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JP3304033B2 - 熱交換形換気装置 - Google Patents

熱交換形換気装置

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Publication number
JP3304033B2
JP3304033B2 JP02845396A JP2845396A JP3304033B2 JP 3304033 B2 JP3304033 B2 JP 3304033B2 JP 02845396 A JP02845396 A JP 02845396A JP 2845396 A JP2845396 A JP 2845396A JP 3304033 B2 JP3304033 B2 JP 3304033B2
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JP
Japan
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heat exchange
cable
lower plate
exhaust fan
air supply
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賢治 小田島
透 斉藤
成生 大畑
卓 川西
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Ebara Corp
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Ebara Corp
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室外から室内への
給気と室内から室外への排気との間で熱交換させながら
換気を行うことにより、空調機負荷を低減して省エネル
ギ効果を得るようにした熱交換形換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、上記給気と排気との間で熱交換
を行いつつ換気するようにした従来の一般的な熱交換形
換気装置を一部を破断して示す平面図、図7は、その縦
断正面図である。
【0003】同図に示すように、従来の一般的な熱交換
形換気装置の内部には、上板1と下板2との間に位置し
て、室内排気口3から室外排気口4に至る排気通路5
と、外気導入口6から室内給気口7に至る給気通路8と
がそのほぼ中央で互いに交差して形成されている。
【0004】前記排気通路5の出口付近には、電動機9
aとケーシング10a内に収容された羽根車11aとを
有し、回転することによって室内の該排気通路5に沿っ
た排気を行う排気用ファン13が、給気通路8の出口付
近には、同じく電動機9bとケーシング10b内に収容
された羽根車11bとを備え、回転することによって室
外への該給気通路8に沿った給気を行う給気用ファン1
4がそれぞれ電動機台15上に固定されて設置されてい
る。
【0005】そして、前記両ファン13,14間の前記
排気通路5と給気通路8とが互いに交差する位置には、
前記排気通路5内を流れる排気と前記給気通路内を流
れる給気との間で熱交換を行う横断面矩形状の熱交換エ
レメント16が配置され、この熱交換エレメント16内
を給気と排気とが互いに襷状に流れることによって、熱
交換が行われるようになっている。
【0006】この熱交換エレメント16は、その四隅に
おいて、長さ方向に沿って延びる4本の素子レール17
で保持されており、この4本の素子レール17の内の上
下に位置する2本は、上記上板1及び下板2の内面に固
着されている。
【0007】前記各電動機9a,9bには、それぞれケ
ーブル18a,18bの一端が接続されており、これら
のケーブル18a,18bの他端は、換気装置を天井等
に設置した時に室内側に位置する給気用ファン14側の
前面側側面に設けられた端子箱19に結線されている。
【0008】このため、排気用ファン13の電動機9a
に接続されたケーブル18aをこの端子箱19まで配線
する際に、熱交換エレメント16が邪魔となり、これを
迂回する必要がある。
【0009】この要請に答えるため、本体の背面側に、
バイパス壁20で区画されたバイパス室21を設けると
ともに、このバイパス室21の内部に延長リード線22
を配置し、このリード線22の両端部を前記バイパス壁
20に設けた穴を挿通させて前方に引き出し、この延長
リード線22の各端部と2分割したケーブル18aの各
端部とをコネクタ23を介して接続することにより、こ
のバイパス室21を経由し熱交換エレメント16を迂回
した排気用ファン13用の配線を施している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように、本体の背面側にバイパス室を設け、この
バイパス室を経由させてケーブルを迂回させたのでは、
ケーブルの長さが長くなってしまうばかりでなく、バイ
パス室は本体の背面側に位置するために、例えば排気用
ファンを交換する際には、本体奥のコネクタを取り外す
必要があって、メンテナンス性がかなり悪くなってしま
うといった問題があった。
【0011】なお、上板、下板または側板等に穴を開
け、この穴の内部を挿通させつつケーブルを外方に引き
出して排気用ファン用の配線を施すことも広く行われて
いるが、この場合、ケーブルが本体外面に露出してしま
い、換気装置の天井等への設置時にケーブルに傷を付け
てしまうおそれがある。
【0012】また素子レールに切欠き、または穴を設
け、この切欠き、または穴の内部にケーブルを挿通させ
ることによって、熱交換エレメントの上方または下方を
横切ったケーブルの配線を施すことも広く行われている
が、この場合、素子レールで熱交換エレメントを保持す
る時に、この熱交換エレメントの角部でケーブルに傷を
付けてしまうおそれがある。
【0013】本発明は上記に鑑み、ケーブルの長さをよ
り短くした配線を施すことができ、しかもメンテナンス
の便を図ることができる熱交換形換気装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱交換形換
気装置は、室内の空気を室外に排気する排気用ファンと
室外の空気を室内に給気する給気用ファンとを上板と下
板との間に備え、前記両ファン間に前記排気と給気との
間で熱交換を行う熱交換エレメントを、該熱交換エレメ
ントの四隅を素子レールで保持して配置した熱交換形換
気装置において、 前記上板または下板の前記素子レー
ルの取付け位置に、前記熱交換エレメントの上方または
下方に位置して前記排気用ファン用の電動機ケーブルを
挿通させて前記素子レールを迂回させるケーブル用通路
ビーディング加工により設けたことを特徴とする。
【0015】上記のように構成した本発明によれば、換
気装置を設置した時に室外側に位置する排気用ファンの
電動機用ケーブルを、上板または下板に設けたケーブル
用通路内を通すことによって、熱交換エレメントの上方
または下方を横切ってショートカットした配線を施すこ
とができ、これによって、ケーブルの長さをより短くす
るとともに、ケーブルをより前方に引き寄せてメンテナ
ンスの便を図ることができる。
【0016】本発明は、室内の空気を室外に排気する排
気用ファンと室外の空気を室内に給気する給気用ファン
とを上板と下板との間に備え、前記両ファン間に前記排
気と給気との間で熱交換を行う熱交換エレメントを、該
熱交換エレメントの四隅を素子レールで保持して配置し
た熱交換形換気装置において、前記上板または下板の前
面側端面に、該上板または下板に一体に形成した前記素
子レールを跨って延びて該端面に開口する凹溝を有し、
該凹溝内に前記排気用ファン用の電動機ケーブルを位置
させて前記素子レールを迂回させるケーブル用通路を設
けたことを特徴とする。これによって、例えば、上板ま
たは下板と素子レールとが一体形成されていた場合等、
素子レール等の存在によって上板または下板にケーブル
用通路を設けることが困難な場合でも、上板または下板
の端面を利用してケーブル用通路を形成することができ
る。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明の実施
例について説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
縦断正面図、図2は、その一部切断の平面図であり、こ
の実施例の前記図6及び図7に示す従来例と異なる点
は、以下の通りである。
【0018】即ち、熱交換エレメント16を挟んでその
左右には、排気通路5内に位置して排気用ファン13
が、給気通路8内に位置して給気用ファン14がそれぞ
れ配置されており、排気用ファン13の回転に伴って排
気通路5内を流れる排気と、給気用ファン14の回転に
伴って給気通路8内を流れる給気とが熱交換エレメント
16の内部に流入して、ここで熱交換が行われるように
なっている。
【0019】そして、前記排気用ファン13の電動機9
aには、ケーブル18aの一端が接続されており、この
ケーブル18aは、本体の前面側側面に設けられた端子
箱19に結線されるのであるが、このケーブル18a
は、熱交換エレメント16を下板2の上方で保持してい
る素子レール17の下方に位置して下板2に設けられた
ケーブル用通路30を通って端子箱19に向かってほぼ
直線状に延び、コネクタ23を介して互いに接続されて
いる。
【0020】このように、換気装置を天井等に設置した
時に室外側に位置する排気用ファン13の電動機9a用
のケーブル18aを、下板2に設けたケーブル用通路3
0内を通すことで、熱交換エレメント16の下方を横切
ってショートカットした配線を施すことができ、これに
よって、ケーブル18aの長さをより短くすることがで
きる。
【0021】しかも、ケーブル18aはより前方に位置
し、かつ下板2から素子レール17を取り外すことで排
気用ファン13のケーブル18aが露出するため、排気
用ファン13の交換を手前側で容易に行って、この作業
性の向上を図ることができる。
【0022】ここに、前記ケーブル用通路30は、素子
レール17の下部にビーディングを設けることによって
形成され、更に素子レール17の下面には、素子レール
17とケーブル18aとの間の隙間を塞ぐパッキン31
が取付けられている。このように、パッキン31で素子
レール17とケーブル18aとの間の隙間を塞ぐること
によって、ケーブル用通路30を通して排気と給気とが
混同してしまうことを防止することができる。
【0023】更に、ケーブル用通路30をビーディング
により下側に凹形状に形成することにより、この断面係
数が大きく、剛性を高くして、例えば梱包時等に下板2
を床面に向けて置いた場合でも、ビーディングの変形を
防止して、電動機ケーブル18aが潰れないように保護
することができる。上記実施例は、下板2にケーブル用
通路30を形成した例を示しているが、上板1にこれと
ほぼ同様なケーブル用通路を形成することもできる。
【0024】図3乃至図5は、他の実施例を示すもの
で、図3は、縦断正面図、図4は、その一部切断の平面
図、図5は、要部拡大斜視図である。
【0025】上記実施例は、下板2と素子レール17と
が別体に構成されているため、下板2にケーブル用通路
30を容易に設けることができたが、この実施例は、下
板2と素子レール17とが一体に成形されているため、
素子レール17の存在によって、下板2にケーブル用通
路を設けることが困難な場合に最適な例である。即ち、
この実施例では、下板2と素子レール17とを一体に成
形した一体成形部材の下板2の前面側端部にケーブル用
通路40を形成している。
【0026】このケーブル用通路40は、下板2の端面
の下部に、素子レール17の下方を跨いて延び該端面に
開口する横断面矩形状の凹溝41を形成するとととも
に、この凹溝41の長さ方向両端に下板2を貫通する入
口用貫通口42と出口用貫通口43を設けることによっ
て構成されている。
【0027】更に、この実施例では、前記入口用貫通口
42の内径をケーブル18aの外径と同じに設定して、
ここでの漏れを防止し、出口用貫通口43は、横断面矩
形状とするとともに、ここにパッキン44を入れて、こ
こでの気密性を維持しているが、この出口用貫通口43
の外径をケーブル18aの外径と等くしてパッキン44
を省略したり、入口用貫通口42にもパッキンを入れて
ここでのより確実な気密性の保持を図ることができるこ
とは勿論である。
【0028】このようにして、ケーブル用通路40を形
成することにより、熱交換エレメント16を素子レール
17で保持する時に、このケーブル用通路40内を挿通
するケーブル18aがこの保持を阻害してしまうことが
ない。
【0029】この場合、ケーブル18aが本体の前面側
を迂回するようになるため、ケーブル18aの長さが前
記実施例と比べてやや長くなるが、前記凹溝41がケー
ブルの案内通路としての役割を果たすため、配線途中の
ケーブル固定具を不要となすことができる。なお、この
実施例においても、上板1と素子レール17とを一体に
成型した一体成型品に、上記とほぼ同様な構成のケーブ
ル用通路を形成することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
換気装置を天井等に設置した時に室外側に位置する排気
用ファン用のケーブルをその長さをより短くして配線す
ることができ、これによってケーブル固定具、コネクタ
及びパッキン等の部品の省略化を図ることができ、しか
もケーブルを手前側に位置するようにして、メンテナン
ス性及び作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】同じく、一部を破断した平面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す縦断正面図である。
【図4】同じく、一部を破断した平面図である。
【図5】同じく、要部拡大斜視図である。
【図6】従来例を示す一部を破断した平面図である。
【図7】同じく縦断正面図である。
【符号の説明】
1 上板 2 下板 5 排気通路 8 給気通路 13 排気用ファン 14 給気用ファン 16 熱交換エレメント 17 素子レール 18a,18b ケーブル 30,40 ケーブル用通路 31,44 パッキン 41 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川西 卓 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社 荏原総合研究所内 (56)参考文献 特開 平4−283333(JP,A) 特開 平7−239134(JP,A) 実開 昭63−162230(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28D 9/00 F24F 7/08 F24F 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の空気を室外に排気する排気用ファ
    ンと室外の空気を室内に給気する給気用ファンとを上板
    と下板との間に備え、前記両ファン間に前記排気と給気
    との間で熱交換を行う熱交換エレメントを、該熱交換エ
    レメントの四隅を素子レールで保持して配置した熱交換
    形換気装置において、 前記上板または下板の前記素子レールの取付け位置に、
    前記熱交換エレメントの上方または下方に位置して前記
    排気用ファン用の電動機ケーブルを挿通させて前記素子
    レールを迂回させるケーブル用通路をビーディング加工
    により設けたことを特徴とする熱交換形換気装置。
  2. 【請求項2】 室内の空気を室外に排気する排気用ファ
    ンと室外の空気を室内に給気する給気用ファンとを上板
    と下板との間に備え、前記両ファン間に前記排気と給気
    との間で熱交換を行う熱交換エレメントを、該熱交換エ
    レメントの四隅を素子レールで保持して配置した熱交換
    形換気装置において、 前記上板または下板の前面側端面に、該上板または下板
    に一体に形成した前記素子レールを跨って延びて該端面
    に開口する凹溝を有し、該凹溝内に前記排気用ファン用
    の電動機ケーブルを位置させて前記素子レールを迂回さ
    せるケーブル用通路を設けたことを特徴とする熱交換形
    換気装置
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