JP3204880B2 - デジタルフィルタ - Google Patents
デジタルフィルタInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は、無線通信装置等に搭
載される混信除去用デジタルフィルタに関する。
載される混信除去用デジタルフィルタに関する。
【０００２】
【従来の技術】 例えば、無線通信機等の受信機におい
て、ＡＭ信号、ＳＳＢ信号及びＣＷ信号を受信する際、
その受信帯域内に妨害波が混入する場合があり、この混
入した妨害波を除去して受信感度を上げるために図４で
示す、混信除去用デジタルフィルタを挿入していた。
て、ＡＭ信号、ＳＳＢ信号及びＣＷ信号を受信する際、
その受信帯域内に妨害波が混入する場合があり、この混
入した妨害波を除去して受信感度を上げるために図４で
示す、混信除去用デジタルフィルタを挿入していた。
【０００３】図４に示す混信除去用デジタルフィルタの
場合、入力信号３９の高域不要成分を第１のアナログロ
ーパスフィルタ３１で濾波し、次にアナログ／デジタル
変換（以下、Ａ／Ｄ変換という。）器３２でデジタル信
号に変換し、デジタルローパスフィルタ３３とデジタル
ハイパスフィルタ３４で、妨害波等を濾波し所望のデジ
タル信号のみを通過させ、デジタル／アナログ変換（以
下、Ｄ／Ａ変換という。）器３５でアナログ信号に戻
し、Ｄ／Ａ変換の際に発生した高域の不要成分を第２の
アナログローパスフィルタ３６で濾波し、混信除去され
た復調信号４０を得ることが出来る。
場合、入力信号３９の高域不要成分を第１のアナログロ
ーパスフィルタ３１で濾波し、次にアナログ／デジタル
変換（以下、Ａ／Ｄ変換という。）器３２でデジタル信
号に変換し、デジタルローパスフィルタ３３とデジタル
ハイパスフィルタ３４で、妨害波等を濾波し所望のデジ
タル信号のみを通過させ、デジタル／アナログ変換（以
下、Ｄ／Ａ変換という。）器３５でアナログ信号に戻
し、Ｄ／Ａ変換の際に発生した高域の不要成分を第２の
アナログローパスフィルタ３６で濾波し、混信除去され
た復調信号４０を得ることが出来る。
【０００４】上述したデジタルローパスフィルタ３３及
びデジタルハイパスフィルタ３４において、幾つかの遮
断周波数の異なるフィルタ係数を予め、係数バンクメモ
リ３７及び３８に蓄積して、運用者が図４で示す混信除
去用デジタルフィルタからの復調信号４０を聞きなが
ら、混信が除去されるようなフィルタ特性を得るため
に、選択信号４２及び４３で係数バンクメモリ３７及び
３８から所定のフィルタ係数を取り出し、デジタルロー
パスフィルタ３３及びデジタルハイパスフィルタ３４の
遮断周波数を変化させて混信の除去を行った。
びデジタルハイパスフィルタ３４において、幾つかの遮
断周波数の異なるフィルタ係数を予め、係数バンクメモ
リ３７及び３８に蓄積して、運用者が図４で示す混信除
去用デジタルフィルタからの復調信号４０を聞きなが
ら、混信が除去されるようなフィルタ特性を得るため
に、選択信号４２及び４３で係数バンクメモリ３７及び
３８から所定のフィルタ係数を取り出し、デジタルロー
パスフィルタ３３及びデジタルハイパスフィルタ３４の
遮断周波数を変化させて混信の除去を行った。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】 上述した第４図に示
す従来例において、デジタルローパスフィルタ３３及び
デジタルハイパスフィルタ３４を円滑に可変させるため
には、デジタルローパスフィルタ３３及びデジタルハイ
パスフィルタ３４のフィルタの動作可能帯域を増し遮断
周波数の変化幅を小さくする。しかし、係数バンクメモ
リの容量が膨大となり、また、入力信号３９をデジタル
化するためのサンプリング時間４１より短い時間で、デ
ジタルローパスフィルタ３３及びデジタルハイパスフィ
ルタ３４の遮断周波数を可変することは困難であった。
す従来例において、デジタルローパスフィルタ３３及び
デジタルハイパスフィルタ３４を円滑に可変させるため
には、デジタルローパスフィルタ３３及びデジタルハイ
パスフィルタ３４のフィルタの動作可能帯域を増し遮断
周波数の変化幅を小さくする。しかし、係数バンクメモ
リの容量が膨大となり、また、入力信号３９をデジタル
化するためのサンプリング時間４１より短い時間で、デ
ジタルローパスフィルタ３３及びデジタルハイパスフィ
ルタ３４の遮断周波数を可変することは困難であった。
【０００６】また、デジタルローパスフィルタ３３及び
デジタルハイパスフィルタ３４において、各々のフィル
タ係数を可変する場合、不要なノイズが発生し、デジタ
ルローパスフィルタ３３とデジタルハイパスフィルタ３
４とで同じ特性を得ようとすると、それらのフィルタ係
数長に差が生じ、仮にこれらをコンピュータで制御する
場合、プログラム上でのフィルタ係数を可変する処理が
複雑となった。
デジタルハイパスフィルタ３４において、各々のフィル
タ係数を可変する場合、不要なノイズが発生し、デジタ
ルローパスフィルタ３３とデジタルハイパスフィルタ３
４とで同じ特性を得ようとすると、それらのフィルタ係
数長に差が生じ、仮にこれらをコンピュータで制御する
場合、プログラム上でのフィルタ係数を可変する処理が
複雑となった。
【０００７】上述した従来例の問題点に鑑みて、本発明
では、予め設定してあるデジタルフィルタで不要信号を
濾波できるようにデジタル乗算器でデジタル化した入力
信号の周波数帯域をシフトし不要信号部分のみを濾波す
ることで、デジタルフィルタの特性を可変せず、円滑に
混信の除去ができるデジタルフィルタを得ることを目的
とする。
では、予め設定してあるデジタルフィルタで不要信号を
濾波できるようにデジタル乗算器でデジタル化した入力
信号の周波数帯域をシフトし不要信号部分のみを濾波す
ることで、デジタルフィルタの特性を可変せず、円滑に
混信の除去ができるデジタルフィルタを得ることを目的
とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】 このような目的を達成
するために、入力アナログ信号をデジタル化するアナロ
グ／デジタル変換器と、該アナログ／デジタル変換器か
らの出力を入力信号とし該入力信号と第１の離散化正弦
波信号とを乗算する第１のデジタル乗算器と、該第１の
デジタル乗算器からの出力を入力信号とし該入力信号の
高域成分を濾波するデジタルローパスフィルタと、該デ
ジタルローパスフィルタからの出力と第２の離散化正弦
波信号とを乗算する第２のデジタル乗算器と、該第２の
デジタル乗算器からの出力を入力信号とし該入力信号の
低域成分を濾波するデジタルハイパスフィルタと、該デ
ジタルハイパスフィルタからの出力と第３の離散化正弦
波信号とを乗算する第３のデジタル乗算器と、該第３の
デジタル乗算器からの出力信号をアナログ化するデジタ
ル／アナログ変換器とから成り、所望する不要信号を濾
波した出力アナログ信号を得ることを特徴とするデジタ
ルフィルタを提供する。
するために、入力アナログ信号をデジタル化するアナロ
グ／デジタル変換器と、該アナログ／デジタル変換器か
らの出力を入力信号とし該入力信号と第１の離散化正弦
波信号とを乗算する第１のデジタル乗算器と、該第１の
デジタル乗算器からの出力を入力信号とし該入力信号の
高域成分を濾波するデジタルローパスフィルタと、該デ
ジタルローパスフィルタからの出力と第２の離散化正弦
波信号とを乗算する第２のデジタル乗算器と、該第２の
デジタル乗算器からの出力を入力信号とし該入力信号の
低域成分を濾波するデジタルハイパスフィルタと、該デ
ジタルハイパスフィルタからの出力と第３の離散化正弦
波信号とを乗算する第３のデジタル乗算器と、該第３の
デジタル乗算器からの出力信号をアナログ化するデジタ
ル／アナログ変換器とから成り、所望する不要信号を濾
波した出力アナログ信号を得ることを特徴とするデジタ
ルフィルタを提供する。
【０００９】
【作用】 本発明のデジタルフィルタにおいて、入力信
号の高域不要信号を第１のアナログローパスフィルタで
高域濾波し、その信号をアナログ／デジタル変換器でデ
ジタル信号にし、第１のデジタルローパスフィルタで高
域濾波する。
号の高域不要信号を第１のアナログローパスフィルタで
高域濾波し、その信号をアナログ／デジタル変換器でデ
ジタル信号にし、第１のデジタルローパスフィルタで高
域濾波する。
【００１０】予め設定してある第２のデジタルローパス
フィルタの通過帯域内にある、デジタル化された復調信
号を第１のデジタル乗算器で第１の離散化正弦波信号と
乗算し、デジタル化された復調信号の高域にある不要信
号成分を第２のデジタルローパスフィルタの通過帯域外
へシフトするように第１の離散化正弦波信号を可変し
て、デジタル化された復調信号の高域にある不要信号成
分を濾波する。
フィルタの通過帯域内にある、デジタル化された復調信
号を第１のデジタル乗算器で第１の離散化正弦波信号と
乗算し、デジタル化された復調信号の高域にある不要信
号成分を第２のデジタルローパスフィルタの通過帯域外
へシフトするように第１の離散化正弦波信号を可変し
て、デジタル化された復調信号の高域にある不要信号成
分を濾波する。
【００１１】デジタル化された復調信号の低域にある不
要信号成分を濾波するために、予め設定してあるデジタ
ルハイパスフィルタの通過帯域内にある、デジタル化さ
れた復調信号を第２のデジタル乗算器で第２の離散化正
弦波信号と乗算し、デジタル化された復調信号の低域に
ある不要信号成分をデジタルハイパスフィルタの通過帯
域外へシフトするように第２の離散化正弦波信号を可変
して、デジタル化された復調信号の低域にある不要信号
成分を濾波する。
要信号成分を濾波するために、予め設定してあるデジタ
ルハイパスフィルタの通過帯域内にある、デジタル化さ
れた復調信号を第２のデジタル乗算器で第２の離散化正
弦波信号と乗算し、デジタル化された復調信号の低域に
ある不要信号成分をデジタルハイパスフィルタの通過帯
域外へシフトするように第２の離散化正弦波信号を可変
して、デジタル化された復調信号の低域にある不要信号
成分を濾波する。
【００１２】デジタル化された復調信号の高域及び低域
にあった不要信号が濾波され後、元の周波数帯域に戻す
ために、第３のデジタル乗算器で第３の離散化正弦波信
号を用いて乗算する。
にあった不要信号が濾波され後、元の周波数帯域に戻す
ために、第３のデジタル乗算器で第３の離散化正弦波信
号を用いて乗算する。
【００１３】第３の離散化正弦波信号で乗算した結果、
高域に不要な信号が発生するため第３のデジタルローパ
スフィルタで高域濾波する。
高域に不要な信号が発生するため第３のデジタルローパ
スフィルタで高域濾波する。
【００１４】再び、アナログ信号に戻すためにデジタル
／アナログ変換器でアナログ信号に変換する。この時に
高域に発生した不要信号を第２のアナログローパスフィ
ルタで濾波する。よって、入力アナログ信号の所望する
不要信号を除去した出力アナログ信号を得られる。
／アナログ変換器でアナログ信号に変換する。この時に
高域に発生した不要信号を第２のアナログローパスフィ
ルタで濾波する。よって、入力アナログ信号の所望する
不要信号を除去した出力アナログ信号を得られる。
【００１５】
【実施例】 本発明の一実施例を図１、図２及び図３を
用いて説明する。図１は、本発明に係わるデジタルフィ
ルタの一実施例を示す回路図であり、１は第１のアナロ
グローパスフィルタ、２はアナログ／デジタル変換器
（以下、Ａ／Ｄ変換器という。）、３は第１のデジタル
ローパスフィルタ、４は第１のデジタル乗算器、５は第
２のデジタルローパスフィルタ、６は第２のデジタル乗
算器、７はデジタルハイパスフィルタ、８は第３のデジ
タル乗算器、９は第３のデジタルローパスフィルタ、１
０はデジタル／アナログ変換器（以下、Ｄ／Ａ変換器と
いう。）、１１は第２のアナログローパスフィルタ、１
２は第１の離散化正弦波発振器、１３は第２の離散化正
弦波発振器、１４は第３の離散化正弦波発振器である。
１５は入力信号（以下、ｆinという。）、１６は出力信
号（以下、ｆout という。）、１７はサンプリング周波
数（以下、ｆｓという。）、１８は第１の離散化正弦波
周波数（以下、ｆosc1という。）、１９は第２の離散化
正弦波周波数（以下、ｆosc2という。）、２０は第３の
離散化正弦波周波数（以下、ｆosc3という。）、Ｓ1 は
第１の不要信号、Ｓ2 は第２の不要信号、Ｓ3 は第１の
不要信号、Ｓ4 は第２の不要信号、Ｓ5 は第１の不要信
号、Ｓ6 は第３の不要信号である。
用いて説明する。図１は、本発明に係わるデジタルフィ
ルタの一実施例を示す回路図であり、１は第１のアナロ
グローパスフィルタ、２はアナログ／デジタル変換器
（以下、Ａ／Ｄ変換器という。）、３は第１のデジタル
ローパスフィルタ、４は第１のデジタル乗算器、５は第
２のデジタルローパスフィルタ、６は第２のデジタル乗
算器、７はデジタルハイパスフィルタ、８は第３のデジ
タル乗算器、９は第３のデジタルローパスフィルタ、１
０はデジタル／アナログ変換器（以下、Ｄ／Ａ変換器と
いう。）、１１は第２のアナログローパスフィルタ、１
２は第１の離散化正弦波発振器、１３は第２の離散化正
弦波発振器、１４は第３の離散化正弦波発振器である。
１５は入力信号（以下、ｆinという。）、１６は出力信
号（以下、ｆout という。）、１７はサンプリング周波
数（以下、ｆｓという。）、１８は第１の離散化正弦波
周波数（以下、ｆosc1という。）、１９は第２の離散化
正弦波周波数（以下、ｆosc2という。）、２０は第３の
離散化正弦波周波数（以下、ｆosc3という。）、Ｓ1 は
第１の不要信号、Ｓ2 は第２の不要信号、Ｓ3 は第１の
不要信号、Ｓ4 は第２の不要信号、Ｓ5 は第１の不要信
号、Ｓ6 は第３の不要信号である。
【００１６】図１に示す本願発明のデジタルフィルタが
搭載された無線通信機の復調信号を運用者が聞きなが
ら、以下に述べる操作等を行い、その帯域内に混入して
いる不要信号を除去し受信感度等を改善する。
搭載された無線通信機の復調信号を運用者が聞きなが
ら、以下に述べる操作等を行い、その帯域内に混入して
いる不要信号を除去し受信感度等を改善する。
【００１７】図１において、ｆin１５は、第１のアナロ
グローパスフィルタ１により、ｆin１５の高域不要成分
を濾波し、Ａ／Ｄ変換器２においてサンプリング周波数
ｆｓによりデジタル化し出力する。
グローパスフィルタ１により、ｆin１５の高域不要成分
を濾波し、Ａ／Ｄ変換器２においてサンプリング周波数
ｆｓによりデジタル化し出力する。
【００１８】図２の（ａ）に、ｆin１５をＡ／Ｄ変換し
てデジタル信号としたときのスペクトル図を示す。本実
施例では、デジタル化した入力信号に第１の不要信号Ｓ
1 及び第２の不要信号Ｓ2 があるものとし、これらを除
去することを目的とする。
てデジタル信号としたときのスペクトル図を示す。本実
施例では、デジタル化した入力信号に第１の不要信号Ｓ
1 及び第２の不要信号Ｓ2 があるものとし、これらを除
去することを目的とする。
【００１９】デジタル化したｆin１５は、第１のデジタ
ルローパスフィルタ３で、本実施例の処理に不要な高域
成分を図２（ｂ）で示すよう濾波し、第１のデジタル乗
算器に入力する。
ルローパスフィルタ３で、本実施例の処理に不要な高域
成分を図２（ｂ）で示すよう濾波し、第１のデジタル乗
算器に入力する。
【００２０】図２（ｃ）、（ｄ）及び（ｅ）で示すよう
に、ｆin１５の高域側に位置する第２の不要信号Ｓ2 を
除去するために、第１のデジタル乗算器においてｆin１
５内の第２の不要信号Ｓ2 の部分が、図１の第２のデジ
タルローパスフィルタの阻止域に位置するように第１の
離散化正弦波発振器１２からｆosc1１８を発生させＳ2
がＳ4 となるようにｆin１５をシフトしする。これと同
時に、ｆin１５の第１の不要信号Ｓ1 はＳ3 に変換され
る。
に、ｆin１５の高域側に位置する第２の不要信号Ｓ2 を
除去するために、第１のデジタル乗算器においてｆin１
５内の第２の不要信号Ｓ2 の部分が、図１の第２のデジ
タルローパスフィルタの阻止域に位置するように第１の
離散化正弦波発振器１２からｆosc1１８を発生させＳ2
がＳ4 となるようにｆin１５をシフトしする。これと同
時に、ｆin１５の第１の不要信号Ｓ1 はＳ3 に変換され
る。
【００２１】次に、ｆin１５の低域側に位置していた第
１の不要信号Ｓ1 を除去するために、図２（ｆ）、図３
の（ｇ）及び（ｈ）で示すように、第２のデジタル乗算
器において、第１のデジタル乗算器で周波数変換された
ｆin１５内の第１の不要信号Ｓ3 の部分が、図１の第１
のデジタルハイパスフィルタの阻止域に位置するように
第２の離散化正弦波発振器１３からｆosc2１９を発生さ
せＳ3 がＳ5 となるようにｆin１５をシフトする。
１の不要信号Ｓ1 を除去するために、図２（ｆ）、図３
の（ｇ）及び（ｈ）で示すように、第２のデジタル乗算
器において、第１のデジタル乗算器で周波数変換された
ｆin１５内の第１の不要信号Ｓ3 の部分が、図１の第１
のデジタルハイパスフィルタの阻止域に位置するように
第２の離散化正弦波発振器１３からｆosc2１９を発生さ
せＳ3 がＳ5 となるようにｆin１５をシフトする。
【００２２】２つの不要信号を除去したｆin１５は、第
３のデジタル乗算器において、元の周波数帯域へ戻すた
めに、第３の離散化正弦波発振器１４からｆosc3２０を
発生させる。この時、図３の（ｉ）で示すように、ｆin
１５を元の周波数帯域へ変換すると、変換したｆin１５
の高域部分に第３の不要信号Ｓ6 が発生するため、図３
の（ｊ）及び（ｋ）で示すように、図１の第３のデジタ
ルローパスフィルタで第３の不要信号Ｓ6 を濾波する。
３のデジタル乗算器において、元の周波数帯域へ戻すた
めに、第３の離散化正弦波発振器１４からｆosc3２０を
発生させる。この時、図３の（ｉ）で示すように、ｆin
１５を元の周波数帯域へ変換すると、変換したｆin１５
の高域部分に第３の不要信号Ｓ6 が発生するため、図３
の（ｊ）及び（ｋ）で示すように、図１の第３のデジタ
ルローパスフィルタで第３の不要信号Ｓ6 を濾波する。
【００２３】すべての不要信号を除去したｆin１５は、
図１のＤ／Ａ変換器１０で、アナログ信号に変換する。
この時に発生した高域不要成分を第２のアナログローパ
スフィルタ１１で濾波し、所望した不要信号を除去した
出力信号１６が得られる。
図１のＤ／Ａ変換器１０で、アナログ信号に変換する。
この時に発生した高域不要成分を第２のアナログローパ
スフィルタ１１で濾波し、所望した不要信号を除去した
出力信号１６が得られる。
【００２４】
【発明の効果】 上述の如く、本発明のデジタルフィル
タは、遮断特性及び周波数特性が一定のデジタルフィル
タを使うことができ、従って、必要とされるメモリ容量
も極めて少なくすることができる。また、フィルタ特性
の切り替えをせず、離散化正弦波信号を可変することで
所望した不要信号を除去するので、円滑に混信の除去が
行うことができ、受信感度等も改善される。
タは、遮断特性及び周波数特性が一定のデジタルフィル
タを使うことができ、従って、必要とされるメモリ容量
も極めて少なくすることができる。また、フィルタ特性
の切り替えをせず、離散化正弦波信号を可変することで
所望した不要信号を除去するので、円滑に混信の除去が
行うことができ、受信感度等も改善される。
【００２５】また、近年のマイクロコンピュータ等の技
術の発達に鑑みると種々のデータ処理や信号処理も高速
に実行されるので、本発明の周波数変換やデジタルフィ
ルタによる濾波等の応答性も極めて速くなると考えら
れ、実用上、本発明のデジタルフィルタは、無線通信機
の混信除去において極めて優れた効果を奏するものであ
る。
術の発達に鑑みると種々のデータ処理や信号処理も高速
に実行されるので、本発明の周波数変換やデジタルフィ
ルタによる濾波等の応答性も極めて速くなると考えら
れ、実用上、本発明のデジタルフィルタは、無線通信機
の混信除去において極めて優れた効果を奏するものであ
る。
【図１】 本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】 本発明の一実施例における各信号の遷移図で
ある。
ある。
【図３】 本発明の一実施例における各信号の遷移図で
ある。
ある。
【図４】 従来例を示すブロック図である。
１ 第１のアナログローパスフィルタ ２ アナログ／デジタル変換器 ３ 第１のデジタルローパスフィルタ ４ 第１のデジタル乗算器 ５ 第２のデジタルローパスフィルタ ６ 第２のデジタル乗算器 ７ デジタルハイパスフィルタ ８ 第３のデジタル乗算器 ９ 第３のデジタルローパスフィルタ １０ デジタル／アナログ変換器 １１ 第２のアナログローパスフィルタ １２ 第１の離散化正弦波発振器 １３ 第２の離散化正弦波発振器 １４ 第３の離散化正弦波発振器 １５ 入力信号 １６ 出力信号 １７ サンプリング周波数 １８ 第１の離散化正弦波信号 １９ 第２の離散化正弦波信号 ２０ 第３の離散化正弦波信号 ３１ 第１のアナログローパスフィルタ ３２ アナログ／デジタル変換器 ３３ デジタルローパスフィルタ ３４ デジタルハイパスフィルタ ３５ デジタル／アナログ変換器 ３６ 第２のアナログローパスフィルタ ３７ 係数バンクメモリ ３８ 係数バンクメモリ ３９ 入力信号 ４０ 出力信号 ４１ サンプリング時間 ４２ 選択信号 ４３ 選択信号 Ｓ1 第１の不要信号 Ｓ2 第２の不要信号 Ｓ3 第１の不要信号 Ｓ4 第２の不要信号 Ｓ5 第１の不要信号 Ｓ6 第３の不要信号
Claims (1)
- 【請求項１】 入力アナログ信号をデジタル化するアナ
ログ／デジタル変換器と、該アナログ／デジタル変換器
からの出力を入力信号とし該入力信号と第１の離散化正
弦波信号とを乗算する第１のデジタル乗算器と、該第１
のデジタル乗算器からの出力を入力信号とし該入力信号
の高域成分を濾波するデジタルローパスフィルタと、該
デジタルローパスフィルタからの出力と第２の離散化正
弦波信号とを乗算する第２のデジタル乗算器と、該第２
のデジタル乗算器からの出力を入力信号とし該入力信号
の低域成分を濾波するデジタルハイパスフィルタと、該
デジタルハイパスフィルタからの出力と第３の離散化正
弦波信号とを乗算する第３のデジタル乗算器と、該第３
のデジタル乗算器からの出力信号をアナログ化するデジ
タル／アナログ変換器とから成り、所望する不要信号を
濾波した出力アナログ信号を得ることを特徴とするデジ
タルフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20850095A JP3204880B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | デジタルフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20850095A JP3204880B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | デジタルフィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0946249A JPH0946249A (ja) | 1997-02-14 |
| JP3204880B2 true JP3204880B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=16557192
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20850095A Expired - Fee Related JP3204880B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | デジタルフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3204880B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6489331B1 (en) | 1998-07-02 | 2002-12-03 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Remedies for diabetes |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000236268A (ja) * | 1999-02-15 | 2000-08-29 | Toyo Commun Equip Co Ltd | ソフトウェア無線機 |
| AU2003236164A1 (en) * | 2002-03-28 | 2003-10-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Transmitter, receiver, and wireless communication device comprising transmitter and receiver |
| US7395290B2 (en) * | 2004-06-04 | 2008-07-01 | Agilent Technologies, Inc. | Digital filter and method thereof using frequency translations |
| JP4845632B2 (ja) * | 2006-08-07 | 2011-12-28 | パイオニア株式会社 | 妨害信号除去装置及び妨害信号除去方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01248708A (ja) * | 1988-03-30 | 1989-10-04 | Kenwood Corp | デジタル帯域除去フイルタ |
| JPH077446A (ja) * | 1993-06-18 | 1995-01-10 | Fujitsu General Ltd | バリアブルフィルタ回路 |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP20850095A patent/JP3204880B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6489331B1 (en) | 1998-07-02 | 2002-12-03 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Remedies for diabetes |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0946249A (ja) | 1997-02-14 |
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