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JP3313222B2 - 平面形状の測定装置 - Google Patents

平面形状の測定装置

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Publication number
JP3313222B2
JP3313222B2 JP34982393A JP34982393A JP3313222B2 JP 3313222 B2 JP3313222 B2 JP 3313222B2 JP 34982393 A JP34982393 A JP 34982393A JP 34982393 A JP34982393 A JP 34982393A JP 3313222 B2 JP3313222 B2 JP 3313222B2
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JP
Japan
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work
slider
air
measured
measurement
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JP34982393A
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JPH0854203A (ja
Inventor
文宏 竹村
泰毅 大島
宏之 寺内
勝昭 神足
志郎 真島
Original Assignee
東芝セラミックス株式会社
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Publication date
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面形状の測定装置に
関し、さらに詳しくは、シリコンウエハのポリッシュプ
レ−トなどの表面形状を立体的に測定するのに適した板
状物の平面形状の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られている板状物の平面形状の測
定装置としては、板状物である被測定物、いわゆるワ−
クを定盤上に直接置いて測定する形式の装置、あるいは
同心円上の3点を支持して表面の形状を測定する形式の
装置がある。例えば、図10に示すように、3点支持に
よる測定装置にあっては、同心円上の各支持点が位置す
る点と、中心とを結ぶ直線X1 に沿った変形は、同心円
内にあっては下方向の曲げ応力Wa が二次曲線を描いて
分布し、同心円外にあっては上向きの応力Wu が同じく
二次曲線を描いて分布する。また中心と各支持点の中間
位置を結ぶX2 においては、同心円内では片持ち梁の自
由端部に曲げモ−メントが作用したかのような曲線によ
る曲げ応力の分布になる。また、図11に示すようなワ
−クを定盤上に直接おいて測定する形式の装置にあって
は、定盤の上面をより平坦にすることが困難であり、ま
た、セラミックス製のポリッシュプレ−ト等の被測定物
における定盤と接触する面をより平坦にすることは困難
である。その結果、定盤とセラミックス製のポリッシュ
プレ−ト等の被測定物は実質上3点支持となる。
【0003】また、その測定装置の概略を図11に基づ
いて説明する。図に示されるように、この装置はエア−
スライダ軸に変位センサを一個設け、これを直線的に移
動させることで一ライン毎の平面情報を検出するように
したものである。すなわち、ベッド1の上方にエア−ス
ライダ軸2を水平に配置して、その下側には若干の空間
を形成し、前記エア−スライダ軸2にエア−スライダ3
を取付け、モ−タ4、タイミングベルト6により前記ス
ライダ3をエア−スライダ軸2に移動自在とし、前記移
動による変位をロ−タリ−エンコ−ダ7により検出す
る。尚、前記スライダ3には平面形状を検出するセンサ
5が装着されている。
【0004】そして、ワ−クWは前記ベッド1上に置か
れ、かつ、前記エア−スライダ軸2の下部空間に配置さ
れるようになっている。尚、図において符号8は演算部
としてのパソコン、符号9はプリンタをそれぞれ示して
いる。
【0005】この装置では、エア−スライダ軸2に沿っ
てスライダ3を移動させながら、ポリッシュプレ−ト等
の板状のワ−クWの表面の形状、即ち図12に示す直線
3に沿った形状情報を検出すると共に、位置検出情報
とを合わせて図13に示される平面形状情報を得る。次
に、図14に示すように、ワ−クWをベッド1上で90
度回転させて再び直線X4 上の形状を測定して、図15
に示すワ−クWの平面形状情報を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の装
置にあっては、ワ−クがたわみ変形をしたままの状態
で、ワ−ク表面の形状測定をすることになり、正確な平
面形状の情報を得ることができないという技術的課題が
あった。。最近大型化するポリッシュプレ−トの測定に
おいて、この課題はとくに顕著に現れ、今日測定精度を
向上させる上において装置の改良が望まれている。本発
明は上記課題を解決するためになされたものであり、ワ
−クの自重によるたわみ変形の影響を受けることなく、
極めて正確に測定することができ、かつ比較的安価な測
定装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる平面形状測定装置は、被測定物を垂
直面に沿って起立させると共に、被測定物の周囲数点を
支持固定する手段と、前記被測定物の平面形状を測定す
る測定面側に、上下方向に配置された第1及び第2の測
定センサと、前記第1及び第2の測定センサを前記被測
定物の平面に対して平行に移動させるスライダ及びスラ
イダ軸と、前記スライダ軸に設けられた支点を中心に、
スライダ軸の他端側を移動させることによって、スライ
ダ軸を被測定物の測定面に対して平行になす調整機構と
を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明にかかる平面形状測定装置よれば、ワ−
クを垂直面に沿って起立状態に保持してその平面の形状
を測定するので、ワ−クの自重によるひずみなどの影響
がなく、さらに、本発明装置によれば、装置の機構複雑
化もなく、正確な測定が可能になる。
【0009】
【実施例】以下本発明にかかる装置の一実施例を図1乃
至図9に基づいて説明する。図1に示すように、この装
置10はベッド11の上に、ロ−ラ付きの台車12が軌
道13上に搭載されており、この台車12、12の間に
ポリッシュプレ−トであるワ−クWが前記軌道13の長
さ方向と直交する平面に沿った方向に搭載される。
【0010】前記台車12、12にはワ−クWの周縁が
納まる溝をもった安定ロ−ル14、14が形成され、こ
れらのロ−ル14、14は正確に平行配置されており、
左右の送りピッチは常に同一である。
【0011】この安定ロ−ル14、14は前記台車12
の上において、油圧などのシリンダ15により、ワ−ク
Wを上昇、下降させることができるようになっている。
即ち、前記安定ロ−ル14、14上にワ−クWを搭載し
た後、ワ−クWを測定位置まで台車12、12で移動さ
せ、ストッパ15a,16a,17aに当接させる。そ
の後、前記シリンダ15を収縮させて測定位置までワ−
クWを下降させた後、加圧機構17及び固定機構15、
16bによりワ−クWをいわゆる3点支持で固定する。
即ち、ワ−クWをストッパ15a,16a,17aに当
接させた後、加圧機構17を駆動し、加圧力Fをワ−ク
Wに付与し、固定機構15、16b、加圧機構17で固
定するものである。
【0012】ここで、ワ−クWを加圧機構17との静摩
擦係数をμとし、加圧機構17の取付け角度θとする
と、A点におけるワ−クWの測定方向の摩擦力(ワ−ク
保持力)Pは、P=μFCOSθで表される。同様に、
ワ−クWと固定機構16bの静摩擦係数をμ’とする
と、B点におけるワ−ク保持力Qは、Q=μ’FCOS
θで表される。また、C点におけるワ−ク保持力Rは、
ワ−クWと固定機構15の静摩擦係数をμ’、ワ−クW
の自重をWgとすると、R=μ’Wg+μ’FSINθ
で表される。これからもわかるように、振動等のを外力
に対抗してワ−クWをしっかり固定できるように、保持
力P、Q、Rを所定の大きさするには、Fの大きさを決
定すれば良い。
【0013】また、前記ストッパ15a,16a,17
aは後に説明するエア−スライダ19の移動面、言い換
えればエア−スライダ軸18と平行な平面内に形成され
ている。そのため、ワ−クWを加圧機構17及び固定機
構15、16bにより固定した際、前記ワ−クWはエア
−スライダ軸18と平行に配置されることになる。尚、
図中の16は、予期せぬワ−クWの転倒防止のための安
全機構である。一軸を中心として、回動可能に形成され
ている。
【0014】これらの固定機構と隣り合って、一軸型の
エア−スライダ軸18が配置され、このエア−スライダ
軸18にエア−スライダ19が移動可能に搭載されてお
り、このエア−スライダ19に測定機構20が搭載され
ている。
【0015】即ち、前記エア−スライダ19は、前記エ
ア−スライダ軸18に沿って駆動部21の出力により無
端ベルト22が駆動されることで移動されるもので、前
記測定機構20には、ワ−クWの表面と接触する接触子
を有する二つのセンサ23が装着されて、前記センサ2
3によりワ−クWの平面形状を測定する。尚、図には示
されていないが、この装置にも従来の装置同様、ロ−タ
リエンコ−ダが備えられ、エア−スライダ19の位置情
報がロ−タリエンコ−ダにより検出されるようになって
いる。また同様に、エア−スライダ19に搭載されたセ
ンサ23から得た表面の形状情報と、前記ロ−タリエン
コ−ダから得た位置情報とを演算するパソコン、得た情
報を印刷するプリンタ、エア−スライダ19などの駆動
系を制御する制御部が備えられている。
【0016】ワ−クWとエア−スライダ19とは前述の
ように平行に配されるが、更に、その平行度を増すため
に、図4に示すようにエア−スライダ19移動線と、ワ
−クWとの平行調整を行う必要がある。このための調整
機構も搭載している。この調整機構は、エア−スライダ
軸18に支点26を設けるともに、他端側をエア−スラ
イダ軸18に取付けられた押し板18aを図示しない調
整ネジを回動させることにより、バネユニット25に抗
してエア−スライダ軸18が弧を描いて微動するように
なっている。尚、微動距離はマイクロメ−タ24により
測定される。
【0017】次に、調整機構の調整方法について説明す
ると、まず、ワ−クW上の一点(P点)とエア−スライ
ダ軸18との距離をセンサ23で測定する。続いてエア
−スライダ19を移動させ、ワ−クW上の他の一点(Q
点)における距離も同様に測定する。ここで、P点及び
Q点の支点26からの距離はロ−タリエンコ−ダによっ
て検出できるため、これらの関係からエア−スライダ1
8とワ−クWの傾き角を計算により求めることができ
る。
【0018】即ち、P点のエア−スライダ軸18との距
離d、支点26からの距離をbとし、Q点のエア−スラ
イダ軸18との距離y、支点26からの距離をaとする
と、θ=tan-1(y−e/b−a)となる。したがっ
て、エア−スライダ軸18を支点26を中心に角度θ回
動させことにより、ワ−クWとエア−スライダ軸18と
を平行にすることができる。尚、マイクロメ−タヘッド
24の移動量Yは、支点26からの距離Xに前記θを乗
じけば、求めることができる。
【0019】また、この装置にあっては、測定機構20
にエア−供給用チュ−ブ27やセンサに接続される電線
28の外力が加わると、測定機構20が微小変動を起こ
し、そのため測定誤差が発生する。これを防止するた
め、エア−スライド軸18と平行にスライド軸29を設
けると共に、測定機構20(エア−スライダ19)を駆
動するプ−リ22と同軸に、前記プ−リ22と同ピッチ
のプ−リ30を形成すると共に、同ピッチ同寸のタイミ
ングベルト31により、常に測定機構20(エア−スラ
イダ19)と等間隔で移動するスライド台32を設け、
前記スライド台32にチュ−ブ27や電線28を固定す
ることにより、チュ−ブ27や電線28の外力をスライ
ド台32で受け、測定機構20に力が加わることがない
ように形成されている。
【0020】そして、ワ−クWの設定が終了した後、ス
ライダ19をエア−スライダ−軸18に沿って移動させ
ながらセンサ23の接触子によりワ−クWの平面の形状
を測定するとともに、エア−スライダ19の位置情報
と、前記センサ23から得た表面形状情報とを、この実
施例では図示を省略してあるが演算部において演算され
て、ワ−クWの全体の平面情報にすることができる。
【0021】さらに、ワ−クWを例えば、45度回転さ
せて、前述の要領により再びセンサ23による測定を行
い、平面情報と位置情報とからワ−クWの表面を測定す
る。
【0022】上述のように、ワ−クWは垂直面に沿った
状態におかれて表面の形状の測定が行われるので、25
kgを越えるに至ったポリシュプレ−トなどのワ−クW
を自重による影響をまったく受けずに正確に測定するこ
とができるのである。
【0023】次に、本発明の装置を用いた測定作業につ
いて、詳しく説明する。先ず、図6に示すように、ワ−
クWの中心Oがセンサ23の移動線上になるように位置
を設定した後、直線G0H、直線IQJをセンサ23に
よりトレ−スする。この時のZは二つのセンサ23、2
3の間隔になっている。
【0024】さらに、ワ−クWを中心の移動がないよう
にして、図7に示すように90度だけ回転させ、直線K
QOL、さらに直線MPNに沿った表面形状の情報を得
る。このとき、ワ−クWを90度回転する前と後では、
ワ−クWの表面形状や、固定機構との接触状態により異
なることになるが、測定結果のG0Hの情報と、測定結
果KQOLのうち、Oの高さ情報を一致させ、さらに、
直線IQJと、直線KQOLにおけるQの高さ情報を一
致させることにより二組のセンサ23、23により得た
デ−タが同一基準面のデ−タに変換されることになり、
このときの測定曲線が図8に示されている。以上のデ−
タから図9に示すようにワ−クWの表面形状をが立体的
に得ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による測定方法によれば、ワ−クを垂直状態にして測定
するので、ワ−ク自体の重量による変形がなく、比較的
正確に表面の形状を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例かかる平面形状測定装置の正
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】本発明の平面形状測定装置にかかる調整機構の
概略図である。
【図5】図4に示した調整機構による調整方法を説明す
る図である。
【図6】本発明の測定装置による測定過程を示す説明図
である。
【図7】さらに本発明の測定装置による測定過程を示す
説明図である。
【図8】さらに本発明の測定装置による測定結果の説明
図である。
【図9】本発明の測定装置による測定結果の立体的斜面
図である。
【図10】従来方法による測定状態におけるワ−クの変
形状態を示す説明図である。
【図11】従来の測定装置の斜面図である。
【図12】測定過程を示す説明図である。
【図13】従来の測定装置による測定結果を示す曲線図
である。
【図14】従来の測定装置によるさらに行う測定過程の
説明図である。
【図15】図14に示す測定過程に対応した曲線図であ
る。
【符号の説明】
11 ベッド 12 台車 13 軌道 14 ロ−ラ 15 固定機構 16b 固定機構 17 加圧機構 18 エア−スライダ軸 19 エア−スライダ 20 測定機構
フロントページの続き (72)発明者 神足 勝昭 神奈川県秦野市曽屋30 東芝セラミック ス株式会社 開発研究所内 (72)発明者 真島 志郎 神奈川県秦野市曽屋30 東芝セラミック ス株式会社 開発研究所内 (56)参考文献 特開 平4−355315(JP,A) 特開 平5−79828(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 5/28 G01B 21/30 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物を垂直面に沿って起立させると
    共に、被測定物の周囲数点を支持固定する手段と、 前記被測定物の平面形状を測定する測定面側に、上下方
    向に配置された第1及び第2の測定センサと、 前記第1及び第2の測定センサを前記被測定物の平面に
    対して平行に移動させるスライダ及びスライダ軸と、 前記スライダ軸に設けられた支点を中心に、スライダ軸
    の他端側を移動させることによって、スライダ軸を被測
    定物の測定面に対して平行になす調整機構と、 を備えたことを特徴とする平面形状の測定装置。
JP34982393A 1993-12-27 1993-12-27 平面形状の測定装置 Expired - Lifetime JP3313222B2 (ja)

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JP4558929B2 (ja) * 2000-12-26 2010-10-06 東ソー・クォーツ株式会社 平面度測定装置
KR101134356B1 (ko) * 2010-10-18 2012-04-19 한전케이피에스 주식회사 동심도 및 평탄도 측정장치

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