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JP3441726B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信装置及び通信方法

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JP3441726B2
JP3441726B2 JP32940290A JP32940290A JP3441726B2 JP 3441726 B2 JP3441726 B2 JP 3441726B2 JP 32940290 A JP32940290 A JP 32940290A JP 32940290 A JP32940290 A JP 32940290A JP 3441726 B2 JP3441726 B2 JP 3441726B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、交換機(PBX等)の内線を利用して資源を
共有するシステムに係り、特に複数のユーザが同時に同
一の資源を利用可能とするシステムに関する。
〔従来の技術〕
従来のシステムは、特開平1−109847号公報に記載の
ように、プリンタやハードディスク等の周辺装置をデー
タインタフェースユニットを介してディジタル交換機の
交換網に接続し、また、データ処理装置をデータアクセ
スユニットを介してディジタル交換機の交換網に接続す
る。そして、ディジタル交換機の交換機能を利用して、
端末データ処理装置及び周辺装置を接続可能である。こ
こで、ディジタル交換機には、周辺装置の制御用とし
て、接続用共通バスが設けられており、これは、データ
処理制御装置の内部バスと相互に接続されている。そし
て、複数の周辺装置が接続されている場合は、一つの周
辺装置の動作中にデータ処理制御装置は他の周辺装置の
動作要求を受付け可能で、周辺装置に対する利用要求の
あった回線を該当する周辺装置のある回線に接続する。
このように、周辺装置を別々の回線に接続することによ
り、複数の周辺装置を同時に利用可能としている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、複数の端末(回線)から同一の周辺
装置に対して利用要求が発生した場合について配慮され
ておらず、周辺装置を一つの端末が利用している間は、
他の端末はその周辺装置を利用できず、周辺装置を利用
中の端末の処理が終了するのを待たなければならないと
いう問題があった。
また、上記従来技術は、データ処理装置が周辺装置を
制御するために専用の制御バスを必要とし、周辺装置を
接続するためのデータインタフェースユニットからの接
続端子と上記制御バスとを、周辺装置を設置する可能性
のあるすべての場所に備えておく必要があるという点に
配慮がされておらず、周辺装置の自由な移動を保証する
ためには、周辺装置を設置する可能性のある地点数分だ
けデータインタフェースユニットをディジタル交換機内
に備え、かつ、上記周辺装置を設置する可能性のあるす
べての地点にデータインタフェースユニットからの接続
端子と制御バスとを配線する必要があり、過剰な設備が
必要となるという問題があった。
さらに上記従来技術は、周辺装置を移動して別の回線
に接続することに対して配慮されておらず、周辺装置を
移動し、接続回線を変更した場合には、ディジタル交換
機で保持されている周辺装置接続端子番号と実際に接続
されている周辺装置との対応関係を示すテーブルを、利
用者もしくはシステム管理者が書き替え、かつ、すべて
の周辺装置利用者に対して接続回線番号の変更を通知す
る必要があるという問題点があった。
そして、上記従来技術は、ディスク装置に蓄積されて
いる情報のセキュリティに対する配慮がされておらず、
周辺装置が接続されている回線番号に対して着信する
と、無条件で接続要求を受け入れてしまうという問題点
があった。
本発明の第一の目的は、複数の端末が同時に同一の周
辺装置(サーバ)を利用可能とすることにある。
本発明の第二の目的は、電話機と同一の物理インタフ
ェースで端末及びサーバを接続可能なサーバ利用ネット
ワークを提供することにある。
本発明の第三の目的は、端末利用中のユーザ及びネッ
トワークに接続されているサーバの登録、抹消が自動的
に行え、サーバの設置場所や、ユーザの利用端末の移動
が自由に行えるサーバ利用ネットワークを提供すること
にある。
本発明の第四の目的は、サーバ利用を許可されているユ
ーザのみがサーバを利用可能で、サーバの保持する情報
の秘匿性の度合いに応じて、上記データの読出しや書込
みが可能なユーザを指定できるサーバ利用ネットワーク
を提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、PBX、端末及びサーバに
以下の手段をそれぞれ設ける。
まず、PBXには、以下の手段を設ける。
PBXには、以下の手段を設ける。
(1)PBXの内線に接続した端末及びサーバと、PBXとの
間でパケット交換によるデータ通信を可能とするための
パケット制御部を設ける。
(2)パケット制御部に内線に接続された端末との間で
データリンク確立後、上記端末に対して、サーバを利用
する際、データ送信するサーバ毎にデータを識別するた
めの識別子を割当て、上記端末に対して割当てたデータ
伝送のための識別子にを上記端末に通知する手段を設け
る。
(3)パケット制御部に、内線に接続されたサーバとの
間でデータリンク確立後、上記サーバの利用を要求した
ユーザの順に上記サーバとの間のデータリンク上でユー
ザ毎にデータを識別するための識別子を割当てる手段を
設ける。
(4)パケット制御部に、内線ごとにサーバシステムに
エントリしたユーザが利用中の端末のアドレス情報、上
記ユーザのユーザID及び利用可能なサーバと上記サーバ
にデータを送信する際に使用する上記データ伝送のため
の識別子を記憶するための第一のテーブルを設ける。
(5)パケット制御部に、内線に接続された端末に、シ
ステムを利用できるユーザがエントリしたことを確認す
ること、上記第一のテーブルにユーザID等の上記ユーザ
に関する情報を登録する手段を設ける。
(6)パケット制御部に、内線に上記サーバシステムに
接続可能なサーバが接続されたことを確認すると、上記
第一のテーブル、サーバアドレス、サーバID等の上記サ
ーバに関する情報を登録する手段を設ける。
(7)パケット制御部に、内線に接続された端末を利用
していたユーザの利用終了を確認すると、上記第一のテ
ーブルから、上記利用を終了したユーザに関する情報を
抹消する手段を設ける。
(8)パケット制御部に、内線に接続されたサーバの機
能停止及び、内線からの離脱を確認すると、上記第一の
テーブルから、上記サーバに関する情報を抹消する手段
を設ける。
(9)パケット制御部に、内線に接続されているすべて
のサーバ毎に、ユーザからの要求、データを受付け順に
登録する手段を設ける。
(10)パケット制御部に、ユーザから受け付けたデータ
を、サーバで処理を効率的に行えるデータサイズに変換
して、サーバに送出する手段を設ける。
(11)パケット制御部に、上記ユーザから送出されたデ
ータの登録手段に特定ユーザからのデータが登録されて
いるか否かを識別する手段と、受信したデータの発信ユ
ーザからのデータが上記利用要求データ受付け登録手段
に存在する場合は、上記既に登録手段に存在するデータ
のうち最後方にあるデータに、受信したデータの一部も
しくは全部を結合する手段を設ける。
(12)PBXサーバシステムを利用するユーザの端末利用
状況及び、サーバの内線への接続状況を管理する端末管
理部を設ける。
(13)端末管理部に、PBXサーバシステムの管理者が、
上記システムのサーバ利用可能なユーザ及び、上記シス
テムに接続可能なサーバ及び情報アクセスレベル等を登
録する第二のテーブルを設ける。
(14)端末管理部に、内線に接続された端末にユーザが
エントリした際に、端末から受信するユーザIDとパスワ
ードを上記第二のテーブル中に記憶されている情報と比
較して登録済みのユーザが否かを識別する手段と、登録
済みのユーザに対してのみ、上記第二のテーブルにユー
ザの利用している端末の物理アドレスを記憶する手段
と、登録されているユーザに対してはエントリ失敗の旨
を通知する手段とを設ける。
(15)端末管理部に、内線に接続されたサーバが、機能
開始した時に上記サーバから受信するサーバIDを上記第
二のテーブル中に記憶されている情報と比較して登録済
みのサーバか否かを識別する手段と、登録済みのサーバ
に対してのみ、上記第二のテーブルにサーバの物理アド
レスを記憶する手段と、登録されていない場合はエント
リ失敗の旨を通知する手段とを設ける。
(16)端末管理部に、上記第二のテーブルに記憶されて
いるユーザの情報アクセスレベルに合わせて上記ユーザ
の利用可能なサーバを選択する手段と、正しいユーザの
システムへのエントリを認識すると、上記ユーザの利用
可能なサーバ名をパケット制御部及びユーザのエントリ
した端末に通知する手段を設ける。
(17)端末管理部に、ユーザからのサーバ利用要求を上
記サーバに伝送する際に、上記サーバに対して、利用要
求に上記ユーザの情報アクセスレベルを付加して伝送す
る手段を設ける。
(18)パケット制御部に上記サーバシステムを利用でき
ないユーザの端末エントリを端末から受信すると、上記
端末からのデータを無視する手段と、システムへの侵入
を試みていると端末で判断したユーザの利用している端
末を上記サーバシステムから切り離す手段をける。
(19)パケット制御部に端末及びサーバに対してデータ
を送信する際に暗号化する手段と、端末及びサーバから
受信したデータを複合化する手段を設ける。
そして、端末に対して以下の手段を設ける。
(20)ユーザのエントリを確認すると、ユーザID及びパ
スワードを読込む手段と、上記ユーザID及びパスワード
の読込みを確認すると自動的にPBXとの間でパケットリ
ンクを確立するための処理を開始する手段と、PBXとの
間でパケットリンク確立後、上記ユーザID及びパスワー
ドをPBXに送出する手段を設ける。
(21)PBXから通知されたサーバ名と、それに対応する
データ伝送のための識別子を記憶装置に登録する手段と
サーバへの伝送データに上記データ伝送のための識別子
をヘッダ情報として付加して送出する手段を設ける。
(22)ユーザの利用終了を認識すると、PBXに対してユ
ーザの利用終了を通知する手段と上記サーバ名及びそれ
に対応する特別なデータ伝送のための識別子を記憶装置
から抹消する手段を設ける。
(23)ICカードの挿入、抜出しを検出する手段と、上記
ICカードからユーザID、パスワード等を読込む手段とを
設ける。
(24)PBXサーバシステムにエントリすることを許され
ない不正ユーザが上記システムにエントリしようとした
回数を計数する手段と、PBXに不正ユーザのシステムへ
の侵入を通知する手段を設ける。
(25)上記不正ユーザがシステムに最初にエントリを試
みた時に起動する第一のタイマと、PBXに上記不正ユー
ザの侵入を通知する際起動する第二のタイマと、不正ユ
ーザがシステムへのエントリを試みた際に使用したユー
ザIDを記憶する手段を設ける。
(26)PBXに送信するデータを暗号化する手段と、PBXか
ら受信したデータを複合化する手段とを設ける。
また、サーバに対して以下の手段を設ける。
(27)サーバのネットワークへの接続及び利用可能状態
を検知すると、自動的にPBXとの間でパケットリンクを
確立する手段と、PBXとの間でパケットリンク確立後、
上記サーバのサーバID、サーバ種別、属性を通知する手
段を設ける。
(28)PBXとの間のパケットリンクにおけるデータ毎に
送出ユーザを識別するための識別子によって定義される
論理的なデータ伝送チャネル毎にデータ処理を行う手段
を設ける。
(29)ICカードの挿入、抜出しを検出する手段と、上記
ICカードからサーバID、サーバ属性等の情報を読込む手
段とを設ける。
(30)PBXに送信するデータを暗号化する手段と、PBXか
ら受信したデータを復号化する手段とを設ける。
〔作 用〕
ユーザがネットワークに接続されている端末にエント
リした後、上記ユーザがサーバを利用可能となるまで、
技術的手段は以下のように動作する。
端末がユーザのエントリを確認すると、ユーザがID及
びパスワードを獲得する。その後、PBXとの間でパケッ
トリンクを確立するための手段を起動する。PBXとの間
でパケットリンクが確立すると、上記端末は、上記ユー
ザID及びパスワードをPBXに対して送出する。PBXで、上
記ユーザからのユーザID及びパスワードを受信すると、
そのデータをパケット制御部に伝送する。パケット制御
部では、上記ユーザIDとパスワードがどの端末から送出
されたのかを調べ、上記端末の物理アドレスを一時的に
記憶し、その後、上記ユーザID及びパスワードを端末管
理部に送出する。端末管理部は、受信したユーザIDのユ
ーザが登録済みか否か調べる。ここで、システム立上げ
時に、システム管理者がエントリを許可するユーザ名と
ユーザID、パスワード及び上記ユーザの情報アクセスレ
ベルを登録し、かつ、システムに接続可能なサーバのサ
ーバID、種別及び属性を登録する。そして、これらの情
報は、第二のテーブルに記憶し、システム管理者により
情報抹消の操作をされるまで抹消されない。端末管理部
は、上記第二のテーブルに記憶されている情報を検索し
て、ユーザIDの登録を検索する。受信したユーザIDが登
録済みの場合は、パスワードを照合する。上記照合の結
果、利用可能なユーザと判断した場合は、上記ユーザの
情報アクセスクラスで利用可能なサーバを調べ、サーバ
名と属性情報をパケツト制御部に通知する。利用可能で
ないと判断した時は、利用不可能である旨をパケット制
御部に通知する。パケット制御部において、端末管理部
からユーザがシステムを利用可能か否かの通知を受信す
ると、利用可能な場合は、上記一時的に記憶していた端
末の物理アドレス(内線番号、端末内線での識別番号
等)情報と、ユーザID及び上記ユーザの利用可能なサー
バのサーバIDと上記サーバを利用するためのデータ伝送
のための識別子をパケット制御部で管理している第一の
テーブルに登録する。そして、端末に対して、利用可能
なサーバIDとその属性及び、それぞれのサーバIDに対応
した特別なデータ伝送チャネルを通知する。ユーザがシ
ステムを利用不可能な場合は、端末に利用不可を通知す
る。このようにして、登録されていないユーザに対して
は、システムを利用させない。そして、端末はシステム
利用可能通知をPBXから受信すると、利用可能なサーバI
Dと、上記サーバに対応した特殊なデータ伝送用チャネ
ルを記憶する。こうして、ユーザが利用を希望するサー
バに対応する特別なデータ伝送チャネルに、サーバに伝
送する要求、データを送信することにより、サーバへの
データを端末からPBXへ伝送することができる。
サーバがネットワークに接続され、かつ、サーバとし
ての機能を提供可能になったことを検知すると、サーバ
とPBXとの間でパケットリンクを確立する処理を開始す
る。PBXとの間でバケットリンクが確立すると、上記サ
ーバは、サーバID、種別、属性を通知する。PBXで、上
記サーバID、種別、属性の情報を受付けると、そのデー
タをパケット制御部に伝送する。パケット制御部では、
上記サーバID、種別、属性を示す情報がどのサーバから
送出されたのかを調べ、上記サーバの物理アドレスを一
時的に記憶し、その後、上記サーバID、種別及び属性を
端末管理部に送出する。端末管理部は、受信したサーバ
IDのサーバが登録済みか否か調べる。端末管理部は、上
記システム管理者がユーザID、パスワードやサーバID、
種別などを登録した上記第二のテーブルを検索し、受信
したサーバIDが登録済みの場合は、上記サーバの種別、
属性を照合する。照合の結果、登録どうりのサーバと判
断した場合は、接続可能をパケット制御部に通知する。
登録どうりのサーバでないと判断した場合は、接続不可
能をパケット制御部に通知する。パケット制御部は、端
末管理部からサーバがシステムに接続可能か否かの通知
を受信すると、接続可能な場合は、上記一時的に記憶し
ていたサーバの物理アドレス情報と、サーバIDを上記第
一のテーブルに登録する。そして、上記サーバに対し
て、接続完了を通知する。サーバシステムに接続不可能
な場合は、接続不可能を通知し、その後、上記サーバと
PBXとの間のデータリンクを解放する。このようにし
て、登録していないサーバに対しては、システムに接続
させない。そして、サーバで、システムへの接続完了通
知をPBXから受信すると、ユーザからのデータ受信を待
つ。ここで、サーバにおいて、ユーザからのデータは、
サーバとPBXとの間のデータリンク上のユーザ毎にデー
タを識別するための識別子毎に処理を行い、ユーザへの
レスポンスが必要な場合は、処理要求データを受信した
ものと同じデータ伝送用チャネルにレスポンス情報用の
データを送出する。こうして、PBXからサーバに対し
て、ユーザからの利用要求データを伝送することができ
る。
それでは次に、ユーザのエントリした端末からPBXに
データを送出し、PBXで上記データをサーバに送出する
まで、技術的手段は以下のように作動する。
端末が、特定のサーバに対応する識別子をヘッダに持
つデータをPBXに送出すると、PBXでは、上記サーバに対
応するサーバへの伝送データ受付け登録手段に上記デー
タを登録する処理を行う。ここで、上記データを送出し
たユーザの送出したデータが、上記サーバへの伝送デー
タ受付け登録手段に既に登録されているか否かを調べ
る。未登録の場合は、上記データ受付け登録手段の最後
に登録する。登録されている場合は、上記既にデータ受
付け登録手段に存在するデータのち、最後方に存するデ
ータを調べ、上記データが上記サーバに対して送出する
最適なデータサイズになっているか否かを調べる。最適
なデータサイズになっていない場合は、上記ユーザが送
出したデータの一部もしくは全部を上記既にデータ受付
け登録手段に存在する同一ユーザからのデータのうち、
最後方に存在するデータに結合する。上記ユーザが送出
したデータの一部を結合した場合もしくは、全く結合し
なかった場合は、上記サーバに対して送出する最適なデ
ータサイズに分割して上記データ受付け登録手段に登録
する。そして、PBXでは、サーバがデータ受付け可能な
状態になると、上記データ受付け登録手段の先頭に登録
されているデータをサーバに対して送出する。この時、
サーバに送出するデータのヘッダ部分には、ユーザを識
別するための識別子を入れる。こうして、ユーザから目
的とするサーバに対してデータ伝送可能となる。
それでは次に、PBXサーバシステムの利用が許可され
ていない不正ユーザがシステムに侵入しようと試みた際
の技術的手段の動作を説明する。
端末にユーザがエントリし、PBXで照合した結果、PBX
サーバシステムの利用を許可されていない者と判断さ
れ、上記端末で上記サーバシステム利用ができない旨の
通知をPBXから受信すると、上記端末において、PBXから
サーバシステム利用拒否された回数を計数するカウンタ
をセットし、かつ、エントリ試行の際使用したユーザID
を記憶し、上記サーバシステム利用拒否メッセージ受信
から一定期間の時間を計時するための第一のタイマを起
動する。上記第一のタイマがタイムアウトする前に上記
端末で再びPBXからサーバシステムの利用を拒否する旨
の通知を受信すると、上記第一のタイマを再起動し、上
記カウンタをインクリメントする。こうして、上記第一
のタイマがタイムアウトする前に上記カウンタの計数値
がシステム設計時に予め定めた回数Nより大きくなる
と、端末では、不正ユーザがシステムに侵入しようとし
ていると判断し、PBXに対して不正ユーザが侵入しよう
としている旨通知し、上記端末のシステムからの切離し
時間を計時するための第二のタイマを起動する。上記第
二のタイマが動作中には、いかなるユーザに対してもサ
ーバシステムへのエントリを拒否する。PBXは、上記不
正ユーザ侵入の通知を端末から受信すると、システム管
理者に対して、不正ユーザがシイテムに侵入を試みてい
る旨通知する。また、これまで述べたPBXと端末及びPBX
とサーバ間で伝送するデータは、データリンク確立と解
放に関するものを除いてすべて暗号化して伝送される。
このようにして、システムの利用を許可されていない不
正ユーザがシステムに侵入を試みた際にも容易に侵入で
きない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。第1
図は、本発明の一実施例のPBXサーバシステムを示した
ものである。上記PBXサーバシステムは、PBX100、端末1
01及びサーバ104を構成要素とし、端末101及びサーバ10
4は、電話102やファクシミリ103等の一般の電話通信回
線用の機器と同様の物理インタフェースでPBXの内線105
に接続可能である。また、PBXの内線105は端末接続のた
めにPBXと端末との間で送受信する制御信号と、電話通
話やデータ伝送のために利用する情報信号を独立したチ
ャネルで伝送する。そして、上記PBXの内線105は、少な
くとも1本の上記制御信号チャネル及び情報信号チャネ
ルを備えており、1本の内線105に複数の機器が接続可
能で、かつ、同時に複数の機器が通信可能である。そし
て、PBXサーバシステムでは、端末からPBXを経由してサ
ーバへデータを送信し、端末−PBX間及びサーバ−PBX間
のデータ伝送は、上記制御信号チャネルもしくは上記情
報信号チャネルを利用し、パケット単位に行う。端末か
らサーバに送出するデータパケットの交換は、PBX100内
部で行う。
第2図は、上記PBX100の内部構成の概要を示したもの
である。第2図(a)は、端末からサーバへのパケット
データを交換するためのパケット蓄積交換部201をPBX10
0内部の時分割多重通信路202に直接接続した場合の構成
を示したものである。また、時分割多重通信路202に
は、PBX100全体を制御するCPU203、内線105の接続制御
を行う、内線制御部205、局線106の接続制御を行う局線
制御部206が接続されている。CPU203には、CPUバス207
を介して記憶装置204及び管理端末208が接続しており、
記憶装置204には、内線の属性や通信記録等の情報が記
憶されている。管理端末208は、システムの管理者が、
上記PBXの使用状況を調査したり、上記内線の属性の登
録、変更を行うためのものである。第2図(b)は、コ
ンピュータ210をコンピュータインタフェース部209を介
してPBX100のCPU203に接続し、上記コンピュータ210内
部に、上記パケット蓄積交換部211を設けた構成を示し
たものである。その他の構成要素は、第2図(a)と同
様である。第2図(a)の構成では、内線105に接続さ
れている端末からのデータは、まず内線制御部205で受
信し、時分割多重通信路202を通ってパケット蓄積交換
部201へ送られる。そして、上述の逆の経路を通って、
内線105に接続されているサーバにデータは送出され
る。第2図(b)の構成では、内線105に接続されてい
る端末からのデータは、まず内線制御部205で受信し、
時分割多重通信路202を通ってCPU203に送られる。そし
て、CPU203では受信したサーバ利用のデータをCPUバス2
07を介してコンピュータインタフェース部209に送出
し、コンピユータインタフェース部209がPBX100の外部
にあるコンピュータ210中のパケット蓄積交換部211にデ
ータを送出する。そして、上述の逆の経路を通って、内
線105に接続されているサーバにデータは送出される。
第3図は、内線105に接続され、ユーザに対して本発
明の一実施例のPBXサーバシステムのサービスを提供す
るための本発明の一実施例の端末101の構成を示したも
のである。端末101は、ICカード306挿入によりユーザの
エントリを受付けるためにICカード制御部301と、一般
のパソコンやワークステーションと同等の機能を提供す
る本体302と、サーバ利用制御部303と、ユーザエントリ
制御部304及び通信インタフェース部305を構成要素とす
る。そして、端末101は、通常の電話機に利用されてい
るものと同様の内線接続ケーブル307を介して内線105の
コネクタ308に接続することにより、内線105に接続され
る。ここで、通信インタフェース部305は、PBX100の内
線105に端末が接続されると、上記内線105の上記制御信
号チャネル及び、情報信号チャネルを利用して、PBX100
の内線制御部205と通信を行う。また、サーバ利用制御
部303と、ユーザがサーバ104を利用する際に発生するデ
ータの通信制御を行う部分であり、ユーザエントリ制御
部304は、端末101にエントリしたユーザがシステムの利
用を許可されているか否かを調べるための処理を行う部
分である。
第4図は、内線105に接続され、ユーザに対して本発
明の一実施例のPBXサーバシステムのサービスを提供す
るための本発明の一実施例のサーバ104の構成を示した
ものである。サーバ104は、上記サーバ104が制御する接
続機器407とサーバ本体402とのインタフェースをとるた
めの接続機器インタフェース部406と、ICカード408挿入
により、サーバのシステムへのエントリを開始するため
のICカード制御部401と、サーバとしての機能を提供す
る本体402と、サーバ利用通信制御部403と、サーバエン
トリ制御部404及び通信インタフェース部405を構成要素
とする。そして、サーバ104は、通信インタフェース部4
05を通常の電話機に利用されているものと同様の物理イ
ンタフェースの内線接続ケーブル307を介して内線105の
コネクタ308に接続することにより内線105に接続され
る。ここで、通信インタフェース部405は、サーバがPBX
100の内線105に接続されると、上記内線105の上記制御
通信チャネル及び情報信号チャネルを利用して、PBX100
の内線制御部205と通信を行う。また、サーバ利用通信
制御部403は、ユーザの利用している端末101からPBX100
を経由して上記サーバ104に送られてきたサーバ利用デ
ータの通信制御を行う部分であり、サーバエントリ制御
部404は、PBXサーバシステムにエントリしたサーバ104
がシステムに登録されているか否かを調べるための処理
を行う部分である。
第5図は、本発明のPBXサーバシステムに接続する端
末101の他の実施例を示したものである。第3図に示し
た端末と異なるのは、端末101にICカードインタフェー
スがなく、このため、端末101内部にICカード制御部301
を備えていない点である。したがって、本発明の他の実
施例の端末では、ユーザのシステムエントリをユーザの
キー操作によるユーザID及びパスワード入力により受け
付ける。その他の、本体501、サーバ利用制御部502、ユ
ーザエントリ制御部503、通信インタフェース部504は、
第3図に示した同名部分と同様の機能を実現する。
第6図は、本発明のPBXサーバシステムのサービスを
提供するサーバ104の他の実施例を示したものである。
第4図に示したサーバと異なるのは、サーバ104にICカ
ードインタフェースがなく、このため、サーバ104内部
にICカード制御部401を備えていない点である。したが
って、本発明の他の実施例のサーバでは、サーバのシス
テムへの接続を要求する人のキー操作によるサーバID及
びサーバ種別、属性情報の投入により、上記サーバのシ
ステムへの接続のための処理を開始する。その他の、本
体601、サーバ利用通信制御部602、サーバエントリ制御
部603、通院インタフェース部604及び接続機器インター
フェス部605は、第4図に示した同名の部分と同様の機
能を実現する。
第7図は、パケット蓄積交換部201(もしくは、211)
の内部構成を示したものである。パケット蓄積交換部20
1は、PBX100のの内線105に接続された端末101及びサー
バ104と、PBX100との間でパケット交換によるデータ通
信を可能とするためのパケット制御部701と、本発明の
一実施例のPBXサーバシステムの利用を許可されたユー
ザの端末利用状況及びPBXサーバシステムのサービスを
提供するものとして登録されたサーバ104の内線105への
接続状況を管理する端末管理部702とから成る。また、
パケット制御部701では、第8図に示すような内線接続
テーブル800を持ち、上記PBXサーバシステムの内線ごと
に、接続されている端末101とそのユーザ、及び接続さ
れているサーバ104に関する情報を管理する。内線接続
テーブル800は、配線番号801をインデックスとして、端
末識別番号802、ユーザID803及び接続した機器が端末の
場合は、PBXと端末間のデータリンク上で、サーバを利
用するためにデータを伝送する際、論理多重によるデー
タ伝送を実現するためのサーバ対応に割り当てられる論
理チャネル番号804及び、上記論理チャネル番号804を用
いて伝送するデータの伝送先を示す接続先805を要素に
持つ。ここで、内線にサーバが接続された場合は、ユー
ザID803にはサーバIDが登録され、論理チャネル番号804
には、上記サーバを利用するユーザに対応した論理チャ
ネル番号が登録され、接続先805には、上記ユーザIDが
登録される。このように、ユーザが利用したいサーバに
データを伝送する際、サーバの物理アドレス(内線番
号、端末識別番号)を指定するのではなく、サーバに応
じた論理チャネル番号を指定する。サーバからユーザの
利用している端末に対してデータを送信する際にも、同
様にユーザ名に応じた論理チャネル番号を指定する。
第9図は、パケット制御部701で利用するサーバ利用
ユーザテーブル900を示したものである。サーバ利用ユ
ーザテーブル900は、サーバ名901をインデックスとし、
上記サーバの接続されている内線番号902、端末識別番
号903の物理アドレス情報及び、サーバを利用するユー
ザ毎に割当てられる論理チャネル番号904及びそれに対
応するユーザID905と上記ユーザの接続している内線番
号906を構成要素に持つ。パケット制御部701では、内線
接続テーブル800とサーバ利用ユーザテーブル900を組合
せて利用することにより、ユーザとサーバの間を論理的
に接続する。すなわち、ユーザがPBX100に対してデータ
を送信する際に指定した論理チャネル番号804により、
ユーザが利用を希望するサーバ名を認識し、上記サーバ
名でサーバ利用ユーザテーブル900を検索することによ
り、上記サーバの内線番号902及び端末識別番号903を得
てデータを送信する物理アドレスを得る。そして、デー
タ送信元のユーザに応じた論理チャネル番号904を指定
してデータを送信する。サーバからユーザへ送信するた
めのデータを受信した場合は、サーバ利用ユーザテーブ
ル900から送信先のユーザの内線番号906を検索し、上記
内線番号を利用して内線接続テーブルを検索することに
より端末識別番号802を得る。ここで、PBXと端末101も
しくはサーバ104間のデータリンクの論理チャネルのう
ち、少なくとも一つはパケット制御部701と上記端末101
もしくは上記サーバ104との制御情報の通信用に予約さ
れているものとする。第8図及び第9図に示した例にお
いては、パケット制御部701と端末101間の制御情報通信
用には、論理チャネル番号“256"を用い、パケット制御
部701とサーバ104間の制御情報通信用には、論理チャネ
ル番号“512"を用いている。また、PBX100が、CCITT勧
告X、25のようなパケット交換通信機能をサポートして
いる場合、一般のパケット交換によるデータ通信に用い
る論理チャネル番号とPBXサーバシステム利用のための
データ通信に用いる論理チャネル番号とは、PBX内部で
切り分けておく。
第10図は、端末管理部702が持つPBXサーバシステムエ
ントリテーブル1000を示したものである。上記PBXサー
バシステムエントリテーブル1000は、上記PBXサーバシ
ステムの管理者がPBX100の管理端末208から入力した。
上記PBXサーバシステムを利用可能なユーザのユーザID1
001、ユーザ名1002、パスワード1003及びアクセスクラ
ス1004等のユーザに関する固有の情報や、内線番号1005
及び端末識別番号1006のユーザのエントリした端末によ
り変化する情報を構成要素として持つ。また、PBXサー
バシステムエントリテーブル1000には、PBXサーバシス
テム管理者により入力される。サービスを提供するサー
バのサーバID及びサーバ名及びサーバ種別、属性情報
と、上記サーバの接続された内線105の内線番号及び端
末識別番号を記憶する。端末管理部702では、上記PBXサ
ーバシステムエントリテーブル1000を用いて、ユーザが
システムにエントリした場合及びサーバの利用可能の通
知を受けた場合に受信するユーザID、パスワード等が正
しいものであるか否かを照合する。
第11図は、端末101のサーバ利用制御部303(もしく
は、502)に保持される論理チャネル割当てテーブル110
0を示したものである。上記論理チャネル割当てテーブ
ルは、サーバ104に対してデータを送出する際に指定す
る論理チャネル番号1101、上記論理チャネルを利用して
データを送信する先のサーバ104の種別1102及び上記サ
ーバ104の属性1103を構成要素に持つ。これらの情報
は、ユーザが端末101にエントリし、上記端末101から送
出されたユーザIDとパスワードをPBX100の端末管理分70
2で照合した結果、正しいユーザであると上記PBX100の
端末管理部702で判断した場合、PBX100から上記ユーザ
のエントリした端末101に送出され、上記サーバ利用制
御部の上記論理チャネル割当てテーブルに登録される。
そして、上記ユーザが上記端末101の利用を終了する
と、上記論理チャネル割当てテーブルの内容を抹消す
る。
第12図及び第13図は、本発明の一実施例のPBXサーバ
システムにおける端末101でのユーザエントリ検出か
ら、上記端末101でサーバ104が利用可能となるまでの上
記端末での処理フローを示したものである。以下、第12
図、第13図を用いて端末での処理の流れを説明する。
第12図は、ICカード制御部301を備えた端末101におけ
るユーザのシステムエントリ時に上記端末のユーザエン
トリ制御部304で行う処理の流れを示したものである。
ユーザがシステムエントリ用のICカード306を上記端末3
01に挿入すると(ステップ1200)ICカード制御部301が
検知し、ICカード挿入をユーザエントリ制御部304へ通
知する。上記ユーザエントリ制御部304では、上記ICカ
ード306の所定の記憶場所からユーザID及びパスワード
を読み取るようにICカード制御部301に要求する。(120
2)。上記要求に対応して、ICカード制御部301がICカー
ドから読み出したユーザIDとパスワードを受信する(12
02)。そして、通信インタフェース部305に対して、PBX
100との間でパケット交換でデータ通信を行うためのデ
ータリンクの確立を要求する(1203)そして、上記通信
インタフェース部305からのパケットリンク確立通知を
待つ。(1204)。この時、上記通信インタフェース部30
5がパケットリンク確立要求後、一定時間経過してもPBX
から何も応答が返って来ない場合もしくは、上記PBXか
ら、パケットリンク確立拒否の応答を受信した場合に
は、上記通信インタフェース部305は、ユーザエントリ
制御部304に対してユーザの登録失敗を通知するので、
上記通知を受信したか否かも調べる(1205)。ここで、
上記通信インタフェース部305からパケットリンク確立
した旨の通知を受信すると、ユーザエントリ制御部で
は、それに対応して端末101からPBX100へ最初に送出す
るデータとして、ステップ1202でICカードより読込んだ
ユーザID及びパスワードを通信インタフェース部に送出
する(1206)。そして、通信インタフェース部305か
ら、ユーザのエントリを完了したか、失敗したかの通知
を受信するのを待つ(1207)。ここで、ユーザのシステ
ム利用のための登録が完了したことを示す通知を受信す
ると、端末のユーザ利用状態を示す利用終了フラグをOF
F状態にする(1208)。上記通信インタフェース部305か
ら受信する登録完了通知には、ユーザの利用可能なサー
バのサーバIDやデータ伝送に用いる論理チャネル番号等
の論理チャネル割当てテーブル1100に登録されるデータ
を含んでいる。そこで、上記論理チャネル割当てテーブ
ル登録用データをサーバ利用制御部303に通知する(120
9)。そして、必要ならばPBX100から通知された上記ユ
ーザが利用可能なサーバを利用するための通信プログラ
ムICカード306からダウンロードする(1210)。そし
て、通信インタフェース部305に対して、サーバ利用の
ためのデータ通信を開始する旨を通知し、上記端末101
からのサーバ利用が可能となる(1211)。ステップ1205
で、通信インタフェース部305から登録失敗を受信した
場合は、システム側に以上が発生していると判断し、上
記端末からサーバ利用のための特別な論理チャネルを用
いたデータ通信を行えないようにし、上記ユーザは、端
末本体のみ使用可能とする(1212)。ステツプ1207で上
記通信インタフェース部305からユーザエントリの失敗
の通知を受信した場合、システムにエントリを試みたユ
ーザに対してエントリの失敗を通知する(1213)。そし
て、エントリの失敗回数をインクリメントする(121
4)。そして、上記エントリを失敗したユーザの使用し
たユーザIDがエントリ失敗ユーザIDリストに既に登録済
みか否かを調べ(1215)、未登録の場合は、上記ユーザ
IDを新たに上記エントリ失敗ユーザIDリストに登録する
(1216)。そして、同期TrのタイマRをスタートする
(1217)。タイマRは、ユーザIDごとに別々に起動さ
れ、Tr経過後、同じユーザIDでシステムへのヘントリを
失敗しなければ、上記エントリ失敗ユーザIDリストから
抹消する。また、既に上記エントリ失敗ユーザIDリスト
に登録されている場合は、上記ユーザIDに対応したタイ
マRを再スタートする(1217)。そして、失敗回数が予
め定めた回数M回に達したか否かを判定し(1218)、M
回に達していない場合は、処理を終了する。失敗回数が
M回に達した場合、失敗ユーザIDに登録してあるユーザ
IDをすべて要注意ユーザリストに登録する(1219)そし
て、同期TkのタイマKをスタートする。(1220)。タイ
マKは、上記要注意ユーザリストにユーザIDを保持する
期間を計測するためのもので、タイマKのタイムアウト
により、対応するユーザIDを要注意ユーザリストから抹
消する。タイマKをスタートした後、上記要注意ユーザ
リストに登録されているユーザIDをPBX100に送出する
(1221)。
第13図は、第5図に示したようなICカード制御部を持
たない端末におけるユーザエントリ処理もしくは、ICカ
ード制御部を持つ端末で、ユーザがサーバの利用を一時
終了し、終了後もICカードの抜き出しを行わず、その後
ユーザがPBXサーバシステムに再エントリする際のユー
ザエントリ処理のユーザエントリ制御部(304もしくは5
03)における処理の流れを示したものである。まず、ユ
ーザのキーホボード操作等により、ユーザのシステムエ
ントリ要求を検出すると(1300)、上記ユーザのエント
リした端末がICカードシステムか否かにより、処理を部
分(1301)。ICカードシステムの場合は、同一ユーザの
再エントリであるか否かを判定するため、システムに登
録されているユーザ名を投入するようにユーザに要求す
る(1302)。そして、ユーザ名を本体302から受信する
と(1303)、上記ユーザ名とICカードに登録されている
ユーザ名とを比較する(1304)。比較の結果、ユーザ名
が一致した場合は、PBX100に上記端末からユーザがサー
バの利用を再開した旨通知し(1305)、処理を終了す
る。そして、投入されたユーザ名と、ICカードに登録さ
れているユーザ名が異なる場合は、上記エントリを試み
たユーザが不正ユーザであるとして、エントリ失敗を通
知し(1306)、処理を終了する。ICカードシステムでな
い場合は、エントリ要求をしているユーザに、ユーザID
及びパスワードの投入を要求する(1307)。上記要求に
対する応答として、ユーザからユーザID及びパスワード
を受信する(1308)。この時。受信したユーザIDが、不
正にシステムに侵入しようとしたユーザの使用したユー
ザIDを記憶した要注意ユーザリストにあるか否かを調べ
(1309)、ある場合はユーザにエントリ失敗を通知し
(1306)、処理を終了する。上記要注意ユーザリストに
ない場合、通信インタフェース部504に対して、PBXとの
間でパケット交換でデータ通信を行うためのデータリン
クの確立を要求する(1310)。そして、上記パケットリ
ンク確立要求に対する応答として、パケットリンク確立
通知を受信するか(1311)、それともユーザの登録失敗
通知を受信するか(1312)を待つ。この時、ユーザの登
録失敗通知を受信した場合は、上記サーバシステムへの
エントリを要求したユーザのサーバの利用禁止の処理を
行い、端末の本体のみ使用可能とする(1313)。ステッ
プ1311でパケットリンク確立通知を受信した場合、通信
インタフェース部504に対して、上記ユーザから入力さ
れたユーザID及びパスワードを送出する(1314)。そし
て、PBX100にユーザが登録された否かの通知を待つ(13
15)。この時、PBX100にユーザが登録され、上記ユーザ
がシステムを利用可能となった場合、利用終了プラグを
OFF状態にし(1316)、サーバ利用制御部502に、上記ユ
ーザが利用可能なサーバ名やサーバID等の情報を通知す
る(1317)。そして、上記端末101の外部記憶装置もし
くは、PBXから、利用可能なサーバに対応した通知プロ
グラムをダウンロードする(1318)。その後、通信イン
タフェース部504に対して、サーバ利用の開始を通知
し、サーバへのデータ通信を可能とする(1319)。ステ
ップ1315で、通信インタフェース部504から、エントリ
を要求したユーザがPBX100に登録されなかった旨の通知
を受信すると、システムにエントリを試みたユーザに対
してエントリのを失敗通知する(1320)そして、エント
リ失敗回数をインクリメントする(1321)。そして、上
記エントリを失敗したユーザの使用したユーザIDが、エ
ントリ失敗ユーザIDリストに既に登録済か否かを調べ
(1322)、未登録の場合は、上記ユーザIDを新たに上記
エントリ失敗ユーザIDリストに登録する(1323)。そし
て、周期TrのタイマRをスタートする(1324)。タイマ
Rは、ユーザIDごとに別々に起動され、Tr経過後同じユ
ーザIDでシステムのエントリを失敗しなければ、上記エ
ントリ失敗ユーザIDリストから抹消する。また、既に上
記エントリ失敗ユーザIDリストに登録されている場合
は、上記ユーザIDに対応したタイマRを再スタートする
(1324)。そして、失敗回数が一定回数M回に達したか
否かを判定し(1325)、M回に達していない場合は、処
理を終了する。失敗回数がM回に達した場合、失敗ユー
ザIDに登録してあるユーザIDをすべて要注意ユーザリス
トに登録する(1326)。そして、同期KtのタイマKをス
タートする(1327)。タイマKは、上記要注意ユーザリ
ストにユーザIDを保持する期間を計測するためのもの
で、タイマKのタイムアウトにより、対応するユーザID
を要注意ユーザリストから抹消する。タイマMをスター
トした後、上記要注意ユーザリストに登録されているユ
ーザIDをPBX100に送出する。(1328)。ここで、上記ユ
ーザのエントリ失敗をチェックする処理を、PBXのパケ
ット制御部において実現しても、同様の機能を実現でき
る。
第14図は、端末101の通信インタフェース部におい
て、ユーザエントリ制御部からパケツト交換によるデー
タ通信を行うためのデータリンク確立要求を受信して、
それに対する対応を返すまでの処理を示したものであ
る。まず、ユーザエントリ制御部からパケツト確立要求
メッセージを受信すると(1400)、PBX100に対してパケ
ットリンク確立要求メッセージを送出する(1401)。そ
して、パケットリンク確立待ちタイマT1をタイムアウト
する(1402)。そして、タイマT1がタイムアウトしたか
否かを調べ(1403)。タイムアウトしていない場合はPB
Xからパケットリンク確立確認メッセージを受信したか
否かを調べる(1404)。タイマT1のタイムアウト前にPB
Xからパケットリンク確立確認メッセージを受信した場
合、ユーザエントリ制御部にパケットリンク確立したこ
とを通知する(1405)。そして、パケットリンク確立に
対応して上記ユーザエントリ制御部から受信するユーザ
ID、パスワードを組込んだデータフレームを作成し、PB
Xに送出する(1406)。そして、PBXでのユーザ登録待ち
タイマT2をスタートする(1407)。そして、タイマT2が
タイムアウトしたか否か調べ(1408)。タイムアウトし
ていない場合はPBXから上記ユーザ登録データに対する
対応の受信の有無を調べる(1409)。タイマT2のタイム
アウト前にPBXからユーザ登録の可否を示したデータを
受信した場合、ユーザエントリ制御部に上記ユーザ登録
の可否を示したデータを送出する(1410)。ここで、ス
テツプ1403においてタイマT1がタイムアウトした場合、
もしくは、ステツプ1408においてタイマT2がタイムアウ
トした場合、いずれの場合も、ユーザエントリ部に対し
て、ユーザ登録に失敗した旨を通知し(1411)、処理を
終了する。
第15図及び第16図は、本発明の一実例のPBXサーバシ
ステムにおけるサーバ104でのサーバエントリ検出か
ら、上記サーバのサービス提供可能となるまでの上記サ
ーバでの処理フローを示したものである。以下、第15
図、第16図を用いて、サーバでの処理の流れを説明す
る。第15図は、ICカード制御部401を備えたサーバ104の
システムエントリ時に上記サーバ104のサーバエントリ
制御部404で行う処理の流れを示したものである。サー
バ処置者が、システムエントリ用のICカード408をサー
バに挿入すると(1500)、ICカード制御部401が検知
し、ICカード挿入をサーバエントリ制御部404に通知す
る。上記サーバエントリ制御部では、サーバエントリの
受付中であることを示し(1501)、上記ICカード制御部
に対して、上記ICカードの所定の場所に記憶されている
サーバ名、サーバID及びサーバ種別等の情報をICカード
から読出し、送信するように要求する(1502)。上記IC
カードからのサーバ情報読み出しを要求を、ICカード制
御部で受け付けると、上記サーバ情報をICカードから読
み出し、サーバエントリ制御部に送出する。そして、サ
ーバエントリ制御部で、上記サーバ情報を受信すると
(1503)、通信インタフェース部405に対して、PBXとの
間でサーバ利用のためのデータ通信を行うための、パケ
ット交換によるデータ通信用のデータリンク確立を要求
する(1504)。そして、通信インタフェース部からパケ
ットリンク確立確認を受信するか(1505)、登録失敗通
知を受信するか(1506)まで待つ。通信インタフェース
部からパケットリンク確立確認を受信した場合、通信イ
ンタフェース部に対して、上記サーバ名、サーバID、サ
ーバ種別等のサーバ情報をPBXに対して送信するように
要求する(1507)。そして、上記サーバ情報送信に対す
るPBXから応答を通信インタフェース制御部から送信す
るのを待つ(1508)。通信インタフェース部から登録完
了のメッセージを受信すると、通信インタフェース部
に、サーバ利用のためのデータ通信を可能にするように
要求し(1509)、表示をエントリ受付け中から、サーバ
利用可能に切換え(1510)、処理を要求する。ステップ
1506で登録失敗通信を受信した場合、もしくは、ステッ
プ1508で登録失敗を受信した場合、サーバはシステムへ
のエントリを失敗し、利用可能とはならないと判断し、
表示をエントリ受け付け中からサーバ利用不可能に切換
え(1511)、処理を終了する。
第16図は、第6図に示したようなICカード制御部を持
たないサーバにおける。システムへのエントリ処理のサ
ーバエントリ制御部603における処理の流れを示したも
のである。まず、サーバ設置者のキーボード操作等によ
り、サーバのシステムへのエントリ要求を検知すると
(1600)、サーバをシステムに接続しようと試みている
サーバ設置者に、サーバ名、サーバID、サーバ種別等の
サーバ情報の投入を要求する(1601)。そして、上記要
求に応じて、上記サーバ情報をユーザが入力し、サーバ
エントリ制御部がそれを受信すると(1602)、通信イン
タフェース部604に対して、パケットリンクの確立を要
求する(1603)。これ以降の処理は、第15図で示した、
ICカード制御部を持つサーバのサーバエントリ制御部40
4での処理ステップ1505から1511と同一の処理である。
それでは次に、本発明の一実施例のPBXサーバシステ
ムの、PBX100内部での動作を説明する。
第17図は、PBX100のパケット蓄積交換部の中のパケッ
ト制御部701における制御データ通信用パケット受信処
理を示したものである。ユーザのエントリした端末101
やサーバ104からPBXに対して、PBXサーバシステムへの
接続、切り離しを要求する制御データ通信用のパケット
を送出すると、PBX内部では、パケット制御部が受信す
る(1700)。そして、上記パケット制御部では、受信し
た制御データ通信用のパケットが、ユーザもしくは、さ
ーばのPBXサーバシステムへの登録を要求するデータで
あるか否かを判定する(1701)。判別の結果、PBXサー
バシステムへの登録を要求するものである場合は、それ
がユーザをを登録するためのものか、サーバを登録する
ためのものかを調べる(1702)。ユーザのシステムへの
エントリを登録するするものである場合、データ中から
ユーザID及びパスワードを取り出し、端末管理部702に
上記ユーザID及びパスワードを送出し、それらの照会を
要求する(1703)。そして、上記ユーザのエントリした
端末の接続されている内線番号の内線接続テーブル800
に、上記端末の端末識別番号と、ユーザIDを登録する。
上記端末管理部でのユーザID及びパスワードの照会の結
果を受信し(1704)、ユーザ登録許可の通知を受信した
場合は、上記ユーザ登録許可の通知データに含まれてい
る上記ユーザの利用可能なサーバ名と上記サーバに対し
てデータを送出するために使用するPBXと端末間のデー
タリンク上の特別な論理チャネル番号を上記内線接続テ
ーブルの該当箇所に登録する(1705)。そして、上記ユ
ーザの接続可能なサーバすべてに対して、上記サーバの
サーバ利用ユーザテーブル900の空き論理チャネル番号9
04に対応する部分に、上記ユーザのユーザID905及び上
記ユーザのエントリした端末の接続している内線の内線
番号906を登録し(1706)、かつ、上記サーバの接続し
ている内線接続テーブル800のサーバの部分に、上記ユ
ーザがサーバを利用することにより新たに割当てられた
論理チャネル番号804を登録し、その接続先805に上記ユ
ーザのユーザIDを登録する(1707)。そして、ユーザの
エントリした端末に対して、ユーザの登録完了メッセー
ジとして、上記ユーザの利用可能なサーバに関する情報
を要素に持つデータを送出し(1708)、処理を終了す
る。ここで、ステップ1704において、端末管理部702で
ユーザIDとパスワードを照会した結果、予めシステム利
用可能者として登録していない者からのエントリ要求と
判断され、ユーザのシステムへの登録を許可しない旨の
通知を受信した場合、上記内線番号テーブル800に登録
した端末識別番号802及びユーザID803を抹消する(170
9)。そして、ユーザのエントリしている端末に対し
て、上記ユーザのPBXサーバシステムへのエントリを許
可しない旨のメッセージを送出し(1710)、処理終了す
る。ステップ1702において、データがサーバ104のPBXサ
ーバシステムへのエントリを登録するためのものである
場合、データ中から、サーバ名、サーバIDと属性を取り
出し、端末管理部702に上記サーバ名、サーバID及び属
性を送出し、それらの照合を要求する(1711)。そし
て、上記サーバの接続されている内線番号の内線接続テ
ーブル800に上記サーバの端末識別番号とサーバIDを発
生する。上記サーバ名サーバIDと属性の照合の結果を受
信し(1712)、サーバエントリ許可の通知を受信した場
合は、サーバ利用ユーザテーブル900に上記サーバの接
続されている内線番号902、端末識別番号903を登録する
(1713)。そして、上記サーバに対して、サーバの登録
完了メッセージを送出し(1714)、処理を終了する。ス
テップ1712において、端末管理部702でサーバ名、サー
バIDと属性を照合した結果、予め、サービス提供をする
サーバとして登録していないサーバからのエントリ要求
と判断され、サーバのシステムへの接続を許可しない旨
の通知を受信した場合、上記内線接続テーブル800に登
録した端末識別番号802及びサーバID803を抹消する(17
15)。そして、上記サーバに対して、上記サーバのPBX
サーバシステムへのエントリを許可しない旨のメッセー
ジを送出し(1716)、処理を終了する。ステップ1701に
おいて、ユーザもしくは、サーバのPBXサーバシステム
への登録を要求するデータでない場合は、上記データが
ユーザの利用する端末のシステム接続終了もしくは、再
開を通知するためのものであるので、どちらのものであ
るかを判別する(1717)。上記データがユーザの利用す
る端末のシステム接続終了を示すものである場合、内線
接続テーブル800からユーザID802を抹消し、また、サー
バ利用ユーザテーブル900の接続先のユーザID905及び上
記ユーザの内線番号906を抹消し、そして、上記接続先
のユーザID905に対応する論理チャネル番号904を読み出
し、サーバの接続している内線の接続テーブル800の上
記サーバの要素の同一の論理チャネル番号804に対応す
るユーザID805を抹消する(1718)。ステップ1717にお
いて、上記データが、ユーザのシステム接続再開を示す
ものである場合、内線接続テーブル800の同一端末識別
番号802の要素を検索し、それに対応するユーザID803の
要素に上記システムへの接続を再開したユーザのユーザ
IDを登録する。そして、ユーザのシステムへのエントリ
時と同様の手順で、サーバ利用ユーザテーブル900への
登録と、内線接続テーブル800の利用可能なサーバに対
応する要素への登録を行い(1719)、処理を終了する。
第18図は、PBX100のパケット蓄積交換部の中の端末管
理部702におけるユーザ及びサーバ照会処理へ流れを示
したものである。パケット制御部701で受信したユーザ
やサーバのシステムへのエントリ用の情報が、正規のも
のか否かを判定する。ここで、端末管理部702では、PBX
サーバシステムエントリテーブル1000を保持しており、
上記テーブルに登録されている情報と受信データを比較
する。
まず、パケット制御部701からシステムエントリ用の
データの照会要求を受け付けると(1800)、上記データ
は、ユーザ照会のためのデータか、サーバ照会のための
データかを判別する(1801)。ユーザ照会のためのデー
タの場合、ユーザの送出したユーザIDが上記PBXサーバ
システムエントリテーブル1000のユーザID1001に登録さ
れているか否かを調べる(1802)。上記ユーザから受信
したユーザIDと一致するユーザIDが上記PBXサーバシス
テムエントリテーブル1000に登録されていた場合、(18
03)、次にユーザから受信したパスワードとPBXサーバ
システムエントリテーブル1000のパスワード1003を照合
する(1804)。照合の結果、一致した場合は(1805)、
上記エントリを要求したユーザの使用している端末101
の接続されている内線番号と端末識別番号をそれぞれ、
PBXサーバシステムエントリテーブル1000の内線番号100
5、端末識別番号1006の要素に登録する(1806)。そし
て、上記テーブルから、上記登録したユーザのアクセス
クラス1004を読取る(1807)。上記アクセスクラスか
ら、上記ユーザが利用可能なサーバを検索する(180
8)。そして、上記ユーザの利用可能なサーバ名とその
属性をパケット制御部に通知する(1809)。ここで、ス
テップ1803でユーザから受信したユーザIDと同一のもの
が上記PBXサーバシステムエントリテーブル1000に登録
してなかった場合及び、ステップ1805でパスワードの照
合結果が不一致の場合、上記システムへのエントリを要
求したユーザはシステムの利用を許されない不正ユーザ
と見なし、パケット制御部に接続不可の旨を通知する
(1810)。ステップ1801において、サーバ照会のための
データの場合、同一のサーバIDが上記PBXサーバシステ
ムエントリテーブル1000に登録してあるか否かを検索す
る(1811)。同一のサーバIDが上記テーブル1000に登録
してある場合(1812)、サーバの属性に関する情報が一
致するか否かを調べる(1813)。一致する場合は、サー
バのシステムへの登録を許可する旨をパケット制御部70
1に通知する(1814)。そして、上記サーバの接続され
ている内線番号と端末識別番号をそれぞれ、PBXサーバ
システムエントリテーブル1000の内線番号1005、端末識
別番号1006の要素に登録する(1815)。ここで、ステッ
プ1812において、上記PBXサーバシステムエントリテー
ブル1000に同一のサーバIDが登録してなかった場合及
び、サーバの属性に関する情報が不一致の場合、上記シ
ステムへのエントリを要求したサーバは不正サーバと見
なし、パケット制御部に登録不可を通知する(1816)。
このようにして、パケット制御部から照合要求を受けた
情報の照会結果として、上記PBXサーバシステムへの登
録許可、不認可を通知する。
それでは次に、PBXサーバシステムにエントリたしユ
ーザの利用している端末からサーバを利用するためのデ
ータをPBXで受信してから該当するサーバに送出するま
でのパケット制御部での処理を第19図、第20図を用いて
説明する。
第19図は、パケット制御部701でサーバ利用データを
受信してから、サーバ毎に設けられているサーバキュー
にデータを登録するまでの処理を示したものである。以
下、処理の流れを説明する。
まず、パケット制御部701でサーバからのサーバ利用
データを受信すると(1900)、ユーザが利用を要求した
サーバを識別する(1901)。これは、ユーザが上記サー
バ利用データをPBX100に伝送する際に用いた、ユーザの
エントリしている端末101と上記PBXとの間のデータリン
ク上の論理チャネル番号を調べることにより知ることが
できる。そして、サーバ毎に設けられているサーバキュ
ー2000にサーバへのデータを登録する。この時、上記サ
ーバキュー2000に同一ユーザからのデータが既に登録さ
れているか否かを調べる(1902)。これは、PBX100から
サーバ104にデータを送出する際、サーバの処理を最も
効率良く行えるデータサイズで行うため、連続する2つ
のデータ間でデータの統合、分離を行うために行う。こ
こで、同一ユーザからデータが上記サーバキュー2000に
登録されている場合、上記ユーザの指定したサーバキュ
ー2000の最後尾にある同一ユーザから受信したデータの
データサイズと、サーバの処理を最も効率良く行えるデ
ータサイズとの大きさを比べ(1903)。第20図を例にと
ると、図に示した状態でサーバnに対してユーザIDが00
44のユーザからデータを送られた場合、サーバキュー20
00−nの2番目に登録されているデータ2004とサーバの
処理を最も効率良く行えるデータサイズとを比較する。
比較の結果、サーバキューの最後尾のデータサイズがサ
ーバの処理を最も効率良く行えるデータサイズより小さ
い場合、今度は上記同一のユーザの送出したサーバキュ
ーの最後尾のデータと上記のユーザから受信したデータ
を加えたデータサイズとサーバの処理を最も効率良く行
えるデータサイズとを比較する(1904)。比較の結果、
同一ユーザの送出したサーバキューの最後尾のデータと
上記ユーザから受信したデータを加えたデータサイズの
方が大きい場合、最後尾データに受信データを結合した
ものをサーバの処理を最も効率良く行えるデータサイズ
分ほど分割し、それを上記サーバキュー2000の上記最後
尾データの登録されていた位置に再登録する(1905)。
そして上記最後尾データに受信データを結合したものか
ら、サーバの処理を最も効率良く行えるデータサイズ分
ほど分離した残りを新たに受信データとして処理を継続
する(1906)。そして、上記受信データサイズとサーバ
の処理を最も効率良く行えるデータサイズとを比較する
(1907)。ここで、受信データサイズの方が大きい場
合、受信データをサーバの処理を最も効率良く行えるデ
ータサイズに分割し、データの順に上記サーバキューに
登録する(1908)。ステップ1902において、サーバキュ
ーに同一ユーザからのデータが存在しなかった場合及
び、ステップ1903において、サーバ処理を最も効率良く
行えるデータサイズの方が大きい場合は同様の処理を行
う。また、ステップ1907において、サーバ処理を最も効
率良く行えるデータサイズの方が大きい場合、ユーザか
らの受信データをユーザの利用要求のあったサーバキュ
ーの最後に登録する(1909)。そして、ステップ1904
で、サーバの処理を最も効率良く行えるデータサイズの
方が大きい場合、上記サーバキュー2000に登録されてい
る同一ユーザからのデータのうち、最後尾に登録されて
いるデータに受信データを結合し、それを新たに最後尾
に登録されているデータとする。第20図を例にとると、
ユーザIDが0044のユーザが、サーバnを利用するデータ
を送出し、PBX100で受信した時、上記受信データとサー
バキュー2000−nに登録されているユーザIDが0044のユ
ーザからデータのうち、最後尾にあるデータ2004とを加
えたデータサイズが、サーバnの処理を最も効率良く行
えるデータサイズよりが小さい場合、上記受信データと
上記サーバキューn2000−nのデータ2004とを結合した
ものを改めて、データ2004の位置に登録するという事を
示す。
第21図は、パケット制御部701におけるサーバキュー
に登録されたデータをサーバに送出する処理の流れを示
したものである。処理を開始すると(2100)、まず、サ
ーバキュー2000にデータが登録されているか否かを調べ
る(2101)。サーバキューにデータが登録している場合
は、上記サーバ名からサーバ利用ユーザテーブル900を
検索し、データをサーバに伝送するために必要な内線番
号及び、端末識別番号等のサーバの物理アドレスを得る
(2102)。そして、サーバとPBX間のデータリンク上に
データを送出する際に必要な論理チャネル番号を上記サ
ーバ利用ユーザテーブル900をユーザID905で検索して得
る(2103)。そして、サーバキューから取り出したデー
タパケットに上記物理アドレス及び論理チャネル番号情
報をヘッダとして付加し、目的とするサーバの接続され
ている内線に送出する(2104)。そして、同一のサーバ
キューにデータがさらに登録されているか否かを調べる
処理に戻る。ここで、サーバキューに登録されているデ
ータがないと、次のサーバキューの検索を開始する。そ
して、すべてのサーバキューを検索した場合には(210
5)、処理を終了する。
それでは次に、PBXサーバシステムからのユーザの離
脱及び、利用終了の際の処理について、第22図、第23図
及び第24図を用いて説明する。
第22図は、PBXのパケット制御部701におけるサーバも
しくは、端末との間のデータリンク異常発生時の処理の
流れを示したものである。PBXとの間でデータリンクを
確立したままの状態でサーバやユーザのエントリしてい
る端末を内線105から切り離すと、パケット制御部で
は、上記サーバや端末との間にデータリンクの異常が発
生したことを検出する(2200)。そして、上記データリ
ンクの異常が発生したのは、サーバとの間なのかユーザ
のエントリしている端末との間なのかを調べる(220
1)。データリンクに異常が発生したのがサーバとの間
である場合、上記サーバのサーバ利用ユーザテーブル90
0に登録されているユーザのエントリしている端末に対
して、上記サーバが利用不能になった旨を通知する(22
02)。そして、上記サーバのすべてのユーザに対して利
用不能通知を終了した後、上記サーバ利用ユーザテーブ
ル900の該当サーバの部分をクリアする(2203)。そし
て、上記データリンク異常を発生したサーバのサーバ利
用キュー中に登録されているデータをすべて解放する
(2204)。その後、端末管理部702に対して、上記サー
バ利用ユーザテーブルから抹消されたサーバ名を通知し
(2205)、内線接続テーブル800から、上記データリン
ク異常を発生したサーバに対応する要素を抹消する(22
06)。ここで、PBXとの間のデータリンクに異常が発生
したのがユーザのエントリしている端末である場合、内
線接続テーブル800の該当する部分から、上記ユーザの
利用可能なサーバ名を検索し、検索したサーバのサーバ
利用ユーザテーブル900の上記ユーザに該当する項目を
抹消する(2207)。そして、端末管理部702に対して、
上記PBXとの間のデータリンクに異常を発生した端末に
エントリしているユーザのユーザIDを通知し(2208)、
内線テーブルから上記端末に対応する要素を抹消する
(2206)。
第23図及び第24図は、ユーザの端末エントリを終了す
る際の処理の流れを示したものであり、第23図は、第5
図に示した本発明の一実施例のICカード制御部を持たな
い端末におけるユーザのエントリ終了のための処理及
び、第3図に示した本発明の一実施例のICカード制御部
を持つ端末におけるユーザのPBXサーバシステム利用の
一時中止のための処理の流れを示したものである。
まず、ユーザが端末操作により、PBXサーバシステム
のエントリを終了する旨の要求を受信する(2300)。上
記ユーザのエントリ終了要求を受信すると、PBXに対し
て上記ユーザがPBXサーバシステムの利用を終了する旨
を通知するデータを作成し、上記PBXに送出する(230
1)。そして、PBXサーバシステムの利用をしていないこ
とを示す利用終了フラグをON状態とする(2302)。そし
て、ICカード制御部を備えているか否かを判別し(230
3)、ICカード制御部を備えている場合は、処理を終了
する。ICカード制御部を備えていない場合は、ユーザが
上記PBXサーバシステムのエントリを終了するものとし
て、通信インタフェース部504に対してPBXとの間のパケ
ット交換によるデータ通信を行うためのデータリンクを
解放するように要求する(2304)。上記通信インタフェ
ース部504では、これに対応して、PBXに対して、パケッ
トリンクの解放を要求するデータを送出する。そして、
パケットリンク解放後、論理チャネル割当てテーブル11
00を消去し(2305)、サーバ利用のための通信プログラ
ムをすべて消去する(2306)。
第24図は、第3図に示した本発明の一実施例のICカー
ド制御部を持つ端末におけるユーザのPBXサーバシステ
ムのエントリを終了を行うための処理の流れを示したも
のである。まず、ICカード制御部301でユーザがICカー
ド306を抜き出したことを認識し、それをユーザエント
リ制御部304に通知すると2400)、上記ユーザエントリ
制御部304では、利用終了フラグがON状態か否かを調べ
(2401)、ON状態でない場合は、PBXに対して、ユーザ
が上記PBXサーバシステムの利用を終了する旨の通知を
送出する(2402)。そして、PBXからの利用終了確認通
知の受信を待つ(2403)。PBXから利用終了確認通知を
受信すると、通信インタフェース部305に対して、PBXと
の間のパケットリンクを解放するように要求する(240
4)。そして、パケットリンク解放後、論理チャネル番
号割当てテーブル1100を消去し(2405)。サーバ利用の
ための通信プログラムをすべて消去する(2406)。
それでは次に、公衆回線を介してPBXサーバシステム
を利用する場合の処理手順について、第25図、第26図及
び第27図を用いて説明する。
第25図は、PBXサーバシステムのPBX100に局線106を介
して上記システムの利用要求を行った際のパケット制御
部701の処理の流れを示したものである。局線制御部206
に外部端末から着信し、上記着信の際の付加情報とし
て、パケット蓄積交換部201への着信である事を示す情
報がある場合、パケット制御部701に着信を通知する。
局線106がISDN回線である場合には、着信の際の付加情
報として、サブアドレス情報やユーザ・ユーザ情報があ
る。パケット制御部701で上記局線着信を検出すると(2
500)、上記着信付加情報からユーザID及びパスワード
を取り出し(2501)、端末管理部702に送出する(250
2)。上記端末管理部でのユーザID、パスワードの照合
結果、上記PBXサーバシステムへアクセスが許可されて
いるユーザから着信と判断した場合(2503)、着信に応
答する旨上記局線制御部206に指示する(2504)。そし
て、第26図に示した局線テーブル2600に上記接続を許可
したユーザの局線番号2601、ユーザID2602、論理チャネ
ル番号2603及びサーバ種別2604を登録する(2505)。そ
して、サーバ利用ユーザテーブル900にユーザID905及び
ユーザの局線番号を登録する(2506)。ここで、内線と
局線を区別するために、局線番号であることを示す識別
子(例えば“T")を番号の前に付加する。そして、内線
接続テーブル800の該当する要素に、上記PBXサーバシス
テムに上記局線を介して接続してきたユーザの利用する
論理チャネル番号804を登録する(2507)。そして、上
記局線を介して接続したユーザの利用している端末に対
してサーバを利用するための論理チャネル番号とそれに
対応したサーバ名と属性を通知する(2508)。ここで、
ステップ2503で、端末管理部702での照合の結果、上記P
BXサーバシステムへアクセスを許可しない場合は、着信
を拒否する旨上記局線制御部206に指示する(2509)。
第27図は、局線106を介してPBXサーバシステムを利用
していたユーザが、上記PBXサーバシステムの利用を終
了し、通信を終了した際の処理を示したものである。ま
ず、局線制御部206から上記局線を介してPBXサーバシス
テムを利用していたユーザの通信終了の通知を受けると
(2700)、局線テーブル2600から上記通信終了したユー
ザID2602を取り出す(2701)。そして、上記ユーザの利
用可能だったサーバのサーバ利用ユーザテーブル900か
ら上記ユーザID905とそれに対応するユーザの局線番号9
06を削除、また、内線接続テーブル800の該当サーバの
要素のユーザIDに対応する部分を削除する(2702)。そ
して、端末管理部702に対して上記ユーザの利用し終了
を通知した後(2703)、上記局線テーブルの該当する要
素を削除する(2704)。
以上、本実施例によれば、PBXの内線を利用したサー
バの利用が可能となり、端末やサーバを自由に移動して
利用することができるという効果がある。また、複数の
端末が同時に同一のサーバの利用が可能なので、サーバ
の利用要求の競合による待ちが発生することなくサーバ
を利用できるという効果がある。また、本実施例によれ
ば、サーバの物理アドレスを指定せずにサーバ名を指定
してユーザからデータを送出するようにしているので、
ユーザがサーバの接続場所を意識することなく利用でき
るという効果がある。また、本実施例によれば、予め登
録してあるユーザに対してのみサーバの利用を許可する
ようにしたので、不正ユーザからシステムを保護できる
という効果がある。そして、本実施例によれば、同一端
末から一定回数以上のシステムエントリ誤りを犯した事
を検出でき、上記端末をシステムから切り離すことがで
きるので、システムに侵入を試みている者が、継続して
同一端末を使用する事ができないようにすることが可能
であるという効果がある。さらに本実施例では、予めユ
ーザの情報アクセスクラスを登録し、それに応じてユー
ザの利用可能なサーバを通知し、ユーザの利用できない
サーバとの間の通信手段を全く提供しないので、サーバ
システムに多様なセキュティレベルを持つたサーバを接
続できるという効果がある。
それでは次に、本発明の他の実施例を図を用いて説明
する。
第28図は、本発明の他の実施例のPBXサーバシステム
を示したものである。上記PBXサーバシステムは、PBX28
00及び上記PBXに直接接続したサーバ2801及び内線105に
接続された電話102や端末101から構成される。ここで、
第1図に示したPBXサーバシステムと最も異なる点は、
サーバ2801をPBXに直接接続した点にある。第29図は、
上記PBX2800の内部構成の概要を示したものである。第2
9図(a)は、端末からサーバへのパケットデータを交
換するためのパケット蓄積交換部2901をPBX2800内部の
時分割多重通信路2902に直接接続した構成を示したもの
である。また、時分割多重通信路2902には、PBX2800全
体を制御するCPU2903、内線105の接続制御を行う内線制
御部2905、局線106の接続制御を行う局線制御部2906が
接続されている。CPU2903には、CPUバス2907を介して、
記憶装置2904及び管理端末2908とサーバ2801との接続制
御を行うサーバインタフェース部2909が接続しており、
サーバインタフェース部2909では、サーバ接続ケーブル
2910上で伝送するデータの伝送制御も行う。第29図
(b)は、コンピュータ2912をコンピュータインタフェ
ース部2911を介してPBX2800のCPU2903に接続し、上記コ
ンピュータ2912内に、上記パケット蓄積交換部2913を設
けた構成を示したものである。その他の構成要成は、第
29図(a)と同様である。第29図(a)の構成では、内
線105に接続されている端末からのデータは、まず内線
制御部2905で受信し、時分割多重通信路2902を通ってパ
ケット蓄積交換部2901へ送られる。そして、再び時分割
多重通信路2902を通り、CPU2903を介して、CPUバス2907
上のサーバインタフェース部2909にサーバ利用データと
して送出される。そして、上記サーバインタフェース部
2909から、サーバ接続ケーブル2910を介してサーバ2801
にデータを送出する。第29図(b)の構成では、内線10
5に接続されている端末からのデータは、まず内線制御
部2905で受信し、時分割多重通信路2902を通ってCPU290
3に送られる。そして、CPU2903では、受信したサーバ利
用のデータをCPUバス2907を介してコンピュータインタ
フェース部2911に送出し、コンピュータインタフェース
部2911がPBX2800の外部にあるコンピュータ2912中のパ
ケット蓄積交換部2913にデータを送出する。そして、サ
ーバ利用データは、パケット蓄積交換部2913から上記コ
ンピュータインタフェース部2911に送出されコンピュー
タインタフェース部2911は、同一CPUバス2907上に接続
しているサーバインタフェース部2909に上記データを送
出する。そして、サーバ接続ケーブルを介してサーバ28
01にデータを送出する。
ここで、第29図に示したサーバ2801は、第4図及び第
6図に示したサーバに比べて、通信インタフェース部
が、内線用か、サーバ接続ケーブル用の違いがあるだけ
で、他の部分の構造及び機能は同様である。
第30図は、本発明の他の実施例のPBX2800のパケット
蓄積交換部701で管理する内線接続テーブル3000を示し
たものである。第8図に示した内線接続テーブル800と
同様、内線3001毎に、端末識別番号3002、ユーザID300
3、論理チャネル番号3004及び接続するサーバ3005を構
成要素に持つ。しかし、上記内線接続テーブル3000に
は、サーバは登録されない。
第31図は、本発明の他の実施例のPBX2800のパケット
制御換部701で管理するサーバ利用ユーザテーブル3100
を示したものである。第9図に示したサーバ利用ユーザ
テーブル900との違いは、サーバ2801がCPUバス2907に直
接しているため、サーバの内線番号を示す要素が必要な
く、サーバ名3101と上記サーバのCPUバス上でのアドレ
ス3102がサーバに付属する情報である。そして、上記サ
ーバを利用するユーザに関する情報である論理チャネル
番号3103、接続先のユーザID3104、ユーザの内線番号31
05を構成要素に持つ。これらのテーブルを利用して、本
発明の他の実施例のPBXサーバシステムにおいても内線
に接続した端末からの利用を可能とする。
以上、本実施例によれば、PBXに直接接続したサーバ
にデータを送るので、PBXとサーバの間のデータ伝送を
高速に行うことが可能で、ユーザに対するレスポンスが
向上するという効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、PBXの内線を利用してサーバシステ
ムを構築したので、サーバを利用する端末の移動の自由
度が大きいという効果がある。また、電話の利用とサー
バシステムの利用を同一のネットワークで行えるので、
それぞれの目的用にケーブルの布設を二重に行う必要が
ないという効果がある。また、PBXと複数の端末との間
でデータリンクを確立し、上記複数の端末から同時に同
一サーバ利用要求を受け付け可能としたので、サーバ利
用要求の競合によりユーザが処理待ち状態になることが
ないという効果がある。また、ユーザがサーバを利用す
る際、サーバ名をデータに付加してPBXに送出し、PBXで
上記サーバの物理アドレスを調べてサーバに上記データ
を送出するようにしたので、ユーザはサーバの利用時に
サーバの接続されている内線の回線番号等を記憶する必
要がないという効果がある。そして、システムへのエン
トリを一定回数以上連続して失敗した端末をシステムか
ら切り離すよにしたので、システムへ侵入を試みること
が困難になるという効果がある。また、ユーザ毎に情報
アクセスレベルを設定し、上記アクセスレベルによりユ
ーザ毎に利用できるサーバを指定するので、多様なセキ
ュリティレベルのサーバをシステムに接続することがで
きるという効果がある。さらに、ユーザから受信したサ
ーバ利用要求データを一旦PBXのキューに登録し、サー
バ毎に上記サーバでの処理を最適に行えるデータサイズ
にキューに登録する際に整形するので、サーバでのデー
タ処理を効率良く行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例のPBXサーバシステムを示
した構成図、第2図は、第1図の本発明に用いるPBXの
内部構成図、第3図は、本発明に用いる端末の内部構成
図、第4図は、本発明に用いるサーバの内部構成図、第
5図は、本発明に用いる端末の他の実施例の内部構成
図、第6図は、本発明に用いるサーバの他の実施例の内
部構成図、第7図は、パケット蓄積交換部の内部構成
部、第8図は、内線接続テーブルを示す図、第9図は、
サーバ利用ユーザテーブルを示す図、第10図は、PBXサ
ーバシステムエントリテーブルを示す図、第11図は、論
理チャネル割当てテーブルを示す図、第12図は、ICカー
ド制御部を備えた端末におけるユーザのシステムエント
リ時に行う処理の流れ図、第13図は、ICカード制御部を
持たない端末におけるユーザのシステムエントリ時に行
う処理の流れ図、第14図は、端末の通信インターフェー
ス部における処理の流れ図、第15図は、ICカード制御部
を備えたサーバのシステムエントリ時に行う処理の流れ
図、第16図は、ICカード制御部を持たないサーバのシス
テムエントリ時に行う処理の流れ図、第17図は、パケッ
ト制御部における制御データ通信用パケットの受信処理
を示す流れ図、第18図は、端末管理部におけるユーザ及
びサーバ照会処理の流れ図、第19図は、パケット制御部
でサーバ利用データを受信した後、サーバキューにデー
タを登録するまでの処理を示す図、第20図は、サーバキ
ューの構成を示す流れ図、第21図はサーバキューに登録
されたデータをサーバに送出する処理の流れ図、第22図
は、パケット制御部におけるサーバもしくは端末との間
でデータリンク異常発生時の処理の流れ図、第23図は、
ユーザの端末利用終了の際の処理を示す流れ図、第24図
は、ICカード制御部を備えた端末におけるユーザのPBX
サーバシステムのエントリ終了を行うための流れ図、第
25図は、局線を介してサーバシステムを利用する際のパ
ケット制御部の処理の流れ図、第26図は、局線テーブル
を示す図、第27図は、局線を介してサーバシステムを利
用していたユーザが利用を終了した際の処理の流れ図、
第28図は、本発明の他の実施例のPBXサーバシステムを
示した構成図、第29図は、第28図のPBXの内部構成図、
第30図は、本発明の他の実施例のパケット制御部で管理
する内線接続テーブを示す図、第31図は、本発明の他の
実施例のパケット制御部で管理するサーバ利用ユーザテ
ーブルを示す図である。 符号の説明 100……PBX、101……端末、104……サーバ、201……パ
ケット蓄積交換部、301……ICカード制御部、301……サ
ーバ利用制御部、304……ユーザエントリ制御部、305…
…通信インタフェース部、401……ICカード制御部、406
……接続機器インタフェース部、403……サーバ利用通
信制御部、404……サーバエントリ制御部、701……パケ
ット制御部、702……端末管理部、800……内線接続テー
ブル、804……論理チャネル番号、900……サーバ利用ユ
ーザテーブル、1000……PBXサーバシステムエントリテ
ーブル、1001……ユーザID、1003……パスワード、1004
……アクセスクラス、1005……内線番号、1100……論理
チャネル割当てテーブル、1101……論理チャネル番号、
2000……サーバキュー、2600……局線テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔭山 斎司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 大浦 哲生 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−13547(JP,A) 特開 昭64−69141(JP,A) 特開 平2−26159(JP,A) 特開 昭59−53924(JP,A) 特開 昭64−77346(JP,A) 特開 昭62−29338(JP,A) 特開 平1−226247(JP,A) パケット交換技術とその応用,日本, 電子通信学会,1980年12月10日,P.88 −91、P.140−149 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のパケット送受信装置に接続された複
    数の通信線と接続され、各パケット送受信装置から送信
    されたデータパケットを各通信線から受信する受信部
    と、宛先のパケット送受信装置に接続された通信線に前
    記受信したデータパケットを送信する送信部とを有する
    通信装置において、 前記受信部がデータパケットを受信すると、宛先のパケ
    ット送受信装置を識別し、前記識別したパケット送受信
    装置に前記送信部を介して前記データパケットを送信す
    る通信部を有し、 前記通信部は、記憶手段と、任意のパケット送受信装置
    から送信された登録を要求するパケットを前記受信部が
    受信すると、前記任意のパケット送受信装置のアドレス
    情報を前記記憶手段に登録する登録手段と、前記任意の
    パケット送受信装置と通信を行う少なくとも1つの他の
    パケット送受信装置のそれぞれに対して論理識別情報を
    割り当て、前記割り当てた論理識別情報のそれぞれを前
    記少なくとも1つの他のパケット送受信装置のそれぞれ
    のアドレス情報と共に前記記憶手段に登録する割り当て
    手段と、前記割り当てた論理識別情報のそれぞれを前記
    任意のパケット送受信装置に通知する通知手段と、前記
    任意のパケット送受信装置から送信されたデータパケッ
    トを前記受信部が受信すると、前記記憶手段を用いて、
    前記データパケットに含まれた論理識別情報と対応する
    他のパケット送受信装置のアドレス情報を識別する識別
    手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、前記任意のパケット送受
    信装置のアドレス情報と、前記少なくとも1つの他のパ
    ケット送受信装置のそれぞれのアドレス情報と、前記少
    なくとも1つの他のパケット送受信装置のそれぞれに対
    応した前記論理識別情報とを対応付けて記憶することを
    特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】複数のパケット送受信装置に接続された複
    数の通信線と接続され、各パケット送受信装置から送信
    されたデータパケットを各通信線から受信する受信手段
    と、宛先のパケット送受信装置に接続された通信線に前
    記受信したデータパケットを送信する送信手段とを有す
    る通信装置において、 記憶手段と、任意のパケット送受信装置から送信された
    登録を要求するパケットを前記受信手段が受信した場
    合、前記任意のパケット送受信装置のアドレス情報を前
    記記憶手段に記憶させる登録手段と、前記任意のパケッ
    ト送受信装置と通信を行う少なくとも1つの他のパケッ
    ト送受信装置のそれぞれに対して論理識別情報を割り当
    て、前記割り当てた論理識別情報のそれぞれを前記少な
    くとも1つの他のパケット送受信装置のそれぞれのアド
    レス情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させる割り当
    て手段と、前記割り当てた論理識別情報のそれぞれを前
    記任意のパケット送受信装置に通知する通知手段と、前
    記任意のパケット送受信装置から何れかの論理識別情報
    を含むデータパケットを前記受信手段が受信すると、前
    記論理識別情報を割り当てられたパケット送受信装置の
    アドレス情報を前記記憶手段を用いて識別し、前記識別
    したアドレス情報に従って前記送信手段を介して前記デ
    ータパケットを送信する識別手段とを有することを特徴
    とする通信装置。
  4. 【請求項4】複数のパケット送受信装置からデータパケ
    ットを受信し、宛先のパケット送受信装置を識別し、前
    記識別したパケット送受信装置に前記受信したデータパ
    ケットを送信する通信方法において、 任意のパケット送受信装置から送信された登録を要求す
    るパケットを受信し、前記任意のパケット送受信装置の
    アドレス情報を記憶し、前記任意のパケット送受信装置
    と通信を行う少なくとも1つの他のパケット送受信装置
    のそれぞれに対して論理識別情報を割り当て、前記割り
    当てた論理識別情報のそれぞれを前記少なくとも1つの
    他のパケット送受信装置のそれぞれのアドレス情報と対
    応付けて記憶し、前記割り当てた論理識別情報のそれぞ
    れを前記任意のパケット送受信装置に通知し、前記割り
    当てた論理識別情報の何れかを含むデータパケットを受
    信すると、前記データパケットに含まれた論理識別情報
    と対応するパケット送受信装置のアドレス情報を識別す
    ることを特徴とする通信方法。
  5. 【請求項5】複数のパケット送受信装置に接続された複
    数の通信線と接続され、各パケット送受信装置から送信
    された第1のパケットを各通信線から受信する受信部
    と、宛先のパケット送受信装置に接続された通信線に前
    記受信した第1のパケットを送信する送信部とを有する
    通信装置において、 前記受信部が前記第1のパケットを受信すると、宛先の
    パケット送受信装置を識別し、前記識別したパケット送
    受信装置に前記送信部を介して前記第1のパケットを送
    信する通信部を有し、 前記通信部は、記憶手段と、任意のパケット送受信装置
    から送信された、前記第1のパケットとは異なる第2の
    パケットを前記受信部が受信した場合、前記任意のパケ
    ット送受信装置のアドレス情報を前記記憶手段に記憶さ
    せる登録手段と、前記任意のパケット送受信装置が通信
    を行う前記少なくとも1つの他のパケット送受信装置の
    それぞれに論理識別情報を割り当て、前記割り当てた論
    理識別情報のそれぞれを前記少なくとも1つの他のパケ
    ット送受信装置のそれぞれのアドレス情報と対応付けて
    前記記憶手段に記憶させる割り当て手段と、前記割り当
    てた論理識別情報のそれぞれを前記任意のパケット送受
    信装置に通知する通知手段と、前記任意のパケット送受
    信装置から送信された論理識別情報を含む前記第1のパ
    ケットを前記受信部が受信すると、前記論理識別情報を
    割り当てられた前記少なくとも1つの他のパケット送受
    信装置のアドレス情報を、前記記憶手段を用いて識別す
    る識別手段とを有することを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】前記第2のパケットは、前記任意のパケッ
    ト送受信装置の登録を要求するパケットであり、前記割
    り当て手段は前記割り当てた論理識別情報のそれぞれ及
    び前記少なくとも1つの他のパケット送受信装置のそれ
    ぞれのアドレス情報を前記任意のパケット送受信装置の
    アドレス情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させるこ
    とを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】前記通信装置は、前記任意のパケット送受
    信装置と通信を行う前記少なくとも1つの他のパケット
    送受信装置を決定する手段を更に有し、前記割り当て手
    段は決定された前記少なくとも1つの他のパケット送受
    信装置に対して論理識別情報を割り当てることを特徴と
    する請求項1、3または5記載の通信装置。
  8. 【請求項8】前記通信装置は、前記任意のパケット送受
    信装置の登録を要求するパケットを受信すると、前記任
    意のパケット送受信装置と通信を行う前記少なくとも1
    つの他のパケット送受信装置を決定する手段を更に有
    し、前記割り当て手段は決定された前記少なくとも1つ
    の他のパケット送受信装置に対して論理識別情報を割り
    当てることを特徴とする請求項1、3または6記載の通
    信装置。
  9. 【請求項9】前記割り当て手段は、更に、前記少なくと
    も1つの他のパケット送受信装置毎に前記任意のパケッ
    ト送受信装置に第2の論理識別情報を割り当てて前記記
    憶手段に記憶させ、前記識別手段は、前記データパケッ
    トに含まれた前記論理識別情報を割り当てられたパケッ
    ト送受信装置に対応して前記任意のパケット送受信装置
    に割り当てられた前記第2の論理識別情報を前記記憶手
    段から獲得して前記データパケットに付加し、前記デー
    タパケットを送信することを特徴とする請求項1、3ま
    たは5記載の通信装置。
  10. 【請求項10】前記記憶手段は、各パケット送受信装置
    が前記通信装置と制御情報を通信する為に前記各パケッ
    ト送受信装置に対して予約された論理識別情報を記憶す
    ることを特徴とする請求項1、3または5記載の通信装
    置。
  11. 【請求項11】前記アドレス情報は、各パケット送受信
    装置を識別する装置識別情報と、各パケット送受信装置
    が接続された通信線に関する情報とを含む物理アドレス
    情報であることを特徴とする請求項1、3または5記載
    の通信装置。
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