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JP3352589B2 - 自動車のボデイ構造 - Google Patents

自動車のボデイ構造

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JP3352589B2
JP3352589B2 JP10579296A JP10579296A JP3352589B2 JP 3352589 B2 JP3352589 B2 JP 3352589B2 JP 10579296 A JP10579296 A JP 10579296A JP 10579296 A JP10579296 A JP 10579296A JP 3352589 B2 JP3352589 B2 JP 3352589B2
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JP
Japan
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tunnel
body structure
cross member
dashboard cross
fixed
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JP10579296A
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三男 藤田
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Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のボデイ構
造に関し、一層詳細には、例えば、自動四輪車におい
て、サスペンションとエンジンマウントからの振動を抑
制するように構成した自動車のボデイ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動四輪車において、エンジンがフロン
ト側に設けられている構造のものではサスペンション取
付部材とエンジンマウントブラケットとが直接ボデイに
連結される構成のものが数多く採用されている。この場
合、前記サスペンション取付部材とエンジンマウント用
ブラケットとを補強するためにアーム部材が用いられ
る。例えば、実開昭61−91475号ではこのアーム
部材を補強フレームと称してエンジンマウントブラケッ
トを構成するトンネル形状部と、フロントサイドメンバ
ーとを左右対称となるように補強フレームにより連結し
ている。実開昭60−157486では、剛性部材によ
ってサスペンション取付部とダッシュパネルとを連結し
ている。
【0003】しかしながら、以上のような構成のもので
は自動四輪車の走行中、サスペンション取付部材から生
ずる振動あるいはエンジンマウントで発生するエンジン
音が直接エンジンマウント用ブラケットの中央部に伝達
されるため、特にトンネル形状の前記ブラケットが変形
し且つ異音を生ずる可能性がある。
【0004】そこで、これらの不都合を回避すべく、さ
らに剛性を高めようとすると、当該アンダーボデイ中央
の板厚を増さなければならず、さらにまた、当該エンジ
ンマウント用ブラケットの断面形状が複雑化し、その重
量も増加するという不都合が露呈する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の不都合
を克服するためになされたものであって、自動車のサス
ペンション取付部材あるいはエンジンマウント部から生
ずる振動によって何等ボデイ中央が変形することなく、
従って、当該エンジンマウント部の板厚を増加させるこ
となく、断面形状も簡素化し、さらにまた、重量の軽減
も達成される自動車のボデイ構造を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明は、サスペンションを保持するサスペンショ
ン取付部材と、エンジンマウント部とを固定したボデイ
本体を有する自動車のボデイ構造において、前記ボデイ
本体の前記エンジンマウント部に形成されたトンネル形
状部と前記サスペンション取付部とをアーム部材によ
り連結し、さらに両端部に脚部を有し、中央部が前記ト
ンネル形状部の形状に対応して山状に膨出したダッシュ
ボードクロスメンバーを前記トンネル形状部の上面に重
畳させて固着することを特徴とする。
【0007】本発明では、ダッシュボードクロスメンバ
ーをトンネル形状部に重畳させて剛性を高めるため、該
トンネル形状部の板厚等を増すことによって異音、振動
の伝達を阻止するものより、はるかに構造が軽量化さ
れ、低廉に製造できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る自動車のボデ
イ構造について自動四輪車の好適な実施の形態を挙げ、
添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0009】図1において参照符号10は前輪側のサス
ペンション取付部材としてのフロントロアアームベース
を示す。このフロントロアアームベース10は図示して
いないが、自動四輪車において左右対称に前輪側に設け
られ、従来技術と同一の構成を採用している。前記フロ
ントロアアームベース10の下端部にはその長手方向に
沿って長尺なフランジ12が設けられている。前記フラ
ンジ12の先端部には孔部14が画成され、この孔部1
4にアーム部材としてのフロントロアパイプ16の一端
部が係着される。すなわち、フロントロアパイプ16に
はナット18が固着され、このナット18に前記孔部1
4を介して図示しないボルトを挿通することによって当
該フロントロアパイプ16が固着される。
【0010】一方、当該フロントロアパイプ16の他端
部はダッシュボードロアクロスメンバー20に固着され
る。実際、ダッシュボードロアクロスメンバー20の略
中央部には、エンジンマウント用のトンネル形状部22
が一体的に設けられ、このトンネル形状部22はフラッ
トな面24と、その両側に上方へと突出する第1の膨出
部26と第2の膨出部28とが突出形成されている。前
記フラットな面24には図示しないエンジンマウント部
が孔部30a乃至30eを介して固着される。前記のよ
うに第1膨出部26と第2膨出部28とがこのトンネル
形状部22に膨出形成される結果、これらの第1膨出部
26と第2膨出部28の裏面側には凹部が形成されるこ
とは容易に諒解されよう。
【0011】このような構成において、前記フロントロ
アパイプ16の他端部は前記第1膨出部26の下側すな
わち、裏面側に係着される。同様に第2膨出部28に
も、図示しないが、前記フロントロアパイプ16と反対
側のフロントロアパイプがその裏面側に固着される。
【0012】そこで、本発明においては、前記トンネル
形状部22に対して補強部材としてのダッシュボードク
ロスメンバー40が固着される。ダッシュボードクロス
メンバー40はその両端部に脚部42a、脚部42bを
有し、中央部が前記トンネル形状部22のリア側端部2
2aに近似して構成されている。従って、このダッシュ
ボードクロスメンバー40の中央部は山状に膨出形成さ
れて、頂部46でその高さを最高にする。ダッシュボー
ドクロスメンバー40の頂部46と脚部42a、42b
の間には夫々係着部48a、48bが突出形成され、こ
の係着部48a、48bに孔部50a、50bが形成さ
れている。
【0013】以上のような構成において、ダッシュボー
ドクロスメンバー40はトンネル形状部22に固着され
る。好適には、前記脚部42a、42bをダッシュボー
ドロアクロスメンバーに溶着するか、あるいは、図示し
ていないが、孔部を穿設してボルト、ナットによってこ
のダッシュボードロアクロスメンバー20に固着するこ
とができる。このように、固着すると当該ダッシュボー
ドクロスメンバー40の係着部48a、48bはそれぞ
れトンネル形状部22の第1膨出部26と第2膨出部2
8に当接する。
【0014】図1から容易に諒解されるように、第1膨
出部26、第2膨出部28には夫々孔部52a、52b
が設けられており、これらの孔部52a、52bがダッ
シュボードクロスメンバー40の孔部50a、50bに
整合するに至る。そこで、フロントロアパイプ16の他
端部に設けられている接続部材54の孔部56側にナッ
トを用意し、ダッシュボードクロスメンバー40側から
孔部50a、第1膨出部26の孔部52a、そして、フ
ロントロアパイプ16の孔部56にボルトを挿通し、図
示しない前記のナットによって締めつける。同様に第2
膨出部28側にもダッシュボードクロスメンバー40の
孔部50b、孔部52bを介してボルトを挿通し、図示
しないフロントロアパイプの接続部材を介して緊締す
る。なお、頂部46とフラットな面24上にエンジンマ
ウントが装着されることは容易に諒解されよう。
【0015】以上のような構成を採用した自動車のボデ
イ構造において、例えば、走行中に発生する騒音あるい
はエンジンの振動は一般的にはフロントロアアームベー
ス10からフロントロアパイプ16を介してダッシュボ
ードクロスメンバー40に至るが、このダッシュボード
クロスメンバー40によって前記振動はそのさらなる伝
達を容易に阻止されるとともに、ダッシュボードロアク
ロスメンバー20の振動に起因する変形等をこのダッシ
ュボードクロスメンバー40で容易に阻止することが可
能となる。従って、前記変形あるいは車室内の騒音の伝
達を阻止し、さらにまた、振動等も容易に軽減できると
いう効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ボデイ
本体のエンジンマウント部にダッシュボードクロスメン
バーを設けることにより、この振動が一番伝達されやす
い部位を補強し、これによって、騒音振動の低減と、さ
らにはボデイ本体、具体的にはダッシュボードクロスメ
ンバーの軽量化を促進することができる。さらにまた、
今回設けられたダッシュボードクロスメンバー自体はさ
ほどに高価な部品ではなく、従って、対騒音性にすぐ
れ、しかも低廉に製造できるという特有の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車のボデイ構造の分解斜視説
明図である。
【符号の説明】
10…フロントロアアームベース 12…フラ
ンジ 16…フロントロアパイプ 22…トン
ネル形状部 24…フラットな面 26、28
…膨出部 40…ダッシュボードクロスメンバー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サスペンションを保持するサスペンション
    取付部材と、エンジンマウント部とを固定したボデイ本
    体を有する自動車のボデイ構造において、 前記ボデイ本体の前記エンジンマウント部に形成された
    トンネル形状部と前記サスペンション取付部とをアー
    ム部材により連結し、さらに両端部に脚部を有し、中央
    部が前記トンネル形状部の形状に対応して山状に膨出し
    たダッシュボードクロスメンバーを前記トンネル形状部
    の上面に重畳させて固着することを特徴とする自動車の
    ボデイ構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のボデイ構造において、前記
    アーム部材の一端は前記トンネル形状部の下面に連結
    し、前記ダッシュボードクロスメンバーの一端部を前記
    アーム部材の一端部が固着されたトンネル形状部の上面
    に固着することを特徴とする自動車のボデイ構造。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のボデイ構造におい
    て、トンネル形状部は自動車の前後方向に直交する方向
    においてその端壁部に1組の膨出部を形成し、前記膨出
    部に前記ダッシュボードクロスメンバーの一端部が固着
    されることを特徴とする自動車のボデイ構造。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のボデイ
    構造において、ダッシュボードクロスメンバーとアーム
    部材の夫々の端部を一体的に連結することを特徴とする
    自動車のボデイ構造。
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