JP3207540B2 - 重合体へのオンライングラフト重合法および装置 - Google Patents
重合体へのオンライングラフト重合法および装置Info
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Description
カルボン酸、相当する酸無水物およびそれらの酸および
酸無水物誘導体から選ばれたモノマーをエチレン単一重
合体または共重合体にグラフト重合するための方法に関
する。この方法は、グラフト重合するモノマーを、エチ
レン単一重合体または共重合体の連続製造、更に具体的
には重合反応器の出口と造粒機の上流の重合体押出装置
の間に、オンラインで注入するという特徴を有する。本
発明は、この方法の実施するための装置に関する。
レンの純単一重合体および上記のモノマーと共重合した
エチレンの共重合体は公知である;それらは、特に、接
着剤の製造において、コーティングまたは他のポリマ
ー、例えばポリオレフィンとの混合物の形態で使用され
る。しかしながら、ある種の適用において、純共重合体
よりむしろグラフト重合共重合体を利用する方が望まし
い場合がある。実際に、ポリオレフィンの性質は、不飽
和エチレンを含むカルボン酸または無水カルボン酸のグ
ラフト重合により変更され得る。不飽和モノマーをエチ
レン単一重合体およびエチレンと高級C4〜C10のα
−オレフィンの共重合体上へグラフト重合するための方
法は、例えば、US特許US−A−4612155に開
示されている;即ち、カルボン酸または無水カルボン酸
型のモノマーの同含量の接着剤の製造の場合、接着は少
なくとも相対的に低い含量の場合により強い。
レンを含むカルボン酸または無水カルボン酸でグラフト
重合されたエチレン共重合体の使用は、例えばヨーロッ
パ特許出願EP−A−0160984にもまた開示さ
れ、この場合のエチレン共重合体は、エチレン/アルキ
ルアクリレート共重合体である。一般に、モノマーをポ
リマーにグラフト重合するとき、均一な生成物を得るこ
とが重要である。もしグラフト重合する方法を均一方法
で行わないなら、得られた生成物は種々のおよび特に他
の材料への接着に関して容認されない性質を示すかもし
れない。更に、重合体の物理的性質に大きな変化を起こ
ないで重合体上にモノマーをグラフト重合し得ることが
重要である。
出願EP−A−0266994により、不飽和エチレン
を含むジカルボン酸または無水ジカルボン酸またはそれ
らの誘導体を、ビニルアルカノエート、アルキル(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリル酸および一酸化炭
素から選ばれた、少なくとも1つのモノマーとエチレン
との共重合体と、または(メタ)アクリル酸を含むコポ
リマーのようなイオノマーとグラフト重合することが提
案され、この方法は一般に次のような工程を含む: (i)共重合体、モノマーおよび150℃で約1〜12
0分の半減期を有する有機過酸化物25〜3000pp
mの混合物を生成し、共重合体中モノマーおよび過酸化
物の均一分布を得るように混合する; (ii)生じた混合物を押出機中で上記の共重合体の融点
より高い温度で有機過酸化物の半減期の少なくとも4倍
である期間練り混ぜる;および (iii)得られた共重合体を押出、一般的にペレットま
たその他の細かく粉砕した形態からなる成型製品を得、
これをそのままで、または他の重合体との混合物とし
て、特に重合体および/または金属と使用するための、
接着組成物の形態で、多層構造の共押出に、被覆組成物
に適合する試薬として、充填剤に、使用することがで
き、および染色および脱色可能な重合体の性能を改良す
る。 しかしながら、押出機中このタイプのグラフト重合は、
再融解のための形態の重合体を回収する必要があり、エ
ネルギーの損失を示し、しかも上記の顆粒の回収の間、
融解された顆粒とグラフト重合モノマーの混合物は、酸
素の存在下でグラフト重合共重合体の架橋の危険をもた
らすという不利を有する。
反応器のすぐ下流へ取り付けた装置(中圧分離器または
低圧分離器)中で行われたグラフト重合反応は、グラフ
ト重合成分形態の多量の単一重合体または共重合体のた
めに不利であり、しかも高いグラフト重合側鎖含量を有
するコポリマーを製造するのは不可能であることを示し
ている。この不利を解決するために、上記特許によれ
ば、グラフト重合モノマーを、例えば、撹拌器または押
出機である、重合反応器の第2領域または重合ユニット
の高圧または低圧反応器中に入れることが提案されてい
る。しかしながら、この第2の可能性は、もし重合反応
器中でグラフト重合が行われる間、再循環ガスを供給
し、再循環ガスの不経済な精製を要するならば、価値が
ないことを示す。それらのモノマーは、マレイミド、酢
酸ビニルまたはエチルアクリレートである。この表に掲
げていない無水マレイン酸を、重合反応器の第2領域に
入れることを推奨する。これは、無水マレイン酸とグラ
フト重合される酢酸エチレン/ビニルの製造を記載して
いる実施例4により確認されている。しかしながら、報
告された6.8重量%無水マレイン酸の含量は、グラフ
ト重合に多分全く関係しない、無水マレイン酸のいくら
かが、酢酸エチレンおよびビニルとの真の共重合体の形
態下で共重合されている。要約すると、反応器へのグラ
フト重合モノマーの注入は、上記のモノマーの真の所望
しない共重合を部分的に導き、反応器の下流での注入
は、グラフト重合モノマーとして無水マレイン酸を推奨
しない。
撹拌反応器の撹拌機または押出機のスクリューのような
動く機械部品を使用する装置の使用を避け得る補足的利
点を有する方法を開発することを試みてきた。このため
に、本発明によれば、高圧下エチレン重合または共重合
の方法であって、重合反応器の下流に少なくとも2つの
分離工程を含む方法において、グラフト重合モノマーま
たは複数のモノマーを、オンラインで、装置中に存在す
る減速域または少なくとも1つの減速域の段階で入れ
る。すなわち、上記の装置が中圧分離器および低圧分離
器を含みおよびグラフト重合モノマーまたは複数のモノ
マーの注入をその2個の分離器間に位置する減速域の段
階で行う場合に、低圧分離器の入口にて、(共)重合体
が約10〜15%のエチレンおよび適切な場合には未反
応のコモノマーをさらに含むことが明らかであるが、驚
くべきことに、高い含量の出発モノマーの存在にもかか
わらず、適圧分離器の低減バルブの入口にエチレン/グ
ラフト重合モノマー共重合がないことが明らかである。
押出機中で起こるグラフト重合と比較して、本発明の方
法は、再融解のための顆粒化重合体の回収の操作がない
ために、経済的な利点を有し、エネルギーの利得および
技術的な利点を生じさせ、オンライン混合物は酸素がな
いために、このことは共重合体の架橋の危険を排除す
る。
たはエチレンと少なくとも1種のモノマーAの共重合体
であって、不飽和エチレンを含むカルボン酸、それらの
無水物および他の誘導体から選ばれる少なくとも1種の
モノマーBのグラフト化により修飾される上記の単一重
合体または純共重合体の連続製造のための方法であっ
て: −第1工程において、エチレンの単一重合またはエチレ
ンとモノマーA(複数もあり、以下同じ)の真(純)の
共重合を、少なくとも1種の純(共)重合開始剤および
適切ならば、常用添加剤の存在下、150℃〜320℃
の温度で高圧HP下に保たれている少なくとも1種の反
応域(R)で行い; −第2工程において、 −反応生成物を中程度の圧力P下に保たれた分離域
(S)へ送り、生成した(共)重合体を融解状態で未反
応(共)単量体(複数もあり)から分離するか; −または、反応生成物を中程度の圧力P1下で保たれた
第1分離域(S1)へ送り、生成した(共)重合体を融
解状態で、未反応の(共)重合体から分離し;ついで、
得られた(共)重合体を、中程度の圧力P2<P1下に
保たれた第2分離域(S2)へ送り、その領域で分離域
(S1)から流出する融解状態の(共)重合体を未反応
(共)単量体(複数もあり)から分離し;そして −第3工程において、得られた(共)重合体を低圧LP
下に保たれた最終分離域(SF)へ送り、その領域で
(共)重合体を残余ガスから分離し、適当な減速域
(D)、(D1)および(D2)が、領域(S)と(S
F)、(S1)と(S2)、および(S2)と(SF)
間の(共)重合体の通路に沿って各々設けられ、モノマ
ーB(複数もあり、以下同じ)が、もし適当ならば、溶
媒中に溶解または懸濁媒体中で、減速域(D)の段階に
位置する少なくとも1点、または少なくとも1つの減速
域(D1、D2)の段階に位置する少なくとも1点で、
共重合体の通路へ、オンラインで添加され、更にグラフ
ト重合が、もし必要であるなら、少なくとも1種の適当
な開始剤の存在中で行われる方法に関する。
マーBからなるまたはモノマーBを含む流動体を、関連
する減速点と上記の減速点の上流に存在する分離域の出
口の間で、当該減速域(D;D1;D2)の上流へ注入
する。減速域がニードル弁を含む場合、減速点は、ニー
ドルの領域に対応するように考慮され得る;技術的な組
立てのために、グラフト重合モノマー(B)流入口は、
上記のニードルから少なくとも少し離れて設けられる。
本発明の方法の別の実施態様によると、モノマーBから
なるまたはモノマーBを含む流動体を、連続する減速点
の付近であり、当該減速域(D;D1;D2)の下流で
注入する。後者の表現は、グラフト重合モノマーの流動
入口が、当該減速点と相対的に接近する領域中あること
を意味するものと理解される。
000バールの圧力HP下で、第2工程が約50〜50
0バールの圧力P下または約100〜500バールの圧
力P1下、ついで約10〜70バールの圧力P2下で、
第3工程が約0.5〜10バールの圧力LP下で、LP
値がP2値より低い条件で好適に行われる。更に、第2
および第3工程が好適に150〜300℃の間の温度で
行われる。
て使用する:チーグラー反応によるエチレン共重合体の
製造を可能にする、C3〜C10のα−オレフィン、例
えば、ポリプロピレン、ブト−1−エン、4−メチルペ
ント−1−エン、ヘキ−1−エンまたはオクト−1−エ
ン、またはフリーラジカル反応による極性(polar)エ
チレン共重合体の製造を可能にする、ビニルアルカノア
ート、例えば、酢酸ビニル;C1〜C12アルキル(メ
タ)アクリレート、例えば、エチルアクリレート、メチ
ルアクリレート、ブチルアクリレートまたはメチルメタ
アクリレート; (メタ)アクリル酸;および一酸化炭素。 (共)重合開始剤は、エチレンのフリーラジカル(共)
重合において、過酸化物、過エステルまたはヒドロペル
オキシドのようなフリーラジカル開始剤である;また
は、エチレン/α−オレフィンのイオン(共)重合の場
合に、特に少なくとも1種のハロゲン化遷移金属および
有機金属化合物の活性化剤を含むチーグラー型の触媒系
である。
用される:(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、クロトン酸、無水イタコン酸、無水マ
レイン酸、または無水ジメチルマレイン酸などの置換さ
れた無水マレイン酸、または不飽和エチレンを含むカル
ボン酸の塩、アミド、イミド、例えば、またはマレイン
酸一ナトリウム塩およびマレイン酸二ナトリウム塩、ア
クリルアミド、マレイミドおよびフマル酸ジエチルであ
る。;無水マレイン酸を特に使用する。好ましくは、モ
ノマーBを、溶液として、または、エチレンカルボナー
ト、プロピレンカルボナート、ジエチルカルボナート、
およびブチル、ヘキシルおよびオクチルアセテートのよ
うな脂肪酸と高級アルコールのエステルから選ばれる少
なくとも1種の溶液形態で、または所望により少なくと
も1種の溶液とともに、たとえばポリヘキセンまたはポ
リオレフィン特にポリエチレン、ワックス、脂肪のよう
な分散媒体中の分散形態で添加する。モノマーB/溶媒
の重量比が、好適には0.5/1(リットル)〜1.5/
1、好ましくは選ばれる溶媒能および温度により許容さ
れる最高可能濃度である。モノマーB/分散培地の重量
比が、好適には1/1〜4/1である。更に、モノマー
BからなるまたはモノマーBを含む流動体を、適当な温
度で、共に使用され得る開始剤の分解を起こす温度以下
に、そのオンライン注入を容易にするために加熱する。
例えば、上記の流動のための100〜140℃の間の温
度を使用することが可能である。
として使用される:例えば、過酸化物および/または過
エステル、例えば、ジクミルペルオキシドまたはジ−t
−ブチルペルオキシド、t−ブチルペルベンゾアートま
たは2,5−ジメチル−2,5−(ジ−t−ブチルペル
オキシ)ヘキサンまたはジアゾ化合物。グラフト重合開
始剤(複数もあり、以下同じ)が、製造ライン、および
/または分離して、オンラインでもまた、具体的には、
グラフト重合モノマーBの注入点または少なくともの第
一注入点の上流または好適には下流に注入される。後者
の場合に、この開始剤を適当な媒体中に溶解または懸濁
させる。これは重合媒体であってもよい。
ーBのグラフト重合をエチレンと少なくとも1種のα−
オレフィンの共重合体上に行い、この共重合体がチーグ
ラー型の触媒系の存在下で製造され、このようにして得
られた共重合体が、少なくとも1種のフリーラジカル開
始剤、特に上記の化合物の0.01〜1ミリモル/kg
の量で接触させて修飾される。 −ペルオキシ化合物、例えば、過酸化物(例えば、ジ−
t−ブチルペルオキシド)、過エステルおよびヒドロペ
ルオキシド; −ベンゾピナコール; −ジアゾ化合物、例えば、2,2'アゾ−ビス(アシル
オキシアルカン)、2,2'−アゾ−ビス(アセトキシ
ブタン)、2,2'−アゾ−ビス(アセトキシイソブタ
ン)、2,2'−アゾ−ビス(プロピオンオキシプロパ
ン)、2,2'−アゾ−ビス(2−アセトキシ−4−メ
チルペンタン)または1,1−アゾ−ビス(1−ホルミ
ルオキシシクロヘキサン);および −不安定な炭素−炭素結合をもつ炭化水素、例えば、
2,3−ジフェニル−2,3−ジメチルブタン(通常、
ビスクミルで知られる)または3,4−ジフェニル−
3,4−メチルヘキサンのようなジアリ−ルジアルキル
アルカン。
る詳細、それらを得るための方法、フリーラジカル開始
剤の選択および共重合を後者に接触させる時間等は、ヨ
ーロッパ特許出願EP−AP0083521およびEP
−A−0231699に開示され、これを引用して明細
書中に記載したものとする。エチレンと3〜12個の炭
素原子を有する少なくとも1つのα−オレフィンの共重
合体は、上記のα−オレフィン由来のユニットの0.5
〜10モル%を含み、EP−A−0083521より修
飾され、測定された極限粘度が、分子質量分布から計算
される極限粘度の1.5〜10倍であることを特徴をす
る:EP−A−0231699に記載の重合体組成物に
関して、それらはつぎのようなものを含む:a)90%
〜99.8重量%の少なくとも1種の修飾エチレン重合
体および適切ならば少なくとも1種のC3〜C12のα−
オレフィン、エチレン由来のユニットの少なくとも80
モル%を含む上記のポリマー、およびb)少なくとも1
種のC3〜C12のα−オレフィン由来のユニットの少な
くとも90モル%およびエチレン由来のユニットの多く
て10モル%を含む少なくとも1種の重合体を含む0.
2〜10重量%少なくとも1種の重合相、上記の組成物
は、分子質量分布から計算される極限粘度の1.5〜1
00倍である。更に、上記の修飾のために入れたフリー
ラジカル開始剤は、溶媒中の溶液形態でまたは上記の型
の分散媒体中懸濁形態で、または特にエチレンおよび/
または重合されたコモノマーAからなる重合体相中にあ
り得る(例として、少なくともC3〜C12のα−オレフ
ィン由来のユニットの少なくとも90モル%およびエチ
レン由来のユニットの多くて10モル%を含む重合体相
はEP−A−0231699に開示されている)。
インで、共重合体の通路へ、多反応域反応器の最終反応
域(複数もあり)、または連続して組み立てられる反応
器の最終反応器と一般に最終分離域の次にある転換域の
出口の間に位置する少なくとも1点で導入され、目的の
共重合体の押出および造粒を行う。最終グラフト重合共
重合体の顆粒と練り混ぜによりこれらのフリーラジカル
開始剤を混入させることも可能である。更に、グラフト
重合開始剤/モノマーBの重量比が1までであり得、好
ましくは0〜0.5であり、重量部で共重合体の100
部当たり注入されるモノマーB含量0.05〜2部、好
ましくは0.1〜1.5部を使用する。本発明によると、
モノマーAが、エチレン+モノマーAの総量に対して極
性共重合体の製造中、0.1〜90モル%、特に0.1
〜10モル%、およびエチレンおよびα−オレフィンの
共重合体の製造中、2〜90モル%の量で使用される。
に関するものであり、連続して: −高圧下で、少なくとも1種のオートクレーブまたは管
状重合反応器(R) −中程度の圧力P下操作し得る分離器(S)、または中
程度の圧力各P1およびP2(P1>P2)で操作し得
る連続する2個の分離器(S1;S2); −低圧最終分離器(SF) −押出機(10);および −造粒機 反応器(R)および分離器(S;S1;S2;SF)、
各々が反応器および未反応(共)モノマーを生成(共)
重合体から分離する分離器(S;S1;S2)の出口に
配置されている減速弁(2;5;15)、特にニードル
弁に、接続している共重合体ライン(1;4;14);
グラフト重合モノマーBおよび適切ならば少なくとも1
種の開始剤を含む流動体の注入のためのライン(6;1
6)であって減速域中または連続する減速弁を含む減速
域中で、ライン中に開口し、少なくとも1個のライン;
適切ならば、好ましくはグラフト重合モノマーBのため
の注入点または少なくとも第1注入点の下流にある、グ
ラフト重合開始剤の別のオンライン注入のための1個の
ライン;適切ならば多反応域反応器の最終反応器、また
は連続して組立てられ接続する反応器の最終反応域と造
粒機の出口との間に存在する少なくとも1点で、反応域
中にチーグラー触媒により製造されるエチレン/α−オ
レフィン共重合体の修飾のための少なくとも1種のフリ
ーラジカル開始剤の別のオンライン注入のため少なくと
も1個のライン:グラフト重合モノマー注入のためのラ
イン(複数もあり)(6;16)上、およびもしあれ
ば、上記の修飾のためのグラフト重合開始剤および/ま
たはフリーラジカル開始剤のための別の注入のためのラ
イン上に、設けられたポンプ手段を含むを特徴とする装
置に関する。
は、衛生学、農業および冷却分野等において使用され得
る膜形成のための特に成型注入組成物を調整するために
適用される。本発明の主題を詳細に説明するために、数
個の実施様態を、添付図面と関連させて下記に記載す
る。:添付図面において、図1および2は、本発明の方
法の実施のための装置を図式的に示す;および図3は上
記の装置中減速をもたらすニードル弁の図であり、グラ
フト重合モノマーの注入のためのラインの可能なアッセ
ンブリーを示している。図1を参照すると、エチレング
ラフト重合重合体または共重合体のための製造ユニット
を表していることが判明する。
も1種のモノマーAとの共重合を起こすオートクレーブ
反応器は、Rにより表される;垂直に配置され、3種の
付加領域中に組み立てられ、高圧HP下で操作される延
長された受容器を含む。第1の2個の領域R1およびR
2は、同中心の注入器を有し、第3領域R3は単一の注
入器を有する。温度の制御は3点r1、r2、r3で行
われ、温度をT1、T2、T3点で測定する。適切なら
ば、水素のような転移剤を含む気体エチレン/モノマー
A混合物、特に2容量%までの量で使用される、得られ
た(共)重合体の流動性率(fluidity index)を制御す
るために、点t、m1およびm2で注入される。適当な
重合開始剤をi1,i2およびi3で周知の方法で注入
し、選択値で重合温度を維持する。反応域Rから出る
(共)重合体を、ライン1を経て、中程度の圧力P下維
持された垂直に配置され延長された容器、ライン1に配
置された減速ニードル弁2からなる分離器Sに加える分
離器Sにおいて、未反応モノマーは反応混合物から除去
され、それらの未反応モノマーをライン3を経て上部か
ら出て、周知の方法で、例えば、カナダ特許CA−A−
1161196に記載のように、原料供給と反応器Rの
間に取り付けられた高コンプレッサーの出口へ再循環す
る。上記の同じ方法で、分離域Sを出る共重合体が多い
流動体を、ライン4を経て、ホッパー型であり、低圧L
P下操作される最終分離器SFに供給する。減速ニード
ル弁5をライン4中に挿入する。好適には、加熱されて
いる貯蔵器rに含まれたグラフト重合モノマー/グラフ
ト重合開始剤/溶媒の溶液の注入はライン6を経て高圧
ポンプ7(図3)を経て、上記減速バルブ5のニードル
の上流で行われる。ポンプ7として選ばれるポンプは、
連続的流動制御を有する交互計量ポンプまたはギアポン
プあってもよい。低圧ホッパーSFのライン8より出る
残余ガスをコンプレッサー(表示されない)に加えるこ
とにより再循環し得る(表示されない);混合物9に関
して、これをスクリュー押出機に供給し、これは棒状形
態であり、ついで周知の方法で、表示されないが造粒機
に加えられる。
下のようであった: −反応器Rの圧力HP:表1に示す; −モノマーの注入:以下の配分: t:1/3;ml:1/3;m2:1/3、 による上記に記載の装置と同様で: −開始剤の注入、下記の配分による上記の装置と同様
で: i1:60%;i2:20%;i3:20% 実施例1〜17のt−ブチルペルオクタノエート、実施
例18〜20のジ−t−ブチルペルオキシドおよび実施
例21のt−ブチルペルオクタノエート(60%)およ
びt−ブチルペルネオデカノエート(40%)の混合物
からなる: −温度条件: −T1:250℃(実施例18〜20)または170℃
(その他の実施例) −T2:260℃(実施例18〜20)または190℃
(その他の実施例) ;および −T3:275℃(実施例18〜20)または215℃
(その他の実施例)。 反応器に加えられたガス状モノマーの総流速:200k
g/h; −エチレン+モノマーAの総量に対するモノマーAのモ
ル%によるパーセント; −分離器S中一般圧力、P=250バール。 炭酸プロピレン(実施例1〜11)または炭酸ジエチル
(実施例12〜21)中無水マレイン酸(モノマーB)
の溶液250g/lを、ライン6を経て、第1表に示さ
れるコポリマーに対して注入された無水マレイン酸の重
量パーセントにあうような流速で注入した。第1表に示
される開始剤は溶液(実施例1,6,12,18および
21を除いて)で存在した。開始剤/無水マレイン酸の
重量比はまた第1表に示される。
Aの含量(重量%で)、得られたグラフト重合(コ)ポ
リマーの標準ASTM D1238条件Eにより測定さ
れた流動度指数(fluidity index)もまた示し、グラフ
ト重合された無水マレイン酸の量(ppmで表示する)
およびグラフト重合の程度を示す。グラフト重合された
無水マレイン酸の測定は、カルボニル基の非対称価振動
の1785cm-1での吸収で行い、フリーラジカル共重
合により製造されたエチレン/無水マレイン酸コポリマ
ーおよびエチレン/n−ブチルアクリレート/無水マレ
イン酸ターポリマーを使用して行った検量曲線に基づい
て測定する。ポリピレンカルボナート(またはジエチル
カルボナート)および無水マレイン酸および他の揮発性
物質を24時間アセトンで抽出する;赤外線分光光度計
による同定を50μmの一定の厚さを有する膜上で行っ
た。グラフト重合の程度は、同量の(コ)ポリマーに対
して、オンラインで注入された無水マレイン酸の量に対
する共重合体上グラフト重合された無水マレイン酸の量
の比を表す。
2があることを除いて、図1と同様のグラフト重合エチ
レン重合体の製造のための装置を示すことが判明し得
る。2個の中間分離域S1およびS2は、P1はP2よ
り高いP1およびP2で各々操作する。第2分離器に関
するラインは10より大きい参照番号により示される。
モノマーB+溶媒+開始剤の混合物その他はバルブ5の
弁の上流へ、図2上の黒線により示されるように注入さ
れることは可能である。同様に、ライン16を経てモノ
マーBに基づく混合物を、図2の破線により示されるよ
うに注入することもまた可能である。ライン16だけを
経てモノマーBに基づく混合物を注入することもまた可
能である。
50重量%のブト−1−エンを含むガス状混合物を反応
器R中へt点で入れ、連続的に共重合した。ガス状混合
物に対して水素0.03重量%もまた同一点に入れた。
C10〜C12飽和炭化水素中懸濁液で共粉砕した化合物T
iCl3、1/3AlCl3および2.5MgCl2を含む、共重
合触媒をi1点で入れた。Al/Ti比10を使用してト
リエチルアルミニウムにより活性化した。反応器の3領
域を温度250℃で圧力800バールに保った;低圧ホ
ッパーSFを圧力10バール下に保った。ジエチルガル
ボナート中リットル当たり無水マレイン酸250gおよ
び2,2−アゾ−ビス(アセトキシプロパン)50gを
含むポンプ(7)により、ライン(6)を経て入れた。
この溶液の流速は、分離器Sから発生する共重合体の1
00g当たり無水マレイン酸0.15gが導入するよう
にした。低圧ホッパーから発生する残余ガスを重合装置
に再循環しなかった。0.05重量%無水マレイン酸で
グラフト重合された、0.923の密度および3.7g/
10分の流動指数(試験法ASTMD−1238、条件
Lで測定された)を有するエチレンコポリマーおよびブ
ト−1−エンを得た。比較として、もし無水マレイン酸
および開始剤の溶液を入れないなら、同じ密度および
4.5g/10分のFIを有するエチレンおよびブト−
1−エンを得る。
式的に示す。
式的に示す。
弁の図であり、グラフト重合モノマーの注入のためのラ
イン可能なアッセンブリーを示している。
・・・第1分離域;S2・・・第2分離域;S3・・・
第3分離域;SF・・・最終分離域;D,D1,D2・
・・減速域;2,5,15・・・減速弁;4,6,8,
16・・・ライン;7・・・ポンプ.
Claims (15)
- 【請求項1】 エチレン単一重合体またはエチレンと少
なくとも1種のモノマーAの共重合体であって、不飽和
エチレンを含むカルボン酸、それらの無水物および他の
誘導体から選ばれる少なくとも1種のモノマーBのグラ
フト化により修飾される上記の単一重合体または純共重
合体の連続製造のための方法であって: −第1工程において、エチレンの単一重合またはエチレ
ンとモノマーA(複数もあり、以下同じ)の真(純)の
共重合を、少なくとも1種の純(共)重合開始剤および
適切ならば、常用添加剤の存在下、150℃〜320℃
の温度で高圧HP下に保たれている少なくとも1種の反
応域(R)で行い; −第2工程において、 −反応生成物を中程度の圧力P下に保たれた分離域
(S)へ送り、生成した(共)重合体を融解状態で未反
応(共)単量体(複数もあり)から分離するか; −または、反応生成物を中程度の圧力P1下で保たれた
第1分離域(S1)へ送り、生成した(共)重合体を融
解状態で、未反応の(共)重合体から分離し;ついで、
得られた(共)重合体を、中程度の圧力P2<P1下に
保たれた第2分離域(S2)へ送り、その領域で分離域
(S1)から流出する融解状態の(共)重合体を未反応
(共)単量体(複数もあり)から分離し;そして −第3工程において、得られた(共)重合体を低圧LP
下に保たれた最終分離域(SF)へ送り、その領域で
(共)重合体を残余ガスから分離し、適当な減速域
(D)、(D1)および(D2)が、領域(S)と(S
F)、(S1)と(S2)、および(S2)と(SF)
間の(共)重合体の通路に沿って各々設けられ、モノマ
ーB(複数もあり、以下同じ)が、もし適当ならば、溶
媒中に溶解または懸濁媒体中で、減速域(D)の段階に
位置する少なくとも1点、または少なくとも1つの減速
域(D1、D2)の段階に位置する少なくとも1点で、
共重合体の通路へ、オンラインで添加され、更にグラフ
ト重合が、もし必要であるなら、少なくとも1種の適当
な開始剤の存在中で行われることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 モノマーBからなるまたはモノマーBを
含む流動体を、関連する減速点と上記の減速点の上流に
存在する分離域の出口の間で、当該の減速域(D;D
1;D2)の上流へ注入することを特徴とする、請求項
1記載の方法。 - 【請求項3】 モノマーBからなるまたはモノマーBを
含む流動体を、関連する減速点の付近であり、当該の減
速域(D;D1;D2)の下流で注入することを特徴と
する、請求項1または2のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項4】 第1工程が400〜3000バールの圧
力HP下で、第2工程が50〜500バールの圧力P下
または100〜500バールの圧力P1下、ついで10
〜70バールの圧力P2下で、第3工程が0.5〜10
バールの圧力LP下で、LP値がP2値より低い条件で
行われることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1
項記載の方法。 - 【請求項5】 第2および第3工程が好適に150〜3
00℃の間の温度で行われることを特徴とする、請求項
1〜4のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項6】 使用されるモノマーAが、エチレン共重
合をチーグラー反応による製造を可能にする、C3〜C
10のα−オレフィンであるか、またはフリーラジカル反
応による極性(polar)エチレン共重合体の製造を可能
にするビニルアルカノアート、C1〜C12アルキル(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリル酸および一酸化炭
素であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1
項記載の方法。 - 【請求項7】 使用されるモノマーBが、(メタ)アク
リル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン
酸、無水イタコン酸、無水マレイン酸、または無水ジメ
チルマレイン酸などの置換された無水マレイン酸、また
は不飽和エチレンを含むカルボン酸の塩、アミド、イミ
ド、例えば、またはマレイン酸一ナトリウム塩およびマ
レイン酸二ナトリウム塩、アクリルアミド、マレイミド
およびフマル酸ジエチル、特に無水マレイン酸であるこ
とを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項8】 モノマーBを、溶液として、または、エ
チレンカルボナート、プロピレンカルボナート、ジエチ
ルカルボナート、およびブチル、ヘキシルおよびオクチ
ルアセテートのような脂肪酸と高級アルコールのエステ
ルから選ばれる少なくとも1種の溶液形態で、または少
なくとも1種の溶液とともに、たとえばポリヘキセンま
たはポリオレフィン、特にポリエチレン、ワックス、脂
肪のような分散媒体中の分散形態で、モノマーB/溶媒
の重量比が、特に0.5/1(リットル)〜1.5/1で
あり、モノマーB/分散媒体の重量比が、特に1/1〜
4/1で添加されることを特徴とする、請求項1〜7の
いずれか1項記載の方法。 - 【請求項9】 モノマーBからなるまたはモノマーBを
含む流動体を、適当な温度で、共に使用され得る開始剤
の分解を起こす温度以下に、そのオンライン注入を容易
にするために加熱することを特徴とする、請求項8記載
の方法。 - 【請求項10】 使用されるグラフト重合開始剤が、例
えば、過酸化物および/または過エステル、例えば、ジ
クミルペルオキシドまたはジ−t−ブチルペルオキシ
ド、t−ブチルペルベンゾアートまたは2,5−ジメチ
ル−2,5−(ジ−t−ブチルペルオキシ)ヘキサンま
たはジアゾ化合物であることを特徴とする、請求項1〜
9のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項11】 グラフト重合開始剤(複数もあり、以
下同じ)が、製造ライン、および/または分離して、オ
ンラインでもまた、具体的には、グラフト重合モノマー
Bの注入点または少なくとも第一注入点の上流または好
適には下流に注入されることを特徴とする、請求項1〜
10のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項12】 少なくとも1種のモノマーBのグラフ
ト重合をエチレンと少なくとも1種のα−オレフィンの
共重合体上に行い、この共重合体がチーグラー型の触媒
系の存在下で製造され、このようにして得られた共重合
体が、少なくとも1種のフリーラジカル開始剤と接触さ
せて修飾され、上記のフリーラジカル開始剤(複数もあ
り)がオンラインで(共)重合体の通路に、複数域(mu
ltizone)反応器の最終反応域(複数もあり)、または
連続して組み立てられる反応器の最終反応器と、押出お
よび造粒による転換のための、一般に最終分離域の次に
ある反応域の出口の間に位置する少なくとも1点でに導
入され、最終グラフト重合共重合体の顆粒と練り混ぜに
より上記の開始剤を混入することも可能であることを特
徴とする、請求項1〜11のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項13】 グラフト重合開始剤/モノマーBの重
量比が1までであり得、好ましくは0〜0.5であり、
重量部で共重合体の100部当たり注入されるモノマー
B含量0.05〜2部、好ましくは0.1〜1.5部を使
用することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1
項記載の方法。 - 【請求項14】 モノマーAが、エチレン+モノマーA
の総量に対して極性共重合体の製造中、0.1〜90モ
ル%、特に0.1〜10モル%、およびエチレンおよび
α−オレフィンの共重合体の製造中、2〜90モル%の
量で使用されることを特徴とする、請求項1〜13のい
ずれか1項記載の方法。 - 【請求項15】 連続して: −高圧下で、少なくとも1種のオートクレーブまたは管
状重合反応器(R) −中程度の圧力P下操作し得る分離器(S)、または中
程度の圧力各P1およびP2(P1>P2)で操作し得
る連続する2個の分離器(S1;S2); −低圧最終分離器(SF) −押出機(10);および −造粒機 が上記の順序で接続されており; −反応器(R)から分離器(S;S1;S2)、および
分離器から低圧最終分離器(SF)を接続する共重合体ラ
イン(1;4;14); −反応器および未反応(共)モノマーを生成(共)重合
体から分離する分離器(S;S1;S2)の出口にそれ
ぞれ配置されている減速弁(2;5;15)、特にニー
ドル弁; −グラフト重合モノマー(複数もあり)Bおよび適切なら
ば少なくとも1種の開始剤からなるまたは含む流動体の
注入のためであって、かつ減速域中または連結されてい
る減速弁(2,5,15)を含む減速域中のラインに開口す
る、少なくとも1個のライン(6;16); −グラフト重合モノマー注入のためのライン(複数もあ
り)(6;16)上に設けられたポンプ手段: を含むことを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1
項記載の方法を実施するための装置。
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