JP3315529B2 - アルミニウム含有金属材料の表面処理用組成物及び表面処理方法 - Google Patents
アルミニウム含有金属材料の表面処理用組成物及び表面処理方法Info
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Description
料の表面処理用組成物、表面処理液および表面処理方法
に関するものである。さらに詳しく述べるならば、本発
明は、アルミニウム含有金属材料の表面に優れた耐沸水
黒変性、塗料密着性及び潤滑性を付与して、例えばアル
ミニウム缶製造に適した表面状態を形成するために有用
な、表面処理用組成物、表面処理液、および表面処理方
法に関するものである。
I加工(Drawing & Ironing)の後、
その表面に酸性クリーナーによる洗浄を施して、アルミ
ニウム微粉末や潤滑油(クーラント)、金属石鹸等から
形成されたスマットを除去し、その後この表面に、化成
工程により耐食性、及び塗膜の密着性を向上させる目的
で燐酸塩の化成皮膜処理が施されている。化成皮膜には
大別して、燐酸クロム皮膜を形成させるクロメート処理
と、酸化ジルコニウム、燐酸ジルコニウム等の複合皮膜
を形成させるノンクロメート処理の2種がある。
メート系化成剤を用いた洗浄プロセスが日本国内の洗浄
ラインのおよそ8割を占めている。通常表面に化成皮膜
が施されたアルミニウム缶は、化成後にウォッシャーに
より十分すすぎ洗いが施された後、水切りオーブンによ
り乾燥される。前記オーブンを出た缶は、次に印刷、塗
装工程に移送される。この印刷、塗装工程では、専用コ
ンベアに乗せ替えるため、通常5〜30列程度に並んだ
缶をシングルファイラーを通して、一列に整列させる。
この際、缶がガイドに接触し、あるいは、缶同士の接触
により、その搬送を妨げることがある。その理由は、洗
浄・化成処理を施されたアルミニウム缶の静摩擦係数が
かなり高いことにあると考えられる。また、近年、製缶
数量の増加に伴う移送速度の高速化により、この問題の
原因はより頻繁化し、これによる生産効率の低下はより
深刻な問題になっている。そこで、耐食性に悪影響を与
えることなくアルミニウム缶の外表面の静摩擦係数を下
げることが強く要望されるようになった。
送効率を上げる手段として、例えば、特開昭64−85
292号で開示されている方法が挙げられる。ここで開
示されている方法は、上記の缶ウォッシャーラインの最
終リンス工程(脱イオン水リンス)と水切り乾燥との間
において、缶表面上に水溶性の有機燐酸エステル類、あ
るいは飽和脂肪酸の水溶性誘導体等をスプレーし、潤滑
性を有する有機膜を形成させる方法である。
ン水を、活性炭吸着処理を用いてリサイクルしているよ
うな洗浄装置を使用する場合には、活性炭に皮膜成分が
吸着してしまうため、活性炭の劣化が速められるだけで
なく、薬剤の消費が増大してしまうという経済的に不都
合を生ずる。また、被処理物が液溜まりの発生しやすい
形状をしている場合、乾燥時にその部分の残留液が濃化
し、不均一なムラが発生したり、塗膜が剥離する様な問
題が発生する。
記、缶ウォッシャーラインの皮膜化成工程において、金
属イオン(Fe,Zr,Sn,Al,Ce)及び/また
は水溶性有機燐酸エステル類、あるいは飽和脂肪酸の水
溶性誘導体等を含有し、pH2〜5に制御された酸性水溶
液をスプレーし、またはその中にアルミニウム含有金属
材料を浸漬することにより、潤滑性が優れた有機−無機
複合皮膜を形成させる方法が開示されている。しかしな
がら、この方法では満足な耐黒変性を有するアルミニウ
ム含有金属材料を得るには至っていない。従って、現状
では優れた耐食性、塗料密着性及び潤滑性を同時に満足
させるアルミニウム含有金属材料の表面処理用組成物、
表面処理液、および表面処理方法は得られていないので
ある。
の有するこれらの問題点を解決するためのものであり、
具体的にはアルミニウム含有金属材料の表面に、優れた
耐食性、塗料密着性及び潤滑性を有する化成皮膜を形成
させる新規な表面処理用組成物、表面処理液および表面
処理方法を提供しようとするものである。
術の抱える問題点を解決するための手段について鋭意検
討した結果、特定量のりん酸イオンと水溶性ジルコニウ
ム化合物及びチタン化合物から選ばれる少なくとも1種
と、フッ化物と、水溶性ポリアミドとを含有する水性処
理液を用いると、アルミニウム含有金属材料表面に耐食
性、塗料密着性及び、潤滑性に優れた皮膜を形成し得る
ことを新たに見い出し、本発明を完成するに至った。
理用組成物は、下記成分: (1)りん酸イオンと、その1重量部に対し、(2)金
属原子に換算して0.01〜50重量部の、水溶性ジル
コニウム化合物および、チタン化合物から選ばれた少な
くとも1種と、(3)フッ素原子に換算して0.01〜
200重量部のフッ化物と、および(4)0.01〜2
00重量部の、第三級アミン基およびポリアルキレング
リコール基の少なくとも1種を有する水溶性ポリアミド
と、を含有する水性混合物からなるものである。
の表面処理液は、下記成分:0.01〜1.0g/リッ
トルのりん酸イオンと、金属原子に換算して0.01〜
0.5g/リットルの、水溶性ジルコニウム化合物およ
びチタン化合物から選ばれた少なくとも1種と、フッ素
原子に換算して、0.01〜2.0g/リットルのフッ
化物と、0.01〜2.0g/リットルの、第三級アミ
ン基およびポリアルキレングリコール基の少なくとも1
種を有する水溶性ポリアミドと、を含有し、1.8〜
4.0のpHを有する水性溶液からなるものである。
料の表面処理方法は、上記の表面処理液を、アルミニウ
ム含有金属材料の表面に接触させて、前記表面上に表面
処理液層を形成し、これに水洗、および加熱乾燥を施し
て、前記表面に化成皮膜を形成することを特徴とするも
のである。
は、アルミニウム材料およびアルミニウム合金材料を包
含し、アルミニウム合金とは、例えばアルミニウム−マ
ンガン合金、アルミニウム−マグネシウム合金、および
アルミニウム−銅合金などを包含する。アルミニウム含
有金属材料の形状寸法などに制限はなく、板材、管材、
線材などのいづれであってもよい。
ンと、その1重量部に対し、金属原子に換算して0.0
1〜50重量部の水溶性ジルコニウム化合物および/又
はチタン化合物と、フッ素原子に換算して、0.01〜
200重量部のフッ化物と、0.01〜200重量部
の、第三級アミンおよび/又はポリアルキレングリコー
ル基を有する水溶性ポリアミドとを含有する水性混合
物、好ましくは水溶液からなるものである。この表面処
理用組成物の全固形分濃度については、制限はないが、
一般に10重量%以下であることが好ましく、0.01
〜1重量%であることがより好ましい。
成物から得られ、りん酸イオンと水溶性ジルコニウム化
合物及びチタン化合物から選ばれる少なくとも1種と、
フッ化物と水溶性ポリアミドを必須成分として含有する
酸性処理液である。
g/リットルのりん酸イオンと、0.01〜0.5g/
リットルの(金属原子に換算)水溶性ジルコニウム化合
物および/又はチタン化合物と、0.01〜2.0g/
リットル(フッ素原子に換算)のフッ化物と、0.01
〜2.0g/リットルの第三級アミン基および/又はポ
リアルキレングリコール基含有水溶性ポリアミドとを含
有し、1.8〜4.0のpHを有する水溶液である。
3 PO4 )、りん酸ナトリウム(Na3 PO4 )、りん
酸アンモニウム((NH4 )3 PO4 )などを使用する
ことができる。その濃度は0.01〜1.0g/リット
ルの範囲が好ましく、特に0.02〜0.40g/リッ
トルの範囲が好ましい。りん酸イオン濃度が0.01g
/リットル未満では、アルミニウム含有金属材料表面に
対する反応性が不十分になり皮膜が充分に形成されな
い。また、それが1.0g/リットルを超えると、皮膜
形成性が飽和し、処理液のコストが高くなり経済的に不
利になる。
物としては、例えば、酸化ジルコニウム、酸化チタンの
ような酸化物、水酸化ジルコニウム、水酸化チタンのよ
うな水酸化物、フッ化ジルコニウム、フッ化チタンのよ
うなフッ化物、硝酸ジルコニウム、硝酸チタンのような
硝酸塩を使用できるが、他の水溶性化合物を用いてもよ
い。これらジルコニウム、又はチタン化合物の濃度は、
金属原子に換算(ジルコニウム、チタン)して、0.0
1〜0.5g/リットルの範囲が好ましく、特に0.0
2〜0.08g/リットルの範囲が好ましい。その濃度
が0.01g/リットル未満では得られる表面処理液の
皮膜形成性が不十分であり、またそれが0.5g/リッ
トルを超えると、皮膜形成性が飽和し、コストが高くな
り経済的に不利になる。
F)、フルオロジルコニウム酸(H2 ZrF6 )、フル
オロチタン酸(H2 TiF6 )などの酸やその塩(例え
ばアンモニウム塩、ナトリウム塩など)を使用すること
ができ、その種類に特に限定はない。表面処理液中のフ
ッ化物の濃度はフッ素原子に換算して0.03〜1.0
g/リットルの範囲が好ましく、特に0.03〜0.6
g/リットルの範囲が好ましい。その濃度が0.03g
/リットル未満では反応性が乏しく皮膜が充分に形成さ
れない。またそれが1g/リットルを超えると、アルミ
ニウム含有金属表面のエッチング量が増加し、外観が悪
くなるので好ましくない。但し、フッ化物の最適濃度
は、金属材料素材より溶出するアルミニウムの濃度に依
存して定まるので、このアルミニウム濃度により変動す
る。これは、フッ化物が溶出したアルミニウムをフッ化
アルミニウムとして処理液中に安定に存在させるために
必要であるからである。例えば、溶出アルミニウム濃度
0.1g/リットルに対して必要なフッ素の量は約0.
2g/リットルである。
ち、アミノ基を有するものとして、例えば、アミノエチ
ルピペラジンやビスアミノプロピペラジン等の第三級ア
ミン基を主鎖に有しているジアミンとアジピン酸やセバ
チン酸等のジカルボン酸とのポリアミドや、それらとラ
クタム類との共重合ポリアミド等、またはα−ジメチル
アミノ−ε−カプロラクタムのような側鎖に第三級アミ
ノ基を有するラクタム類との共重合ポリアミド等が挙げ
られる。また主鎖にポリアルキレングリコール基を有す
るポリアミドとしては、分子量200〜4000程度の
ポリエチレングリコールから得られるジアミンやジカル
ボン酸とアジピン酸やセバチン酸、あるいはヘキサメチ
レンジアミン等のジアミンとからなるポリアミド、また
はそれらとラクタム類との共重合ポリアミドが挙げられ
る。
性ポリアミドから選ばれる少なくとも1種を使用する。
その濃度は0.01〜2.0g/リットルの範囲が好ま
しく、特に0.05〜0.5g/リットルの範囲が好ま
しい。ポリアミドの濃度が0.01g/リットル未満で
は、形成される皮膜量が乏しく、また潤滑性の乏しい皮
膜となる。また、それが0.5g/リットルを超える
と、皮膜形成性が飽和し、処理液のコストが高くなり経
済的に不利になる。
に調整される。これが1.8未満ではエッチングが多く
なり皮膜を形成することが困難となり、また、それが
4.0を超えると耐食性に優れた皮膜が形成されにくく
なる。したがって、pHは1.8〜4.0の範囲に制御さ
れなければならない。さらに好ましいpHの範囲は2.0
〜3.0である。なお表面処理液のpHは、りん酸、硝
酸、塩酸、及びフッ化水素酸などの酸、又は水酸化ナト
リウム、炭酸ナトリウム、及び水酸化アンモニウムなど
のアルカリを使用することにより調整される。
ンガン等の金属イオンにより処理液の安定性が著しく低
下した際には、これらの成分をキレートするためにグル
コン酸や蓚酸などの有機酸を添加してもよい。
する。本発明方法に用いられる表面処理液は、その処理
温度、および処理時間について特に制限はないが、下記
条件下において処理が行われることが好ましい。すなわ
ち、表面処理液がスプレー法によりアルミニウム含有金
属材料表面に塗布されるときは、25〜50℃の温度に
おいて15〜40秒間接触の後水洗に供されることが好
ましい。また金属材料が表面処理液中に浸漬されるとき
は25〜50℃の温度において15〜60秒間浸漬され
た後水洗されることが好ましい。本発明方法の好ましい
態様を下記に示す。
剤系のいずれでも良い) 処理温度:40〜80℃ 処理方法:スプレー 処理時間:25〜60秒 水洗 化成皮膜処理(リン酸塩処理剤使用) 処理温度:30〜50℃ 処理方法:スプレー 処理時間:8〜30秒 本発明の処理液による表面処理 処理温度:25〜50℃ 処理方法:スプレー 処理時間:3〜30秒 水洗 脱イオン水洗 乾燥
剤系のいずれでも良い) 処理温度:40〜80℃ 処理方法:スプレー 処理時間:25〜60秒 水洗 化成皮膜処理(リン酸塩処理剤使用) 処理温度:30〜50℃ 処理方法:スプレー 処理時間:8〜30秒 水洗 本発明の処理液による表面処理 処理温度:25〜50℃ 処理方法:スプレー 処理時間:3〜30秒 水洗 脱イオン水洗 乾燥
処理温度の好ましい範囲は25〜50℃である。これが
25℃未満では反応性が不充分であり良好な皮膜が形成
されないことがある。また、それが50℃を超えるとジ
ルコニウム化合物が不安定となり一部沈殿が発生し処理
液の安定性に欠けることがある。同様に処理時間につい
ては表面処理プロセス1の場合の処理時間は、15〜5
0秒が適当である。15秒未満では充分に反応せず、耐
食性の優れた皮膜は形成されないことがある。またそれ
が50秒を超える時間処理しても性能の向上は認められ
なくなることがある。特に好ましい処理時間は20〜3
0秒の範囲である。
理時間は3〜30秒が適当である。それが3秒未満では
充分に反応せず、耐食性の優れた皮膜は形成されないこ
とがある。また、それが30秒を超えて性能の向上は認
められなくなることがある。特に好ましくは5〜15秒
の範囲である。
る化成皮膜(リン酸塩処理剤)としては、公知のアルミ
ニウムのノンクロム化成皮膜が使用できる。具体的に
は、例えば特公昭52−131937、特公昭58−3
0344や特公昭57−39314等に記載されている
化成皮膜が挙げられる。これらの化成処理液に本発明の
効果を阻害する成分(例えばSO4 イオンなど)を含ま
ない場合は、化成後水洗することなく直ちに本発明液の
処理をすることができる。また化成液に本発明の効果を
阻害する成分を含む場合は、化成後に水洗してから本発
明液の処理を行うことが好ましい。
る。 (1)供試金属材料:アルミニウムDI缶 アルミニウム板をDI加工して作製したアルミニウムD
I缶を、酸性脱脂剤(商標:パルクリーン500、日本
パーカライジング株式会社製)の加熱水溶液を用いて清
浄にした後、表面処理に供した。
沸騰水に浸漬し、その後の黒変性より評価した。すなわ
ち、黒変しないことが好ましい。 (2)潤滑性 図1(A),(B),(C)に示す滑り性試験機を用い
て下記テストを行った。滑り性試験機の水平な傾斜板1
上に表面処理を施した3個の供試アルミニウムDI缶を
置き、その内の2缶2aをボトム側が正面を向く様に固
定した。その上に残りの1缶2bを開口部側が正面を向
く様にセットした。この状態で、傾斜板1をモーター3
により一定速度(3°/SEC)で傾斜させ、缶が落下する
までに要した時間から、傾斜角度を求め静摩擦係数を算
出した。
尿素系の缶用塗料を塗膜厚5〜7μmに塗装し、215
℃で4分間焼付け、評価面にカッターナイフでクロスカ
ットを入れ、セロテープ剥離試験を行った。(1次密着
性)その後、下記に示す組成の試験液を沸騰させ、その
中に供試缶を60分間浸漬後、再度セロテープ剥離試験
を実施した(2次密着性)。尚、密着性評価は塗膜剥離
の有無により評価した。 ・試験液(モデルジュース) 塩化ナトリウム(5g/リットル) クエン酸 (5g/リットル) 溶媒:脱イオン水使用
缶用表面処理液(商標:アロジン404、日本パーカラ
イジング株式会社製)を35℃に加温し20秒間スプレ
ー処理を施し、次に、下記組成の表面処理液(1)を3
5℃に加温して10秒スプレー処理し、水道水により水
洗し、さらに3000,000Ωcm以上の抵抗値を有す
る脱イオン水を10秒間スプレーした後、200℃の熱
風乾燥炉内で2分間乾燥した。その後、このDI缶の耐
食性、密着性を評価した。 表面処理液(1) 75%りん酸(H3PO4) 138ppm(PO4 :100ppm) 20%フルオロジルコニウム酸(H2ZrF6) 1137ppm(Zr:100ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 235ppm(F:170ppm) 第三級アミン基を有する水溶性ポリアミド 250ppm 水 残部 pH:2.5(硝酸とアンモニア水で調整)
表面処理液(商標:アロジン404、日本パーカライジ
ング株式会社製)を35℃に加温し25秒間スプレー処
理を施し、次に下記組成の表面処理液(2)を30℃に
加温しその中に15秒浸漬処理し、次いで実施例1と同
様に水洗し、脱イオン水を10秒間スプレーした後、2
00℃の熱風乾燥炉内で2分間乾燥した。その後、この
DI缶の耐食性、密着性を評価した。 表面処理液(2) 75%りん酸(H3PO4) 206ppm(PO4 :150ppm) 20%フルオロジルコニウム酸(H2ZrF6) 455ppm(Zr:40ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 210ppm(F:90ppm) 第三級アミン基を有する水溶性ポリアミド 150ppm 水 残部 pH:3.0(硝酸とアンモニア水で調整)
表面処理液(商標:アロジン404、日本パーカライジ
ング株式会社製)を35℃に加温し20秒間スプレー処
理を施し、次に、下記組成の表面処理液(3)を45℃
に加温し5秒間スプレー処理を施し、次いで実施例1と
同様に水洗、脱イオン水洗、乾燥し、その後、このDI
缶の耐食性、密着性を評価した。 表面処理液(3) 75%りん酸(H3PO4) 413ppm(PO4 :300ppm) 20%フルオロチタン酸(H2TiF6) 683ppm(Ti:40ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 262ppm(F:100ppm) ポリアルキレングリコール基を有する 200ppm 水溶性ポリアミド 水 残部 pH:2.5(硝酸とアンモニア水で調整)
表面処理液(商標:アロジン404、日本パーカライジ
ング株式会社製)を35℃に加温し20秒間スプレー処
理を施し、次に下記組成の表面処理液(4)を50℃に
加温しその中に30秒間浸漬処理を施し、次に実施例1
と同様に水洗、脱イオン水洗、乾燥した。その後、この
DI缶の耐食性、密着性を評価した。 表面処理液(4) 75%りん酸(H3PO4) 138ppm(PO4 :100ppm) 20%フルオロジルコニウム酸(H2ZrF6) 1137ppm(Zr:100ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 235ppm(F:170ppm) ポリアルキレングリコール基を有する 100ppm 水溶性ポリアミド 水 残部 pH:2.8(硝酸とアンモニア水で調整)
表面処理液(商標:アロジン404、日本パーカライジ
ング株式会社製)を35℃に加温し20秒間スプレー処
理を施し、次に下記組成の表面処理液(5)を35℃に
加温し8秒間スプレー処理を施し、次に実施例1と同様
に水洗、脱イオン水洗、乾燥した。その後、このDI缶
の耐食性、密着性を評価した。 表面処理液(5) 75%りん酸(H3PO4) 138ppm(PO4 :100ppm) 20%フルオロジルコニウム酸(H2ZrF6) 1137ppm(Zr:100ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 235ppm(F:170ppm) 第三級アミノ基とポリアルキレングリコール基 100ppm の両方を有する水溶性ポリアミド 水 残部 pH:2.5(硝酸とアンモニア水で調整)
表面処理液(商標:パルコート3753 日本パーカラ
イジング株式会社製)を50℃に加温し30秒間スプレ
ー処理を施し、水洗を行った後、下記組成の表面処理液
(6)を35℃に加温し15秒間スプレー処理を施し
た。次に実施例1と同様に水洗、脱イオン水洗、乾燥し
た。その後、このDI缶の耐食性、密着性を評価した。 表面処理液(6) 75%りん酸(H3PO4) 412ppm(PO4 :300ppm) 20%フルオロチタン酸(H2TiF6) 683ppm(Ti:40ppm) 20%フルオロジルコニウム酸(H2ZrF6) 455ppm(Zr:40ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 157ppm(F:80ppm) 第三級アミノ基とポリアルキレングリコール基 100ppm の両方を有する水溶性ポリアミド 水 残部 pH:3.0(硝酸とアンモニア水で調整)
(7)を25℃に加温し30秒間スプレー処理を施し、
次に実施例1と同様に水洗、脱イオン水洗、乾燥した。
その後、このDI缶の耐食性、密着性を評価した。 表面処理液(7) 75%りん酸(H3PO4) 69ppm(PO4 :50ppm) 20%フルオロジルコニウム酸(H2ZrF6) 455ppm(Zr:40ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 25ppm(F:55ppm) 第三級アミノ基とポリアルキレングリコール基 50ppm の両方を有する水溶性ポリアミド 水 残部 pH:3.0(硝酸とアンモニア水で調整)
(8)を40℃に加温しその中に35秒間の浸漬処理を
施し、次に実施例1と同様に水洗、脱イオン水洗、乾燥
した。その後、このDI缶の耐食性、密着性を評価し
た。 表面処理液(8) 75%りん酸(H3PO4) 110ppm(PO4 :80ppm) 20%フルオロジルコニウム酸(H2ZrF6) 854ppm(Ti:50ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 10ppm(F:65ppm) ポリアルキレングリコール基を有する 100ppm 水溶性ポリアミド 水 残部 pH:3.0(硝酸とアンモニア水で調整)
表面処理液(商標:アロジン404、日本パーカライジ
ング株式会社製)を35℃に加温し25秒間スプレー処
理を施し、次に、実施例1と同様に水洗、脱イオン水
洗、乾燥した。その後、このDI缶の耐食性、密着性を
評価した。
I缶用表面処理液(商標:アロジン404、日本パーカ
ライジング株式会社製)を35℃に加温し20秒間スプ
レー処理を施し、次いで下記組成の表面処理液(9)を
35℃に加温し10秒間スプレー処理を行い実施例1と
同様に水洗、脱イオン水洗、乾燥し、その後、このDI
缶の耐食性、密着性を評価した。 表面処理液(9) 75%りん酸(H3PO4) 138ppm(PO4 :100ppm) 20%フルオロジルコニウム酸(H2ZrF6) 500ppm(Zr:44ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 210ppm(F:95ppm) 水 残部 pH:3.0(硝酸とアンモニア水で調整)
表面処理液(商標:アロジン404、日本パーカライジ
ング株式会社製)を35℃に加温し25秒間スプレー処
理を施し、次に、下記組成の表面処理液(10)を35
℃に加温し20秒間スプレー処理を施し、実施例1と同
様に水洗、脱イオン水洗、乾燥した。その後、このDI
缶の耐食性、密着性を評価した。 表面処理液(10) 75%りん酸(H3PO4) 138ppm(PO4 :100ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 210ppm(F:40ppm) 第三級アミノ基とポリアルキレングリコール基 100ppm の両方を有する水溶性ポリアミド 水 残部 pH:3.0(硝酸とアンモニア水で調整)
表面処理液(商標:アロジン404、日本パーカライジ
ング株式会社製)を35℃に加温し25秒間スプレー処
理を施し、次に下記組成の表面処理液(11)を35℃
に加温し15秒間スプレー処理を施し、実施例1と同様
に水洗、脱イオン水洗、乾燥した。その後、このDI缶
の耐食性、密着性を評価した。 表面処理液(11) 20%フルオロジルコニウム酸(H2ZrF6) 500ppm(Zr:44ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 26ppm(F:60ppm) 第三級アミノ基とポリアルキレングリコール基 100ppm の両方を有する水溶性ポリアミド 水 残部 pH:4.5(硝酸とアンモニア水で調整)
(12)を35℃に加温し20秒間スプレー処理を施
し、実施例1と同様に水洗、脱イオン水洗、乾燥した。
その後、このDI缶の耐食性、密着性を評価した。 表面処理液(12) 75%りん酸(H3PO4) 138ppm(PO4 :100ppm) 20%フルオロジルコニウム酸(H2ZrF6) 500ppm(Zr:44ppm) 20%フッ化水素酸(HF) 236ppm(F:100ppm) 第三級アミノ基とポリアルキレングリコール基 100ppm の両方を有する水溶性ポリアミド 水 残部 pH:4.5(硝酸とアンモニア水で調整)
果を表1に示す。
面処理液または表面処理方法を用いた実施例1〜8によ
り得られた表面処理アルミニウム含有金属材料の耐食
性、塗料密着性及び潤滑性は、いづれも優れていた。一
方、本発明以外の表面処理液を用いた比較例1〜5の製
品の性能は、特に潤滑性において劣っていた。
面処理用組成物を用いた表面処理液および表面処理方法
により、塗装前のアルミニウム含有金属材料の表面に優
れた耐食性と潤滑性を有する皮膜を形成することができ
る。また、本発明の表面処理液をアルミニウムDI缶に
適用することにより、塗装・印刷前のアルミニウムDI
缶表面に優れた耐食性と潤滑性を付与し、製造ラインの
高速化を達成できるという優れた効果を奏する。
配置状態を示す平面説明図。図1(B)は図1(A)の
滑り試験機の正面説明図。図1(C)は、図1(A)の
滑り試験機の側面説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記成分: (1)りん酸イオンと、その1重量部に対し、 (2)金属原子に換算して0.01〜50重量部の、水
溶性ジルコニウム化合物および、チタン化合物から選ば
れた少なくとも1種と、 (3)フッ素原子に換算して0.01〜200重量部の
フッ化物と、および (4)0.01〜200重量部の、第三級アミン基およ
びポリアルキレングリコール基から選ばれた少なくとも
1種を有する水溶性ポリアミドと、を含有する水性混合
物からなることを特徴とするアルミニウム含有金属材料
表面処理用組成物。 - 【請求項2】 下記成分:0.01〜1.0g/リット
ルのりん酸イオンと、 金属原子に換算して0.01〜0.5g/リットルの、
水溶性ジルコニウム化合物およびチタン化合物から選ば
れた少なくとも1種と、 フッ素原子に換算して、0.01〜2.0g/リットル
のフッ化物と、 0.01〜2.0g/リットルの、第三級アミン基およ
びポリアルキレングリコール基から選ばれた少なくとも
1種を有する水溶性ポリアミドと、を含有し、1.8〜
4.0のpHを有する水性溶液からなることを特徴とする
アルミニウム含有金属材料の表面処理液。 - 【請求項3】 請求項2に記載の表面処理液を、アルミ
ニウム含有金属材料の表面に接触させて、前記表面上に
表面処理液層を形成し、これに水洗、および加熱乾燥を
施して、前記表面に化成皮膜を形成することを特徴とす
るアルミニウム含有金属材料の表面処理方法。
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