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JP3305966B2 - データ復号装置及びその方法並びにデータ再生装置 - Google Patents

データ復号装置及びその方法並びにデータ再生装置

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JP3305966B2
JP3305966B2 JP30697196A JP30697196A JP3305966B2 JP 3305966 B2 JP3305966 B2 JP 3305966B2 JP 30697196 A JP30697196 A JP 30697196A JP 30697196 A JP30697196 A JP 30697196A JP 3305966 B2 JP3305966 B2 JP 3305966B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図41) 発明が解決しようとする課題(図42〜図48) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)第1実施例(図1〜図10) (1−1)データ再生装置の全体構成(図1) (1−2)ECC回路及びECC復号(図2〜図10) (1−3)第1実施例の動作及び効果(図2、図6及び
図7) (1−4)他の実施例 (2)第2実施例(図11〜図40) (2−1)記録データフオーマツト(図11〜図14) (2−2)データ再生装置及びECC復号(図1、図1
2、図14〜図34) (2−3)第2実施例の動作及び効果(図32〜図3
4) (2−4)他の実施例 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ復号装置及び
その方法並びにデータ再生装置に関し、例えば、デイジ
タル化されてデイスクに記録されている動画像を再生す
るものに用いて好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、例えばMPEG(Moving Pictures Ex
pert Group)規格による動画像がデイジタル化されて可
変レートで記録されたデイスクがある。ここで用いられ
ているMPEGは、画像データに対してフレーム内符号画像
であるIピクチヤ(Intra-Picture)、フレーム間順方向
予測符号化画像であるPピクチヤ(Predictive-Pictur
e) 、双方向予測符号化画像であるBピクチヤ(Bidirect
ionally predictive-Picture)の3つのタイプを規定
し、これら3つの画像により画面群構造 GOP(Group Of
Pictures)を形成するものである。また音声データに対
しても同様にMPEG規格を適用しているが、音声データに
ついてはMPEG以外でも例えば、ATAC(Aditive Transform
Acoustic Coding) によりデイジタル化及び圧縮符号化
している。因みにATACは商標である。
【0004】図41にデイスクに可変レートで記録され
ているデータを再生するデータ再生装置1を示す。デー
タ再生装置1は、光デイスク2に記録されたデータをピ
ツクアツプ3によつてレーザ光を照射し、その反射光か
ら記録データを再生する。ピツクアツプ3が出力する再
生信号S1は、システムコントローラ4によつて制御さ
れる復号回路系5の復調回路6に入力され、復調され
る。復調回路6により復調されたデータは、セクタ検出
回路7を介してECC(Error Correction Code)回路8
に入力され、エラー検出及び誤り訂正が実行される。
【0005】ここでセクタ検出回路7において、光デイ
スク2のセクタに割り当てられたアドレスであるセクタ
番号が正常に検出されなかつた場合、リングバツフア制
御回路11を介して、トラツクジヤンプ判定回路9にセ
クタ番号異常信号が出力される。ECC回路8は、訂正
不能のデータが生じた場合、システムコンロローラ4に
エラー発生信号を出力する。エラー訂正されたデータ
は、ECC回路8からリングバツフアメモリ10に送出
されて記憶される。
【0006】このときリングバツフア制御回路11は、
セクタ検出回路7の出力から各セクタ毎のアドレスを読
み取り、そのアドレスに対応するリングバツフアメモリ
10上の書き込みアドレス(書込みポインタWP)を指
定する。また、システムコントローラ4によつて制御さ
れるリングバツフア制御回路11は、後段の多重化デー
タ分離回路13からのコードリクエスト信号R10に基
づき、リングバツフアメモリ10に書き込まれたデータ
の読み出しアドレス(読出しポインタRP)を指定し、
その読み出しポインタRPからデータを読み出して多重
化データ分離回路13に供給する。
【0007】ここで多重化データ分離回路13のヘツダ
分離回路14は、リングバツフアメモリ10から供給さ
れたデータからパツクヘツダ及びパケツトヘツダを分離
して分離回路制御回路15に供給する。分離回路制御回
路15は、ヘツダ分離回路14から供給されたパケツト
ヘツダのストリームID(Stream Identifier)情報に従
い、スイツチング回路16の入力端子Gと出力端子(被
切換端子)H1、H2を順次サイクリツクに切り換え接
続することによつて、時分割多重されたデータを正しく
分離して対応するコードバツフアに供給する。
【0008】ここでビデオコードバツフア17は内部の
コードバツフアの残量により、多重化データ分離回路1
3に対してコードリクエストR1を発生する。そして受
け取つたデータを記憶する。また、ビデオデコーダ18
からのコードリクエストR1を受付け、内部のデータを
出力する。ビデオデコーダ18は供給されたデータから
ビデオ信号を再生し、出力端子OUT1から出力する。
【0009】オーデイオコードバツフア19は内部のコ
ードバツフアの残量により、多重化データ分離回路13
に対してコードリクエストR2を発生する。そして受け
取つたデータを記憶する。また、オーデイオデコーダ2
0からのコードリクエストR2を受付け、内部のデータ
を出力する。オーデイオデコーダ20は供給されたデー
タからオーデイオ信号を再生し、出力端子OUT2から
出力する。
【0010】このように、ビデオデコーダ18はビデオ
コードバツフア17にデータを要求し、ビデオコードバ
ツフア17は多重化データ分離回路13に要求を出し、
多重化データ分離回路13はリングバツフア制御回路1
1に対して要求R10を出す。この時にはデータがリン
グバツフアメモリ10から、今度は要求とは逆向きに流
れていく。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで復調回路系5に
おけるデータ復号について説明する。先ず、デイスク2
から読み出された再生信号S1は、復調回路6にてRF
処理によつて2値化信号に変換され、EFM+(8,16 変換)
の同期パターンが検出される。この再生信号S1から検
出された同期パターンに基づいて再生信号に線速度一定
(Constant LinerVelosity,CLV) 方式によるラフサーボ
がかけられる。ここでセクタ検出回路7は、システムコ
ントローラ4のインターフエイスとしてEFM+でシンクヘ
ツダを検出すると、PLL(Phase Locked Loop)サーボがか
けられる。その後、シンクヘツダが数回連続して検出さ
れると、EFM+復調後のデータS2がインタリーブを解か
れる(以下、デインターリーブという)。
【0012】図42に示すように、ECC回路8に送出
されたEFM+復調データS2は先ず、RAM24に一旦格
納された後、ECCデコーダ25、27、29におい
て、C1/C2畳み込み・リードソロモン符号(CIRC Pl
us) による3系列C11(C1系列1回目)、C2及び
C12(C1系列2回目)についてECC の復号を実行す
る。
【0013】ECC回路8におけるECC 復号は、例えば
図43に示すように、00、01、〜A8、A9の順にEFM+復調
後のデータS2をRAM24へ書き込み(EFM+ Write)、
RAM24へのEFM+復調後のデータが2フレーム格納さ
れたところで、フレーム1の00′、02′、〜A8′、01、
03、〜A9の順にECCデコーダ25へデータを転送する
ことでデインタリーブされたC1系列データのECC 復号
を実行する。ここでエラー訂正は、ECCデコーダ25
からエラーの位置と訂正パターンを読み出すとともに、
RAM24からエラーのあるデータを読み出し(C1 r
ead)、訂正パターンとの排他的論理和をとつて、図4
4に示すように、再びRAM26に書き戻すことで実行
する(C1 Write)。ここでECCデコーダ25によつ
てC1系列のECC 復号がC2符号系列長だけ実行され
る。
【0014】C1系列のECC 復号がC2符号系列長だけ
実行されると、C2系列のECC 復号の実行が可能とな
る。次にRAM26上のデータが00′、01′、02′、0
3′、〜A9′の順に読み出され(C2 read )、ECC
デコーダ27でC2系列のECC 復号が実行される。ここ
で各フレームに対する訂正不能フラグはデータに同期さ
せて後段のECCデコーダへ転送することでイレージヤ
訂正を行なうことができる。C2系列のイレージヤ訂正
については、C1の訂正不能フラグを使用する。エラー
訂正動作は、C1の場合と同様である。図45に示すよ
うに、C2系列のECC 復号結果がRAM28に書き込ま
れ(C2 Write)、C2系列のECC 復号がC1符号系列
長だけ実行されるとC12系列のECC 復号が実行可能と
なり、ECCデコーダ29によつて00′、01、02、03、
〜A9の順に読み出され(C12 read )C12系列のEC
C 復号が実行される。
【0015】ここでC12系列のイレージヤ訂正につい
ては、C2の訂正不能フラグを使用する。そして、C1
2のエラー訂正が終了すると、図46に示すようにRA
M30に00、01、02、03、〜A9の順にC12系列のECC
復号結果が書き込まれる。こうしてRAM30には、EC
C の各系列C11、C2及びC12の復号データが格納
されていて、00、01、02、03、〜A9の順に読み出され(O
UT read)、デスクランブル処理されて、リングバツフア
メモリ10にデータ送出され、これにより必要なセクタ
データが書き込まれる。
【0016】ここでデータの格納アドレスRAは、図47
に示すようなRAM24、26、28及び30のデータ
アドレスをもとにしたC1方向のデータ順Dn及びC1符
号単位のフレーム番号Fnを用いて次式
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】 によつて算出することができる。
【0017】このようにしてCIRC Plus に対するECC 復
号は、各ECCデコーダ25、27及び29によつてEC
C の各系列C11、C2及びC12毎に順番に復号処理
した後、それぞれRAM26、28及び30に記録して
いる。この場合、エラー出力のタイミングが固定化され
ないためデータ転送用とエラー訂正用に2つのカウンタ
を設ける等、回路構成が複雑になるという問題があつ
た。
【0018】さらにECC の各系列C11、C2、C12
毎にRAM24、26及び28を設けなくてはならず、
メモリの記憶容量が大きくなるという問題があつた。こ
こで例えば、図48(A)に示すようにメモリを1つに
して1リードフレームクロツク(RFCK)周期内にECC のC
11系列の2フレーム分をデータ転送するようにした場
合、データ転送及びエラー訂正のそれぞれに独立したフ
レームカウンタが必要となる。さらに図48(B)に示
すようにデータ転送時にのみECC クロツクを出力するよ
うにした場合でもデータ転送及びエラー訂正のそれぞれ
に独立したフレームカウンタが必要となる。本発明は以
上の点を考慮してなされたもので、復号回路に用いる復
号用のメモリの容量を削減した簡易な構成のデータ復号
装置及びその方法並びにデータ再生装置を提案しようと
するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、符号化データの行方向に誤り訂正
内符号を付加してなる第1の訂正符号系列とともに、列
方向に誤り訂正外符号を付加してなる第2の訂正符号系
列を有する誤り訂正符号化された符号化データを復号す
るデータ復号装置であつて、符号化データを記憶するメ
モリと、当該メモリより読み出された符号化データがエ
ラー訂正可能なとき、符号化データのエラー位置及びエ
ラーの訂正パターンを出力する復号化手段と、エラー位
置及びエラー訂正パターンを記憶するエラーレジスタ
と、メモリよりエラー位置に基づいたデータを順次読み
出すとともに、当該符号化データとエラーレジスタより
読み出した訂正パターンとの間でエラー訂正を実行する
ことによつて復号化手段において符号化データを順次復
号化させるようにした復号化制御手段とを具え、復号化
制御手段は、第1の訂正符号系列及び第2の訂正符号系
列の符号化データを所定の順序で共通のデータ処理手段
を用いてメモリから読み出すと共に、復号化手段及びエ
ラーレジスタを共通に用いて所定の順序で読み出された
第1の訂正符号系列及び第2の訂正符号系列を所定の順
序で応動動作させる。
【0020】復号する符号化データをメモリより順次読
み出して復号化手段により算出されるエラー位置及び訂
正パターンをエラーレジスタに記憶させておき、エラー
位置に基づいて読み出すメモリ内のデータとの間でエラ
ー訂正を実行すると共に、これらの処理を、復号化手段
及びエラーレジスタを第1及び第2の訂正符号系列につ
いて共通に用いて、実行するようにしたことにより、復
号化手段及びメモリを各々簡略化し得る。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0025】(1)第1実施例 (1−1)データ再生装置の全体構成 図41との対応部分に同一符号を付した図1において4
0は、本発明によるデータ復号装置を用いたデータ再生
装置の全体構成を示す。データ再生装置40は、光デイ
スク2に記録されているデータを光デイスク2に対して
レーザ光を照射し、その反射光から記録されているデー
タを読み出して再生する。ピツクアツプ3で再生された
再生信号S1は、システムコントローラ4によつて制御
される復調回路系35の復調回路6に送られる。復調回
路6は、再生信号S1を復調してセクタ検出回路7に出
力する。
【0026】セクタ検出回路7は、供給されたデータか
ら各セクタ毎に記録されているアドレスSC1を検出
し、リングバツフア制御回路11に出力すると共に、後
段のECC回路50にセクタ同期をとつた状態でデータ
を出力する。システムコントローラ4によつて制御され
るリングバツフア制御回路11は、リングバツフアメモ
リ10の書き込みと読み出しを制御すると共に、多重化
データ分離回路13より出力されるデータを要求するコ
ードリクエスト信号R10を監視する。ここでセクタ検
出回路7は、アドレスを検出することができなかつた
り、検出したアドレスが連続していなかつた場合、リン
グバツフア制御回路11を介してセクタ番号異常信号を
トラツクジヤンプ判定回路9に出力する。
【0027】ECC回路50は、セクタ検出回路7より
供給されるデータの誤りを検出し、データに付加されて
いる冗長ビツトを用いて誤り訂正を実行して、FIFO(Fir
st In First Out)機能をもつトラツクジヤンプ用のリン
グバツフアメモリ10に出力する。リングバツフアメモ
リ10のデータは、多重化データ分離回路13に供給さ
れる。このときECC回路50はセクタヘツダデータを
検出してセクタ検出回路7を通じてシステムコントロー
ラ4に送出される。ここでECC回路50は、データの
誤りを訂正することができなかつた場合、エラー発生信
号をシステムコントローラ4に出力する。
【0028】トラツクジヤンプ判定回路9は、リングバ
ツフア制御回路11の出力をモニタし、トラツクジヤン
プが必要なときトラツクジヤンプ信号JP1をトラツキ
ングサーボ回路22に出力し、ピツクアツプ3の光デイ
スク2に対する再生位置をトラツクジヤンプさせるよう
になつている。ここでシステムコントローラ4は、セク
タ検出回路7からのセクタ番号異常信号、またはECC
回路50からのエラー発生信号を検出すると、トラツク
ジヤンプ判定回路9よりトラツクジヤンプ信号をトラツ
キングサーボ回路22に出力してピツクアツプ3の再生
位置をトラツクジヤンプさせるようになされている。
【0029】多重化データ分離回路13のヘツダ分離回
路14は、リングバツフアメモリ10から供給されたデ
ータからパツクヘツダ及びパケツトヘツダを分離して分
離回路制御回路15に供給するとともに、時分割多重さ
れたデータをスイツチング回路16の入力端子Gに供給
する。スイツチング回路16の出力端子(被切換端子)
H1、H2はそれぞれビデオコードバツフア17、オー
デイオコードバツフア19の入力端子に接続されてい
る。ここでスイツチング回路16によつて出力端子がH
1に切り換えられると、ビデオコード出力はビデオコー
ドバツフア17を通じてビデオデコーダ18に送出さ
れ、出力端子OUT1より出力される。またスイツチン
グ回路16によつて出力端子がH2に切り換えられる
と、オーデイオコード出力はオーデイオコードバツフア
19を通じてオーデイオデコーダ20に送出され、出力
端子OUT2より出力される。
【0030】また、ビデオデコーダ18が発生するコー
ドリクエスト信号R1はビデオコードバツフア17に入
力された後、多重化データ分離回路13に入力される。
同様にオーデイオデコーダ20が発生するコードリクエ
スト信号R2はオーデイオコードバツフア19に入力さ
れた後、多重化データ分離回路13に入力されている。
【0031】ところで、例えば単純な画面に関するデー
タ処理が続き、ビデオデコーダ18の単位時間当たりの
データ消費量が少なくなると、リングバツフアメモリ1
0からの読み出しも少なくなる。この場合、リングバツ
フアメモリ10の記憶データ量が多くなり、オーバーフ
ローするおそれがある。このため、トラツクジヤンプ判
定回路9は、書き込みポインタWPおよび読み出しポイ
ンタRPによりリングバツフアメモリ10が現在記憶し
ているデータ量を算出し、そのデータがあらかじめ設定
された所定の基準値を越えた場合、リングバツフアメモ
リ10がオーバーフローするおそれがあると判断して、
トラツキングサーボ回路22にトラツクジヤンプ指令を
出力する。
【0032】また、トラツクジヤンプ判定回路9は、セ
クタ検出回路7からのセクタ番号異常信号またはECC
回路50からのエラー発生信号を検出した場合、書き込
みポインタWPと読み出しポインタRPからリングバツ
フアメモリ10内に残存しているデータ量を求めると共
に、現在のトラツク位置から、光デイスク2が1回転す
る間に(光デイスク2の1回転待ちの間に)、リングバ
ツフアメモリ10から多重化データ分離回路13の読み
出しを保証するのに必要なデータ量を求める。
【0033】ここでリングバツフアメモリ10の残存デ
ータ量が大きい場合、リングバツフアメモリ10から最
高の転送レートでデータが読み出されてもリングバツフ
アメモリ10にはアンダーフローが生じない。このた
め、トラツクジヤンプ判定回路9はエラー発生位置をピ
ツクアツプ3で再度再生することによりエラー回復が可
能であると判断して、トラツキングサーボ回路22にト
ラツクジヤンプ指令を出力する。
【0034】(1−2)ECC回路及びECC復号 図2に示すECC回路50は、C1/C2畳み込み・リ
ードソロモン符号(CIRC Plus) によるECC を復号する。
ECC回路50は、リングバツフアメモリでなるRAM
(Random Access Memory)51と、EFM+復調されたデータ
に対して誤り訂正を実行してECC 復号するECCデコー
ダ52と、エラー訂正不能フラグ、エラー訂正パターン
及びエラー位置を格納するためのエラーレジスタ53と
によつて形成される。
【0035】図2及び図3に示すようにECC復号は、
デイスク2から読み出された再生信号S1をRF処理回
路42にてRF処理及び2値化処理した後、復調回路4
4でEFM+の同期パターンを検出する。ここでEFM+の同期
パターンが検出されると、CLV制御回路46によつて
先ずラフサーボがかけられ、続いて復調回路44でEFM+
のシンクパターンが検出されると、PLL(Phase Locked L
oop)サーボがかけられる。その後、シンクパターンが数
回連続して検出されると、EFM+復調後のデータS2がR
MIF(Random Access Memory Interface)48を通じて
ECC回路50のRAM51にフレーム単位で書き込ま
れる。そしてOCTL(出力制御回路)56を通じてリ
ングバツフアメモリ10に出力される。
【0036】ECC回路50では、RMIF48を通じ
てRAM51への書き込みアドレスを生成する。ここで
RAM51から読み出されるデータはRMIF48を通
じてECC制御部54及びECC復号部55に転送され
る。ここでエラーが検出され、そのエラーが訂正可能で
あつた場合、エラー位置とエラーの訂正パターンがEC
C復号部55からECC制御部54に出力される。この
場合、エラー位置とエラーの訂正パターンは、RAM5
1の各フレーム毎に出力され、エラーレジスタ53(図
2)に格納される。エラー訂正は、エラーレジスタ53
からエラー位置と訂正パターンとを読み出し、RAM5
1からエラー位置に対応するエラーデータを読み出して
訂正パターンとの排他的論理和(EXclusive OR,EXOR) を
とつて再びRAM51に書き戻すことで実行する。また
エラーの訂正不能が検出されたら、そのフレームの訂正
不能フラグを後段のECC のイレージヤ訂正に使用するた
めにエラーレジスタ53に格納する。
【0037】この結果、エラーレジスタ53にはECC の
各系列C11(C1系列の1回目)、C2及びC12
(C1系列の2回目)のそれぞれについてECC を解くた
めに必要なデータとしてエラー位置及び訂正パターンが
蓄積される。ここでECC を解くために必要かつ十分なエ
ラー位置及び訂正パターンが揃えられると、ECC制御
部54によつてRAM51に格納されているデータとの
エラー訂正が実行される。
【0038】ここでデータの格納アドレスRAは、図4に
示すようなRAM51に書き込まれたデータよりC1系
列のデータ順Dn、C1符号単位のフレーム番号Fnを用い
て次式
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】 により求められる。
【0039】図5に示すように、例えばRAM51のフ
レーム182 に対してEFM+の書き込み(EFM+ Wrire)が実行
されると、同時にC11系列のデータを00、02〜A9の順
にECCデコーダ52へデータ転送(C11read)す
る。続いてECCデコーダ52へは、C2系列のデータ
がデータ転送(C2read)された後、C12系列のデー
タ転送(C12read)が実行される。そして、各系列C
11、C2、C12のECC が実行されたフレーム1はO
CTL56にデータ転送(OUT) される。ここでは各系列
C11、C2及びC12のECC データ転送を固定間隔で
途切れがないように実行する。つまり1周期1168サイク
ルのRFCK中、コード長が170 〔byte〕のECC は一旦、EC
C データが転送されればRFCKの周期内で必ず3回のECC
データが転送されるように設定されている。
【0040】このようにしてRAM51に蓄えられたEC
C の3系列C11、C2及びC12の各データS2は、
RFCKの1周期内でECCデコーダ52へ転送される。こ
の際、RAM51内のECC データは、そのまま残され
る。ここでECCデコーダ52においてECC エラーが検
出され、そのECC エラーが訂正可能であつた場合、エラ
ー位置とエラーの訂正パターンとがエラー結果ERとし
てエラーレジスタ53に送出される。ECC回路50
は、エラーレジスタ53から読み出される訂正パターン
と、エラー位置に基づいてRAM51より読み出される
エラーのあるデータとの排他的論理和(EXOR)をとつて、
再びRAM51に書き戻すことでエラー訂正を実行す
る。ECC回路50からは、復号されたデータS10及
びセクタヘツダデータSHとが分離されてそれぞれ、リ
ングバツフアメモリ10及びセクタ検出回路7へ送出さ
れる。
【0041】図6にRAM51上のECC データの各系列
C11、C2及びC12の実際のデータ転送、エラー結
果出力及びエラー訂正の実行制御タイミングを示す。E
CC制御部54は、先ずECC復号部55へECC のC1
2系列のデータ転送を終了したときのタイミングでC1
1系列のエラー訂正(C11W)を実行する。次にRA
M51から次フレームのC11系列のデータをECCデ
コーダ52へ転送した後のタイミングで現フレームのC
2系列のエラー訂正(C2W)を実行する。さらに現フ
レームのC12系列のエラー訂正(C12W)を次フレ
ームのC2系列のデータ転送後のタイミングで実行す
る。
【0042】このようにECC の各3系列のデータをRA
M51からECC復号部55へ連続して転送(C11
R、C2R及びC12R)し、引き続いて各3系列のデ
ータのECC エラー訂正(C11W、C2W及びC12
W)を実行することにより、ECCデータの読み出し及び
エラー訂正をそれぞれRFCKの1周期内でなし得る。この
結果、ECC の各系列C11、C2及びC12について、
RFCKに対して固定間隔で、かつ途切れないようにRAM
51よりデータ出力することができる。
【0043】ここでECC の転送コード長NCYCが170 サイ
クル、パリテイの転送コード長PCYCがmax 14サイクルの
とき、エラー結果がECC レジスタに出力されるタイミン
グは、次式
【数9】 によつてECC 動作クロツク(ECCK)395 サイクルのタイミ
ングに設定される。ここでECC回路50のRMIF4
8からは、C1及びC2系列分のシンボル数のECCKがカ
ウントされ、1RFCK周期内に、C11R、C2R及びC
12Rのデータ転送に同期して3回分を必ず出力するよ
うになされている。従つて、C11の結果は、C12の
データ転送中に必ず出力される。また、C2、C12系
列の結果についても、C11、C2のデータ転送中に必
ず出力することができる。
【0044】ここで例えば、図7に1RFCK期間内でC1
1、C2及びC12の順にECCKクロツクが出力されると
して、C11系列のみのデータ転送が実行される場合を
示す。この場合、データ転送用とエラー訂正用のフレー
ムカウンタを共用することができることがわかる。
【0045】図8にECC回路50のエラー出力のタイ
ミングの様子を示す。ここで(9)式によつて得られる
(ECCK)395 サイクル後にECC 結果の出力タイミングとな
るOSTT信号が出力されると、OSTT信号より3クロツク後
に、OCORRECT=1となり、ODATA[7:0]、OORIG[7:0]にエ
ラーパターンEDX 、エラーポジシヨンEAX が出力され
る。この例では3つのエラーED0 〜ED2 を出力する場合
について記す。因みにECC スタートパルス信号ESTTは、
ECC復号部55がC1及びC2のデータの先頭を認識
する信号、OCORRECT信号は、ECC 結果ODATA[7:0]、OORI
G[7:0]を取り込むためのストローブ信号である。エラー
パターンEDX 、エラーポジシヨンEAX は、エラーレジス
タ53に一旦保持され、その時点のECCデコーダ52
へのデータ転送が終わつたところでエラー訂正が実行さ
れる。
【0046】ここで図9に各EFM+、C11、C2、C1
2、OUT の1フレーム(RFCK)周期、すなわち1168サイク
ル中のRAM51のアクセスに要するECC 動作クロツク
(ECCK)のクロツク数を示す。EFM+は、セクタシンクパタ
ーン書き込み1サイクル及び、EFM+復調出力に170 ±α
サイクルを要する。ECC C11系列は、C11の読み出
しに170 サイクル、C11のエラー訂正に読み出し及び
書込みとして8+8 サイクル及び、C11の書き込みに1
サイクルを要し、アドレス部のデータ読み出し用として
SUB においてセクタシンクパターン読み出し1サイク
ル、ヘツダデータ読み出し20サイクル及びヘツダデータ
の中からセクタ情報を読み出した結果を書き戻すための
セクタ情報書き込みとして1+(14)サイクルを要する。
【0047】さらにECC のC2系列は、C2の読み出し
に170 サイクル、C2のエラー訂正に14+14 サイクル及
び、C2の書き込みに1サイクルを要する。またECC C
12系列は、C12の読み出しに170 サイクル、C12
のエラー訂正に読み出し及び書き込みとして8+8 サイク
ル及び、C12の書き込みに1サイクルを要する。さら
にECC 復号の終了を示すOUT をセクタ情報の読み出しに
1サイクル、C11の訂正結果読み出しに1サイクル、
C2のエラー訂正結果読み出しに1サイクル、C12の
訂正結果読み出しに1サイクル及び、OUT に170 サイク
ルを要する。これによりC11、C2、C12、OUT の
RAM51に対するアクセスは合計948サイクルにな
る。
【0048】ヘツダデータの読み出し等を実行するSUB
は、図2のセクタ検出回路7へのシンクコード(4バイ
ト)+ヘツダデータ(16バイト)の転送で、セクタを検
出するためのセクタ検出回路7では、ヘツダデータの中
からセクタアドレスを抜き出し、CRC チエツク後、フラ
イホイール(FW)を掛けて、システムコントローラに転送
する。セクタヘツダデータSHは、図6に示すC11W
後のタイミング(SUB)にて、C11系列のみECCデコ
ードされたデータから抜き出すことにより、セクタ検出
回路7を通してシステムコントローラ4はセクタアドレ
スを取り出すことでデイスクの位置情報をC2、C12
系列のECC 復号にかかる時間だけ早く取り出す。フライ
ホイールは、数回シンクが未検出となつてもロツク状態
を保持するような保護及び内挿動作のことである。シス
テムコントローラ4では、目的セクタであるか否かを比
較判定する。フライホイールは、RF信号から取り出し
た2値化信号のシンクパターンを数回連続して検出し、
そのときメインシンクパターン及びサブシンクパターン
を数回連続して検出すると、FWロツクする。
【0049】また、メモリアドレスとRAM51に対す
るライト及びリードについてのフレーム単位動作(JOB
)の実行条件を次式
【数10】 に示す。ここでJOBXXXに対するフレームカウントをFn
(XXX )としたとき、カウントは、フレーム単位のXXX
に対するJOB が全て終了すると+1インクリメントされ
る。なお、SUB はC11に含める。EFM+において、シン
クを数回連続して検出するとシンクパターンFWロツクと
なる。このときメモリライトイネーブル信号MWENS は、
MWENS =1となり、EFM+復調データの書き込みが始ま
る。また、シンクを数回連続して検出できない時には、
シンクパターンFWアンロツクとなり、メモリライトイネ
ーブル信号はMWENS =0となつてEFM+の書き込みが禁止
され、各フレームカウンタは0にリセツトされる。ここ
でMWENS は、シンクパターンFWがロツクしているときに
1となる信号で、MWENS=1のときにメモリへの書き込み
を実行するメモリライトイネーブル信号である。
【0050】ここで図10に、例えば、OUT はC11M
の4周期に1度リクエストOUTREQを出すとするとき、そ
れぞれのリクエストに対して、OUTREQ、EFMREQ、ECCREQ
の順に、アクセス獲得を優先させた時のRAM51に対
するアクセスの獲得タイミングを示す。ここではXXX AC
K(ACKnowledge)=1で所定のJOB が実行される。 ECCデー
タの出力は、RFCKの立ち上がりで起動され、JOB 実行条
件に基づいて実行される。ECC の各系列C11、C2及
びC12は、SUB を含めてC11R−C2W−C2R−
C12W−C12R−C11W−SUB の順に実行され
る。
【0051】従つて、ECC の各系列C11、C2及びC
12並びにOUT は、一度シンクFWがロツクし、MWENS =
1の状態が続き、各JOB の実行条件が成立し続ければFn
(C11)〜Fn(OUT)のカウント値の差分値は、RFCK周
期で固定値となる。ところで、本発明が適用されるデー
タ復号装置40では、リングバツフアメモリ10から、
多重化データ分離回路13への読み出しを保証するだけ
のデータ量を確保する必要がある。従つてRFCKは、デイ
スクの記録(カツテイング)時のリフアレンス・チヤネ
ル・ビツトレート26.6(Mbit/s)に対して、再生時のチヤ
ネルビツトレートのほうが大きい値となるように設定す
る。
【0052】(1−3)第1実施例の動作及び効果 以上の構成において、データ復号装置40に装着された
デイスク2のデータはピツクアツプ3によつて読み出さ
れ、復調回路6によつてEFM+復調されるとともに、セク
タ検出回路7でデータのセクタヘツダを読み出された
後、EFM+復調後のデータS2がECC回路50に送出さ
れる。
【0053】ECC回路50は、EFM+復調データS2を
一旦、RAM51に蓄え、C11、C2及びC12の3
系列のECC データをRFCKの1周期内でECCデコーダ5
2へ転送する(図2)。ECCデコーダ52ではECC エ
ラーの検出が実行され、ここでECC エラーが検出された
場合、そのECC エラーが訂正可能であれば、エラーの位
置と訂正パターンがエラー結果ERとしてエラーレジス
タ53に送出される。ECCデコーダ52は、エラーレ
ジスタ53から読み出されるエラー位置と訂正パターン
に基づいてRMIF48を通じてRAM51からエラー
のあるデータを読み出す。そしてエラーのあるデータと
訂正パターンとの排他的論理和(EXOR)をとつて、データ
を再びRAM51に書き戻すことでエラー訂正を実行す
る。
【0054】ここでECCデコーダ52においてECC
制御部54は、C11のエラー訂正(C11W)をEC
C復号部55へECC のC12のデータ転送を終了したと
きのタイミングで実行する。さらにC2のエラー訂正
(C2W)をRAM51から次フレームのC11のデー
タ転送を終了したときのタイミングで実行し、さらにC
12のエラー訂正(C12W)を次フレームのC2のデ
ータ転送を終了したときのタイミングで実行する。この
ようにRAM51からECC復号部55へECC の各3系
列のデータ(C11、C2、C12)を連続して読み出
し、引き続いて各3系列のデータ(C11、C2、C1
2)のECC エラー訂正を実行することにより、ECC デー
タの読み出し及びエラー訂正をそれぞれRFCKの1周期内
でなし得る。このとき、ECCデコーダ52より出力さ
れるエラー位置及び訂正パターンを格納するレジスタは
最低、1符号系列分を持てば良い。
【0055】以上の構成によれば、ECC回路50にお
けるECC データの復号化の際、RAM51からECCデ
コーダ52へECC の各系列C11、C2及びC12のデ
ータ転送が終了したタイミングでECC データの各系列C
11、C2及びC12のエラー訂正を開始することによ
り、ECC データの各系列C11、C2及びC12につい
て、データ転送用とエラー訂正用のフレームカウンタを
共通にできる。またECCデコーダ52より出力される
エラー位置、訂正パターン及び訂正不能フラグをエラー
レジスタ53に格納して、RAM51内のECC データと
訂正パターンとの排他的論理和によつてエラー訂正を実
行する。その際RAM51内のECC データをそのまま残
しておくようにしたことにより、ECC 復号に必要なメモ
リを新たに設ける必要がなくなり、メモリ容量を削減し
得る。またこのとき1つのECCデコーダ52によりEC
C データの各系列C11、C2及びC12の3回のエラ
ー訂正を実行し得る。
【0056】このようにエラー訂正の実行タイミングを
固定化したことにより、データ転送及びエラー訂正に用
いるフレームカウンタを共通のものとできるとともに、
RAM51内のアドレシングのテーブル化が可能とな
る。さらにEFM+復調された一旦RAM51に書き込んだ
データS2を書き換えないで済むようにしたことによ
り、ECC 復号に必要なメモリ容量を削減してECC回路
の構成を簡単にすることができる。
【0057】さらに上述の実施例によれば、1RFCK期間
内に、ECC 復号化の各系列C11、C2及びC12の3
回のエラー訂正を行なうことで、ECC 復号化の各系列C
11、C2及びC12のOCTL56への出力までのス
ループツトが固定化され、ECC 完了データの平均出力レ
ートを一定にできる。
【0058】(1−4)他の実施例 なお上述の実施例においては、C1/C2畳み込み・リ
ードソロモン符号化されたデータをECC 復号した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、広く一般に誤
り訂正符号が付加されたデータの復号化に適用し得る。
【0059】(2)第2実施例 (2−1)記録データフオーマツト 図11〜図14は第2実施例における記録データフオー
マツトを示し、この実施例においては、1クラスタ(3
2kバイト)を1単位として、データが記録されてい
る。このクラスタの構成を以下に詳述する。
【0060】すなわち、2kバイト(2060バイト)
のデータが、1セクタ分のデータとして抽出され、これ
に図11に示すように、4バイトのオーバヘツドが付加
される。このオーバヘツドには、エラー検出のためのエ
ラー検出符号(EDC(ErrorDetection Code))などが
含まれている。
【0061】この合計2064(=2060+4)バイ
トの1セクタ分のデータが、図12に示すように、12
×172(=2064)バイトのデータとされる。そし
て、この1セクタ分のデータが16個集められ、192
(=12×16)×172バイトのデータとされる。こ
の192×172バイトのデータに対して、16バイト
の外符号(PO)が、縦(列)方向に各バイト毎にパリ
テイとして付加される。また、208(=192+1
6)×172バイトのデータとPOパリテイに対して、
10バイトの内符号(PI)が、横(行)方向に各バイ
ト毎にパリテイとして付加される。
【0062】さらに、このようにして208(=192
+16)×182(=172+10)バイトにブロツク
化されたデータのうち、16×182バイトの外符号
(PO)の行は、16個の1×182バイトの行に区分
され、図13に示すように、12×182バイトの番号
0〜番号15の16個のセクタデータの下に1行ずつ挿
入されて、インターリーブされる。そして、13(=1
2+1)×182バイトのデータが1セクタのデータと
される。
【0063】さらに、図13に示す208×182バイ
トのデータは、図14に示すように、縦方向に2分割さ
れ、1フレームを91バイトのデータで構成して、20
8×2フレームのデータとされる。91バイトのフレー
ムデータの先頭には、さらに2バイトのフレーム同期信
号(FS)が付加される。その結果、図14に示すよう
に、1フレームのデータは合計93バイトのデータとな
り、合計208×(93×2)バイトのブロツクのデー
タとなる。これが、1クラスタ(1ECCブロツク)分
のデータとなる。そのオーバヘツド部分を除いた実デー
タ部の大きさは2kバイト(=2048×16/102
4kバイト)となる。
【0064】すなわち、この例の場合、1クラスタ(1
ECCブロツク)が16セクタより構成され、1セクタ
が24フレームにより構成される。このようなデータが
光デイスク2にクラスタ単位で記録されていることにな
る。
【0065】(2−2)データ再生装置及びECC復号 ここで図15は、第1実施例について上述したデータ再
生装置40に第2実施例の記録データフオーマツトを適
用する場合の、復調回路系35を示し、復調回路6(R
F処理回路130、EFM+復調回路131)、セクタ
検出回路7(SBCD回路134、RAMコントローラ
135、RAM137)、およびECC回路50(RA
Mコントローラ135、ECC制御回路136、RAM
137、ECCコア回路138、OCTL回路13
9)、並びにその周辺の回路の詳細な構成である。
【0066】この図において、RF処理回路130は、
図1に示すピツクアツプ3からのRF信号の入力を受
け、この信号を2値化した後、EFM+復調回路131
に出力する。EFM+復調回路131は、入力された信
号に対してEFM+復調を施すと共に、同期パターンの
検出を行う。CLV制御回路132は、EFM+復調回
路131が出力する同期パターンに基づき、ドライブイ
ンタフエース(以下、ドライブIFと略記する)133
を制御する。SBCD(サブコード)回路134はEF
M+復調回路131の出力からセクタの検出を行う。R
AMコントローラ135は図3のRMIF48に対応
し、RAM137の読み書きを制御する。
【0067】RAM137は、ECC制御回路136が
エラー訂正処理などを実行する際に、データ等を一時的
に格納するようになされている。ECCコア回路138
は図3のECC復号部55に対応し、リードソロモン符
号(PIとPO)を用いて、後述するECA、ECD、
SGLGなどを生成し、ECC制御回路136に出力す
る。ECC制御回路136は、ECCコア回路138か
ら供給されるECA、ECD、SFLGなどを用いて、
実際にエラー訂正を行う。OCTL回路139は、デス
クランブル処理、EDCチエツク、または、出力データ
の制御等を行う。また、ホストCPU140は図1のシ
ステムコントローラ4に対応し、装置の各部の制御を行
うようになれている。
【0068】光デイスク2(図1)からの再生信号は、
RF処理回路130において2値化信号に変換される。
そして、2値化された信号から、EFM+復調回路13
1により同期パターンが検出される。そして、CLV制
御回路132において、この同期パターンに基づき、ラ
フサーボがかけられ、その結果、データ中のシンクコー
ド(Sync Code )(図16におけるSY0〜SY7)が
さらに検出され、ドライブインタフエース133を介し
て光デイスク2の回転に対して、PLL(Phase Locked
Loop )による位相サーボがかけられる。
【0069】図16に、光デイスク2の物理セクタの構
成例を示す。この図に示すように、物理セクタは、横方
向に2つのシンクフレーム(Sync frame)、縦方向に1
3個のシンクフレーム、合計で26個のシンクフレーム
により構成されている。各シンクフレームは32チヤン
ネルビツト(変調される前のデータビツトで表現すると
16ビツト(=2バイト))のシンクコード(SY0〜
SY7)と、1456チヤンネルビツト(変調される前
のデータビツトで表現すると728ビツト(=91バイ
ト))のデータ部から構成される。先頭のシンクフレー
ムのデータ部には、ID情報(セクタ番号)とIED
(IDに対するエラー検出符号)情報の他、メインデー
タ(main data )が格納されている。
【0070】32チヤンネルビツトのシンクパターン
は、データ中には表れないユニークなパターンとして、
その下位22ビツトが、「0001000000000
000010001」のように設定されている。
【0071】図16の左側の各シンクフレームのデータ
部には、メインデータが記録され、左側の最後のシンク
フレームのデータ部には、PO情報(パリテイ)が記録
されている。図16の右側のシンクフレームには、メイ
ンデータとPI情報が記録され、右側のシンクフレーム
の最後から2番目のシンクフレームには、EDC情報と
PI情報(パリテイ)が記録され、最後のシンクフレー
ムには、PO情報とPI情報が記録されている。
【0072】図17は各セクタのPI情報とPO情報を
除くデータの詳細を示し、ID(セクタ番号)(4バイ
ト)、IED(IDに対するエラー検出符号(2バイ
ト))、RSV(保留領域)(6バイト)、メインデー
タおよび、EDC(4バイト)により1セクタのデータ
が構成されている。なお、メインデータにはスクランブ
ル処理が施されている。
【0073】そして、このようなデータセクタが16セ
クタ分集められ、図12に示すように、16バイトのP
O符号と10バイトのPI符号とが付加される。さら
に、PO符号を含む16行が1データセクタ毎に配置さ
れるようにインターリーブされる。そして、得られたデ
ータは、図14に示すように、シンクコードSYx(x
=0、1、2、……、7)によつて表わされるFS(フ
レーム同期)コードが付加され、EFM+変調される。
これによりECCブロツク内の物理セクタは、図16に
示すように、13×2シンクフレームにより構成され
る。1ECCブロツクは16セクタにより構成されるの
で、物理セクタアドレスの下位4ビツトは0000〜1
111のいずれかとなる。その結果、ECCブロツクの
先頭のセクタの物理アドレスは下位4ビツトが0000
となる。
【0074】なお、メインデータに対するスクランブル
処理は、物理セクタアドレスの下位4ビツト〜7ビツト
により指定される値を初期値として生成されたスクラン
ブルデータと、メインデータとの間で排他的論理和を演
算することにより実行される。
【0075】なお、この明細書においては、各種の信号
に各種の記号が用いられているので、ここで、それらを
まとめて説明する。
【0076】block−top(Block Top ) SYLK信号がHの状態で、セクタの先頭からHとなる
信号である。 C11M(Clock 11.2896 MHz) システムの動作クロツクであり、その周波数は11.2
896〔MHz〕である。 DSTB(Data strobe ) ストリームデータSDとしてメインデータが出力されて
いるとき、Hとなるデータストローブ信号である。 ECA(ERR Correction Address) エラーのある位置(アドレス)を示すエラー訂正アドレ
ス信号である。 ECCK(ECC Clock ) ECCコア回路138の動作クロツクである。 ECD(Error Correction Data ) 誤つたデータと排他的論理和を演算したとき、正しいデ
ータとなるエラー訂正データである。 ECDE(ECC Code Data End) 入力データの最後を示すコントローラ信号である。 ECOD(ECC Code ERR) エラー訂正不能のとき、Hとなる信号である。 ECOR(ECC Correction) エラー訂正可能なデータ(ECA、ECD)の出力を示
すストローブ信号である。 ECYE(ECC Cycle End ) 入力符号データのサイクルの最後を示すコントローラ信
号である。 EDT(ECC Data ) エラー訂正のためRAM137から読み出され、ECC
制御回路36に転送されるデータである。 ESTB(Error Strobe) エラー訂正結果ERの転送時にHとなるエラー訂正結果
ストローブ信号である。 ESTT(ECC Start) 入力データの先頭を示すコントローラ信号である。 EFM+W Frame(EFM+Write Frame Counte
r ) RAM137へ書き込むメインフレームを表す信号であ
る。 HDEN(Header Data Enable) セクタヘツダデータのストローブ信号である。 main−FMSY(main Frame Sync ) 各PI行のメインシンク(先頭のシンク)でHとなる信
号である。 MWEN(Memory Write Enable ) EFM+復調データのRAM137への書き込みイネー
ブル信号である。 MWRQ(EFM Write Request) EFM+復調データのRAM137への書き込みリクエ
スト信号である。 OUTE(Output Flag ) 補間フラグ(出力フラグ)である。 OSTT(ECC Output Start ) 所定の符号系列におけるESTTから477(ECC
K)後に遅延して出力される信号である。 RDT(Read Data ) RAM137のリードデータバス上のデータである。 SALK(Sector Address Lock ) セクタアドレス(ID)が正常に検出されていることを
表す信号である。 SAUL(Sector Address Unlock ) SALK信号の逆極性の信号である。 SCSY(Sector Sync ) SY0のFrameでHとなる、セクタの先頭を判別す
るための信号である。 SD(Stream Data ) ストリームデータ(デコード出力データ)である。 SDCK(Stream Data Clock ) ストリームデータのクロツクである。 SFLG(Sector Flag ) PI1訂正のECC訂正不能フラグである。 SINF(Sector Infomation ) セクタの先頭でHとなるセクタ情報ストローブ信号であ
る。 SUB(SUB Data ) SBCD回路134に対して転送するIDとIEDを含
むデータである。 SYLK(Sync Lock ) シンクコードが連続して3回検出されたとき、Hとなる
信号である。 SYUL(Sync Unlock ) SYLK信号の逆極性の信号である。 WDT(Write Data) RAM137のライトデータバス上のデータである。 XHWE(Sector Header Write Enable) SBCD回路134からRAM137へ書き込むセクタ
情報の出力イネーブル信号である。
【0077】EFM+復調回路131(図15)により
復調処理が施されたデータは、RAMコントローラ13
5の制御の下、図18に示すように、RAM137に格
納される。この図18は、1ECCブロツクについて示
している。RAM137に格納されているデータを読み
出す場合、RAMコントローラ35は、図18に示す行
および列の値を指定することにより、所望のデータを取
得することができる。すなわち、図18において、第M
行目の第Nバイト目にあるデータxは、2値(M,N)
を指定することによりRAM137から読み出すことが
できる。
【0078】ここで光デイスク2に記録されているデー
タセクタの先頭が、SBCD回路134において、シン
クコードの種類と連続性に基づき認識されると、EFM
+復調回路131により復調されたデータは、先頭デー
タから順にRAM137に格納される。図19は、この
とき関係する回路の主要部分の信号のタイミングを示し
ている。
【0079】すなわち、EFM+復調回路131は、図
20に示すように、シンクのロツク状態を検出してい
る。最初にステツプSP1において、図16に示すシン
クコード(SY0〜SY7)を各シンクフレームにおい
て検出することができたか否かを判定する。シンクコー
ドを検出することができた場合においては、ステツプS
P2に進み、変数SClockを1だけインクリメント
するとともに、変数SCunlockを0にセツトす
る。この変数SClockは、シンクコードが連続して
検出されたときの回数を表し、変数SCunlock
は、シンクが連続して検出されなかつたときの回数を表
す。
【0080】次に、ステツプSP3において、変数SC
lockが3に等しいか否かを判定する。すなわち、シ
ンクが連続して3回検出されたか否かを判定する。変数
SClockが3より小さい場合においては、ステツプ
SP1に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。ス
テツプSP3において、変数SClockが3に等しい
と判定された場合、ロツク状態になつたものとして、ス
テツプSP4において、SYLK信号をHに設定する。
そして、ステツプSP5において、さらに連続して3回
シンクが検出されたか否かを判定するために、変数SC
lockを2に設定し、ステツプSP1に戻り、それ以
降の処理を繰り返し実行する。
【0081】これに対して、ステツプSP1において、
シンクコードが検出されなかつたと判定された場合、ス
テツプSP6に進み、変数SCunlockを1だけイ
ンクリメントするとともに、変数SClockを0に設
定する。ステツプSP7においては、変数SCunlo
ckが3に等しいか否かを判定する。すなわち、シンク
コードが3回連続して検出されなかつたか否かを判定す
る。連続して検出されなかつた回数が2以下である場合
には、ステツプSP1に戻り、それ以降の処理を繰り返
し実行する。連続して3回シンクが検出されなかつた場
合においては、ステツプSP8に進み、SYLK信号を
Lに設定する。そして、ステツプSP9に進み、変数S
Cunlockを2に設定して、次のシンクコードの発
生タイミングにおいても、シンクコードが検出されなか
つたとき、SYLK信号をLに設定したままとすること
ができるように、変数SCunlockを2に設定し、
ステツプSP1に戻る。
【0082】以上のようにして、EFM+復調回路13
1は、シンクコードを検出し、ロツク状態になつている
か否かを常に監視している。
【0083】なお、上述の実施例においては、検出回数
をそれぞれ3回としたが、基準となる連続検出回数N
LOCKと、不連続の検出回数NUNLOCKは、それぞれ任意の
値とすることが可能である。
【0084】このようにEFM+復調回路131は、S
YLK信号がHになつたとき、すなわち、ロツク状態に
なつたとき、図21のフローチヤートに示す処理を実行
する。すなわち、ステツプSP21において、各セクタ
の先頭に配置されているシンクコードSY0が検出され
たか否かを判定する。シンクコードSY0が検出された
場合においては、ステツプSP22に進み、セクタの先
頭であることを表すSCSY信号を所定時間Hに設定す
る。次にステツプSP23に進み、SYLK信号がLに
変化したか否かを判定し、Lでなければ(Hのままであ
れば)ステツプSP21に戻り、同様の処理を繰り返し
実行する。ステツプSP21において、シンクコードS
Y0が検出されていないと判定された場合においては、
ステツプSP22の処理はスキツプされる。
【0085】以上のようにして、EFM+復調回路13
1は、各セクタの先頭において、図19(A)に示すS
CSY信号を発生する。
【0086】さらに、EFM+復調回路131は、SY
LK信号がHになつたとき、図22のフローチヤートに
示す処理を実行する。最初に、ステツプSP31におい
て、メインフレーム(以下、図16の横方向の2個のシ
ンクフレームを、まとめて1個のメインフレームと称す
る)のシンクコード(以下、図16のシンクコードのう
ち、左側に示すシンクコードをメインフレームシンクと
称する)を検出したか否かを判定する。メインフレーム
シンクを検出した場合においては、ステツプSP32に
進み、EFM+復調回路131は図19(B)に示すm
ain−FMSY信号を発生する。ステツプSP31に
おいて、メインフレームシンクが検出されていないと判
定された場合においては、ステツプSP32の処理はス
キツプされる。
【0087】次にステツプSP33に進み、SYLK信
号がLに変化したか否かが判定され、変化していない場
合(Hのままである場合)、ステツプSP31に戻り、
それ以降の処理を繰り返し実行する。SYLK信号がL
に変化した場合においては、main−FMSY信号の
生成処理は中止される。
【0088】このようにして、EFM+復調回路131
は、メインフレームシンクの周期(図16における水平
方向の2つのシンクフレームの周期)毎に、main−
FMSY信号を発生する。
【0089】RAMコントローラ135は、EFM+復
調回路131よりSCSY信号が入力されたとき、図1
9(D)に示すように、MWEN信号をHに設定し、R
AM137に対する、いま検出されているセクタのデー
タの書き込み処理を開始させる。すなわち、このときR
AMコントローラ135は、図19(E)に示すよう
に、内蔵するEFM+W Frameカウンタ(図示せ
ず)で図16に示すメインフレームをカウントする。こ
のカウント値は、図16に示すメインフレームの上から
順番の番号を表すことになる。
【0090】また、RAMコントローラ135は、図1
9(F)に示すように、内蔵するPI1 Frameカ
ウンタ(図示せず)により、RAM137に伝送するメ
インフレームの番号を管理する。
【0091】すなわち、図16に示す最初のメインフレ
ーム(番号0のメインフレーム(図16における最上行
のメインフレーム))のデータがRAM137に書き込
まれたとき、ECC制御回路136は、RAMコントロ
ーラ135の制御の下に、そのメインフレームのデータ
の供給を受ける。そして、このデータを、ECCコア回
路138に転送し、誤り訂正処理を実行させる。すなわ
ち、PI1処理を実行させる。PI1訂正後のデータ
は、再びRAM137に書き戻される。
【0092】RAMコントローラ135は、このPI1
訂正(PI訂正の1回目)の実行の後、RAM137に
記憶されている番号0のメインフレームのデータの中か
ら、IDとIEDデータ(SUB)を読み出し、図19
(C)の番号0で示すSUB信号のタイミングにおい
て、この番号0のメインフレームのIDとIEDデータ
をデータバスを介してSBCD回路134に転送させ
る。図16に示すように、IDとIEDデータは、各セ
クタの先頭にのみ配置されているため、この転送処理
は、番号0のメインフレームにおいてのみ実行される。
SBCD回路134においては、このようにして、物理
セクタのアドレス(ID)が検出される。
【0093】そして、検出された物理セクタのアドレス
の下位4ビツトにより、ECCブロツクの先頭セクタが
検出される。
【0094】図23は、以上のIDの転送に続いてbl
ock−topを検出する場合のタイミング図を示して
おり、また、図24はblock−top検出以降の処
理を示しており、これらの図の動作については後述す
る。
【0095】図25は、上述したIDの転送のより詳細
なタイミングを示すタイミング図である。図25(A)
に示すように、RAMコントローラ135は、SBCD
回路134に対して、RAM137からIDとIEDデ
ータが読み出されるタイミングを表すHDEN信号を出
力する。このとき、RAM137から、SBCD回路1
34に対して、第7ビツトから第0ビツトまでの合計8
ビツトのリードデータRDT(図25(C))として、
IDデータ(4バイト)とIEDデータ(2バイト)
が、11.2896〔MHz〕の周波数のクロツクC11
M(図25(F)に同期して転送される。このIDデー
タとIEDデータは、PI1訂正の結果、訂正不能の状
態(この場合、SFLG信号はHとなる)にはなつてい
ないことが、ECCコア回路138からECC制御回路
136に供給されているSFLG信号(=1)により表
されている。SBCD回路134は、ID(セククアド
レス)の供給を受けると、そのID(セクタ)に対応す
るセクタ情報SIを、ホストCPU140からの指令
(補間フラグの生成モード、スタートセクタ、エンドセ
クタなどの指令)に対応して生成する。例えば、ホスト
CPU140から出力が指定されたIDのセクタには、
セクタ情報のビツト5に1を設定し、ビツト4に0を設
定する。
【0096】図26は、セクタ情報(SI)の構成を示
している。同図に示すように、セクタ情報の各ビツト
は、以下に示す情報を有している。
【0097】ビツト7:補間フラグ(OUTF)生成モ
ードの設定(1:補間フラグ生成モード) ビツト6:ECCブロツクの先頭セクタ(物理セクタア
ドレスの下位4ビツトが0である場合に1とされる)
(1:先頭セクタ) ビツト5:スタートセクタ(物理セクタアドレスがホス
トCPU140で指定されたスタートセクタアドレスと
一致した場合は1とされる)(1:スタートセクタ) ビツト4:エンドセクタ(物理セクタアドレスがホスト
CPU140で指定されたエンドセクタアドレスと一致
した場合に1とされる)(1:エンドセクタ) ビツト3:デスクランブル初期化アドレスのビツト3
(物理セクタアドレスの第7ビツト) ビツト2:デスクランブル初期化アドレスのビツト2
(物理セクタアドレスの第6ビツト) ビツト1:デスクランブル初期化アドレスのビツト1
(物理セクタアドレスの第5ビツト) ビツト0:デスクランブル初期化アドレスのビツト0
(物理セクタアドレスの第4ビツト)
【0098】この4バイトのIDと2バイトのIEDを
用いて、図27〜図29を参照して後述するようにチエ
ツク処理が行われた後、図25(D)に示すXHWE信
号が、ECC制御回路136でLにされる。このとき、
SBCD回路134からRAM137に、8ビツトのラ
イトデータWDTとしてセクタ情報SIが転送され、書
き込まれる。16セクタ分のセクタ情報は、図18に示
すように、上方の16個のPI行に対応するように格納
される。従つて、所定のPI行の行数を指定することに
より、対応するセクタ情報を得ることができる。
【0099】次に、図27〜図29のフローチヤートを
参照して、SBCD回路134におけるIDとIEDの
チエツク処理について説明する。
【0100】SBCD回路134は、図27のフローチ
ヤートに示す処理により、IEDのチエツク結果が正常
である(IDにエラーがない)セクタがN個(この実施
例の場合、3個)以上連続しているか否かを判定する。
【0101】このため、最初のステツプSP41におい
て、いま、取り込んだIEDチエツクが正常であるか否
かを判定する。IEDチエツクが正常である場合におい
ては、ステツプSP42に進み、正常であるIDのセク
タの数を表す変数SAlockを1だけインクリメントす
る。そして、正常でないIDを有する(IDにエラーが
ある)セクタの連続回数を表す変数SAunlockを0に設
定する。
【0102】次に、ステツプSP43に進み、変数SA
lockが3に等しいか否かを判定する。ステツプSP42
でインクリメントした変数SAlockが3に等しくないと
判定された場合、ステツプSP41に戻り、それ以降の
処理を繰り返し実行する。ステツプSP43において、
変数SAlockが3に等しいと判定された場合、すなわ
ち、正常なIDを有するセクタが3回連続して再生され
たとき、ステツプSP44に進み、フラグIECOKを
Hに設定する。ステツプSP45においては、さらに次
のIEDチエツクが連続して正常である回数を検出する
ために、変数SAlockを2に設定し、ステツプSP41
に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0103】ステツプSP41において、IEDが正常
でないと判定された場合、ステツプSP46に進み、変
数SAunlockを1だけインクリメントするとともに、変
数SAlockを0に設定する。そして、ステツプSP47
において、変数SAunlockが3に等しいか否かを判定
し、等しくない場合においては、ステツプSP41に戻
り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0104】ステツプSP47において、変数SA
unlockが3に等しいと判定された場合、すなわち、IE
Dチエツクが正常でないセクタが3回連続して検出され
たとき、ステツプSP48に進み、フラグIECOKを
Lに設定する。次に、ステツプSP49において、次の
IEDチエツクが正常でない場合に、その連続の回数が
3回であることを連続して検出することができるように
するために、変数SAunlockを2に設定し、ステツプS
P41に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0105】以上のようにして、SBCD回路134
は、IEDチエツクが連続して3回以上正常である場合
においては、フラグIECOKをHに設定し、3回以上
連続して正常でない場合においては、フラグIECOK
をLに設定する。
【0106】SBCD回路134は、さらに図28に示
す処理により、ID(アドレス)の連続性を判定する。
すなわち、1つのECCブロツク内の各セクタのID
は、順次1ずつインクリメントするように規定されてい
る。そこで、この連続性を次のようにして判定する。
【0107】最初に、ステツプSP61において、ID
(セクタアドレス)が検出されたか否かを判定する。I
Dが検出された場合、ステツプSP62に進み、そのI
Dを次のIDと比較することができるように記憶する。
そして、ステツプSP63においては、今回検出したI
Dが、前回検出し、ステツプSP62において記憶した
IDより1だけ大きいか否かを判定する。今回のIDが
前回のIDより1だけ大きい場合には、ステツプSP6
4に進み、正しいIDが連続して検出されたことを示す
変数NS を1だけインクリメントする。また、IDが検
出されなかつたり、連続していない回数を表す変数NNS
を0に設定する。
【0108】そして、ステツプSP65において、変数
S が3と等しいか否かを判定し、等しくなければ(3
回連続して1ずつインクリメントしたIDが検出されて
いなければ)、ステツプSP61に戻り、それ以降の処
理を繰り返し実行する。変数NS が3に等しいと判定さ
れた場合、ステツプSP66に進み、IDが連続して正
しい状態であることを表すフラグASをHに設定する。
そして、ステツプSP67において、次のIDを検出し
たとき、再び連続して3回正しいIDが検出されたこと
を検出することができるように、変数NS を2に設定
し、ステツプSP61に戻り、それ以降の処理を繰り返
し実行する。
【0109】ステツプSP61において、IDが検出さ
れなかつたり、ステツプSP63において、今回検出し
たIDが前回検出したIDより1だけ大きい値になつて
いないと判定された場合(不連続であると判定された場
合)、ステツプSP68に進み、フラグSALKがHで
あるか否かを判定する。このフラグSALKは、図16
を参照して後述するが、IEDチエツクが3回以上連続
して正常であり、かつ、IDの連続性が3回以上保持さ
れているとき、Hに設定されている。
【0110】ステツプSP68において、フラグSAL
KがHに設定されていると判定された場合、ステツプS
P69に進み、IDを補間する処理を実行する。すなわ
ち、いま、IDが検出されなかつたか、あるいは、ID
が連続していなかつた場合であるので、前回のIDに1
を加算したIDを生成し、これを検出されたIDに代え
て使用するようにする。フラグSALKがLに設定され
ている場合においては、このような補間処理は行われ
ず、ステツプSP69の処理はスキツプされる。
【0111】次に、ステツプSP70において、変数N
NSを1だけインクリメントするとともに、変数NS を0
に設定する。そして、ステツプSP71において、変数
NSが3と等しいか否かが判定され、等しくないと判定
された場合においては、ステツプSP61に戻り、それ
以降の処理を繰り返し実行する。これに対して、NNS
3に等しいと判定された場合、ステツプSP72に進
み、フラグASをLに設定する。そして、ステツプSP
73において、次のIDが検出されなかつた場合、連続
して3回検出されなかつたことを続けて検出することが
できるようにするために、変数NNSを2に設定し、ステ
ツプSP61に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行す
る。
【0112】以上のようにして、SBCD回路134
は、IDの連続性が確保されているとき、フラグASを
Hに設定し、確保されていないとき、Lに設定する。
【0113】SBCD回路134は、以上のようにして
生成した2つのフラグIECOKとASを用いて、フラ
グSALKを生成する。
【0114】すなわち、図29のステツプSP81にお
いては、フラグIECOKがHであるか否かが判定さ
れ、Hであると判定された場合、ステツプSP82に進
み、フラグASがHであるか否かが判定される。ステツ
プSP82において、フラグASがHであると判定され
た場合、ステツプSP83に進み、フラグASLKをH
に設定する。
【0115】これに対して、ステツプSP81におい
て、フラグIECOKがLであると判定された場合、あ
るいは、ステツプSP82において、フラグASがLで
あると判定された場合、ステツプSP84に進み、フラ
グSALKをLに設定する。
【0116】以上のようにして、SBCD回路34にお
いては、IECが3回以上連続して正常であり、かつ、
IDが連続して3回以上1ずつインクリメントしている
場合には、フラグSALKがHに設定され、IECが連
続して3回以上正常でなかつたり、あるいはIDが連続
して3回以上不連続である場合には、フラグSALKが
Lに設定される。
【0117】ホストCPU140は、SALKの状態と
共に、先に述べたIDデータを参照して、レーザビーム
が現在照射されている位置(光デイスク2上のアクセス
位置)を検出する。
【0118】なお、PI1訂正の結果を図27のSA
lockまたはSAunlockの条件に加えることも可能であ
る。さらに、SAlockまたはSAunlockの回数は、前述
のように3回と設定されているが、ホストCPU140
により異なる値に設定することも可能である。
【0119】SALKの状態が、SALK=Lの状態
(このとき、SALK=Hとなる)で、SYLK=L
(このときSYUL=Hとなる)となると、RAM13
7に対するEFM+復調回路131からのEFM+復調
データの書き込みとECCの制御が、いずれもリセツト
される。その後、unlock状態が解除され(SAU
L=Lとされ)、SYLK=Hとなると、RAM137
に対してEFM+復調データの書き込みが再開される。
【0120】なお、unlockは、ホストCPU14
0により強制的に実行することも可能である。例えば、
トラツク間のジヤンプ実行後にホストCPU140によ
りunlock状態にすることで、ECC制御をリセツ
トすることもできる。
【0121】また、unlock状態の解除は、ホスト
CPU140により実行するか、ホストCPU140の
介入なしに自動的に実行するかの何れかを選択すること
ができる。
【0122】SYLKがHの状態(ロツク状態)であ
り、さらに、セクタ情報のビツト6が1の状態(セクタ
の先頭)である場合、SBCD回路134はSYLK=
Lとなるまで(ロツクがはずれるまで)、図23に示す
ように、block−topをHの状態とする。blo
ck−top=Lである場合は、SCSYとmain−
FMSYが共にHの状態の場合(セクタの先頭)になつ
たとき、EFM+W frameの値は、12の次には
0に設定される。すなわち、この場合、EFM+W f
rameの値は各メインフレーム毎に、0〜12の値を
繰り返す。
【0123】これに対して、block−top=Hで
あれば、図24に示すように、EFM+W Frame
の値は、その値が13以上となつた場合でも引き続きイ
ンクリメントされる。その結果、図18に示すように各
ECCブロツクの各メインフレームのデータがRAM1
37の異なるアドレスに順次格納されることになる。
【0124】以下同様にして、EFM+復調データのR
AM137への書き込みが行われると共に、PI1訂正
が実行される。そして、1ECCブロツクのデータ(2
08行のデータ)に対するPI1訂正が終了すると、次
に、PO列方向のECC処理(PO訂正)が実行され
る。
【0125】なお、PO列方向にデータを読み出す場合
は、PO行のインターリーブ(図13)を解除する必要
がある。従つて、例えば、図18に示す第Nバイト目の
列を読み出す場合、先ず、インターリーブされたPO行
をスキツプしながら、図の上から下方向に第Nバイト目
の列のデータを読み出した後、再度、同じ第Nバイト目
の列のPO行の符号だけを読み出し、ECCコア回路1
38に供給する。
【0126】そして、ECCコア回路138が、PO訂
正を終了すると(図18の右端のPI列(10列)を除
く172列全ての処理が終了すると)、次に、PI2訂
正(PI訂正の2回目)を実行する。なお、PI行方向
のECC処理を2回実行するのは、エラーの訂正能力を
向上させるためである。
【0127】また、PO訂正では、PI1訂正の結果に
基づいて生成されたエラーフラグ(PI1フラグ)に応
じてイレージヤ訂正が実行される。さらに、PI2訂正
においても、PO訂正の結果に応じて生成されたエラー
フラグ(POフラグ)を利用してイレージヤ訂正が実行
される。このようなイレージヤ訂正を行うのは、前述の
場合と同様に、エラーの訂正能力を向上させるためであ
る。
【0128】PI2訂正の処理が終了したPI系列のデ
ータは、RAM137からOCTL回路139に転送さ
れ、メインデータに対するデスクランブル処理が、図2
6に示したセクタ情報のビツト3〜ビツト0を用いて、
各セクタ単位で実行される。また、このとき、OCTL
回路139でEDCに関する演算が行われる。そして、
その演算結果や、メインデータに付加されているエラー
フラグの有無により、対象となるセクタにエラーが存在
するか否かが判定される。ホストCPU140は、その
判定結果に基づいて、光デイスク2から再度データを読
み出すか否かを判定する。その結果、光デイスク2から
再度データを読み出すと判定した場合は、光デイスク2
に対するアクセスが再度実行される。また、データの読
み出しを再度行わないと判定した場合は、エラーを含む
セクタのデータが多重化データ分離回路13(図1)に
出力される。
【0129】ECCコア回路138は、汎用のリードソ
ロモン符号エラー訂正用LSIにより構成され、符号
長、パリテイ数、および訂正モード(通常訂正のみ、ま
たは、通常訂正およびイレージヤ訂正の2つのモード)
などをプログラムすることが可能とされている。また、
ECCコア回路138は、多符号連続符号化されたデー
タ(符号長が異なる複数の符号系列)もリアルタイムで
デコードすることが可能である。なお、リードソロモン
符号エラー訂正用LSIとしては、例えば、SONY
(商標)のCXD307−111Gがあり、このLSI
を使用して形成されたASIC(Application Speciali
zed Integrated Circuit)をECCコアと呼ぶ。なお、
図15に示すECCコア回路138には、このECCコ
アが使用されている。
【0130】図30は、エラー訂正動作の実行時におけ
る信号のタイミングを示している。この図において、E
STT(図30(A))は、符号(PI行またはPO
行)の先頭を示すコントロール信号であり、また、EC
DE(図30(B))は、符号(PI行またはPO行)
の最後を示すコントロール信号である。ECYE(図3
0(C))は、符号(PI行またはPO行)サイクルの
最後を示すコントロール信号である。これらはいずれ
も、RAMコントローラ135からECC制御回路13
6を介してECCコア回路138に供給される。ECC
コア回路138は、RAM137から供給されるデータ
を、これらのコントロール信号に基づいて識別する。
【0131】図30に示すように、PI符号は、EST
TからEDCEまでの間に、182個のECCKで転送
される。PO符号も、ESTTからECDEまでの間
に、208個のECCKで転送される。
【0132】なお、PI行の符号とPO列の符号の符号
長が異なる場合、符号サイクル長をPI行の符号または
PO列の符号のうち、符号長の長い方(この実施例の場
合、PO列の符号の208)に合わせることにより、訂
正すべきデータ(EDT)およびイレージヤ訂正のため
のエラーフラグ(PI1フラグ、PI2フラグ、POフ
ラグ)を、図30に示すように、いずれの符号系列であ
つたとしても、同様のタイミングで入力することができ
る。また、符号長およびパリテイ数等のパラメータとし
ては任意の値を設定可能である。すなわち、設定を変更
する際は、ESTT=Hとなるタイミングで、ECCコ
ア回路138に新たな設定データを供給すると、ECC
コア回路138は供給されたデータに基づき、内部設定
を自動的に変更する。
【0133】データの訂正結果は、次式で示されるよう
に、477ECCKのサイクルで出力される。 throughput=2×NCYC+3×PCYC+13 =2×208+3×16+13=477(ECCK)
【0134】ここで、NCYCはPI行の符号またはP
O列の符号のうちで長い方の符号長を示し、また、PC
YCは長い方のパリテイ数を示している。図30に示す
ように、OSTT(図30(D))は、ESTT(図3
0(A))のタイミングから、データ出力サイクルの時
間だけ遅延して(訂正結果出力のタイミングで)ECC
コア回路138からECC制御回路136に出力される
ものであり、この実施例では、OSTTはESTTに対
して477ECCKだけ遅延されている。
【0135】エラー検出処理が実行され、検出されたエ
ラーが訂正可能であれば、ECCコア回路138はEC
C制御回路136に対して、OSTT(図31(E))
=HのタイミングでO.CODEERR(図31
(G))=Lを出力し、その後、ECOR(図31
(F))=Hの位置に、エラーパターンを表す8ビツト
のデータ(誤つたデータと排他的論理和をとつたとき正
しいデータが得られるデータ)ECD〔7:0〕(図3
1(H))と、エラーポジシヨン(エラーのある位置
(アドレス)を示す8ビツトのデータ)ECA〔7:
0〕(図31(I))が出力される。
【0136】なお、イレージヤ訂正モードにおいては、
エラーフラグEFLG(図31(C))を入力したポジ
シヨンに対応するデータのエラーポジシヨンECA
〔7:0〕データは必ず出力されるが、その位置のデー
タが正しい場合には、エラーパターンはECD〔7:
0〕=00(H)となる。
【0137】また、エラー訂正が不可能な場合には、そ
のタイミングチヤートは図示していないが、OSTT
(図31(E))がHの状態になると同時に、O.CO
DEERR(図31(G))=Hとなり、その後、EC
OR(図31(F))はHの状態にはならない。また、
O.CODEERR(図31(G))の出力は、OST
T(図31(E))が再度Hの状態になるまでラツチさ
れ、ECOR(図31(F))、ECD〔7:0〕(図
31(H))およびECA〔7:0〕(図31(I))
は、OSTT(図31(E))が次にHの状態になるま
で出力され続ける。
【0138】図32〜図34は、ECC処理実行時にお
ける制御のタイミング図を示している。ここで、図32
(B)、図33(B)及び図34(B)に示すPI1−
R、PO−R、または、PI2−Rは、それぞれ、PI
1(PI訂正の1回目)、PO(PO訂正)、またはP
I2(PI訂正の2回目)の各系列の、エラーが訂正さ
れるデータEDT〔7:0〕とEFLG(図31
(C))がRAM137からECC制御回路136を介
してECCコア回路138に転送されるタイミングを示
している。
【0139】図32(A)、図33(A)及び図34
(A)に示すように、EFM+復調回路131からRA
M137に対して1PI行のデータEFM+W(182
バイトのデータ)を書き込むために、MWRQ信号が1
82回供給され、これによりRAM137に1PI行分
のEFM+復調データが書き込まれる。そして、この1
PI行分のデータの書き込みが行われる間に、既にRA
M137に書き込みが完了しているECCブロツクのデ
ータが読み出され、ECC制御回路136を介してEC
Cコア回路138に転送される。すなわち、1PI行分
のデータをRAM137にゆつくり書き込む間に、既に
書き込みが完了している他のPI行またはPO列のデー
タの読み出しが、3回迅速に行われる。さらに、セクタ
の先頭のPI行のデータを転送する場合においては、サ
ブコードデータ(IDとIED)の読み出しも行われ
る。これらの書き込みと読み出しは、一方が行われてい
るとき、他方は中止されている。
【0140】例えば、ECCブロツクのPI1訂正を行
う場合においては、1PI行分のデータの書き込みが行
われる期間に、1PI行分のデータの読み出しが行われ
る。すなわち、RAM137から1PI行分のデータが
読み出され、ECC制御回路136を介してECCコア
回路138に転送される。なお、図32(B)、図33
(B)及び図34(B)においては、このPI1訂正の
ための読み出しデータPI1−Rの読み出しに、208
個のECCKを用いるようにしているが、このECCK
の数は、最長のデータ長であるPO列の長さに合わせて
あるためであり、PI行のデータを転送する場合には、
実質的には、このうちの182個のECCKのみが実際
のデータ転送に利用され、残りのECCKは、データ転
送には実際には用いられない。
【0141】図35はECC訂正処理の際のRAMコン
トローラ135によるRAM137に対するデータの書
き込み及び読み出し処理手順を示し、RAMコントロー
ラ135はステツプSP101においてRAM137か
ら1PI行分のデータをECCコア回路138に転送す
る。この実施例の場合、ECCブロツクごとにPI符号
(パリテイ)及びPO符号(パリテイ)が付加されてい
ることにより、第1のECCブロツク分の第1回目のP
I系列の訂正及び書き戻しが終了するまでは同一ECC
ブロツクのPO系列のデータPO−RまたはPI2系列
の読み出しデータPI2−Rを転送することはできな
い。そこで、この場合においては、次の2×208EC
CKのタイミングにおいては、特にデータは転送されな
い。そして、その次にサブコードデータ(SUB)が存
在する場合においては、これが転送される。
【0142】従つてRAMコントローラ135は、図3
5のステツプSP101及びSP102において第1の
ECCブロツクの1PI行分のデータ及び必要に応じて
SUBコードデータの転送を順次行いながら、ステツプ
SP103において第1のECCブロツクの208行分
のPI1−Rデータが転送されたか否かを判断し、肯定
結果が得られるまで当該ステツプSP101、SP10
2及びSP103の処理を繰り返す。ステツプSP10
3において肯定結果が得られると、このことは第1のE
CCブロツクの208PI行分のデータ転送がすべて完
了したことを表しており、このときRAMコントローラ
135はステツプSP104に移つて第1のECCブロ
ツクに続く第2のECCブロツクのPI1−Rの転送及
び第1のECCブロツクのPO−Rの転送を次の182
MWRQの期間において開始する。
【0143】すなわち次の182MWRQ期間において
は、最初に第1のECCブロツクに続く第2のECCブ
ロツクのPI1−Rが転送され、次に第1のECCブロ
ツクのPO−Rが2回転送される(2列分のPOデータ
が転送される)。
【0144】このような動作が各182MWRQの期間
において行われ、第1のECCブロツクの合計172列
のPOデータが転送されたとき、RAMコントローラ1
35は、図35のステツプSP105において肯定結果
を得、続くステツプSP106において図34に示すよ
うに第1のECCブロツクのPI2系列のデータPI2
−Rを転送する。このデータPI2−Rは、図33
(B)に示す第1のECCブロツクのデータPO−Rの
転送タイミングと同一のタイミングで転送される。この
タイミングにおけるデータPI1−Rは、次のECCブ
ロツク(第2のECCブロツク)のデータのものとな
る。このようにして第1のECCブロツクのPI2−R
が208PI行分転送され、第1のECCブロツクのP
I1−R、PO−R及びPI2−Rの処理が終了する
と、図35のステツプSP107において肯定結果が得
られ、このときRAMコントローラ135は上述のステ
ツプSP101に戻つて続くECCブロツクに対する処
理を続ける。
【0145】なお、ECCK(図31(A))は、デー
タ転送期間においてのみ、RAMコントローラ135か
らECCコア回路138に出力される。また、上述した
ように、転送したデータの訂正結果は、その入力から、
477クロツク(ECCK)後に出力されることにな
る。従つて、ある系列のデータにエラーが含まれている
か否かの判定の結果(図32(C)、図33(C)、図
34(C))は、その系列から2つ後の系列のデータが
転送される際に出力されることになる(図32(B)、
図33(B)、図34(B))。この出力は、後述する
ERR FIFO回路136B(図36)に格納され
る。
【0146】以上のようにして、RAM137からEC
C制御回路136にエラー訂正すべきデータが入力され
ると、ECC制御回路136は、その例えば1PI行分
のデータのPI1訂正を行い、477ECCK後に訂正
結果を出力する(図32(C)、図33(C)、図34
(C))。この訂正結果は、後述するECC制御回路1
36のバツフアとしてのERR FIFO136Bに転
送され、一時的に格納される。そして、このデータは、
さらにERR FIFO136Bから読み出され、エラ
ー訂正が完了したデータとして、再びRAM137に転
送され、図32(D)、図33(D)、図34(D)に
示すように、データPI1−W、PO−WまたはPI2
−Wとして、RAM137に書き込まれる。
【0147】このように、RAM137に書き込まれた
エラー訂正の完了したデータは、さらに図32(E)、
図33(E)及び図34(E)に示すように、182S
DCKの周期で各PI行毎に読み出され、OCTL回路
139から出力される。
【0148】図15との対応部分に同一符号を付して示
す図36は、エラー訂正処理が実行される際の信号の流
れを示すブロツク図であり、ECC制御回路136は、
ERR COUNT136A、ERR FIFO136
B、FLAG RAM136C、およびEX−OR(排
他的論理和)回路136Dにより構成されている。
【0149】EFM+復調回路131から出力された復
調データは、RAMコントローラ135の制御の下、R
AM137に書き込まれる。各セクタの先頭に記憶され
ているSUBデータ(IDとIED)は、RAM137
から読み出され、SBCD回路134に転送される。S
BCD回路134は、図26に示すようなセクタ情報S
Iを生成する。このセクタ情報SIは、SBCD回路1
34から転送され、RAM137に書き込まれる。
【0150】RAMコントローラ135は、RAM13
7(記憶手段)に書き込まれている1PI行分のデータ
を8ビツト毎のエラー訂正データEDTとして、ECC
制御回路136(エラー訂正手段)を介してECCコア
回路138に供給する(図36においては、便宜上、E
DTデータがECCコア回路138に直接供給されるよ
うに示されている)。ECCコア回路138は、1PI
行分のデータが供給されたとき、PI符号を用いて、8
ビツトのエラー訂正データECD(図31(H))と、
8ビツトのエラー訂正アドレスECA(図31(I))
を生成する。このエラー訂正データECDとエラー訂正
アドレスECAは、ECCコア回路138からECC制
御回路136のERR FIFO(First In First Ou
t) 136Bに転送され書き込まれる。
【0151】次に、実際にエラー訂正を行うためにRA
Mコントローラ135は、RAM137から、そのPI
行のデータEDTを読み出し、EX−OR回路136D
に供給する。このEX−OR回路136Dには、ERR
FIFO136Bからエラー訂正データECDとエラ
ー訂正アドレスECAが供給される。EX−OR回路1
36Dは、エラー訂正アドレスECAで指定されるビツ
トにおいて、エラー訂正データECDとRAMコントロ
ーラ135より読み出されたデータEDTとの排他的論
理和を演算することによりエラー訂正を行う。このエラ
ー訂正の行われたデータは、EX−OR回路136Dか
ら、RAMコントローラ135を介してRAM137
に、再び書き戻される。
【0152】また、ECCコア回路138は、ECDと
ECAから、図37に示すような8ビツトデータにより
構成されるエラー訂正結果ERを生成し、ECC制御回
路136のERR COUNT136Aに供給し記憶さ
せる。そして、この1バイトのエラー訂正結果ERは、
RAMコントローラ135を介して、RAM137に、
そのPI行に対応して図18に示すように書き込まれ
る。
【0153】なお、図37に示すエラー訂正結果ERの
8ビツトデータの各ビツトには、以下のような情報が格
納されている。 ビツト7:訂正不能(0:訂正可能/1:訂正不能)
(その系列のエラー訂正が不可能である場合に1とされ
る) ビツト6:PO(0:PI/1:PO)(その系列がP
IまたはPOのいずれであるかを判別するための情報ビ
ツト) ビツト5:PI2(0:PI1/1:PI2)(その系
列がPI1、またはPI2のいずれであるかを判別する
ための情報ビツト) ビツト4:訂正数(エラー訂正数の第5ビツト(MS
B)の値) ビツト3:訂正数(4ビツトのエラー訂正数の第4ビツ
トの値) ビツト2:訂正数(4ビツトのエラー訂正数の第3ビツ
トの値) ビツト1:訂正数(4ビツトのエラー訂正数の第2ビツ
トの値) ビツト0:訂正数(4ビツトのエラー訂正数の第1ビツ
トの値)
【0154】データがPI1訂正により訂正不能であつ
たか否かの判定結果を示すエラーフラグ(PI1フラ
グ)(エラー訂正結果ERのビツト7)は、エラー訂正
結果ERの一部としてERR COUNT136Aに格
納される他、FLAG RAM136C(フラグ記憶手
段)にも格納される。以上のようなPI1訂正が、図1
8に示す208個のPI行について行われる。
【0155】次に、RAMコントローラ135は、RA
M137から最初のPO列の208バイトのデータを読
み出し、ECC制御回路136を介して、EDTとし
て、ECCコア回路138に供給する。このECCコア
回路138にはまた、FLAGRAM136Cに書き込
まれているPI1フラグが読み出され、供給される。E
CCコア回路138は、パターンPOとPI1フラグを
利用して、通常の訂正またはイレージヤ訂正のためのE
CDとECAを生成する。このECDとECAは、EC
Cコア回路138からECC制御回路136のERR
FIFO136Bに供給され、記憶される。また、EC
Cコア回路138が、ECDとECAに基づき生成し
た、そのPO列のエラー訂正結果ERが、ERR CO
UNT136Aに転送され、記憶される。そして、その
うちのエラー訂正結果ERのビツト7に対応するPOフ
ラグは、FLAG RAM136Cにも書き込まれる。
【0156】RAM137から読み出された、そのPO
列のデータEDTは、EX−OR回路136Dに供給さ
れる。EX−OR回路136Dにはまた、ERR FI
FO136BからECDとECAが供給される。EX−
OR回路136Dは、ECAにより指定されるアドレス
のビツトに対応して、ECDとEDTとの排他的論理和
を演算し、エラー訂正を行う。エラー訂正されたデータ
は、RAM137に書き戻される。
【0157】また、そのPO列のエラー訂正結果ER
は、ERR COUNT136Aから読み出され、RA
M137に書き込まれる。PO列のエラー訂正結果ER
は、図18に示すように、上から順番に、172行のP
I行に対応する位置に順番に書き込まれる。以上のPO
訂正が、172列のPO列について行われる。
【0158】次に、PI2訂正を行う場合においては、
PI1訂正とPO訂正が行われた後、最初の1PI行分
のデータが、RAM137からEDTとして読み出さ
れ、ECCコア回路138に供給される。また、ECC
コア回路138には、FLAGRAM136Cに書き込
まれたPOフラグが読み出され供給される。ECCコア
回路138は、このPOフラグとパリテイPIを用い
て、ECDとECAとを生成し、これをECC制御回路
136のERR FIFO136Bに供給する。
【0159】このERR FIFO136Bに書き込ま
れたECDとECAHは、EX−OR回路136Dに供
給され、RAM137から読み出されたPI行のデータ
と排他的論理和演算が行われ、エラー訂正が実行され
る。エラー訂正が完了したデータは、EX−OR回路1
36Dから、RAMコントローラ135を介してRAM
137に書き戻される。
【0160】ECCコア回路138はまた、ECDとE
CAから、エラー訂正結果ERを生成し、ECC制御回
路136のERR COUNT136Aに供給し記憶さ
せる。このうちのビツト7に対応するPI2フラグは、
FLAG RAM136Cにも書き込まれる。
【0161】ERR COUNT136Aに書き込まれ
たPI2行のエラー訂正結果ERは、ERR COUN
T136Aから読み出され、RAM137に書き込まれ
る。このPI2行のエラー訂正結果ERは、図18に示
すように、ECCブロツクの208行の各PI行に対応
する位置に書き込まれる。以上のようなPI2訂正が、
208行のPI行すべてについて行われる。
【0162】図38は、RAM137にアクセスする際
のバスアービトレーシヨン(調停)の様子を示すタイミ
ング図である。この図38において、EFMREG(図
38(A))は、EFM+復調回路131がEFM+復
調データのRAM137への書き込みを要求する際に、
RAMコントローラ135に対して出力する信号であ
る。OUTREG(図38(B))は、OCTL回路1
39が、ECC処理が施されたデータのRAM137か
らの読み出しを要求する際に、RAMコントローラ13
5に出力する信号である。また、ECCREG(図38
(C))は、ECC制御回路136がECCコア回路1
38に対してデータを転送し、エラー訂正をさせるため
にRAM137にアクセスしたり、エラー訂正が施され
たデータを得るためにRAM137にアクセスしたり、
または、SBCD回路134に対してSUBを転送する
(IDとIEDをRAMコントローラ135に出力す
る)信号である。
【0163】RAMコントローラ135は、これら3つ
の信号に対して優先順位(PriorityLevel)を予め設定
しており、これらの要求が同時になされた場合には、そ
の優先順位に従つて、RAM137のアクセス権を認め
るACK(認可)信号を順次出力する。EFMACK
(図38(D))、OUTACK(図38(E))、E
CCACK(図38(F))は、それぞれ、EFMRE
G、OUTREG、または、ECCREGに対する認可
信号である。この実施例において、前述の優先順位は、
OUTREG、EFMREG、ECCREGの順とされ
ている。従つて、図38に示すように、RAMコントロ
ーラ135は、この順位に従つて、REG信号に対する
ACK信号を出力している。これらの信号は、システム
クロツクとしてのC11M(図38(G))に同期して
授受される。
【0164】このように、本実施例において、RAM1
37のアクセス権は、所定のサイクル毎にEFMRE
G、ECCREG、OUTREGの何れか1つに対応し
て与えられる。しかし、このサイクルは、RAM137
の構成、種類、または、アクセスのスピードに対応して
変更することも可能である。
【0165】図39は、1ECCブロツクのデータに対
してPI1訂正、PI2訂正、およびPO訂正を実行す
る場合に、RAM137がアクセスされる回数を示して
いる。この図39に示すように、PI1訂正、PO訂正
およびPI2訂正を実行した場合に必要となるRAM1
37のアクセスの回数は、1ECCブロツクあたり21
4716回であり、1メインフレームの平均は1033
回となる。例えば、EFM+復調データの書き込み動作
時におけるRAM37のアクセス回数は、1メインフレ
ームあたり182回であり、ECCの実行サイクル長は
208バイト(208メインフレーム)とされているの
で、37856(=182×208)回が1ブロツクあ
たりに必要なアクセス回数となる。このようにして各動
作について必要なアクセス回数を算出し、これらの合計
をとつたものが前述の値となる。
【0166】図40は、RAM137からOCTL回路
139を介してエラー訂正結果ERのデータを出力する
タイミングを示すタイミング図である。この図は、図3
2(E)、図33(E)、図34(E)の182SDC
Kの期間に先行する部分を、時間軸を拡大して示してい
る。この図において、SDCK(図40(A))はER
のデータをストリームデータとして出力する場合のクロ
ツク信号を示す。SINF(図40(B))はセクタ情
報ストローブ信号であり、セクタの先頭においてSIN
F=Hとなると共に、転送されるデータがセクタ情報
(SI)であることを示す。ESTB(図40(C))
は、エラー訂正結果ストローブ信号であり、ESTB=
Hとなることによりエラー訂正結果ERが転送されるこ
とを示す。なお、各PI行においてエラー訂正結果ER
は、PI1訂正、PO訂正、およびPI2訂正のそれぞ
れに対して1バイトずつ割り当てられているので、合計
で3バイトとられる。これらのデータはRAM137
(図18)に格納されている順序で出力されるので、エ
ラー訂正結果ERのビツト5、6(図37)を調べるこ
とにより、どの系列の結果(データ)であるのかを判定
することができる。また、PO訂正の結果が出力されな
いPI行では、PO訂正の結果を出力するタイミングで
ESTB=Lとされる。
【0167】DSTB(図40(D))は、信号SD
〔7:0〕(図40(E))がメインデータであるとき
にDSTB=Hとされるデータストローブ信号である。
SINF、ESTB、またはDSTBの3つの信号は、
OCTL回路139により生成される。なお、図40
(E)に示すように、セクタ情報SIとエラー訂正結果
ERは、182SDCKによりPI行方向のデータを送
出する直前に出力される。
【0168】OUTF(補間フラグ)(図40(F))
は、メインデータに対するエラーフラグであり、図36
のFLAG RAM136Cに格納されているPIとP
Oの訂正不能フラグに基づき、エラーのあるメインデー
タに対して補間フラグで付加されて、出力されることに
なる。
【0169】OCTL回路139は、デコードが終了し
たセクタのデータが、出力されるべきデータであるか否
かを、SBCD回路134が生成したセクタ情報のビツ
ト4、5(図26)より判定する。セクタ情報のビツト
4、5は、図26に示すように、エンドセクタとスター
トセクタとをそれぞれ示している。従つて、OCTL回
路139は、ビツト4=0かつビツト5=1であるセク
タのデータを、出力が指定された(出力されるべき)セ
クタのデータとして、出力する。
【0170】また、OCTL回路139は、例えば、メ
インデータのエラーフラグの有無やEDCの結果など
が、ホストCPU140により予め設定された条件を満
足するか否かも判定し、満足する場合、デコードデータ
を出力する。もし、設定された出力条件が満たされない
場合には、デコードデータの出力を停止し、ホストCP
U140に異常を知らせる。
【0171】データの出力条件は、例えば次のように設
定される。 (1)出力を指定されたセクタのデータである。 (2)ECC結果からエラーが検出されない。 (3)メインデータにエラーフラグが全く付加されてい
ない。 出力条件がこのように設定された場合、これらの条件を
全て満足するデータが最終的に出力される。また、以上
の条件に拘らず、ホストCPU140により強制的に出
力を禁止することができる。
【0172】(2−3)第2実施例の動作及び効果 以上の構成において、182MWRQ期間内にRAM1
37からECCコア回路138に転送されるデータ(P
I1−R、PO−R及びPI2−R(図32、図33、
図34))は、転送用クロツク(ECCK)に応じてR
AM137から読み出される。このとき各データ(PI
1−R、PO−R及びPI2−R)の転送区間相互の間
にそれぞれ所定期間だけ転送用クロツク(ECCK)を
停止させることにより、当該停止期間においてはデータ
(PI1−R、PO−R及びPI2−R)の転送が停止
される。すなわち、各データ(PI1−R、PO−R及
びPI2−R)の間には所定期間だけデータの転送が行
われない期間が形成される。
【0173】この期間において、ERR FIFO(エ
ラーレジスタ)136B内のエラー位置情報及び訂正パ
ターンによつてRAM137内の対応するデータを読出
し、EX−OR回路136Dによつて排他的論理和演算
を実行することによつてエラー訂正を行い、当該訂正さ
れたデータを再びRAM137内に書き込むことによ
り、各データ(PI1−R、PO−R及びPI2−R)
に対して共通のECCコア回路138及びエラーレジス
タ(ERR FIFO)136Bを設けるだけで、当該
ECC処理を実行することができる。
【0174】従つて従来のように、各データ(PI1−
R、PO−R及びPI2−R)に対して個別にECCコ
ア回路138及びエラーレジスタ(ERR FIFO)
136Bを設ける場合に比べて、データ復号装置の構成
を簡略化することができる。
【0175】また各データ(PI1−R、PO−R及び
PI2−R)を転送する場合として、例えば第1の18
2MWRQ期間内にPI1−R及びPO−Rを転送する
場合(図33)、RAMコントローラ135はECC制
御回路136を通じてECCコア回路138に対してP
O−Rの2列目の転送が終了したタイミングでPI1の
エラー訂正(PI1−W)を実行する。そして第1の1
82MWRQ期間に続く第2の182MWRQ期間内の
PI1−Rの転送が終了したタイミングで、第1の18
2MWRQ期間内に転送されたPOの1列目のエラー訂
正(PO−W)を実行し、さらに第2の182MWRQ
期間内のPO−Rの1列目の転送が終了したタイミング
で、第1の182MWRQ期間内に転送されたPOの2
列目のエラー訂正(PO−W)を実行する。
【0176】従つてこれら複数の動作が同じタイミング
で行われることが回避され、この結果RAMコントロー
ラ135には、PI用のカウンタ(書込み及び読出し兼
用)とPO用の読出し(転送用)カウンタ及びPO用の
書込み(訂正用)カウンタとを設けるだけで良い。
【0177】以上の構成によれば、エラー位置及び訂正
パターンを格納するレジスタ(ERR FIFO)を1
符号系列分だけ設けるととももに、RAMコントローラ
135のカウンタを必要最低数とすることができること
により、データ再生装置の構成を一段と簡単にすること
ができる。
【0178】因みに、横(行)方向に対してPI符号を
付加するとともに縦(列)方向にPO符号を付加してE
CCブロツクを構成したことにより、行方向にデータを
書き込むことができ、これにより例えば1フレーム(1
行目)及び2フレーム(2行目)に亘つてデータをジグ
ザグに書き込む場合に比べて、横1行分のデータが書き
込まれたタイミングでこれを転送することができ、EC
C処理時間を短縮化することができる。
【0179】(2−4)他の実施例 なお上述の実施例においては、182MWRQ期間内に
3回だけデータ転送を行う場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、RAM137に対するアクセス時間
を短縮することにより、4回以上の転送を行うことがで
きる。
【0180】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、復号する
符号化データをメモリより順次読み出して復号化手段に
より算出されるエラー位置及び訂正パターンをエラーレ
ジスタに記憶させておき、エラー位置に基づいて読み出
すメモリ内のデータとの間でエラー訂正を実行すると共
に、これらの処理を、復号化手段及びエラーレジスタを
第1及び第2の訂正符号系列について共通に用いて、実
行するようにしたことにより、復号化手段及びメモリを
各々簡略化し得るデータ復号装置及びその方法を実現し
得る。
【0181】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のデータ再生装置の全体構成を示す
ブロツク図である。
【図2】図1のECC回路の構成を示すブロツク図であ
る。
【図3】図1の復調回路、セクタ検出回路及びECC回
路の接続の説明に供するブロツク図である。
【図4】図2のRAMのアドレツシングの説明に供する
略線図である。
【図5】図2のRAMの格納データの説明に供する略線
図である。
【図6】図2のECC回路による復号処理の説明に供す
る略線図である。
【図7】第1実施例によるデータ転送のタイミングの説
明に供する略線図である。
【図8】第1実施例によるエラー出力のタイミングの説
明に供する略線図である。
【図9】図2のRAMに対するアクセスの説明に供する
略線図である。
【図10】第1実施例によるRAMに対するアクセスの
優先順位の説明に供する略線図である。
【図11】第2実施例のセクタデータの構成を示す略線
図である。
【図12】第2実施例のECCブロツクの構成を示す略
線図である。
【図13】第2実施例のPOパリテイ(外符号)のイン
ターリーブを示す略線図である。
【図14】第2実施例のEFM変調前の32Kバイトブロ
ツクのデータ構成を示す略線図である。
【図15】第2実施例の復調回路系の構成を示すブロツ
ク図である。
【図16】第2実施例のEFM変調号の物理セクタの構
成を示す略線図である。
【図17】第2実施例の各セクタのデータ構成を示す略
線図である。
【図18】第2実施例のRAMへの格納状態の説明に供
する略線図である。
【図19】第2実施例のEFM復調出力のRAMへの書
込み動作を示す信号波形図である。
【図20】第2実施例のロツク検出処理手順を示すフロ
ーチヤートである。
【図21】第2実施例のSCSY信号の生成処理手順を
示すフローチヤートである。
【図22】第2実施例のmain-FMSY 信号の発生処理手順
を示すフローチヤートである。
【図23】第2実施例のblock-top の検出動作の説明に
供する信号波形図である。
【図24】第2実施例のblock-top の検出後の処理動作
の説明に供する信号波形図である。
【図25】第2実施例のSUBの転送動作の説明に供す
る信号波形図である。
【図26】第2実施例のセクタ情報の構成を示す略線図
である。
【図27】第2実施例のIEDの連続正常検出判定処理
手順を示すフローチヤートである。
【図28】第2実施例のID(アドレス)の連続判定処
理手順を示すフローチヤートである。
【図29】第2実施例のSALK生成処理手順を示すフ
ローチヤートである。
【図30】第2実施例のエラー訂正動作の説明に供する
信号波形図である。
【図31】第2実施例のエラー訂正動作の説明に供する
信号波形図である。
【図32】第2実施例のECC処理の制御動作の説明に
供するタイミングチヤートである。
【図33】第2実施例のECC処理の制御動作の説明に
供するタイミングチヤートである。
【図34】第2実施例のECC処理の制御動作の説明に
供するタイミングチヤートである。
【図35】第2実施例のECC処理のRAMコントロー
ラの処理手順を示すフローチヤートである。
【図36】第2実施例のエラー訂正回路系の構成を示す
ブロツク図である。
【図37】第2実施例のエラー訂正結果を示す略線図で
ある。
【図38】第2実施例のバスアービトレーシヨンの説明
に供する信号波形図である。
【図39】第2実施例の1ECCブロツク訂正における
RAMのアクセス回数を示す略線図である。
【図40】第2実施例のエラー訂正結果の出力の説明に
供する信号波形図である。
【図41】従来のデータ再生装置を示すブロツク図であ
る。
【図42】図41のECC回路を示すブロツク図であ
る。
【図43】図42のECC回路によるデータ復号の説明
に供する略線図である。
【図44】図42のECC回路によるデータ復号の説明
に供する略線図である。
【図45】図42のECC回路によるデータ復号の説明
に供する略線図である。
【図46】図42のECC回路によるデータ復号の説明
に供する略線図である。
【図47】図42のRAMのアドレツシングの説明に供
する略線図である。
【図48】データ転送のタイミングの説明に供するタイ
ミングチヤートである。
【符号の説明】
1、40……データ再生装置、2……デイスク、3……
ピツクアツプ、4……システムコントローラ、5、35
……復調回路系、6……復調回路、7……セクタ検出回
路、8、50……ECC回路、9……トラツクジヤンプ
判定回路、10……リングバツフアメモリ、11……リ
ングバツフア制御回路、13……多重化データ分離回
路、14……ヘツダ分離回路、15……分離回路制御回
路、16……スイツチング回路、17……ビデオコード
バツフア、18……ビデオデコーダ、19……オーデイ
オコードバツフア、20……オーデイオデコーダ、22
……トラツキングサーボ回路、24、26、28、3
0、51……RAM、25、27、29、52……EC
Cデコーダ、42……RF処理回路、44、131……
EFM+復調回路、46……CLV制御回路、48……
RMIF、53……エラーレジスタ、54……ECC制
御部、55……ECC復号部、56、139……OCT
L、134……SBCD回路、135……RAMコント
ローラ、136……ECC制御回路、137……RA
M、138……ECCコア回路、139……OCTL回
路、140……ホストCPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 5/92 H04N 5/92 H 7/24 7/13 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00 G11B 20/00 H04N 5/00 H04N 7/00 H04L 1/00

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号化データの行方向に誤り訂正内符号を
    付加してなる第1の訂正符号系列とともに、列方向に誤
    り訂正外符号を付加してなる第2の訂正符号系列を有す
    誤り訂正符号化された符号化データを復号するデータ
    復号装置であつて、 上記符号化データを記憶するメモリと、 当該メモリより読み出された上記符号化データがエラー
    訂正可能なとき、上記符号化データのエラー位置及びエ
    ラーの訂正パターンを出力する復号化手段と、 上記エラー位置及び上記訂正パターンを記憶するエラー
    レジスタと、 上記メモリより上記エラー位置に基づく上記符号化デー
    タを順次読み出すとともに、当該符号化データと上記エ
    ラーレジスタより読み出した上記訂正パターンとの間で
    エラー訂正を実行することによつて上記復号化手段にお
    いて上記符号化データを順次復号化させるようにした復
    号化制御手段とを具え、上記復号化制御手段は、上記第
    1の訂正符号系列及び上記第2の訂正符号系列の符号化
    データを所定の順序で共通のデータ処理手段を用いて上
    記メモリから読み出すと共に、上記復号化手段及び上記
    エラーレジスタを共通に用いて上記所定の順序で読み出
    された上記第1の訂正符号系列及び上記第2の訂正符号
    系列について上記所定の順序で応動動作させることを特
    徴とするデータ復号装置。
  2. 【請求項2】上記誤り訂正符号は、C1/C2畳み込み
    ・リードソロモン符号であることを特徴とする請求項1
    に記載のデータ復号装置。
  3. 【請求項3】上記メモリは、フアーストインフアースト
    アウト(FIFO)機能を有することを特徴とする請求
    項1に記載のデータ復号装置。
  4. 【請求項4】上記復号化制御手段は、上記メモリからの
    上記データの読み出し、及び上記復号化手段による上記
    復号化を、それぞれ一定サイクル数のデータアクセスに
    より実行させることを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ復号装置。
  5. 【請求項5】上記復号化制御手段は、第1に、 上記誤り訂正内符号が付加された上記行方向の
    符号化データを行単位で第1のブロツク分だけエラー訂
    正し、第2に、 上記誤り訂正外符号が付加された上記列方向の
    符号化データを列単位で上記第1のブロツク分だけエラ
    ー訂正し、第3に、 上記行単位で第1のブロツク分だけエラー訂正
    された上記誤り訂正内符号が付加された上記行方向の
    号化データに対して行単位で再びエラー訂正することを
    特徴とする請求項に記載のデータ復号装置。
  6. 【請求項6】上記復号化制御手段は、 上記メモリから上記行方向の符号化データを1行分又は
    上記列方向の符号化データを1列分だけ転送完了したと
    き、当該タイミングにおいて上記エラーレジスタ内に格
    納されている上記エラー位置及び上記エラーパターンに
    基づくエラー訂正を実行することを特徴とする請求項
    に記載のデータ復号装置。
  7. 【請求項7】符号化データの行方向に誤り訂正内符号を
    付加してなる第1の訂正符号系列とともに、列方向に誤
    り訂正外符号を付加してなる第2の訂正符号系列を有す
    誤り訂正符号化された符号化データを復号するデータ
    復号方法であつて、 上記符号化データを一旦メモリに記し、 上記メモリより読み出した上記符号化データがエラー訂
    正可能なとき、復号化手段によつて上記符号化データの
    エラー位置及びエラーの訂正パターンを出力し、 上記エラー位置及び上記訂正パターンをエラーレジスタ
    に記し、復号化手段によつて、 上記メモリより上記エラー位置に
    基づいた上記符号化データを順次読み出すとともに、当
    符号化データと上記訂正パターンとの間でエラー訂正
    を実行することによつて上記符号化データを順次復号化
    し、 上記復号化制御手段は、上記第1の訂正符号系列及び上
    記第2の訂正符号系列の符号化データを所定の順序で共
    通のデータ処理手段を用いて上記メモリから読み出すと
    共に、上記復号化手段及び上記エラーレジスタを共通に
    用いて上記所定の順序で読み出された上記第1の訂正符
    号系列及び上記第2の訂正符号系列について上記所定の
    順序で応動動作させる ことを特徴とするデータ復号方
    法。
  8. 【請求項8】上記誤り訂正符号は、C1/C2畳み込み
    ・リードソロモン符号であることを特徴とする請求項
    に記載のデータ復号方法。
  9. 【請求項9】上記メモリに対してフアーストインフアー
    ストアウト(FIFO)形式で書き込み及び読み出しす
    ることを特徴とする請求項に記載のデータ復号方法。
  10. 【請求項10】上記復号化制御手段は、上記メモリに対
    するアクセスの1リードフレームクロツク期間内におい
    て、第1に上記第1の訂正符号系列を処理し、第2に上
    記第2の訂正符号系列を処理し、第3に再度上記第1の
    訂正符号系列を処理することを特徴とする請求項に記
    載のデータ復号方法。
  11. 【請求項11】上記データ復号方法は、 上記誤り訂正内符号が付加された上記行方向の符号化
    ータを行単位で第1ブロツク分だけエラー訂正し、 上記誤り訂正外符号が付加された上記列方向の符号化
    ータを列単位で上記第1のブロツク分だけエラー訂正
    し、 上記行単位で上記第1のブロツク分だけエラー訂正され
    た上記誤り訂正内符号が付加された上記行方向の符号化
    データに対して行単位で再びエラー訂正することを特徴
    とする請求項に記載のデータ復号方法。
  12. 【請求項12】上記メモリから上記行方向の符号化デー
    タを1行分又は上記列方向の符号化データを1列分だけ
    転送完了したとき、当該タイミングにおいて上記エラー
    レジスタ内に格納されている上記エラー位置及び上記エ
    ラーパターンに基づくエラー訂正を実行することを特徴
    とする請求項に記載のデータ復号方法。
  13. 【請求項13】上記誤り訂正外符号は、第1の行方向
    符号化データ及び第2の行方向の符号化データ間にイン
    タリーブされてなることを特徴とする請求項に記載の
    データ復号方法。
  14. 【請求項14】上記データ復号方法は、圧縮符号化され
    てなる動画像データを復号することを特徴する請求項
    に記載のデータ復号方法。
  15. 【請求項15】符号化データの行方向に誤り訂正内符号
    を付加してなる第1の訂正符号系列とともに、列方向に
    誤り訂正外符号を付加してなる第2の訂正符号系列を有
    する画像信号、及び又は音声信号を再生するデータ再生
    装置であつて、 符号化データを記憶するメモリと、当該メモリより読み
    出された上記符号化データがエラー訂正可能なとき、上
    符号化データのエラー位置及びエラーの訂正パターン
    を出力する復号化手段と、上記エラー位置及び上記訂正
    パターンを記するエラーレジスタと、上記メモリより
    上記エラー位置に基づく上記符号化データを順次読み出
    すとともに、当該符号化データと上記エラーレジスタよ
    り読み出した上記訂正パターンとの間でエラー訂正を実
    行することによつて上記符号化データを順次復号化させ
    るようにした復号化制御手段とを有するデータ復号装置
    具え、 上記復号化制御手段は、上記第1の訂正符号系列及び上
    記第2の訂正符号系列の符号化データを所定の順序で共
    通のデータ処理手段を用いて上記メモリから読み出すと
    共に、上記復号化手段及び上記エラーレジスタを共通に
    用いて上記所定の順序で読み出された上記第1の訂正符
    号系列及び上記第2の訂正符号系列を上記所定の順序で
    応動動作させる ことを特徴とするデータ再生装置。
  16. 【請求項16】上記誤り訂正符号は、C1/C2畳み込
    み・リードソロモン符号であることを特徴とする請求項
    15に記載のデータ再生装置。
  17. 【請求項17】上記復号化制御手段は、 上記誤り訂正内符号が付加された上記行方向の符号化
    ータを行単位で第1のブロツク分だけエラー訂正し、 上記誤り訂正外符号が付加された上記列方向の符号化
    ータを列単位で上記第1のブロツク分だけエラー訂正
    し、 上記行単位で第1のブロツク分だけエラー訂正された上
    記誤り訂正内符号が付加された上記行方向の符号化デー
    タに対して行単位で再びエラー訂正することを特徴とす
    る請求項15に記載のデータ再生装置。
  18. 【請求項18】上記復号化制御手段は、 上記メモリから上記行方向の符号化データを1行分又は
    上記列方向の符号化データを1列分だけ転送完了したと
    き、当該タイミングにおいて上記エラーレジスタ内に格
    納されている上記エラー位置及び上記エラーの訂正パタ
    ーンに基づくエラー訂正を実行することを特徴とする請
    求項15に記載のデータ再生装置。
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