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JP3392657B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3392657B2
JP3392657B2 JP25407496A JP25407496A JP3392657B2 JP 3392657 B2 JP3392657 B2 JP 3392657B2 JP 25407496 A JP25407496 A JP 25407496A JP 25407496 A JP25407496 A JP 25407496A JP 3392657 B2 JP3392657 B2 JP 3392657B2
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大三郎 高島
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
かかわり、特に磁気抵抗の変化を利用して情報の記憶を
行う半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、半導体メモリは、大型コンピュー
タの主記憶から、パーソナルコンピュータ、家電製品、
及び携帯電話等至る所で利用されている。半導体メモリ
の種類としては、揮発性のDRAM(Dynamic RA
M)、SRAM(StaticRAM)、不揮発性のMROM
(MaskROM)、Flash E2PROM(Electrically E
rasable ProgrammableROM)等が市場に出まわってい
る。特に、DRAMは揮発性メモリであるにも関らず、
その低コスト性(SRAMに比べてセル面積が1/
4)、高速性( FlashE2PROM)の点で優れてお
り、市場の殆どを占めているのが現状である。
【0003】書き換え可能で不揮発性のFlash E2PR
OMは、電源を切ることが可能だが、書き換え回数(W
/E回数)が106程度と少なく、又書き込み時間もマ
イクロ秒程度かかるという欠点がある。さらに書き込み
時に高電圧(12V〜22V)を印可する必要がある等
の問題から、DRAM程は市場が開けていない。
【0004】これに対して、強誘電体キャパシタ(ferr
odielectric capacitor)を用いた不揮発性メモリのF
RAM(Ferrodielectric RAM )は、1980年に提案
されて以来、不揮発性であり、書き換え回数が1012
多く、又読み出し及び書き込み時間がDRAM程度であ
り、3V〜5V動作が可能である等の長所があるため、
各記憶装置メーカが開発を行っている。しかしながら、
書き換え回数が1012では、100nsサイクルタイム
で、(100nsx1012)/(60*60*24秒)
=1.15日である。書き換え回数が10の15乗以上
でないと、10年以上連続動作が出来ず、DRAM等の
メインメモリとしての利用が出来ないのが現状である。
【0005】これに対して、近年GMR(Giant Magne
toResistive )膜等の磁気抵抗( MagnetoResistive )
効果を利用した不揮発性の半導体記憶装置の開発がなさ
れている(J. L. Brown et al, IEEE Trans. of Compon
ents Packaging, and Manufacturing Technology-PART
A, Vol. 17, No.3, Sep., 1994. や、 Y. Irie et a
l., Japanese Journal of Applied Physics Letter, Vo
l.34, pp.L415-417, 1995.や、D. D. Tang et al., IEE
E InterMAG'95, AP03, 1995 等)。このような磁気抵抗
効果を利用した記憶装置は、非破壊読みだし、高速動
作、高放射線耐圧等の長所に加え、書き換え回数が10
15以上とDRAMマーケット、全半導体メモリ、及びH
ardDisk(HD)等をそのまま置き換える可能性
がある。
【0006】図17(a)に従来のGMRメモリのセル
平面図を、図17(b)にこの平面図のB−B‘断面図
を示す。図17(a)及び図17(b)に示すように、
GMR膜1はビット線2,3に直列接続し、ワード線4
はGMR膜1の上層にビット線と交叉するように形成さ
れている。GMR膜1には、金属人工格子、ナノグラニ
ュラー合金や、図18(a)に示す様な薄い強磁性層1
1、非磁性導体層12、及び強磁性層13の積層膜から
なる交換結合型GMR膜等がある。その他にもトンネル
型GMR、酸化物磁性体を用いたGMRやCMR(Colo
ssal MR )等も提案されている。
【0007】次に、GMRメモリの動作を図18(a)
に示す交換結合型GMR膜を用いて説明する。各層の膜
厚は強磁性層11,13が3.0μm、非磁性層導体層
12が2.0μm と電子の平均自由工程lよりも薄い。
非磁性導体層12を上下より挟む強磁性層11,12の
スピン(spin)は、ゼロ磁界では交換相互作用によ
り互いに逆方向のスピンを持つ。そして、図18(b)
に示すワード線電流による磁界と、図18(c)に示す
ビット線電流による磁界により、スピン方向が変化す
る。図18(b),図18(c)中、丸○に点・は紙面
の裏面側から手前側への電流方向を示し、○に×はその
逆方向を示す。矢印は電流磁界を示す。アンペアの右ね
じの法則により、ワード線電流による磁界はビット線と
平行にGMR膜1の2つの強磁性層11、13に作用す
る。ビット線電流による磁界はワード線と平行にGMR
膜1の強磁性層11、13に作用する。各強磁性層のス
ピン方向を変化させて、両強磁性層11,13 のスピン
方向を反対方向とするとGMR膜の電気抵抗は高く、ス
ピン方向を同一方向にすると電気抵抗が低くなる。この
抵抗変化は両側のスピンの相対方向のみにより決まり、
両側のスピンの絶対方向には依存しない(等方性)。G
MRメモリは、このような抵抗の変化に基づいて書き込
み情報を読み出す。
【0008】GMR膜1には、図16(a),図16
(b),及び図16(c)に示す様なスピンバルブ型G
MR膜が提案されている。図16(a)は交換結合型G
MR膜を示す。この膜は下から順に強磁性層23(C
o,NiFe,CoFe,NiFeCoのいずれか一種
を主な構成要素とする。)、非磁性導体層22(Co,
Ag,Auのいずれか一種を主な構成要素とする。)及
び強磁性層21(Co、NiFe,CoFe,NiF
e,Coのいずれか一種を主な構成要素とする。)の積
層体である。この型のデータ記憶法式の例は、低磁界で
は反対方向にスピンを持たせ、これを“1”データと
し、飽和磁界以上では同一方向のスピンを持たせ、これ
を“0”データとする。他の記憶方式としては、強磁性
層21、22にワード線の電流方向に対して逆方向のス
ピンを持たせて、これを“0”データとし、ワード線に
大電流を流し両強磁性層のスピンをビット線方向に向
け、さらに反対方向を向いているスピン方向と逆方向に
回転磁界を発生するようにビット線に電流を流し、絶対
方向が逆のスピン方向に上下強磁性層のスピンを反転さ
せ“1”データとする。単に、回転磁界だけではスピン
は反転せず、ワード線電流による磁界とビット線電流に
よる磁界の合成磁界が反転に必要なエネルギーを越えた
場合にのみ反転する。読み出しはまずワード線方向と逆
方向に書き込み時より小さな電流を流し、両方のスピン
の方向を同一ビット線方向に向ける。次ぎに、“1”デ
ータを書き込んだ場合と同じように、回転磁界を発生さ
せる方向にビット線電流を流す。この時、“1”データ
であれば、スピン方向と回転磁界が同じ方向であるた
め、スピンはワード線方向に互いに反対方向に向き、結
果として非磁性導体膜の抵抗は高抵抗となる。“0”デ
ータであれば、スピン方向と回転磁界が異なる方向であ
るため、ワード線電流による両方のスピンの方向が同一
ビット線方向に向く力が強まる(ワード線電流が小さい
ため、反転はしない)。結果として、ビット線の抵抗は
低抵抗となる(J. L. Brown et al, IEEE Trans. of Co
mponents Packaging, and Manufacturing Technology-P
ART A, Vol. 17, No.3,Sep., 1994. )。
【0009】図16 (b)は非結合型スピンバルブ膜
の構造を示し、その特徴は導体層の下の軟磁性層(Ni
Fe(Co))が他の層とは独立に動作することにあ
る。図16(b)に示す膜は下から順に軟磁性層(Ni
Fe(Co))26、非磁性導体層(Cu)25、及び
( 半) 硬質磁性層(CoPt)24を積層膜であり、
(半)硬質磁性層24のスピン方向が反転する磁界強度
は大きく、軟磁性層26のスピン方向が反転する磁界強
度は小さい( Y. Irie et al., Japanese Journalof Ap
plied Physics Letter, Vol.34, pp.L415-417, 1995.
等)。よって、図16(b)中、例えば、紙面裏側より
手前側に大きなワード線電流を流すと、(半)硬質磁性
層は“0”データを記憶し、紙面手前側から裏側に大き
なワード線電流を流すと、(半)硬質磁性層は“1”デ
ータを記憶する。読み出し時は、例えば、“0”データ
の場合、紙面手前側から裏面側へ小さいワード線電流を
流すと、軟磁性層26は硬質磁性層24とは逆スピンと
なり抵抗が高くなる。“1”データの場合、軟磁性層2
6と硬質磁性層24のスピンは同方向となり低抵抗とな
る。この抵抗値の相違を記録情報として読み出す。
【0010】図16(c)は、他の非結合型スピンバル
ブ膜の例を示す。この膜は下から順に軟磁性層(NiF
e(Co))30、非磁性導体層(Cu)29、軟磁性
層(NiFe(Co))28、及び反強磁性層(FeM
n)27からなる積層体である。軟磁性層28は反強磁
性層27と交換結合により強く結びつき、固定スピンを
もつ。一方、軟磁性層30は外部磁界によりスピンが反
転してスピンの反転、非反転により情報を記憶する(D.
D. Tang et al., IEEE InterMAG'95, AP03, 1995
等)。
【0011】このようなGMRメモリは、次に示す問題
によりいまだに実用化されていない。これは、現状のG
MR膜では、ワード線に100mA〜数Aの大きな電流
を流して、大きい磁界により磁気抵抗変化率(室温で1
00%等が可能)を稼ぐことができるものの消費電流が
増大する為である。特に、ワード線からGMR膜とビッ
ト線からGMR膜には、距離差があるため、ワード線電
流による磁界はビット線による磁界よりも弱くなってし
まい、ワード線には大きな電流が必要となる。現状のま
までは、高信頼なLSIを作る上で必須であるセンス感
動の良い高い抵抗変化率(高MR率)の材料を用いる
と、大きなワード線電流をchip内で流す必要があ
り、更に、複数のワード線を選択すると、さらに大きな
消費電流が流れ、実用化に程遠いものとなる大きな欠点
が存在する。以上の問題は図16(d)に示す磁界[O
e]とMR変化率(%)の関係で説明できる。現状のG
MR膜では、変化率が高いが必要磁界が大きい(A線に
示す。)か、変化率は低いが必要磁界が低い(B線に示
す。)しか無く、C線の様に低必要磁界、高MR率の理
想的な膜が存在しない。
【0012】さらに、従来技術では、選択したワード線
に電流を流して磁界を発生させると、隣接する非選択の
ワード線のメモリセルにも磁界の影響が及ぶため、デー
タ書き込み時では隣接セルのデータの破壊が起こり、デ
ータ読み出し時には選択セルと逆データが隣接セルに書
き込まれていた場合に選択セルの抵抗変化を弱める働き
をする。これは、微細化が進むほど、顕著になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のGMRメモリにおいては、非破壊読みだし、高速
動作、及び高放射線耐圧性等の長所に加え、書き換え回
数1015以上と10年連続動作が可能であるが、高信頼
なLSIを作る上で必須のセンス感動の良い、高い抵抗
変化率(高MR率)の材料を用いると、大きなワード線
電流をchip内で流す必要があり、更に、複数のワー
ド線を選択すると、さらに大きな消費電流が流れ、実用
化に程遠いものとなる大きな欠点が存在していた。又、
微細化が進むと、漏れ磁界により隣接セルデータが破壊
される傾向にあるという欠点を持っていた。
【0014】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、磁気抵抗の変化により情報を記憶する記憶装置に
おいて、低消費電力でありかつセンス感度の高い記憶装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(概要)上記課題を解決するために本発明の第1 は、複
数本のビット線と、前記ビット線と交叉すると共に、互
いに直列接続する平行な複数層のワード線層からなる複
数本のワード線と、前記ビット線と前記ワード線の交叉
する領域に形成され、前記ビット線に直列接続する磁気
抵抗効果膜を備える複数のメモリセルとが備えられたこ
とを特徴とする半導体記憶装置を提供する。
【0016】又、上記課題を解決する為に、本発明の第
2は、複数本のビット線と、前記ビット線と交叉すると
共に、同一電流源からの電流が供給される複数層のワー
ド線層からなる複数本のワード線と、前記ビット線と前
記ワード線とが交叉する領域に形成され、前記ビット線
に直列接続する磁気抵抗効果膜を備える複数のメモリセ
ルとが備えられたことを特徴とする半導体記憶装置を提
供する。
【0017】この第1及び第2の発明において好ましい
構成を以下に示す。 a)磁気抵抗効果膜の上層或いは下層のいずれかに形成
された複数の前記ワード線層の電流方向は互いに同一方
向である。 b)磁気抵抗効果膜の上層に形成された前記ワード線層
の電流方向と前記磁気抵抗効果膜の下層に形成された前
記ワード線層の電流方向は互いに逆方向である。 c)磁気抵抗効果膜の上層に形成された前記ワード線層
と、前記磁気抵抗効果膜の下層に形成された前記ワード
線層はワード線方向に配列したセルアレイの一端におい
て接続されている。 d)上層のワード線層と、前記下層の前記ワード線層と
で構成される複数のワード線は前記セルアレイの両端に
おいてワード線駆動回路に交互に接続されている。 e)磁気抵抗効果膜の上層に第1 のワード線層が形成さ
れ、さらに第1のワード線層の上層に第2のワード線層
が形成され、前記磁気抵抗効果膜の下層に第3のワード
線層が形成され、さらに第3のワード線層の下層に第4
のワード線層が形成され、前記第1 のワード線層と前記
第4のワード線層とがセルアレイの一端において接続さ
れ、前記第2のワード線層と前記第4のワード線層とが
他端において接続されている。 上記課題を解決する為に、本発明の第3は、複数本のビ
ット線と、前記ビット線と交叉する複数本のワード線
と、前記ワード線を駆動する複数のワード線駆動回路
と、前記ビット線と前記ワード線とが交叉する領域に形
成され、前記ビット線に直列接続する磁気抵抗効果膜を
備える複数のメモリセルと、ワード線方向のセルアレイ
端において、前記ワード線にその他端の電位よりも低い
電位を供給する第1の電源線と、この第1 の電源線に接
続される第2の電源線であり、別のセルアレイの一端に
おいて、前記ワード線にその他端の電位よりも高い電位
を供給する第2の電源線とが備えられたことを特徴とす
る半導体記憶装置を提供する。
【0018】又、上記課題を解決するために、本発明の
第4は、複数本のビット線と、前記ビット線と交叉する
複数本のワード線と、前記ワード線を駆動する複数のワ
ード線駆動回路と、前記ビット線と前記ワード線とが交
叉する領域に形成され、前記ビット線に直列接続する複
数の磁気抵抗効果膜とを備える複数のメモリセルと、前
記ビット線方向のセルアレイの一端に、他端の電位より
も低い電位を供給する第1の電源線と、この第1 の電源
線と接続される第2の電源線であり、別のセルアレイの
ビット線の一端に、他端の電位よりも高い電位を供給す
る第2の電源線とが備えられたことを特徴とする半導体
記憶装置を提供する。
【0019】又、上記課題を解決するために、本発明の
第5は、複数本のビット線と、前記ビット線と交叉する
複数本のワード線と、前記ワード線を駆動する複数のワ
ード線駆動回路と、前記ビット線と前記ワード線とが交
叉する領域に形成されると共に、前記ビット線の各々に
直列接続する磁気抵抗効果膜を備える複数のメモリセル
とが備えられ、選択された正電流が流れる前記ワード線
とこれに隣接する前記ワード線間に、前記正電流よりも
小さい逆電流が流れる配線とが備えられたことを特徴と
する半導体記憶装置を提供する。
【0020】又、上記課題を解決するために、本発明の
第6は、複数本のビット線と、前記ビット線と交叉する
複数本のワード線と、前記ワード線を駆動する複数のワ
ード線駆動回路と、前記ビット線と前記ワード線の交叉
する領域に形成され、前記ビット線に直列接続する磁気
抵抗効果膜を備える複数のメモリセルとが備えられ、選
択された正電流が流れる前記ワード線に隣接する他の前
記ワード線には、前記正電流よりも小さい逆電流が流れ
ることを特徴とする半導体記憶装置を提供する。
【0021】又、上記課題を解決するために、本発明の
第7は、複数本のビット線と、前記ビット線と交叉する
複数のワード線と、前記ビット線と前記ワード線が交叉
する領域に形成され、前記ビット線と直列接続する磁気
抵抗効果膜とが備えられ、前記ワード線の水平投影は前
記ビット線と重なる領域を有することを特徴とする半導
体記憶装置を提供する。
【0022】(作用)本発明の第1 及び第2 によれば、
磁気抵抗効果膜は、複数層のワード線による複数のワー
ド線層の電流により生成される合成磁界の影響を受け
る。従って、1層のワード線を用いた従来の磁気抵抗効
果膜を用いた記憶装置に対してワード線の層数にほぼ比
例する大きい磁界が得られる。そして、複数のワード線
層をセル端等で接続することで直列接続させ、同一電流
源から流れる電流を用いれば、従来の記憶装置に対して
ほぼ同等の電流量で、ワード線の層数に比例した大きな
合成磁界を発生させることができる。従って、小さいワ
ード線電流、小さなchip消費電流で大きな磁気抵抗
変化率を実現することができる。
【0023】又、本発明の第3 によれば、互いに平行に
形成される複数層のワード線の層間に複数の磁気抵抗効
果膜がアレイ状に形成され、磁気抵抗効果膜を中央にし
て互いに対向するワード線には互いに逆方向に電流が流
される。そして、異なるセルアレイの複数のワード線駆
動回路の電源を直列接続すれば、複数のセルアレイのワ
ード線を同時に動作させても消費電流が増加されずに、
複数のセルアレイ全体の消費電力を抑えることが出来
る。
【0024】又、本発明の第4 によれば、異なるセルア
レイのビット線駆動回路の電源を直列接続すれば、複数
のセルアレイのビット線を同時に動作させても、消費電
流が増加されずに、chipの消費電力を抑えることが
出来る。
【0025】又、本発明の第5 によれば、選択ワード線
に流れる磁界により、隣接するメモリセルへのもれ磁界
の影響を、ワード線間に配設した制御線に、選択ワード
線と逆方向の電流を流し、前記もれ磁界の大きさを弱め
る方向に磁界を発生させることにより、弱めさせること
が出来る。
【0026】又、本発明の第6 によれば、選択ワード線
に流れる磁界により、隣接するメモリセルへのもれ磁界
の影響を、隣接ワード線に僅かな選択ワード線と逆方向
の電流を流し、前記もれ磁界の大きさを弱める方向に磁
界を発生させることにより、弱めさせることが出来る。
【0027】又、上記本発明の第6によれば、ワード線
と磁気抵抗効果膜間の距離を従来よりも短かくできる。
又、上記本発明では、磁気抵抗変化率が大きいが、消費
電流が多い材料、構造で、消費電流を減らしたいものが
最適である。例えば、GMR膜がある。このうち、交換
結合型GMR膜はCu、Au、Ag、Cr等の非強磁性
導体層の上下層にCo、Ni、Fe等及びこれらの合金
の強磁性層が形成された膜である。又、スピンバルブ型
GMR膜はCu,Au,Ag,Cr等の非強磁性導体層
の片側にCoPt等の(半)硬質磁性層、他の片側にN
iFe,NiFeCo等の軟磁性層を形成した膜であ
る。又、他のスピンバルブ型GMR膜として、 Cu,
Au,Ag,Cr等の非強磁性導体層の片側にNiF
e,NiFeCo等の軟磁性層とFeMn等の反強磁性
層、他の片側にNiFe,NiFeCo等の軟磁性層を
形成した膜である。又、Al2O2等の非強磁性絶縁層
の両側にFe等の強磁性層を接続したトンネル型GMR
膜、Pr,Sr,Mn,O等を含むCMR(Colos
sal MagnetoResistive)膜があ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
各実施形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1(a)は本発明の第1の実施
形態である磁気抵抗効果を利用した半導体記憶装置を説
明するためのメモリセル断面図である。又、図1(b)
は互いに隣接する複数のメモリセルを示した平面図であ
り、図1(c)はセルアレイのワード線方向の断面図と
ワード線駆動回路を示す。
【0029】本実施の形態では図1(a)、及び(b)
に示すように、ビット線31と、これより上層及び下層
に各々形成された上層ワード線32、下層ワード線33
とが立体的に交叉して形成されており、交叉する領域に
両端がビット線31に接続されたGMR膜34が形成さ
れている。 つまり、 GMR膜34の直上に上層ワー
ド線32が形成され、直下に下層ワード線33が設けら
れている。又、上層及び下層ワード線32、33はGM
R膜34及び層間膜をはさんで基板主表面の鉛直方向に
重なり合うように形成されている。層間膜は上層、下層
ワード線32、33間及びこれらとGMR膜34及びビ
ット線31間を電気的に絶縁している。
【0030】次に、このメモリセルの上層ワード線32
に、例えば紙面の裏面側より手前側(○に・)に電流を
流し、下層ワード線33には、紙面の手前側より裏面側
(○に×)に電流を流す。すると、上層ワード線32及
び下層ワード線33の電流により発生する磁界は、アン
ペアの右ねじの法則により、図中右側方向に向き、結果
として、セルには2 層のワード線による磁界を合わせた
合成磁界が発生して、GMR膜34に作用する。この合
成磁界は、電流量を同等とすると1 層のワード線(従来
技術)により発生する磁界の約2倍の磁界強度である。
【0031】ここで、例えば図1(c)に示すように、
上層及び下層ワード線32,33を、セルアレイの左端
セル36aから、右端セル36lまで引き伸ばし、両者
をセルアレイの左端でコンタクト37により直列接続す
ると、消費電流は従来と同一でありながら、2 層のワー
ド線に流れる電流の合成磁界は従来の約2倍発生させる
ことができる。
【0032】各層への電圧の印加は、上層ワード線32
にはワード線駆動回路35よりV1の電圧を印可し、下
層ワード線33にはワード線駆動回路35よりV2の電
位に接続される。V1>V2の場合、上層ワード線32
には、紙面左向きに電流が流れ、下層ワード線33に
は、紙面右向きの電流が流れる。 V1>V2の例とし
て、V1=Vcc、V2=0Vであっても良いし、V2
>V1の例として、V2=Vcc、V1=0Vであって
も良く、又所望の電流を流す為に、上記関係を満たすよ
うにV1、V2を任意の電位として良い。データ書き込
み/読みだしでの上層ワード線と下層ワード線の差は、
書き込み時にV1−V2を大きく、読みだし時にV1−
V2を小さめにとれば消費電流を抑制できる。
【0033】本実施形態によれば、同じ必要磁界をより
小さいワード線消費電流により発生できる。又、センス
感度の良い大きな磁気抵抗変化率の材料、構造のものを
用いても、低消費電流のLSIが実現でき、低消費電力
と、センス感度向上の両立が可能となる。
【0034】本実施形態は、図1(c)に示したものに
限られず、各層を直列接続する構成であれば他の構造、
形態も含まれる。本実施形態及び以下に説明する他の実
施形態には、上述したGMR(Giant MagnetoResisto)
膜としてCu、Au、Ag、Cr等の非強磁性導体層の
両側にCo、Ni、Fe等及びこれらの合金の強磁性層
を接続させた交換結合型GMR膜、或は Cu、Au、
Ag、Cr等の非強磁性導体層の片側に、CoPt等の
(半)硬質磁性層、他側にNiFe、NiFeCo等の
軟磁性層を接続したスピンバルブ型GMR膜、或は C
u、Au、Ag、Cr等の非強磁性導体層の片側に、N
iFe、NiFeCo等の軟磁性層とFeMn等の反強
磁性層、他の片側にNiFe、NiFeCo等の軟磁性
層を接続したスピンバルブ型GMR膜等がある。又、ト
ンネル型GMR膜として、Al2O2等の非強磁性絶縁
層の両側にFe等の強磁性層を接続したもの等がある。
又、GMR膜の他に膜として、Pr、Sr、Mn、O等
を含む膜CMR(Colossal MagnetoResisto )等があ
る。又、一方向に磁気異方性を示すAMR効果をもつパ
ーマロイ等を用いることも可能である。
【0035】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施形態の半導体記憶装置を説明する。図2(a)は
メモリセル断面図、図2(b)はセルアレイのワード線
方向断面図とワード線駆動回路を示す。本実施形態で
は、第1及び第2 のワード線層43a,43bと、これ
らの下層に形成されたGMR膜45と、この下層に形成
された第1及び第2のワード線層44a,44bを設け
ている。ビット線42は4層のワード線層43a,43
b,44a,44bと交叉し、GMR膜45はこの交叉
部に形成されている。
【0036】次に、このメモリセル41に発生する磁界
について説明する。メモリセル41の第1 及び第2 のワ
ード線層43a,43bに同一方向の電流を流し、第3
及び第4の下層ワード線44a,44bに、第1及び第
2のワード線層と逆方向の電流を流すことにより、1本
のワード線の電流量は従来と同等であっても、合成磁界
により従来に比べ約4倍の磁界を発生でき、 GMR膜
45はこの合成磁界の作用を受ける。合成磁界は層の増
加に比例して増大する。
【0037】次に、各ワード線層の接続について説明す
る。本実施の形態では第1のワード線層43aと第4の
ワード線層44b、第2 のワード線層43bと第4のワ
ード線層44a、及び第2 のワード線層43bと第4の
ワード線層44aを、図2(b)に示すように、セルア
レイの両端で、コンタクト46a,46b,46cによ
り直列接続させている。従って、従来と同じ消費電流で
あっても4 倍の合成磁界を実現でき、第1 の実施形態よ
りもさらに低い消費電流のLSIが実現できる。又、G
MR膜45により高い磁性抵抗変化率材料を適用するこ
とが可能になる。
【0038】尚、ここで述べた各層を直列に接続する方
法は図2(b)に示すものに限られない。ワード線への
印加電圧V1,V2に関しては第1 の実施の形態と同様
に行えばよく、ここでは詳しい説明を省略する。
【0039】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施形態について説明する。上述した第2 の実施形態の
ように磁気抵抗効果膜の上、下のワード線を多層に形成
する際、最小加工寸法でワード線ピッチを画定すると、
次のような問題が発生すると思われる。つまり、コンタ
クト46aが形成されるために、下層のワード線層の最
上層(第2の実施の形態の例では第3ワード線層44
a)とワード線駆動回路57とを接続することが困難と
なる。第3 の実施形態では、この問題を解決する。
【0040】本実施形態では図3に示すように、セルア
レイ毎に、左右交互にワード線駆動回路57に接続し
(図3では片側に接続するワード線駆動回路を省略し
た。)、第2コンタクトによりワード線駆動回路への接
続が困難なワード線層を第2 コンタクト56bのわきに
引き出すことにより上記問題を解決している。
【0041】この際、ワード線駆動回路との接続を相対
称に行っているセルアレイ同士は図3に示すよう左右に
ずらして配設する。セルアレイAの第2の上層ワード線
のように駆動回路との接続を行わない層はセルアレイ内
側で、第1、第3コンタクトを取れば、相対象に形成さ
れたセルアレイBの第1の下層ワード線は、セルアレイ
A方向に1ピッチずらす。
【0042】本実施形態におけるワード線の配設は、直
列接続のためにコンタクトを要する3 層以上のワード線
が形成されたセルアレイに適用できる。 (第4の実施の形態)次に本発明の第4の実施形態を説
明する。
【0043】上述したように、1 層のワード線を用いて
交換結合型GMR膜に“1”及び“0”データを記憶さ
せる方式が文献( J. L. Brown et al, IEEE Trans. of
Components Packaging, and Manufacturing Technolog
y-PART A, Vol. 17, No.3, Sep., 1994.)により公知で
ある。この記憶方式では読み出し、書き込み時にワード
線電流は逆方向に流してる。
【0044】これに対し、多層のワード線を用いた本発
明では、読みだし時と書き込み時のワード線電流は同一
方向に流すことができ、両強磁性層のスピンの方向を同
一ビット線方向に向けても記憶装置として動作可能であ
る。上述した方式で“1”データを書き込んだ場合と同
様に、両強磁性層のスピン方向と逆方向にビット線電流
による回転磁界を発生させる。この時、“1”データで
あれば、スピン方向と回転磁界が同じ方向であるため、
ワード線電流に関らずスピンはワード線方向に互いに逆
方向に向く。結果として、ビット線の抵抗は高抵抗とな
る。“0”データであれば両強磁性層のスピン方向と回
転磁界が異なる方向であるため、ワード線電流による両
強磁性層のスピンの方向が同一ビット線方向に向く力が
強まる(ワード線電流が小さいため、反転はしない)。
結果として、ビット線の抵抗は低抵抗となり、メモリセ
ル動作が可能になる。即ち、ワード線電流は、読み出し
/書き込み共に1方向で済む。従って、図4に示すよう
に、複数のワード線駆動回路をセルアレイの1方端に配
置し、各セルアレイに接続する各ワード線の一端部、例
えばV2電位を与えるワード線層の端部を共通化するこ
とができる。例えば、第3のワード線層は、第2コンタ
クトの手前で共通化され、ビット線方向に引出されて、
セルアレイ外に引き出される。
【0045】本実施形態を第2 の実施形態のように上
層、及び下層に各々複数層のワード線がコンタクトによ
り直列接続されるセル構造に適用するとV2電位は接地
側で各ワード線に共通に行う事ができるので、ワード線
駆動回路、及びワード線を最小設計ルールで構成するこ
とができる。
【0046】(第5の実施の形態)次に本発明の第5の
実施形態を図5(a)及び(b)を用いて説明する。本
実施形態は図5(a)に示すように、GMRセル71の
上層のワード線を2層(第1ワード線73a、第2ワー
ド線73b)として、各層に同一方向の電流を流してそ
の合成磁界により、従来の1 層のワード線による磁界の
約2倍にすることを特徴とする。本実施形態では、第1
から第4の実施形態のようにGMR膜の下方にはワード
線層を備えていない。
【0047】このように、GMR膜の上側か下側の一方
にのみ形成されたワード線層を形成に同一方向の電流を
流すには、互いに直列接続することはできない。そこ
で、本実施形態では図5(b)に示すようにワード線層
を配設する。ワード線層に平行に形成されたセルアレイ
Aの右端のワード線駆動回路75aから電圧V12が供
給される第1ワード線層73aはセルアレイ左端まで伸
ばされる。選択した第1ワード線層につながるスイッチ
Q1のみONすることにより各ワード線に共通の第1の
電源線76に接続させる。第1の電源線76は、ビット
線方向に配設され、数ワード線を単位として、セルアレ
イ右端に引き伸ばされる。引き伸ばすことにより、ビッ
ト線72と交差するが、この交差部には、メモリセルを
配置しなければ問題は発生しない。第1の電源線76
は、右セルアレイ端で、ビット線方向に引き伸ばされ、
スイッチを介して各セルアレイの第2のワード線73b
に接続される。選択したワード線スイッチQ2をオンす
ることにより、結果として、第1ワード線の下に同一方
向に第2ワード線電流を流すことが可能になる。第2ワ
ード線の左端はV2電位を与える駆動回路75bに接続
される。
【0048】以上、説明したようにセルアレイに直列接
続する複数層のワード線を配設することにより、同じ必
要磁界をより小さいワード線消費電流により発生できる
といえる。又、センス感度の良い大きな磁気抵抗変化率
の材料、構造のものを用いても、低消費電流のLSIが
実現でき、低消費電力と、センス感度向上の両立が可能
となる。
【0049】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施形態を説明する。本実施形態は第5 の実施形態と
同じようにワード線をGMR膜の上層あるいは下層の片
側に複数層形成したセル構造を採用した場合のワード線
の他の配設である。第4の実施形態で説明したように、
一方向に流れるワード線電流により、読み込み及び書き
込みが行える為、セルアレイの一端(図6では左端)の
駆動回路は省略でき、各セルアレイに共通のV2電源に
接続出来る。そして他端(図6 では右端)ではV1を供
給するワード線駆動回路85を複数のセルアレイで共有
する。ワード線駆動回路85をスイッチとして用い、Q
3の様なスイッチを介して任意のワード線を選択出来
る。WS0―1、WSn―1は、ワード線選択制御信号
を示す。
【0050】(第7の実施の形態)次に、本発明の第7
の実施形態を説明する。上述の第1乃至第6の実施形態
では、多層のワード線層を直列接続することにより層数
に比例して配線全体の抵抗が大きくなるという問題があ
る。各ワード線層の配線抵抗が小さい場合は問題ない
が、配線抵抗が大きい場合、電圧降下やRC遅延が問題
となる。本実施形態のようにワード線分割を行うことに
より上記問題が解決できる。
【0051】本実施形態では図7に示すように、セルア
レイを複数のサブアレイ91に分割して、セル アレイ
端にメイン ロウ デコーダー(Main Row Decoder)
92、各サブアレイ91端に、サブロー デコーダー
(Sub Row Decoder )93を配置する。そして、 メ
イン ロー デコーダー92とサブ ロー デコーダー
93はメインワード線(Main Word−Lin
e)94により接続し、サブ ロー デコーダー93か
らサブアレイ91へ配設するワード線には、本発明の多
層ワード線を適用する。
【0052】このようにデコーダーを分割することで、
本発明の直列接続された多層ワード線を適用しても電圧
降下やRC遅延の増大は抑制できる。
【0053】(第8の実施の形態)次に本発明の第8の
実施形態を説明する。従来のMRAMでは、DRAMの
ように複数のセルアレイブロックの複数のワード線を同
時に選択すると、選んだワード線本数に比例した消費電
流が発生する。1本のワード線を選択しても大量の電流
が流れるGMRメモリには致命的である。
【0054】本実施形態では複数のセルアレイの複数の
ワード線を同時に選択してもその消費電流を1 のセルア
レイの1 ワード線を選択したと同等に低減できる。又、
本実施形態により低消費電力で複数のワード線の活性化
が行え、多数本のビット線データを入出力できる。
【0055】図8に示す2つのセルアレイブロックA,
Bを例に第8 の実施形態を説明する。セルアレイBには
ローデコーダBが接続され、さらにローデコーダAに接
続されセルアレイBの任意のワード線102Bの駆動に
用いた電流をセルアレイAの任意のワード線102Aの
駆動に用いる。これは、セルアレイBに接続したローデ
コーダBのワード線駆動回路の最終段ドライバの接地側
電源と、ローデコーダAのワード線駆動回路の最終段ド
ライバの電源側とを接続し、接続点に(V1+V2)/
2[V](V1,V2は各セルアレイにワード線駆動回
路101A,101Bより与えられる電圧)を付与する
ことで達成する。図8の中間電源は(V1+V2)/2
発生し、スタンドバイ中は固定し、メモリセルの動作時
にはQ10をOFFしてワード線との接続を絶つ。これ
により、セルアレイBのワード線にまず電圧が印可さ
れ、次ぎに、セルアレイAのワード線に印可されてしま
う不都合や、clockSkewによる不安定動作を防
ぐ。
【0056】以上説明したように、本実施形態により複
数のセルアレイブロックの複数のワード線を同時に選択
した場合でも、1個のセルアレイブロックの1本のワー
ド線を選んだ場合と同程度に消費電流を抑えられる。
又、上述したように複数のワード線の活性化が可能にな
り、結果として、多数本のワード線データをchip外
へ出力、chip内へ入力することが可能になる。
【0057】尚、上述の説明では2つのセルアレイブロ
ックを用いて説明したが、3 つ以上のセルアレイブロッ
クについても本実施の形態は適用可能である。 (第9の実施の形態)従来のMRAMでは、DRAMの
ように複数のセルアレイブロックの複数のビット線を同
時に選択すると、選んだビット線本数に比例した消費電
流が発生する。1本のビット線を選択しても大量の電流
が流れるGMRメモリには致命的である。
【0058】本実施形態では複数のセルアレイの複数の
ビット線を同時に選択してもその消費電流を1 のセルア
レイの1 ビット線を選択したと同等に低減できる。又、
本実施形態により低消費電力で複数のビット線を活性化
でき、多数のビット線データをチップ外へ出力、チップ
内へ入力できる。
【0059】本実施形態を図9の示す2 つのセルアレイ
ブロックを例に説明する。2つのセルアレイブロック
A、BのうちセルアレイBのビット線電流発生回路で用
いた電流を、セルアレイAのビット線電流発生回路の電
流に再利用している。即ちセルアレイBのビット線電流
発生回路の最終段ドライバの接地側の電源と、セルアレ
イAのビット線電流発生回路の最終段ドライバの電源側
とを接続して、同時に動作させる。
【0060】本実施形態により、複数のセルアレイブロ
ックの複数のビット線(或は同一セルアレイの複数のビ
ット線)を同時に選択した場合でも、その消費電流を、
1個のセルアレイブロックの1つのビット線対を選んだ
場合と同等に出来る。又、本実施形態により複数のビッ
ト線の同時活性化が可能になり、結果として多数ビット
データをchip外へ出力、chip内へ入力すること
が可能になる。
【0061】次に、第9 の実施形態の詳細を図10を用い
て説明する。図10は図9のセルアレイAのメモリセル1
11、ローデコーダに接続するワード線WL0 〜WL7、
ビット線電流発生回路に接続するメインビット線BL
0、BL0‘、BL1、BL1’、次に所定のビット線
を選択するカラムデコーダを示す。
【0062】GMR膜の電気抵抗変化率は5%〜100
%程度しか実現出来なく、1 本のビット線に複数(例え
ばn段)のセルを接続すると、抵抗変化率が1/nにな
り問題となる。それで、図10に示すように、例えば、
4段(111a,111b,111c,111d)のセ
ルを接続して、選択するカラム制御線CSLn−2のト
ランジスタQ12を介して、メインビット線BL1に接
続する。BL1へはトランジスタQ15、16を介して
行う。又、GMRメモリは、消費電流が大きいため、温
度が上昇しセル抵抗が変化する。
【0063】そこで、選択ワード線に隣接する非選択セ
ルにつながるビット線(BL0、BL0’)をrefe
renceビット線として、選択セルがつながるビット
線と共にセンスアンプ回路、及びビット線電流発生回路
に接続する。
【0064】図11(a)は、図9のビット線電流発生
回路の詳細を示す。図11(a)に於いて、各ビット線
(BLi、BLi‘)は互いにデータの読み出し/書き
込みの為に、ビット線iからビット線i’に電流を流し
たり、ビット線i‘からビット線iに電流を流す必要が
ある。一つのビット線対(BL0とBL0’、BL1と
BL1‘)の各々に電源V3から電源V4に電流を流す
回路が必要である。そこで、BL0からBL0’へ、B
L1からBL1‘へ電流を流す場合、トランジスタQ1
7、Q18、Q19、Q20をONする。定電流制御
は、V3とV4間の電位差の制御と、抵抗Rにより行
う。このように、ビット線電流発生回路の電源V3’と
V4を接続して、同時に動作する多ビット線対の消費電
流を1個の場合と同等まで低減出来る。図11(b)に
は図9のセンスアンプを示す。
【0065】次に、これまで説明した各実施形態及び従
来技術における電圧降下を定量的に見積もってみる。図
12は、ワード線から、GMR膜中央部にどれくらいの
磁界が発生するか見積もる為に用いた図である。この見
積もりは以下の様に行った。四角形に形成されたワード
線の断面を複数に等分割して、その分割領域1個の電流
を計算する。各分割領域からGMR膜までの距離、角度
を計算してビオサバールの法則(数式1)により水平磁
界Hx、及び垂直磁界H y 成分を計算する。この磁界
成分を全ての分割電流について行い全ての水平磁界H
x、垂直磁界Hyの合成磁界をもとめると以下のように
なった。この見積もりでは、各ワード線層に流す電流量
は30mアンペアに統一した。
【0066】図13(a)、図13(b), 及び図13
(c)は従来技術の例を示す。膜厚が0.4 μm のワード
線4とGMR膜1間の距離を0.6μm とすると75
[Oe]が発生した(図13(a))。膜厚が0.2μm
のワード線4とGMR膜1間の距離を0.6μm とする
と81[Oe]が発生した(図13(b))。又、膜厚
が0.4μm のワード線4とGMR膜1間の距離を0.3
μm とすると114[Oe]が発生した(図13
(c))。ここで1[Oe]は約80(A/m)であ
る。図13(b)のように、ワード線4の膜厚を薄くす
ると僅かに磁界は上がる。これは、ビオサバールの式
(式1)より、磁界は距離rに反比例するためである。
図13(c)のように、ワード線4とGMR膜1との距
離を小さくするとさらに大きい磁界が発生する。しかし
ながら、従来の図13(a)図13(b), 及び図13
(c)の構成では、GMR膜1に接続するビット線2が
邪魔で、距離は近つけられない。
【0067】図13(e)、図13(f)、図13
(g)及び図13(h)は本発明の多層ワード線層によ
る磁界を示す。図13(e)のように、単純に、1層上
に増やすだけで、磁界は従来の倍近くになる。図13
(f)に示すように、ワード線層を薄くすればさらに効
果があり、図13(g)に示すように、ワード線層とG
MR膜を近つけると、218(Oe)にも磁界が増加す
る。図13(h)に示すように、ビット線の上下にワー
ド線層を設けると、図13(a)の2倍の磁界が発生す
る。この例からも、1定電流でも多層にすると磁界は非
常に大きくなることがわかる。
【0068】尚、図11(d)は、ビット線電流による
強磁性膜中央に発生する磁界を示す。距離rが近い為
に、僅か5mAで、107(Oe)の磁界が発生出来
る。いかに、ワード線の発生磁界の効率が悪いかが分か
【0069】(第10の実施の形態)次に本発明の第1
0の実施形態について説明する。図13(a),図13
(b), 及び図13(c)に従来の構造ではGMR膜1
に接続するビット線2により、ワード線4とGMR膜1
の間の距離は短くできない。上述したよう、磁界強度を
大きくするにはこの距離を短くするとよい。
【0070】本実施形態では、図14(a)、(b)に
示すように、ビット線配線層間、ワード線配線層をうめ
込んだり、ワード線をビット線層より下に形成すれば、
距離を近つけられる。
【0071】(第11の実施の形態)図12は本発明の
第11の実施形態を示す。メモリセルの微細化が進み、
ワード線ピッチが縮小し、各層の厚みがそれ程、縮小さ
れないと、図15(c)の従来構造に示した黒矢印のよ
うに、選択ワード線4の隣の非選択ワード線4‘にもれ
磁界が発生し、隣のセルのデータ破壊等が心配される。
そこで、図15(a)に示すように、ワード線間にダミ
ーのワード線134を配置し、ワード線電流より小さい
逆方向電流を流せば、白矢印の様な磁界が発生し、黒矢
印の磁界をほどんどキャンセル出来る。このワード線は
図15(a)のように、ダミー線であっても良いし、図
15(c)のように、隣接ワード線を用いてもよい。図
15(c)の場合、合成磁界は上方向成分が残るが、G
MR素子は上方向に対して、スピン方向が変わらないた
め、この磁界は影響を与えない。このように、隣接ワー
ド線を用いる際には、図15(b)に示すように、ワー
ド線とビット線の1交叉部おきにセル配置を行ったり、
また、ワード線とビット線の全交叉部にセルがある場合
でも、隣接セルに僅かな逆電流を流すことにより効果が
得られる。
【0072】
【発明の効果】以上詳述してきたように本発明によれ
ば、不揮発性で、磁気抵抗の変化により情報を記憶する
メモリにおいて、小さいワード線電流、小さなchip
消費電流で大きな磁気抵抗変化率を実現し、低消費電力
と、センス感度の向上の両立が可能となる。又、微細化
した場合の隣接セルのデータ破壊を防ぐことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するための、磁
気抵抗効果メモリセルの断面図、隣接する複数のメモリ
セルの平面図及びセルアレイ断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態を説明するための、
磁気抵抗効果メモリセルの断面図、及びセルアレイ断面
図。
【図3】本発明の第3の実施形態を説明するための、セ
ルアレイ平面図。
【図4】本発明の第4の実施形態を説明するための、セ
ルアレイ平面図。
【図5】本発明の第5の実施形態を説明するための、
磁気抵抗効果メモリセルの断面図、及びワード線配線
図。
【図6】本発明の第6の実施形態を説明するための、ワ
ード線配線図。
【図7】本発明の第7の実施形態を説明するための、メ
イン/サブデコーダ及びワード線配線図。
【図8】本発明の第8の実施形態を説明するための、複
数のセルアレイに関わるワード線配線、ローデコーダ、
及び駆動電源の構成図。
【図9】本発明の第9の実施形態を説明するための、複
数のセルアレイに関するビット線配線、センスアンプ回
路、及びビット線電流発生回路等の構成図。
【図10】第9 の実施形態を説明するためのセルアレイ
に関わるビット線、ワード線配線図。
【図11】第9 の実施形態を説明するための
【図12】本発明の効果を説明するための断面図。
【図13】従来技術と比較して本発明の効果を説明する
ための図面。
【図14】本発明の第10の実施形態を説明するためのセ
ル断面図。
【図15】本発明の第11の実施形態を説明するための
断面図、平面図及び従来技術のセル断面図。
【図16】各種GMR膜の断面図である。
【図17】本発明の従来技術を説明する為のセル平面図
及び断面図。
【図18】本発明の従来技術を説明する為のGMR膜断
面図、及びワード線、ビット線による発生磁界を示す
図。
【符号の説明】
1、34,45,75,121,131...GMR膜 丸に点...紙面裏面側より手前側への電流方向。 丸にX...紙面手前側より裏面側への電流方向。 4、4‘,32,33,43a,43b,44a,44
b,53a,54a,63a,64a,73a,73
b,95,96,102A,102B,122,13
2,132‘...ワード線 2, 3,31,31a,31l,42,42a,5
2,72,123…ビット線 Q11, Q12, Q13, Q14,...トラン
ジスタ WSi...ワード線選択制御信号 MWL...メインワード線 SWL...サブワード線 WL、WLi...ワード線 BL、BLi、BLi‘ ...ビット線 CSLi ...カラム選択線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のビット線と、 前記ビット線と交叉する複数本のワード線と前記ワード
    線を駆動する複数のワード線駆動回路と、 前記ビット線と前記ワード線とが交叉する領域に形成さ
    れ、前記ビット線の各々に直列接続する磁気抵抗効果膜
    を備える複数のメモリセルとが備えられ、 選択された正電流が流れる前記ワード線とこれに隣接す
    る前記ワード線間に前記ワード線と平行して配設され、
    前記正電流よりも小さい逆電流が流れる配線とが備えら
    れたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 複数本のビット線と、 前記ビット線と直交する複数本のワード線と前記ワード
    線を駆動する複数のワード線駆動回路と、 前記ビット線と前記ワード線の直交する領域に形成さ
    れ、前記ビット線に直列接続する磁気抵抗効果膜を備え
    る複数のメモリセルとが備えられ、前記ワード線のうち、 選択された正電流が流れる第1の
    ワード線に隣接して平行に配設されている第2のワード
    線間には、前記正電流よりも小さい逆電流が流れること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 複数本のビット線と、 前記ビット線と交叉する複数本のワード線と前記ワード
    線を駆動する複数のワード線駆動回路と、 前記ビット線と前記ワード線とが交叉する領域に形成さ
    れ、前記ビット線の各々に直列接続する磁気抵抗効果膜
    を備える複数のメモリセルとが備えられ、 選択された正電流が流れる前記ワード線とこれに隣接す
    る前記ワード線間に、前記正電流よりも小さく方向が1
    80°異なる電流が流れる配線とが備えられたことを特
    徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 複数本のビット線と、 前記ビット線と直交する複数本のワード線と前記ワード
    線を駆動する複数のワード線駆動回路と、 前記ビット線と前記ワード線の直交する領域に形成さ
    れ、前記ビット線に直列接続する磁気抵抗効果膜を備え
    る複数のメモリセルとが備えられ、前記ワード線のうち、 選択された正電流が流れる第1の
    ワード線に隣接して配設されている第2のワード線間に
    は、前記正電流よりも小さく方向が180°異なる電流
    が流れることを特徴とする半導体記憶装置。
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