JP3448220B2 - スラットコンベヤチェーン - Google Patents
スラットコンベヤチェーンInfo
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- JP3448220B2 JP3448220B2 JP21458398A JP21458398A JP3448220B2 JP 3448220 B2 JP3448220 B2 JP 3448220B2 JP 21458398 A JP21458398 A JP 21458398A JP 21458398 A JP21458398 A JP 21458398A JP 3448220 B2 JP3448220 B2 JP 3448220B2
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- slat conveyor
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G17/00—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface
- B65G17/30—Details; Auxiliary devices
- B65G17/38—Chains or like traction elements; Connections between traction elements and load-carriers
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G17/00—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface
- B65G17/06—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface having a load-carrying surface formed by a series of interconnected, e.g. longitudinal, links, plates, or platforms
- B65G17/08—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface having a load-carrying surface formed by a series of interconnected, e.g. longitudinal, links, plates, or platforms the surface being formed by the traction element
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- B65G45/00—Lubricating, cleaning, or clearing devices
- B65G45/02—Lubricating devices
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷受け面を構成す
るスラット表面に石鹸水などの潤滑処理液を供給しなが
ら物品を搬送するためのスラットコンベヤチェーンに関
するものであって、ペットボトルや缶などの医薬品容
器、飲料容器を搬送するのに好適なスラットコンベヤチ
ェーンに関する。
るスラット表面に石鹸水などの潤滑処理液を供給しなが
ら物品を搬送するためのスラットコンベヤチェーンに関
するものであって、ペットボトルや缶などの医薬品容
器、飲料容器を搬送するのに好適なスラットコンベヤチ
ェーンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ペットボトル、缶などの医薬品容
器、飲料容器を搬送するスラットコンベヤチェーンとし
て、図５に示すような合成樹脂製スラットコンベヤチェ
ーンが使用されている。このような合成樹脂製スラット
コンベヤチェーンは、ポリアセタール樹脂などのエンジ
ニアリングプラスチック素材からなるプレート状のスラ
ット１の下面に一体に設けた連結リンク２の補強リブ部
をステンレス材やエンジニアリングプラスチック材の連
結ピン３で無端状に連結したものである。そして、図６
に示すように、この補強リブ部の両外側のスラット１の
下面を走行レールＲで支持しながら、駆動シャフトに軸
着した駆動スプロケットＳ１で駆動することによって、
チェーンの安定性を確保しながら、種々の生産ラインに
おいて飲料容器などの搬送物Ｗをスラット１の荷受け上
面に直に載せて搬送している。
器、飲料容器を搬送するスラットコンベヤチェーンとし
て、図５に示すような合成樹脂製スラットコンベヤチェ
ーンが使用されている。このような合成樹脂製スラット
コンベヤチェーンは、ポリアセタール樹脂などのエンジ
ニアリングプラスチック素材からなるプレート状のスラ
ット１の下面に一体に設けた連結リンク２の補強リブ部
をステンレス材やエンジニアリングプラスチック材の連
結ピン３で無端状に連結したものである。そして、図６
に示すように、この補強リブ部の両外側のスラット１の
下面を走行レールＲで支持しながら、駆動シャフトに軸
着した駆動スプロケットＳ１で駆動することによって、
チェーンの安定性を確保しながら、種々の生産ラインに
おいて飲料容器などの搬送物Ｗをスラット１の荷受け上
面に直に載せて搬送している。
【０００３】そこで、図７に示すような合成樹脂製スラ
ットコンベヤチェーンを用いた飲料用缶などの搬送工程
において、スラット１の荷受け上面における飲料缶の摺
動傷を防止し、安定した搬送を確保するとともにチェー
ン等の摩耗を抑制するために、従動スプロケットＳ２側
付近のチェーンのスラット１の上方に設置されたノズル
Ｎから、石鹸水をスラット１の荷受け上面に向けてシャ
ワーリングして、石鹸水によるスラット１の荷受け上面
の摩擦係数の低減を図るとともにチェーンの潤滑化を図
ることがしばしば行われている。
ットコンベヤチェーンを用いた飲料用缶などの搬送工程
において、スラット１の荷受け上面における飲料缶の摺
動傷を防止し、安定した搬送を確保するとともにチェー
ン等の摩耗を抑制するために、従動スプロケットＳ２側
付近のチェーンのスラット１の上方に設置されたノズル
Ｎから、石鹸水をスラット１の荷受け上面に向けてシャ
ワーリングして、石鹸水によるスラット１の荷受け上面
の摩擦係数の低減を図るとともにチェーンの潤滑化を図
ることがしばしば行われている。
【０００４】また、近年、需要が増加しているペットボ
トルは、容器自体が比較的軟らかいため、合成樹脂製ス
ラットコンベヤチェーンを用いた搬送工程においてコン
ベヤチェーン上で多くのペットボトルをアキュムレート
（滞留）させると、スラット１の上面とペットボトルと
の摩擦抵抗によってラインプレシャー（搬送抵抗）が増
大して、ペットボトルに変形を生じるケースが多発して
いた。
トルは、容器自体が比較的軟らかいため、合成樹脂製ス
ラットコンベヤチェーンを用いた搬送工程においてコン
ベヤチェーン上で多くのペットボトルをアキュムレート
（滞留）させると、スラット１の上面とペットボトルと
の摩擦抵抗によってラインプレシャー（搬送抵抗）が増
大して、ペットボトルに変形を生じるケースが多発して
いた。
【０００５】特に、特異な底部形状を有しているペタロ
イド形ペットボトルは、転倒せずに搬送するのが困難で
あるため、飲料用缶などを搬送する場合よりも石鹸水な
どの潤滑液のシャワーリング量を増加させて安定した搬
送に努めている。しかしながら、石鹸水などの潤滑液の
量が増加したことによって、コンベヤチェーン全体が石
鹸水で過度に濡れた状態となって余分な潤滑液の排出機
能が不十分となり、チェーンのスラット１の上面に滞留
する余分な潤滑液やスラット１の下面と走行レールとの
間に滞留する余分な潤滑液がコンベヤ機台周辺に飛散さ
れるため、例えば、駆動シャフトや従動シャフトを支持
する軸受ベアリングが腐食したり、これらのシャフトを
通じて石鹸水が減速機内に侵入したりして駆動機構の短
寿命化を招く、あるいは、コンベヤ機台周辺における搬
送作業環境を著しく汚染するなどの問題があった。そし
て、上述したような問題は、搬送容器が瓶である場合や
洗浄搬送工程において多量に洗浄液を用いる場合も、全
く同様な問題を生じていた。
イド形ペットボトルは、転倒せずに搬送するのが困難で
あるため、飲料用缶などを搬送する場合よりも石鹸水な
どの潤滑液のシャワーリング量を増加させて安定した搬
送に努めている。しかしながら、石鹸水などの潤滑液の
量が増加したことによって、コンベヤチェーン全体が石
鹸水で過度に濡れた状態となって余分な潤滑液の排出機
能が不十分となり、チェーンのスラット１の上面に滞留
する余分な潤滑液やスラット１の下面と走行レールとの
間に滞留する余分な潤滑液がコンベヤ機台周辺に飛散さ
れるため、例えば、駆動シャフトや従動シャフトを支持
する軸受ベアリングが腐食したり、これらのシャフトを
通じて石鹸水が減速機内に侵入したりして駆動機構の短
寿命化を招く、あるいは、コンベヤ機台周辺における搬
送作業環境を著しく汚染するなどの問題があった。そし
て、上述したような問題は、搬送容器が瓶である場合や
洗浄搬送工程において多量に洗浄液を用いる場合も、全
く同様な問題を生じていた。
【０００６】そこで、本発明の目的は、コンベヤチェー
ンにシャワーリングした潤滑液や洗浄液などの処理液を
スラットの下面へ効率良く排水して搬送物を円滑かつ安
定に搬送することができ、しかも、チェーン駆動機構の
短命化を阻止することができるとともにコンベヤ機台周
辺における搬送作業環境の汚染を防止することができる
スラットコンベヤチェーンを提供することである。
ンにシャワーリングした潤滑液や洗浄液などの処理液を
スラットの下面へ効率良く排水して搬送物を円滑かつ安
定に搬送することができ、しかも、チェーン駆動機構の
短命化を阻止することができるとともにコンベヤ機台周
辺における搬送作業環境の汚染を防止することができる
スラットコンベヤチェーンを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、多数
の流出孔を分散配置してなるスラットの裏面にスプロケ
ットの歯と噛み合う連結リンクを一体に形成するととも
に、連結リンクを連結ピンによって無端状に多数連結
し、スラットの裏面の両翼に流出孔と連通する流出溝が
刻設された走行レール対向摺動部を形成したことによっ
て、前記課題を解決した。
の流出孔を分散配置してなるスラットの裏面にスプロケ
ットの歯と噛み合う連結リンクを一体に形成するととも
に、連結リンクを連結ピンによって無端状に多数連結
し、スラットの裏面の両翼に流出孔と連通する流出溝が
刻設された走行レール対向摺動部を形成したことによっ
て、前記課題を解決した。
【０００８】さらに、前記流出溝をスラットの裏面の両
翼側から中央側に向かってチェーン進行方向と逆方向に
斜行させ、走行レール対向摺動部の先端及び後端には走
行レールに対して間隙を有する走行レール対向離間部を
延設したことによって、前記課題をより一層解決した。
翼側から中央側に向かってチェーン進行方向と逆方向に
斜行させ、走行レール対向摺動部の先端及び後端には走
行レールに対して間隙を有する走行レール対向離間部を
延設したことによって、前記課題をより一層解決した。
【０００９】ここで、本発明のスラットコンベヤチェー
ンにおけるスラットの形状については、単に長方形の荷
受け面を有しているもので差し支えないが、好ましく
は、走行レール対向摺動部の先端及び後端に延設した走
行レール対向離間部を備えたものであって、隣接するス
ラットの先端及び後端が咬合して荷受け面の一部を形成
するものが良い。また、走行レール対向離間部は、走行
レールに対向して少なくとも間隙を有するように、その
裏面位置を走行レール対向摺動部の裏面位置より高くし
ている。
ンにおけるスラットの形状については、単に長方形の荷
受け面を有しているもので差し支えないが、好ましく
は、走行レール対向摺動部の先端及び後端に延設した走
行レール対向離間部を備えたものであって、隣接するス
ラットの先端及び後端が咬合して荷受け面の一部を形成
するものが良い。また、走行レール対向離間部は、走行
レールに対向して少なくとも間隙を有するように、その
裏面位置を走行レール対向摺動部の裏面位置より高くし
ている。
【００１０】
【作用】本発明のスラットコンベヤチェーンは、多数の
流出孔を分散配置してなるスラットの裏面の両翼に流出
孔と連通する流出溝が刻設された走行レール対向摺動部
を形成したことによって、荷受け面を構成するスラット
表面に潤滑液や洗浄液などの処理液を多量にシャワーリ
ング供給しながら物品を搬送すると、スラットの荷受け
面に滞留しがちな余分の処理液が、スラットに多数分散
配置してなる流出孔からスラットの裏面に速やかに容易
に流れ込み、次いで、この流れ込んできた余分な処理液
が散逸することなく走行レール対向摺動部に刻設された
流出溝に集約的に導かれ、更に、この流出溝に導かれた
余分な処理液は、流出溝の溝方向に沿いながら少なくと
もチェーン進行方向と逆方向に排出される。
流出孔を分散配置してなるスラットの裏面の両翼に流出
孔と連通する流出溝が刻設された走行レール対向摺動部
を形成したことによって、荷受け面を構成するスラット
表面に潤滑液や洗浄液などの処理液を多量にシャワーリ
ング供給しながら物品を搬送すると、スラットの荷受け
面に滞留しがちな余分の処理液が、スラットに多数分散
配置してなる流出孔からスラットの裏面に速やかに容易
に流れ込み、次いで、この流れ込んできた余分な処理液
が散逸することなく走行レール対向摺動部に刻設された
流出溝に集約的に導かれ、更に、この流出溝に導かれた
余分な処理液は、流出溝の溝方向に沿いながら少なくと
もチェーン進行方向と逆方向に排出される。
【００１１】また、流出溝をスラットの裏面の両翼側か
ら中央側に向かってチェーン進行方向と逆方向に斜行さ
せたことによって、この流出溝に導かれた余分な処理液
は、走行レール対向摺動部が形成されたスラットの裏面
の両翼側から中央側に向かって導かれ、走行レール対向
摺動部での滞留を回避する。
ら中央側に向かってチェーン進行方向と逆方向に斜行さ
せたことによって、この流出溝に導かれた余分な処理液
は、走行レール対向摺動部が形成されたスラットの裏面
の両翼側から中央側に向かって導かれ、走行レール対向
摺動部での滞留を回避する。
【００１２】さらに、走行レール対向摺動部の先端及び
後端に走行レールに対して間隙を有する走行レール対向
離間部を延設したことによって、走行レール対向離間部
の裏面位置が走行レール対向摺動部の裏面位置より高く
なる。このため、走行レール対向摺動部の流出溝から集
約的に排出される処理液が、後続するスラットの接続間
隙から荷受け面に逆流して荷受け面に吹き上げることな
く、後続するスラットの走行レール対向摺動部の流出溝
に容易に流出移動する。
後端に走行レールに対して間隙を有する走行レール対向
離間部を延設したことによって、走行レール対向離間部
の裏面位置が走行レール対向摺動部の裏面位置より高く
なる。このため、走行レール対向摺動部の流出溝から集
約的に排出される処理液が、後続するスラットの接続間
隙から荷受け面に逆流して荷受け面に吹き上げることな
く、後続するスラットの走行レール対向摺動部の流出溝
に容易に流出移動する。
【００１３】
【実施例】本発明を図面に基づいて以下に詳細に説明す
る。 図１ないし図４は、本発明のスラットコンベヤチ
ェーンに関するものである。まず、図１は、本発明の一
実施例であるスラットコンベヤチェーンを示したもので
あって、（ａ）は正面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は右
側面図である。また、図２は、図１に示すスラットコン
ベヤチェーンの底面図である。
る。 図１ないし図４は、本発明のスラットコンベヤチ
ェーンに関するものである。まず、図１は、本発明の一
実施例であるスラットコンベヤチェーンを示したもので
あって、（ａ）は正面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は右
側面図である。また、図２は、図１に示すスラットコン
ベヤチェーンの底面図である。
【００１４】本実施例のスラットコンベヤチェーンは、
ポリアセタール樹脂からなるスラット１０の裏面の中央
にスプロケットＳの歯と噛み合うポリアセタール樹脂製
の連結リンク２０を一体に形成するとともに、この連結
リンク２０を連結ピン３０によって相互にヒンジ連結し
て無端状に多数連結したものであって、生産ラインにお
ける加工、洗浄、仕分け、検査など種々の工程でスラッ
トの荷受け面に飲料用容器などを載せて搬送するもので
ある。
ポリアセタール樹脂からなるスラット１０の裏面の中央
にスプロケットＳの歯と噛み合うポリアセタール樹脂製
の連結リンク２０を一体に形成するとともに、この連結
リンク２０を連結ピン３０によって相互にヒンジ連結し
て無端状に多数連結したものであって、生産ラインにお
ける加工、洗浄、仕分け、検査など種々の工程でスラッ
トの荷受け面に飲料用容器などを載せて搬送するもので
ある。
【００１５】そして、このスラット１０には、図１
（ａ）及び（ｂ）に示すように、その表裏に貫通する多
数の流出孔１１を分散配置し、図１（ｃ）に示すよう
に、スラットの裏面の両翼に流出孔１１と連通する流出
溝１２がそれぞれ刻設された走行レール対向摺動部１３
を形成している。なお、図１（ａ）の一部拡大図に示す
ように、スラット１０に分散配置した多数の流出孔１１
の荷受け面側にテーパー状、あるいは、Ｒ状の面取り加
工を施すと、荷受け面に滞留しがちな潤滑液を流出孔１
１にスムーズに流入することができる。また、流出溝１
２の流路形態については、図２に示すように、潤滑液を
コンベヤ機台周辺に不用意に飛散することの無いよう
に、スラット１０の連結方向と平行に配置している。
（ａ）及び（ｂ）に示すように、その表裏に貫通する多
数の流出孔１１を分散配置し、図１（ｃ）に示すよう
に、スラットの裏面の両翼に流出孔１１と連通する流出
溝１２がそれぞれ刻設された走行レール対向摺動部１３
を形成している。なお、図１（ａ）の一部拡大図に示す
ように、スラット１０に分散配置した多数の流出孔１１
の荷受け面側にテーパー状、あるいは、Ｒ状の面取り加
工を施すと、荷受け面に滞留しがちな潤滑液を流出孔１
１にスムーズに流入することができる。また、流出溝１
２の流路形態については、図２に示すように、潤滑液を
コンベヤ機台周辺に不用意に飛散することの無いよう
に、スラット１０の連結方向と平行に配置している。
【００１６】また、前記スラット、連結リンク、連結ピ
ンの素材については、ポリアミド、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチ
レン等の合成樹脂、いわゆる、エンジニアリングプラス
チツクであれば、いずれの素材であっても差し支えない
が、スラット、及び、連結リンクの素材については、低
摩擦・耐摩耗仕様、導電仕様の面からすれば、ポリアセ
タール系特殊樹脂が好ましく、耐薬品仕様、耐熱・高速
仕様などの面からすれば、スーパーエンプラが好まし
い。
ンの素材については、ポリアミド、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチ
レン等の合成樹脂、いわゆる、エンジニアリングプラス
チツクであれば、いずれの素材であっても差し支えない
が、スラット、及び、連結リンクの素材については、低
摩擦・耐摩耗仕様、導電仕様の面からすれば、ポリアセ
タール系特殊樹脂が好ましく、耐薬品仕様、耐熱・高速
仕様などの面からすれば、スーパーエンプラが好まし
い。
【００１７】このようにして得られた本実施例のスラッ
トコンベヤチェーンは、スラット１０の荷受け面に滞留
しがちな余分な潤滑液が流出孔１１とこれに連通する流
出溝１２を介してチェーン進行方向と逆方向に効率よく
集約的に順次排出されるため、この余分な潤滑液がコン
ベヤ機台周辺に飛散することが無くなり、衛生的な搬送
作業環境を保持することができる。さらに、軸受ベアリ
ングの腐食や減速機内への潤滑液の侵入などによる駆動
機構の短命化を阻止することができる。
トコンベヤチェーンは、スラット１０の荷受け面に滞留
しがちな余分な潤滑液が流出孔１１とこれに連通する流
出溝１２を介してチェーン進行方向と逆方向に効率よく
集約的に順次排出されるため、この余分な潤滑液がコン
ベヤ機台周辺に飛散することが無くなり、衛生的な搬送
作業環境を保持することができる。さらに、軸受ベアリ
ングの腐食や減速機内への潤滑液の侵入などによる駆動
機構の短命化を阻止することができる。
【００１８】図３は、本発明の他の実施例であるスラッ
トコンベヤチェーンの底面図である。本実施例のスラッ
トコンベヤチェーンは、流出溝１２の刻設方向をスラッ
ト１０の裏面の両翼側から中央側に向かってチェーン進
行方向と逆方向に斜行させたものであって、その他の基
本的なチェーン構造については、図１ないし図２に示し
たスラットコンベヤチェーンと全く同じである。このよ
うなスラットコンベヤチェーンは、流出溝１２に導かれ
た余分な潤滑液がスラット１０の裏面の両翼側から中央
側に向かって積極的に誘導されるため、スラット１０の
裏面の中央に一体に形成されたチェーン連結部の洗浄に
役立てることができ、しかも、集液した潤滑液を濾過装
置などを介して再製処理すれば、再循環経路を介して再
利用することができ、生産ラインの省資源化、省エネ化
を図ることができる。
トコンベヤチェーンの底面図である。本実施例のスラッ
トコンベヤチェーンは、流出溝１２の刻設方向をスラッ
ト１０の裏面の両翼側から中央側に向かってチェーン進
行方向と逆方向に斜行させたものであって、その他の基
本的なチェーン構造については、図１ないし図２に示し
たスラットコンベヤチェーンと全く同じである。このよ
うなスラットコンベヤチェーンは、流出溝１２に導かれ
た余分な潤滑液がスラット１０の裏面の両翼側から中央
側に向かって積極的に誘導されるため、スラット１０の
裏面の中央に一体に形成されたチェーン連結部の洗浄に
役立てることができ、しかも、集液した潤滑液を濾過装
置などを介して再製処理すれば、再循環経路を介して再
利用することができ、生産ラインの省資源化、省エネ化
を図ることができる。
【００１９】図４は、本発明のさらに他の実施例である
スラットコンベヤチェーンの正面図である。本実施例の
スラットコンベヤチェーンは、走行レール対向摺動部１
３の先端及び後端に走行レールＲに対して間隙Ｃを有す
る走行レール対向離間部１４，１５を延設したものであ
って、その他の基本的なチェーン構造については、図１
ないし図２に示したスラットコンベヤチェーンと全く同
じである。なお、スラット１０の走行レール対向摺動部
１３の後端に延びる走行レール対向離間部１５とこれに
後続するスラット１０の走行レール対向摺動部１３の先
端に延びる走行レール対向離間部１４とは、千鳥状に咬
合して荷受け面の一部を形成している。また、走行レー
ル対向摺動部１３の先端及び後端に延びる走行レール対
向離間部１４，１５は、走行レールに対向して少なくと
も間隙Ｃを有するように、その裏面位置を走行レール対
向摺動部の裏面位置より高くしている。
スラットコンベヤチェーンの正面図である。本実施例の
スラットコンベヤチェーンは、走行レール対向摺動部１
３の先端及び後端に走行レールＲに対して間隙Ｃを有す
る走行レール対向離間部１４，１５を延設したものであ
って、その他の基本的なチェーン構造については、図１
ないし図２に示したスラットコンベヤチェーンと全く同
じである。なお、スラット１０の走行レール対向摺動部
１３の後端に延びる走行レール対向離間部１５とこれに
後続するスラット１０の走行レール対向摺動部１３の先
端に延びる走行レール対向離間部１４とは、千鳥状に咬
合して荷受け面の一部を形成している。また、走行レー
ル対向摺動部１３の先端及び後端に延びる走行レール対
向離間部１４，１５は、走行レールに対向して少なくと
も間隙Ｃを有するように、その裏面位置を走行レール対
向摺動部の裏面位置より高くしている。
【００２０】このようなスラットコンベヤチェーンは、
走行レール対向摺動部１３の流出溝１２から集約的に排
出される潤滑液が、後続するスラット１０の接続間隙か
ら荷受け面に逆流して荷受け面から吹き上げることな
く、後続するスラット１０の走行レール対向摺動部１３
の流出溝１２に容易に流出して移動するので、スラット
１０の裏面の走行レール対向摺動部１３と走行レールＲ
との間の摩擦抵抗を軽減して円滑な搬送を達成すること
ができる。
走行レール対向摺動部１３の流出溝１２から集約的に排
出される潤滑液が、後続するスラット１０の接続間隙か
ら荷受け面に逆流して荷受け面から吹き上げることな
く、後続するスラット１０の走行レール対向摺動部１３
の流出溝１２に容易に流出して移動するので、スラット
１０の裏面の走行レール対向摺動部１３と走行レールＲ
との間の摩擦抵抗を軽減して円滑な搬送を達成すること
ができる。
【００２１】
【発明の効果】本発明のスラットコンベヤチェーンは、
上記の構成を備えているので、以下のような効果を奏す
ることができる。すなわち、 （１）多数の流出孔を分散配置してなるスラットの裏面
の両翼に流出孔と連通する流出溝が刻設された走行レー
ル対向摺動部を形成したことによって、スラットの荷受
け面に滞留しがちな余分な潤滑液などの処理液が流出孔
とこれに連通する流出溝を介してチェーン進行方向と逆
方向に効率よく集約的に順次排出されるため、この余分
な潤滑液や洗浄液などの処理液がコンベヤ機台周辺に飛
散することが無くなるので、コンベヤチェーンのアキュ
ムレート時などに衛生的な搬送作業環境を保持しつつ、
飲料用容器などを円滑かつ安定に搬送することができ、
従来のような処理液を多量にシャワーリングする際に生
じがちな軸受ベアリングの腐食や減速機内への処理液の
侵入などによる駆動機構の短命化を阻止することができ
る。
上記の構成を備えているので、以下のような効果を奏す
ることができる。すなわち、 （１）多数の流出孔を分散配置してなるスラットの裏面
の両翼に流出孔と連通する流出溝が刻設された走行レー
ル対向摺動部を形成したことによって、スラットの荷受
け面に滞留しがちな余分な潤滑液などの処理液が流出孔
とこれに連通する流出溝を介してチェーン進行方向と逆
方向に効率よく集約的に順次排出されるため、この余分
な潤滑液や洗浄液などの処理液がコンベヤ機台周辺に飛
散することが無くなるので、コンベヤチェーンのアキュ
ムレート時などに衛生的な搬送作業環境を保持しつつ、
飲料用容器などを円滑かつ安定に搬送することができ、
従来のような処理液を多量にシャワーリングする際に生
じがちな軸受ベアリングの腐食や減速機内への処理液の
侵入などによる駆動機構の短命化を阻止することができ
る。
【００２２】（２）流出溝をスラットの裏面の両翼側か
ら中央側に向かってチェーン進行方向と逆方向に斜行さ
せたことによって、この流出溝に導かれた余分な処理液
がスラットの裏面の両翼側から中央側に向かって導かれ
るため、スラットの裏面の中央側に一体に形成されたチ
ェーン自体の洗浄に役立てることができ、しかも、集液
した処理液を濾過装置などを介して再製処理すれば再利
用することができ省資源化、省エネ化を図ることができ
る。
ら中央側に向かってチェーン進行方向と逆方向に斜行さ
せたことによって、この流出溝に導かれた余分な処理液
がスラットの裏面の両翼側から中央側に向かって導かれ
るため、スラットの裏面の中央側に一体に形成されたチ
ェーン自体の洗浄に役立てることができ、しかも、集液
した処理液を濾過装置などを介して再製処理すれば再利
用することができ省資源化、省エネ化を図ることができ
る。
【００２３】（３）走行レール対向摺動部の先端及び後
端に走行レールに対して間隙を有する走行レール対向離
間部を延設したことによって、走行レール対向摺動部の
流出溝から集約的に排出される処理液が、後続するスラ
ットの接続間隙から荷受け面に逆流して荷受け面に吹き
上げることなく、後続するスラットの走行レール対向摺
動部の流出溝に容易に流出移動するので、スラットの裏
面の走行レール対向摺動部と走行レールとの間の摩擦抵
抗を軽減して円滑な搬送を達成することができる。
端に走行レールに対して間隙を有する走行レール対向離
間部を延設したことによって、走行レール対向摺動部の
流出溝から集約的に排出される処理液が、後続するスラ
ットの接続間隙から荷受け面に逆流して荷受け面に吹き
上げることなく、後続するスラットの走行レール対向摺
動部の流出溝に容易に流出移動するので、スラットの裏
面の走行レール対向摺動部と走行レールとの間の摩擦抵
抗を軽減して円滑な搬送を達成することができる。
【図１】 本発明の一実施例であるスラットコンベヤチ
ェーンを示したものであって、（ａ）は正面図、（ｂ）
は平面図、（ｃ）は右側面図。
ェーンを示したものであって、（ａ）は正面図、（ｂ）
は平面図、（ｃ）は右側面図。
【図２】 図１に示すスラットコンベヤチェーンの底面
図。
図。
【図３】 本発明の他の実施例であるスラットコンベヤ
チェーンの底面図。
チェーンの底面図。
【図４】 本発明のさらに他の実施例であるスラットコ
ンベヤチェーンの正面図。
ンベヤチェーンの正面図。
【図５】 従来のスラットコンベヤチェーンを示したも
のであって、（ａ）は正面図、（ｂ）は底面図。
のであって、（ａ）は正面図、（ｂ）は底面図。
【図６】 従来のスラットコンベヤチェーンに搬送物を
載せて搬送する状態を示した図。
載せて搬送する状態を示した図。
【図７】 従来のスラットコンベヤチェーンに潤滑液な
どをシャワーリングしながら搬送する状態を示した図。
どをシャワーリングしながら搬送する状態を示した図。
１０ ・・・ スラット
１１ ・・・ 流出孔
１２ ・・・ 流出溝
１３ ・・・ 走行レール対向摺動部
１４ ・・・ 走行レール対向離間部
１５ ・・・ 走行レール対向離間部
２０ ・・・ 連結リンク ３０ ・
・・ 連結ピン Ｓ ・・・ スプロケット Ｒ ・
・・ 走行レール Ｃ ・・・ 間隙
・・ 連結ピン Ｓ ・・・ スプロケット Ｒ ・
・・ 走行レール Ｃ ・・・ 間隙
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭46−5877（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−320016（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−309417（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−315540（ＪＰ，Ａ)
特開 昭59−172320（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−215417（ＪＰ，Ａ)
実開 昭53−74885（ＪＰ，Ｕ)
実開 平６−54616（ＪＰ，Ｕ)
実開 平４−138012（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65G 17/00 - 17/48
B65G 15/30 - 15/58
B65G 45/00 - 45/12
Claims (3)
- 【請求項１】 多数の流出孔を分散配置してなるスラッ
トの裏面にスプロケットの歯と噛み合う連結リンクを一
体に形成するとともに、該連結リンクを連結ピンによっ
て無端状に多数連結し、該スラットの裏面の両翼に該流
出孔と連通する流出溝が刻設された走行レール対向摺動
部を形成したことを特徴とするスラットコンベヤチェー
ン。 - 【請求項２】 前記流出溝を、スラットの裏面の両翼側
から中央側に向かってチェーン進行方向と逆方向に斜行
させたことを特徴とする請求項１記載のスラットコンベ
ヤチェーン。 - 【請求項３】 前記走行レール対向摺動部の先端及び後
端には、走行レールに対して間隙を有する走行レール対
向離間部を延設したことを特徴とする請求項１、また
は、請求項２記載のスラットコンベヤチェーン。
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|---|---|---|---|
| JP21458398A JP3448220B2 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | スラットコンベヤチェーン |
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| CN99111670A CN1116211C (zh) | 1998-07-29 | 1999-07-28 | 链板输送机链条 |
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| US09/363,428 US6189686B1 (en) | 1998-07-29 | 1999-07-29 | Slat conveyor chain |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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|---|---|
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1998
- 1998-07-29 JP JP21458398A patent/JP3448220B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-07-26 TW TW088112604A patent/TW473447B/zh not_active IP Right Cessation
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- 1999-07-29 US US09/363,428 patent/US6189686B1/en not_active Expired - Fee Related
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