JP3237167B2 - 車両用バンパー端部の車体取付方法 - Google Patents
車両用バンパー端部の車体取付方法Info
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- JP3237167B2 JP3237167B2 JP04567792A JP4567792A JP3237167B2 JP 3237167 B2 JP3237167 B2 JP 3237167B2 JP 04567792 A JP04567792 A JP 04567792A JP 4567792 A JP4567792 A JP 4567792A JP 3237167 B2 JP3237167 B2 JP 3237167B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R19/00—Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
- B60R19/02—Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
- B60R19/24—Arrangements for mounting bumpers on vehicles
- B60R2019/247—Fastening of bumpers' side ends
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用バンパー端部の
車体取付方法に関するものである。
車体取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車体の前方から側部にわたって平
面視略コ字状を呈するフロントバンパーは、図7及び図
8に示すように、フロントバンパー1の上縁に内側に向
けて折曲された被取付部1aと、被取付部1aの端部に
穿設されたボルト挿通孔1bとを有している。
面視略コ字状を呈するフロントバンパーは、図7及び図
8に示すように、フロントバンパー1の上縁に内側に向
けて折曲された被取付部1aと、被取付部1aの端部に
穿設されたボルト挿通孔1bとを有している。
【0003】一方、フロントフェンダーパネル2の前部
下縁にはバンパー1の被取付部1aと対向するように内
側に向けて折曲された取付部2aが形成されている。こ
の取付部2aにはフロントバンパー1に形成されたボル
ト挿通孔1bの上方に位置して固定具3を挿入するため
の固定具挿入孔2bが穿設されている。また、フロント
バンパー1の端縁部1cとフロントフェンダーパネル2
の縁部2cとはアーチ状に連続されている。
下縁にはバンパー1の被取付部1aと対向するように内
側に向けて折曲された取付部2aが形成されている。こ
の取付部2aにはフロントバンパー1に形成されたボル
ト挿通孔1bの上方に位置して固定具3を挿入するため
の固定具挿入孔2bが穿設されている。また、フロント
バンパー1の端縁部1cとフロントフェンダーパネル2
の縁部2cとはアーチ状に連続されている。
【0004】固定具3は、頭部3aと、頭部3aの下端
に一体に形成されたフランジ3bとが弾性を有する樹脂
等により一体に形成されている。また、固定具3は弾性
シール部材4を介してフロントバンパー1に支持され
る。
に一体に形成されたフランジ3bとが弾性を有する樹脂
等により一体に形成されている。また、固定具3は弾性
シール部材4を介してフロントバンパー1に支持され
る。
【0005】弾性シール部材4の上下各面には両面テー
プ4a,4aが添着され、この弾性シール部材4の下面
の両面テープ4aはフロントバンパー1の被取付部1a
に添着され、弾性シール部材4の上面の両面テープ4a
は固定具3のフランジ3b及びフロントフェンダーパネ
ル2の取付部2aに添着される。また、弾性シール部材
4にはフロントバンパー1のボルト挿通孔1bと同様に
ボルト挿通孔4bが穿設されている。このボルト挿通孔
4bはフロントバンパー1に弾性シール部材4を添着す
る際の位置決を兼ねている。
プ4a,4aが添着され、この弾性シール部材4の下面
の両面テープ4aはフロントバンパー1の被取付部1a
に添着され、弾性シール部材4の上面の両面テープ4a
は固定具3のフランジ3b及びフロントフェンダーパネ
ル2の取付部2aに添着される。また、弾性シール部材
4にはフロントバンパー1のボルト挿通孔1bと同様に
ボルト挿通孔4bが穿設されている。このボルト挿通孔
4bはフロントバンパー1に弾性シール部材4を添着す
る際の位置決を兼ねている。
【0006】この様に構成されたフロントバンパー1
は、フロントバンパー1に形成された被取付部1aとフ
ロントフェンダーパネル2に形成された取付部2aとの
間に位置するように固定具3と弾性シール部材4とをネ
ジ5により固定し、この状態で固定具3の頭部3aをフ
ロントフェンダーパネル2の固定具挿入孔2bに挿入し
て位置決めすると共に、弾性シール部材4の上面に添着
された両面テープ4aをフロントフェンダーパネル2の
取付部2aに添着してフロントバンパー1を仮保持させ
ていた。
は、フロントバンパー1に形成された被取付部1aとフ
ロントフェンダーパネル2に形成された取付部2aとの
間に位置するように固定具3と弾性シール部材4とをネ
ジ5により固定し、この状態で固定具3の頭部3aをフ
ロントフェンダーパネル2の固定具挿入孔2bに挿入し
て位置決めすると共に、弾性シール部材4の上面に添着
された両面テープ4aをフロントフェンダーパネル2の
取付部2aに添着してフロントバンパー1を仮保持させ
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な車両用バンパー端部の車体取付方法にあっては、弾性
シール部材4を両面テープ4a,4aで添着するため、
フロントバンパー1に対する位置決めが面倒で熟練を要
するものであった。
な車両用バンパー端部の車体取付方法にあっては、弾性
シール部材4を両面テープ4a,4aで添着するため、
フロントバンパー1に対する位置決めが面倒で熟練を要
するものであった。
【0008】また、図9(A)及び図9(B)に示すよ
うに、車体の前後方向、或は左右内外方向にずれた状態
で弾性シール部材4がフロントバンパー1に添着される
と、フロントバンパー1の位置決めにズレが生じたり、
両面テープ4a,4aのフロントバンパー1及びフロン
トフェンダーパネル2に対する添着面積が狭くなるとい
う問題が生じていた。
うに、車体の前後方向、或は左右内外方向にずれた状態
で弾性シール部材4がフロントバンパー1に添着される
と、フロントバンパー1の位置決めにズレが生じたり、
両面テープ4a,4aのフロントバンパー1及びフロン
トフェンダーパネル2に対する添着面積が狭くなるとい
う問題が生じていた。
【0009】しかも、弾性シール部材4が図9(A)に
示したように、車体の前方へずれて取り付けられた場合
にはフロントバンパー1とフロントフェンダーパネル2
との間の気密性が損なわれ、弾性シール部材4が図9
(B)に示したように、車体の後方等へずれて取り付け
られた場合には、外観上見苦しい等の問題が生じる。
示したように、車体の前方へずれて取り付けられた場合
にはフロントバンパー1とフロントフェンダーパネル2
との間の気密性が損なわれ、弾性シール部材4が図9
(B)に示したように、車体の後方等へずれて取り付け
られた場合には、外観上見苦しい等の問題が生じる。
【0010】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、簡単な構造でありながら、バンパーの車体への取
り付けを容易にし得て、しかもバンパーと車体との気密
性を確実なものとすることができ、さらに部品コストの
削減並びに取り付け工数の削減を図ることができる車両
用バンパー端部の車体取付方法を提供することを目的と
するものである。
って、簡単な構造でありながら、バンパーの車体への取
り付けを容易にし得て、しかもバンパーと車体との気密
性を確実なものとすることができ、さらに部品コストの
削減並びに取り付け工数の削減を図ることができる車両
用バンパー端部の車体取付方法を提供することを目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、車体のフェンダーパネルの下縁に形成され
た取付部に取付孔を開口させておくと共に、前記取付部
に対応する被取付部及び前記取付孔に対応して前記被取
付部に開口する取付孔を平面形状が略コ字状のバンパー
に設けておく一方、中間部にフランジを有すると共に該
フランジの周端面に変形可能なシール用の弾性リップが
設けられた軸状の固定具を用意しておき、前記固定具の
両端部を前記両取付孔に夫々嵌合させた状態で前記バン
パーと前記フェンダーパネルとを前記固定具を利用して
締め付け固定する際に、前記固定具の前記フランジを前
記両取付部間に位置させると共に前記弾性リップを前記
両取付部間で潰すことにより、前記両取付部間をシール
するようにしたことを要旨とする。
成するため、車体のフェンダーパネルの下縁に形成され
た取付部に取付孔を開口させておくと共に、前記取付部
に対応する被取付部及び前記取付孔に対応して前記被取
付部に開口する取付孔を平面形状が略コ字状のバンパー
に設けておく一方、中間部にフランジを有すると共に該
フランジの周端面に変形可能なシール用の弾性リップが
設けられた軸状の固定具を用意しておき、前記固定具の
両端部を前記両取付孔に夫々嵌合させた状態で前記バン
パーと前記フェンダーパネルとを前記固定具を利用して
締め付け固定する際に、前記固定具の前記フランジを前
記両取付部間に位置させると共に前記弾性リップを前記
両取付部間で潰すことにより、前記両取付部間をシール
するようにしたことを要旨とする。
【0012】
【作用】バンパーの端部をフェンダーパネルに取り付け
ると同時に、このバンパーをフェンダーパネルに固定す
るための固定具に一体形成されたフランジに設けられた
弾性リップ部によりバンパー端部の先端とこの先端に連
続されたフェンダーパネルの縁部との隙間が塞さがれ
る。
ると同時に、このバンパーをフェンダーパネルに固定す
るための固定具に一体形成されたフランジに設けられた
弾性リップ部によりバンパー端部の先端とこの先端に連
続されたフェンダーパネルの縁部との隙間が塞さがれ
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明の車両用バンパー端部の車体取
付方法の実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。
付方法の実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0014】図1(A)は本発明の要部の拡大断面図、
図1(B)は固定具の断面図、図2は要部の分解斜視
図、図3は車両の斜視図、図4は弾性リップ部の他例を
示す要部の断面図である。
図1(B)は固定具の断面図、図2は要部の分解斜視
図、図3は車両の斜視図、図4は弾性リップ部の他例を
示す要部の断面図である。
【0015】図3において、車体10の前部にはフロン
トグリル11の表面から車体前方へ突出した状態でフロ
ントバンパー12がフロントグリル11及びフロントフ
ェンダーパネル13に跨って取り付けられている。
トグリル11の表面から車体前方へ突出した状態でフロ
ントバンパー12がフロントグリル11及びフロントフ
ェンダーパネル13に跨って取り付けられている。
【0016】フロントバンパー12は車体10の前方か
ら側部にわたって平面形状略コ字状を呈する樹脂製一体
成形品が使用されている。また、フロントバンパー12
の上縁には、図2に示すように、内側に向けて折曲され
た被取付部12aが形成されている。さらに、この被取
付部12aの端部にはボルト挿通孔12bが穿設されて
いる。
ら側部にわたって平面形状略コ字状を呈する樹脂製一体
成形品が使用されている。また、フロントバンパー12
の上縁には、図2に示すように、内側に向けて折曲され
た被取付部12aが形成されている。さらに、この被取
付部12aの端部にはボルト挿通孔12bが穿設されて
いる。
【0017】フロントフェンダーパネル13の前部下縁
にはフロントバンパー12の被取付部12aと対向する
ように内側に向けて折曲された取付部13aが形成され
ている。取付部13aには、フロントバンパー12に形
成されたボルト挿通孔12bの上方に位置して固定具1
4を係合させるための固定具係合孔13bが穿設されて
いる。また、フロントバンパー12の端縁部12cとフ
ロントフェンダーパネル13の縁部13cとはアーチ状
に連続されている。
にはフロントバンパー12の被取付部12aと対向する
ように内側に向けて折曲された取付部13aが形成され
ている。取付部13aには、フロントバンパー12に形
成されたボルト挿通孔12bの上方に位置して固定具1
4を係合させるための固定具係合孔13bが穿設されて
いる。また、フロントバンパー12の端縁部12cとフ
ロントフェンダーパネル13の縁部13cとはアーチ状
に連続されている。
【0018】固定具14は、図1に示すように、軸部1
4aと、軸部14aを上部14bと下部14cとに分離
するフランジ14dとが弾性を有する樹脂等により一体
に形成されている。
4aと、軸部14aを上部14bと下部14cとに分離
するフランジ14dとが弾性を有する樹脂等により一体
に形成されている。
【0019】軸部14aの上部14bとフランジ14d
の上面側との連続した部分には、フロントフェンダーパ
ネル13の固定具係合孔13bと係合する係止溝14e
が形成されている。また、上部14bは、その径が上端
に向けて小さくなるように円錐状に形成されている。
の上面側との連続した部分には、フロントフェンダーパ
ネル13の固定具係合孔13bと係合する係止溝14e
が形成されている。また、上部14bは、その径が上端
に向けて小さくなるように円錐状に形成されている。
【0020】軸部14aの下部14cには端面に開口し
たネジ孔14fが形成されている。また、この下部14
cはフロントバンパー12のボルト挿通孔12bに嵌入
されるようにその最大径をボルト挿通孔12bの直径と
略同径に設定されている。
たネジ孔14fが形成されている。また、この下部14
cはフロントバンパー12のボルト挿通孔12bに嵌入
されるようにその最大径をボルト挿通孔12bの直径と
略同径に設定されている。
【0021】フランジ14dはフロントバンパー12と
フロントフェンダーパネル13との間に位置するように
形成されていて、その周端面には、図1(B)に示すよ
うに、フランジ14dの肉厚によるフロントバンパー1
2の端縁部12cとフロントフェンダーパネル13の縁
部13cとの隙間を埋め込むためにフランジ14dの最
大肉厚T1よりも全体厚T2が大きい弾性リップ部14
gが形成されている。
フロントフェンダーパネル13との間に位置するように
形成されていて、その周端面には、図1(B)に示すよ
うに、フランジ14dの肉厚によるフロントバンパー1
2の端縁部12cとフロントフェンダーパネル13の縁
部13cとの隙間を埋め込むためにフランジ14dの最
大肉厚T1よりも全体厚T2が大きい弾性リップ部14
gが形成されている。
【0022】ところで、この弾性リップ部14gは、図
1に示した形状等に限定されるものではく、上述したよ
うに最大肉厚T1<全体厚T2の関係を有し且つ変形可
能なものであれば良く、例えば、図4乃至図6に示すよ
うに構成することも可能である。尚、図4乃至図6にお
いて、上記実施例と同様の構成には同符号を付してその
説明を省略する。
1に示した形状等に限定されるものではく、上述したよ
うに最大肉厚T1<全体厚T2の関係を有し且つ変形可
能なものであれば良く、例えば、図4乃至図6に示すよ
うに構成することも可能である。尚、図4乃至図6にお
いて、上記実施例と同様の構成には同符号を付してその
説明を省略する。
【0023】図4に示した弾性リップ部24gは、フラ
ンジ24dの周端面を先割れにすると共に、その各先端
部分を離反する方向に折曲させて気密性を保持させるよ
うに構成されている。
ンジ24dの周端面を先割れにすると共に、その各先端
部分を離反する方向に折曲させて気密性を保持させるよ
うに構成されている。
【0024】また、図5(A)に示した弾性リップ部と
しての弾性玉縁34gは、フランジ34dの周端面に断
面略真円形状のゴム等から形成され、弾性玉縁34gが
フロントバンパー12とフロントフェンダーパネル13
との圧縮力に応じて強制的に潰されることにより気密性
が保持される。
しての弾性玉縁34gは、フランジ34dの周端面に断
面略真円形状のゴム等から形成され、弾性玉縁34gが
フロントバンパー12とフロントフェンダーパネル13
との圧縮力に応じて強制的に潰されることにより気密性
が保持される。
【0025】このとき、図5(B)に示したように、フ
ランジ34dの基端部から弾性玉縁34gがフロントバ
ンパー12の端部とフロントフェンダーパネル13の端
部の両者に当接する点P,P’迄の成形寸法L,L’
(L=L’を含む)は、このフランジ34dの加工に伴
う寸法バラツキ、ボルト挿通孔12bからフロントバン
パー12外表面迄の寸法バラツキ、固定具係合孔13b
からフロントフェンダーパネル13の外表面迄の寸法バ
ラツキ、及びフロントバンパー12並びにフロントフェ
ンダーパネル13の各端部の曲面の寸法バラツキ等を考
慮して、フロントバンパー12、フロントフェンダーパ
ネル13、固定具14に組付に際して弾性玉縁34gが
フロントバンパー12の端部とフロントフェンダーパネ
ル13の端部の曲面内に位置した点P,P’に弾接させ
られる長さに設定されている。
ランジ34dの基端部から弾性玉縁34gがフロントバ
ンパー12の端部とフロントフェンダーパネル13の端
部の両者に当接する点P,P’迄の成形寸法L,L’
(L=L’を含む)は、このフランジ34dの加工に伴
う寸法バラツキ、ボルト挿通孔12bからフロントバン
パー12外表面迄の寸法バラツキ、固定具係合孔13b
からフロントフェンダーパネル13の外表面迄の寸法バ
ラツキ、及びフロントバンパー12並びにフロントフェ
ンダーパネル13の各端部の曲面の寸法バラツキ等を考
慮して、フロントバンパー12、フロントフェンダーパ
ネル13、固定具14に組付に際して弾性玉縁34gが
フロントバンパー12の端部とフロントフェンダーパネ
ル13の端部の曲面内に位置した点P,P’に弾接させ
られる長さに設定されている。
【0026】このことにより、上述したバラツキが生じ
た場合であっても、フロントバンパー12の端部とフロ
ントフェンダーパネル13の端部との拡開方向の曲面に
伴う隙間寸法変化に追従して弾性玉縁34gが潰され、
常に弾性玉縁34gはフロントバンパー12の端部とフ
ロントフェンダーパネル13の端部の両者に引っかかっ
た状態を維持させることができ、フロントバンパー12
とフロントフェンダーパネル13の各側面と略面一状態
で一致し、見栄えの向上並びに密着性を確保させること
ができる。
た場合であっても、フロントバンパー12の端部とフロ
ントフェンダーパネル13の端部との拡開方向の曲面に
伴う隙間寸法変化に追従して弾性玉縁34gが潰され、
常に弾性玉縁34gはフロントバンパー12の端部とフ
ロントフェンダーパネル13の端部の両者に引っかかっ
た状態を維持させることができ、フロントバンパー12
とフロントフェンダーパネル13の各側面と略面一状態
で一致し、見栄えの向上並びに密着性を確保させること
ができる。
【0027】さらに、図6(A)に示した弾性リップ部
としての弾性玉縁44gは、フランジ44dの周端部に
中空部44g’を有するようにフランジ44dと一体に
形成され、弾性玉縁44gがフロントバンパー12とフ
ロントフェンダーパネル13との圧縮力に応じて強制的
に潰されることにより気密性が保持される。
としての弾性玉縁44gは、フランジ44dの周端部に
中空部44g’を有するようにフランジ44dと一体に
形成され、弾性玉縁44gがフロントバンパー12とフ
ロントフェンダーパネル13との圧縮力に応じて強制的
に潰されることにより気密性が保持される。
【0028】尚、図6(B)に示したように、フランジ
44dの基端部から弾性玉縁44gがフロントバンパー
12の端部とフロントフェンダーパネル13の端部の両
者に当接する点P,P’迄の成形寸法L,L’は、図5
に示したL,L’と同様に設定されているので、上述し
た弾性玉縁34gと同様の作用効果を得ることができ
る。
44dの基端部から弾性玉縁44gがフロントバンパー
12の端部とフロントフェンダーパネル13の端部の両
者に当接する点P,P’迄の成形寸法L,L’は、図5
に示したL,L’と同様に設定されているので、上述し
た弾性玉縁34gと同様の作用効果を得ることができ
る。
【0029】上記の構成により、フロントバンパー12
の端部をフロントフェンダーパネル13に取り付ける場
合には、先ず、固定具14の下部14cをフロントバン
パー12のボルト挿通孔12bに嵌入させ、この状態か
ら、ネジ15及び座金16で固定具14を締め付けて固
定具14のフランジ14dと座金16とでフロントバン
パー12の被取付部12aを挟持する。
の端部をフロントフェンダーパネル13に取り付ける場
合には、先ず、固定具14の下部14cをフロントバン
パー12のボルト挿通孔12bに嵌入させ、この状態か
ら、ネジ15及び座金16で固定具14を締め付けて固
定具14のフランジ14dと座金16とでフロントバン
パー12の被取付部12aを挟持する。
【0030】次に、固定具14の上部14bをフロント
フェンダーパネル13の固定具係合孔13bに挿入させ
た状態でフロントバンパー12をフロントフェンダーパ
ネル13側に向けて押し上げ、そのまま固定具14の係
止溝14eをフロントフェンダーパネル13の固定具係
合孔13bに係合させてフロントバンパー12をフロン
トフェンダーパネル13に装着する。
フェンダーパネル13の固定具係合孔13bに挿入させ
た状態でフロントバンパー12をフロントフェンダーパ
ネル13側に向けて押し上げ、そのまま固定具14の係
止溝14eをフロントフェンダーパネル13の固定具係
合孔13bに係合させてフロントバンパー12をフロン
トフェンダーパネル13に装着する。
【0031】このとき、固定具14の弾性リップ部14
gがフロントバンパー12の端縁部12cとフロントフ
ェンダーパネル13の縁部13cとの隙間を生めるよう
に潰され、フロントバンパー12の端縁部12cとフロ
ントフェンダーパネル13の縁部13cとの気密性が保
持される。
gがフロントバンパー12の端縁部12cとフロントフ
ェンダーパネル13の縁部13cとの隙間を生めるよう
に潰され、フロントバンパー12の端縁部12cとフロ
ントフェンダーパネル13の縁部13cとの気密性が保
持される。
【0032】一方、固定具14の係止溝14eをフロン
トフェンダーパネル13の固定具係合孔13bに先に係
合させ、この状態から、固定具14の下部14cをフロ
ントバンパー12のボルト挿通孔12bに嵌入させた
後、ネジ15及び座金16で固定具14を締め付けてフ
ロントバンパー12をフロントフェンダーパネル13に
装着させることも可能である。
トフェンダーパネル13の固定具係合孔13bに先に係
合させ、この状態から、固定具14の下部14cをフロ
ントバンパー12のボルト挿通孔12bに嵌入させた
後、ネジ15及び座金16で固定具14を締め付けてフ
ロントバンパー12をフロントフェンダーパネル13に
装着させることも可能である。
【0033】ところで、本発明の車両用バンパー端部の
車体取付方法として、上記実施例では、バンパーとして
のフロントバンパー12とフェンダーパネルとしてのフ
ロントフェンダーパネル13との取付方法を説明した
が、リヤバンパーとリヤフェンダーパネルとの取付方法
にも適用することができる。
車体取付方法として、上記実施例では、バンパーとして
のフロントバンパー12とフェンダーパネルとしてのフ
ロントフェンダーパネル13との取付方法を説明した
が、リヤバンパーとリヤフェンダーパネルとの取付方法
にも適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による車両
用バンパー端部の車体取付方法にあっては、車体のフェ
ンダーパネルの下縁に形成された取付部に取付孔を開口
させておくと共に、前記取付部に対応する被取付部及び
前記取付孔に対応して前記被取付部に開口する取付孔を
平面形状が略コ字状のバンパーに設けておく一方、中間
部にフランジを有すると共に該フランジの周端面に変形
可能なシール用の弾性リップが設けられた軸状の固定具
を用意しておき、前記固定具の両端部を前記両取付孔に
夫々嵌合させた状態で前記バンパーと前記フェンダーパ
ネルとを前記固定具を利用して締め付け固定する際に、
前記固定具の前記フランジを前記両取付部間に位置させ
ると共に前記弾性リップを前記両取付部間で潰すことに
より、前記両取付部間をシールするようにしたことによ
り、簡単な構造でありながら、バンパーの車体への取り
付けを容易にし得て、しかもバンパーと車体との気密性
を確実なものとすることができ、さらに部品コストの削
減並びに取り付け工数の削減を図ることができる。
用バンパー端部の車体取付方法にあっては、車体のフェ
ンダーパネルの下縁に形成された取付部に取付孔を開口
させておくと共に、前記取付部に対応する被取付部及び
前記取付孔に対応して前記被取付部に開口する取付孔を
平面形状が略コ字状のバンパーに設けておく一方、中間
部にフランジを有すると共に該フランジの周端面に変形
可能なシール用の弾性リップが設けられた軸状の固定具
を用意しておき、前記固定具の両端部を前記両取付孔に
夫々嵌合させた状態で前記バンパーと前記フェンダーパ
ネルとを前記固定具を利用して締め付け固定する際に、
前記固定具の前記フランジを前記両取付部間に位置させ
ると共に前記弾性リップを前記両取付部間で潰すことに
より、前記両取付部間をシールするようにしたことによ
り、簡単な構造でありながら、バンパーの車体への取り
付けを容易にし得て、しかもバンパーと車体との気密性
を確実なものとすることができ、さらに部品コストの削
減並びに取り付け工数の削減を図ることができる。
【図1】本発明の車両用バンパー端部の車体取付方法に
かかる要部の構成を示し、(A)は車体取り付け状態の
断面図、(B)は固定具の断面図である。
かかる要部の構成を示し、(A)は車体取り付け状態の
断面図、(B)は固定具の断面図である。
【図2】同じく要部の分解斜視図である。
【図3】自動車の斜視図である。
【図4】弾性リップ部の変形例を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図5】(A)は弾性リップ部の第2変形例を示す拡大
断面図、(B)はその要部の拡大断面図である。
断面図、(B)はその要部の拡大断面図である。
【図6】(A)は弾性リップ部の第3変形例を示す拡大
断面図、(B)はその要部の拡大断面図である。
断面図、(B)はその要部の拡大断面図である。
【図7】従来の車両用バンパー端部の車体取付方法にか
かる要部の構成を示す分解斜視図である。
かる要部の構成を示す分解斜視図である。
【図8】弾性シールが正常な位置に取り付けられた状態
の要部の断面図である。
の要部の断面図である。
【図9】(A)及び(B)は弾性シールが車体前後方向
にずれた位置に取り付けられた状態を示す要部の断面図
である。
にずれた位置に取り付けられた状態を示す要部の断面図
である。
12…バンパー(フロント) 12a…被取付部 12b…取付孔 13…フェンダーパネル(フロント) 13a…取付部 13b…取付孔 14…固定具 14g…弾性リップ部
Claims (1)
- 【請求項1】 車体のフェンダーパネルの下縁に形成さ
れた取付部に取付孔を開口させておくと共に、前記取付
部に対応する被取付部及び前記取付孔に対応して前記被
取付部に開口する取付孔を平面形状が略コ字状のバンパ
ーに設けておく一方、中間部にフランジを有すると共に
該フランジの周端面に変形可能なシール用の弾性リップ
が設けられた軸状の固定具を用意しておき、 前記固定具の両端部を前記両取付孔に夫々嵌合させた状
態で前記バンパーと前記フェンダーパネルとを前記固定
具を利用して締め付け固定する際に、前記固定具の前記
フランジを前記両取付部間に位置させると共に前記弾性
リップを前記両取付部間で潰すことにより、前記両取付
部間をシールするようにした車両用バンパー端部の車体
取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04567792A JP3237167B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 車両用バンパー端部の車体取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04567792A JP3237167B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 車両用バンパー端部の車体取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05238337A JPH05238337A (ja) | 1993-09-17 |
JP3237167B2 true JP3237167B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=12726023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04567792A Expired - Fee Related JP3237167B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 車両用バンパー端部の車体取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3237167B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100482661B1 (ko) * | 2002-10-30 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 범퍼커버 체결구조 |
DE102008060168A1 (de) * | 2008-11-27 | 2010-06-02 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Befestigungssystem |
CN105270303B (zh) * | 2015-10-29 | 2019-01-01 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种后保险杠侧面支架安装结构及安装方法 |
US9637181B1 (en) | 2016-07-06 | 2017-05-02 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Bumper seal members and vehicles including the same |
-
1992
- 1992-03-03 JP JP04567792A patent/JP3237167B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05238337A (ja) | 1993-09-17 |
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