Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP3385037B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JP3385037B2
JP3385037B2 JP12877291A JP12877291A JP3385037B2 JP 3385037 B2 JP3385037 B2 JP 3385037B2 JP 12877291 A JP12877291 A JP 12877291A JP 12877291 A JP12877291 A JP 12877291A JP 3385037 B2 JP3385037 B2 JP 3385037B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
doppler signal
injection
blood flow
power
intensity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12877291A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04329937A (ja
Inventor
豊 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP12877291A priority Critical patent/JP3385037B2/ja
Publication of JPH04329937A publication Critical patent/JPH04329937A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3385037B2 publication Critical patent/JP3385037B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置、特
に、生体内から得られた反射エコー信号により、ドプラ
信号の時間的な変化を表示する超音波診断装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】一般に、超音波診断装置は、プローブと
呼ばれる超音波振動子から超音波を人体等の生体内に送
波し、この生体内からの反射エコー信号を分析すること
により、生体内の内部組織構造や血流情報を得ている。 【0003】超音波診断法の一つにコントラストエコー
法と呼ばれるものがある。これはインドサイアニングリ
ーンや生理的食塩水等のコントラスト剤を血液中に注入
し、注入前と注入後の超音波像を比較し、診断部位の異
常を判定するものである。コントラストエコー法によ
り、造影剤注入による効果と同等な情報が得られ、血流
の逆流の存在や短絡の有無はもとより、心内各組織の同
定を行うことができる。このコントラストエコー法は、
血流の動態や分布の診断等に用いられている。 【0004】コントラストエコー法による診断では、B
モード像の輝度のデータをもとに、コントラスト剤の注
入前後の輝度の経時変化を捕らえて、診断に用いてい
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】Bモード像の輝度の経
時変化を観察する場合、観察部位の組織の反射エコー信
号が強いと、コントラスト剤による血流の反射エコーの
増強が観測部位の組織の反射エコー信号に隠れて捕らえ
にくくなる。したがって注入前後の経時変化が少なくな
り、患部の異常を充分に把握することができない。ま
た、VTR画像を用いた場合、画質の劣化等があり、同
様に注入前と注入後での血流の反射エコーの変化を正確
に捕らえることができず、患部の異常を診断するには不
充分であった。 【0006】本発明の目的は、コントラストエコー法に
よる注入前と注入後との比較などの血流情報の経時変化
を正確に捕らえることができる超音波診断装置を提供す
ることにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】 本発明に係る超音波診
断装置は、血液中にコントラスト剤を注入し、注入前と
注入後の血流情報を表示し、それらを比較して診断部位
の異常を判定するコントラストエコー法に用いられるも
のであって、ドプラ信号検出手段と、強度算出手段と、
診断領域設定手段と、記憶手段と、表示手段とを備えた
ものである。 【0008】ドプラー信号検出手段は、コントラスト剤
の注入前後における反射エコー信号から血流のドプラ信
号を検出する。強度算出手段は、ドプラー信号検出手段
で生成されたドプラ信号の強度を算出する。診断領域設
定手段は、診断領域を設定する。記憶手段は、前記診断
領域設定手段で設定された診断領域のドプラ信号の強度
を順次記憶する。表示手段は、コントラスト剤の注入前
後における前記記憶手段に記憶されたドプラー信号の強
度の時間的変化を表示する。 【0009】 【作用】本発明においては、ドプラ信号検出手段がドプ
ラ信号を検出すると、その強度が強度算出手段により算
出される。また診断領域設定手段が診断領域を設定する
と、設定された診断領域のドプラ信号の強度が、コント
ラスト剤注入前後において、記憶手段に順次記憶され
る。そして、コントラスト剤注入前後において、記憶さ
れたドプラ信号の時間的な変化が表示手段に表示され
る。 【0010】したがって、たとえばコントラストエコー
法を用い、コントラスト剤を注入したとき、注入前と注
入後との状態をドプラ信号による血流情報の変化で見る
ことができる。血流情報は、組織の影響を受けないの
で、血流のコントラスト剤による強度の増加などの程度
を正確に把握できることになる。 【0011】 【実施例】図1は本発明の一実施例によるカラードプラ
超音波診断装置の全体概略構成を示すブロック図であ
る。プローブ1は、複数の微小振動子から構成されてお
り、プローブ1には送受波回路2が接続されている。送
受波回路2は、超音波ビームを送波するための高周波パ
ルス発振器、反射エコーを受信する受信器、電子走査を
行うための遅延回路、及び遅延量選択回路等により構成
されている。送受波回路2には、ドプラ検波部3及び断
層用信号処理部10が接続されている。 【0012】ドプラ検波部3は、90°移送器、ミキサ
及びA/D変換回路等から構成されている。ドプラ検波
部3は、送受波回路2で受波した生体内からの反射エコ
ー信号を直交検波及びA/D変換を行い、ドプラ信号を
検出するものである。ドプラ検波部3には、パワー演算
部4が接続されている。パワー演算部4は、FFTを含
んでおり、入力されたドプラ信号のパワースペクトラム
を求め、パワースペクトラムから周波数のパワーを演算
する。 【0013】パワー演算部4には、DSC(Digit
al Scan Conveter)13及び記憶部1
2が接続されている。記憶部12は後述する心電計15
で得られたR波からの遅延時間を記憶する遅延時間記憶
領域12aと、領域設定部6で設定された領域の周波数
のパワーを前記遅延時間に対応させて記憶するパワー記
憶領域12bとを備えている。 【0014】パワー演算部4には転送制御部5が接続さ
れている。転送制御部5には、領域設定部6及び遅延時
間設定部7の出力が接続されている。転送制御部5は、
パワー演算部4及び遅延時間計測部9にそれぞれのデー
タの記憶部12への出力を指示すると共に、各構成要素
へ制御信号を出力する。 【0015】また、R波検出部8には、外部の心電計1
5からの心電波形が与えられている。R波検出部8に遅
延時間計測部9が接続されている。R波検出部8は心電
波形からR波を検出し、遅延時間計測部9は、検出され
たR波からの遅延時間、つまりR波からの経過時間を計
測し、転送制御部5からの指示によりそれを記憶部12
に記憶させる。 【0016】一方、断層用信号処理部10はセクタスキ
ャンの断層像の画像データを生成するものであり、その
出力はA/D変換器11を介してDSC13に与えられ
る。DSC13は、断層用信号処理部10からの断層デ
ータ及びパワー演算部4からの血流データを合成してテ
レビ信号に変換し、リアルタイムに表示部14に表示さ
せるとともに、記憶部12からの血流データの時間変化
をテレビ信号に変換し、表示部14に表示させる。 【0017】次にこのように構成されたカラードプラ超
音波診断装置の動作について説明する。図2は転送制御
部5の制御動作を示す制御フローチャートである。図示
しないスイッチがONされると、転送制御部5は、処理
の開始制御信号を各部に出力し、プローブ1で受波した
反射エコー信号はドプラ検波部3に与えられる。ドプラ
検波部3に反射エコー信号が与えられると、ステップS
1では、ドプラ検波部3にドプラ信号の検出を指示す
る。続いてステップS2及びステップS3では、パワー
演算部4にFFT演算及びパワー演算を指示する。ステ
ップS4では、図示しないキー入力によるパワー経時変
化表示の指定の有無を判断する。 【0018】パワー経時変化表示が指定されると、血流
データの変化を見るためステップS5〜S12の処理が
行われる。ステップS5では領域設定部6により設定さ
れた領域設定の値を取り込む。この領域設定は、例えば
表示部14上に表示された断層像のカーソルにより設定
されるものである。 【0019】ステップS6では心電計15からの心電波
形からR波を検出するようにR波検出部8に指示を出
す。続いて遅延時間計測部9にR波からの遅延時間を計
測させる。 【0020】ステップS8では、設定された領域のパワ
ー及びそのときの遅延時間を記憶部12の各領域12
b,12aに対応づけて記憶させる。ステップS9では
遅延時間設定部7による遅延時間の設定の有無を判断す
る。ステップS9で遅延時間の設定がなされたと判断し
た場合はステップS10に進む。ステップS10では設
定された遅延時間のパワーを記憶部12から読み出し、
ステップS11では、同一遅延時間のパワーをDSC1
3から出力させ、表示部14に表示させる。またステッ
プS9で遅延時間設定がなされないと判断された場合は
ステップS12に進む。ステップS12では血流データ
のパワーの時間変化の表示がなされる。 【0021】図3は血流データの時間変化の表示の一例
を示すグラフであり、縦軸に血流データのパワーを、ま
た横軸に時間経過をとっている。血流データのパワーは
心拍とともに増減するような特性となっており、例え
ば、コントラスト剤の投与により、診断部位によっては
その増減の程度が変化する。血流データの場合は組織か
らのエコーの影響を受けることがないので、血流のコン
トラスト剤によるパワー値の増強の程度等を観測でき
る。図3では破線で示すコントラスト剤を注入しない場
合と比べ、コントラスト剤の注入により時間の経過とと
もに血流データの増減の程度の増加が顕著となる。 【0022】また、ステップS9で遅延時間を設定した
場合の遅延時間は例えばt1 ,t2 ,t3 又はT1 ,T
2 ,T3 というようにR波からの同一遅延時間のパワー
の値が表示される。ここではt1 ,t2 ,t3 の遅延時
間のパワーデータは余り変化していないが、T1
2 ,T3 の遅延時間のパワーは顕著に増強している。
これらのデータにより、パワー値の変化の程度をさらに
詳細に観測できる。 【0023】一方、ステップS4でパワー経時変化表示
の指定がない場合はステップS13に進み、リアルタイ
ムの断層用データの処理を行い、ステップS14では断
層データとパワースペクトルデータとをDSC13で合
成させ、それを表示部14に表示させる。 【0024】〔他の実施例〕前記実施例では、カラード
プラ超音波診断装置を例にとって説明したが、本発明は
パワースペクトルだけを表示する超音波診断装置にも適
用できることは言うまでもない。この場合、領域設定は
サンプル位置を指定することにより行われる。 【0025】 【発明の効果】本発明においては組織からの反射エコー
の影響を受けないドプラ信号のパワー値の時間変化が表
示されるので、コントラストエコー法による注入前と注
入後のパワー値の増強等の程度、つまり、血流情報の時
間的変化を正確に観測でき、これを診断に用いた場合、
診断部位の異常を的確に判断できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例によるカラードプラ超音波診
断装置の全体概略構成を示すブロック図。 【図2】転送制御部の制御手順を示すフローチャート。 【図3】表示の一例を示すグラフ。 【符号の説明】 1 プローブ 3 ドプラ検波部 4 パワー演算部 5 転送制御部 6 領域設定部 12 記憶部 13 DSC 14 表示部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−72335(JP,A) 特開 昭61−272036(JP,A) 特開 平2−271840(JP,A) 特開 昭61−257631(JP,A) 特開 昭60−256440(JP,A) 萩尾光美著「小動物の超音波診断」, 小動物臨床 Vol.10 No.1 第 11頁〜第22頁 平成3年1月1日 株式 会社山水書房発行 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 血液中にコントラスト剤を注入し、注入
    前と注入後の血流情報を表示し、それらを比較して診断
    部位の異常を判定するコントラストエコー法に用いられ
    る超音波診断装置において、 コントラスト剤の注入前後における反射エコー信号から
    前記注入前後における血流のドプラー信号を検出するド
    プラ信号検出手段と、 前記ドプラー信号検出手段で検出されたドプラ信号の強
    度を算出する強度算出手段と、 診断領域を設定する診断領域設定手段と、 前記診断領域設定手段で設定された診断領域のドプラ信
    号の強度を順次記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたコントラスト剤の注入前後に
    おけるドプラー信号の強度の時間的変化を表示する表示
    手段と、 を備えた超音波診断装置。
JP12877291A 1991-04-30 1991-04-30 超音波診断装置 Expired - Fee Related JP3385037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12877291A JP3385037B2 (ja) 1991-04-30 1991-04-30 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12877291A JP3385037B2 (ja) 1991-04-30 1991-04-30 超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04329937A JPH04329937A (ja) 1992-11-18
JP3385037B2 true JP3385037B2 (ja) 2003-03-10

Family

ID=14993093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12877291A Expired - Fee Related JP3385037B2 (ja) 1991-04-30 1991-04-30 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3385037B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2424439A1 (en) * 2009-05-01 2012-03-07 Yoram Palti Doppler based flow measurements

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
萩尾光美著「小動物の超音波診断」,小動物臨床 Vol.10 No.1 第11頁〜第22頁 平成3年1月1日 株式会社山水書房発行

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04329937A (ja) 1992-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6210333B1 (en) Medical diagnostic ultrasound system and method for automated triggered intervals
JP3580627B2 (ja) 超音波診断装置
US5255683A (en) Methods of and systems for examining tissue perfusion using ultrasonic contrast agents
JP3495710B2 (ja) 血流イメージング装置および超音波診断装置
JP3410843B2 (ja) 超音波診断装置
US6770034B2 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
US20100094133A1 (en) Ultrasound imaging apparatus, medical image processing apparatus, display apparatus, and display method
JP3683945B2 (ja) 超音波診断装置
US7588538B2 (en) Ultrasonic diagnostic equipment and image processing apparatus
EP1909649A1 (en) Physiology workstation with real-time fluoroscopy or ultrasound imaging
JPS5849137A (ja) 超音波血流測定装置
JP3403917B2 (ja) 超音波断層装置
US6245019B1 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
US6607490B2 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus and control method thereof
JPH08196537A (ja) 超音波診断装置
JP3403809B2 (ja) 超音波診断装置
KR20000035554A (ko) 초음파 영상화 방법 및 장치
JP2863624B2 (ja) 超音波診断装置
JPH0779974A (ja) 超音波診断装置
JP3385037B2 (ja) 超音波診断装置
JP2008104641A (ja) 超音波診断装置、心拍同期信号生成装置及び心拍同期信号生成方法
JPH09140711A (ja) 時相自動判定方法及び超音波診断装置
JP5300171B2 (ja) 超音波診断装置、超音波画像処理装置及び超音波画像処理プログラム
JPH08336531A (ja) 超音波診断装置
JP4679141B2 (ja) 超音波診断装置および超音波診断画像の表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091227

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091227

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101227

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees