JP3386720B2 - コンバインの穀粒搬出装置 - Google Patents
コンバインの穀粒搬出装置Info
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- JP3386720B2 JP3386720B2 JP19694098A JP19694098A JP3386720B2 JP 3386720 B2 JP3386720 B2 JP 3386720B2 JP 19694098 A JP19694098 A JP 19694098A JP 19694098 A JP19694098 A JP 19694098A JP 3386720 B2 JP3386720 B2 JP 3386720B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン作業に
よって収穫し貯留した穀粒を機外に搬出装置に関する。
よって収穫し貯留した穀粒を機外に搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインの穀粒搬出装置としては、穀
粒タンクに貯留した穀粒を、スクリュー式の縦送りコン
ベアで揚送した後、起伏および旋回可能なスクリュー式
の横送りコンベアで搬送して、その先端に設けた下向き
の吐出口から排出するよう構成したスクリュー式の穀粒
搬出装置が多用されている。
粒タンクに貯留した穀粒を、スクリュー式の縦送りコン
ベアで揚送した後、起伏および旋回可能なスクリュー式
の横送りコンベアで搬送して、その先端に設けた下向き
の吐出口から排出するよう構成したスクリュー式の穀粒
搬出装置が多用されている。
【0003】そして、上記構成の穀粒搬出装置において
は、搬出した穀粒を運搬車の荷台や、荷台に搭載した搬
送容器などに積み込むことが多いが、この場合、同じ位
置で排出を続けていると、堆積した穀粒が横送りコンベ
アの吐出口の中にまで入り込んでしまい、これに気付か
ずにいると横送りコンベアにまで穀粒詰まりが発生して
しまう。そこで、穀粒の圧力を感知するセンサを横送り
コンベアの吐出口の内部に設置し、このセンサが穀粒を
感知すると穀粒搬送を自動停止する、等する安全手段が
提案されている(実開平2‐23429号公報参照)。
は、搬出した穀粒を運搬車の荷台や、荷台に搭載した搬
送容器などに積み込むことが多いが、この場合、同じ位
置で排出を続けていると、堆積した穀粒が横送りコンベ
アの吐出口の中にまで入り込んでしまい、これに気付か
ずにいると横送りコンベアにまで穀粒詰まりが発生して
しまう。そこで、穀粒の圧力を感知するセンサを横送り
コンベアの吐出口の内部に設置し、このセンサが穀粒を
感知すると穀粒搬送を自動停止する、等する安全手段が
提案されている(実開平2‐23429号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記安全手段に
おいては、前記センサが横送りコンベアにおける吐出口
の内部の前部あるいは後部に設置されていたのである
が、図9(イ)に示すように、センサ24が吐出口9の
内部の前部に設置されると、横送りコンベア8が先下が
り傾斜姿勢で使用される際に、吐出される穀粒が直接に
センサ24に作用して誤検出が発生するおそれがあり、
また、図9(ロ)に示すように、センサ24が吐出口9
の内部の後部に設置されると、横送りコンベア8が先上
がり傾斜姿勢で使用される際に、吐出される穀粒が直接
にセンサ24に作用して誤検出が発生するおそれがあっ
た。
おいては、前記センサが横送りコンベアにおける吐出口
の内部の前部あるいは後部に設置されていたのである
が、図9(イ)に示すように、センサ24が吐出口9の
内部の前部に設置されると、横送りコンベア8が先下が
り傾斜姿勢で使用される際に、吐出される穀粒が直接に
センサ24に作用して誤検出が発生するおそれがあり、
また、図9(ロ)に示すように、センサ24が吐出口9
の内部の後部に設置されると、横送りコンベア8が先上
がり傾斜姿勢で使用される際に、吐出される穀粒が直接
にセンサ24に作用して誤検出が発生するおそれがあっ
た。
【0005】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、横送りコンベアがどのような姿勢で使
用されても誤検出なく、吐出口内への堆積のみを確実に
感知して、適切な処置をとることができるようにするこ
とを主たる目的とする。
たものであって、横送りコンベアがどのような姿勢で使
用されても誤検出なく、吐出口内への堆積のみを確実に
感知して、適切な処置をとることができるようにするこ
とを主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔請求項1に係る発明の
構成、作用および効果〕
構成、作用および効果〕
【0007】
(構成) 請求項1に係る発明は、穀粒タンクに貯留し
た穀粒を、スクリュー式の縦送りコンベアで揚送した
後、起伏および旋回可能なスクリュー式の横送りコンベ
アで搬送して、横送りコンベアの先端にスクリュー回転
軸心に直交する面に沿う方向で下向きに開口した吐出口
から排出するよう構成したコンバインの穀粒搬出装置に
おいて、前記吐出口の内部におけるスクリュー回転軸心
方向から見ての横側部に、吐出口内で堆積した穀粒の圧
力を感知するセンサを設けてあることを特徴とする。
た穀粒を、スクリュー式の縦送りコンベアで揚送した
後、起伏および旋回可能なスクリュー式の横送りコンベ
アで搬送して、横送りコンベアの先端にスクリュー回転
軸心に直交する面に沿う方向で下向きに開口した吐出口
から排出するよう構成したコンバインの穀粒搬出装置に
おいて、前記吐出口の内部におけるスクリュー回転軸心
方向から見ての横側部に、吐出口内で堆積した穀粒の圧
力を感知するセンサを設けてあることを特徴とする。
【0008】(作用) 上記構成によると、横送りコン
ベアが先上がり傾斜姿勢で使用されると、吐出される穀
粒は吐出口の後壁側に偏って流下しやすく、また、横送
りコンベアが先下がり傾斜姿勢で使用されると、吐出さ
れる穀粒は吐出口の前壁側に偏って流下しやすくなる
が、センサは吐出口の横側部に配置されているので、こ
のような穀粒が前後に偏って吐出されても、吐出穀粒が
センサに直接作用することはなく、堆積によって吐出口
に入り込んできた穀粒だけを感知する。
ベアが先上がり傾斜姿勢で使用されると、吐出される穀
粒は吐出口の後壁側に偏って流下しやすく、また、横送
りコンベアが先下がり傾斜姿勢で使用されると、吐出さ
れる穀粒は吐出口の前壁側に偏って流下しやすくなる
が、センサは吐出口の横側部に配置されているので、こ
のような穀粒が前後に偏って吐出されても、吐出穀粒が
センサに直接作用することはなく、堆積によって吐出口
に入り込んできた穀粒だけを感知する。
【0009】
(効果) 従って、請求項1に係る発明によると、横送
りコンベアの使用姿勢に影響されることなく、吐出口で
の穀粒堆積だけを確実に感知して、適切な処置を施すこ
とが容易となった。
りコンベアの使用姿勢に影響されることなく、吐出口で
の穀粒堆積だけを確実に感知して、適切な処置を施すこ
とが容易となった。
【0010】〔請求項2に係る発明の構成、作用および
効果〕
効果〕
【0011】
(構成) 請求項2に係る発明は、請求項1の発明にお
いて、前記横送りコンベアのスクリュー筒下半部におい
てスクリュー回転方向の上手側となる方向の横側部に前
記センサを設けてある。
いて、前記横送りコンベアのスクリュー筒下半部におい
てスクリュー回転方向の上手側となる方向の横側部に前
記センサを設けてある。
【0012】(作用) 上記構成によると、センサ設置
箇所は吐出口内で最も吐出穀粒の飛散の及びにくい場所
であり、吐出された穀粒が直接センサに作用するのが最
も効果的に回避できる。
箇所は吐出口内で最も吐出穀粒の飛散の及びにくい場所
であり、吐出された穀粒が直接センサに作用するのが最
も効果的に回避できる。
【0013】
(効果) 従って、請求項2に係る発明によると、さら
に誤感知少なく的確に穀粒堆積だけを感知することが可
能となり、請求項1に係る発明の上記効果を助長する。
に誤感知少なく的確に穀粒堆積だけを感知することが可
能となり、請求項1に係る発明の上記効果を助長する。
【0014】〔請求項3に係る発明の構成、作用および
効果〕
効果〕
【0015】
(構成) 請求項3に係る発明は、請求項1または2の
発明において、前記吐出口を、スクリュー筒の先端に連
設された硬質の出口筒と、これに取付けられた可撓性の
ブーツとから構成し、このブーツの内側に前記センサを
配備してある。
発明において、前記吐出口を、スクリュー筒の先端に連
設された硬質の出口筒と、これに取付けられた可撓性の
ブーツとから構成し、このブーツの内側に前記センサを
配備してある。
【0016】(作用) 上記構成によると、センサを出
口筒の内部に設置する場合に比較して、横送りスクリュ
ーから更にセンサを遠く配置することができる。このよ
うに、横送りスクリューからセンサまでの距離が大きい
と、センサが穀粒堆積を感知してからその堆積が横送り
スクリューに到達するまでの時間余裕が長くなる。
口筒の内部に設置する場合に比較して、横送りスクリュ
ーから更にセンサを遠く配置することができる。このよ
うに、横送りスクリューからセンサまでの距離が大きい
と、センサが穀粒堆積を感知してからその堆積が横送り
スクリューに到達するまでの時間余裕が長くなる。
【0017】
(効果) 従って、請求項3に係る発明によると、吐出
口内での堆積を感知した後の処理に時間的余裕ができ、
その分、穀粒詰まりを確実の回避することができる。
口内での堆積を感知した後の処理に時間的余裕ができ、
その分、穀粒詰まりを確実の回避することができる。
【0018】〔請求項4に係る発明の構成、作用および
効果〕
効果〕
【0019】
(構成) 請求項4に係る発明は、請求項1ないし3の
いずれか一項の発明において、前記センサの上方に庇部
を配置してある。
いずれか一項の発明において、前記センサの上方に庇部
を配置してある。
【0020】(作用・効果) 上記構成によると、吐出
され流下してきた穀粒がセンサに直接に触れることが抑
制されるので、センサの感知面の損耗を防止でき、セン
サの耐久性を高める上で有効となる。特に、センサの前
面に防塵用のゴム皮膜を設けて感知面を形成してあるよ
うな場合、ゴム皮膜が穀粒との接触で早期に摩損するの
を防止でき、一層有効となる。
され流下してきた穀粒がセンサに直接に触れることが抑
制されるので、センサの感知面の損耗を防止でき、セン
サの耐久性を高める上で有効となる。特に、センサの前
面に防塵用のゴム皮膜を設けて感知面を形成してあるよ
うな場合、ゴム皮膜が穀粒との接触で早期に摩損するの
を防止でき、一層有効となる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1および図2に、自脱型コンバ
インの側面および平面がそれぞれ示されている。このコ
ンバインは、クローラ型走行装置1で走行する機体に、
自脱型の脱穀装置2、穀粒タンク3、エンジン4、およ
び、操縦部5を搭載するとともに、この機体の前部に、
刈取り前処理部6を昇降自在に連結した構造となってお
り、前記穀粒タンク3に、本発明に係る穀粒搬出装置A
が備えられている。
インの側面および平面がそれぞれ示されている。このコ
ンバインは、クローラ型走行装置1で走行する機体に、
自脱型の脱穀装置2、穀粒タンク3、エンジン4、およ
び、操縦部5を搭載するとともに、この機体の前部に、
刈取り前処理部6を昇降自在に連結した構造となってお
り、前記穀粒タンク3に、本発明に係る穀粒搬出装置A
が備えられている。
【0022】前記穀粒搬出装置Aは、穀粒タンク3の底
部から送り出されてきた穀粒を揚送するスクリュー式の
縦送りコンベア7と、この縦送りコンベア7の上端に連
設されたスクリュー式の横送りコンベア8とからなり、
この横送りコンベア8の先端に下向きに開口する吐出口
9が設けられている。
部から送り出されてきた穀粒を揚送するスクリュー式の
縦送りコンベア7と、この縦送りコンベア7の上端に連
設されたスクリュー式の横送りコンベア8とからなり、
この横送りコンベア8の先端に下向きに開口する吐出口
9が設けられている。
【0023】前記横送りコンベア8は、縦送りコンベア
7の軸心x周りに旋回可能、かつ、横向き支点y周りに
起伏可能に支持され、電動モータ10によって駆動旋回
されるとともに、電動モータ11で駆動されるネジ伸縮
装置12によって起伏駆動され、機体側に旋回した格納
位置と、機体から突出した搬出作用位置とに亘って旋回
・起伏移動するよう構成されている。そして、図3に示
すように、旋回用電動モータ10と起伏用電動モータ1
1は、操縦部5に備えた手元操作機構13と横送りコン
ベアの先端に脱着自在に装着したリモートコントローラ
14に制御装置15を介して接続されており、操縦部5
からのスイッチ操作、あるいは、リモートコントローラ
14でのスイッチ操作で横送りコンベア8の旋回・起伏
操作を任意に行うことができるようになっている。
7の軸心x周りに旋回可能、かつ、横向き支点y周りに
起伏可能に支持され、電動モータ10によって駆動旋回
されるとともに、電動モータ11で駆動されるネジ伸縮
装置12によって起伏駆動され、機体側に旋回した格納
位置と、機体から突出した搬出作用位置とに亘って旋回
・起伏移動するよう構成されている。そして、図3に示
すように、旋回用電動モータ10と起伏用電動モータ1
1は、操縦部5に備えた手元操作機構13と横送りコン
ベアの先端に脱着自在に装着したリモートコントローラ
14に制御装置15を介して接続されており、操縦部5
からのスイッチ操作、あるいは、リモートコントローラ
14でのスイッチ操作で横送りコンベア8の旋回・起伏
操作を任意に行うことができるようになっている。
【0024】また、縦送りコンベア7の縦送りスクリュ
ー7aと、横送りコンベア8の横送りスクリュー8aと
が連動連結されるとともに、縦送りスクリュー7aと穀
粒タンク3の底部に沿って配備された搬出スクリュー1
6とが連動連結され、かつ、この搬出スクリュー15が
ベルト伝動装置17を介して前記エンジン4に連動連結
されており、このベルト伝動装置17に備えたテンショ
ンクラッチ18を入り切り操作することで、穀粒搬出装
置Aを起動および停止するよう構成されている。そし
て、このテンションクラッチ18は電動モータ19によ
って駆動操作可能に構成されるとともに、この電動モー
タ19も前記手元操作機構13およびリモートコントロ
ーラ14に制御装置15を介して接続されており、機体
側からの手元操作あるいは搬送先での遠隔操作によって
搬出の起動・停止を行うことが可能となっている。
ー7aと、横送りコンベア8の横送りスクリュー8aと
が連動連結されるとともに、縦送りスクリュー7aと穀
粒タンク3の底部に沿って配備された搬出スクリュー1
6とが連動連結され、かつ、この搬出スクリュー15が
ベルト伝動装置17を介して前記エンジン4に連動連結
されており、このベルト伝動装置17に備えたテンショ
ンクラッチ18を入り切り操作することで、穀粒搬出装
置Aを起動および停止するよう構成されている。そし
て、このテンションクラッチ18は電動モータ19によ
って駆動操作可能に構成されるとともに、この電動モー
タ19も前記手元操作機構13およびリモートコントロ
ーラ14に制御装置15を介して接続されており、機体
側からの手元操作あるいは搬送先での遠隔操作によって
搬出の起動・停止を行うことが可能となっている。
【0025】前記横送りコンベア8の先端における吐出
口9は、横送りスクリュー筒8bの端部に連設した金属
製の出口筒21と、これに取付けられた可撓性透明樹脂
からなる筒状のブーツ22とから構成されており、出口
筒21からブーツ内に延出さてたブラケット23に、穀
粒の圧力を感知するセンサ24が、その感知面sをブー
ツ内に向けた姿勢で取付けられている。そして、図3に
示すように、このセンサ24は前記制御装置15に接続
されており、センサ24が穀粒の圧力を感知すると前記
電動モータ19を作動させて、テンションクラッチ18
を切って、穀粒搬出を強制停止するよう構成されてい
る。
口9は、横送りスクリュー筒8bの端部に連設した金属
製の出口筒21と、これに取付けられた可撓性透明樹脂
からなる筒状のブーツ22とから構成されており、出口
筒21からブーツ内に延出さてたブラケット23に、穀
粒の圧力を感知するセンサ24が、その感知面sをブー
ツ内に向けた姿勢で取付けられている。そして、図3に
示すように、このセンサ24は前記制御装置15に接続
されており、センサ24が穀粒の圧力を感知すると前記
電動モータ19を作動させて、テンションクラッチ18
を切って、穀粒搬出を強制停止するよう構成されてい
る。
【0026】ここで、図5に示すように、スクリュー回
転軸心方向から見て横送りコンベア8における横スクリ
ュー8aの回転方向が時計方向の場合には、スクリュー
筒下半部においてスクリュー回転方向の上手側となる右
側の横側部にセンサ24を配置することで、吐出される
穀粒のセンサ24へのふりかかりを回避することができ
る。また、図6に示すように、スクリュー回転軸心方向
から見て横送りコンベア8における横スクリュー8aの
回転方向が反時計方向の場合には、スクリュー筒下半部
においてスクリュー回転方向の上手側となる左側の横側
部にセンサ24を配置することで、吐出される穀粒のセ
ンサ24へのふりかかりを回避することができる。
転軸心方向から見て横送りコンベア8における横スクリ
ュー8aの回転方向が時計方向の場合には、スクリュー
筒下半部においてスクリュー回転方向の上手側となる右
側の横側部にセンサ24を配置することで、吐出される
穀粒のセンサ24へのふりかかりを回避することができ
る。また、図6に示すように、スクリュー回転軸心方向
から見て横送りコンベア8における横スクリュー8aの
回転方向が反時計方向の場合には、スクリュー筒下半部
においてスクリュー回転方向の上手側となる左側の横側
部にセンサ24を配置することで、吐出される穀粒のセ
ンサ24へのふりかかりを回避することができる。
【0027】前記センサ24は、図7に示すように、セ
ンサケース24aに内装したマイクロスイチ24bの前
面にゴム皮膜からなる感知面sを配備して構成されたも
のであり、吐出口9内に堆積した穀粒が感知面sを押圧
して変形させることでマイクロスイチ24aが操作され
るようになっている。そして、感知面sが流下する穀粒
との接触で摩損するのを回避するために、センサ24の
直上部にはセンサ横幅より十分横幅の大きい庇部25が
配置されている。
ンサケース24aに内装したマイクロスイチ24bの前
面にゴム皮膜からなる感知面sを配備して構成されたも
のであり、吐出口9内に堆積した穀粒が感知面sを押圧
して変形させることでマイクロスイチ24aが操作され
るようになっている。そして、感知面sが流下する穀粒
との接触で摩損するのを回避するために、センサ24の
直上部にはセンサ横幅より十分横幅の大きい庇部25が
配置されている。
【0028】図8(イ)は、搬出した穀粒を運搬車の荷
台31に積み込む作業形態を示し、この場合、横送りコ
ンベア8は先上がりに傾斜した姿勢で使用され、同じ位
置で吐出を続けていると、堆積した穀粒が吐出口9の内
部にまで侵入してくるが、吐出口9内部での穀粒堆積が
センサ24で感知されることで、自動的に搬出が停止
し、横送りコンベア8での穀粒詰まり発生が未然に回避
される。
台31に積み込む作業形態を示し、この場合、横送りコ
ンベア8は先上がりに傾斜した姿勢で使用され、同じ位
置で吐出を続けていると、堆積した穀粒が吐出口9の内
部にまで侵入してくるが、吐出口9内部での穀粒堆積が
センサ24で感知されることで、自動的に搬出が停止
し、横送りコンベア8での穀粒詰まり発生が未然に回避
される。
【0029】また、図8(ロ)は、地上に置いたスタン
ド32に籾袋33を吊り下げ保持して袋詰め回収する作
業形態を示し、この場合には、横送りコンベア8は先下
がりに傾斜した姿勢で使用され、袋交換が遅れると、袋
内に堆積した穀粒が吐出口9の内部にまで侵入してくる
が、吐出口9内部での穀粒堆積がセンサ24で感知され
ることで、自動的に搬出が停止し、横送りコンベア8で
の穀粒詰まり発生が未然に回避される。
ド32に籾袋33を吊り下げ保持して袋詰め回収する作
業形態を示し、この場合には、横送りコンベア8は先下
がりに傾斜した姿勢で使用され、袋交換が遅れると、袋
内に堆積した穀粒が吐出口9の内部にまで侵入してくる
が、吐出口9内部での穀粒堆積がセンサ24で感知され
ることで、自動的に搬出が停止し、横送りコンベア8で
の穀粒詰まり発生が未然に回避される。
【0030】〔別実施形態〕
上記実施形態では、吐出口9内部での穀粒堆積がセンサ
24で感知されると、テンションクラッチ18を自動的
に切って穀粒搬出装置Aの作動を強制停止しているが、
テンションクラッチ18を手動操作する仕様の機種で
は、センサ24の感知作動に伴って警報装置を作動させ
るようにすればよい。
24で感知されると、テンションクラッチ18を自動的
に切って穀粒搬出装置Aの作動を強制停止しているが、
テンションクラッチ18を手動操作する仕様の機種で
は、センサ24の感知作動に伴って警報装置を作動させ
るようにすればよい。
【図1】自脱型コンバインの全体側面図
【図2】自脱型コンバインの全体平面図
【図3】穀粒搬出装置作動用の制御ブロック図
【図4】横送りコンベア先端部の縦断側面図
【図5】吐出口の縦断正面図
【図6】スクリュー回転方向の異なる仕様の吐出口の縦
断正面図
断正面図
【図7】センサの縦断側面図
【図8】(イ)荷台積み込み作業形態の側面図
(ロ)袋詰め作業形態の斜視図
【図9】従来例の要部を縦断した側面図
3 穀粒タンク
7 縦送りコンベア
8 横送りコンベア
9 吐出口
21 出口筒
22 ブーツ
24 センサ
25 庇部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 安田 和男
大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク
ボタ 堺製造所内
(72)発明者 木村 憲司
大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク
ボタ 堺製造所内
(72)発明者 日田 定範
大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク
ボタ 堺製造所内
(72)発明者 辻 正
大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク
ボタ 堺製造所内
(56)参考文献 特開 平10−108538(JP,A)
特開 平10−75643(JP,A)
実開 昭63−103247(JP,U)
実開 平2−23429(JP,U)
実開 昭54−176586(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01F 12/46
Claims (4)
- 【請求項1】 穀粒タンクに貯留した穀粒を、スクリュ
ー式の縦送りコンベアで揚送した後、起伏および旋回可
能なスクリュー式の横送りコンベアで搬送して、横送り
コンベアの先端にスクリュー回転軸心に直交する面に沿
う方向で下向きに開口した吐出口から排出するよう構成
したコンバインの穀粒搬出装置において、 前記吐出口の内部におけるスクリュー回転軸心方向から
見ての横側部に、吐出口内で堆積した穀粒の圧力を感知
するセンサを設けてあることを特徴とするコンバインの
穀粒搬出装置。 - 【請求項2】 前記横送りコンベアのスクリュー筒下半
部においてスクリュー回転方向の上手側となる方向の横
側部に前記センサを設けてある請求項1記載のコンバイ
ンの穀粒搬出装置。 - 【請求項3】 前記吐出口を、スクリュー筒の先端に連
設された硬質の出口筒と、これに取付けられた可撓性の
ブーツとから構成し、このブーツの内側に前記センサを
配備してある請求項1または2記載のコンバインの穀粒
搬出装置。 - 【請求項4】 前記センサの上方に庇部を配置してある
請求項1ないし3のいずれか一項に記載のコンバインの
穀粒搬出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19694098A JP3386720B2 (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | コンバインの穀粒搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19694098A JP3386720B2 (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | コンバインの穀粒搬出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000023554A JP2000023554A (ja) | 2000-01-25 |
JP3386720B2 true JP3386720B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=16366194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19694098A Expired - Fee Related JP3386720B2 (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | コンバインの穀粒搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3386720B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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