
共有するシステム(例えば,菅原「仮想空間サービスの
検討」信学技報,1993年3月)において,データ転送方
法としては,センタにサーバを設け,そこに端末をス
ター型に接続して,端末のデータを一旦,サーバに送っ
てから他の端末に分配する方法,バス型につながった
端末がネットワークにデータを放送し,他の端末が受信
する方法などがある。
来の技術では,利用者数の増大がサーバや端末の必要処
理能力の増大を招くという問題があった。
は端末の数の接続をする必要がある。一方,端末はサー
バとの接続のために1つの接続をすればよい。従来技術
のバス型の通信では,各端末は(端末の数−1)の接
続をする必要がある。
されたものであり,本発明の目的は利用者数の増大によ
るサーバや端末の必要処理能力の増大をできるだけ抑え
ることである。
決するために,仮想空間上である程度距離の近い利用者
端末をグループ化し,その各グループの中の1つの端末
をサーバに選び,グループ内ではそのサーバを介して通
信を行う。または,グループに固有のチャネルを用いて
放送,受信することによりグループ内の通信を行う。仮
想空間内において移動した場合には,現在のグループが
適当であるかどうかを判断し,端末が属するグループを
変更する。
て近接するサーバ間のみで行う。
の端末の数)+(近接するサーバの数)」の接続をす
る。一方,一般の端末はサーバとの接続のために1つの
接続をすればよい。
て近接するサーバ間のみで行うことより,仮想空間上で
の距離に応じたデータの圧縮などの手法が適用しやすく
なる。
しないでサーバを設定する場合に比べて,利用者数の増
大によるサーバの必要処理能力の増大を抑えることがで
きる。
る。図1は,本発明の原理を説明する図であって,各端
末がサーバやクライアントになり,仮想空間を共有し
て,ネットワーク上の通信を行う概念図である。
介して通信し,仮想空間に参加するシステムにおいて,
仮想空間上で距離の近い利用者の端末を,グループG
1,グループG2,グループG3というようにグループ
化し,その各グループの中の1つの端末(端末7,端末
8,端末1)をそれぞれサーバとし,その他の端末をク
ライアントとする。各グループ内ではそのサーバを介し
て通信を行い,他のグループとの通信は近接するサーバ
間のみで行う。
2,およびグループG1とグループG3は近接関係にあ
り,端末7と端末8間,端末7と端末1間の矢印はグル
ープ間通信のデータの流れを表している。グループG2
とグループG3とは近接していないので,ダイレクトな
グループ間通信は行わない。
する場合のグループ決定の過程を示す図である。予めグ
ループを作る地域は仮想空間上で区切りを設けることに
より決定しておく。まず,ステップS1では,自分の仮
想的位置から所属するグループを導き出し,ステップS
2で,自分の属するグループへ放送する。ステップS3
では,自分の属するグループ内で選定されているサーバ
を探す。ステップS4で,サーバがあるかどうかを判断
し,サーバがない場合には,ステップS5により,自分
がサーバになる。
を示す図である。ステップS11で,クライアントはグ
ループに属する他の端末に送信するデータがある場合,
そのデータをサーバに送信する。また,ステップS12
で,サーバからのデータを受信する。ステップS13で
は,現在属しているグループが適当かどうかを,自分の
位置と仮想空間上での区切りにより判断し,適当でない
場合には,ステップS14で図2に示すグループの決定
を再度行う。
段として,クライアントはグループに属する他の端末に
送信すべきデータをグループ固有のチャンネルを使い放
送し,このチャンネルでグループに属する他の端末から
の放送を受信する方法を用いてもよい。
図である。ステップS21で,サーバはクライアントか
ら送られてきたデータを受信する。ステップS22で
は,サーバは自分に近接するサーバを検索し,ステップ
S23で,近接するサーバから送られてきたデータを受
信する。次のステップS24で,サーバは近接するサー
バへ送るデータを加工するなどして,送信用のデータを
用意する。ステップS25では,用意したデータを近接
するサーバに送信する。また,ステップS26で,デー
タが発信された端末の位置や内容をもとに必要なデータ
をクライアントへ送信する。
が適当かどうかを,自分の位置と仮想空間上での区切り
により判断する。適当でない場合には,ステップS28
により,サーバの権利を他のクライアントに渡してサー
バを交代し,ステップS29で,図1に示すグループの
決定を再度行う。
例を示す図である。図5に示す端末1〜端末9は,仮想
空間を移動できる機能と通信機能を持つパソコンやワー
クステーションであり,通信にはLANやWANなどの
通信相手を自由に選択できるネットワークを使用する。
末を使い,TCP/IP(Transmission Control Protoc
ol/Internet Protocol)でネットワークを介してデータ
を送り合う場合の例について説明する。
加する場合,まず端末1が属するグループを決定する。
これには予め決定しておいた自分の仮想空間での位置か
ら,所属するグループを導き出す。すなわち,仮想空間
に参加するというのは,例えばその利用者がコンピュー
タ・グラフィックス(CG)で作られた仮想空間の中を
端末の操作器を使って動き回ることができるようにする
ものであるから,その端末の仮想空間での位置は一意に
決定され,それによって所属するグループが決められ
る。
は,仮想空間を予め升目上に区切る方法,ある距離内に
いる相手をグループの仲間とする方法,仮想的な部屋な
どの区画を作りその単位でグループとする方法など,様
々な方法を適用することができる。この例では,仮想空
間を予め升目上に区切り,グループ番号としてグループ
G1〜G4に1〜4の番号を付けておく方法を用いるも
のとする。図6に示す例では,端末1はその位置からグ
ループG3に属することになる。
放送のため,例えば「2000+グループ番号」をポー
ト番号として,特定のグループ用のIPアドレスとポー
ト番号を使い,ブロードキャストまたはマルチキャスト
により自分のIPアドレスを放送する。本実施例では,
端末1はグループ用のIPアドレスをxxx.xx.x
x.255,ポート番号を2003として,自分のIP
アドレスxxx.xx.xx.1をブロードキャストす
る。
のサーバが答えることにより,通信すべきサーバを知る
ことができる。サーバから応答がなければ,自分がサー
バになる。図6の場合には,同じグループに他の端末が
ないのでサーバからの応答がなく,端末1がサーバにな
る。
で仮想空間に参加する場合,端末2はグループG3に属
するので,グループ用のIPアドレスをxxx.xx.
xx.255,ポート番号を2003として,自分のI
Pアドレスxxx.xx.xx.2をブロードキャスト
する。
3では,サーバである端末1が自分のIPアドレスxx
x.xx.xx.1を答える。これにより,端末2が自
分のグループのサーバを知り,クライアントになる。
通信について説明する。クライアントとなった端末2
は,サーバである端末1に必要なデータを送信し,端末
1からはデータを受信する。
過程の別の手段として,端末2はグループに属する他の
端末に送信すべきデータをグループ固有のアドレス(I
Pアドレスxxx.xx.xx.255,ポート番号2
003)を使い放送し,このアドレスでグループに属す
る他の端末からの放送を受信する方法を用いることもで
きる。
どうかを判断し,移動した場合には,グループの決定を
再度行う。この時点では端末2は移動していないので,
グループの変更は行われない。
ついて説明する。まず,サーバである端末1は,クライ
アント端末2から送られてきたデータを受信する。その
後,サーバ端末1は自分に近接するサーバを探すため
に,その周囲を渦巻状に検索する。具体的には端末1の
周囲をグループG1,G2,G4の順番で検索を行うた
め,IPアドレスxxx.xx.xx.255,ポート
番号2001,2002,2004の順番で,自分のI
Pアドレスxxx.xx.xx.1をブロードキャスト
する。例えば図8に示す状態では,グループG2のサー
バである端末3から応答があり,近接するサーバとして
端末3が存在することがわかる。
方法として,次の方法を用いることもできる。同じ仮想
空間内の全てのサーバに対して放送を行う。具体的には
端末1は同じ仮想空間内の全てのサーバに対して放送す
るために用意したIPアドレスxxx.xx.xx.2
55,ポート番号9999で,自分のIPアドレスxx
x.xx.xx.1とサーバの位置の要求をブロードキ
ャストする。同じ仮想空間内の各サーバは自分の位置を
端末1のIPアドレスxxx.xx.xx.1に返答す
る。図8に示す状態では,各サーバの位置情報から,近
接するサーバが端末3であることがわかる。
末3へ送るデータを加工し用意する。例えば,端末1や
端末2で撮影された映像を近接するサーバ端末3へ送る
場合,それらの映像を2分の1の大きさに縮小して用意
する。また,端末1や端末2で16bitの解像度で録
音された音声を近接するサーバ端末3へ送る場合には,
それらの音声のデータを8bitの大きさに圧縮して用
意する。
らサーバへデータを送ることにより,仮想空間におい
て,より遠いサーバに対してはより圧縮されたデータが
送られることになり,音声データなどではミキシングが
容易になる。
送られてきたデータを受信し,さらにサーバ端末1から
近接するサーバ端末3にデータを送信する。さらに必要
なデータをクライアント端末2へ送信する。
と現在の位置から判断し,移動した場合,現在の位置を
記憶し,グループの決定を再度行う。この時点では端末
2は移動していないので,グループの変更は行われな
い。
末を使いネットワークを介して通信する場合,本発明に
よれば,1つのサーバに端末の通信データを集中させる
のに比べ,データの通信が各グループで分散して処理さ
れることになるため,利用者数の増大によりサーバの必
要処理能力が増大することを抑えることができる。
である。
程を示す図である。
す図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の端末がネットワークを介して通信
し,ネットワーク上の仮想空間を共有し,各端末の仮想
的な位置を決定できるシステムにおける仮想空間データ
転送方法において, 前記各端末が仮想空間に参加する,あるいは仮想空間を
移動するに当たり,自端末の仮想空間上の位置から予め
仮想空間上に区切られたグループのどれに所属するかを
導き出し,導き出した所属グループ用のIPアドレスと
ポート番号を使い自端末のIPアドレスを放送し,前記
所属グループのサーバから応答があれば自端末をクライ
アントとし,前記所属グループのサーバから応答が無け
れば自端末をサーバとすることによりなるグループの決
定の過程と, 前記各端末が前記グループの決定の過程によりクライア
ントとなってデータ通信をするに当たり,前記所属グル
ープのサーバを介してデータの送受信をし,その後に仮
想空間での位置を移動したかどうか判断し,移動した場
合には前記グループの決定の過程を再度行うことよりな
るクライアントのデータ通信を行う過程と, 前記各端末が前記グループの決定の過程によりサーバと
なってデータ通信をするに当たり,前記所属グループの
クライアント間のデータの送受信を自端末を介して行
い,他グループとのデータの送受信を検索した近接サー
バに対して行い,その後に仮想空間での位置を移動した
かどうか判断し、移動した場合にはサーバの権利を他の
クライアントに渡してサーバを交代し前記グループの決
定の過程を再度行うことよりなるサーバのデータ通信を
行う過程とを有することを特徴とする仮想空間データ転
送方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の仮想空間データ転送方法
におけるクライアントのデータ通信を行う過程におい
て, 各端末が前記所属グループの他の端末とデータを送受信
するに当たり,前記所属グループのサーバを介するので
はなく,前記所属グループ用のIPアドレスとポート番
号を使い放送し,受信する方法を用いることを特徴とす
る仮想空間データ転送方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の仮想空間データ転送方法
におけるサーバのデータ通信を行う過程において, 他グループとのデータの送受信を検索した近接サーバに
対して行う際の送信データとして,縮小あるいは圧縮し
た加工データであることを特徴とする仮想空間データ転
送方法。
Priority Applications (1)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=17900462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30172994A Expired - Lifetime JP3452410B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 仮想空間データ転送方法 |
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- 1994-12-06 JP JP30172994A patent/JP3452410B2/ja not_active Expired - Lifetime
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