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JP3448920B2 - 手振れ補正カメラ - Google Patents

手振れ補正カメラ

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JP3448920B2
JP3448920B2 JP27262793A JP27262793A JP3448920B2 JP 3448920 B2 JP3448920 B2 JP 3448920B2 JP 27262793 A JP27262793 A JP 27262793A JP 27262793 A JP27262793 A JP 27262793A JP 3448920 B2 JP3448920 B2 JP 3448920B2
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camera shake
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camera
focus adjustment
detection
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JP27262793A
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敏行 中村
喜和 飯田
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Publication date
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    • G03B5/00Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラに生じた手振れ
を補正した後に撮影を行う手振れ検出機能付きカメラ
関する。
【0002】
【従来の技術】レリーズスイッチが全押しされてからシ
ャッタ幕が閉じられるまでの期間中、継続して手振れを
検出し、検出された手振れ方向と逆方向に、撮影光学系
内に設けられた補正レンズを移動させて手振れを補正す
る手振れ補正カメラが知られている。また、レリーズス
イッチが半押しされたときに、カメラ内部の受光素子に
よって被写体輝度を測定する測光機能と、焦点調節に関
する情報を検出する自動焦点検出機能とを備えたカメラ
が知られている。焦点調節情報の検出は、例えばカメラ
から被写体に向けて赤外線を放射し、被写体で反射され
た光を受光素子で受光することによって行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カメラに手振れが発生
すると、受光素子における受光量が変化するため、測定
される被写体輝度結果と焦点調節情報検出結果も変化す
る。しかしながら、従来の手振れ補正カメラは、手振れ
が発生しても被写体輝度結果と焦点調節情報検出結果の
修正を行わないため、ピントぼけや露出ずれを起こしや
すい。
【0004】本発明の目的は、測光中または焦点調節情
報検出中に手振れが検出されると、測光または焦点調節
情報検出を所定回数繰り返すことにより、手振れの影響
を少なくして精度よく測光または焦点調節情報検出を行
うようにした手振れ検出機能付きカメラを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、焦点調節情報
を検出する焦点調節情報検出手段と、カメラに生じた手
振れを検出する手振れ検出手段とを備え、前記焦点調節
情報検出手段による検出結果に基づいて撮影を行う手振
れ検出機能付きカメラに適用される。そして、焦点調節
情報検出手段による焦点調節情報検出を行うとともに手
振れ検出手段による手振れ検出を行い、焦点調節情報検
出中に手振れが検出された場合には、所定の条件が整う
まで撮影に使用する焦点調節情報の決定を禁止し、所定
の条件が整った後に禁止した前記焦点調節情報の決定を
許可する制御手段と、焦点調節情報の決定が許可されて
いるときに焦点調節情報を決定する決定手段とを備え
る。
【0006】請求項2の発明は、手振れ検出および焦点
調節情報検出が所定回数繰り返されたこと、または手振
れが検出されなくなったことをもって上記所定の条件が
整ったとみなすようにしたものである。請求項3の発明
は、少なくとも露光中に手振れ検出手段の検出結果に基
づいて手振れ補正を行う手振れ補正手段を更に備えたも
のである。
【0007】
【作用】焦点調節情報検出中に手振れが検出された場合
には、所定の条件が整うまで撮影に使用する焦点調節情
報の決定が禁止され、所定の条件が整った後に禁止した
焦点調節情報の決定が許可される。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】
−第1の実施例− 図1は本発明による第1の実施例のブロック図である。
図1において、1は4枚のレンズで構成される撮影レン
ズである。そのうち、101はX軸方向およびY軸方向
に移動可能な手振れ補正用の補正レンズである。なお、
本明細書では、撮影レンズの光軸を原点として直交する
2軸をそれぞれX軸、Y軸と呼ぶ。2A,2Bは、それ
ぞれX軸方向、Y軸方向の手振れを検出する角速度検出
回路である。この角速度検出回路2A,2Bからは、手
振れによる角速度に応じた信号が出力され、デジタル信
号に変換された後、CPU3に入力される。4は不図示
のレリーズスイッチの半押しによって被写体輝度を測定
する測光回路、5はレリーズスイッチの半押しによって
焦点調節情報を検出するオートフォーカス回路(以下、
AF回路と略称する)である。測光回路4とAF回路5
でそれぞれ測定された測光値および焦点調節情報検出結
果はCPU3に入力される。
【0010】6A,6Bは、CPU3からの指示によっ
て、それぞれ補正レンズ101をX軸方向、Y軸方向に
移動させるモータ駆動回路である。各モータ駆動回路6
A,6Bは、CPU3から入力されるパルス信号のデュ
ーティ比に応じて、それぞれモータ7A,7Bを回転さ
せる。すなわちCPU3は、パルス信号のデューティ比
を変えることで、モータ7A,7Bの回転速度を任意に
変更できる。モータ7A,7Bの回転は不図示の補正レ
ンズ駆動系によって直線運動に変換され、補正レンズ1
01をそれぞれX軸方向、Y軸方向に移動させる。8
A,8Bは、それぞれ補正レンズ101のX軸方向、Y
軸方向の移動方向と移動量を検出するレンズ位置検出回
路である。各レンズ位置検出回路8A,8Bでは、不図
示のフォトインタラプタによって光学的に補正レンズ位
置を検出し、検出結果をパルス信号としてCPU3に送
出する。
【0011】CPU3は、角速度検出回路2A,2Bで
検出された手振れによる角速度に応じて補正レンズ10
1の移動方向と移動量を決定し、モータ駆動回路6A,
6Bに対してパルス信号を送出する。またCPU3に
は、レンズ位置検出回路8A,8Bからパルス信号が入
力され、このパルス信号のパルス数を計測することで、
X軸方向、Y軸方向それぞれの補正レンズ位置と移動量
を検出するとともに、一定時間の移動量から補正レンズ
101の移動速度を検出する。このCPU3は、ワンチ
ップマイクロコンピュータで構成され、上述した手振れ
補正処理を含むカメラ内のすべての処理を制御する。ま
た、CPU3には、カメラの各部に電源を供給するメイ
ンスイッチ9と、レリーズスイッチの半押しによってオ
ンする半押しスイッチ10と、レリーズスイッチの全押
しによってオンする全押しスイッチ11が接続される。
【0012】図2〜4は図1に示すCPU3の動作を示
すフローチャートであり、これらのフローチャートに基
づいて第1の実施例の動作を説明する。CPU3は、不
図示のメインスイッチ9がオンされると、図2のフロー
チャートの動作を開始する。図2において、ステップS
1では、CPU3内部の初期化処理を行う。ステップS
2では、半押しスイッチ10がオンか否かを判定する。
判定が肯定されるとステップS3に移行し、後述する手
振れ補正処理を行った後、ステップS4に移行する。ス
テップS2で判定が否定されるとステップS4に移行
し、メインスイッチ10がオンか否かを判定する。判定
が肯定されるとステップS2に戻り、判定が否定される
と処理を終了する。
【0013】図3,4は図2のステップS3で実行され
る、CPU3による手振れ補正処理を示すフローチャー
トである。ステップS101では、角速度検出回路2
A,2Bに対して手振れによる角速度検出の開始を指示
する。ステップS102では、測光回数を計測する変数
iを0に初期設定する。ステップS103では、測光回
路4に対して測光開始を指示する。ステップS104で
は、測光回路4で測定された測光値を不図示のメモリに
格納する。ステップS105では、測光中に手振れが発
生したか否かを、角速度検出回路2A,2Bの出力に基
づいて判定する。判定が肯定されるとステップS106
に移行し、変数iを1加算し、ステップS107では、
変数iが3であるか否かを判定する。判定が否定される
とステップS103に戻って再度測光を行う。ステップ
S107で判定が肯定されるとステップS108に移行
し、3回分の測光値をそれぞれメモリから読み込んで、
その平均値を演算する。ステップS109では、演算し
た測光値を撮影に使用する測光値としてメモリに格納
し、ステップS110に移行する。
【0014】一方、ステップS105において判定が否
定された場合にはステップS110に移行する。この場
合、直前に行った測光値(ステップS104でメモリに
格納済み)を撮影に使用する測光値とする。ステップS
110では、焦点調節情報の検出回数を計測する変数j
を0に初期設定する。ステップS111では、AF回路
5に対して焦点調節情報の検出開始を指示する。ステッ
プS112では、AF回路5で測定された焦点調節情報
の検出結果をメモリに格納する。ステップS113で
は、焦点調節情報を検出中に手振れが発生したか否か
を、角速度検出回路2A,2Bの出力に基づいて判定す
る。判定が肯定されるとステップS114に移行して変
数jを1加算し、ステップS115では、変数jが3で
あるか否かを判定する。判定が否定されると、ステップ
S111に戻って焦点調節情報の検出を再度行う。ステ
ップS115で判定が肯定されるとステップS116に
移行し、3回分の焦点調節情報をそれぞれメモリから読
み込んで、その平均値を演算する。ステップS117で
は、演算した平均値を撮影に使用する焦点調節情報検出
値としてメモリに格納し、図4のステップS118に移
行する。一方、ステップS113において判定が否定さ
れた場合にはステップS118に移行する。この場合、
直前に行った焦点調節情報検出値(ステップS112で
メモリに格納済み)を最終的な焦点調節情報とする。
【0015】ステップS118では、全押しスイッチ1
1がオンされたか否かを判定する。判定が否定された場
合にはステップS119に移行し、半押しスイッチ10
がオンされているか否かを判定する。判定が肯定される
とステップS118に戻り、判定が否定されるとステッ
プS120に移行する。ステップS120では、角速度
検出回路2A,2Bに対して手振れ検出の停止を指示し
てリターンする。すなわち、この場合は撮影を行わな
い。ステップS118において判定が肯定された場合に
はステップS121に移行し、メモリに格納されている
焦点調節情報に基づいて撮影レンズを合焦位置に移動さ
せる。また、メモリに格納されている測光値に基づい
て、不図示の絞りを所定の開口に設定する。ステップS
122では、角速度検出回路2A,2Bから手振れによ
る角速度を読み込んで補正レンズ101の移動量を演算
し、その演算結果に基づいて所定のデューティ比のパル
ス信号をモータ駆動回路6A,6Bに送出する。これに
より、補正レンズ101は手振れを抑える方向に移動す
る。また、このステップS122では、レンズ位置検出
回路8A,8Bの出力を読み込んで、補正レンズ101
の移動方向と移動量を検出し、補正レンズ101が指示
通り移動したか否かを監視する。なお、ステップS12
2の処理はシャッタが閉じられるまで継続して行われ
る。ステップS123では、不図示のシャッタに対して
シャッタの開放を指示し、所定時間経過後、ステップS
124ではシャッタを閉じさせる。ステップS125で
は、ステップS122で開始した手振れ補正処理を停止
し、ステップS126では、角速度検出回路2A,2B
に対して手振れ検出の停止を指示する。ステップS12
7では、撮影レンズ1を初期位置に移動させてリターン
する。
【0016】このように、第1の実施例では、測光中あ
るいは焦点調節情報検出中に手振れが検出された場合に
は、再度測光あるいは焦点調節情報検出をやり直し、手
振れが検出されなくなった状態で測定した測光値および
焦点調節情報検出値を最終的に選択するようにしたた
め、測光値および焦点調節情報検出値の信頼性が高くな
る。また、3回連続して手振れが検出された場合には、
その3回の測光結果あるいは焦点調節情報検出結果の平
均値によって、最終的な測光値あるいは焦点調節情報検
出値を定めるようにしたため、測光値あるいは焦点調節
情報検出値の誤差を少なくすることができる。
【0017】−第2の実施例− 第2の実施例は、測光中あるいは焦点調節情報検出中に
手振れが検出された場合には、再度レリーズスイッチが
半押しされるまで撮影を禁止するものである。この第2
の実施例は、CPU3による手振れ補正処理以外は第1
の実施例と共通するため、以下では手振れ補正処理のみ
を説明する。
【0018】図5は、第2の実施例におけるCPU3の
手振れ補正処理を説明するフローチャートである。ステ
ップS201では、角速度検出回路2A,2Bに対して
手振れによる角速度検出の開始を指示する。ステップS
202では、測光回路4に対して測光開始を指示する。
ステップS203では、測光回路4で測定された測光値
を不図示のメモリに格納する。ステップS204では、
測光中に手振れが発生したか否かを、角速度検出回路2
A,2Bの出力に基づいて判定する。判定が肯定される
とステップS205に移行し、半押しスイッチ10がオ
ンされているか否かを判定する。判定が肯定されるとス
テップS205に留まり、判定が否定されるとリターン
する。したがって、再度レリーズスイッチが半押しされ
るまで、撮影は禁止される。ステップS204で判定が
否定されるとステップ206に移行し、AF回路5に対
して焦点調節情報の検出開始を指示する。ステップS2
07では、AF回路5で測定された焦点調節情報検出値
を不図示のメモリに格納する。ステップS208では、
焦点調節情報検出中に手振れが発生したか否かを判定す
る。判定が肯定されるとステップS205に移行する。
この場合も、再度レリーズスイッチが半押しされるま
で、撮影が禁止される。ステップS208において判定
が否定されると図4のステップS118に移行し、その
後は第1の実施例と同様の処理を行う。
【0019】このように、第2の実施例では、測光中あ
るいは焦点調節情報検出中に手振れが検出された場合に
は、再度レリーズスイッチが半押しされるまで撮影を禁
止するようにしたため、手振れによるピントぼけや露出
ずれが完全に解消される。したがって、撮影の無駄が省
ける。
【0020】−第3の実施例− 第3の実施例は、測光中あるいは焦点調節情報検出中に
手振れが検出された場合には、測光あるいは焦点調節情
報検出を繰り返し行い、所定回数繰り返しても手振れが
検出される場合には、撮影を禁止するものである。この
第3の実施例も、CPU3の手振れ補正処理のみが第1
の実施例と異なるため、図6のフローチャートによって
CPU3の手振れ補正処理のみを説明する。ステップS
301〜S307は、図3のステップS101〜S10
7と同様の処理を行う。ステップS308では、半押し
スイッチ10がオンされているか否かを判定する。判定
が肯定されるとステップS308に留まり、判定が否定
されるとリターンする。したがって、3回測光を行って
も手振れが検出される場合には、撮影が禁止される。ス
テップS309〜S314では、図3のステップS11
0〜S115と同様の処理を行い、ステップS315で
は、ステップS308と同様の処理を行う。ステップS
312で判定が否定されると図4のステップS118に
移行し、その後は第1の実施例と同様の処理を行う。
【0021】このように、第3の実施例では、測光中あ
るいは焦点調節情報検出中に手振れが検出された場合に
は、測光あるいは焦点調節情報検出を繰り返し行い、所
定回数繰り返しても手振れが検出される場合には撮影を
禁止するようにしたため、第2の実施例に比べて、撮影
が禁止される場合が少なくなる。したがって、レリーズ
スイッチを再度半押しするという、煩わしい作業を行う
回数が少なくて済む。
【0022】−第4の実施例− 第4の実施例は、測光中あるいは焦点調節情報検出中に
手振れが検出された場合には、測光あるいは焦点調節情
報検出を繰り返し行い、所定回数繰り返しても手振れが
検出される場合には、最後に行った測光値あるいは焦点
調節情報検出値を最終的な値として選択するものであ
る。この第4の実施例も、CPU3の手振れ補正処理の
みが第1の実施例と異なるため、図7のフローチャート
によってCPU3の手振れ補正処理のみを説明する。ス
テップS401〜S406では、図3のステップS10
1〜S106と同様の処理を行う。ステップS407で
は、測光回数を示す変数iが3であるか否かを判定し、
判定が否定されるとステップS403に戻って再度測光
を行い、一方判定が肯定されるとステップS408に移
行する。第1の実施例と異なり、3回測光を行っても手
振れが検出される場合には、最後に検出された測光値を
撮影に使用する測光値として選択する。
【0023】以下、ステップS408〜S412では、
図3のステップS110〜S114と同様の処理を行
う。ステップS413では、焦点調節情報検出回数を示
す変数jが3であるか否かを判定し、判定が否定される
とステップS409に戻って再度焦点調節情報検出を行
い、一方判定が肯定されると図4のステップS118に
移行する。第1の実施例と異なり、3回焦点調節情報検
出を行っても手振れが検出される場合には、最後に検出
された焦点調節情報検出値を撮影に使用する焦点調節情
報として選択する。
【0024】このように、第4の実施例では、測光中あ
るいは焦点調節情報検出中に手振れが検出された場合に
は、測光あるいは焦点調節情報検出を繰り返し行い、所
定回数繰り返しても手振れが検出される場合には、最後
に検出した測光値あるいは焦点調節情報検出値を撮影に
使用する値として選択するようにしたため、手振れが発
生すると撮影ができなくなるという第2,3実施例の不
都合が解消される。また、手振れがあるのに撮影を行う
場合は、最新の測光値あるいは焦点調節情報検出値を用
いて、露出制御あるいは焦点調節を行うようにしたた
め、手振れによる測光値等の誤差の影響を少なくするこ
とができる。
【0025】上記各実施例では、測光あるいは焦点調節
情報検出を繰り返す回数を3回としたが、回数は3回に
限定されない。また、測光と焦点調節情報検出を異なる
回数ずつ繰り返してもよい。上記各実施例では、測光処
理と焦点調節情報検出処理は独立して行われるため、各
実施例の処理を任意に組み合わせて行ってもよい。例え
ば、3回繰り返しても手振れが検出される場合に、測光
処理については第1の実施例の平均値を演算し、焦点調
節情報検出処理については、第4の実施例の最新の焦点
調節情報検出値を選択するようにしてもよい。上記各実
施例では、測光処理を行った後に焦点調節情報検出処理
を行っているが、焦点調節情報検出処理を行った後に測
光処理を行ってもよい。また、測光処理はレリーズスイ
ッチが半押しされる前から行ってもよい。上記各実施例
では、撮影レンズ内に設けられた補正レンズを移動させ
て手振れ補正を行っているが、手振れ補正の手段はこれ
に限定されず、例えば手振れに応じてフィルム面を移動
させるようにしてもよい。上記各実施例では、レリーズ
スイッチが全押しされた後でシャッタが開かれる前に手
振れ補正を開始しているが、手振れ補正を開始する時期
は実施例に限定されず、少なくとも露光期間中に行なえ
ばよい。上記各実施例のAF回路5には、被写体距離を
測定する測距法に基づくものや、撮影レンズによる合焦
状態を検出する焦点検出法に基づくもの等、各種の方式
による回路構成を適用できる。
【0026】このように構成した実施例にあっては、測
光回路4が測光手段が、AF回路5が焦点調節情報検出
手段に、角速度検出回路2A,2Bが手振れ検出手段
に、モータ駆動回路6A,6Bおよびモータ7A,7B
が手振れ補正手段に、CPU3が決定手段と禁止手段
に、それぞれ対応する。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、焦点調節情報検出中に
手振れが検出された場合には、所定の条件が整うまで撮
影に使用する焦点調節情報の決定を禁止し、所定の条件
が整った後に禁止した焦点調節情報の決定を許可するよ
うにしたので、手振れの影響を少なくして焦点調節情報
検出を行うことができ、手振れによるピントぼけを抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による手振れ補正カメラの一実施例のブ
ロック図である。
【図2】図1のCPUの動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】第1の実施例のCPUによる手振れ補正処理を
示すフローチャートである。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【図5】第2の実施例のCPUによる手振れ補正処理を
示すフローチャートである。
【図6】第3の実施例のCPUによる手振れ補正処理を
示すフローチャートである。
【図7】第4の実施例のCPUによる手振れ補正処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2A,2B 角速度検出回路 3 CPU 4 測光回路 5 AF回路 6A,6B モータ駆動回路 7A,7B モータ 8A,8B レンズ位置検出回路 9 メインスイッチ 10 半押しスイッチ 11 全押しスイッチ 101 補正レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−116835(JP,A) 特開 昭63−108326(JP,A) 特開 昭63−124039(JP,A) 特開 昭60−233513(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 5/00 G02B 7/28 G03B 13/36 G03B 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点調節情報を検出する焦点調節情報検
    出手段と、 カメラに生じた手振れを検出する手振れ検出手段とを備
    え、前記焦点調節情報検出手段による検出結果に基づい
    て撮影を行う手振れ検出機能付きカメラにおいて、 前記焦点調節情報検出手段による焦点調節情報検出を行
    うとともに前記手振れ検出手段による手振れ検出を行
    い、焦点調節情報検出中に手振れが検出された場合に
    は、所定の条件が整うまで撮影に使用する焦点調節情報
    の決定を禁止し、前記所定の条件が整った後に前記禁止
    した前記焦点調節情報の決定を許可する制御手段と、 前記焦点調節情報の決定が許可されているときに該 焦点
    調節情報を決定する決定手段とを備えたことを特徴とす
    る手振れ検出機能付きカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の手振れ検出機能付きカ
    メラにおいて、 前記制御手段は、前記手振れ検出および焦点調節情報検
    出が所定回数繰り返されたこと、または手振れが検出さ
    れなくなったことをもって前記所定の条件が整ったとみ
    なす ことを特徴とする手振れ検出機能付きカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の手振れ検出機
    能付きカメラにおいて、 少なくとも露光中に前記手振れ検出手段の検出結果に基
    づいて手振れ補正を行う手振れ補正手段を更に備えた
    とを特徴とする手振れ検出機能付きカメラ。
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