JP3333929B2 - セミフレキシブル同軸ケーブルのハーネス方法 - Google Patents
セミフレキシブル同軸ケーブルのハーネス方法Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、セミフレキシブル
同軸ケーブルのハーネス方法に関し、特に、セミフレキ
シブルケーブルをコネクタ等に接続する方法に関するも
のである。
同軸ケーブルのハーネス方法に関し、特に、セミフレキ
シブルケーブルをコネクタ等に接続する方法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】セミフレキシブル同軸ケーブルは、特に
高周波信号のような高速信号を伝送する用途において広
く使用されている。このようなセミフレキシブル同軸ケ
ーブルをコネクタにハーネスし接続する手法としては、
図３に示した方法がある。
高周波信号のような高速信号を伝送する用途において広
く使用されている。このようなセミフレキシブル同軸ケ
ーブルをコネクタにハーネスし接続する手法としては、
図３に示した方法がある。
【０００３】即ち、従来技術では、セミフレキシブル同
軸ケーブル１の外被を剥いで外部導体１３を露出させる
とともに、この露出させた外部導体１３を、コネクタの
外部導体２１の円筒中空状の接続部２１ａに挿入する。
次いで、この接続部２１ａに形成した横穴２１ｂから接
続部２１ａと外部導体１３との間に半田を流し込み、冷
却固化した半田によって外部導体１３の外周全面を接続
部２１ａの内周全面に固着して接続する方法が採られて
いる。
軸ケーブル１の外被を剥いで外部導体１３を露出させる
とともに、この露出させた外部導体１３を、コネクタの
外部導体２１の円筒中空状の接続部２１ａに挿入する。
次いで、この接続部２１ａに形成した横穴２１ｂから接
続部２１ａと外部導体１３との間に半田を流し込み、冷
却固化した半田によって外部導体１３の外周全面を接続
部２１ａの内周全面に固着して接続する方法が採られて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法では、半田をコネクタ接続部の内周全面と
外部導体の外周全面との間に上手く回わすためにコネク
タの外部導体の接続部を全体的に暖める必要がある。ま
た、外部導体の接続部に横穴を開けたり、この横穴から
溶融した半田を流し込む等の幾つもの工数が必要とな
る。このため、作業に時間が掛かるという問題がある。
また、上記のように外部導体の接続部の横穴から半田を
流し込む等の作業には、熟練した半田付けの技術が必要
であり、熟練者しか作業ができないという問題があっ
た。
た従来の方法では、半田をコネクタ接続部の内周全面と
外部導体の外周全面との間に上手く回わすためにコネク
タの外部導体の接続部を全体的に暖める必要がある。ま
た、外部導体の接続部に横穴を開けたり、この横穴から
溶融した半田を流し込む等の幾つもの工数が必要とな
る。このため、作業に時間が掛かるという問題がある。
また、上記のように外部導体の接続部の横穴から半田を
流し込む等の作業には、熟練した半田付けの技術が必要
であり、熟練者しか作業ができないという問題があっ
た。
【０００５】本発明は、セミフレキシブル同軸ケーブル
を容易且つ短時間でコネクタにハーネスすることができ
る、セミフレキシブル同軸ケーブルのハーネス方法を提
供することを課題とする。
を容易且つ短時間でコネクタにハーネスすることができ
る、セミフレキシブル同軸ケーブルのハーネス方法を提
供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のセミフレキシブ
ル同軸ケーブルのハーネス方法は、中心導体と、該中心
導体を覆う絶縁体と、該絶縁体を覆うと共に半田コーテ
ィングが施された外部導体と、該外部導体を覆う外被と
を有するセミフレキシブル同軸ケーブルのハーネス方法
において、前記中心導体及び前記外部導体を露出させた
前記セミフレキシブル同軸ケーブルの端部を、コネクタ
に備えられた外部導体内に挿入する挿入工程と、該挿入
工程後、前記コネクタの外部導体をかしめて、前記セミ
フレキシブル同軸ケーブルの外部導体と前記コネクタの
外部導体とを圧接させるかしめ工程と、該かしめ工程に
よりかしめられた部分を加熱して、前記半田コーティン
グにより前記セミフレキシブル同軸ケーブルの外部導体
と前記コネクタの外部導体とを半田付けする加熱工程と
を有することを特徴とする。
ル同軸ケーブルのハーネス方法は、中心導体と、該中心
導体を覆う絶縁体と、該絶縁体を覆うと共に半田コーテ
ィングが施された外部導体と、該外部導体を覆う外被と
を有するセミフレキシブル同軸ケーブルのハーネス方法
において、前記中心導体及び前記外部導体を露出させた
前記セミフレキシブル同軸ケーブルの端部を、コネクタ
に備えられた外部導体内に挿入する挿入工程と、該挿入
工程後、前記コネクタの外部導体をかしめて、前記セミ
フレキシブル同軸ケーブルの外部導体と前記コネクタの
外部導体とを圧接させるかしめ工程と、該かしめ工程に
よりかしめられた部分を加熱して、前記半田コーティン
グにより前記セミフレキシブル同軸ケーブルの外部導体
と前記コネクタの外部導体とを半田付けする加熱工程と
を有することを特徴とする。
【０００７】好ましい実施の形態においては、前記かし
め工程によりかしめられた部分の横断形状が、略六角形
に成るように、前記セミフレキシブル同軸ケーブルの外
部導体をかしめるようにされる。
め工程によりかしめられた部分の横断形状が、略六角形
に成るように、前記セミフレキシブル同軸ケーブルの外
部導体をかしめるようにされる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る、セミフレ
キシブル同軸ケーブルのハーネス方法の実施の形態を説
明する。図１に本発明の一実施形態によるハーネス方法
を、また図２に本実施形態において使用するセミフレキ
シブル同軸ケーブル１をそれぞれ示した。
キシブル同軸ケーブルのハーネス方法の実施の形態を説
明する。図１に本発明の一実施形態によるハーネス方法
を、また図２に本実施形態において使用するセミフレキ
シブル同軸ケーブル１をそれぞれ示した。
【０００９】先ず、本実施形態において使用するセミフ
レキシブル同軸ケーブル１は、中心導体１１と、中心導
体１１を覆う絶縁体１２と、絶縁体１２を覆うと共に半
田コーティングが施された外部導体１３と、外部導体１
３を覆う外被１４とを有している。
レキシブル同軸ケーブル１は、中心導体１１と、中心導
体１１を覆う絶縁体１２と、絶縁体１２を覆うと共に半
田コーティングが施された外部導体１３と、外部導体１
３を覆う外被１４とを有している。
【００１０】次に、図１を参照して、本実施形態のハー
ネス方法を説明する。まず、図１（ａ）に示したよう
に、セミフレキシブル同軸ケーブル１の中心導体１１及
び外部導体１３を図示したように露出させると共に、こ
のセミフレキシブル同軸ケーブル１の端部を、コネクタ
の外部導体２１の接続部２１ａの内側に図１（ｂ）から
図１（ｃ）に示すように挿入する（挿入工程）。
ネス方法を説明する。まず、図１（ａ）に示したよう
に、セミフレキシブル同軸ケーブル１の中心導体１１及
び外部導体１３を図示したように露出させると共に、こ
のセミフレキシブル同軸ケーブル１の端部を、コネクタ
の外部導体２１の接続部２１ａの内側に図１（ｂ）から
図１（ｃ）に示すように挿入する（挿入工程）。
【００１１】上記の挿入工程の後、図１（ｄ）に示すよ
うに、コネクタの外部導体２１の接続部２１ａをかしめ
て、セミフレキシブル同軸ケーブル１の外部導体１３と
コネクタの外部導体２１の接続部２１ａとを圧接させる
（かしめ工程）。尚、図示した例はかしめられた部分の
横断形状が略六角形である六角かしめの例であるが、そ
の他の適宜なかしめ方法（例えば、三角かしめ、四角か
しめ、五角かしめ等）を用いることができる。
うに、コネクタの外部導体２１の接続部２１ａをかしめ
て、セミフレキシブル同軸ケーブル１の外部導体１３と
コネクタの外部導体２１の接続部２１ａとを圧接させる
（かしめ工程）。尚、図示した例はかしめられた部分の
横断形状が略六角形である六角かしめの例であるが、そ
の他の適宜なかしめ方法（例えば、三角かしめ、四角か
しめ、五角かしめ等）を用いることができる。
【００１２】次いで、かしめ工程によりかしめられた部
分を図１（ｅ）のように外部から加熱する（加熱工
程）。尚、このような加熱は、例えば、上記のかしめ工
程において使用するかしめ治具に加熱手段を設けること
で、かしめ工程と加熱工程を連続して治具の交換なしに
行うことができる。その他、かしめ治具とは別の加熱治
具により、加熱を行うこともできる。尚、このような加
熱はセミフレキシブル同軸ケーブル１の上記のかしめた
部分だけを施せばよいことから、従来の方法と比較して
加熱に要する時間を大幅に短縮できる。
分を図１（ｅ）のように外部から加熱する（加熱工
程）。尚、このような加熱は、例えば、上記のかしめ工
程において使用するかしめ治具に加熱手段を設けること
で、かしめ工程と加熱工程を連続して治具の交換なしに
行うことができる。その他、かしめ治具とは別の加熱治
具により、加熱を行うこともできる。尚、このような加
熱はセミフレキシブル同軸ケーブル１の上記のかしめた
部分だけを施せばよいことから、従来の方法と比較して
加熱に要する時間を大幅に短縮できる。
【００１３】そして、この加熱により、外部導体１３の
半田コーティングが溶融し、セミフレキシブル同軸ケー
ブル１の外部導体１３とコネクタの外部導体２１の接続
部２１ａとの間に流れ込む結果、冷却固化後には外部導
体１３と外部導体２１とが半田付けされた状態となる。
半田コーティングが溶融し、セミフレキシブル同軸ケー
ブル１の外部導体１３とコネクタの外部導体２１の接続
部２１ａとの間に流れ込む結果、冷却固化後には外部導
体１３と外部導体２１とが半田付けされた状態となる。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、セミフレキシブル同軸
ケーブルを容易且つ短時間でハーネスできる、セミフレ
キシブル同軸ケーブルのハーネス方法を提供することが
できる。
ケーブルを容易且つ短時間でハーネスできる、セミフレ
キシブル同軸ケーブルのハーネス方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のセミフレキシブル同軸ケーブルのハー
ネス方法の説明したもので、（ａ）はセミフレキシブル
同軸ケーブルをコネクタの外部導体に挿入する前の状態
の説明図、（ｂ）は挿入後の説明図、（ｃ）は図１
（ｂ）におけるＡ−Ａ線の断面図、（ｄ）は挿入後にか
しめた状態の説明図、（ｅ）はかしめた部分を加熱する
状態の説明図である。
ネス方法の説明したもので、（ａ）はセミフレキシブル
同軸ケーブルをコネクタの外部導体に挿入する前の状態
の説明図、（ｂ）は挿入後の説明図、（ｃ）は図１
（ｂ）におけるＡ−Ａ線の断面図、（ｄ）は挿入後にか
しめた状態の説明図、（ｅ）はかしめた部分を加熱する
状態の説明図である。
【図２】（ａ）はセミフレキシブル同軸ケーブルの説明
図、（ｂ）は図２（ａ）におけるＢ−Ｂ線の断面図であ
る。
図、（ｂ）は図２（ａ）におけるＢ−Ｂ線の断面図であ
る。
【図３】セミフレキシブル同軸ケーブルをコネクタに接
続する従来例を示した説明図である。
続する従来例を示した説明図である。
１ セミフレキシブル同軸ケーブル １１ 中心導体 １２ 絶縁体 １３ 外部導体 １４ 外被 ２１ コネクタの外部導体 ２１ａ 接続部 ２１ｂ 横穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 43/02 H01R 24/02 H01R 43/048
Claims (2)
- 【請求項１】 中心導体（１１）と、該中心導体（１
１）を覆う絶縁体（１２）と、該絶縁体（１２）を覆う
と共に半田コーティングが施された外部導体（１３）
と、該外部導体（１３）を覆う外被（１４）とを有する
セミフレキシブル同軸ケーブル（１）のハーネス方法に
おいて、 前記中心導体（１１）及び前記外部導体（１３）を露出
させた前記セミフレキシブル同軸ケーブル（１）の端部
を、コネクタに備えられた外部導体（２１）内に挿入す
る挿入工程と、 該挿入工程後、前記コネクタの外部導体（２１）をかし
めて、前記セミフレキシブル同軸ケーブル（１）の外部
導体（１３）と前記コネクタの外部導体（２１）とを圧
接させるかしめ工程と、 該かしめ工程によりかしめられた部分を加熱して、前記
半田コーティングにより前記セミフレキシブル同軸ケー
ブル（１）の外部導体（１３）と前記コネクタの外部導
体（２１）とを半田付けする加熱工程とを有することを
特徴とするセミフレキシブル同軸ケーブル（１）のハー
ネス方法。 - 【請求項２】 前記かしめ工程によりかしめられた部分
の横断形状が、略六角形に成るように、前記セミフレキ
シブル同軸ケーブル（１）の外部導体（１３）をかしめ
るよにしたことを特徴とする請求項１記載のセミフレキ
シブル同軸ケーブル（１）のハーネス方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17463398A JP3333929B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | セミフレキシブル同軸ケーブルのハーネス方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17463398A JP3333929B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | セミフレキシブル同軸ケーブルのハーネス方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000012184A JP2000012184A (ja) | 2000-01-14 |
| JP3333929B2 true JP3333929B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=15982013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17463398A Expired - Fee Related JP3333929B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | セミフレキシブル同軸ケーブルのハーネス方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3333929B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2357242A1 (en) | 2001-02-22 | 2002-08-22 | Teraxion Inc. | Adjustable athermal package for optical fiber devices |
| JP3532534B2 (ja) * | 2001-05-29 | 2004-05-31 | 矢崎総業株式会社 | 同軸コネクタ |
| TWI648927B (zh) * | 2016-11-07 | 2019-01-21 | 日商村田製作所股份有限公司 | Ｌ型同軸連接器及其製造方法 |
| JP7502149B2 (ja) | 2020-10-23 | 2024-06-18 | 矢崎総業株式会社 | 高周波コネクタの製造方法および高周波コネクタ |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP17463398A patent/JP3333929B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000012184A (ja) | 2000-01-14 |
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