Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP3301934B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3301934B2
JP3301934B2 JP01941897A JP1941897A JP3301934B2 JP 3301934 B2 JP3301934 B2 JP 3301934B2 JP 01941897 A JP01941897 A JP 01941897A JP 1941897 A JP1941897 A JP 1941897A JP 3301934 B2 JP3301934 B2 JP 3301934B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll paper
paper
cutter
transport roller
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01941897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10218449A (ja
Inventor
康 沢田
Original Assignee
コピア株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コピア株式会社 filed Critical コピア株式会社
Priority to JP01941897A priority Critical patent/JP3301934B2/ja
Priority to EP98901017A priority patent/EP1013456B1/en
Priority to PCT/JP1998/000336 priority patent/WO1998033653A1/ja
Priority to DE69833849T priority patent/DE69833849T2/de
Priority to US09/355,258 priority patent/US6229983B1/en
Publication of JPH10218449A publication Critical patent/JPH10218449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3301934B2 publication Critical patent/JP3301934B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙やカット
紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置として、インクを吐出して印字媒体に画像を形成
するインクジェット方式画像形成装置や、現像剤などを
用いて印字媒体に画像を形成する電子写真方式の画像形
成装置が知られている。これらの画像形成装置には、印
字媒体としてカット紙及びロール紙双方を選択的に使え
るタイプのものがある。また、印字媒体としてロール紙
しか使えないタイプのものもある。このようなタイプの
画像形成装置では、ロール紙が収容されるロール紙収容
部を備えており、このロール紙収容部からロール紙が装
置内部の画像形成部に給紙されて画像が形成される。
【0003】通常、ロール紙は複数組の一対の搬送ロー
ラに挟持されながら所定の給紙方向に搬送されて画像形
成部に給紙される。このような複数組の一対の搬送ロー
ラとして、例えば、ロール紙収容部に収容されたロール
紙の上方に配置されたロール紙給紙ローラ、このロール
紙給紙ローラよりも給紙方向下流側に配置されたロール
紙搬送ローラ、及び、このロール紙搬送ローラよりも給
紙方向下流側であって画像形成部のやや手前の位置に配
置されたレジストローラが知られている。また、ロール
紙給紙ローラとロール紙搬送ローラとの間には、給紙方
向に直交する方向に移動してロール紙を切断することに
より所定サイズの記録紙を得るためのカッターが配置さ
れている。
【0004】ロール紙に画像を形成するに当っては、画
像形成に先立って、ロール紙給紙ローラなどに挟持され
ながら搬送されているロール紙を一旦停止させ、カッタ
ーでロール紙を切断して所定サイズの記録紙を得る。そ
の後、この所定サイズの記録紙を画像形成部に給紙して
画像を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、ロール紙
を切断して得られた所定サイズの記録紙は画像形成部に
搬送されるものの、ロール紙のうち、所定サイズの記録
紙とは異なる残りのロール紙は、カッターで切断された
ときの位置にそのまま状態で待機している。このため、
カッターが元の位置(ホームポジション)に戻るとき
に、上記した残りのロール紙の先端部にカッターが接触
してこの先端部が切断されるなどの不都合が生じる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、ロール紙をカ
ッターで切断した後に生じる不都合を解消した画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の画像形成装置は、ロール紙が収容され
るロール紙収容部と、該ロール紙収容部に収容されたロ
ール紙を所定の給紙方向に搬送する第1搬送ローラと、
該第1搬送ローラに搬送されてきたロール紙を切断して
所定サイズの記録紙を得る、該第1搬送ローラよりも前
記給紙方向下流側に配置されたカッターとを備え、前記
所定サイズの記録紙に画像を形成する画像形成装置にお
いて (1)前記カッターで切断されたロール紙のうち、前記
所定サイズの記録紙とは異なる残りのロール紙の先端部
を挟持する、前記カッターよりも前記給紙方向上流側に
配置された挟持部材と、(2)前記カッターよりも前記給紙方向下流側に配置さ
れた、ロール紙をその巻き癖を直す方向に案内する可動
ガイドとを備え、 (3)前記挟持部材は、 (3−1)ロール紙が載置されるカッター下刃ガイド板
と、 (3−2)該カッタ下刃ガイド板の上方に配置された、
ロール紙を該カッタ下刃ガイド板に押さえ付ける可撓性
の板状部材とからなるものである ことを特徴とするもの
である。
【0008】ここで、画像形成装置は、 (4)前記カッターがロール紙を切断した後に、前記残
りのロール紙の先端部が前記挟持部材で挟持される位置
に戻るように前記第1搬送ローラを制御する第1制御手
段を備えてもよい。
【0009】また、 (5)前記残りのロール紙の先端部が前記挟持部材で挟
持される位置と前記第1搬送ローラとの間の位置であっ
てロール紙の搬送量を測定するための基準位置に配置さ
れた、ロール紙を検知する検知センサを備えると共に、 (6)前記第1制御手段は、画像を形成させるためのコ
ピースタート信号が入力されたときに、前記残りのロー
ル紙の先端が前記挟持部材で挟持された位置から前記検
知センサで検知される位置まで戻るように前記第1搬送
ローラを制御するものであってもよい。
【0010】また、上記目的を達成するための本発明の
第2の画像形成装置は、ロール紙が収容されるロール紙
収容部と、該ロール紙収容部に収容されたロール紙を所
定の給紙方向に搬送する第1搬送ローラと、該第1搬送
ローラに搬送されてきたロール紙を切断して所定サイズ
の記録紙を得る、該第1搬送ローラよりも前記給紙方向
下流側に配置されたカッターと、該カッターよりも前記
給紙方向下流側に配置された、前記所定サイズの記録紙
を前記給紙方向に搬送する第2搬送ローラとを備え、前
記所定サイズの記録紙に画像を形成する画像形成装置に
おいて、(7)前記カッターよりも前記給紙方向下流側に配置さ
れた、ロール紙をその巻き癖を直す方向に案内する可動
ガイドとを備え、 (8)該可動ガイドでロール紙を案内することによって
前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間にロー
ル紙の巻き癖を直すループを形成しながらロール紙に画
像を形成し、前記第1搬送ローラが停止したタイミング
で前記カッターによってロール紙を切断して前記所定サ
イズの記録紙を得るように、前記カッター、前記第1及
び前記第2搬送ローラを制御すると共に、 (9)前記所定サイズの記録紙の後端が前記第2搬送ロ
ーラを通過したときに前記カッターを元の位置に戻すよ
うに該カッターを制御する第2制御手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の画
像形成装置の一実施形態を説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態の画像形成装
置である複写機の外観を示す斜視図である。
【0013】複写機(本発明にいう画像形成装置の一例
である)10の頂面には開閉自在な原稿台カバー12が
配置されており、この原稿台カバー12は、原稿を原稿
台に送るドキュメントフィーダ(DF)も兼ねている。
また、頂面の正面側には、複写枚数などが入力される操
作部14が配置されている。この複写機10は、カット
紙及びロール紙双方に選択的に画像を形成でき、複数枚
のカット紙がそれぞれに収容される4つのカセット1
6,18,20,22が複写機10の本体に出し入れ自
在に備えられている。さらに、ロール紙が収容されるロ
ール紙ユニット(本発明にいうロール紙収容部の一例で
ある)70が複写機10の本体に出し入れ自在に組み込
まれている。なお、複写機10は、葉書などの小サイズ
の記録紙も載置できる手差しトレイ23も備えている。
さらに、画像が形成された記録紙が積載される排紙トレ
イ25も備えている。
【0014】図2を参照して、図1の複写機10で画像
を形成する手順を説明する。
【0015】図2は、複写機10の内部構造の概略を示
す模式図である。
【0016】原稿台カバー12(図1参照)の下には、
原稿が載置される原稿ガラス24が配置されている。原
稿ガラス24の下方には、原稿を照射して画像情報を担
持した画像信号を得る露光光学系が配置されている。こ
の露光光学系は、光源26、レンズ28、およびミラー
30,32,34,36,38,40を備えている。原
稿ガラス24に載置された原稿が光源26からの光によ
って照射され、原稿からの反射光42が画像信号とし
て、レンズ28、およびミラー30,32,34,3
6,38,40を経て、露光光学系の下方に配置された
感光ドラム44に照射される。感光ドラム44は、図2
の紙面に垂直方向に延びる回転軸44aを有しており、
矢印A方向に回転している。原稿からの反射光42が照
射される照射位置よりも感光ドラム44の回転方向上流
側には、感光ドラム44を一様に帯電する一次帯電器4
6が配置されている。この一次帯電器46によって感光
ドラム44が一様に帯電されて帯電面が形成された後、
この帯電面に原稿からの反射光42が照射されて静電潜
像が形成される。
【0017】上記の照射位置よりも感光ドラム44の回
転方向下流側には、静電潜像を現像する現像装置48が
配置されている。感光ドラム44と現像装置48とが対
向する領域は、静電潜像が現像される現像領域であり、
感光ドラム44の回転によって静電潜像が現像領域に到
達すると、現像装置48によって静電潜像が現像されて
トナー像(現像像)が形成される。
【0018】現像領域よりも感光ドラム44の回転方向
下流側には、トナー像を記録紙に転写する転写帯電器5
0が配置されている。感光ドラム44と転写帯電器50
とが対向する領域は、トナー像が記録紙に転写される転
写領域(画像形成部)であり、感光ドラム44の回転に
よってトナー像が転写領域に到達すると、この転写領域
に搬送されてきた記録紙にトナー像が転写される。
【0019】記録紙は、カセット16,18,20,2
2やロール紙ユニット70などから送り出されて転写領
域に搬送される。記録紙を転写領域に搬送するに当って
は、例えばカセット16などから給紙ローラ16bによ
って送り出されたカット紙16aを、その先端をレジス
トローラ54に当接してループを形成した状態で待機さ
せておき、トナー像が転写領域に到達するタイミングに
合わせてカット紙16aを転写領域に搬送する。
【0020】ロール紙72に画像を形成する場合は、ロ
ール紙72の上方に配置された一対のロール紙給紙ロー
ラ(本発明にいう第1搬送ローラの一例である)84,
86と、このロール紙給紙ローラ84,86よりも給紙
方向下流側に配置された一対のロール紙搬送ローラ(本
発明にいう第2搬送ローラの一例である)88,90そ
れぞれにロール紙を挟持させながらレジストローラ54
まで搬送して待機させておき、トナー像が転写領域に到
達するタイミングに合わせて記録紙を転写領域に搬送す
る。ロール紙72の切断と給紙については後で詳しく説
明する。
【0021】トナー像が転写されたカット紙16aやロ
ール紙72は、分離帯電器56によって感光ドラム44
から分離され、矢印B方向に回転する搬送ベルト58に
搬送されて定着器60に到達し、この定着器60でトナ
ー像が記録紙に定着される。トナー像が記録紙に定着さ
れた後、記録紙が排紙口(図示せず)から排紙トレイ2
5に排出される。なお、転写後に感光ドラム44に残留
した残留トナーは、クリーニング装置64によって感光
ドラム44から除去される。また、感光ドラム44に残
留した残留電荷は除電ランプ(図示せず)によって除電
される。これにより、感光ドラム44は次の画像形成に
入り得る状態になる。尚、複写機10には、上述した感
光ドラム44やレジストローラ54の動きを制御する制
御器(本発明にいう第1及び第2制御手段を兼ねてい
る)62が備えられており、この制御器62は、ロール
紙給紙ローラ84,86、ロール紙搬送ローラ88,9
0、カッター100(図3参照)などの動きも制御す
る。この制御器62によるカッター100などの制御に
ついては後述する。
【0022】図3から図5までを参照して、ロール紙の
搬送と切断について説明する。
【0023】図3は、複写機10の本体に組み込まれて
いるロール紙ユニット70の一部を拡大して示す模式図
であり、ループを形成している状態のロール紙72を示
す。図4は、板状部材108を下方から視た模式図であ
る。図5は、複写機10に備えられた制御器62がロー
ル紙給紙ローラやカッターなどを制御する手順を示すフ
ロー図である。これらの図では、図2の構成要素と同一
の構成要素には同一の符号が付されている。また、各構
成要素は拡大して模式的に示されているので、図2の構
成要素と同一の構成要素であっても、形状が多少異なる
ものもある。
【0024】ロール紙ユニット70がユーザによって複
写機10の本体に組み込まれると、本体ガイド板66
(図2参照)が閉じると共に、本体ガイド板66の上部
の第1出口ガイド板67に第2出口ガイド板92が当接
する。これにより、実線の位置にある第2出口ガイド板
92が回動軸92aを中心にして矢印G方向に回動し、
二点鎖線の位置に移動する。第2出口ガイド板92は、
その回動中に後端部92bでガイド板80の先端部80
cを押し下げ、このため、実線の位置にあるガイド板8
0が中心軸80dを中心にして矢印H方向に回動し、二
点鎖線の位置に移動する。これにより、排紙方向(二点
鎖線Cで示す方向)への通路が閉ざされ、二点鎖線Fで
示す給紙方向への通路が開き、ロール紙72は給紙方向
に搬送される。
【0025】一方、ユーザによってロール紙ユニット7
0が引き出されると、第2出口ガイド板92とガイド板
80が、上記とは逆に回動し、矢印F方向への通路が閉
ざされ、矢印C方向への通路が開き、ロール紙72は排
出方向に搬送されることとなる。また、カッター100
とロール紙搬送ローラ88,90との間には、ロール紙
72をその巻き癖を直す方向に案内する可動ガイド87
が配置されている。この可動ガイド87は、ロール紙給
紙ローラ84,86及びロール紙搬送ローラ88,90
に挟持されて搬送されているロール紙72の「腰」によ
って回動軸87aを中心にして回動する。
【0026】カッター下刃ガイド板78よりも少しだけ
ロール紙搬送方向下流側には、ロール紙72を切断する
カッター100が配置されている。このカッター100
は、通常、ロール紙72の幅方向の両端から離れた待避
位置(本発明にいうカッターの元の位置の一例であり、
ホームポジション(HP)と呼ばれる)に位置してお
り、切断時以外の時にはロール紙72の通過を妨げない
ように構成されている。ロール紙ユニット70では、ロ
ール紙72が排紙方向(矢印C方向)に延びた状態で、
ロール紙ユニット70が複写機10に組み込まれると、
カッター100が図3の紙面に垂直な方向(ロール紙7
2の幅方向)に移動してロール紙72を切断するように
構成されている。
【0027】カッター下刃ガイド板78の上方には、ポ
リエステルフィルム製の可撓性の板状部材108が配置
されている。図4に示すように、板状部材108はほぼ
長方形をしており、一端部108aの両端部108cに
は丸みをもたせている。ここでは、板状部材108とカ
ッター下刃ガイド板78とによって、本発明の挟持部材
の一例が構成されている。板状部材108の一端部10
8aはカッター下刃ガイド板78を軽く押さえ付けてお
り、他端部108bは上ガイド110に固定されてい
る。従って、カッター下刃ガイド板78を通過するロー
ル紙72は、可撓性の板状部材108によってカッター
下刃ガイド板78に押さえ付けられるので、走査するカ
ッター100がきれいにロール紙72を切断できる。な
お、一枚の長方形の板状部材108を示したが、分割さ
れた複数の板状部材108からなるものとしてもよい。
また、ポリエステルフィルム製の可撓性の板状部材10
8に代えて、板金製の板状部材を用いてもよい。
【0028】ロール紙72をカッター100で切断する
ことにより、切断のタイミングに応じた所定サイズの記
録紙が得られる。図3に示すように、カッター100で
切断されたロール紙72のうち、この所定サイズの記録
紙とは異なる残りのロール紙の先端部が板状部材108
及びカッター下刃ガイド板78に挟持される位置と、ロ
ール紙給紙ローラ84,86との間には、ロール紙を検
知する検知センサ112が配置されている。この検知セ
ンサ112が配置されている位置は、板状部材108の
一端部108aよりもやや給紙方向上流側であり、ロー
ル紙72の搬送量を測定するための基準位置である。ロ
ール紙72の先端がこの検知センサ112に検知されて
からロール紙給紙ローラ84,86が回転する時間に基
づいてロール紙の搬送量が測定される。また、レジスト
ローラ54よりもやや給紙方向上流側には、ロール紙を
検知するレジ前センサ55(図2参照)が配置されてい
る。
【0029】図5に示すように、コピースタートボタン
がオンされると、ロール紙給紙ローラ84,86、ロー
ル紙搬送ローラ88,90が回転し始めてロール紙72
がレジストローラ54(図2参照)に向けて搬送され始
める(S1)。ロール紙72がレジ前センサ55(図2
参照)に検知されると(S2)、ロール紙搬送ローラ8
8,90が停止する(S3)。このとき、ロール紙給紙
ローラ84,86は停止せずに回転し続けている。この
ため、図3に示すように、ロール紙72の「腰」によっ
て可動ガイド87が押されて回動軸87aを中心にして
矢印I方向に回動する。この結果、ロール紙72は、図
3に示すように、ロール紙給紙ローラ84,86とロー
ル紙搬送ローラ88,90との間で、ロール状に巻かれ
ていたときとは逆方向のループ72aを形成する。即
ち、ロール紙72の巻き癖を直す方向のループ72aが
形成される。このようにして、長さ200mmのループ
72aを形成し(S4)、ロール紙給紙ローラ84,8
6を停止する(S5)。
【0030】その後、ロール紙給紙ローラ84,86、
ロール紙搬送ローラ88,90、及びレジストローラ5
4を回転させて長さ200mmのループ72aを形成し
ながら、ロール紙のうち、転写領域(図示せず)に到達
した部分に現像像を転写させる。所望のサイズの記録紙
を得るために、ロール紙72を所定量(給紙方向に所定
長さ)搬送させた(S7)後、ロール紙給紙ローラ8
4,86を停止させ(S8)、このロール紙給紙ローラ
84,86が停止したタイミング(本発明にいう所定の
第2のタイミングの一例である)で、カッター100で
ロール紙72を切断する(S9)。即ち、ロール紙給紙
ローラ84,86とロール紙搬送ローラ88,90との
間にロール紙72のループ72aを形成させながらロー
ル紙72に画像を形成し、ロール紙給紙ローラ84,8
6が停止したタイミングでループ72aの給紙方向上流
側部分を切断する。これにより、切断のタイミングに応
じた所定サイズの記録紙が得られる。
【0031】このように、長さ200mmのループ72
aを形成しながら搬送されてくるロール紙72に画像を
形成して、ロール紙72を所定量搬送した時点でロール
紙72を切断して所望サイズの記録紙を得るので、記録
紙の給紙方向長さがどんなに長くても、その長さに応じ
た広いスペースを必要としない。このため、レジストロ
ーラ54とロール紙ユニット70とを近付けることがで
き、複写機10の小型化を図ることができる。
【0032】カッター100は、ロール紙72を切断し
た後に上記の待避位置に戻る。カッター100が待避位
置に戻るに当っては、ロール紙72を切断することによ
り得られた上記の所定サイズの記録紙の後端がロール紙
搬送ローラ88,90を通過したか否かが判定される
(S10)。ロール紙搬送ローラ88,90の近傍に
は、記録紙の後端がこのロール紙搬送ローラ88,90
を通過したか否かを検知する搬送センサ(図示せず)が
配置されている。この搬送センサによって記録紙の後端
が検知されたときが、記録紙の後端がロール紙搬送ロー
ラ88,90を通過したときであり、このときにカッタ
ー100を待避位置に戻す(S11)。
【0033】このように、記録紙の後端がロール紙搬送
ローラ88,90を通過したときにカッター100を待
避位置に戻すようにした理由は、カッター100がロー
ル紙72を切断した直後ではループ72aの反動によっ
て記録紙の後端が切断位置に戻るおそれがあり、この切
断直後にカッター100を待避位置に戻すと記録紙の後
端がカッター100に切断されるおそれがあるからであ
る。
【0034】カッター100を待避位置に戻すタイミン
グとしては、上記の他、カッター100がロール紙72
を切断して充分な時間が経過した後のタイミングが考え
られる。このタイミングでカッター100を待避位置に
戻すと、記録紙の後端がカッター100に切断されるお
それが全く無い。しかし、カッター100を待避位置に
戻すまで、次の複写のためにロール紙を給紙できないこ
ととなる。従って、記録紙の後端の切断と次の複写のた
めのロール紙の給紙とを考慮すると、カッター100を
待避位置に戻すタイミングは、記録紙の後端がロール紙
搬送ローラ88,90を通過したときが最も良い。
【0035】図6、図7を参照して、カッター100で
切断されたロール紙72のうち、上記した所定サイズの
記録紙とは異なる残りのロール紙の先端部(以下、ロー
ル紙先端部という。)の動きを説明する。
【0036】図6は、複写機10に備えられた制御器6
2が、ロール紙が切断された後に、ロール紙給紙ローラ
84,86やカッター100などを制御してロール紙先
端部を動かす手順を示すフロー図である。また、図7
は、ロール紙先端部の動きを示す模式図であり、(a)
は、カッター100がロール紙72を切断した直後の状
態を示し、(b)は、ロール紙先端部が板状部材108
とカッター下刃ガイド板78とに挟持されている状態を
示し、(c)は、ロール紙先端部が基準位置に戻った状
態を示す。これらの図では、図2、図3の構成要素と同
一の構成要素には同一の符号が付されている。また、各
構成要素は拡大して模式的に示されているので、図2、
図3の構成要素と同一の構成要素であっても、形状が多
少異なるものもある。
【0037】カッター100によってロール紙72が切
断された(S21)直後では、カッター100とロール
紙先端部72bとは、図7(a)に示すように、ほとん
ど同じ位置に位置する。そこで、ロール紙給紙ローラ8
4,86を給紙のときとは逆方向に回転させてロール紙
先端部72bを10mm戻し(S22)、ロール紙給紙
ローラ84,86から約40mm出たロール紙先端部7
2bを、図7(b)に示すように、板状部材108とカ
ッター下刃ガイド板78とに挟持させる。その後、カッ
ター100を待避位置(HP)に戻す(S23)。ロー
ル紙先端部72bが板状部材108とカッター下刃ガイ
ド板78とに挟持され、カッター100が待避位置に位
置している状態で、次の給紙まで待機する(S24)。
【0038】このように、ロール紙先端部72bが板状
部材108とカッター下刃ガイド板78とに挟持されて
いる状態で次の給紙まで待機する理由を説明する。
【0039】環境によってはロール紙が吸湿し、このた
め、同軸上に複数個のコロからなるロール紙給紙ローラ
84,86のみでロール紙先端部72bを保持すると、
記録紙の幅方向ではローラに挟持されている部分とそれ
以外の部分とで記録紙の膨張が異なり、ロール紙先端部
72bが波打ち状態になる。この状態で、ロール紙を給
紙搬送すると、波打ったロール紙先端部72bが搬送路
に引っ掛かって紙詰まり(ジャム)が起こる。従って、
ロール紙先端部72bが板状部材108とカッター下刃
ガイド板78とに挟持されている状態で次の給紙まで待
機し、吸湿に起因する波打ちを防止した。なお、板状部
材108は、上述したように、カッター100でロール
紙72を切断する際にロール紙72を押さえ付ける機能
も有しており、ここでは、板状部材108に押さえ付け
る機能とロール紙先端部72bを挟持するための機能と
を持たせた。
【0040】ロール紙先端部72bが板状部材108と
カッター下刃ガイド板78とに挟持されている状態で次
の給紙まで待機しているとき、コピースタート信号が入
力されると(S25)、ロール紙給紙ローラ84,86
を給紙のときとは逆方向に回転させて、図7(c)に示
すように、検知センサ112がOFFするまでロール紙
先端部72bを戻す(S26)。ここでは、コピースタ
ート信号が入力されたタイミングが、本発明にいう所定
の第1のタイミングの一例である。ロール紙先端部72
bを戻した後、ロール紙給紙ローラ84,86を正転さ
せてロール紙72を給紙方向に搬送する(S27)。そ
の後は、図5のフローに従ってロール紙給紙ローラ8
4,86やカッター100が制御される。
【0041】S26においてロール紙先端部72bを戻
す理由を説明する。
【0042】上述したように、検知センサ112が配置
されている位置はロール紙72の搬送量を測定するため
の基準位置である。コピースタート信号が入力される
(S25)よりも前に、検知センサ112がOFFする
までロール紙先端部72bを戻しておくと、ジャム処理
などの場合において、ユーザがロール紙ユニット70に
手を触れたときにロール紙先端部72bの位置がずれる
おそれがある。この場合、正確な搬送量を測定できない
こととなり、ユーザが設定したサイズとは異なるサイズ
の記録紙が得られるおそれがある。そこで、コピースタ
ート信号が入力された(S25)後に、検知センサ11
2がOFFするまでロール紙先端部72bを戻す(S2
6)こととした。これにより、ユーザが設定したサイズ
と同一サイズの記録紙を確実に得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の画
像形成装置は、ロール紙の先端部を挟持する挟持部材を
備えているので、この挟持部材でロール紙の先端部を挟
持しておくことにより、ロール紙の先端部が吸湿して波
打ち状態になることを防止でき、ロール紙をカッターで
切断した後に生じる不都合を解消できる。
【0044】ここで、カッターがロール紙を切断した後
に、カッターで切断されたロール紙のうち、所定サイズ
の記録紙とは異なる残りのロール紙の先端部が挟持部材
で挟持される位置に戻るように第1搬送ローラを制御す
る第1制御手段を備えた場合は、ロール紙が切断された
後にロール紙の先端部が挟持部材で挟持されることとな
るので、ロール紙の先端部が吸湿して波打ち状態になる
ことを確実に防止できる。
【0045】また、残りのロール紙の先端部が挟持部材
で挟持される位置と第1搬送ローラとの間の位置であっ
てロール紙の搬送量を測定するための基準位置に配置さ
れた、ロール紙を検知する検知センサを備えると共に、
第1制御手段が、残りのロール紙の先端が挟持部材で挟
持された位置から検知センサで検知される位置まで所定
のタイミングで戻るように第1搬送ローラを制御するも
のである場合は、正確な搬送量を測定でき、ユーザが設
定したサイズと同一サイズの記録紙を得ることができ
る。
【0046】本発明の第2の画像形成装置によれば、記
録紙の後端が第2搬送ローラを通過したときにカッター
を元の位置に戻すように、第2制御手段でカッターを制
御するので、記録紙の後端がカッターで切断されること
を防止でき、ロール紙をカッターで切断した後に生じる
不都合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の画像形成装置である複写
機の外観を示す斜視図である。
【図2】複写機の内部構造の概略を示す模式図である。
【図3】複写機の本体に組み込まれているロール紙ユニ
ットの一部とループを形成している状態のロール紙を示
す模式図である。
【図4】板状部材を下方から視た模式図である。
【図5】複写機に備えられた制御器がロール紙給紙ロー
ラなどを制御する手順を示すフロー図である。
【図6】複写機に備えられた制御器が、ロール紙が切断
された後に、ロール紙給紙ローラやカッターなどを制御
してロール紙先端部を動かす手順を示すフロー図であ
る。
【図7】ロール紙先端部の動きを示す模式図であり、
(a)は、カッターがロール紙を切断した直後の状態を
示し、(b)は、ロール紙先端部が板状部材とカッター
下刃ガイド板とに挟持されている状態を示し、(c)
は、ロール紙先端部が基準位置に戻った状態を示す。
【符号の説明】
10 複写機 54 レジストローラ 62 制御器 70 ロール紙ユニット 72 ロール紙 72a ロール紙のループ 72b ロール紙先端部 78 カッター下刃ガイド板 84,86 ロール紙給紙ローラ 88,90 ロール紙搬送ローラ 100 カッター 108 板状部材 112 検知センサ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙が収容されるロール紙収容部
    と、該ロール紙収容部に収容されたロール紙を所定の給
    紙方向に搬送する第1搬送ローラと、該第1搬送ローラ
    に搬送されてきたロール紙を切断して所定サイズの記録
    紙を得る、該第1搬送ローラよりも前記給紙方向下流側
    に配置されたカッターとを備え、前記所定サイズの記録
    紙に画像を形成する画像形成装置において、 前記カッターで切断されたロール紙のうち、前記所定サ
    イズの記録紙とは異なる残りのロール紙の先端部を挟持
    する、前記カッターよりも前記給紙方向上流側に配置さ
    れた挟持部材と、前記カッターよりも前記給紙方向下流側に配置された、
    ロール紙をその巻き癖を直す方向に案内する可動ガイド
    とを備え、 前記挟持部材は、 ロール紙が載置されるカッター下刃ガイド板と、 該カッタ下刃ガイド板の上方に配置された、ロール紙を
    該カッタ下刃ガイド板に押さえ付ける可撓性の板状部材
    とからなるものである ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記カッターがロール紙を切断した後
    に、前記残りのロール紙の先端部が前記挟持部材で挟持
    される位置に戻るように前記第1搬送ローラを制御する
    第1制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記残りのロール紙の先端部が前記挟持
    部材で挟持される位置と前記第1搬送ローラとの間の位
    置であってロール紙の搬送量を測定するための基準位置
    に配置された、ロール紙を検知する検知センサを備える
    と共に、 前記第1制御手段は、画像を形成させるためのコピースタート信号が入力され
    たときに 、前記残りのロール紙の先端が前記挟持部材で
    挟持された位置から前記検知センサで検知される位置ま
    で戻るように前記第1搬送ローラを制御するものである
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 ロール紙が収容されるロール紙収容部
    と、該ロール紙収容部に収容されたロール紙を所定の給
    紙方向に搬送する第1搬送ローラと、該第1搬送ローラ
    に搬送されてきたロール紙を切断して所定サイズの記録
    紙を得る、該第1搬送ローラよりも前記給紙方向下流側
    に配置されたカッターと、該カッターよりも前記給紙方
    向下流側に配置された、前記所定サイズの記録紙を前記
    給紙方向に搬送する第2搬送ローラとを備え、前記所定
    サイズの記録紙に画像を形成する画像形成装置におい
    て、前記カッターよりも前記給紙方向下流側に配置された、
    ロール紙をその巻き癖を直す方向に案内する可動ガイド
    とを備え、 該可動ガイドでロール紙を案内することによって 前記第
    1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間にロール紙の
    巻き癖を直すループを形成しながらロール紙に画像を形
    成し、前記第1搬送ローラが停止したタイミングで前記
    カッターによってロール紙を切断して前記所定サイズの
    記録紙を得るように、前記カッター、前記第1及び前記
    第2搬送ローラを制御すると共に、 前記所定サイズの記録紙の後端が前記第2搬送ローラを
    通過したときに前記カッターを元の位置に戻すように該
    カッターを制御する第2制御手段を備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
JP01941897A 1997-01-31 1997-01-31 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3301934B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01941897A JP3301934B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 画像形成装置
EP98901017A EP1013456B1 (en) 1997-01-31 1998-01-28 Image forming device
PCT/JP1998/000336 WO1998033653A1 (fr) 1997-01-31 1998-01-28 Dispositif de formation d'image
DE69833849T DE69833849T2 (de) 1997-01-31 1998-01-28 Bilderzeugungsgerät
US09/355,258 US6229983B1 (en) 1997-01-31 1998-01-28 Image formation apparatus having controller for cutting recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01941897A JP3301934B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10218449A JPH10218449A (ja) 1998-08-18
JP3301934B2 true JP3301934B2 (ja) 2002-07-15

Family

ID=11998722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01941897A Expired - Fee Related JP3301934B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3301934B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10218449A (ja) 1998-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1998033653A1 (fr) Dispositif de formation d'image
US6219511B1 (en) Image reading apparatus having a guide member and transport member
JP3301934B2 (ja) 画像形成装置
JPH10217564A (ja) 画像形成装置
JP3487535B2 (ja) ロール紙ユニット及びそれを備えた画像形成装置
JP2726783B2 (ja) 両面印刷装置
JPH0822705B2 (ja) 画像生成装置
JPH0323150A (ja) シート材排出装置
JPH02175553A (ja) シート材給送装置
JP3278369B2 (ja) 画像形成装置
JPH04256643A (ja) 画像形成装置
JPH11291574A (ja) ロール紙ユニット
JP3666652B2 (ja) 画像形成装置
JP4042221B2 (ja) 画像形成装置
JP3178851B2 (ja) 両面画像形成装置
JPH0398946A (ja) 電子写真装置
JPH04166853A (ja) 電子写真プリンタ
JP2003341900A (ja) 画像形成装置
JP3067071B2 (ja) 電子写真記録装置
JP2000318905A (ja) 自動原稿送り装置
JPH04166854A (ja) 電子写真プリンタ
JPH0742025B2 (ja) 記録装置
JPH10236687A (ja) 画像読み取り装置
JPS616667A (ja) 電子写真複写機
JPH11292356A (ja) ロール紙ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees