JP3327311B2 - 抵抗体のトリミング方法 - Google Patents
抵抗体のトリミング方法Info
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Description
構成している絶縁基板上に形成された抵抗体のトリミン
グ方法に関する。
て、図3乃至図8に示すものがある。図3乃至図8にお
いて、1は抵抗体、2a,2bは電極、3は絶縁基板で
あり、41〜46は抵抗体1の抵抗値を調節するための
トリミングにより設けられたスリットである。
により絶縁基板3上に設けた一対の電極2a,2b間に
またがって形成されている。
グにより設けられるスリット41〜46のうち、スリッ
ト41は、図3に示すように、抵抗体1の一方の端部か
ら電極2aに対して平行状に形成され、中間部で直交状
に折れて略L字状にトリミングすることにより形成さ
れ、スリット42は、図4に示すように、略L字状にト
リミングしてなるスリット41に連続して抵抗体1の一
方端部側にもどるように、略コ字状にトリミングするこ
とにより形成される。
に、抵抗体1の一方端部から略J字状にトリミングする
ことにより形成されるものであり、スリット44は、図
6に示すように、電極2a,2b間において、抵抗体1
の一方端部から抵抗体1をスキャンカットすることによ
り形成されるものである。
に、抵抗体1の一方端部の電極2a側から電極2b側に
略U字状にトリミングすることにより形成され、スリッ
ト46は、図8に示すように、抵抗体1の電極2aと電
極2bとん間に電極2a,2bの一部も含んだ状態で、
直線状にトリミング(リーンカット)することにより形
成されるものである。
た従来のトリミング方法においては、次のような問題点
があった。
リット41、略コ字状のスリット42、略J字状のスリ
ット43を形成するものにおいては、雷サージ試験にお
いてサージ前後の抵抗値変化率が平均3.350%とな
り、大きな効果を期待することができなかった。
スリット44を形成するものにおいては、耐サージ特性
は良好となり、効果的なトリミング方法と言えるが、ト
リミングに要する時間が相当長いため、製品コストを引
上げる原因となっていた。
してスリット45を形成するものにおいては、図6に示
したスキャンカットの耐サージ特性を維持した状態でト
リミングを高速化したものであるが、抵抗体初期値のバ
ラツキによって略U字状にトリミングする途中でトリミ
ングが終了してしまい、略J字状のスリット(図5と同
様の形状)になってしまう恐れがある。
リット46を形成するものにおいては、抵抗体1を電極
2a,2bも含めてトリミングする手法であり、略U字
状にトリミングしてスリット45を形成するものと同様
に、耐サージ特性を維持したままトリミングを高速化し
たものである。しかし、両電極と抵抗体を完全にカット
するためには、トリミングに関しプログラム的に難易度
が高く、かつ電極が完全にカットされないことがあり、
その結果、電気的に抵抗の並列接続を構成する恐れがあ
り、信頼性に欠けるものであった。
るためになされたもので、耐サージ特性が良好で、高速
かつ確実に抵抗体にスリットを形成することのできる抵
抗体のトリミング方法を提供することを目的としてい
る。
達成するために、請求項1に係る発明は、絶縁基板上に
設けられた一対の電極間に形成した抵抗体の前記電極の
一方に近接する位置の端縁から該電極に平行状に第1の
スリットを形成する工程と、該第1のスリットに連続し
前記電極の他方に向けて第1のスリットに対し直交状に
第2のスリットを形成する工程と、前記第1、第2のス
リットの分岐点を基準として前記第1、第2のスリット
と同様にして少なくとも一つの略L字状のスリットを形
成する工程を備え、少なくとも最初の前記第2のスリッ
トは他方の電極に近接する位置まで形成されることを特
徴とするものである。
られた一対の電極間に形成した抵抗体の前記電極の一方
に近接する位置の端縁から該電極に平行状に第1のスリ
ットを形成する工程と、該第1のスリットに連続し前記
電極の他方に向けて第1のスリットに対し直交状に第2
のスリットを形成する工程と、前記抵抗体の前記電極の
他方に近接する位置の端縁から該電極に平行状に第3の
スリットを形成する工程と、該第3のスリットに連続し
前記電極の一方に向けて第3のスリットに対し直交状に
前記第4のスリットを形成する工程と、前記第1、第2
のスリットの分岐点を基準として前記第1、第2のスリ
ットと同様にして少なくとも一つの略L字状のスリット
を形成する工程と、前記第3、第4のスリットの分岐点
を基準として前記第3、第4のスリットと同様にして少
なくとも一つの略逆L字状のスリットを前記略L字状の
スリットと交互に形成する工程とを備え、少なくとも最
初の前記第2のスリットは他方の電極に近接する位置ま
で形成され、少なくとも最初の前記第4のスリットは一
方の電極に近接する位置まで形成されることを特徴とす
るものである。
抵抗体に設けられたスリットを電極に極めて近接した位
置からトリミングを行うことにより、雷サージ試験にお
けるサージ前後の抵抗値変化率が平均0.003%と極
めて小さくなり、耐サージ特性が良好で、高速かつ確実
に抵抗体を形成することができる。
ける抵抗体のトリミング方法を図1を用いて説明する。
2bは電極、13は絶縁基板であり、14はトリミング
により設けられたスリットである。このうち、抵抗体1
1は、スクリーン印刷などにより、絶縁基板13上に対
向して設けた一対の電極12a,12b間に跨って形成
される。
抵抗体11の電極12aに近接した位置の端縁Aから一
方の電極12aに対して平行状に抵抗体11の幅方向に
沿ってトリミングを行って第1のスリット141を形成
し、抵抗体11の幅方向略中間部において、第1のスリ
ット141に連続して他方の電極12bに向けて第1の
スリット141に対し直交状に抵抗体11の軸方向に沿
って電極12bに近接する位置までトリミングを行い第
2のスリット142を第1のスリット141と組み合わ
せて略L字状に形成し、第1、第2のスリット141、
142の分岐点を基準として、第1、第2のスリット1
41、142と同様に、第3、第4のスリット143、
144を抵抗体11の幅方向、軸方向に連続してトリミ
ングを行うことにより略L字状に形成し、同様に第5、
第6のスリット145、146をトリミングにより形成
し、以下、目標の抵抗値が得られるまで順次トリミング
によりスリットを形成することで、最終的に略くし歯状
のスリット14を得るものである。
体、12a,12bは電極、13は絶縁基板であり、1
4、15はトリミングにより設けられたスリットであ
る。このうち、抵抗体11は、スクリーン印刷などによ
り、絶縁基板13上に対向して設けた一対の電極12
a,12b間に跨って形成される。
抵抗体11の電極12aに近接した位置の端縁Aから一
方の電極12aに対して平行状に抵抗体11の幅方向に
沿ってトリミングを行って第1のスリット141を形成
し、抵抗体11の幅方向略中間部において、第1のスリ
ット141に連続して他方の電極12bに向けて第1の
スリット141に対し直交状に抵抗体11の軸方向に沿
って電極12bに近接する位置までトリミングを行い第
2のスリット142を第1のスリット141と組み合わ
せて略L字状に形成する。
5は、抵抗対11の電極12bに近接した位置の端縁B
から一方の電極12bに対して平行状に抵抗体11の幅
方向に沿ってトリミングを行って第3のスリット151
を形成し、抵抗体11の幅方向略中間部において、第3
のスリット151に連続して他方の電極12aに向けて
第3のスリット151に対し直交状に抵抗体11の軸方
向に沿って電極12aに近接する位置までトリミングを
行い第4のスリット152を第3のスリット151と組
み合わせて略L字状に形成する。さらに、第1、第2の
スリット141、142の分岐点を基準として、第1、
第2のスリット141、142と同様に、第5、第6の
スリット143、144を抵抗体11の幅方向、軸方向
に連続してトリミングを行うことにより形成し、同様に
第7、第8のスリット153、154を第3、第4のス
リット151、152の分岐点を基準としてトリミング
により形成し、以下、目標の抵抗値が得られるまで順次
トリミングによりスリットを形成することで、最終的に
略L字状のスリット14を略逆L字状のスリット15と
交互に得るものである。
電極12bと、端縁Bとの間の距離は、抵抗体11が良
好な耐サージ特性を得るためにできる限り0に近付ける
ことが望ましい。また、一方向に伸びるスリットは、対
抗する電極に近い位置まで、すなわち抵抗体長さlと同
程度の長さを持つことが好ましい。
略L字状としたが、略コ字状または略J字状としても良
い。
ような効果が得られる。
に極めて近接した位置からトリミングを行うことによ
り、雷サージ試験におけるサージ前後の抵抗値変化率が
平均0.003%と極めて小さくなり、スキャンカット
と同程度の良好な耐サージ特性が得られる。
がはかれる抵抗体のトリミング方法を提供することがで
きる。
カットに比べ、確実かつ信頼性のあるトリミングを実現
できる抵抗体のトリミング方法を提供することができ
る。
図である。
面図である。
る。
図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁基板上に設けられた一対の電極間に
形成した抵抗体の前記電極の一方に近接する位置の端縁
から該電極に平行状に第1のスリットを形成する工程
と、 該第1のスリットに連続し前記電極の他方に向けて第1
のスリットに対し直交状に第2のスリットを形成する工
程と、 前記第1、第2のスリットの分岐点を基準として前記第
1、第2のスリットと同様にして少なくとも一つの略L
字状のスリットを形成する工程を備え、 少なくとも最初の前記第2のスリットは他方の電極に近
接する位置まで形成される ことを特徴とする抵抗体のト
リミング方法。 - 【請求項2】 絶縁基板上に設けられた一対の電極間に
形成した抵抗体の前記電極の一方に近接する位置の端縁
から該電極に平行状に第1のスリットを形成する工程
と、 該第1のスリットに連続し前記電極の他方に向けて第1
のスリットに対し直交状に第2のスリットを形成する工
程と、 前記抵抗体の前記電極の他方に近接する位置の端縁から
該電極に平行状に第3のスリットを形成する工程と、 該第3のスリットに連続し前記電極の一方に向けて第3
のスリットに対し直交状に前記第4のスリットを形成す
る工程と、 前記第1、第2のスリットの分岐点を基準として前記第
1、第2のスリットと同様にして少なくとも一つの略L
字状のスリットを形成する工程と、 前記第3、第4のスリットの分岐点を基準として前記第
3、第4のスリットと同様にして少なくとも一つの略逆
L字状のスリットを前記略L字状のスリットと交互に形
成する工程とを備え、 少なくとも最初の前記第2のスリットは他方の電極に近
接する位置まで形成され、少なくとも最初の前記第4の
スリットは一方の電極に近接する位置まで形成される こ
とを特徴とする抵抗体のトリミング方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 1996-02-16 CN CN96103235A patent/CN1071919C/zh not_active Expired - Lifetime
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