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JP3235799U - トレーラーおよび連結車両 - Google Patents

トレーラーおよび連結車両 Download PDF

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JP3235799U
JP3235799U JP2021004238U JP2021004238U JP3235799U JP 3235799 U JP3235799 U JP 3235799U JP 2021004238 U JP2021004238 U JP 2021004238U JP 2021004238 U JP2021004238 U JP 2021004238U JP 3235799 U JP3235799 U JP 3235799U
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博志 小谷
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Abstract

Figure 0003235799000001
【課題】牽引車に連結して連結車両となった状態における全長を抑制しながら、積載部および積載量を増大させることができ、さらに、牽引免許の技能検定用車両と同様の挙動を示すことにより、技能試験受験者の練習走行に供することが可能なトレーラーおよび連結車両を提供する。
【解決手段】運転室210の後方に荷台220を有する牽引車200に連結されるトレーラー100であって、貨物を積載可能な積載部40と、牽引車200とトレーラー100を水平方向に回転可能に連結する連結部50を備え、連結部50は、牽引車200に設けられる牽引車側連結部60と、トレーラー100に設けられるトレーラー側連結部70と、を有し、牽引車側連結部60は、荷台220に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本考案は、トレーラーおよび連結車両に関する。より詳細には、運転室の後方に荷台を有する牽引車に連結されるトレーラー、およびトレーラーに牽引車を連結した連結車両に関する。
従来、軽貨物自動車に小型トレーラーを連結させて連結車両を構成することにより、連結車両全体の積載量を増加させるとともに、長尺物の運搬を可能にすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された小型トレーラーは、左右2本の連結アームによって軽貨物自動車の荷台に連結される。小型トレーラーと軽貨物自動車が左右2本の連結アームによって連結されることにより、小型トレーラーは軽貨物自動車の荷台に対して水平方向には回転せず、カーブを曲がる際にも軽貨物自動車と小型トレーラーは直線状に連結された状態のまま走行する。このため、小型トレーラーを延長された荷台のように使用して積載量を増加させ、軽貨物自動車の荷台と小型トレーラーの両方に跨るような長尺物を運搬することが可能となる。
特開平9‐175445号公報
しかしながら、牽引車に対してトレーラーが直線状に固定されて連結された連結車両は、全長が長くなるだけでなく、操向性が大きく低下するおそれがある。特許文献1では、小型トレーラーにステアリング機構を設けることが提案されているが、小型トレーラーの構造が複雑になるという問題がある。このため、操向性の点では、牽引車とトレーラーは水平方向に回転可能に連結されることが好ましい。
一方、牽引車の荷台よりも後方にトレーラーとの連結部を配置すると、全長がさらに長くなるだけでなく、連結部によって牽引車とトレーラーとの間に貨物を積載できない空間が生じる。このため、トレーラーの積載部の大きさや、連結車両の積載量を全長の増加に見合う程に大きく増加させることはできない。
また、連結車両は、前進・後退・方向変換等の挙動が普通自動車や一般の大型自動車とは大きく異なっている。特に、後進しながらの方向変換は、図4に示すように連結車両特有の挙動を示すため、高い運転技術が必要となる。このため、トレーラーの総重量が750kgを超える場合は、総重量に応じて牽引自動車第一種免許や牽引小型トレーラー限定免許が必要である。また、旅客運送車両を運転する場合には、牽引自動車第二種免許が必要である(以下、総称して牽引免許という場合がある)。
牽引免許を取得する方法として、自動車教習所にて教習を受けて取得する方法と、運転免許試験場にて技能試験に合格して取得する方法とがある。いずれの方法においても連結車両特有の運転技術を習得している必要があるが、特に、運転免許試験場での技能試験に合格する方法を選択した牽引免許取得希望者においては、事前に連結車両を用いて練習走行を行い、検定課題に慣熟しておきたいという要望がある。その場合に使用する連結車両は、前進・後退・方向変換等の挙動が技能検定用車両に近いことが好ましい。
また、特に牽引自動車第二種免許については、運転免許試験場にて技能試験に合格することが必須であることから、技能検定用車両に近い挙動を示す連結車両を用いて、事前に検定課題に慣熟しておきたいという要望が強い。
本考案の目的は、牽引車に連結して連結車両とした状態における全長を抑制しながら、積載部および積載量を増大させたトレーラーおよび連結車両を提供することである。さらに、別の目的は、牽引免許の技能検定用車両に近い挙動を示すようにして、牽引免許取得希望者の練習走行に供することが可能なトレーラーおよび連結車両を提供することである。
本考案のトレーラーは、運転室の後方に荷台を有する牽引車に連結されるトレーラーであって、
貨物を積載可能な積載部と、
前記牽引車と前記トレーラーを水平方向に回転可能に連結する連結部を備え、
前記連結部は、
前記牽引車に設けられる牽引車側連結部と、
前記トレーラーに設けられるトレーラー側連結部と、を有し、
前記牽引車側連結部は、前記荷台に取り付けられることを特徴とする。
本考案の連結車両は、本考案のトレーラーに牽引車を連結させたことを特徴とする。
本考案のトレーラーおよび連結車両によれば、牽引車に連結した状態における全長を抑制しながら、積載部および積載量を増大させることができる。
図1は、本考案の実施形態に係るトレーラーを牽引車に連結して連結車両を構成した状態の右側面図である。 図2は、連結車両の平面図である。 図3は、トレーラーと牽引車を分離した状態を示す右側面図である。 図4は、連結車両を方向変換させている状態を示す平面図である。 図5は、連結車両を右前方から見た状態を示す斜視図である。 図6は、連結車両を右後方から見た状態を示す斜視図である。 図7は、連結部付近を左後方から見た状態を示す斜視図である。 図8は、連結部付近を牽引車の荷台上から見た状態を示す斜視図である。 図9は、トレーラー側連結部を右側方から見た状態を示す側面図である。 図10は、連結部付近をトレーラーの積載部の前方から後方に向けて見た状態を示す斜視図である。 図11は、トレーラーの第1連結用フレーム、第2連結用フレーム、およびトレーラージャッキを左前方から見た状態を示す斜視図である。 図12は、トレーラーの第1連結用フレーム、およびトレーラージャッキを右前方から見た状態を示す斜視図である。
本考案の一実施形態にかかるトレーラーは、
運転室の後方に荷台を有する牽引車に連結されるトレーラーであって、
貨物を積載可能な積載部と、
前記牽引車と前記トレーラーを水平方向に回転可能に連結する連結部を備え、
前記連結部は、
前記牽引車に設けられる牽引車側連結部と、
前記トレーラーに設けられるトレーラー側連結部と、を有し、
前記牽引車側連結部は、前記荷台に取り付けられることを特徴とする(第1の構成)。
上記構成によれば、牽引車とトレーラーは、牽引車の荷台において水平方向に回転可能に連結されている。牽引車の後端よりも前方に連結部を位置させることにより、牽引車の荷台に対してトレーラーの積載部を接近させることができる。
このため、牽引車に連結して連結車両となった状態における全長を抑制しながら、トレーラーの積載部および積載量を増大させることができる。
上記第1の構成において、
前記牽引車に連結された状態における側面視で、前記積載部の前端部は、前記牽引車の荷台の上方に位置するようにしてもよい(第2の構成)。
上記構成によれば、牽引車に連結された状態における側面視で、積載部の前端部は、牽引車の荷台の上方に位置するように前方に延長されている。
このため、連結車両となった状態における全長を抑制しながら、トレーラーの積載部および積載量を増大させることができる。
上記第1または第2の構成において、
前記トレーラーと前記牽引車を連結した状態における、前記牽引車の前輪と後輪の車軸間の距離と、前記牽引車の後輪とトレーラー車輪の車軸間の距離との比率が、
牽引免許試験の技能検定用車両における、牽引車の前輪と後輪の車軸間の距離と、牽引車の後輪とトレーラー車輪の車軸間の距離との比率と一致するように、前記連結部の位置が設定されていてもよい(第3の構成)。
上記構成によれば、トレーラーと牽引車を連結して連結車両とした状態における、前進・後退・方向転換等の挙動を、牽引免許試験の技能検定用車両の挙動に近づけることができる。
このため、牽引免許の技能試験受験者の練習走行に供することが可能となる。
上記第3の構成において、
前記トレーラーと前記牽引車を連結した状態における、前記牽引車の前輪と後輪の車軸間の距離と、前記牽引車の後輪とトレーラー車輪の車軸間の距離との比率が、
1:1~1:1.5に設定されていてもよい(第4の構成)。
上記構成によれば、トレーラーと牽引車を連結して連結車両とした状態における、前進・後退・方向転換等の挙動を、牽引免許試験の技能検定用車両の挙動に近づけることができる。
このため、牽引免許の技能試験受験者の練習走行に供することが可能となる。
上記第1から第4のいずれかの構成において、
前記牽引車側連結部は、
前記牽引車の前記荷台に対して着脱可能に取り付けられていてもよい(第5の構成)。
上記構成によれば、牽引車側連結部は、牽引車の荷台に対して着脱可能に取り付けられる。
このため、トレーラーを牽引しない場合は、牽引車の荷台から牽引車側連結部を取り外した状態で牽引車を使用することができる。
上記第5の構成において、
前記牽引車側連結部は、前記荷台の右側アオリおよび左側アオリに跨るように取り付けられていてもよい(第6の構成)。
上記構成によれば、牽引車側連結部は、荷台の右側アオリおよび左側アオリに跨るように取り付けられている。
このため、牽引車側連結部の着脱が容易であるとともに、牽引車側連結部を簡易な構造で荷台に取り付けることができる。
上記第1から第6のいずれかの構成において、
前記積載部が搭載されるフレームをさらに有し、
前記フレームは、
前記牽引車の荷台よりも低い位置に配置されるメインフレームと、
前記メインフレームの前部に接続され、前記荷台よりも高い位置に前記トレーラー側連結部を支持する連結用フレームと、を有してもよい(第7の構成)。
上記構成によれば、メインフレームは牽引車の荷台よりも低い位置に配置され、トレーラー側連結部を支持する連結用フレームは、荷台よりも高い位置に配置されている。
このため、フレームに搭載される積載部を大きくすることができるとともに、牽引車の荷台において牽引車と連結させることができる。
上記第1から第7のいずれかの構成において、
前記牽引車側連結部は、
前記荷台の前部に当接するストッパを有してもよい(第8の構成)。
上記構成によれば、牽引車側連結部は、荷台の前部に向けて延びているストッパを有している。
このため、例えば急制動によって牽引車側連結部に荷重が加わった場合に、荷台の前部に当接するストッパによって牽引車側連結部に加わる荷重を支えることができる。
本考案の一実施形態にかかる連結車両は、
上記第1から第8のいずれかの構成のトレーラーと、前記牽引車とを連結させたことを特徴とする(第9の構成)。
上記構成によれば、全長を抑制しながら、トレーラーの積載部および積載量を増大させることができる。
[実施形態1]
以下、図面を参照し、本考案の実施形態1に係るトレーラー100および連結車両300を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[全体構成]
まず、連結車両300の全体構成について説明する。図1は、本考案の実施形態に係るトレーラー100を牽引車200に連結して連結車両300を構成した状態の右側面図である。図2は、連結車両300の平面図である。図3は、トレーラー100と牽引車200を分離した状態を示す右側面図である。以下の図では、矢印Fはトレーラー100の前方向を示し、矢印Bは後方向を示す。矢印Uは上方向を示し、矢印Dは下方向を示す。矢印Rは右方向を示し、矢印Lは左方向を示す。
図1および図2に示すように、連結車両300は、トレーラー100と牽引車200とを連結させることにより構成されている。また、図3に示すように、トレーラー100と牽引車200を分離してトレーラー100を駐車しておき、牽引車200を単体で使用することも可能である。
図1に示すように、牽引車200は、運転室210および荷台220を有している。運転室210には、牽引車200を運転する運転者が搭乗する運転席や、ハンドル等の運転装置、および助手席等が配置されている。荷台220は、運転室210の後方に配置されている。運転室210の下方には前輪250が設けられており、荷台220の下方には後輪260が設けられている。
荷台220の側部には、右側アオリ222および左側アオリ223が設けられている(図2参照)。荷台220の後部には、後部アオリ224が設けられている。右側アオリ222、左側アオリ223および後部アオリ224は、荷台220の底部221に対して上向きに立てた状態と下向きに降ろした状態に切り替えることができる。本実施形態では、右側アオリ222、左側アオリ223および後部アオリ224を立てた状態とし、荷台220に貨物等を積載した状態でトレーラー100を連結して牽引することが可能である。
本実施形態では、牽引車200は、いわゆる軽トラックであり、軽自動車規格に含まれる小型トラックである。ただし本考案でいう牽引車は、運転室の後方に荷台を有する車両であればよく、軽トラックに限定されない。例えば積載量が2トン以下の小型トラックであってもよく、あるいは軽自動車よりも小型である、いわゆる超小型車やミニカーであってもよい。
トレーラー100は、フレーム10、トレーラー車輪30、積載部40、および連結部50を有している。
フレーム10は、トレーラー100の基体となる部分である。フレーム10は、メインフレーム11および連結用フレーム12を有している。メインフレーム11は、トレーラー車輪30が取り付けられるとともに、積載部40の底部を支持している。トレーラー車輪30の車軸は、メインフレーム11によって回転可能に支持されている。なお、メインフレーム11は、牽引車200の荷台220よりも低い位置に配置されている。このため、フレーム10に架装する積載部40を低床にすることができるとともに、積載部40を大きくすることができる。
連結用フレーム12は、第1連結用フレーム15および第2連結用フレーム16を有している。第1連結用フレーム15は、メインフレーム11の前端部において、上方に延びるように取り付けられている。第2連結用フレーム16は、第1連結用フレーム15の上端部において、前方に延びるように取り付けられている。第2連結用フレーム16の前部には、連結部50が設けられている。連結部50が荷台220よりも高い位置に配置されるように、第1連結用フレーム15および第2連結用フレーム16の寸法が設定されている。
メインフレーム11、第1連結用フレーム15、および第2連結用フレーム16は、例えば角型の鉄パイプを溶接手段で接続することにより構成することができる。メインフレーム11、第1連結用フレーム15、および第2連結用フレーム16の各接続部は、リブを設けることによって補強することが好ましい。
メインフレーム11の前部には、トレーラージャッキ35が取り付けられている。トレーラージャッキ35は、車輪を上げて格納した状態(図1)と、車輪を下げて接地させ、トレーラー100の前部を支える状態(図3)に切り替えることができる。トレーラー100が牽引車200に連結されている状態では、車輪を上げて格納した状態とし(図1)、トレーラー100を牽引車200に対して着脱する場合や、トレーラー100を牽引車200から分離して駐車しておく場合には、車輪を下げて接地させてトレーラー100の前部を支える状態(図3)とする。なお、本実施形態では、トレーラージャッキ35は、車輪を支える支柱がメインフレーム11に対して左右方向に回転するように取り付けられている(図11および図12参照)。
積載部40は、貨物を積載する部分であり、フレーム10に架装されている。本実施形態では、積載部40は、下部積載部41および上部積載部44によって内部に収容空間が構成された箱型の形状を有している。
下部積載部41は、メインフレーム11の上部に固定されている。下部積載部41は、上方が開口した枠形状を有している。具体的には、下部積載部41は、平面視で略長方形状を有する底部42の前後左右の各辺に壁部43が立設された構成である。
上部積載部44は、下部積載部41に連続するように取り付けられている。上部積載部44は、側壁45、前壁46、後壁47および天蓋48を有している。後壁47は、側壁45の後部に取り付けられている。側壁45の前部は、前方に突出しており、連結用フレーム12に支持されている。側壁45の前端部には、前壁46が取り付けられている。側壁45、前壁46および後壁47の上部には、天蓋48が取り付けられている。前壁46には、連結部50を操作するための連結部操作用開口部49が設けられている(図10参照)。
積載部40の上部(上部積載部44)が前方に突出していることにより、牽引車200に連結された状態における側面視で、積載部40の前端部(前壁46の位置)は、牽引車200の荷台220の上方に位置している状態となる。特に本実施形態では、積載部40は、トレーラー100の後端から連結部50の上方に至るまで配置されている。このため、牽引車200に連結された状態における全長を抑制しながら、トレーラー100の積載部40の容積を最大限まで増大させることができ、積載部40の積載量を増大させることができる。なお、トレーラー100の寸法や、積載部40の高さについては、登録区分によって制限があり、天蓋48の有無や、天蓋48が恒久的に取り付けられているかどうかによって制限高さが異なる場合がある。このため、登録区分の制限値以下となるように各部の寸法値を設定する。なお、積載部40の収容空間への貨物の出し入れや、人の出入りのため、図示しない開閉部を例えば側壁45や後壁47に設けることができる。
連結部50は、牽引車200とトレーラー100を水平方向に回転可能に連結する部分である。連結部50は、牽引車側連結部60およびトレーラー側連結部70を有している。牽引車側連結部60は、牽引車200に取り付けられており、トレーラー側連結部70は、トレーラー100に取り付けられている。
牽引車側連結部60は、支持部61、ヒッチボール62、およびストッパ65を有している。支持部61は、ヒッチボール62を荷台220の上方に支持し、トレーラー100を牽引する際にトレーラー100から加わる荷重を支える部材である。支持部61は、荷台220の右側アオリ222および左側アオリ223に跨るように取り付けられている。支持部61は、例えば角型の鉄パイプを用いることができる。
支持部61は、牽引車200の荷台220(右側アオリ222および左側アオリ223)に対してボルトおよびナット等の固着手段により、着脱可能に取り付けられている。このため、トレーラー100と牽引車200を分離した場合には、図3に示すように荷台220から牽引車側連結部60を取り外すことが可能である。この場合、荷台220のスペースが牽引車側連結部60によって制限されないため、荷台220の積載量を減少させることなく牽引車200を使用することができる。
ヒッチボール62は、金属製の球状部を有しており、トレーラー側連結部70に設けられているカプラー75が取り付けられる。これにより、牽引車側連結部60に対してトレーラー側連結部70が水平方向に回転可能に連結される。ヒッチボール62に位置は、荷台220の上方であって、かつ荷台220の前後方向における中心線上となるように設定されている。
ストッパ65は、急制動時等にトレーラー100から牽引車側連結部60に前方への荷重が加わった場合に、その荷重を荷台220に支持させるための部材である。ストッパ65は、右側アオリ222および左側アオリ223の内面に接するようにして前後方向に配置されている。ストッパ65の後端部は、支持部61に固定されており、ストッパ65の前端部は、荷台220の前部(運転室210の後部)の立ち面に当接するように配置されている。これにより、例えば急制動によってトレーラー100から牽引車側連結部60に前方への荷重が加わった場合に、荷台220の前部に当接するストッパ65によって牽引車側連結部60に加わる荷重を支えることができ、牽引車側連結部60の損傷を抑制することができる。
トレーラー側連結部70は、カプラー75を有している。カプラー75は、第2連結用フレーム16の前端部に固定されている。カプラー75は、ヒッチボール62の球状部を抱持して連結された状態で水平方向に回転可能な構成を有している。カプラー75は、レバーを操作することにより、ヒッチボール62を抱持した状態でロック/ロック解除を切り替えることができる。ヒッチボール62とカプラー75の結合・分離やカプラー75のレバーの操作は、積載部40に設けられた連結部操作用開口部49から行う(図10参照)。なお、トレーラー100と牽引車200の連結は、ヒッチボール62とカプラー75による連結に限定されず、他の連結手段によって連結されるようにしてもよい。
ここで図4に示すように、連結車両300は、前進・後退・方向変換等の挙動が普通自動車や一般の大型自動車とは大きく異なっている。例えば図4では、連結車両300によって後進しながら方向変換する状態を示している。牽引車200の前輪250は右に切られており、牽引車200に対してトレーラー100は右に振られている。しかしながら、牽引車200とトレーラー100が直線の状態から方向変換しながら図4の状態にするためには、牽引車200の前輪250を一旦左に切ってトレーラー100を右に振ってから、牽引車200の前輪250を右に切るなど、連結車両300の特有の挙動に応じた高い運転技術が必要になる。
連結車両300がこのような特有の挙動を示すのは、トレーラー100と牽引車200が連結部60によって水平方向に回転可能に連結されているためである。そして、トレーラー100と牽引車200の車輪間の距離の比率によってもその挙動が大きく異なる。
このため牽引車側連結部60の位置、およびトレーラー100の各部の寸法は、トレーラー100と牽引車200を連結した状態における、牽引車200の前輪250と後輪260の車軸間の距離L1と、牽引車200の後輪260とトレーラー車輪30の車軸間の距離L2との比率が、所定の値となるように設定されていることが好ましい。
本考案では、牽引免許試験の技能検定用車両における、牽引車の前輪と後輪の車軸間の距離と、牽引車の後輪とトレーラー車輪の車軸間の距離との比率と一致するように、牽引車側連結部の位置、およびトレーラーの各部の寸法を設定する。具体的には、牽引免許試験の技能検定用車両に合わせて、距離L1とL2の比率が1:1~1:1.5となるように牽引車側連結部60の位置、およびトレーラー100の各部の寸法が設定されていることが好ましい。本実施形態では、L1:L2=1:1.2となるように牽引車側連結部60の位置、およびトレーラー100の各部の寸法が設定されている。
このように、トレーラー100と牽引車200の車輪間の距離の比率L1:L2を所定の値に設定することにより、トレーラー100と牽引車200を連結して連結車両300とした状態における、前進・後退・方向転換等の挙動を、牽引免許試験の技能検定用車両の挙動に近づけることができる。よって、牽引免許の技能試験受験者の練習走行に連結車両300を供することが可能となる。
続いて、図5から図12を参照しながら各部の構成について説明する。図5は、連結車両300を右前方から見た状態を示す斜視図である。図6は、連結車両300を右後方から見た状態を示す斜視図である。図5および図6に示すように、積載部40の上部が前方に突出していることにより、牽引車200に連結された状態において、積載部40の前端部は、牽引車200の荷台220の上方に位置している状態となる。このため、牽引車200に連結された状態における全長を抑制しながら、トレーラー100の積載部40の容積を増大させることができ、積載部40の積載量を増大させることができる。
図7は、連結部50付近を左後方から見た状態を示す斜視図である。図8は、連結部50付近を牽引車200の荷台220上から見た状態を示す斜視図である。連結部50は、牽引車側連結部60およびトレーラー側連結部70を有しており、牽引車側連結部60は、牽引車200に取り付けられている。支持部61は、荷台220の右側アオリ222および左側アオリ223に跨るように取り付けられている。
図9は、トレーラー側連結部60を右側方から見た状態を示す側面図である。図9に示すように、トレーラー側連結部60の支持部61は、牽引車200の荷台220(右側アオリ222および左側アオリ223)に対してボルトおよびナットにより、着脱可能に取り付けられている。このため、トレーラー100と牽引車200を分離した場合には、図3に示すように荷台220から牽引車側連結部60を取り外すことが可能である。
図10は、連結部50付近をトレーラー100の積載部40の前方から後方に向けて見た状態を示す斜視図である。図10に示すように、積載部40には連結部操作用開口部49が設けられている。トレーラー100と牽引車200の連結・分離のため、ヒッチボール62とカプラー75の結合・分離やカプラー75のレバーの操作は、連結部操作用開口部49から行う
図11は、トレーラー100の第1連結用フレーム15、第2連結用フレーム16、およびトレーラージャッキ35を左前方から見た状態を示す斜視図である。図12は、トレーラー100の第1連結用フレーム15、およびトレーラージャッキ35を右前方から見た状態を示す斜視図である。トレーラージャッキ35は、車輪を上げて格納した状態(図11、図12)と、車輪を下げて接地させ、トレーラー100の前部を支える状態(図3)に切り替えることができる。トレーラー100が牽引車200に連結されている状態では、車輪を上げて格納した状態とする(図11、図12)。トレーラージャッキ35は、車輪を支える支柱がメインフレーム11に対して左右方向に回転するように取り付けられている(図11および図12参照)。
以上説明した本実施形態に係るトレーラー100および連結車両300によれば、牽引車200に連結した状態における全長を抑制しながら、積載部40の容積を増大させるとともに、積載量を増大させることができる。
[変形例]
本考案に係るトレーラーおよび連結車両は、上記説明した本実施形態に限定されない。例えば、トレーラー100を構成する各部分の形状や構成等は、本実施形態の形状や構成等に限定されない。
以上、本考案の実施形態を説明したが、上述した実施形態は本考案を実施するための例示に過ぎない。よって、本考案は上述した実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施形態を適宜変形して実施することが可能である。
100 トレーラー
50 連結部
60 牽引車側連結部
70 トレーラー側連結部
200 牽引車
210 運転室
220 荷台
300 連結車両

Claims (9)

  1. 運転室の後方に荷台を有する牽引車に連結されるトレーラーであって、
    貨物を積載可能な積載部と、
    前記牽引車と前記トレーラーを水平方向に回転可能に連結する連結部を備え、
    前記連結部は、
    前記牽引車に設けられる牽引車側連結部と、
    前記トレーラーに設けられるトレーラー側連結部と、を有し、
    前記牽引車側連結部は、前記荷台に取り付けられることを特徴とする、
    トレーラー。
  2. 前記牽引車に連結された状態における側面視で、前記積載部の前端部は、前記牽引車の荷台の上方に位置している、
    請求項1に記載のトレーラー。
  3. 前記トレーラーと前記牽引車を連結した状態における、前記牽引車の前輪と後輪の車軸間の距離と、前記牽引車の後輪とトレーラー車輪の車軸間の距離との比率が、
    牽引免許試験の技能検定用車両における、牽引車の前輪と後輪の車軸間の距離と、牽引車の後輪とトレーラー車輪の車軸間の距離との比率と一致するように、前記連結部の位置が設定されている、
    請求項1または請求項2に記載のトレーラー。
  4. 前記トレーラーと前記牽引車を連結した状態における、前記牽引車の前輪と後輪の車軸間の距離と、前記牽引車の後輪とトレーラー車輪の車軸間の距離との比率が、
    1:1~1:1.5に設定されている、
    請求項3に記載のトレーラー。
  5. 前記牽引車側連結部は、
    前記牽引車の前記荷台に対して着脱可能に取り付けられる、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のトレーラー。
  6. 前記牽引車側連結部は、前記荷台の右側アオリおよび左側アオリに跨るように取り付けられている、
    請求項5に記載のトレーラー。
  7. 前記積載部が搭載されるフレームをさらに有し、
    前記フレームは、
    前記牽引車の荷台よりも低い位置に配置されるメインフレームと、
    前記メインフレームの前部に接続され、前記荷台よりも高い位置に前記トレーラー側連結部を支持する連結用フレームと、を有する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のトレーラー。
  8. 前記牽引車側連結部は、
    前記荷台の前部に当接するストッパを有する、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のトレーラー。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のトレーラーと、前記牽引車とを連結させたことを特徴とする、
    連結車両。
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