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JP3343593B2 - 車両用シートロック構造 - Google Patents

車両用シートロック構造

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JP3343593B2
JP3343593B2 JP00578695A JP578695A JP3343593B2 JP 3343593 B2 JP3343593 B2 JP 3343593B2 JP 00578695 A JP00578695 A JP 00578695A JP 578695 A JP578695 A JP 578695A JP 3343593 B2 JP3343593 B2 JP 3343593B2
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JP
Japan
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release
release knob
knob
striker
release rod
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JP00578695A
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Inventor
昌宏 鈴木
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の可倒式シートのロ
ック構造に関し、詳しくはシートのロック操作に用いる
レリーズロッド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のリヤシート1は、図1に示すよう
に、シートバック2とシートクッション3から構成さ
れ、シートバック2はヒンジブラケット4により前方に
可倒自在に軸支されている。リヤシート1を使用する際
には、車体に固定されたストライカ5をシートバック2
の側面に形成された溝20に後方から嵌入させ、シート
バック2内に設けられたロック装置により固定する。従
来のロック装置は、図7に示すように、シートバックa
の上部に装着される樹脂製のレリーズノブbにより操作
され、レリーズノブbはレリーズロッドcの先端に螺着
されている。レリーズロッドcは、ウレタン等の弾性部
材からなるパッドdに形成されたガイド孔eに遊挿され
ている。また、シートバックaの表面には、表皮fが被
覆され、表皮fのガイド孔eの開口部には金属製の鳩目
gが装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車体の
ストライカの位置が上下に精確に設けられてない場合、
特にストライカが所定の位置より上方に配設されている
場合には、ロック装置との係合位置も上方になり、図8
に示すように、レリーズノブbが上部に跳ね上がった状
態になる。図7に示すような、所定の位置で係合する場
合には、レリーズノブbと鳩目gとの隙間(l1
2 )は小さくて問題にはならないが、上部に跳ね上が
った状態では隙間(L1 +L2 )が大きくなり、走行中
の激しい振動によりレリーズノブbが大きく振動して鳩
目gとの間で異音が発生することがあった。 また、レ
リーズノブbをレリーズロッドcに螺着する際に、必要
以上のトルクでレリーズノブbを締めあげると、レリー
ズロッドcの先端がレリーズノブbに噛み込んでしま
い、レリーズノブbが損傷して表面が白化することがあ
った。したがって、本発明の目的は、ストライカの位置
に関わらず、走行中の異音の発生を防止すると共に、レ
リーズノブの組み付けの際に過度のねじ込みを阻止し
て、レリーズノブの破損を防止した車両用シートロック
構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、車体に設けられたストライカに
係合するロックカムと、該ロックカムに連結されるレリ
ーズロッドと、該レリーズロッドを遊挿するガイド孔と
をシートバックに備え、上記ロックカムの係合を操作す
るレリーズノブを上記レリーズロッドの先端に装着した
車両用シートロック装置において、前記ガイド孔に段部
を設けると共に、上記レリーズロッドに湾曲部を設け、
レリーズノブの操作により該湾曲部が段部に当接して、
レリーズノブがガイド孔内で偏寄することを特徴とす
る。
【0005】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記レリーズノブはレリーズロッドに螺着さ
れると共に、前記湾曲部がレリーズロッドのレリーズノ
ブの装着位置から形成されることを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1記載の車両用シートロック構造におい
ては、レリーズノブを操作した時に当接する段部と湾曲
部を設けたので、ストライカの位置が上方にある場合に
は、レリーズノブが上部に跳ね上げられ、レリーズノブ
を操作した時と同じ状態になる。このため、湾曲部は段
部に当接し、レリーズノブがガイド孔内で偏寄させらる
ので、レリーズノブが鳩目に押し当てられ、走行時のレ
リーズノブの振動が抑制される。請求項2記載の車両用
シートロック構造においては、湾曲部がレリーズロッド
のレリーズノブの装着位置から形成されているので、レ
リーズノブの組み付けの際に、過大なトルクによりレリ
ーズノブを締め上げても、所定位置までねじ込まれると
それ以上のねじ込みが湾曲部により阻止されるので、過
度のねじ込みによるレリーズノブの破損が防止できる。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図6の図面に基づいて、本発明
の実施例を説明する。車両のリヤシート1は、図1に示
すように、シートバック2とシートクッション3から構
成され、シートバック2はヒンジブラケット4により前
方に可倒自在に軸支されている。シートバック2の側面
には、車体に固定されたストライカ5に嵌合する溝20
が形成されており、溝20の内部にはロック装置が配設
されている。ロック装置は、図2乃至図4に示すよう
に、ストライカ5に係合するロックカム6と、ロックカ
ム6に連結されるレリーズロッド7と、レリーズロッド
7の先端に装着されロックカム6の回動を操作するレリ
ーズノブ8とから構成されている。ロックカム6は、下
向きにロック爪6aを備え、ブラケット2bに設けられ
たカム軸2cを介して回動自在に支持されると共に、カ
ム軸2cに装着されたスプリング2dによりロック爪6
aとストライカ5の係合を保持する方向に付勢されてい
る。ロックカム6には、レリーズロッド7の下端が連結
され、レリーズロッド7を上方に操作するとロック爪6
aとストライカ5の係合を解除するよう連結されてい
る。レリーズロッド7は、金属製の棒材を平面的に曲折
して成形加工され、上端にはレリーズノブ8を装着する
ためのねじ部7aが形成されている。また、ねじ部7a
に装着されるレリーズノブ8の位置から下方にかけて湾
曲部7bが形成されており、この湾曲部7bも他の曲折
箇所と同時に成形加工されている。レリーズロッド7
は、後述するシートバック2のガイド孔9aに遊挿され
ている。レリーズノブ8は、ノブ8aと円筒部8bとか
ら構成され、ノブ8aの下面から円筒部8bにかけて逆
円錐状に径が小さくなるように形成されている。円筒部
8bの内部先端には、レリーズロッド7のねじ部7aに
対応してねじが形成されている。このレリーズノブ8
は、樹脂により成形され、シートバック2の上部のガイ
ド孔9aからレリーズロッド7に螺着されている。レリ
ーズノブ8を装着する際には、所定の位置までねじ込ん
でいくと、湾曲部7bによりそれ以上のねじ込みが阻止
される。
【0008】シートバック2は、フレーム2aとシート
パネル2eおよびウレタン等により形成されたパッド9
から構成され、表皮10により被覆されている。シート
バック2の側部から後部にかけては、ストライカ5に対
向して開口する溝20が開口している。溝20の内部に
は、ロックカム6を軸支するブラケット2bが配設さ
れ、ブラケット2bはフレーム2aに装着されている。
パッド9はウレタン等の弾性材により成形され、溝20
内部からシートバック2上部に連通するガイド孔9aが
形成されている。ガイド孔9aの上部には、レリーズロ
ッド7の湾曲部7bに対応して段部9bが形成されてお
り、レリーズロッド7の上方への解除操作により、湾曲
部7bが段部9bに当接してレリーズロッド7を偏寄さ
せてガイド孔9aの反対側に押し付けるように形成され
ている。ここで偏寄とは、レリーズロッド7をガイド孔
9aの片側に寄せることをいう。ガイド孔9aの開口部
の周囲には、金属製の鳩目10aが配設され、表皮10
に環状に装着されている。なお、ストライカ5は、U字
状に形成され、車体のパネル12に溶接等により固着さ
れている。
【0009】次に、本実施例の動作を説明する。シート
バック2を使用する場合、シートバック2を所定の角度
に起こすと、ストライカ5が溝20に後方より嵌入す
る。溝20内でストライカ5は、ロックカム6に当接
し、さらにシートバック2を起こすと、ロックカム6を
回動させてロック爪6aを押し上げる。ロック爪6aが
ストライカ5を乗り越えると、ロックカム6は、スプリ
ング2dの付勢力により反対向きに回動し、ロック爪6
aがストライカ5に係合する。ロックカム6は、スプリ
ング2dによりこの状態を維持するよう付勢されている
ので、シートバック2のストライカ5への固定が完了す
る。シートバック2の固定を解除する際には、レリーズ
ノブ8を上方に操作すると、レリーズロッド7を介して
ロックカム6がスプリング2dの付勢力に反して回動さ
れる。ロックカム6の回動により、ロック爪6aとスト
ライカ5との係合が解除され、シートバック2を自由に
倒すことができる。ストライカ5が所定の位置に配設さ
れている場合、ストライカ5とロック爪6aとは所定の
高さで係合するため、図5に示すように、レリーズロッ
ド7の湾曲部7bは段部9bに当接することなく、レリ
ーズノブ8も鳩目10aに接触してない。しかし、図6
に示すように、ストライカ5の位置が上方にある場合に
は、レリーズロッド7が押し上げれた状態で係合するの
で、湾曲部7bが段部9bに当接し、レリーズロッド7
を偏寄させてガイド孔9aの反対側に押し付ける力が作
用する。このため、レリーズロッド7の先端のレリーズ
ノブ8は、湾曲部7bと反対側の鳩目10aに押し当て
られる。
【0010】上記実施例の車両用シートロック構造で
は、レリーズノブ8を上方に操作した時に当接するよう
に、ガイド孔9aの段部9bとレリーズロッド7の湾曲
部7bを設けた。ストライカ5の位置が上方にある場
合、シートバック2を固定すると、レリーズノブ8が上
部に跳ね上げられ、レリーズノブ8を上方に操作した時
と同じ状態になる。このため、湾曲部7bは段部9bに
当接し、レリーズノブ8がガイド孔9a内で偏寄させら
るので、レリーズノブ8が鳩目10aに押し当てら
れ、走行時のレリーズノブ8の振動が抑制されると共
に、レリーズノブ8と鳩目10aとの打音等の異音の発
生が防止できる。また、ストライカ5が所定の位置の場
合には、湾曲部7bと段部9bとは当接しないので、不
必要なレリーズノブ8の鳩目10aへの押し当てが防止
できる。シートバック2の固定を解除する際に、レリー
ズノブ8を上方に操作すると、湾曲部7bと段部9bと
が当接するが、湾曲部7bと段部9bと接触は点接触と
なるので、摺動抵抗はあまり大きくなく操作力も従来に
比べ変わらない。
【0011】さらに、湾曲部7bがレリーズロッド7の
レリーズノブ8の装着位置から形成されているので、レ
リーズノブ8の組み付けの際に、過大なトルクによりレ
リーズノブ8を締め上げても、所定位置までねじ込まれ
るとそれ以上のねじ込みが湾曲部7bにより阻止される
ので、位置決めが容易になり、過度のねじ込みによるレ
リーズノブ8の破損が防止できる。なお、レリーズロッ
ド7の湾曲部7bを他の曲折箇所と同じ平面内で曲げて
いるので、同時加工が可能でコスト的に有利である。
【0012】以上、図示実施例について説明したが、本
発明は上記形態にのみ限定されるものではなく、各構成
要素の形状等に種々の変更を加えることが可能である。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の車両用シートロック構造においては、シートバックを
ストライカに固定する場合、ストライカの位置に関わら
ず、走行中にレリーズノブから発生する異音を防止でき
ると共に、レリーズノブの組み付けの際に位置決めを容
易になるので、過度のねじ込みが阻止されてレリーズノ
ブの破損が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートロック構造を示すリヤシートの
斜視図である。
【図2】本発明のシートロック構造を示す一部切断説明
図である。
【図3】図2に示すA−A線断面図である。
【図4】本発明のシートロック構造を示す分解図であ
る。
【図5】本発明の操作状態を示す図2の要部拡大図であ
る。
【図6】本発明の他の操作状態を示す図2の要部拡大図
である。
【図7】従来例の操作状態を示す要部拡大図である。
【図8】従来例の他の操作状態を示す要部拡大図であ
る。
【符号の説明】
2 シートバック 5 ストライカ 6 ロックカム 7 レリーズロッド 7a 湾曲部 8 レリーズノブ 9a ガイド孔 9b 段部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に設けられたストライカに係合する
    ロックカムと、該ロックカムに連結されるレリーズロッ
    ドと、該レリーズロッドを遊挿するガイド孔とをシート
    バックに備え、上記ロックカムの係合を操作するレリー
    ズノブを上記レリーズロッドの先端に装着した車両用シ
    ートロック装置において、前記ガイド孔に段部を設ける
    と共に、上記レリーズロッドに湾曲部を設け、レリーズ
    ノブの操作により該湾曲部が段部に当接して、レリーズ
    ノブがガイド孔内で偏寄することを特徴とする車両用シ
    ートロック構造。
  2. 【請求項2】 前記レリーズノブはレリーズロッドに螺
    着されると共に、前記湾曲部がレリーズロッドのレリー
    ズノブの装着位置から形成されることを特徴とする請求
    項1記載の車両用シートロック構造。
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DE10162022A1 (de) * 2001-12-18 2003-07-03 Opel Adam Ag Einrichtung zum lösbaren Befestigen der Rückenlehne einer Rückbank
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