JP3322240B2 - Cdma受信機 - Google Patents
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- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000005562 fading Methods 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/69—Spread spectrum techniques
- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
- H04B1/7097—Interference-related aspects
- H04B1/711—Interference-related aspects the interference being multi-path interference
- H04B1/7115—Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
- H04B1/7073—Synchronisation aspects
- H04B1/7075—Synchronisation aspects with code phase acquisition
- H04B1/70754—Setting of search window, i.e. range of code offsets to be searched
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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- H04B1/709—Correlator structure
-
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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- H04B1/711—Interference-related aspects the interference being multi-path interference
- H04B1/7115—Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
- H04B1/7117—Selection, re-selection, allocation or re-allocation of paths to fingers, e.g. timing offset control of allocated fingers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CDMA(co
de division multiple acce
ss)受信機に関し、特に、フィンガー処理部と相関器
群及び加算機群を備えたサーチャー部とを有するCDM
A受信機に関する。
de division multiple acce
ss)受信機に関し、特に、フィンガー処理部と相関器
群及び加算機群を備えたサーチャー部とを有するCDM
A受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィンガー(Finger)処理
部と、複数の相関器からなる相関器群及び複数の加算機
からなる加算機群を備えたサーチャー部とを有するCD
MA受信機が知られている。
部と、複数の相関器からなる相関器群及び複数の加算機
からなる加算機群を備えたサーチャー部とを有するCD
MA受信機が知られている。
【0003】図8は、従来のサーチャー部の構成を示す
ブロック図である。図8に示すように、受信機に入力し
た受信データaは、サーチャー部1において、相関器群
2の各相関器に入力し有効パス判定部3から受信タイミ
ングbを出力する。各相関器から出力された相関値c
は、加算器群4の各加算器に入力され、各加算器は、加
算後相関値dを有効パス判定部3にそれぞれ出力する。
拡散符号発生器5は、相関器2で逆拡散するための拡散
符号を発生し、サーチ用遅延回路6に出力する。
ブロック図である。図8に示すように、受信機に入力し
た受信データaは、サーチャー部1において、相関器群
2の各相関器に入力し有効パス判定部3から受信タイミ
ングbを出力する。各相関器から出力された相関値c
は、加算器群4の各加算器に入力され、各加算器は、加
算後相関値dを有効パス判定部3にそれぞれ出力する。
拡散符号発生器5は、相関器2で逆拡散するための拡散
符号を発生し、サーチ用遅延回路6に出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のサー
チャー部1においては、セル半径を大きくした場合等、
伝搬遅延が大きい環境下で受信しようとする場合、相関
器群2の相関器の数や加算器群3の加算器の数を多くし
なければならず、装置構成の大型化が避けられなくなっ
てしまう。
チャー部1においては、セル半径を大きくした場合等、
伝搬遅延が大きい環境下で受信しようとする場合、相関
器群2の相関器の数や加算器群3の加算器の数を多くし
なければならず、装置構成の大型化が避けられなくなっ
てしまう。
【0005】この発明の目的は、大きい伝搬遅延が予想
される場合でも相関器群の相関器数を増やすことなく、
サーチを行い受信を行うことができ、装置構成の大型化
をもたらすことがないCDMA受信機を提供することで
ある。
される場合でも相関器群の相関器数を増やすことなく、
サーチを行い受信を行うことができ、装置構成の大型化
をもたらすことがないCDMA受信機を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るCDMA受信機は、フィンガー処理
部と、複数の相関器からなる相関器群及び複数の加算機
からなる加算機群を備えたサーチャー部とを有するCD
MA受信機において、前記サーチャー部がサーチできる
範囲であるサーチ窓が、パスの受信タイミングの変化に
追従できるようにし、前記サーチャー部は、前記各加算
器が出力した加算後相関値からピークを検出し有効パス
とするかどうかを判断する有効パス判定部と、前記各相
関器で逆拡散するための拡散符号を発生する拡散符号発
生器と、前記各相関器による逆拡散のタイミングが一定
時間間隔だけ異なるように、前記拡散符号を遅延させた
逆拡散符号を前記各相関器にそれぞれ出力するサーチ用
遅延回路と、前記有効パス判定部から出力されたピーク
タイミング、ピークレベル、及び閾値に基づき、サーチ
窓オフセット量を算出するサーチ窓オフセット制御部
と、前記拡散符号発生器から出力された拡散符号を、前
記サーチ窓オフセット量だけ遅延させて出力するサーチ
窓オフセット用遅延回路とを有し、前記サーチ窓オフセ
ット制御部は、有効パスのピークタイミングとピークレ
ベル、各種閾値及びサーチ範囲を使って前記サーチ窓オ
フセット量を求める第1サーチ窓オフセット算出部と、
サーチ窓を離すことによって手前の有効パスを切り捨て
た場合にインクリメントされ、カウンタ値を第2サーチ
窓オフセット算出部に出力する第1パス切り捨てカウン
タと、サーチ窓を近づけることによって遠くの有効パス
を切り捨てた場合にインクリメントされ、カウンタ値を
第2サーチ窓オフセット算出部に出力する第2パス切り
捨てカウンタと、前記各カウンタ値からサーチ窓オフセ
ット量を求め出力する第2サーチ窓オフセット算出部
と、パス保護状態の全ての有効パスの状態により、前記
第1サーチ窓オフセット算出部或いは前記第2サーチ窓
オフセット算出部の算出したサーチ窓オフセット量を、
サーチ窓オフセット量として出力するセレクタとを有
し、前記有効パス判定部から出力されたパス保護状態、
及びサーチ範囲を更に加えて、前記サーチ窓オフセット
量を算出することを特徴としている。
め、この発明に係るCDMA受信機は、フィンガー処理
部と、複数の相関器からなる相関器群及び複数の加算機
からなる加算機群を備えたサーチャー部とを有するCD
MA受信機において、前記サーチャー部がサーチできる
範囲であるサーチ窓が、パスの受信タイミングの変化に
追従できるようにし、前記サーチャー部は、前記各加算
器が出力した加算後相関値からピークを検出し有効パス
とするかどうかを判断する有効パス判定部と、前記各相
関器で逆拡散するための拡散符号を発生する拡散符号発
生器と、前記各相関器による逆拡散のタイミングが一定
時間間隔だけ異なるように、前記拡散符号を遅延させた
逆拡散符号を前記各相関器にそれぞれ出力するサーチ用
遅延回路と、前記有効パス判定部から出力されたピーク
タイミング、ピークレベル、及び閾値に基づき、サーチ
窓オフセット量を算出するサーチ窓オフセット制御部
と、前記拡散符号発生器から出力された拡散符号を、前
記サーチ窓オフセット量だけ遅延させて出力するサーチ
窓オフセット用遅延回路とを有し、前記サーチ窓オフセ
ット制御部は、有効パスのピークタイミングとピークレ
ベル、各種閾値及びサーチ範囲を使って前記サーチ窓オ
フセット量を求める第1サーチ窓オフセット算出部と、
サーチ窓を離すことによって手前の有効パスを切り捨て
た場合にインクリメントされ、カウンタ値を第2サーチ
窓オフセット算出部に出力する第1パス切り捨てカウン
タと、サーチ窓を近づけることによって遠くの有効パス
を切り捨てた場合にインクリメントされ、カウンタ値を
第2サーチ窓オフセット算出部に出力する第2パス切り
捨てカウンタと、前記各カウンタ値からサーチ窓オフセ
ット量を求め出力する第2サーチ窓オフセット算出部
と、パス保護状態の全ての有効パスの状態により、前記
第1サーチ窓オフセット算出部或いは前記第2サーチ窓
オフセット算出部の算出したサーチ窓オフセット量を、
サーチ窓オフセット量として出力するセレクタとを有
し、前記有効パス判定部から出力されたパス保護状態、
及びサーチ範囲を更に加えて、前記サーチ窓オフセット
量を算出することを特徴としている。
【0007】上記構成を有することにより、フィンガー
処理部と、複数の相関器からなる相関器群及び複数の加
算機からなる加算機群を備えたサーチャー部とを有する
CDMA受信機は、サーチャー部がサーチできる範囲で
あるサーチ窓を、パスの受信タイミングの変化に追従さ
せることができ、前記サーチャー部は、前記各加算器が
出力した加算後相関値からピークを検出し有効パスとす
るかどうかを判断する有効パス判定部と、前記各相関器
で逆拡散するための拡散符号を発生する拡散符号発生器
と、前記各相関器による逆拡散のタイミングが一定時間
間隔だけ異なるように、前記拡散符号を遅延させた逆拡
散符号を前記各相関器にそれぞれ出力するサーチ用遅延
回路と、前記有効パス判定部から出力されたピークタイ
ミング、ピークレベル、及び閾値に基づき、サーチ窓オ
フセット量を算出するサーチ窓オフセット制御部と、前
記拡散符号発生器から出力された拡散符号を、前記サー
チ窓オフセット量だけ遅延させて出力するサーチ窓オフ
セット用遅延回路とを有し、前記サーチ窓オフセット制
御部は、有効パスのピークタイミングとピークレベル、
各種閾値及びサーチ範囲を使って前記サーチ窓オフセッ
ト量を求める第1サーチ窓オフセット算出部と、サーチ
窓を離すことによって手前の有効パスを切り捨てた場合
にインクリメントされ、カウンタ値を第2サーチ窓オフ
セット算出部に出力する第1パス切り捨てカウンタと、
サーチ窓を近づけることによって遠くの有効パスを切り
捨てた場合にインクリメントされ、カウンタ値を第2サ
ーチ窓オフセット算出部に出力する第2パス切り捨てカ
ウンタと、前記各カウンタ値からサーチ窓オフセット量
を求め出力する第2サーチ窓オフセット算出部と、パス
保護状態の全ての有効パスの状態により、前記第1サー
チ窓オフセット算出部或いは前記第2サーチ窓オフセッ
ト算出部の算出したサーチ窓オフセット量を、サーチ窓
オフセット量として出力するセレクタとを有し、前記有
効パス判定部から出力されたパス保護状態、及びサーチ
範囲を更に加えて、前記サーチ窓オフセット量を算出す
る。これにより、大きい伝搬遅延が予想される場合でも
相関器群の相関器数を増やすことなく、サーチを行い受
信を行うことができ、装置構成の大型化をもたらすこと
がない。
処理部と、複数の相関器からなる相関器群及び複数の加
算機からなる加算機群を備えたサーチャー部とを有する
CDMA受信機は、サーチャー部がサーチできる範囲で
あるサーチ窓を、パスの受信タイミングの変化に追従さ
せることができ、前記サーチャー部は、前記各加算器が
出力した加算後相関値からピークを検出し有効パスとす
るかどうかを判断する有効パス判定部と、前記各相関器
で逆拡散するための拡散符号を発生する拡散符号発生器
と、前記各相関器による逆拡散のタイミングが一定時間
間隔だけ異なるように、前記拡散符号を遅延させた逆拡
散符号を前記各相関器にそれぞれ出力するサーチ用遅延
回路と、前記有効パス判定部から出力されたピークタイ
ミング、ピークレベル、及び閾値に基づき、サーチ窓オ
フセット量を算出するサーチ窓オフセット制御部と、前
記拡散符号発生器から出力された拡散符号を、前記サー
チ窓オフセット量だけ遅延させて出力するサーチ窓オフ
セット用遅延回路とを有し、前記サーチ窓オフセット制
御部は、有効パスのピークタイミングとピークレベル、
各種閾値及びサーチ範囲を使って前記サーチ窓オフセッ
ト量を求める第1サーチ窓オフセット算出部と、サーチ
窓を離すことによって手前の有効パスを切り捨てた場合
にインクリメントされ、カウンタ値を第2サーチ窓オフ
セット算出部に出力する第1パス切り捨てカウンタと、
サーチ窓を近づけることによって遠くの有効パスを切り
捨てた場合にインクリメントされ、カウンタ値を第2サ
ーチ窓オフセット算出部に出力する第2パス切り捨てカ
ウンタと、前記各カウンタ値からサーチ窓オフセット量
を求め出力する第2サーチ窓オフセット算出部と、パス
保護状態の全ての有効パスの状態により、前記第1サー
チ窓オフセット算出部或いは前記第2サーチ窓オフセッ
ト算出部の算出したサーチ窓オフセット量を、サーチ窓
オフセット量として出力するセレクタとを有し、前記有
効パス判定部から出力されたパス保護状態、及びサーチ
範囲を更に加えて、前記サーチ窓オフセット量を算出す
る。これにより、大きい伝搬遅延が予想される場合でも
相関器群の相関器数を増やすことなく、サーチを行い受
信を行うことができ、装置構成の大型化をもたらすこと
がない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
いて図面を参照して説明する。
【0009】図1は、この発明の実施の形態に係るCD
MA受信機の構成を示すブロック図である。図1に示す
ように、CDMA受信機10は、フィンガー(Fing
er)処理部11、サーチャー部12、加算機13及び
復号器14を有している。
MA受信機の構成を示すブロック図である。図1に示す
ように、CDMA受信機10は、フィンガー(Fing
er)処理部11、サーチャー部12、加算機13及び
復号器14を有している。
【0010】CDMA受信機10に入力された受信デー
タaは、Finger処理部11とサーチャー部12に
それぞれ入力される。サーチャー部12は、受信データ
aの逆拡散のタイミングを少しずつずらしながら相関値
レベルを求め、最適な受信タイミングを探し、Fing
er処理部11で受信するべき受信タイミングを受信
(ピーク)タイミングbで、Finger処理部11の
各finger#0〜#nに指示する。
タaは、Finger処理部11とサーチャー部12に
それぞれ入力される。サーチャー部12は、受信データ
aの逆拡散のタイミングを少しずつずらしながら相関値
レベルを求め、最適な受信タイミングを探し、Fing
er処理部11で受信するべき受信タイミングを受信
(ピーク)タイミングbで、Finger処理部11の
各finger#0〜#nに指示する。
【0011】Finger処理部11では、受信(ピー
ク)タイミングbで指示された受信タイミングで受信デ
ータaの逆拡散を行い、検波処理を行う。Finger
処理部11の出力は、加算器13にそれぞれ入力されて
加算され(RAKE合成)、加算後のデータは復号器1
4で復号される。ここで、Finger処理部11は、
このCDMA受信機10で処理するパス数に応じて用意
され、Finger処理部11でn=7であれば、最大
8パスRAKE合成が可能となる。
ク)タイミングbで指示された受信タイミングで受信デ
ータaの逆拡散を行い、検波処理を行う。Finger
処理部11の出力は、加算器13にそれぞれ入力されて
加算され(RAKE合成)、加算後のデータは復号器1
4で復号される。ここで、Finger処理部11は、
このCDMA受信機10で処理するパス数に応じて用意
され、Finger処理部11でn=7であれば、最大
8パスRAKE合成が可能となる。
【0012】図2は、図1のサーチャー部の詳細な構成
を示すブロック図である。図2に示すように、受信デー
タaは、相関器群15の各相関器に入力され、各相関器
は、それぞれ少しずつ異なる受信タイミングで逆拡散を
行う。拡散器の出力である相関値cは、加算器群16の
各加算器にそれぞれ入力される。
を示すブロック図である。図2に示すように、受信デー
タaは、相関器群15の各相関器に入力され、各相関器
は、それぞれ少しずつ異なる受信タイミングで逆拡散を
行う。拡散器の出力である相関値cは、加算器群16の
各加算器にそれぞれ入力される。
【0013】各加算器は、相関値を指定回数(パラメー
タとして変更可能とする)加算(積分)し、加算後相関
値dを有効パス判定部17にそれぞれ出力する。有効パ
ス判定部17は、加算後相関値dからレベルの高い受信
タイミングを探し(ピークを検出する)、有効パスとす
るかどうか判断する。
タとして変更可能とする)加算(積分)し、加算後相関
値dを有効パス判定部17にそれぞれ出力する。有効パ
ス判定部17は、加算後相関値dからレベルの高い受信
タイミングを探し(ピークを検出する)、有効パスとす
るかどうか判断する。
【0014】有効パスは、保護処理を行い、フェージン
グ等によってレベルが変動したり受信タイミングが多少
変化しても有効パスの割り当てが頻繁に変わらないよう
にして、安定した受信ができるようにする。判定された
有効パスの情報は、各パスのピークタイミングbとピー
クレベルeとして出力され、ピークタイミングbは、そ
れぞれ該当するFinger処理部11とサーチ窓オフ
セット制御部18に出力され、ピークレベルeは、サー
チ窓オフセット制御部18に出力される。
グ等によってレベルが変動したり受信タイミングが多少
変化しても有効パスの割り当てが頻繁に変わらないよう
にして、安定した受信ができるようにする。判定された
有効パスの情報は、各パスのピークタイミングbとピー
クレベルeとして出力され、ピークタイミングbは、そ
れぞれ該当するFinger処理部11とサーチ窓オフ
セット制御部18に出力され、ピークレベルeは、サー
チ窓オフセット制御部18に出力される。
【0015】サーチ窓オフセット制御部18は、入力さ
れたピークタイミングb、ピークレベルe、及び閾値D
thE,DthLからサーチ窓オフセット量fを算出
し、サーチ窓オフセット用遅延回路19に出力する。拡
散符号発生器20は、相関器で逆拡散するための拡散符
号を発生し、サーチ窓オフセット用遅延回路19に出力
される。
れたピークタイミングb、ピークレベルe、及び閾値D
thE,DthLからサーチ窓オフセット量fを算出
し、サーチ窓オフセット用遅延回路19に出力する。拡
散符号発生器20は、相関器で逆拡散するための拡散符
号を発生し、サーチ窓オフセット用遅延回路19に出力
される。
【0016】サーチ窓オフセット用遅延回路19は、拡
散符号をサーチ窓オフセット量fだけ遅延させて、サー
チ用遅延回路21に出力する。サーチ用遅延回路21
は、相関器群15の各相関器による逆拡散のタイミング
が一定時間間隔だけ異なるように、サーチ窓オフセット
用遅延回路19から入力された拡散符号を遅延させた逆
拡散符号gを、相関器群15の各相関器にそれぞれ出力
する。
散符号をサーチ窓オフセット量fだけ遅延させて、サー
チ用遅延回路21に出力する。サーチ用遅延回路21
は、相関器群15の各相関器による逆拡散のタイミング
が一定時間間隔だけ異なるように、サーチ窓オフセット
用遅延回路19から入力された拡散符号を遅延させた逆
拡散符号gを、相関器群15の各相関器にそれぞれ出力
する。
【0017】図3は、サーチレンジを示す説明図であ
る。図3に示すように、無線基地局装置(base t
ransceiver station:BTS)の基
準受信タイミングは、BTSの受信タイミングの基準で
伝搬遅延=0を意味する。サーチ範囲(Search・
Range)は、サーチャー部12がサーチできる範囲
を示しており、具体的には、相関器群15の相関器の数
に依存する。相関器の数をNcとし、相関器群15の相
関器がRc・chip間隔のタイミングで逆拡散するよ
うな構成であるとすると、Search・Range=
Nc×Rc・chipとなる。
る。図3に示すように、無線基地局装置(base t
ransceiver station:BTS)の基
準受信タイミングは、BTSの受信タイミングの基準で
伝搬遅延=0を意味する。サーチ範囲(Search・
Range)は、サーチャー部12がサーチできる範囲
を示しており、具体的には、相関器群15の相関器の数
に依存する。相関器の数をNcとし、相関器群15の相
関器がRc・chip間隔のタイミングで逆拡散するよ
うな構成であるとすると、Search・Range=
Nc×Rc・chipとなる。
【0018】よって、Search・Rangeを広げ
ようとすると、より多くの相関器15が必要となる。携
帯電話システムの場合、セル半径を大きく取るとそれに
応じてSearch・Rangeを大きくする必要があ
る。
ようとすると、より多くの相関器15が必要となる。携
帯電話システムの場合、セル半径を大きく取るとそれに
応じてSearch・Rangeを大きくする必要があ
る。
【0019】サーチ窓オフセット量(Window O
ffset)からWindow Offset+Sea
rch・Rangeの範囲(図3の四角い枠相当部分)
を、今後サーチ窓と呼ぶ。Ptは、サーチ窓内の有効パ
スの受信タイミングであり、図3では、有効パスが1つ
だけある状態を示している。実際の伝搬遅延(受信タイ
ミングの絶対値)は、Window Offset+P
tとなる。
ffset)からWindow Offset+Sea
rch・Rangeの範囲(図3の四角い枠相当部分)
を、今後サーチ窓と呼ぶ。Ptは、サーチ窓内の有効パ
スの受信タイミングであり、図3では、有効パスが1つ
だけある状態を示している。実際の伝搬遅延(受信タイ
ミングの絶対値)は、Window Offset+P
tとなる。
【0020】DthE,DthLは、Window O
ffsetを制御するための閾値である。Dgpは、W
indow Offsetを更新するときのPtの目標
受信タイミングであり、Pt=DgpとなるようにWi
ndow Offsetを制御する。
ffsetを制御するための閾値である。Dgpは、W
indow Offsetを更新するときのPtの目標
受信タイミングであり、Pt=DgpとなるようにWi
ndow Offsetを制御する。
【0021】次に、上記構成を有するサーチャー部12
の動作を説明する。受信データaは、相関器群15の各
相関器に入力され、各相関器がRc・chip間隔の連
続したタイミングで逆拡散するように、拡散符号がサー
チ用遅延回路21から各相関器に入力されている。
の動作を説明する。受信データaは、相関器群15の各
相関器に入力され、各相関器がRc・chip間隔の連
続したタイミングで逆拡散するように、拡散符号がサー
チ用遅延回路21から各相関器に入力されている。
【0022】各相関器は、拡散符号で逆拡散を行うこと
により相関値cを求め、それぞれ加算器群16の各加算
器に出力する。各加算器は、相関値を指定回数加算し、
加算後相関値dを有効パス判定部17にそれぞれ出力す
る。受信タイミングに対する加算後相関値dのレベル変
化を示したものは、遅延プロファイルに相当する。
により相関値cを求め、それぞれ加算器群16の各加算
器に出力する。各加算器は、相関値を指定回数加算し、
加算後相関値dを有効パス判定部17にそれぞれ出力す
る。受信タイミングに対する加算後相関値dのレベル変
化を示したものは、遅延プロファイルに相当する。
【0023】有効パス判定部17は、入力された加算後
相関値dから相関値レベルの高い受信タイミングを探し
(ピーク検出:サーチ処理)、各種閾値や前回のサーチ
処理の結果から有効パスを決定する(パス制御処理)。
相関値dから相関値レベルの高い受信タイミングを探し
(ピーク検出:サーチ処理)、各種閾値や前回のサーチ
処理の結果から有効パスを決定する(パス制御処理)。
【0024】このパス制御処理では、前回の処理で見つ
かったパス(受信タイミング)が今回の処理で見つから
ない場合、直ぐには無効なパスと判断せず、この状態が
何回か続いた場合に初めて無効なパスと判断する(前方
保護処理)。同様に、今回初めて見つかったパスを直ぐ
には有効なパスとせず、何回か同じ受信タイミングで見
つかったときに初めて有効なパスと判断する(後方保護
処理)。この回数は、パラメータで設定可能とする。こ
のように、有効パスが頻繁に変化しないように、パス制
御処理では保護処理を行う。
かったパス(受信タイミング)が今回の処理で見つから
ない場合、直ぐには無効なパスと判断せず、この状態が
何回か続いた場合に初めて無効なパスと判断する(前方
保護処理)。同様に、今回初めて見つかったパスを直ぐ
には有効なパスとせず、何回か同じ受信タイミングで見
つかったときに初めて有効なパスと判断する(後方保護
処理)。この回数は、パラメータで設定可能とする。こ
のように、有効パスが頻繁に変化しないように、パス制
御処理では保護処理を行う。
【0025】有効パス判定部17で見つけられたパスの
ピークタイミングbは、Finger処理部11の各F
ingerとサーチ窓オフセット制御部18に送られ
る。また、このピークタイミングbに対応したピークレ
ベルeも、サーチ窓オフセット制御部18に送られる。
サーチ窓オフセット制御部18は、ピークタイミング
b、ピークレベルe及び閾値DthE,DthLを使っ
て、サーチ窓オフセット量fを算出する。
ピークタイミングbは、Finger処理部11の各F
ingerとサーチ窓オフセット制御部18に送られ
る。また、このピークタイミングbに対応したピークレ
ベルeも、サーチ窓オフセット制御部18に送られる。
サーチ窓オフセット制御部18は、ピークタイミング
b、ピークレベルe及び閾値DthE,DthLを使っ
て、サーチ窓オフセット量fを算出する。
【0026】サーチ窓オフセット用遅延回路19は、サ
ーチ窓オフセット量fの指示に従って、拡散符号発生器
20で発生した拡散符号を遅延させる。このようにする
ことで、相関器群の逆拡散のタイミングをずらすことが
でき、サーチ窓を動かすことができる。
ーチ窓オフセット量fの指示に従って、拡散符号発生器
20で発生した拡散符号を遅延させる。このようにする
ことで、相関器群の逆拡散のタイミングをずらすことが
でき、サーチ窓を動かすことができる。
【0027】ここで、サーチ窓オフセット制御部18の
動作を説明する。簡単にするため有効パスが1つしかな
い場合を考える(図3参照)。サーチ窓オフセット制御
部18では、有効パスの受信タイミングPt及び閾値D
thE,DthLを常に監視する。
動作を説明する。簡単にするため有効パスが1つしかな
い場合を考える(図3参照)。サーチ窓オフセット制御
部18では、有効パスの受信タイミングPt及び閾値D
thE,DthLを常に監視する。
【0028】そこで、DthE≦Pt≦DthLのとき
は、特に、サーチ窓オフセット量fは更新せず、Pt<
DthEとなるときは、Pt=DgpとなるようにWi
ndow Offset←Window Offset
−(Dgp−Pt)と更新し(サーチ窓を手前にす
る)、同様に、DthL<Ptとなるときは、Pt=D
gpとなるようにWindow Offset←Win
dow Offset+(Pt−Dgp)と更新する
(サーチ窓を離す)。
は、特に、サーチ窓オフセット量fは更新せず、Pt<
DthEとなるときは、Pt=DgpとなるようにWi
ndow Offset←Window Offset
−(Dgp−Pt)と更新し(サーチ窓を手前にす
る)、同様に、DthL<Ptとなるときは、Pt=D
gpとなるようにWindow Offset←Win
dow Offset+(Pt−Dgp)と更新する
(サーチ窓を離す)。
【0029】このとき、Dgpは、DthEとDthL
の中間である、Dgp=(DthE+DthL)/2と
なるような点にするのが一つの方法であるが、状況に応
じて変えることができる。閾値DthEとDthLも、
伝搬環境等の状況に応じて変える。
の中間である、Dgp=(DthE+DthL)/2と
なるような点にするのが一つの方法であるが、状況に応
じて変えることができる。閾値DthEとDthLも、
伝搬環境等の状況に応じて変える。
【0030】このように、サーチ窓がパスの受信タイミ
ングの変化に追従できるようにすることで、大きい伝搬
遅延が予想される場合でも相関器群15の相関器数を増
やすことなく、サーチを行い受信を行うことができる。
複数のパスが存在する場合は、レベルの大きいパスを同
様に監視して、Window Offsetを更新する
ようにする。
ングの変化に追従できるようにすることで、大きい伝搬
遅延が予想される場合でも相関器群15の相関器数を増
やすことなく、サーチを行い受信を行うことができる。
複数のパスが存在する場合は、レベルの大きいパスを同
様に監視して、Window Offsetを更新する
ようにする。
【0031】図4は、この発明の他の実施の形態に係る
サーチャー部の詳細な構成を示すブロック図である。図
4に示すように、サーチャー部25においては、サーチ
窓オフセット制御部18に、新たに、パス保護状態h、
閾値Dth、サーチ範囲(Search・Range)
を加えている。その他の構成及び作用は、サーチャー部
12(図2参照)と同様である。
サーチャー部の詳細な構成を示すブロック図である。図
4に示すように、サーチャー部25においては、サーチ
窓オフセット制御部18に、新たに、パス保護状態h、
閾値Dth、サーチ範囲(Search・Range)
を加えている。その他の構成及び作用は、サーチャー部
12(図2参照)と同様である。
【0032】上記実施の形態では、複数のパスが存在す
る場合に、フェージング等でレベル変動する環境下でサ
ーチ窓オフセットが更新されると、更新量が多くなると
きがあり、その場合いくつかのパスがサーチ窓から外れ
るおそれがある。これにより、受信特性が悪化する。
る場合に、フェージング等でレベル変動する環境下でサ
ーチ窓オフセットが更新されると、更新量が多くなると
きがあり、その場合いくつかのパスがサーチ窓から外れ
るおそれがある。これにより、受信特性が悪化する。
【0033】また、サーチ窓オフセット更新後にいくつ
かのパスが外れ、その後、サーチ窓内のパスが消滅した
場合に、外れたパスを救う処理がないため、そのまま同
期外れとなってしまう。
かのパスが外れ、その後、サーチ窓内のパスが消滅した
場合に、外れたパスを救う処理がないため、そのまま同
期外れとなってしまう。
【0034】そこで、よりきめ細かくサーチ窓オフセッ
ト量fを制御するために、図4に示す構成のサーチャー
部25とする。
ト量fを制御するために、図4に示す構成のサーチャー
部25とする。
【0035】このサーチャー部25の動作は、サーチャ
ー部12の場合と基本的に同様であるが、有効パス判定
部17で決定した有効パスには保護処理が加えられてい
るので、各有効パスのパス保護状態h(はずれ状態、後
方保護状態、前方保護状態、或いは同期状態の何れか)
をサーチ窓オフセット制御部26に出力する。
ー部12の場合と基本的に同様であるが、有効パス判定
部17で決定した有効パスには保護処理が加えられてい
るので、各有効パスのパス保護状態h(はずれ状態、後
方保護状態、前方保護状態、或いは同期状態の何れか)
をサーチ窓オフセット制御部26に出力する。
【0036】サーチ窓オフセット制御部26は、各種閾
値Dth,DthE,DthL、Search・Ran
ge、有効パスのピークタイミングb、及びピークレベ
ルeを使って、サーチ窓オフセット量fを更新する。
値Dth,DthE,DthL、Search・Ran
ge、有効パスのピークタイミングb、及びピークレベ
ルeを使って、サーチ窓オフセット量fを更新する。
【0037】図5は、図4のサーチ窓オフセット制御部
の詳細な構成を示すブロック図である。図5に示すよう
に、サーチ窓オフセット制御部26は、第1サーチ窓オ
フセット算出部27、セレクタ28、第1パス切り捨て
カウンタ29、第2パス切り捨てカウンタ30、及び第
2サーチ窓オフセット算出部31を有する。
の詳細な構成を示すブロック図である。図5に示すよう
に、サーチ窓オフセット制御部26は、第1サーチ窓オ
フセット算出部27、セレクタ28、第1パス切り捨て
カウンタ29、第2パス切り捨てカウンタ30、及び第
2サーチ窓オフセット算出部31を有する。
【0038】第1サーチ窓オフセット算出部27は、有
効パスのピークタイミングb、ピークレベルeと、各種
閾値Dth,DthE,DthLと、Search・R
angeを使ってサーチ窓オフセット量を求め、セレク
タ28に出力する。また、サーチ窓オフセット量が更新
された場合にパスを切り捨ててしまったときは、第1パ
ス切り捨てカウンタ29又は第2パス切り捨てカウンタ
30をインクリメントする。
効パスのピークタイミングb、ピークレベルeと、各種
閾値Dth,DthE,DthLと、Search・R
angeを使ってサーチ窓オフセット量を求め、セレク
タ28に出力する。また、サーチ窓オフセット量が更新
された場合にパスを切り捨ててしまったときは、第1パ
ス切り捨てカウンタ29又は第2パス切り捨てカウンタ
30をインクリメントする。
【0039】第1パス切り捨てカウンタ29(E_lo
st_ct)は、サーチ窓を離すことによって手前の有
効パスを切り捨てた場合に、第2パス切り捨てカウンタ
30(L_lost_ct)は、サーチ窓を近づけるこ
とによって遠くの有効パスを切り捨てた場合に、それぞ
れインクリメントされる。それぞれのカウンタ29,3
0は、カウンタ値を第2サーチ窓オフセット算出部31
に出力する。
st_ct)は、サーチ窓を離すことによって手前の有
効パスを切り捨てた場合に、第2パス切り捨てカウンタ
30(L_lost_ct)は、サーチ窓を近づけるこ
とによって遠くの有効パスを切り捨てた場合に、それぞ
れインクリメントされる。それぞれのカウンタ29,3
0は、カウンタ値を第2サーチ窓オフセット算出部31
に出力する。
【0040】第2サーチ窓オフセット算出部31は、そ
れぞれのカウンタ値からサーチ窓オフセット量を求め、
セレクタ28に出力する。セレクタ28は、パス保護状
態hの全ての有効パスが外れ状態のとき、第2サーチ窓
オフセット算出部31の算出したサーチ窓オフセット量
をサーチ窓オフセット量fとして出力し、パス保護状態
hの全ての有効パスが外れ状態でないとき、第1サーチ
窓オフセット算出部27の算出したサーチ窓オフセット
量をサーチ窓オフセット量fとして出力する。
れぞれのカウンタ値からサーチ窓オフセット量を求め、
セレクタ28に出力する。セレクタ28は、パス保護状
態hの全ての有効パスが外れ状態のとき、第2サーチ窓
オフセット算出部31の算出したサーチ窓オフセット量
をサーチ窓オフセット量fとして出力し、パス保護状態
hの全ての有効パスが外れ状態でないとき、第1サーチ
窓オフセット算出部27の算出したサーチ窓オフセット
量をサーチ窓オフセット量fとして出力する。
【0041】このサーチ窓オフセット量fは、第1サー
チ窓オフセット算出部27と第2サーチ窓オフセット算
出部31にも出力する。
チ窓オフセット算出部27と第2サーチ窓オフセット算
出部31にも出力する。
【0042】図6は、パラメータを追加した図3と同様
のサーチレンジを示す説明図である。図6において、図
3との変更点について示すと、PtEは一番近い有効パ
スの受信タイミング、PtLは一番遠い有効パスの受信
タイミング、Dthはサーチ窓オフセット量を更新する
かどうかを判断する閾値幅、DthEは一番近いパスの
受信タイミングの閾値、DthLは一番遠いパスの受信
タイミングの閾値、PLEは一番近い有効パスの受信
(ピーク)レベル、PLLは一番遠い有効パスの受信
(ピーク)レベル、及びP_Spreadは一番近い有
効パスと一番遠い有効パスのパス間隔である。
のサーチレンジを示す説明図である。図6において、図
3との変更点について示すと、PtEは一番近い有効パ
スの受信タイミング、PtLは一番遠い有効パスの受信
タイミング、Dthはサーチ窓オフセット量を更新する
かどうかを判断する閾値幅、DthEは一番近いパスの
受信タイミングの閾値、DthLは一番遠いパスの受信
タイミングの閾値、PLEは一番近い有効パスの受信
(ピーク)レベル、PLLは一番遠い有効パスの受信
(ピーク)レベル、及びP_Spreadは一番近い有
効パスと一番遠い有効パスのパス間隔である。
【0043】図7は、図4のサーチャー部の動作を示す
フローチャートである。図7に示すように、このサーチ
ャー部25の動作の概略を説明すると、次のようにな
る。
フローチャートである。図7に示すように、このサーチ
ャー部25の動作の概略を説明すると、次のようにな
る。
【0044】一番近い有効パスの受信タイミングとピー
クレベル、一番遠い有効パスの受信タイミングとピーク
レベル、一番近い有効パスと一番遠い有効パスの間隔を
常に監視して、一番近い有効パスが近づき過ぎたときサ
ーチ窓を手前にし、一番遠い有効パスが離れ過ぎたとき
サーチ窓を離す。
クレベル、一番遠い有効パスの受信タイミングとピーク
レベル、一番近い有効パスと一番遠い有効パスの間隔を
常に監視して、一番近い有効パスが近づき過ぎたときサ
ーチ窓を手前にし、一番遠い有効パスが離れ過ぎたとき
サーチ窓を離す。
【0045】このとき、各種閾値を用いてなるべくサー
チ窓は動かさないようにし、動かすときは、極力有効パ
スを切り捨てないようにする。また、サーチ窓を動かし
たときにやむを得ず有効パスを切り捨てたときは、それ
を記憶しておき、サーチ窓内の有効パスが消滅したと
き、サーチ窓を戻して切り捨てた有効パスを救う処理を
行う。
チ窓は動かさないようにし、動かすときは、極力有効パ
スを切り捨てないようにする。また、サーチ窓を動かし
たときにやむを得ず有効パスを切り捨てたときは、それ
を記憶しておき、サーチ窓内の有効パスが消滅したと
き、サーチ窓を戻して切り捨てた有効パスを救う処理を
行う。
【0046】サーチ窓オフセット制御部18は、初めて
受信ONとなった場合のみ(ステップS101)、Pt
E、PtL、PLE、PLL、P_Spread、E_
lost_ct、L_lost_ctの各パラメータ及
びカウンタをクリア(リセット)する(ステップS10
2)。パス保護状態hが全て外れ状態でない場合、第1
サーチ窓オフセット算出部27が求めたサーチ窓オフセ
ット量fが有効になる(ステップS104)。
受信ONとなった場合のみ(ステップS101)、Pt
E、PtL、PLE、PLL、P_Spread、E_
lost_ct、L_lost_ctの各パラメータ及
びカウンタをクリア(リセット)する(ステップS10
2)。パス保護状態hが全て外れ状態でない場合、第1
サーチ窓オフセット算出部27が求めたサーチ窓オフセ
ット量fが有効になる(ステップS104)。
【0047】第1サーチ窓オフセット算出部27は、先
ず、PtE、PtL、PLE、PLL、P_Sprea
dを、有効パスのピークタイミングbとピークレベルe
を使って求める。各パラメータは、瞬時瞬時では値が細
かく変化する可能性があるため、PtE、PtL、PL
E、PLLは忘却係数等を用いて時間平均を行う(ステ
ップS103)。
ず、PtE、PtL、PLE、PLL、P_Sprea
dを、有効パスのピークタイミングbとピークレベルe
を使って求める。各パラメータは、瞬時瞬時では値が細
かく変化する可能性があるため、PtE、PtL、PL
E、PLLは忘却係数等を用いて時間平均を行う(ステ
ップS103)。
【0048】例えば、忘却係数をfp、前回の処理で求
めた一番近い有効パスの受信タイミングをPtE(n−
1)、今回の処理で有効パスのピークタイミングbから
求められる一番近い有効パスの受信タイミングをPtE
(n)とすると、PtE=fp×PtE(n−1)+
(1−fp)×PtE(n)となる。PtL、PLE、
PLLも同様にして求める。P_Spreadは、P_
Spread=PtL−PtEとして求め、これも忘却
係数等を用いて時間平均を行う(ステップS103)。
めた一番近い有効パスの受信タイミングをPtE(n−
1)、今回の処理で有効パスのピークタイミングbから
求められる一番近い有効パスの受信タイミングをPtE
(n)とすると、PtE=fp×PtE(n−1)+
(1−fp)×PtE(n)となる。PtL、PLE、
PLLも同様にして求める。P_Spreadは、P_
Spread=PtL−PtEとして求め、これも忘却
係数等を用いて時間平均を行う(ステップS103)。
【0049】PtEが近づき過ぎていないか判断し、そ
うでない場合は、次にPtLが離れ過ぎていないか判断
し、そうでない場合は、サーチ窓オフセット量fは更新
しない(ステップS105,106)。PtLが離れ過
ぎているときは、サーチ窓オフセット量fにDth/2
を加算し、サーチ窓を離す。ここでは、更新量をDth
/2としたが、状況に応じて変えることができる(ステ
ップS107)。また、このとき、第2パス切り捨てカ
ウンタ30をデクリメントし、最小値は0とする(ステ
ップS108)。
うでない場合は、次にPtLが離れ過ぎていないか判断
し、そうでない場合は、サーチ窓オフセット量fは更新
しない(ステップS105,106)。PtLが離れ過
ぎているときは、サーチ窓オフセット量fにDth/2
を加算し、サーチ窓を離す。ここでは、更新量をDth
/2としたが、状況に応じて変えることができる(ステ
ップS107)。また、このとき、第2パス切り捨てカ
ウンタ30をデクリメントし、最小値は0とする(ステ
ップS108)。
【0050】PtEが近づき過ぎていて、且つ、PtL
が離れ過ぎていない場合は、サーチ窓オフセット量fか
らDth/2を引いて、サーチ窓を手前にする(ステッ
プS105,109,110)。また、このとき、第1
パス切り捨てカウンタ29をデクリメントし、最小値は
0とする(ステップS111)。
が離れ過ぎていない場合は、サーチ窓オフセット量fか
らDth/2を引いて、サーチ窓を手前にする(ステッ
プS105,109,110)。また、このとき、第1
パス切り捨てカウンタ29をデクリメントし、最小値は
0とする(ステップS111)。
【0051】PtEが近づき過ぎていて、且つ、PtL
が離れ過ぎている場合、P_SpreadとSearc
h_Range−Dthを比較し、P_Spread≦
Search_Range−Dthであれば、サーチ窓
オフセット量fは更新しない(ステップS105,10
9,112)。
が離れ過ぎている場合、P_SpreadとSearc
h_Range−Dthを比較し、P_Spread≦
Search_Range−Dthであれば、サーチ窓
オフセット量fは更新しない(ステップS105,10
9,112)。
【0052】PtEが近づき過ぎていて、且つ、PtL
が離れ過ぎている場合、P_SpreadとSearc
h_Range−Dthを比較し、P_Spread>
Search_Range−Dthであれば、一番近い
有効パスか一番遠い有効パスのどちらかを切り捨てて、
サーチ窓を動かすことになる(ステップS105,10
9,112)。
が離れ過ぎている場合、P_SpreadとSearc
h_Range−Dthを比較し、P_Spread>
Search_Range−Dthであれば、一番近い
有効パスか一番遠い有効パスのどちらかを切り捨てて、
サーチ窓を動かすことになる(ステップS105,10
9,112)。
【0053】このとき、PLEとPLLを比較し、PL
E<PLLのときは、近いパスを切り捨てるようにサー
チ窓を動かし、第1パス切り捨てカウンタ29を1イン
クリメントする(ステップS113,114,107,
108)。PLE≧PLLのときは、遠いパスを切り捨
てるようにサーチ窓を動かし、第2パス切り捨てカウン
タ30を1インクリメントする(ステップS113,1
15,110,111)。
E<PLLのときは、近いパスを切り捨てるようにサー
チ窓を動かし、第1パス切り捨てカウンタ29を1イン
クリメントする(ステップS113,114,107,
108)。PLE≧PLLのときは、遠いパスを切り捨
てるようにサーチ窓を動かし、第2パス切り捨てカウン
タ30を1インクリメントする(ステップS113,1
15,110,111)。
【0054】パス保護状態hが全て外れ状態のときは、
切り捨てた有効パスを救う処理を行う。第1パス切り捨
てカウンタ29と第2パス切り捨てカウンタ30が共に
0であるときは、切り捨てた有効パスがないので、サー
チ窓は動かさない(ステップS116,119)。
切り捨てた有効パスを救う処理を行う。第1パス切り捨
てカウンタ29と第2パス切り捨てカウンタ30が共に
0であるときは、切り捨てた有効パスがないので、サー
チ窓は動かさない(ステップS116,119)。
【0055】第1パス切り捨てカウンタ29が0でない
場合は、サーチ窓より近いパスを切り捨てたことがある
ので、カウンタの値に応じてサーチ窓を手前にする(ス
テップS116,117,118)。第2パス切り捨て
カウンタ30が0でない場合は、サーチ窓より遠いパス
を切り捨てたことがあるので、カウンタの値に応じてサ
ーチ窓を離す(ステップS119,120,121)。
また、サーチ窓を動かした場合は、PtE、PtL、P
LE、PLL、P_Spreadをクリアする(ステッ
プS122)。
場合は、サーチ窓より近いパスを切り捨てたことがある
ので、カウンタの値に応じてサーチ窓を手前にする(ス
テップS116,117,118)。第2パス切り捨て
カウンタ30が0でない場合は、サーチ窓より遠いパス
を切り捨てたことがあるので、カウンタの値に応じてサ
ーチ窓を離す(ステップS119,120,121)。
また、サーチ窓を動かした場合は、PtE、PtL、P
LE、PLL、P_Spreadをクリアする(ステッ
プS122)。
【0056】以上のような処理を行うことにより、より
安定した受信が可能となる。
安定した受信が可能となる。
【0057】このように、この発明によれば、サーチ窓
がパスの受信タイミングの変化に追従できるようにする
ことで、大きい伝搬遅延が予想される場合でも相関器群
15の相関器数を増やすことなく、サーチを行い受信を
行うことができる。
がパスの受信タイミングの変化に追従できるようにする
ことで、大きい伝搬遅延が予想される場合でも相関器群
15の相関器数を増やすことなく、サーチを行い受信を
行うことができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フィンガー処理部と、複数の相関器からなる相関器
群及び複数の加算機からなる加算機群を備えたサーチャ
ー部とを有するCDMA受信機は、サーチャー部がサー
チできる範囲であるサーチ窓を、パスの受信タイミング
の変化に追従させることができ、前記サーチャー部は、
前記各加算器が出力した加算後相関値からピークを検出
し有効パスとするかどうかを判断する有効パス判定部
と、前記各相関器で逆拡散するための拡散符号を発生す
る拡散符号発生器と、前記各相関器による逆拡散のタイ
ミングが一定時間間隔だけ異なるように、前記拡散符号
を遅延させた逆拡散符号を前記各相関器にそれぞれ出力
するサーチ用遅延回路と、前記有効パス判定部から出力
されたピークタイミング、ピークレベル、及び閾値に基
づき、サーチ窓オフセット量を算出するサーチ窓オフセ
ット制御部と、前記拡散符号発生器から出力された拡散
符号を、前記サーチ窓オフセット量だけ遅延させて出力
するサーチ窓オフセット用遅延回路とを有し、前記サー
チ窓オフセット制御部は、有効パスのピークタイミング
とピークレベル、各種閾値及びサーチ範囲を使って前記
サーチ窓オフセット量を求める第1サーチ窓オフセット
算出部と、サーチ窓を離すことによって手前の有効パス
を切り捨てた場合にインクリメントされ、カウンタ値を
第2サーチ窓オフセット算出部に出力する第1パス切り
捨てカウンタと、サーチ窓を近づけることによって遠く
の有効パスを切り捨てた場合にインクリメントされ、カ
ウンタ値を第2サーチ窓オフセット算出部に出力する第
2パス切り捨てカウンタと、前記各カウンタ値からサー
チ窓オフセット量を求め出力する第2サーチ窓オフセッ
ト算出部と、パス保護状態の全ての有効パスの状態によ
り、前記第1サーチ窓オフセット算出部或いは前記第2
サーチ窓オフセット算出部の算出したサーチ窓オフセッ
ト量を、サーチ窓オフセット量として出力するセレクタ
とを有し、前記有効パス判定部から出力されたパス保護
状態、及びサーチ範囲を更に加えて、前記サーチ窓オフ
セット量を算出するので、大きい伝搬遅延が予想される
場合でも相関器群の相関器数を増やすことなく、サーチ
を行い受信を行うことができ、装置構成の大型化をもた
らすことがない。
ば、フィンガー処理部と、複数の相関器からなる相関器
群及び複数の加算機からなる加算機群を備えたサーチャ
ー部とを有するCDMA受信機は、サーチャー部がサー
チできる範囲であるサーチ窓を、パスの受信タイミング
の変化に追従させることができ、前記サーチャー部は、
前記各加算器が出力した加算後相関値からピークを検出
し有効パスとするかどうかを判断する有効パス判定部
と、前記各相関器で逆拡散するための拡散符号を発生す
る拡散符号発生器と、前記各相関器による逆拡散のタイ
ミングが一定時間間隔だけ異なるように、前記拡散符号
を遅延させた逆拡散符号を前記各相関器にそれぞれ出力
するサーチ用遅延回路と、前記有効パス判定部から出力
されたピークタイミング、ピークレベル、及び閾値に基
づき、サーチ窓オフセット量を算出するサーチ窓オフセ
ット制御部と、前記拡散符号発生器から出力された拡散
符号を、前記サーチ窓オフセット量だけ遅延させて出力
するサーチ窓オフセット用遅延回路とを有し、前記サー
チ窓オフセット制御部は、有効パスのピークタイミング
とピークレベル、各種閾値及びサーチ範囲を使って前記
サーチ窓オフセット量を求める第1サーチ窓オフセット
算出部と、サーチ窓を離すことによって手前の有効パス
を切り捨てた場合にインクリメントされ、カウンタ値を
第2サーチ窓オフセット算出部に出力する第1パス切り
捨てカウンタと、サーチ窓を近づけることによって遠く
の有効パスを切り捨てた場合にインクリメントされ、カ
ウンタ値を第2サーチ窓オフセット算出部に出力する第
2パス切り捨てカウンタと、前記各カウンタ値からサー
チ窓オフセット量を求め出力する第2サーチ窓オフセッ
ト算出部と、パス保護状態の全ての有効パスの状態によ
り、前記第1サーチ窓オフセット算出部或いは前記第2
サーチ窓オフセット算出部の算出したサーチ窓オフセッ
ト量を、サーチ窓オフセット量として出力するセレクタ
とを有し、前記有効パス判定部から出力されたパス保護
状態、及びサーチ範囲を更に加えて、前記サーチ窓オフ
セット量を算出するので、大きい伝搬遅延が予想される
場合でも相関器群の相関器数を増やすことなく、サーチ
を行い受信を行うことができ、装置構成の大型化をもた
らすことがない。
【図1】この発明の実施の形態に係るCDMA受信機の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のサーチャー部の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】サーチレンジを示す説明図である。
【図4】この発明の他の実施の形態に係るサーチャー部
の詳細な構成を示すブロック図である。
の詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】図4のサーチ窓オフセット制御部の詳細な構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図6】パラメータを追加した図3と同様のサーチレン
ジを示す説明図である。
ジを示す説明図である。
【図7】図4のサーチャー部の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図8】従来のサーチャー部の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
10 CDMA受信機 11 フィンガー処理部 12,25 サーチャー部 13 加算機 14 復号器 15 相関器群 16 加算器群 17 有効パス判定部 18,26 サーチ窓オフセット制御部 19 サーチ窓オフセット用遅延回路 20 拡散符号発生器 21 サーチ用遅延回路 27 第1サーチ窓オフセット算出部 28 セレクタ 29 第1パス切り捨てカウンタ 30 第2パス切り捨てカウンタ 31 第2サーチ窓オフセット算出部 a 受信データ b ピークタイミング c 相関値 d 加算後相関値 e ピークレベル f サーチ窓オフセット量 g 逆拡散符号 h パス保護状態
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713
Claims (2)
- 【請求項1】フィンガー処理部と、複数の相関器からな
る相関器群及び複数の加算機からなる加算機群を備えた
サーチャー部とを有するCDMA受信機において、 前記サーチャー部がサーチできる範囲であるサーチ窓
が、パスの受信タイミングの変化に追従できるように
し、 前記サーチャー部は、 前記各加算器が出力した加算後相関値からピークを検出
し有効パスとするかどうかを判断する有効パス判定部
と、 前記各相関器で逆拡散するための拡散符号を発生する拡
散符号発生器と、 前記各相関器による逆拡散のタイミングが一定時間間隔
だけ異なるように、前記拡散符号を遅延させた逆拡散符
号を前記各相関器にそれぞれ出力するサーチ用遅延回路
と、 前記有効パス判定部から出力されたピークタイミング、
ピークレベル、及び閾値に基づき、サーチ窓オフセット
量を算出するサーチ窓オフセット制御部と、 前記拡散符号発生器から出力された拡散符号を、前記サ
ーチ窓オフセット量だけ遅延させて出力するサーチ窓オ
フセット用遅延回路とを有し、 前記サーチ窓オフセット制御部は、 有効パスのピークタイミングとピークレベル、各種閾値
及びサーチ範囲を使って前記サーチ窓オフセット量を求
める第1サーチ窓オフセット算出部と、 サーチ窓を離すことによって手前の有効パスを切り捨て
た場合にインクリメントされ、カウンタ値を第2サーチ
窓オフセット算出部に出力する第1パス切り捨てカウン
タと、 サーチ窓を近づけることによって遠くの有効パスを切り
捨てた場合にインクリメントされ、カウンタ値を第2サ
ーチ窓オフセット算出部に出力する第2パス切り捨てカ
ウンタと、 前記各カウンタ値からサーチ窓オフセット量を求め出力
する第2サーチ窓オフセット算出部と、 パス保護状態の全ての有効パスの状態により、前記第1
サーチ窓オフセット算出部或いは前記第2サーチ窓オフ
セット算出部の算出したサーチ窓オフセット量を、サー
チ窓オフセット量として出力するセレクタと を有し、前
記有効パス判定部から出力されたパス保護状態、及びサ
ーチ範囲を更に加えて、前記サーチ窓オフセット量を算
出する ことを特徴とするCDMA受信機。 - 【請求項2】複数のパスが存在する場合は、レベルの大
きいパスを監視して前記サーチ窓オフセット量を更新す
ることを特徴とする請求項1に記載のCDMA受信機。
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