JP3308917B2 - 電子写真方式の両面印刷装置 - Google Patents
電子写真方式の両面印刷装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機・レーザプ
リンタ・ファクシミリなどに係り、特に、電子写真方式
の技術を用いた両面印字可能な印刷装置の転写装置に関
するものである。
リンタ・ファクシミリなどに係り、特に、電子写真方式
の技術を用いた両面印字可能な印刷装置の転写装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、用紙の両面に未定着トナー画像を
転写したあと定着する、電子写真方式の両面印刷装置で
は、第1の画像形成手段と第2の画像形成手段の感光体
の帯電極性やトナーの帯電極性がそれぞれ異なる帯電極
性でなければならなかった。しかし、帯電極性の異なる
感光体やトナーが必要ということは、感光体を2種類、
トナーを2種類用意しなければならず、必然的にその周
辺の装置も2種類以上必要になってくるため、開発する
上で手間がかかり、非常に困難であった。
転写したあと定着する、電子写真方式の両面印刷装置で
は、第1の画像形成手段と第2の画像形成手段の感光体
の帯電極性やトナーの帯電極性がそれぞれ異なる帯電極
性でなければならなかった。しかし、帯電極性の異なる
感光体やトナーが必要ということは、感光体を2種類、
トナーを2種類用意しなければならず、必然的にその周
辺の装置も2種類以上必要になってくるため、開発する
上で手間がかかり、非常に困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点を解
決する手段として、特開平8−211664号公報に記
載されている技術で、第1の画像形成手段と第2の画像
形成手段の間の搬送路で、第1の画像形成手段で用紙に
転写された未定着トナー画像にコロトロン方式によりチ
ャージし、第2の転写手段の電圧極性と同極性にする手
段を設けている。しかしこの方法によれば、放電ワイヤ
からオゾンや窒素酸化物等の放電生成物が発生するた
め、環境に対して優しくなかった。さらに、余分な装置
を搬送路上に追加しているため、機械全体の小型化の妨
げになっている。
決する手段として、特開平8−211664号公報に記
載されている技術で、第1の画像形成手段と第2の画像
形成手段の間の搬送路で、第1の画像形成手段で用紙に
転写された未定着トナー画像にコロトロン方式によりチ
ャージし、第2の転写手段の電圧極性と同極性にする手
段を設けている。しかしこの方法によれば、放電ワイヤ
からオゾンや窒素酸化物等の放電生成物が発生するた
め、環境に対して優しくなかった。さらに、余分な装置
を搬送路上に追加しているため、機械全体の小型化の妨
げになっている。
【0004】本発明の課題は、用紙の第1面に未定着ト
ナー画像を形成する第1の画像形成手段と、該第1の画
像形成手段から用紙の搬送方向下流側に、用紙の第2面
に未定着トナー画像を形成する第2の画像形成手段とを
有し、前記第1の画像形成手段の感光体と前記第2の画
像形成手段の感光体の帯電極性が同極性で、かつトナー
の帯電極性もそれぞれ同極性であり、用紙の第1面の未
定着トナーの帯電極性を変換する手段を有する、電子写
真方式の両面印刷装置において、環境に優しく、機械全
体の小型化の妨げにならない、用紙の第1面の未定着ト
ナーの帯電極性を変換する手段を提供することにある。
ナー画像を形成する第1の画像形成手段と、該第1の画
像形成手段から用紙の搬送方向下流側に、用紙の第2面
に未定着トナー画像を形成する第2の画像形成手段とを
有し、前記第1の画像形成手段の感光体と前記第2の画
像形成手段の感光体の帯電極性が同極性で、かつトナー
の帯電極性もそれぞれ同極性であり、用紙の第1面の未
定着トナーの帯電極性を変換する手段を有する、電子写
真方式の両面印刷装置において、環境に優しく、機械全
体の小型化の妨げにならない、用紙の第1面の未定着ト
ナーの帯電極性を変換する手段を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、用紙の第1面に未定着トナー画像を形
成する第1の画像形成手段、該第1の画像形成手段から
用紙の搬送方向下流側に、用紙の第2面に未定着トナー
画像を形成する第2の画像形成手段を設け、前記第1の
画像形成手段の感光体と前記第2の画像形成手段の感光
体の帯電極性が同極性で、かつトナーの帯電極性も同極
性であり、前記第2の画像形成手段の転写手段は前記第
2の画像形成手段の感光体ドラムと用紙の搬送路を介し
て対向するバイアスローラであり、かつ該感光体ドラム
と接触し、さらに用紙の第1面の未定着トナーの帯電極
性と逆極性の1,000V乃至6,000Vのバイアス
を印加する。
解決するために、用紙の第1面に未定着トナー画像を形
成する第1の画像形成手段、該第1の画像形成手段から
用紙の搬送方向下流側に、用紙の第2面に未定着トナー
画像を形成する第2の画像形成手段を設け、前記第1の
画像形成手段の感光体と前記第2の画像形成手段の感光
体の帯電極性が同極性で、かつトナーの帯電極性も同極
性であり、前記第2の画像形成手段の転写手段は前記第
2の画像形成手段の感光体ドラムと用紙の搬送路を介し
て対向するバイアスローラであり、かつ該感光体ドラム
と接触し、さらに用紙の第1面の未定着トナーの帯電極
性と逆極性の1,000V乃至6,000Vのバイアス
を印加する。
【0006】
【作用】第1の画像形成手段で、第1面に未定着トナー
画像を転写された用紙は、搬送路を経て、第2の画像形
成手段で用紙の第2面に未定着トナー画像を転写されつ
つ搬送される、この用紙の第2面に未定着トナー画像が
転写されるとき、同時に用紙の第1面の未定着トナー画
像は第2の画像形成手段の転写手段と接触する、第2の
画像形成手段の第2の転写手段であるバイアスローラに
は第1面に転写されている画像のトナーの帯電極性とは
逆極性の高電圧が印加されているため、バイアスローラ
と用紙の第1面が接触する直前の微小なギャップにおい
てコロナ放電が発生し、用紙の第1面の未定着トナーの
帯電極性変換が行われバイアスローラに印加されている
電圧と同極性になる。その後、用紙の第1面の未定着ト
ナーはバイアスローラに印加されている電圧極性と同じ
帯電極性の状態でバイアスローラと接触するため、用紙
の第1面の未定着トナーとバイアスローラの斥力によ
り、用紙の第1面の未定着トナーはバイアスローラに付
着しない。
画像を転写された用紙は、搬送路を経て、第2の画像形
成手段で用紙の第2面に未定着トナー画像を転写されつ
つ搬送される、この用紙の第2面に未定着トナー画像が
転写されるとき、同時に用紙の第1面の未定着トナー画
像は第2の画像形成手段の転写手段と接触する、第2の
画像形成手段の第2の転写手段であるバイアスローラに
は第1面に転写されている画像のトナーの帯電極性とは
逆極性の高電圧が印加されているため、バイアスローラ
と用紙の第1面が接触する直前の微小なギャップにおい
てコロナ放電が発生し、用紙の第1面の未定着トナーの
帯電極性変換が行われバイアスローラに印加されている
電圧と同極性になる。その後、用紙の第1面の未定着ト
ナーはバイアスローラに印加されている電圧極性と同じ
帯電極性の状態でバイアスローラと接触するため、用紙
の第1面の未定着トナーとバイアスローラの斥力によ
り、用紙の第1面の未定着トナーはバイアスローラに付
着しない。
【0007】
【発明の実施形態】本発明の一実施形態が採用される両
面印字可能な印刷装置を図1に基づいて説明する。同図
面において、給紙カセット1から給紙ローラ2で一枚づ
つ給紙された用紙は、垂直搬送路3を経て、レジスト部
4で先端を整えられ待機し、所定のタイミングで第1の
画像形成手段へ搬送され、第1の画像形成手段6で形成
されたトナー画像が第1の転写手段65で用紙の第1面
に転写される。第1面に未定着トナー画像を転写された
用紙は、搬送路7を搬送され、第2の画像形成手段9で
形成されたトナー画像が第2の転写手段95で用紙の第
2面に転写される。この後、両面に未定着トナー画像を
転写された用紙は、定着装置10に搬送され用紙の両面
の未定着トナー画像が同時に定着され、排紙部11を経
て排紙トレイ12に排出される。
面印字可能な印刷装置を図1に基づいて説明する。同図
面において、給紙カセット1から給紙ローラ2で一枚づ
つ給紙された用紙は、垂直搬送路3を経て、レジスト部
4で先端を整えられ待機し、所定のタイミングで第1の
画像形成手段へ搬送され、第1の画像形成手段6で形成
されたトナー画像が第1の転写手段65で用紙の第1面
に転写される。第1面に未定着トナー画像を転写された
用紙は、搬送路7を搬送され、第2の画像形成手段9で
形成されたトナー画像が第2の転写手段95で用紙の第
2面に転写される。この後、両面に未定着トナー画像を
転写された用紙は、定着装置10に搬送され用紙の両面
の未定着トナー画像が同時に定着され、排紙部11を経
て排紙トレイ12に排出される。
【0008】さらに、本発明の実施形態が採用される両
面印字可能な印刷装置の構成を、図1、図2に基づいて
詳細に説明する。
面印字可能な印刷装置の構成を、図1、図2に基づいて
詳細に説明する。
【0009】第1の画像形成手段6は、一般的に使われ
ている電子写真プロセスを有するもので、本発明の実施
形態では、感光体表面に主帯電部62によりプラス電荷
を付与し、レーザーユニット63のレーザー光により露
光、形成された静電潜像は、現像装置64のプラス帯電
トナーによって顕像化される。このプラス帯電トナーに
よる顕像は、用紙の第1面に第1の転写手段65により
転写される。第1の転写手段65は、本発明の実施形態
ではコロトロン方式を用いているが、バイアスローラ方
式、転写ベルト方式などのいずれを用いても構わない。
ている電子写真プロセスを有するもので、本発明の実施
形態では、感光体表面に主帯電部62によりプラス電荷
を付与し、レーザーユニット63のレーザー光により露
光、形成された静電潜像は、現像装置64のプラス帯電
トナーによって顕像化される。このプラス帯電トナーに
よる顕像は、用紙の第1面に第1の転写手段65により
転写される。第1の転写手段65は、本発明の実施形態
ではコロトロン方式を用いているが、バイアスローラ方
式、転写ベルト方式などのいずれを用いても構わない。
【0010】第1画像形成手段6により、第1面にトナ
ー画像を転写された用紙は、搬送路7上では、プラスに
帯電しているトナー画像を載せている。
ー画像を転写された用紙は、搬送路7上では、プラスに
帯電しているトナー画像を載せている。
【0011】第2の画像形成手段9は、これも一般的に
使われている電子写真プロセスを有するもので、本発明
の実施形態では、感光体表面に主帯電部92によりプラ
ス電荷を付与し、レーザーユニット93のレーザー光に
より露光、形成された静電潜像は、現像装置94のプラ
ス帯電トナーによって顕像化される。このプラス帯電ト
ナーによる顕像は、用紙の第2面に第2の転写手段95
により転写される。
使われている電子写真プロセスを有するもので、本発明
の実施形態では、感光体表面に主帯電部92によりプラ
ス電荷を付与し、レーザーユニット93のレーザー光に
より露光、形成された静電潜像は、現像装置94のプラ
ス帯電トナーによって顕像化される。このプラス帯電ト
ナーによる顕像は、用紙の第2面に第2の転写手段95
により転写される。
【0012】この第2の転写手段95はバイアスローラ
95、電圧印加手段953で構成され、詳しくは、バイ
アスローラ95の軸芯は導電性の金属ローラで、その周
囲はゴムや樹脂であり、ポリエステル系エラストマー、
ポリウレタン系エラストマーなどの弾性体に、導電性カ
ーボンブラック、もしくは過塩素酸リチウムなどの無機
イオン、または4級アンモニウム塩などの有機イオンを
配合したもので、体積固有抵抗102〜1010Ω・cm程
度に調整され、外周はフッ素コートを施したものがよ
い。本件発明に適用できるものは上記に限定されるもの
ではなく、一般的に転写ローラとして使用されるもので
よく、周辺の条件により適宜最適なものを選択すればよ
い。
95、電圧印加手段953で構成され、詳しくは、バイ
アスローラ95の軸芯は導電性の金属ローラで、その周
囲はゴムや樹脂であり、ポリエステル系エラストマー、
ポリウレタン系エラストマーなどの弾性体に、導電性カ
ーボンブラック、もしくは過塩素酸リチウムなどの無機
イオン、または4級アンモニウム塩などの有機イオンを
配合したもので、体積固有抵抗102〜1010Ω・cm程
度に調整され、外周はフッ素コートを施したものがよ
い。本件発明に適用できるものは上記に限定されるもの
ではなく、一般的に転写ローラとして使用されるもので
よく、周辺の条件により適宜最適なものを選択すればよ
い。
【0013】バイアスローラ95と感光体ドラム91は
接触して対向しているが、用紙一枚分以上の距離、約
0.5mmの距離をおいて対向していてもよく、いずれの
距離においてもほぼ同等の効果が得られる。
接触して対向しているが、用紙一枚分以上の距離、約
0.5mmの距離をおいて対向していてもよく、いずれの
距離においてもほぼ同等の効果が得られる。
【0014】バイアスローラ95の電圧は、直流電源装
置953により、バイアスローラ95の軸芯に印加され
る。
置953により、バイアスローラ95の軸芯に印加され
る。
【0015】第1面の画像とバイアスローラ95は、用
紙の第1面の未定着トナー画像と擦れてはならないた
め、本実施形態では駆動手段(図示していない)により
駆動されている。駆動ムラを避けるためにもハスバ歯車
で駆動を伝達することが好ましい。
紙の第1面の未定着トナー画像と擦れてはならないた
め、本実施形態では駆動手段(図示していない)により
駆動されている。駆動ムラを避けるためにもハスバ歯車
で駆動を伝達することが好ましい。
【0016】従来、用紙の第1面の未定着トナーの帯電
極性と、それに接触するバイアスローラ95の電圧極性
が逆極性の場合、用紙の第1面の未定着トナーがバイア
スローラ95に付着するものと考えられていた。しか
し、表1〜表9に示すように、バイアスローラ95への
印加電圧の設定次第では、バイアスローラ95に、用紙
の第1面の未定着トナーが付着することなく、用紙の第
1面の未定着トナーの帯電極性を変換と、第2の画像形
成手段9のトナー画像が用紙の第2面に転写できること
がわかった。これは、用紙の第1面の未定着トナーの帯
電極性変換は、バイアスローラ95と用紙のニップ位置
より用紙搬送方向の上流で行われるため、バイアスロー
ラ95と用紙のニップではバイアスローラ95の電圧極
性と用紙の第1面の未定着トナーの帯電極性は同極性と
なり、用紙の第1面の未定着トナーとバイアスローラ9
5の斥力により、用紙の第1面の未定着トナーがバイア
スローラ95に付着することはない。
極性と、それに接触するバイアスローラ95の電圧極性
が逆極性の場合、用紙の第1面の未定着トナーがバイア
スローラ95に付着するものと考えられていた。しか
し、表1〜表9に示すように、バイアスローラ95への
印加電圧の設定次第では、バイアスローラ95に、用紙
の第1面の未定着トナーが付着することなく、用紙の第
1面の未定着トナーの帯電極性を変換と、第2の画像形
成手段9のトナー画像が用紙の第2面に転写できること
がわかった。これは、用紙の第1面の未定着トナーの帯
電極性変換は、バイアスローラ95と用紙のニップ位置
より用紙搬送方向の上流で行われるため、バイアスロー
ラ95と用紙のニップではバイアスローラ95の電圧極
性と用紙の第1面の未定着トナーの帯電極性は同極性と
なり、用紙の第1面の未定着トナーとバイアスローラ9
5の斥力により、用紙の第1面の未定着トナーがバイア
スローラ95に付着することはない。
【0017】本発明の請求項1に記載のバイアスローラ
95への印加電圧を決定するための実験に使われたロー
ラは、 ・ローラA:ポリウレタン系エラストマーに過塩素酸リ
チウム添加,体積抵抗104Ω・cm,アスカーC硬度6
8°,弾性層5mm,外径φ20mm,長さ230mm,軸芯
はアルミ ・ローラB:ポリエステル系エラストマーに過塩素酸リ
チウム添加,体積抵抗105Ω・cm,アスカーC硬度6
2°,弾性層5mm,外径φ20mm,長さ230mm,軸芯
はアルミ ・ローラC:ウレタンゴムに導電性カーボンブラック添
加,体積抵抗106Ω・cm,アスカーC硬度75°,弾
性層5mm,外径φ20mm,長さ230mm,軸芯はアルミ
の3種類である。
95への印加電圧を決定するための実験に使われたロー
ラは、 ・ローラA:ポリウレタン系エラストマーに過塩素酸リ
チウム添加,体積抵抗104Ω・cm,アスカーC硬度6
8°,弾性層5mm,外径φ20mm,長さ230mm,軸芯
はアルミ ・ローラB:ポリエステル系エラストマーに過塩素酸リ
チウム添加,体積抵抗105Ω・cm,アスカーC硬度6
2°,弾性層5mm,外径φ20mm,長さ230mm,軸芯
はアルミ ・ローラC:ウレタンゴムに導電性カーボンブラック添
加,体積抵抗106Ω・cm,アスカーC硬度75°,弾
性層5mm,外径φ20mm,長さ230mm,軸芯はアルミ
の3種類である。
【0018】第2の転写手段であるバイアスローラ95
と第2の画像形成手段の感光体ドラム91は、0,0.
2,0.5mmの距離で対向している。
と第2の画像形成手段の感光体ドラム91は、0,0.
2,0.5mmの距離で対向している。
【0019】各条件における結果を表1〜表9に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】
【表6】
【0026】
【表7】
【0027】
【表8】
【0028】
【表9】
【0029】ここで、バイアスローラ95の印加電圧が
200〜900Vの比較的低い電圧では、用紙の第2面
に画像が転写はできるが、用紙の第1面のトナーがバイ
アスローラ81に付着し、汚れてしまう。
200〜900Vの比較的低い電圧では、用紙の第2面
に画像が転写はできるが、用紙の第1面のトナーがバイ
アスローラ81に付着し、汚れてしまう。
【0030】本発明の請求範囲にも記載した、バイアス
ローラ95印加電圧が1,000〜6,000Vの範囲
では、いずれの種類のローラにおいても、第1面のトナ
ーがバイアスローラ95に付着することなく、かつ用紙
の第1面の画像を乱すことなく、用紙の第1面の未定着
トナーの帯電極性を変換し、さらに用紙の第2面に感光
体ドラム91からのトナー画像を転写することが可能で
ある。
ローラ95印加電圧が1,000〜6,000Vの範囲
では、いずれの種類のローラにおいても、第1面のトナ
ーがバイアスローラ95に付着することなく、かつ用紙
の第1面の画像を乱すことなく、用紙の第1面の未定着
トナーの帯電極性を変換し、さらに用紙の第2面に感光
体ドラム91からのトナー画像を転写することが可能で
ある。
【0031】バイアスローラ95の印加電圧が6,00
0Vを少し越えたあたりから、バイアスローラ95から
用紙へのアーク放電が発生するため、正常にトナーの極
性変換が行われない。さらに用紙の両面の画像を乱して
しまい画像の不具合も発生する。
0Vを少し越えたあたりから、バイアスローラ95から
用紙へのアーク放電が発生するため、正常にトナーの極
性変換が行われない。さらに用紙の両面の画像を乱して
しまい画像の不具合も発生する。
【0032】上記の結果より、第2の転写手段であるバ
イアスローラ95には、1,000V乃至6,000V
を印加する必要がある。また、バイアスローラ95の種
類、バイアスローラ95と感光体ドラム91との距離
は、通常の転写条件である限り影響は少ないようであ
る。
イアスローラ95には、1,000V乃至6,000V
を印加する必要がある。また、バイアスローラ95の種
類、バイアスローラ95と感光体ドラム91との距離
は、通常の転写条件である限り影響は少ないようであ
る。
【0033】定着装置10は、第1の定着ローラ10
1、第1定着ヒータ1011、第2の定着ローラ10
2、第2の定着ヒータ1021、からなり、第1の定着
ローラ101は熱伝導性のよいアルミ等のローラの外周
にフッ素コートを施したものを用いる。第1の定着ヒー
タ1011を内蔵することにより、定着に必要な所定の
温度に制御されている。第2の定着ローラ102も熱伝
導性のよいアルミ等のローラの周囲が耐熱性のウレタン
ゴムでできた弾性層で覆われ、さらに外周はPTFEな
どのフッ素系樹脂の離型層をもつものを用いる。両面同
時定着を考慮し、第2の定着ローラ102にも定着ヒー
タ1021を内蔵し、定着に必要な所定の温度に制御さ
れている。
1、第1定着ヒータ1011、第2の定着ローラ10
2、第2の定着ヒータ1021、からなり、第1の定着
ローラ101は熱伝導性のよいアルミ等のローラの外周
にフッ素コートを施したものを用いる。第1の定着ヒー
タ1011を内蔵することにより、定着に必要な所定の
温度に制御されている。第2の定着ローラ102も熱伝
導性のよいアルミ等のローラの周囲が耐熱性のウレタン
ゴムでできた弾性層で覆われ、さらに外周はPTFEな
どのフッ素系樹脂の離型層をもつものを用いる。両面同
時定着を考慮し、第2の定着ローラ102にも定着ヒー
タ1021を内蔵し、定着に必要な所定の温度に制御さ
れている。
【0034】
【発明の効果】本発明を用いれば、用紙の第1面に未定
着トナー画像を形成する第1の画像形成手段と、該第1
の画像形成手段から用紙の搬送方向下流側に、用紙の第
2面に未定着トナー画像を形成する第2の画像形成手段
とを有し、前記第1の画像形成手段と前記第2の画像形
成手段の感光体の帯電極性、トナーの帯電極性がそれぞ
れ同極性である電子写真方式の両面印刷装置において、
小型で、環境に優しい電子写真方式の両面印刷装置を提
供できる。
着トナー画像を形成する第1の画像形成手段と、該第1
の画像形成手段から用紙の搬送方向下流側に、用紙の第
2面に未定着トナー画像を形成する第2の画像形成手段
とを有し、前記第1の画像形成手段と前記第2の画像形
成手段の感光体の帯電極性、トナーの帯電極性がそれぞ
れ同極性である電子写真方式の両面印刷装置において、
小型で、環境に優しい電子写真方式の両面印刷装置を提
供できる。
【図1】本発明の一実施形態が採用される両面印字可能
な印刷装置である。
な印刷装置である。
【図2】本発明の一実施形態が採用される両面印字可能
な印刷装置の転写手段の詳細図である。
な印刷装置の転写手段の詳細図である。
【図3】従来技術による両面印字可能な印刷装置であ
る。
る。
P1〜P9:用紙 5:搬送路 66:第1の分離チャージャー 67:第1のクリーニング装置 68:第2の除電ランプ 86:第2の分離チャージャー 87:第2のクリーニング装置 88:第2の除電ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−211664(JP,A) 特開 平2−97984(JP,A) 特開 平9−258494(JP,A) 特開 平10−260616(JP,A) 特開 平8−171263(JP,A) 特開 平9−90785(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 15/16
Claims (1)
- 【請求項1】用紙の第1面に未定着トナー画像を形成す
る第1の画像形成手段、該第1の画像形成手段から用紙
の搬送方向下流側に、用紙の第2面に未定着トナー画像
を形成する第2の画像形成手段を設け、前記第1の画像
形成手段の感光体と前記第2の画像形成手段の感光体の
帯電極性が同極性で、かつトナーの帯電極性もそれぞれ
同極性であり、前記第2の画像形成手段の転写手段は前
記第2の画像形成手段の感光体ドラムと用紙の搬送路を
介して対向するバイアスローラであり、かつ該感光体ド
ラムと接触し、さらに用紙の第1面の未定着トナーの帯
電極性と逆極性の1,000V乃至6,000Vのバイ
アスが印加されていることを特徴とする電子写真方式の
両面印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36838298A JP3308917B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 電子写真方式の両面印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36838298A JP3308917B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 電子写真方式の両面印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000194168A JP2000194168A (ja) | 2000-07-14 |
JP3308917B2 true JP3308917B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=18491678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36838298A Expired - Fee Related JP3308917B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 電子写真方式の両面印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3308917B2 (ja) |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP36838298A patent/JP3308917B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000194168A (ja) | 2000-07-14 |
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