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JP3383298B2 - 削岩装置における送りビーム整列方法および削岩装置および測定装置 - Google Patents

削岩装置における送りビーム整列方法および削岩装置および測定装置

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JP3383298B2
JP3383298B2 JP50039192A JP50039192A JP3383298B2 JP 3383298 B2 JP3383298 B2 JP 3383298B2 JP 50039192 A JP50039192 A JP 50039192A JP 50039192 A JP50039192 A JP 50039192A JP 3383298 B2 JP3383298 B2 JP 3383298B2
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JP
Japan
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drilling
angle
carrier
feed beam
boom
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JP50039192A
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ラパライネン,ユハニ
リンネマ,ヘイキ
ツーナネン,アリ
サーライネン,ペルティ
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タムロック・オイ
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    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B7/00Special methods or apparatus for drilling
    • E21B7/02Drilling rigs characterised by means for land transport with their own drive, e.g. skid mounting or wheel mounting
    • E21B7/025Rock drills, i.e. jumbo drills
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
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    • E21B7/022Control of the drilling operation; Hydraulic or pneumatic means for activation or operation

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は削岩装置のキヤリヤに対して回転可能なブー
ムの端部に取着されかつ実質上整列してかつ同一掘削平
面において地面の岩に孔を掘穿する際に前記ブームに対
して回転可能な送りビームを整列させるための方法であ
つて、前記キャリヤの長手方向と掘穿方向との間の角度
が決定され、ブームに対する前記送りビームの旋回角度
がブームとキヤリヤの長手方向との間の角度および前記
角度に基づいて決定されるように、前記送りビームが、
前記ブームをキヤリヤに対して回転すると共に送りビー
ムをブームの端部に対して回転することによって、前記
平面と平行にかつ前記掘穿方向と整列され、更に、前記
キヤリヤの全ての掘穿位置において設定することが可能
な基準方向に対して前記ブーム及び前記送りビームを整
列させるための送りビーム整列方法に関する。
本発明はまた、キヤリヤ、該キヤリヤに対して回転可
能なように該キヤリヤに取り付けられるブーム、該ブー
ムに対して互いに或る角度において2つの平面内に回転
可能なように取り付けられる送りビーム、前記ブームお
よび前記送りビームを回転するための制御手段、前記キ
ヤリヤの長手方向と前記ブームとの間の角度を測定し、
前記ブームに関連する前記送りビームの方向を測定しか
つ前記キヤリヤの前記長手方向と前記掘穿方向との間の
角度を測定するための測定手段、および測定された角度
に基づいて前記送りビームを整列するための設定値を計
算するための計算手段、からなる削岩装置に関する。
本発明はさらに、削岩装置のキヤリヤの少なくとも長
手方向に位置決めされるべく配置される本体および該本
体に対して回転可能な整列手段からなり、該整列手段が
キヤリヤの長手方向と掘穿方向との間の角度を決定する
ために掘穿方向に位置決めされるべく配置されている、
請求の範囲第1項に記載の方法にしたがつて送りビーム
を削岩装置内に整列するための測定装置に関する。
〔従来技術〕
掘削において、掘穿は通常掘削方向に対して垂直な垂
直または傾斜面に並んで孔を掘穿することにより行わ
れ、そしてこれらの孔は次いで装填されかつ爆破が岩を
引き出すために実施される。掘削が所望の方法において
行われることを保証するために、掘穿孔は掘削が予め定
めた順序において行われるように設計されるとき当該掘
削平面内にかつそれと平行に十分に正確に位置決めされ
ねばならない。かかる装置は互いに垂直な2つの平面内
の掘穿機の送りビームの傾斜角度を示す。例えば、ブー
ムの長手方向にかつブームの端部を横断する垂直平面内
に延びる平面内で示されることができ、それにより送り
ビームは削岩装置のキヤリヤに対して所望の角度に位置
決めされる。掘穿方法に関して、送りビームの方向角度
および掘穿ロツドの方向角度は掘穿方向における傾斜と
して、すなわち掘穿平面の傾斜としてかつ、他方で掘穿
方面における傾斜として計算されかつ決定される。これ
はそのように不都合でかつ複雑であるが、掘穿装置のキ
ヤリヤに対して所望の方法において送りビームの方向か
つしたがつて掘穿ロツドの方向を示すために開発された
整列装置がある。したがつて、掘穿平面に関連するキヤ
リヤの方向が掘穿平面に対して適宜に掘穿ロツドを整列
するために知られねばならない。掘削に関して、その回
転角度がセンサを備える覗き手段からなる、フインラン
ド特許出願第3509/71号に開示される装置が使用され
る。覗き手段は送りビームを整列するとき掘削方向に位
置決めされ、そして覗き手段は、それに設けられた計算
機によつて、キヤリヤの長手方向に対する覗き手段の回
転角度、ブームの回転角度および送り装置に設けられた
傾斜センサにより供給される情報を基づいて、キヤリヤ
に関連する、かつしたがつて掘穿方向に関連する送りビ
ームの傾斜角度を計算する。装置が角度の予備設定を許
容するならば、それはまた同時にその方向においてブー
ムおよび送りビームが掘穿方向に、すなわち、掘穿平面
に対して垂直な基準方向に位置決めされるために回転さ
れ、かつ適宜に傾斜される。
かかる手段の欠点は覗き点が常に、掘穿方向に、すな
わち、装置を作動するために、掘穿されるべき孔により
定義される掘削面に対して垂直に位置決めされねばなら
ないということである。これは多くの場合に掘削の方向
に十分な距離において明瞭な目標がないため、覗き点が
独立して直立されないことを意味する。さらに、掘穿方
向以外の方向は基準方向として使用され得ない。手段は
また複雑でかつ高価でかつ使用するのが難しい。
〔発明の開示〕
本発明の目的は上記欠点を回避しかつ簡単で使用し易
い掘穿過程を調整するための方法および装置を提供する
ことにある。かかる目的を達成するために、本発明によ
る方法は、最初に、前記基準方向と前記掘穿方向との間
の角度が決定され、少なくとも前記掘穿装置の第1掘穿
位置が決定された後に、前記掘穿方向が前記基準方向お
よび前記角度に基づいて決定され、前記キヤリヤの長手
方向と上記において決定された掘穿方向との間の角度が
前記掘穿方向を基準にして決定され、前記送りビーム
が、前記掘穿方向及び前記掘穿面と平行であるように決
定された角度に基づいて整列され、更に、前記基準方向
が前記掘穿過程の間中少なくとも不動でかつ覗き点とし
て前記掘穿面から間隔を置いて位置決めされる固定点を
利用することにより決定され、更に、前記基準方向が前
記掘穿位置から前記覗き点に延在するラインであること
を特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明による掘穿
装置は、前記削岩装置が、基準方向と掘穿方向との間の
角度を示すための指示手段を有し、前記計算手段が、前
記角度に基づいて前記送りビーム用の設定値を計算すべ
く設けられており、更に、前記指示手段が、前記キヤリ
ヤに取着されそして前記掘穿方向および前記基準方向双
方にそれらの間の角度を決定するための回転可能な測定
装置であることを特徴とする。
本発明による測定装置は基準方向を定義しかつ基準方
向と掘穿方向との間の角度を決定するための基準手段か
らなることを特徴とする。
本発明の基本的な思想は距離を置いて明瞭に目視可能
な目標または他の同様な覗き点を選択し、かつ掘穿方向
と覗き点およびキヤリヤとの間の方向、すなわち、基準
方向との間の角度が測定されるということである。この
角度はメモリに記憶され、かつ次いでキヤリヤが新たな
掘穿位置に移動されるとき、視界を覗き点に向かって、
すなわち、基準方向に単に回転すべきであり、かつ送り
ビームは基準方向に対してメモリに記憶された角度にあ
るように回転され、そして掘削平面において所望の傾斜
を有するように傾斜される。本発明による方法および装
置の利点はそれらが簡単で、信頼でき、使用し易くそし
て経済的であるということである。
本発明を添付図面においてより詳細に説明する。
〔発明を実施するための好適な態様〕
第1図において、削岩装置1は掘削面Lと一致して1
列の孔を掘穿するように掘削場所に位置決めされる。削
岩装置1は通常無限軌道型トラツク2上で動くキヤリヤ
からなり、そのキヤリヤに掘穿ブーム4がキヤリヤに対
して垂直軸3のまわりに回転可能に取り付けられる。掘
穿ブームの端部において掘穿機用送りビーム5が設けら
れ、その送りビームは軸のまわりにブーム4に対して垂
直に回転可能である。この型の削岩装置は、例えば、フ
インランド特許出願第3509/71号から、それ自体公知で
あり、そしてより詳細には説明されない。
キヤリヤに対してブームを回転するために、該ブーム
は作動手段およびそれらを制御するための手段、および
ブーム4に対して送りビーム5の方向を示すようにブー
ム4とキヤリヤ1aとの間の角度αを指示するための測定
装置、および関連の表示装置からなる。これらはまた、
例えば、上述したフインランド特許第3509/71号から、
それ自体公知であり、そしてより詳細には説明されな
い。
キヤリヤは第1図に線Saにより示される予め定めた長
手方向において掘穿場所に位置決めされる。掘穿方向Sp
は、順次、掘削面Lに対して垂直である。キヤリヤの方
向Saと掘穿方向Spとの間の角度βは掘穿方向Spからのキ
ヤリヤ1aのずれを示す。これは、掘穿に関して、ブーム
4がキヤリヤ1aに対して回転されるべきでありかつ送り
ビーム5が孔が所望の点において掘穿されるような方法
においてブーム4に対して回転されるべきであることを
意味する。
もちろん、最も好都合な場合には、ブーム4は掘穿方
向Spと平行に位置決めされ、かつそこで送りビーム5は
孔が掘削面Lにしたがつて掘穿されるような方法におい
てのみこの方向に傾斜され得る。しかしながら、実際に
は幾つかの孔がキヤリヤの同一方向から掘穿されかつ、
したがつてブーム4は各特別な孔用の異なる位置にキヤ
リヤ1aに対して回転されるべきでかつ、対応して、送り
ビーム5は孔が掘削面Lにおいて適切に互いに一致して
位置決めされるために各孔においてブーム4に対して種
々の角度に回転されるべきである。
送りビーム5の方向かつしたがつて掘穿ロツドの方向
を正確に決定するために、送りビーム5の方向および位
置を測定するためのセンサおよびブーム4の方向および
ジオメトリを測定するためのセンサ該センサおよび表示
器が計算装置に接続されるような方法においてそれ自体
公知の方法において相互に接続され、前記計算装置は、
使用されるセンサに依存して、センサおよび表示器によ
り供給される情報およびキヤリヤ1aに対するまたは地面
に対するブームおよび継手のジオメトリを基づいて送り
ビーム5の方向を計算する。
キヤリヤ1aの長手方向Saと掘削方向Spとの間の角度
β、および基準方向Stと掘穿方向Spとの間の角度δが公
知であるとき、掘穿装置は本発明によつて孔を簡単にか
つ容易に掘穿するために適切に整列され得る。
第1図はさらに本発明を適用するときに整列マークと
して要求される覗き点Tを示す。該覗き点は、少なくと
も掘穿過程の間中浮動の固定目標または他の同様な物体
のごとく、方向Stによつて掘削面Lから間隔を置いて位
置決めされた固定点である。覗き点が掘削面を明瞭に横
切る方向に位置決めされるとき、掘削面Lから覗き点T
への距離は1度に掘穿されるべき1列の孔の最も外方の
孔R1およびRn間の距離の少なくとも10倍である。
掘穿方向Spと基準方向St、すなわちキヤリヤから覗き
点Tへの方向との間の角度δは本発明の適用に必須であ
りかつ2つの方向間の差異を示す。
第2図は本発明を適用するのに適する測定装置を示
す。測定装置は覗き手段、すなわち覗き円板11、整列手
段、すなわち整列円板12、および本体部分13からなる。
整列円板12は該整列円板12と本体部分13との間の角度、
すなわちキヤリヤの長手方向Saと掘穿方向Spとの間の角
度βを示す目盛り12aを備えている。キヤリヤに対して
回転不能に取り付けられる本体部分13は測定のためにキ
ヤリヤの方向Saを示す測定ライン13aを備えている。
円板11および12は本体13に対してかつ相対的に回転さ
れ得る。しかしながら、円板11および12はそれらが同時
に回転するような方法において係止ナツトにより相互に
連結可能である。値を設定するときに、他の係止ナツト
15によつて円板12を円板13に係止することができる。係
止ナツトは公知の構造からなつても良くそれにより互い
に可動なまたは摺動可能な2つの部分が、必要ならば、
互いに係止され得る。これらはそれ自体公知でありかつ
したがつて詳細には説明されない。
円板11および12は軸16のまわりに回転する。覗き円板
11は好ましくはそれが間隔を置いて位置決めされた覗き
点Tに向いているように円板の覗きラインを設定するた
めのライン視界およびループ視界からなる。この測定装
置において、覗き円板11、整列円板12、目盛り12aおよ
び測定ライン13aは基準手段を構成する。測定装置の他
の実施例において、もちろん、基準手段は種々のかつ別
個の部分であつても良い。
第3a図は削岩装置が第1掘穿位置PA1に掘削場所にお
いて位置決めされかつ第1の孔R1を掘穿するのに備えて
いる状況を示す。掘削面Lは、例えば、第1と最後の孔
との間のラインを示すことにより定義される。
掘穿に関して送りビーム5はそれがラインR1−Rnに対
して垂直、すなわち、掘削面の孔列全体に対して垂直か
つ所望の掘穿方向Spと平行であるように整列されねばな
らず、それに加えて、適宜な角度を通って傾斜されねば
ならない。このために、覗き装置10の円板11および12
は、例えば、覗き円板11の覗きラインおよび整列円板12
のゼロ位置が図3に示されるように掘穿方向を示すよう
な方法において第1孔において回転され、それにより掘
穿方向はいずれか好都合な方法において決定されること
ができる。
その後整列円板12は本体部分13に対して不動に係止さ
れかつ覗き円板11は整列円板12との係止から解放され
る。覗き円板11は次いで矢印17により示されその覗きラ
インまたは基準方向Stが例えば掘穿過程の間中目標また
は幾つかの他の物体のごとき間隔を置いて適宜な固定点
Tを通って延びるような方法において第3b図に示される
ように回転される。
掘穿方向Spと基準方向Stとの間に得られた角度δは円
板11および12を互いに連結することによりメモリに記憶
される。ブーム4は適宜な角度αに位置決めされかつ送
りビーム5はブームの端部に対して回転され、そして計
算装置はブーム4の回転角度および送りビーム5の回転
角度を基づいて送りビームの実際の方向および傾斜かつ
したがつてまた掘穿ロツドのそれらを計算する。
第1の孔は送りビーム5の長手方向、すなわち掘穿ロ
ツドの長手方向が掘穿方向と一致するとき掘穿されるこ
とができ、そしてこの方向における送りビーム5の傾斜
は計画された掘穿面Lの傾斜と同一である。その後ブー
ム4は第2の孔R2に回転されそして送りビーム5かつし
たがつて掘穿ロツドは掘穿方向Spに延在しかつ上述され
かつそれ自体公知のように適宜な傾斜を有するように回
転される。
第1列の孔、すなわち、キヤリヤの同一の掘穿位置に
掘穿され得る孔の掘穿後、キヤリヤは次の掘穿位置PA2
へ移動され、そして送りビームは再び掘穿方向と整列さ
れる。これは第2位置PA2においてかつ覗き点Tに覗き
円板11の覗きライン17を向けることにより次のすべての
位置において行われる。キヤリヤの方向Saと掘穿方向Sp
との間の角度βはそれが角度δを基づいて決定されるた
めの目盛り12aから直接読み出され得る。
送りビーム5が次にブーム4をキヤリヤに対して回転
しかつ送りビーム5をブーム4に対してそれらの固有の
センサおよび表示器によつて回転することにより整列さ
れることができると、送りビーム5の方向は角度βだけ
キヤリヤ1aの長手方向からずれ、それによりそれは自動
的に実質上掘穿方向Spと平行になりかつその傾斜が調整
され得るとそれは平面Lの傾斜と同一である。この方法
において、キヤリヤの第2掘穿位置から掘穿可能なすべ
ての孔は掘穿ロツドの掘穿刃が孔の開始点に位置決めさ
れるとき、送りビームがキヤリヤ1aの長手方向Saに対し
て角度βにおいてかつ所望の掘削面Lと同一の傾斜角度
において傾斜されるような方法において再びブーム4お
よび送りビーム5を回転することにより掘穿されること
ができ、そして他の整列手段はこの掘穿位置において要
求されない。
同一手順が次の孔において繰り返される、すなわちキ
ヤリヤ1aはできるだけ多数の孔が掘穿され得る適宜な掘
穿位置に駆動され、そして次いで送りビームが上述され
たようにこの掘穿位置において掘穿されるように第1の
孔で整列され、そして残りの孔がそのように測定された
方向角度βを基づいて掘穿され得る。掘穿方向Spとキヤ
リヤの方向Saとの間の角度βが公知であるとき、測定装
置によつて決定される角度βだけキヤリヤの長手方向Sa
からずれるような方法においてブーム4および送りビー
ム5をそれらの通常の目盛りまたは方向センサの表示に
よつて回転することが容易である。
本発明による方法は、測定および整列がどのような別
個の測定装置および掘穿方向に絶対に位置決めされるべ
きであるどのような正確な固定点も要求しないので、簡
単でかつ適用し易い。本発明の方法は、例えば、覗き円
板および整列円板の簡単な組合せを使用することにより
簡単に適用されることが可能で、それによりセンサまた
は電気的接続が覗き手段として使用される測定装置と他
の測定装置との間に設けられる必要がない。
本発明による測定装置は簡単でかつ製造および実現し
易くそして掘穿過程に対して使用し易い。本発明による
方法はまたより自動化した方法において実現し易く、そ
れにより例えば覗き装置はセンサが覗き装置の角度に対
応する信号を発生するような方法においてポテンシヨメ
ータまたはそれ自体公知の他の同様なセンサのごとき或
る種のセンサによつてキヤリヤに視界を固定することに
より電気的な形状において簡単に実現され得る。
覗きはかくしてまず例えば掘穿方向Spに視界を回転し
かつ次いでこの方向角度の値をスイツチまたはボタン等
を使用することによりコンピユータまたは計算機のメモ
リに記憶することにより行われ、その後視界は覗き点T
に向かって、すなわち基準方向Stに回転され、そして基
準方向Stはコンピユータまたは計算機のメモリに同様に
記憶される。計算機またはコンピュータはそれにより方
向間の角度δを自動的に計算することができる。
掘穿方向は角度βだけキヤリヤの方向Saからずれるの
で、計算機またはコンピユータは送りビーム5またはブ
ーム4が一方の孔から他方の孔へ回転または移動される
ときその異なる軸に対して送りビームの要求された傾斜
を計算することができ、そしてそこで送りビームが掘穿
ロツドの掘穿刃が孔の開始点に位置決めされるとき直立
方向に自動的に位置決めされる。
最も簡単なものにおいて、計算機は掘穿刃が送りビー
ムかつしたがつて掘穿ロツドが直立方向に位置決めされ
るために一定の点に位置決めされるとき送りビームおよ
びブームの方向をどのようにすべきかを計算でき、そし
て掘穿機はそれによりそれが適宜に位置決めされるまで
所望の方法において送りビームおよびブームを回転する
ことが可能である。
上記および添付図面において本発明は例として説示さ
れ、かつ本発明はこの実施例に決して限定されない。
測定装置は円板13の測定マークが常にキヤリヤの方向
Saに向くようにそれ自体公知の方法においてキヤリヤに
取着された別個に構成された装置にしても良い。測定装
置は、もちろん、また円板13がキヤリヤにまたはそれに
取着された装置に形成されるような方法において実施さ
れることができ、そして円板11および12はそれに回転可
能に取着される。
それぞれ、第2図に略示された、円板11および12およ
び円板12および13を相互に連結するための公知の係止ナ
ツト構造に代えて、所望の方法において円板が相対的に
回転するのを一時的に阻止するために他の公知の係止構
造を使用することができる。
目盛り12aは整列円板12に代えて本体部分13に形成さ
れることができ、それにより整列円板12は測定点を指示
するマークからなりそしてそれによつて回転された角度
βが見られ得る。例えば、2つの目盛りが設けられ、そ
の一方がキヤリヤと掘穿方向との間の角度βを指示する
ために本体部分に位置決めされそして他方が例えば第1
円板または代替的に第2円板に位置決めされかつしたが
つて基準方向と掘穿方向との間の角度δを指示する。
基準手段は機械的な目盛りおよび測定手段または目盛
り円板またはそれらを測定するのに使用される測定ライ
ンであつても良い。基準手段はまた測定または決定され
るべき方向の幾つかを直接付与する測定装置または表示
器、または2つの付与された方向間の角度を指示する測
定装置または表示器であつても良く、それにより装置は
電気的にまたは他の何らかの方法において指示された2
つの点間の回転角度、または対応する方向を単に測定す
る。
整列マークとして使用される固定点Tが装置の前方に
おいて掘穿面に位置決めされるように図示されかつ明細
書に述べられるとしても、装置と同一の掘穿面に関連す
る側に均等に十分に位置決めされることができ、それに
より覗き装置がそれを通して他の方法で見回すことによ
るかまたは例えば2つの逆対称目盛りを使用することに
より使用され得る。
この方法を適用するとき、誤差は覗き点として使用さ
れる固定点が、掘穿面における装置の移動がそれにより
実際に角度誤差を発生しないためその両端で実質上掘穿
面の方向にあるときもちろん最小にされ、移動運動は基
準方向Stに対して平行である。かかる場合において、測
定点は掘穿面および大きな角度誤差なしに掘穿されるべ
き孔にかなり近接して位置決めされた覗き目標または覗
き点であつても良い。
好ましくは、覗き点は掘削面の方向から45゜以下にず
れる。実際に、コンパスの点は基準方向として使用され
ることができ、それにより測定装置はコンパスの点と測
定装置の視界との間の角度を検出するためのセンサから
なるべきである。この角度はそれにより基準方向、すな
わちコンパスの点と覗き方向、またはより簡単に掘穿方
向との間に画成される角度δであり、そして残りは上記
テキストに記載されたようになされることができる。
原則として、本方法は覗きラインが装置が掘穿面の方
向に移動されるとき覗き点のまわりに回転するので基準
方向Stが掘削面Lの方向からずれるとき小さな方向誤差
を生じ、しかしながら、実際にはこの誤差は掘穿過程を
考慮して無視し得るものでありかつ装置の使用により得
られるかなりの利点を考慮する。
図面の簡単な説明 第1図は、掘穿されるべき領域にしたがつて削岩装置
の整列状態を略示する図である。
第2図は、本発明による測定装置を略示する図であ
る。
第3a図〜第3c図は、本発明による第2図の測定装置の
使用状態を示す図である。
〔符号の説明〕
1…削岩装置、 1a…キヤリヤ、 4…ブーム、 5…送りビーム、 10…測定装置、 13…本体部分、 12…整列手段(整列円板)、 11…覗き手段(覗き円板) 14…係止手段、 12a…角度目盛り、 α,β,δ…角度、 L…掘削平面、 R1〜Rn…孔、 Sa…長手方向、 Sp…掘穿方向、 PA1〜PAn…掘穿位置、 St…基準方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サーライネン,ペルティ フィンランド国 エス・エフ−81730 リークサ、ローハランティエ 6 (56)参考文献 特開 昭57−143090(JP,A) 特公 昭55−1438(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 15/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】削岩装置(1)のキヤリヤ(1a)に対して
    回転可能なブーム(4)の端部に取着されかつ実質上整
    列してかつ同一掘削平面(L)において地面の岩に孔
    (R1ないしRn)を掘穿する際に前記ブーム(4)に対し
    て回転可能な送りビーム(5)を整列させるための方法
    であつて、 前記キヤリヤ(1a)の長手方向(Sa)と掘穿方向(Sp)
    との間の角度(β)が決定され、ブーム(4)に対する
    前記送りビーム(5)の旋回角度がブーム(4)とキヤ
    リヤ(1a)の長手方向(Sa)との間の角度(α)および
    前記角度(β)に基づいて決定されるように、前記送り
    ビーム(5)が、前記ブーム(4)をキヤリヤ(1a)に
    対して回転すると共に送りビーム(5)をブーム(4)
    の端部に対して回転することによって、前記平面(L)
    と平行にかつ前記掘穿方向(Sp)と整列され、更に、前
    記キヤリヤ(1a)の全ての掘穿位置(PA1ないしPAn)に
    おいて設定することが可能な基準方向(St)に対して前
    記ブーム(4)及び前記送りビーム(5)を整列させる
    ための送りビーム整列方法において、 最初に、前記基準方向(St)と前記掘穿方向(Sp)との
    間の角度(δ)が決定され、 少なくとも前記掘穿装置(1)の第1掘穿位置(PA1
    いしPAn)が決定された後に、前記掘穿方向(Sp)が前
    記基準方向(St)および前記角度(δ)に基づいて決定
    され、 前記キヤリヤ(1a)の長手方向(Sa)と上記において決
    定された掘穿方向(Sp)との間の角度(β)が前記掘穿
    方向(Sp)を基準にして決定され、 前記送りビーム(5)が、前記掘穿方向(Sp)及び前記
    掘穿面(L)と平行であるように決定された角度(β)
    に基づいて整列され、 前記基準方向(St)が前記掘穿過程の間中少なくとも不
    動でかつ覗き点(T)として前記掘穿面(L)から間隔
    を置いて位置決めされる固定点を利用することにより決
    定され、 更に、前記基準方向(St)が前記掘穿位置(PA1ないしP
    An)から前記覗き点(T)に延在するラインであること
    を特徴とする送りビーム整列方法。
  2. 【請求項2】前記基準方向(St)が前記掘穿面(L)の
    方向から45゜を越えない範囲でずれていることを特徴と
    する請求の範囲第1項に記載の送りビーム整列方法。
  3. 【請求項3】前記基準方向が前記削岩装置(1)の前記
    キヤリヤ(1a)に取着された測定装置(10)によつて決
    定され、該測定装置が前記掘穿方向(Sp)および前記基
    準方向(St)によつて交互に前記削岩装置(1)の前記
    第1掘穿位置(PA1)において回転され、前記方向間の
    角度(δ)が前記方向(Sp,St)間の差異として決定さ
    れることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に
    記載のビーム整列方法。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項に記載の方法を実施する
    ための削岩装置(1)において、キヤリヤ(1a)、該キ
    ヤリヤに対して回転可能なように該キヤリヤに取り付け
    られるブーム(4)、該ブーム(4)に対して互いに或
    る角度において2つの平面内に回転可能なように取り付
    けられる送りビーム(5)、前記ブーム(4)および前
    記送りビーム(5)を回転するための制御手段、前記キ
    ヤリヤ(1a)の長手方向(Sa)と前記ブーム(4)との
    間の角度(α)を測定し、前記ブーム(4)に関連する
    前記送りビーム(5)の方向を測定しかつ前記キヤリヤ
    (1a)の前記長手方向(Sa)と前記掘穿方向(Sp)との
    間の角度(β)を測定するための測定手段、および測定
    された角度(α,β)に基づいて前記送りビーム(5)
    を整列するための設定値を計算するための計算手段、か
    らなる削岩装置(1)において、 前記削岩装置が、基準方向(St)と掘穿方向(Sp)との
    間の角度(δ)を示すための指示手段を有し、 前記計算手段が、前記角度(δ)を基づいて前記送りビ
    ーム(5)用の設定値を計算すべく設けられており、 更に、前記指示手段が、前記キヤリヤ(1a)に取着され
    そして前記掘穿方向(Sp)および前記基準方向(St)双
    方にそれらの間の角度(δ)を決定するための回転可能
    な測定装置(10)であることを特徴とする削岩装置。
  5. 【請求項5】前記測定装置(10)が、前記計算手段が前
    記角度(δ)の決定後該決定された角度値(δ)を基づ
    いて直接前記送りビーム(5)用の設定値を計算するよ
    うに前記計算手段に接続されることを特徴とする請求の
    範囲第4項に記載の削岩装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段が、前記計算手段により計算
    される設定値にしたがつて前記送りビーム(5)を自動
    的に整列するために接続されることを特徴とする請求の
    範囲第5項に記載の削岩装置。
  7. 【請求項7】前記削岩装置(1)の前記キヤリヤ(1a)
    の少なくとも長手方向(Sa)に位置決めされるべく配置
    される本体部分(13)および該本体部分(13)に対して
    回転可能な整列手段(12)からなり、該整列手段が前記
    キヤリヤ(1a)の前記長手方向(Sa)と前記掘穿方向
    (Sp)との間の角度(β)を決定するために前記掘穿方
    向(Sp)に位置決めされるべく配置されている、請求の
    範囲第1項に記載の方法にしたがつて送りビーム(5)
    を削岩装置(1)内に整列するための測定装置におい
    て、 前記測定装置が、前記基準方向(St)を定義しかつ該基
    準方向(St)と前記掘穿方向(Sp)との間の角度(δ)
    を決定するための基準手段を有していることを特徴とす
    る測定装置。
  8. 【請求項8】前記基準手段が、掘穿面(L)から間隔を
    置いて位置決めされかつ前記測定装置(10)から覗き点
    (T)への前記基準方向(St)を定義するための前記覗
    き点(T)として使用される固定点に向けられるべく配
    置される別個の覗き手段(11)からなることを特徴とす
    る請求の範囲第7項に記載の測定装置。
  9. 【請求項9】前記整列手段が、前記掘穿方向(Sp)にか
    つ前記基準方向(St)に交互に回転可能であり、そして
    前記測定装置が前記キヤリヤ(1a)の前記長手方向(S
    a)と前記掘穿方向(Sp)との間の角度(β)および前
    記掘穿方向(Sp)と前記基準方向(St)との間の角度
    (δ)を交互に示す表示器からなることを特徴とする請
    求の範囲第7項に記載の測定装置。
  10. 【請求項10】前記覗き手段(11)および前記整列手段
    (12)が前記削岩装置(1)の前記キヤリヤ(1a)に対
    して軸のまわりに同軸的に回転すべく取り付けられた円
    板であり、前記覗き円板(11)が前記覗き点(T)とし
    て使用する固定点に向けられかつ前記整列円板(12)が
    前記掘穿方向(Sp)に向けられるとき前記基準方向(S
    t)と前記掘穿方向(Sp)との間の角度(δ)を画成す
    るために前記覗き円板(11)および前記整列円板(12)
    を互いに係止するための係止手段(14)からなり、そし
    て前記覗き円板(11)が前記覗き点(T)として使用す
    る前記固定点に向けられかつ前記円板が互いに係止され
    るとき前記掘穿方向(Sp)と前記長手方向(Sa)との間
    の角度(β)を指示するための角度目盛り(12a)から
    なることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の測定装
    置。
  11. 【請求項11】前記測定装置(10)は前記決定された方
    向を基づいて角度(β,δ)を計算しかつそれらを基づ
    いて前記送りビーム(5)用の設定値を計算する計算手
    段に接続されることを特徴とする請求の範囲第7項〜第
    11項のいずれか1項に記載の測定装置。
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