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JP3282470B2 - パソコンを用いた数値制御装置及びその制御方法 - Google Patents

パソコンを用いた数値制御装置及びその制御方法

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JP3282470B2
JP3282470B2 JP28974795A JP28974795A JP3282470B2 JP 3282470 B2 JP3282470 B2 JP 3282470B2 JP 28974795 A JP28974795 A JP 28974795A JP 28974795 A JP28974795 A JP 28974795A JP 3282470 B2 JP3282470 B2 JP 3282470B2
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remote
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  • Programmable Controllers (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータ(以下、パソコンという。)を用いた数値制御
装置(又は、NC装置という。)及びその制御方法に関
し、特に、複数の数値制御機能を有する制御ボード(以
下、NCボードという。)をパソコンの入出力拡張用バ
ス(以下、パソコン拡張バスという。)に接続した場合
の、各NCボード間の同期制御の方法及びアラーム系統
制御の方法の改善に関するものである.
【0002】
【従来の技術】従来、複数のNCボードを同期させて動
作させる場合、外部に1個の指令パルス発生器を設け、
そこから得られる指令パルスを、複数の制御軸を有する
各NCボードに対して分配する方式がある。又特開昭6
0−45808号公報に示すように、マスターとなるN
Cボード内にパルス発生回路を設け、ここから得られた
パルスを複数のNCボードの共通の指令パルスとして用
いて各NCボードの同期をとる方式が提案されている。
一方、最近のパソコンの普及により、パソコンに複数の
NCボードを接続し、サーボモータやリモートI/O装
置等の外部装置を同期制御する数値制御装置が提案され
るようになった。
【0003】この従来例の一つを図19に示す。図にお
いて、100はパソコンの機能を拡張するNC装置であ
り、複数のNCボード101、102、・・・を備えて
いる。マスターとなるNCボード101は、パルス発生
回路103、パソコン部200からの解析データを受け
取るI/O回路104、及びI/O回路104の受け取
った解析データに基づいて外部装置301、302、・
・・に含まれるサーボモータの補間演算処理及びリモー
トI/O装置の同期制御を行う演算回路105を備えて
いる。又、スレーブとなるNCボード102、・・・
は、パソコン部200からの解析データを受け取るI/
O回路104、及びI/O回路104の受け取った解析
データに基づいて外部装置301、302、・・・に含
まれるサーボモータの補間演算処理及びリモートI/O
装置の同期制御を行う演算回路105を備えている。そ
して、これらのNCボードは、接続端子106におい
て、ケーブル接続等による外部専用バス107でお互い
に同期を取っている。
【0004】200はパソコン部であり、基本クロック
発生回路201、パソコンCPU202、メモリ20
3、CPU周辺回路204、インターフェイス(I/
F)回路205、補助記憶装置206、及びパソコン拡
張バス207を備えている。そして、パソコンからの解
析データをパソコン拡張バス207を介してI/O回路
104が受け取り、演算回路105内のCPU(図示せ
ず。)は、このデータを用いて各サーボモータに対する
補間演算処理を行う。この補間されたデータは各サーボ
モータを駆動するサーボアンプに送られる。このとき、
外部装置301のサーボモータと外部装置302のサー
ボモータとの同期は、各演算回路105がパルス発生回
路103からのパルスを外部専用バス107を介して入
手することにより行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のパソコンを用い
た数値制御装置では、外部または複数のNCボードの内
の1つのNCボード内に専用のパルス発生器が必要であ
り、かつ複数のNCボード間で同期を取るためには、パ
ルス発生器からのパルスを各NCボードに伝送するため
の専用バスを、各NCボードの接続端子に外部ケーブル
等により接続して設けることが必要であった。そして、
このことはパソコンを用いた数値制御装置のシステムと
しての柔軟性を欠く要因の一つとなっていた。
【0006】又、FA機器が使用される周囲環境はOA
機器が使用される周囲環境に比べて、塵埃、振動及び温
度等の周囲条件が悪く、信頼性の高いパソコンを用いた
数値制御装置を構築するためには、悪い条件の周囲環境
に弱いパソコンのオペレーティングシステム等が機能停
止したときに、この状態をすぐに検出して、複数のNC
ボードの機能を適切に処理することが必要であった。
【0007】更に、各NCボードや、各外部装置に含ま
れるサーボアンプ又はモータ等に異常が発生した場合に
は、同期制御されている各機器にアラーム信号を送っ
て、各駆動部間の位置ずれを最小限に抑えることが必要
であった。又、これらの異常状態をオペレータ等の外部
に早急に知らせることも必要であった。
【0008】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、パソコンを用いた数値制御装置に
おいて、複数のNCボードの内の1つのNCボード内
に、複数のNCボードの同期を取るための専用のパルス
発生器を設ける必要がなく、かつ、パルス発生器からの
パルスを各NCボードに伝送するための外部ケーブル等
で接続した専用バスを設ける必要のないパソコンを用い
た数値制御装置及びその制御方法を得ることを目的とし
ている。
【0009】又、パソコンのオペレーティングシステム
等が機能停止したときに、この状態をすぐに検出し、加
工処理を途中で停止するか又は加工処理をそのまま継続
するかを選択して、複数のNCボードの機能を適切に処
理することのできるパソコンを用いた数値制御装置及び
その制御方法を得ることを目的としている。
【0010】更に、各NCボードや、各外部装置に含ま
れるサーボアンプ又はモータ等に異常が発生した場合
に、同期制御されている各機器にアラーム信号を送っ
て、各駆動部間の位置ずれを最小限に抑えることのでき
るパソコンを用いた数値制御装置及びその制御方法を得
ることを目的としている。
【0011】そして、各NCボードや、各外部装置に含
まれるサーボアンプ又はモータ等に異常が発生した場合
に、これらの異常状態をオペレータ等の外部に早急に知
らせることできるパソコンを用いた数値制御装置及びそ
の制御方法を得ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるパソコ
ンを用いた数値制御装置においては、クロック信号生成
手段と入出力拡張用のパソコン拡張バスとを備えたパソ
コンと、前記パソコン拡張バスに接続され、サーボアン
プ及びリモートI/O装置の少なくとも一方を制御する
複数のNCボードと、を備えたパソコンを用いた数値制
御装置において、前記パソコン又は前記複数のNCボー
ドの内の一つをマスター装置とし、前記複数のNCボー
ドの内の他のNCボードをスレーブ装置とし、前記スレ
ーブ装置は、前記クロック信号生成手段からのパルス信
号を前記パソコン拡張バスを介して入力する同期信号生
成手段と、この同期信号生成手段からのパルス信号を出
力する開始タイミングを制御する同期信号ゲート手段
と、前記パソコンからの制御信号を前記パソコン拡張バ
スを介して入力するパルス出力許可信号生成手段と、を
備え、前記複数のスレーブ装置に設けられた前記パルス
出力許可信号生成手段は、前記パソコン拡張バスを介し
て同時に入力された前記マスター装置からの制御信号に
基づいてパルス出力許可信号を生成し、前記同期信号ゲ
ート手段は、前記パルス出力許可信号により前記同期信
号生成手段からのパルス信号の出力を開始して、前記複
数のスレーブ装置間の同期を取るものである。
【0013】又、前記マスター装置からの制御信号は、
アドレス信号又は割り込み信号である。
【0014】又、パソコンを用いた数値制御装置の制御
方法においては、クロック信号生成手段と入出力拡張用
のパソコン拡張バスとを備えたパソコンと、前記パソコ
ン拡張バスに接続され、サーボアンプ及びリモートI/
O装置の少なくとも一方を制御する複数のNCボード
と、を備えたパソコンを用いた数値制御装置の制御方法
において、前記パソコン又は前記複数のNCボードの内
の一つをマスター装置とし、前記複数のNCボードの内
の他のNCボードをスレーブ装置とし、前記複数のスレ
ーブ装置は、前記マスター装置から前記パソコン拡張バ
スを介して同時に入力した制御信号に基づいて、前記ク
ロック信号生成手段から前記パソコン拡張バスを介して
入力したパルス信号の同期を取り、前記複数のスレーブ
装置間の同期を取るものである。
【0015】又、前記マスター装置からの制御信号は、
アドレス信号又は割り込み信号である。
【0016】又、前記パソコンは、起動時に前記パソコ
ン拡張バスを介して前記複数のNCボードへ初期設定デ
ータを出力し、前記NCボードをマスター装置とするか
又はスレーブ装置とするかを指示するものである。
【0017】又、前記マスター装置は、加工プログラム
を解析すると共にこの加工プログラムの解析データを前
記パソコン拡張バスを介して前記スレーブ装置へ出力
し、前記スレーブ装置は、前記加工プログラムの解析デ
ータを演算処理し、前記他のスレーブ装置と同期を取っ
て、前記サーボアンプ及びリモートI/O装置の少なく
とも一方にデータを送信するものである。
【0018】又、前記パソコンがマスター装置のとき
は、前記パソコンは、前記パソコン内の記憶装置に格納
された加工プログラムを解析し、前記パソコン拡張バス
の使用優先権を取り、前記加工プログラムの解析データ
を前記パソコン拡張バスを介して前記複数のスレーブ装
置へ出力し、前記複数のNCボードの内の一つがマスタ
ー装置のときは、前記マスター装置は、前記パソコンか
ら前記パソコン拡張バスの使用優先権を得、前記パソコ
ン拡張バスを介して前記パソコン内の記憶装置に格納さ
れた前記加工プログラムを読み出し、前記加工プログラ
ムを解析し、再度前記パソコンから前記パソコン拡張バ
スの使用優先権を得、前記加工プログラムの解析データ
を前記パソコン拡張バスを介して前記複数のスレーブ装
置へ出力するものである。
【0019】又、前記スレーブ装置としてのNCボード
は、前記マスター装置からの制御指令と前記クロック信
号生成手段から生成した同期信号に基づいて所定周期の
リクエスト信号を生成し、制御対象である複数のサーボ
アンプ又は複数のリモートI/O装置に対するデータを
作成し、このデータを前記リクエスト信号の所定周期に
同期させて前記複数のサーボアンプ又は複数のリモート
I/O装置に送信すると共に、前記スレーブ装置として
の各NCボードが生成する前記リクエスト信号間の同期
を取ることにより、前記スレーブ装置としての各NCボ
ードが制御する複数のサーボアンプ又は複数のリモート
I/O装置を同期制御するものである。
【0020】又、前記スレーブ装置としてのNCボード
は、前記マスター装置からの制御指令と前記クロック信
号生成手段から生成した同期信号に基づいて所定周期の
リクエスト信号を生成し、制御対象である複数のサーボ
アンプに対する補間データを作成し、この補間データを
前記リクエスト信号の所定周期に同期させて前記複数の
サーボアンプに送信し、前記スレーブ装置としての各N
Cボードが生成する前記リクエスト信号間の同期を取る
ことにより、前記スレーブ装置としての各NCボードが
制御する複数のサーボアンプを同時補間制御すると共
に、前記補間データを作成する演算回数を変更すること
により、前記複数のサーボアンプへの前記補間データの
送信速度を変化させるものである。
【0021】又、前記NCボードは、自分が制御する前
記サーボアンプ又はリモートI/O装置が発生した異常
信号又は自分自身が発生した異常信号に基づいて自分の
制御する前記サーボアンプ又はリモートI/O装置を制
御すると共に、前記異常信号を前記パソコン拡張バスへ
出力し、前記他のNCボードは前記パソコン拡張バスを
介して入力した前記異常信号に基づいて自分の制御する
前記サーボアンプ又はリモートI/O装置を制御するも
のである。
【0022】又、前記NCボードは、前記異常信号を前
記パソコン拡張バスへ出力することを選択可能とするも
のである。
【0023】又、前記NCボードは、前記パソコンから
前記パソコン拡張バスを介して入力される制御信号によ
り駆動されるウオッチドグを備え、このウオッチドグか
ら生成される前記パソコンの異常信号に基づいて自分の
制御する前記サーボアンプ又はリモートI/O装置を制
御するものである。
【0024】又、前記NCボードは、前記異常信号に基
づいて自分の制御する前記サーボアンプ又はリモートI
/O装置を制御することを選択可能とするものである。
【0025】又、前記パソコン又は前記複数のNCボー
ドの内の一つをマスター装置とし、前記複数のNCボー
ドの内の他のNCボードをスレーブ装置とし、前記スレ
ーブ装置は、前記異常信号を異常信号保持手段へ格納
し、前記マスター装置から前記パソコン拡張バスを介し
て入力した制御信号に基づき前記異常信号を前記パソコ
ン拡張バスに出力するものである。
【0026】更に、前記パソコンは、前記パソコン拡張
バスを介して入力した前記異常信号に基づき、前記NC
ボード、サーボアンプ及びリモートI/O装置の異常の
対象を特定して表示するものである。
【0027】そして、前記NCボードは、前記パソコン
の電源投入時又はリセット時に出力される制御信号を前
記パソコン拡張バスを介して入力し、この制御信号に基
づいて異常信号を生成し、この異常信号に基づいて自分
の制御する前記サーボアンプ又はリモートI/O装置を
制御することを選択可能とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図14を用いて、パソコンの基本
クロック発生回路から得られるパルスを利用し、かつ、
パソコン内部に有するパソコン拡張バスを用いて、複数
のNCボード間で同期をとり、複数の駆動軸の同時補間
制御を行ったり、又は複数のリモートI/O装置間で同
期制御を行うことに関するこの発明の一つの実施の形態
を説明する。
【0029】図1はパソコンを用いた数値制御装置によ
る制御システムの構成を示すブロック図、図2はNCボ
ードの内部構成を示すブロック図、図3は代表的なPL
L(Phase Locked Loop)回路の構成
を示すブロック図、図4はPLL回路によりパソコンの
基本クロック(CLK)から同期パルス信号(PLS)
を生成する波形図、図5は基本クロック(CLK)、ア
ドレス信号(AD)、割り込み信号(RESET、IR
Q)及び同期パルス信号(PLS、PLSOUT)の関
係を示す波形図、図6はX軸とY軸とを補間する場合の
各軸の移動量の関係を示すベクトル図、図7は同期パル
ス信号(PLSOUT)、リクエスト信号(RQ)及び
補間処理結果である送信データの関係を示す波形図、図
8はパソコンから複数のNCボードへ送られる初期設定
データの一例を示す説明図、図9はNCボードが補間演
算処理したデータをサーボアンプへ指令データとして出
力する処理を示すフローチャート、図10はNCボード
が補間演算処理したデータと送信周期との関係を示すタ
イムチャート、図11はリモートI/Oコントローラ5
6の内部構成を示すブロック図、図12はリモートI/
Oコントローラ56の動作を示す波形図、図13はサー
ボアンプ通信コントローラ55の構成を示すブロック
図、図14はサーボアンプ通信コントローラ55の動作
を示す波形図である。
【0030】図1において、200はパソコン部であ
り、これは図19に示す従来例と同一の構成要素から成
り立っている。10はNC装置としての機能を有してい
るパソコン機能拡張部であり、複数のNCボード(NC
ボードA、B、C、・・・)とパソコン拡張ボードを備
えている。1はNCボードA、2はNCボードB、3は
NCボードCであり、それぞれのNCボードは同一の構
成要素から成り立っている。例えば、NCボードA1に
おいては、12はパルス変換出力回路、13はI/O回
路、14は演算回路である。20はパソコン拡張ボード
で、I/O回路21及び演算回路22を備えており、パ
ソコン部200と同等の機能を有していて、パソコンの
能力を増加させるためのものである。そして、各NCボ
ードではパルス変換出力回路12とI/O回路13とが
パソコン拡張バス207に接続され、パソコン拡張ボー
ド20ではI/O回路21がパソコン拡張バス207に
接続されて、パソコン部200と信号の授受を行ってい
る。
【0031】301、302は複数の外部装置の一部で
あり、これらは図19に示す従来例と同一の構成要素か
ら成り立っている。そして、これらの外部装置はスレー
ブ装置としての機能を請け負っているNCボード、ここ
ではNCボードA1とNCボードB2、に接続されて制
御されている。例えば、NCボードA1が、サーボアン
プD1、D2を介してサーボモータX、Yを制御し、
又、リモートI/O装置R1、R2を介してそれぞれ強
電盤、操作盤を制御している。一方、NCボードB2
は、サーボアンプD3、D4を介してサーボモータZ、
Aを制御し、又リモートI/O装置R3、R4を介して
それぞれ強電盤、操作盤を制御している。尚、ここでは
NCボードA1、NCボードB2はそれぞれ2軸づつの
サーボアンプや2つづつのリモートI/O装置を制御し
ているが、この数に限られるものではない。
【0032】NCボードC3は、マスター装置としての
機能を請け負っているので、パソコン部200から送ら
れてくる加工プログラムを解析し、その解析データをス
レーブ装置としての機能を請け負っているNCボード、
ここではNCボードA1とNCボードB2、へ送るもの
である。従って、このNCボードC3は外部装置には接
続されていない。但し、外部装置が接続されているNC
ボードにおいても、NCボード内のパラメータ等の設定
により外部装置を制御する機能を殺して、マスター装置
としての機能を請け負わせることもできる。又、パソコ
ン拡張ボード20は、NCボードC3と同様にマスター
装置としての機能を請け負っており、パソコン部200
から送られてくる加工プログラムを解析し、その解析デ
ータをスレーブ装置としての機能を請け負っているNC
ボード、ここではNCボードA1とNCボードB2、へ
送るものである。
【0033】図2は、NCボードA1を構成するパルス
変換出力回路12、I/O回路13及び演算回路14に
ついて、それぞれの内部構成の一例を示すものである。
パルス変換出力回路12において、31はPLL回路で
あり、その動作の詳細は後述するように、パソコン部2
00の基本クロック発生回路201が発生した基本クロ
ック信号CLKをパソコン拡張バス207を介して入力
し、同期に必要な周波数を有する同期パルスPLSをそ
の出力として生成する。
【0034】32はアドレスデコーダであり、パソコン
部200、又はマスター装置としての機能を請け負って
いるNCボードC3或いはパソコン拡張ボード20から
パソコン拡張バス207を介して得たアドレス信号AD
を入力し、このアドレス信号ADをデコードした信号N
1をその出力として生成する。33は信号切り替え回路
であり、アドレス信号ADをデコードした信号N1を入
力すると共に、パソコン部200が電源ONされたとき
又はリセットされたときに出力されるRESET信号又
はマスター装置としての機能を請け負っているNCボー
ドC3或いはパソコン拡張ボード20からパソコン部2
00のパソコンCPU202へ出力される割り込み信号
IRQ(例えば、ISAバスではIRQ信号である。)
を入力し、パルス出力許可信号N3をその出力に生成す
る。34はゲートであり、その入力端子に同期パルスP
LSを入力し、そのゲート制御端子に入力されたパルス
出力許可信号N3により、その出力端子にスレーブ装置
としての機能を請け負っている各NCボード、例えばN
CボードA1、NCボードB2、の間の同期を取るため
の同期パルスPLSOUTを生成する。
【0035】ここで、PLL回路31の一例の動作を図
3及び図4により説明する。例えば、パソコン部200
の基本クロック発生回路201からの基本クロック信号
CLKを8MHzとする。この基本クロック信号CLK
はPLL回路31に入力されると、まず、1/8分周器
で1MHzの同期パルスPLS1に分周される。そし
て、高速位相比較器PFD及び電圧制御発振器VCOを
通った同期パルスは45MHzの同期パルスPLSにな
る。又、この45MHzの同期パルスPLSは1/45
分周器を介して、1MHzの同期パルスPLS2に分周
され、高速位相比較器PFDの入力へフィードバックさ
れる。
【0036】この様にして、図4に示すように、同期パ
ルスPLS1と同期パルスPLS2との間に最初存在し
ていた位相差(高速位相比較器PFDの内部における位
相比較波形)はフィードバック動作によりゼロに修正さ
れ、波形の安定した45MHzの同期パルスPLSを得
ることができる。
【0037】次に、マスター装置としての機能を請け負
っているパソコン部200、又はNCボードC3或いは
パソコン拡張ボード20からの信号によりパルス出力許
可信号N3を生成し、スレーブ装置としての機能を請け
負っている各NCボード、例えばNCボードA1、NC
ボードB2、の間の同期を取るための同期パルスPLS
OUTを生成する動作の一例を、図5により説明する。
【0038】第一に、パソコン部200がマスター装置
としての機能を請け負っている場合においては、パソコ
ン部200は、アドレス信号ADを用いてスレーブ装置
としての機能を請け負っているNCボードA1及びNC
ボードB2における同期パルスPLSOUTの同期を取
る場合と、割り込み信号であるRESET信号を用いて
同期パルスPLSOUTの同期を取る場合との2通りの
方法がある。
【0039】まず、アドレス信号ADを用いてNCボー
ドA1及びNCボードB2における同期パルスPLSO
UTの同期を取る場合においては、パソコン部200は
パソコン拡張バス207を介して、アドレス信号ADを
NCボードA1及びNCボードB2のそれぞれのアドレ
スデコーダ32へ出力する。NCボードA1及びNCボ
ードB2においては、アドレス信号ADの存在とアドレ
ス信号ADが存在した最初の同期信号PLSの立上りと
のAND条件により、それぞれアドレス信号ADをデコ
ードした信号N1を0から1へ変化させる。そして、こ
の信号N1の1の状態とこの信号N1が1の状態に変化
した最初の同期パルスPLSの立ち下がりとのAND条
件とにより、それぞれパルス出力許可信号N3を1から
0へ変化させる。そして、このパルス出力許可信号N3
が1から0へ変化した後の最初の同期パルスPLSの立
上りをそれぞれの同期パルスPLSOUTの出力開始時
点として、NCボードA1及びNCボードB2における
同期パルスPLSOUTの同期を取ることになる。
【0040】次に、割り込み信号であるRESET信号
を用いて同期パルスPLSOUTの同期を取る場合にお
いては、RESET信号が1から0へ変化した状態にお
ける最初の同期パルスPLSの立ち下がりのタイミング
で、それぞれパルス出力許可信号N3を1から0へ変化
させる。そして、パルス出力許可信号N3が1から0へ
変化した後の最初の同期パルスPLSの立上りをそれぞ
れの同期パルスPLSOUTの出力開始時点として、N
CボードA1及びNCボードB2における同期パルスP
LSOUTの同期を取ることになる。
【0041】第二に、NCボードC3或いはパソコン拡
張ボード20がマスター装置としての機能を請け負って
いる場合においては、NCボードC3或いはパソコン拡
張ボード20は、アドレス信号ADを用いてスレーブ装
置としての機能を請け負っているNCボードA1及びN
CボードB2における同期パルスPLSOUTの同期を
取る場合と、割り込み信号であるIRQ信号を用いて同
期パルスPLSOUTの同期を取る場合との2通りの方
法がある。
【0042】まず、アドレス信号ADを用いてNCボー
ドA1及びNCボードB2における同期パルスPLSO
UTの同期を取る場合においては、NCボードC3或い
はパソコン拡張ボード20は、パソコン拡張バス207
を介して、アドレス信号ADをNCボードA1及びNC
ボードB2のそれぞれのアドレスデコーダ32へ出力す
る。そして、その後の動作は上述のように、パソコン部
200がアドレス信号ADを用いてNCボードA1及び
NCボードB2における同期パルスPLSOUTの同期
を取る場合と同じである。
【0043】次に、割り込み信号であるIRQ信号を用
いて同期パルスPLSOUTの同期を取る場合において
は、NCボードC3或いはパソコン拡張ボード20は、
パソコン部200のパソコンCPU202へパソコン拡
張バス207を介してIRQ信号を出力する。その後、
このIRQ信号は上述のRESET信号と同様に、パル
ス出力許可信号N3を1から0へ変化させ、パルス出力
許可信号N3が1から0へ変化した後の最初の同期パル
スPLSの立上りをそれぞれの同期パルスPLSOUT
の出力開始時点として、NCボードA1及びNCボード
B2における同期パルスPLSOUTの同期を取ること
になる。
【0044】図2に示すI/O回路13において、2ポ
ートメモリ42は、マスター装置としての機能を請け負
っているパソコン部200、又はNCボードC3或いは
パソコン拡張ボード20からの加工プログラムの解析デ
ータをパソコン拡張バス207を介して読み込むもので
ある。又、I/Oバッファー41は、パソコン拡張バス
207との間でデータやり取りを行うものであり、マス
ター装置としての機能を請け負っているNCボードC3
或いはパソコン拡張ボード20にあるI/Oバッファー
41の場合は、その入出力許可信号N2は0(LOW)
となってパソコン拡張バス207との間でデータの送受
信を行うことができるものである。他方、入出力許可信
号N2が1(HIGH)の場合は、I/Oバッファー4
1は信号のやり取りをせず、2ポートメモリ42に加工
プログラムの解析データを書き込むだけで、そのNCボ
ードはスレーブ装置としての機能を請け負うことにな
る。
【0045】図2に示す演算回路14において、51は
CPUであり、2ポートメモリ42に書き込まれた加工
プログラムの解析データをもとに、外部装置301のサ
ーボアンプD1、D2、即ちサーボモータX、Yの補間
演算処理を行う。55はサーボアンプ通信コントローラ
であり、同期パルスPLSOUTに同期したリクエスト
信号RQをCPU51に送ることにより、補間演算処理
されたデータをサーボアンプD1、D2へ送信するもの
である。そして、このとき、これらの補間演算処理され
たデータは同期パルスPLSOUTと同期して送信され
る。
【0046】54は主メモリであり、NCボードがマス
ター装置としての機能を請け負う場合の処理をするマス
ター用プログラム及びNCボードがスレーブ装置として
の機能を請け負う場合の処理をするスレーブ用プログラ
ムを格納しておくものである。52はPLC演算回路で
あり、外部装置301のリモートI/O装置へ送るシー
ケンス命令を演算し、そのデータをリモートI/Oコン
トローラ56へ送信するものである。53はデバイスメ
モリであり、PLC演算回路52で使用する各種のデバ
イス等を格納しておくメモリである。
【0047】ここで、スレーブ装置としての機能を請け
負うNCボードA1に設けられた演算回路14内のサー
ボアンプ通信コントローラ55について、更に、図13
及び図14を用いて詳細に説明する。図13において、
71はバッファー、72は送信レジスタ、73、77は
レジスタ、74、76はコンパレータ、及び75はタイ
マーである。マスター装置としての機能を請け負うパソ
コン部200、又はNCボードC3或いはパソコン拡張
ボード20が、レジスタ77に初期設定データK1とし
てK1=0、レジスタ73にK2としてK2=5及び9
を送信した場合においては、まず、コンパレータ76
は、同期パルスPLSOUTが入力されるタイマー75
の値とレジスタ77の値とを比較演算し、図14に示す
ように、タイマー75の値がゼロ(2進数で0000)
となったときに、リクエスト信号RQを演算回路14内
のCPU51へ出力することになる。
【0048】そして、演算回路14内のCPU51は、
リクエスト信号RQを受信して補間演算処理を行い、演
算結果をバッファー71へ格納する。コンパレータ74
は、同期パルスPLSOUTが入力されるタイマー75
の値とレジスタ73の値とを比較演算して、図14に示
すように、タイマー75の値が5(2進数で0101)
になったとき及びタイマー75の値が9(2進数で10
01)になったときに、送信出力許可信号P1を送信レ
ジスタ72へ送信し、バッファー71に蓄えられた送信
データD1、D2は、それぞれタイマー75の値が5に
なったときとタイマー75の値が9になったときにサー
ボアンプD1、D2へ送信されることになる。ここで、
バッファー71へ格納される演算結果は、タイマー75
の値がK2に等しくなる前に格納が完了されることは言
うまでもない。
【0049】又、スレーブ装置としての機能を請け負う
NCボードA1に設けられた演算回路14内のリモート
I/Oコントローラ56について、更に、図11及び図
12を用いて詳細に説明する。図11において、61は
バッファー、62は送信レジスタ、63はタイマー、6
4はコンパレータ、及び65はレジスタである。まず、
マスター装置としての機能を請け負うパソコン部20
0、又はNCボードC3或いはパソコン拡張ボード20
が、外部装置301のリモートI/O装置への送信周期
設定データT1を、I/O回路13内の2ポートメモリ
42に送信し、そして、この送信周期設定データT1は
レジスタ65に格納される。
【0050】次に、演算回路14内のPLC演算回路5
2は、リモートI/O装置へのシーケンス命令を演算
し、このI/Oデータをバッファー61に送信する。こ
こで、スレーブ装置としての機能を請け負うNCボード
間でリモートI/O装置への同期を取るためには、図1
2に示すように、レジスタ65に格納された送信周期設
定データT1が、例えばT1=6の場合、コンパレータ
64が、同期パルスPLSOUTが入力されこれを分周
するタイマー63の値とレジスタ65に格納された値と
を比較し、これらの値が6(2進数で0110)で等し
くなったときに、送信レジスタ62へ出力許可信号を送
信する。そして、このタイミングでバッファー61に格
納されたI/Oデータを外部装置301のリモートI/
O装置へ送信することになり、スレーブ装置としての機
能を請け負うNCボード間で同期を取ることができるこ
とになる。
【0051】以上説明したように、パソコン部200の
電源投入時又はリセット時に出力される割り込み信号と
してのRESET信号や、マスター装置としての機能を
請け負っているNCボードC3或いはパソコン拡張ボー
ド20からの割り込み信号としてのIRQ信号、更に
は、これらの割り込み信号が他の制御に使用されていて
空いていない場合等においては、マスター装置としての
機能を請け負っているパソコン部200、又はNCボー
ドC3或いはパソコン拡張ボード20からのアドレス信
号ADを用いることにより、パソコン部200のパソコ
ン拡張バス207にNCボードを接続するだけで、簡単
に、パソコン拡張バス207に接続されている全てのN
Cボード間で同期を取ることができ、数値制御装置シス
テムの拡張を容易に行うことができる。
【0052】さて、以下には、図1及び図2に示すシス
テムにおいて、同期パルスPLSOUTを用い、パソコ
ン拡張バス207を介して、スレーブ装置としての機能
を請け負うNCボード間で、補間演算処理及びサーボア
ンプへの通信処理の同期の取り方について更に詳細に述
べる。
【0053】例えば、パソコン部200をマスター装置
とし、NCボードA1、NCボードB2をスレーブ装置
とした場合について説明する。パソコン部200のパソ
コンCPU202は、補助記憶装置206に記憶された
加工プログラムをI/F回路205を介して読み取り、
この加工プログラムを解析する。そして、パソコン部2
00は、パソコン拡張バス207のバスマスターとな
り、スレーブ装置としてのNCボードA1、NCボード
B2へ加工プログラムの解析データを送る。
【0054】次に、NCボードA1は、加工プログラム
の解析データをパソコン拡張バス207を介して、I/
O回路13内の2ポートメモリ42に受信する。そし
て、演算回路14内のCPU51は、この加工プログラ
ムの解析データに基づいて、ササーボモータX、Yの補
間演算処理を行う。次に、この補間演算処理を行ったデ
ータを、サーボアンプ通信コントローラ55を介して、
それぞれサーボアンプD1、D2へ送信する。他方、N
CボードB2も、NCボードA1と同様にして、サーボ
モータZ、Aに対する補間演算処理を行ったデータを、
それぞれサーボアンプD3、D4へ送信する。ここで、
これらの補間演算処理を行ったデータはパルス変換出力
回路12から出力される同期パルスPLSOUTと同期
して送信されるされるので、サーボモータX、Y、Z、
及びAの4軸を同時補間制御することができる。
【0055】ところで、マスター装置としての機能を請
け負うパソコン部200、又はNCボードC3或いはパ
ソコン拡張ボード20は、マスター用プログラムに従っ
て解析処理を行うものであり、例えば、マスター装置が
パソコン部200の場合、このマスター用プログラム
は、補助記憶装置206に記憶された加工プログラムを
I/F回路205を介して読み込み、パソコンCPU2
02で加工プログラムの解析処理を行う。
【0056】加工プログラムの解析処理では、図6にX
軸及びY軸の補間例を示すように、微小ブロック移動量
L、X軸ブロック移動量Lxを微小ブロック移動量Lで
除したX軸移動距離比率Lx/L、Y軸ブロック移動量
Lyを微小ブロック移動量Lで除したY軸移動距離比率
Ly/L、X軸方向の微小単位時間当りの移動距離Fx
Δt、Y軸方向の微小単位時間当りの移動距離FyΔt
を抽出し、解析データの内で、X軸及びY軸の補間に必
要なデータであるL、Lx/L、Ly/L、FxΔt、
FyΔtを、パソコン拡張バス207を介してスレーブ
装置であるNCボードA1へ送信する。又、スレーブ装
置であるNCボードB2に対しても、同様に、Z軸及び
A軸の補間に必要なデータであるL、Lz/L、La/
L、FzΔt、FaΔtを、パソコン拡張バス207を
介して送信する。
【0057】又、マスター装置がパソコン拡張ボード2
0或いはNCボードC3の場合においては、まず、マス
ター装置がパソコン拡張バス207を優先使用するため
に、バスマスター信号をパソコン部200内のCPU周
辺回路204に出力し、このCPU周辺回路204から
バスマスター許可信号を得て、パソコン部200内の補
助記憶装置206に記憶された加工プログラムを、パソ
コン部200内のI/F回路205、パソコン拡張バス
207、及びパソコン拡張ボード20内のI/O回路2
1或いはNCボードC3内のI/O回路13を介して読
み込み、パソコン拡張ボード20内の演算回路22或い
はNCボードC3内の演算回路14に含まれるCPUで
加工プログラムの解析処理を行う。その後、再度パソコ
ン拡張バス207の優先使用権を取り、解析データをス
レーブ装置であるNCボードA1及びNCボードB2
に、パソコン拡張バス207を介して送信する。
【0058】一方、スレーブ装置であるNCボードA1
では、CPU51が主メモリ54に格納されているスレ
ーブ用プログラムに従って以下の処理を行う。まず、マ
スター装置から、加工プログラムの解析データをパソコ
ン拡張バス207を介して、I/O回路13の2ポート
メモリ42に読み込み、演算回路14内のサーボアンプ
通信コントローラ55からのリクエスト信号RQを受け
て、X軸及びY軸の補間処理を行う。そして、この演算
結果をサーボアンプ通信コントローラ55を介して、サ
ーボモータX、Yを制御するサーボアンプD1、D2へ
送信する。
【0059】又、スレーブ装置であるNCボードB2に
おいても、NCボードA1と同様にZ軸及びA軸の補間
処理を行い、その演算結果をサーボアンプ通信コントロ
ーラ55を介して、サーボモータZ、Aを制御するサー
ボアンプD3、D4へ送信する。この時、サーボアンプ
通信コントローラ55は、同期パルスPLSOUTに同
期してCPU51にリクエスト信号RQをを出力するの
で、NCボードA1及びNCボードB2からサーボアン
プD1、D2、D3、及びD4へ送信されるデータは同
期の取れたものとなる。図7に、リクエスト信号RQに
より、NCボードA1へのデータD1及びD2とNCボ
ードB2へのデータD3及びD4との同期を取ったとき
のタイムチャートを、同期パルスPLSOUTとの関係
と共に示す。
【0060】ここで、各NCボードはマスター装置とし
ての機能とスレーブ装置としての機能を選択することが
でき、その設定はパソコン部200から行う。例えば、
図8に示すように、パソコン部200が初期設定データ
を有している場合を考える。今、NCボードA1のI/
O回路13内の2ポートメモリ42におけるパソコン拡
張バス207側のアドレスfff00及びfff01と
NCボードA1側のアドレスac001及びac002
とがそれぞれ対応しているとする。まず、パソコン部2
00内のCPU202は、2ポートメモリ42のアドレ
スfff00の最下位ビットに、そのNCボードA1を
マスター装置とするか又はスレーブ装置とするかを決め
る情報、例えば、マスター装置の場合は1、スレーブ装
置の場合は0を書き込む。
【0061】この書き込みが完了した時点で、パソコン
部200からNCボードA1へRESET信号を送信す
る。このNCボードA1は、RESET信号による起動
時に、2ポートメモリ42のアドレスac001の最下
位ビットを読むことによりこの初期設定データを受け取
ることになる。図8に示す初期設定データの構成はNC
ボードA1に対するものを示し、NCボードB2に対し
ては、2ポートメモリ42におけるパソコン拡張バス2
07側のアドレスとしては、例えば、fff02及びf
ff03とすることできる。
【0062】又、初期設定データとしては、そのNCボ
ードをマスター装置とするか又はスレーブ装置とするか
を決める指示以外に、NCシステムの構成を示すデー
タ、例えば、スレーブ用NCボードの数と番号、同時補
間する制御軸数とNCボードに接続する軸の番号、及び
同期制御するリモートI/O装置の数等が含まれる。
【0063】そして、各NCボードは、パソコンを用い
た数値制御装置のシステムの起動時に、2ポートメモリ
42から初期設定データを読み込み、その情報から自分
がマスター装置となるか又はスレーブ装置となるかを判
断し、スレーブ装置となる場合は、演算回路14内の主
メモリ54に記憶されたスレーブ用プログラムに従っ
て、前述したスレーブ装置としての処理を行う。この
時、パソコン拡張バス207とのデータの受渡しは2ポ
ートメモリ42を介して行うものである。
【0064】他方、NCボードがマスター装置となる場
合は、演算回路14内の主メモリ54に記憶されたマス
ター用プログラムに従って、前述したマスター装置とし
ての処理を行う。この時、パソコン拡張バス207との
データの受渡しはI/Oバッファー41を介して行う。
例えば、マスター装置としてのNCボードC3は、パソ
コン拡張バス207のバス所有権をパソコン部200か
ら与えられたとき、I/O回路13内のI/Oバッファ
ー41に対する入出力許可信号N2を0(LOW)とし
て有効にし、I/Oバッファー41を介してパソコン拡
張バス207へデータの入出力を行う。
【0065】次に、スレーブ用NCボード、例えばNC
ボードA1、のサーボアンプD1及びD2へのデータ送
信方法を、図9に示す補間演算処理のフローチャートに
基づいて詳細に説明する。ここで、図6に示すように、
Lは微小ブロック単位の移動量、FΔt(=Lm)は微
小単位時間当り移動量、FxΔt及びFyΔtはそれぞ
れFΔtのX軸及びY軸成分、LnはLmに対する微小
ブロックLの残距離である。
【0066】まず、ステップS1で同期パルスPLSO
UTが入力されると同時に、ステップS2で補間処理を
開始する。次にステップS3で初期値として残距離Ln
にLを代入し、ステップS4で微小単位時間当りの移動
量FΔtを演算してLmに代入する。ステップS5でL
nとLmとを比較し、LnがLmより小さければ、微小
単位時間当りの移動量FΔtが微小ブロックLをオーバ
ーするので、ステップS6で残距離Lnに対する各軸の
指令値を計算し、ステップS9で指令値を出力する。
又、ステップS5でLnがLmより小さくなければ、微
小単位時間当りの移動量FΔtは微小ブロックLの範囲
内にあるので、ステップS7でLn=LーLmとして残
距離Lnを更新する。ステップS8で移動量Lmに対す
る各軸の指令値を計算し、ステップS9で指令値を出力
する。ここで、再びステップS4に戻り、このフィード
バック処理をn回行う。そして、ステップS10で指令
値をサーボアンプD1及びD2へ送信する。
【0067】ここで、スレーブ装置である全NCボード
で同時補間ができる最大制御軸数をkとし、各NCボー
ドに接続されている制御軸数をmとした場合には、制御
軸の計算はm回行い、フィードバック処理の回数nはn
≦k/m(但し、端数は切捨てる。)回の範囲で自由に
設定できることになる。
【0068】例えば、最大4軸を同時補間制御できる2
台のNCボードで4軸を同時補間制御する場合は、k=
4、m=2であり、n=2とした場合におけるサーボア
ンプへ送信する指令値の送信サイクルを、例えば、1.
75msとすると、n=1とした場合には、送信サイク
ルは3.5msとなる。又、最大4軸を同時補間制御で
きる2台のNCボードで2軸を同時補間制御する場合
は、k=4、m=1であり、n=4とした場合における
送信サイクルは0.875ms、n=2とした場合にお
ける送信サイクルは1.75ms、n=1とした場合に
おける送信サイクルは3.5msとなる。
【0069】この様に、mとnの値を適当に設定するこ
とにより、サーボアンプへ送信する指令値の送信速度を
自由に変更できる。例えば、NCボードの1ボード当り
の制御軸数mを減らすことによって送信速度を上げ、加
工速度や加工精度を良くすることができる。又、逆に、
他の制御装置と動作速度を合わせるために、同一のk、
mの値に対して、nの値を小さくして送信速度を下げる
こともできる。このように、柔軟な特性を有する数値制
御装置システムを構築することが可能となる。
【0070】ここで、NCボードA1及びNCボードB
2が、それぞれサーボアンプへ送信する指令値と送信サ
イクルとの関係の一例を、図10を用いて説明する。例
えば、NCボードA1とNCボードB2とが、それぞれ
サーボアンプD1及びD2とサーボアンプD3及びD4
とへ指令値であるデータを送信する場合を考える。NC
ボードA1からサーボアンプD1へ送信されるX軸の補
間データをX1、X2、X3、・・・・とし、サーボア
ンプD2へ送信されるY軸の補間データをY1、Y2、
Y3、・・・・とする。又、NCボードB2について
も、同様に、サーボアンプD3へ送信されるZ軸の補間
データをZ1、Z2、Z3、・・・・とし、サーボアン
プD4へ送信されるA軸の補間データをA1、A2、A
3、・・・・とする。但し、ここでは補間データ1回の
送信時間を0.875msと仮定する。そして、送信周
期は同期パルスPLSOUTに同期しているものであ
る。
【0071】今、X軸、Y軸、Z軸、及びA軸で同時4
軸補間制御を行う場合は、k=4、m=2であり、n=
2とすると、図10(a)に示すように、NCボードA
1とNCボードB2とは、それぞれ0.875ms毎に
各サーボアンプへ補間データを振分けて送信する。そし
て、各サーボアンプは1.75ms周期で補間データを
受け取ることになる。
【0072】又、X軸及びZ軸で同時2軸補間制御を行
う場合は、k=4、m=1であり、n=4とすると、図
10(b)に示すように、NCボードA1とNCボード
B2とは、それぞれ0.875ms毎に各サーボアンプ
へ補間データを振分けて送信する。そして、各サーボア
ンプは0.875ms周期で補間データを受け取ること
になる。
【0073】更に、X軸、Y軸、Z軸、及びA軸で同時
4軸補間制御を行う場合において、k=4、m=2であ
り、n=1とすると、図10(c)に示すように、NC
ボードA1とNCボードB2とは、それぞれ2台のサー
ボアンプに一度0.875msのデータを送信した後、
2つのデータの送信時間である1.75msだけ休止
し、それぞれ再度2台のサーボアンプに0.875ms
のデータを送信する。そして、各サーボアンプは3.5
ms周期で補間データを受け取ることになる。
【0074】次に、リモートI/O装置の同期制御方法
について説明する。まず、マスター装置としての機能を
請け負うパソコン部200、又はNCボードC3或いは
パソコン拡張ボード20が、スレーブ装置としてのNC
ボード、例えば、NCボードA1、の演算回路14内の
リモートI/Oコントローラ56のレジスタ65に、I
/O回路13内の2ポートメモリ42を介して、送信周
期設定データT1を送信する。
【0075】NCボードA1は、演算回路14内のPL
C演算回路52で、リモートI/O装置へのシーケンス
命令を演算し、リモートI/Oコントローラ56のバッ
ファー61へ送信する。送信レジスタ62は、前述のよ
うに、同期パルスPLSOUTに基づいてスレーブ装置
としての機能を請け負うNCボード間で同期を取りなが
ら、バッファー61のデータをリモートI/O装置R1
及びR2へ、送信周期T1で送信する。又、NCボード
B2においても、NCボードA1と同様に、送信周期設
定データT1に基づいて、バッファー61のデータをリ
モートI/O装置R3及びR4へ、送信周期T1で送信
する。
【0076】実施の形態2.ここでは、図15〜図18
に基づいて、パソコンを用いた数値制御装置システムの
アラーム信号の処理方法、特に各NCボード間で同期制
御を行うときに有効なアラーム信号の処理方法について
説明する。図15は図1に示すパソコンを用いたNC装
置のアラーム系統を示すブロック図、図16はアラーム
データの構成の一例を示す説明図、図17はパソコンウ
オッチドグ(PC WDOG)の回路構成の一例を示す
ブロック図、図18はスイッチ切り替え回路の構成の一
例を示すブロック図である。
【0077】図15は、スレーブ装置であるNCボード
A1とNCボードB2との間でのアラーム信号の授受、
及びスレーブ装置であるNCボードとマスター装置であ
るNCボード或いはパソコン部200との間でのアラー
ム信号の授受について説明するものである。図におい
て、NCボードA1とNCボードB2とは同一の構成で
成り立っており、実施の形態1と同一の符号は同一又は
相当の部分を示す。81はアラーム信号の出力バッファ
ー、82はアラーム信号の入力バッファー、83はアラ
ームデータ保持回路、84はマスター装置からのアドレ
ス信号ADをデコードした信号に変換するアドレスデコ
ーダ、85はスレーブ装置であるNCボードのCPU5
1の異常を検出するためのNCウオッチドグ(NC W
DOG)、86はマスター装置であるパソコン部200
の異常を検出するためのパソコンウオッチドグ(PC
WDOG)、87はパソコンウオッチドグ86からの異
常信号EMG3をCPU51へ送出するか又は外部装置
301、302のサーボアンプ又はリモートI/O装置
へ直接送出するかを選択するスイッチSW、88は異常
信号EMG1、EMG2、又はEMG3をサーボアンプ
又はリモートI/O装置へ送出するORゲートである。
【0078】まず、図17を用いてパソコンウオッチド
グ86の動作を説明する。一般に、パソコン部200は
ウオッチドグ機能を有していないので、パソコン拡張バ
ス207に接続されるNCボード内にパソコンウオッチ
ドグ86を設けて、パソコン部200の異常を検出する
必要がある。図において、91はカウンタ、92はイン
バータ、93はANDゲートである。パソコンウオッチ
ドグ86の入力側においては、一定周期のパルスである
CLOCK信号がANDゲート93に入力される。この
CLOCK信号の周期はパソコン部200から出力され
るアドレス信号ADの周期より短いパルスが好ましい。
【0079】カウンタ91はCLOCK信号の入力によ
りオーバーフローするまでアップカウントする。ここ
で、パソコン部200が正常に動作している場合におい
ては、パソコン部200は、カウンタ91がオーバーフ
ローする前に、あるアドレス信号ADを定期的に出力す
る。このアドレス信号ADはアドレスデコーダ84に入
力され、そこでデコードした信号を生成する。このデコ
ードした信号は、カウンタ91がオーバーフローする前
に、カウンタ91をリセットする。このようにして、カ
ウンタ91の出力(OUT)にオーバーフロー信号を生
成しないようにしている。
【0080】一方、パソコン部200のシステム等に異
常が発生した場合(但し、パソコンの電源は正常に動作
しているものとする。)においては、パソコン部200
は、あるアドレス信号ADを定期的に出力することがで
きない。従って、カウンタ91はオーバーフローし、オ
ーバーフロー信号を出力する。このオーバーフロー信号
は、インバータ92及びANDゲート93を介して、C
LOCK信号をカウンタ91へ入力させないようにす
る。これにより、カウンタ91は停止し、パソコンウオ
ッチドグ86はウオッチドグ信号である異常信号EMG
3を出力する。
【0081】次に、主に図15に基づいて、アラーム信
号の処理方法の詳細を説明する。今、スレーブ装置であ
るNCボードA1からアラーム信号が発生された場合を
考える。まず、複数ある内のあるサーボモータ又はサー
ボアンプに異常が発生した場合、サーボアンプからアラ
ーム信号であるALM信号が出力される。そして、この
ALM信号は、出力バッファー81及びスイッチSW1
(但し、スイッチSW1が閉じているとする。)を介し
て、パソコン拡張バス207に出力される。このALM
信号は、パソコン拡張バス207内においては、使用さ
れていないパソコン部200への割り込み信号等を利用
することになる。他方、このALM信号は、入力バッフ
ァー82を介して自分のCPU51へ戻され、このCP
U51はこのアラーム信号に基づいて異常信号EMG1
を生成し、ORゲート88を介して、他のサーボアンプ
やリモートI/O装置へ送信する。そして、サーボモー
タや他の外部装置等を直ちに停止させる等の処置をす
る。
【0082】ここで、スイッチSW1は、ALM信号を
パソコン拡張バス207へ出力するか又は出力しないか
の選択を行うものであり、例えば、各NCボード間で同
期制御を行わない場合においては、あるNCボードで制
御されているサーボアンプが異常で停止してALM信号
を発生しても、他のNCボードはこの異常に無関係に動
作させることができる。
【0083】さて、各NCボード間で同期制御をしてい
る場合においては、あるNCボードが制御するサーボア
ンプ又はサーボモータに異常が発生してサーボモータが
停止した場合、他のNCボードが制御するサーボモータ
も直ちに停止させることが必要となる。この場合、この
ALM信号は、パソコン拡張バス207を経由して、他
のNCボードB2のスイッチSW1及び入力バッファー
82を介してCPU51へ入力され、このCPU51は
このアラーム信号に基づいて異常信号EMG1を生成
し、ORゲート88を介して、サーボアンプやリモート
I/O装置へ送信する。そして、サーボモータや他の外
部装置等を直ちに停止させる等の処置をする。
【0084】又、このALM信号は、アラーム状態を示
すアラームステータスデータ(ALMSTS1)とし
て、アラームデータ保持回路83にも入力、格納され、
マスター装置であるパソコン部200、又はNCボード
C3或いはパソコン拡張ボード20からパソコン拡張バ
ス207を介して読み出すことができるようにしてあ
る。
【0085】例えば、ALM信号が発生したときに、マ
スター装置は、アラーム表示用のアドレスを任意に選択
し、これをアドレス信号ADとしてパソコン拡張バス2
07へ出力する。アドレスデコーダ84はこのアドレス
信号ADをデコードした信号を生成し、これをアラーム
データ保持回路84へ出力許可信号として出力する。そ
して、このアラームデータ保持回路84は、前述のAL
M信号に対応するアラーム状態を示すアラームステータ
スデータ(ALMSTS1)を、パソコン拡張バス20
7に出力する。
【0086】ここで、マスター装置はサーボモータ等の
外部装置を直接に制御はしていないので、ALM信号を
知るタイミングは多少遅れても問題ではない。アラーム
データの構成の一例を図16に示す。ここでは、パソコ
ン拡張バス207側のアドレスをfff10とし、16
bit信号のなかに、サーボアンプの番号、NCボード
の番号、及びNCボード異常であるか又はサーボアンプ
異常であるかを特定するコード等が含まれている。従っ
て、マスター装置はアラームを発生した装置を特定する
ことが可能となる。
【0087】次に、スレーブ装置であるNCボードA1
が異常の場合においては、NCボードA1にあるNCウ
オッチドグ85が自分のCPU51の異常を検出する。
このNCウオッチドグ85の動作は、アドレスデコーダ
84からのデコードした信号を入力する代わりに、CP
U51から他の信号を定期的に入力することが異なるだ
けで、パソコンウオッチドグ86の動作を説明した図1
7と同様である。
【0088】NCウオッチドグ85がCPU51の異常
を検出した場合は、異常信号EMG2を生成し、ORゲ
ート88を介して、サーボアンプやリモートI/O装置
へ送信する。そして、サーボモータ又は他の外部装置等
を直ちに停止させる等の処置をする。又同時に、この異
常信号EMG2を、ALM信号と同様に、アラーム信号
として出力バッファー81及びスイッチSW1を介し
て、パソコン拡張バス207へ出力する。このことによ
り、他のNCボードB2へもNCボードA1の異常を知
らせることができる。更に、この異常信号EMG2は、
アラーム状態を示すアラームステータスデータ(ALM
STS2)として、アラームデータ保持回路83に入
力、格納される。
【0089】又、パソコン拡張バス207に他のボー
ド、例えば、メモリボード又はビデオボード等が接続さ
れ、これらが異常を発生した場合(図示せず。)におい
ては、メモリボード又はビデオボード等からパソコン拡
張バス207に出力されるパリティーエラー信号又はバ
スエラー信号であるPE信号(例えば、ISAバスの場
合は、IOCHK信号等)を、スレーブ装置であるNC
ボードA1のCPU51が読み出し、これに基づいて異
常信号EMG1を生成する。この異常信号EMG1を生
成した後のNCボードA1の動作は上述と同様である。
【0090】更に、パソコン部200が異常を発生した
場合においては、図17に示すように、パソコン部20
0がパソコン拡張バス207に出力したアドレス信号A
Dを、アドレスデコーダ84がデコードし、パソコンウ
オッチドグ86が、そのデコードした信号を用いて異常
信号EMG3を生成する。
【0091】ここで、この異常信号EMG3は、スイッ
チSW87により、ORゲート88を介して直接サーボ
アンプやリモートI/O装置へ送信されるか、又はCP
U51に一旦入力され、そこで信号処理されることにな
る。異常信号EMG3がCPU51へ一旦入力される場
合においては、パソコン部200で異常が発生した場合
に、外部装置であるサーボアンプやリモートI/O装置
を停止させるかどうかはCPU51が決定することがで
きる。例えば、パソコン部200で果たす機能が、加工
処理(外部装置301等を制御する機能等)に直接関係
しない場合においては、すぐに異常信号EMG1を生成
しなく、ある加工処理が完了した後に異常信号EMG1
を生成する等、柔軟なアラーム処理システムを構築する
ことができる。
【0092】又、パソコン部200が電源ONされたと
き又はリセットされたときに出力されるRESET信号
は、パソコン拡張バス207に出力され、スイッチSW
2を介してNCボードA1のCPU51に入力される。
このスイッチSW2は、パソコン部200からのRES
ET信号を用いて、CPU51のリセットをするか又は
リセットしないかの選択を行うことができる。このスイ
ッチSW2を有効にした場合は、パソコン部200のリ
セットによってNCボードA1のCPU51もリセット
されるので、異常信号EMG1が、ORゲート88を介
してサーボアンプやリモートI/O装置へ送信され、こ
れらを停止させることになる。
【0093】一方、このスイッチSW2を有効にしない
場合には、パソコン部200だけがリセットされ、NC
ボードA1のCPU51はリセットされないので、NC
ボードA1は現在実行している加工処理を継続して行う
ことができる。このように、柔軟なアラーム処理システ
ムを構築することができる。
【0094】ここで、スイッチSW1、SW2、及びS
W87は、ディップスイッチ、データセレクタ回路、又
はアナログスイッチを用いて構成することができる。図
18は回路構成が簡単なアナログスイッチを用いたスイ
ッチ切り替え回路の一例を示す。94はアナログスイッ
チ、95はアドレスデコーダ、96はラッチである。ス
イッチの切り替えを指示する信号としては、マスター装
置又はスレーブ装置から出力されたスイッチの切り替え
用のアドレス信号ADを、アドレスデコーダ95でデコ
ードし、このデコードした信号をラッチ96を介して、
ON/OFF切り替え信号としてアナログスイッチ94
に与える。そして、アナログスイッチ94がONしてい
るときは、ポートAとポートBとが接続されることにな
る。
【0095】このように、スイッチ切り替え回路をデー
タセレクタ回路、又はアナログスイッチを用いて構成す
れば、ソフトウエアで切り替え処理ができるので、NC
ボードが加工処理をしている間に、スイッチの設定を変
更することができ、柔軟な信号処理システムを構築する
ことができる。
【0096】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0097】クロック信号生成手段と入出力拡張用のパ
ソコン拡張バスとを備えたパソコンと、前記パソコン拡
張バスに接続され、サーボアンプ及びリモートI/O装
置の少なくとも一方を制御する複数のNCボードと、を
備えたパソコンを用いた数値制御装置において、前記パ
ソコン又は前記複数のNCボードの内の一つをマスター
装置とし、前記複数のNCボードの内の他のNCボード
をスレーブ装置とし、前記スレーブ装置は、前記クロッ
ク信号生成手段からのパルス信号を前記パソコン拡張
を介して入力する同期信号生成手段と、この同期信号
生成手段からのパルス信号を出力する開始タイミングを
制御する同期信号ゲート手段と、前記パソコンからの制
御信号を前記パソコン拡張バスを介して入力するパルス
出力許可信号生成手段と、を備え、前記複数のスレーブ
装置に設けられた前記パルス出力許可信号生成手段は、
前記パソコン拡張バスを介して同時に入力された前記マ
スター装置からの制御信号に基づいてパルス出力許可信
号を生成し、前記同期信号ゲート手段は、前記パルス出
力許可信号により前記同期信号生成手段からのパルス信
号の出力を開始して、前記複数のスレーブ装置間の同期
を取るので、パソコンからパソコン拡張ボードを介して
入力したクロック信号を用いて複数のスレーブ間の同期
を取ることになり、複数のNCボード間を接続する外部
配線を用いて複数のNCボード間の同期を取る必要がな
く、又パソコンのクロック信号を利用して同期制御用の
パルス信号を得ることができ、簡単な構成で高精度の同
期制御をすることのできる効果がある。
【0098】又、前記マスター装置からの制御信号は、
アドレス信号又は割り込み信号であるので、パソコンに
固有の制御信号を利用することになり、簡単な構成で信
頼性の高い同期制御をすることのできる効果がある。
【0099】又、パソコンを用いた数値制御装置の制御
方法においては、クロック信号生成手段と入出力拡張用
のパソコン拡張バスとを備えたパソコンと、前記パソコ
ン拡張バスに接続され、サーボアンプ及びリモートI/
O装置の少なくとも一方を制御する複数のNCボード
と、を備えたパソコンを用いた数値制御装置の制御方法
において、前記パソコン又は前記複数のNCボードの内
の一つをマスター装置とし、前記複数のNCボードの内
の他のNCボードをスレーブ装置とし、前記複数のスレ
ーブ装置は、前記マスター装置から前記パソコン拡張バ
スを介して同時に入力した制御信号に基づいて、前記ク
ロック信号生成手段から前記パソコン拡張バスを介して
入力したパルス信号の同期を取り、前記複数のスレーブ
装置間の同期を取るので、パソコンからパソコン拡張ボ
ードを介して入力したクロック信号を用いて複数のスレ
ーブ間の同期を取ることになり、複数のNCボード間を
接続する外部配線を用いて複数のNCボード間の同期を
取る必要がなく、又パソコンのクロック信号を利用して
同期制御用のパルス信号を得ることができ、簡単な構成
で高精度の同期制御をすることのできる効果がある。
【0100】又、前記マスター装置からの制御信号は、
アドレス信号又は割り込み信号であるので、パソコンに
固有の制御信号を利用することになり、簡単な構成で信
頼性の高い同期制御をすることのできる効果がある。
【0101】又、前記パソコンは、起動時に前記パソコ
ン拡張バスを介して前記複数のNCボードへ初期設定デ
ータを出力し、前記NCボードをマスター装置とするか
又はスレーブ装置とするかを指示するので、ソフトウエ
アにより各NCボードに対してそれがマスター装置とな
るか又はスレーブ装置となるかを指示することになり、
同じハードウエアのNCボードをマスター装置又はスレ
ーブ装置に簡単に変更することができ、柔軟なシステム
構成を得ることのできる効果がある。
【0102】又、前記マスター装置は、加工プログラム
を解析すると共にこの加工プログラムの解析データを前
記パソコン拡張バスを介して前記スレーブ装置へ出力
し、前記スレーブ装置は、前記加工プログラムの解析デ
ータを演算処理し、前記他のスレーブ装置と同期を取っ
て、前記サーボアンプ及びリモートI/O装置の少なく
とも一方にデータを送信するので、数値制御に必要な演
算処理の内、前処理をマスター装置で行い、補間処理を
スレーブ装置で行う等、処理を分担することになり、パ
ソコン拡張バスの負荷を軽減すると共に、前処理を行う
マスター装置をユーザに合わせて変更する等の柔軟性を
高めることのできる効果がある。
【0103】又、前記パソコンがマスター装置のとき
は、前記パソコンは、前記パソコン内の記憶装置に格納
された加工プログラムを解析し、前記パソコン拡張バス
の使用優先権を取り、前記加工プログラムの解析データ
を前記パソコン拡張バスを介して前記複数のスレーブ装
置へ出力し、前記複数のNCボードの内の一つがマスタ
ー装置のときは、前記マスター装置は、前記パソコンか
ら前記パソコン拡張バスの使用優先権を得、前記パソコ
ン拡張バスを介して前記パソコン内の記憶装置に格納さ
れた前記加工プログラムを読み出し、前記加工プログラ
ムを解析し、再度前記パソコンから前記パソコン拡張バ
スの使用優先権を得、前記加工プログラムの解析データ
を前記パソコン拡張バスを介して前記複数のスレーブ装
置へ出力するので、パソコン又はNCボードがそれぞれ
パソコン拡張バスの使用優先権を取ってマスター装置と
なることになり、パソコンの処理能力に合わせて、パソ
コン又はNCボードのどちらかをマスター装置とするこ
とができ、柔軟なシステム構成を得ることのできる効果
がある。
【0104】又、前記スレーブ装置としてのNCボード
は、前記マスター装置からの制御指令と前記クロック信
号生成手段から生成した同期信号に基づいて所定周期の
リクエスト信号を生成し、制御対象である複数のサーボ
アンプ又は複数のリモートI/O装置に対するデータを
作成し、このデータを前記リクエスト信号の所定周期に
同期させて前記複数のサーボアンプ又は複数のリモート
I/O装置に送信すると共に、前記スレーブ装置として
の各NCボードが生成する前記リクエスト信号間の同期
を取ることにより、前記スレーブ装置としての各NCボ
ードが制御する複数のサーボアンプ又は複数のリモート
I/O装置を同期制御するので、スレーブ装置としての
各NCボードは、パソコン拡張バスを介して入力した制
御指令とクロック信号に基づいて生成した同期信号に合
わせて各々が制御する複数のサーボアンプ又は複数のリ
モートI/O装置へデータを送信することになり、各N
Cボードが制御する複数のサーボアンプ又は複数のリモ
ートI/O装置を信頼性高く同期制御することのできる
効果がある。
【0105】又、前記スレーブ装置としてのNCボード
は、前記マスター装置からの制御指令と前記クロック信
号生成手段から生成した同期信号に基づいて所定周期の
リクエスト信号を生成し、制御対象である複数のサーボ
アンプに対する補間データを作成し、この補間データを
前記リクエスト信号の所定周期に同期させて前記複数の
サーボアンプに送信し、前記スレーブ装置としての各N
Cボードが生成する前記リクエスト信号間の同期を取る
ことにより、前記スレーブ装置としての各NCボードが
制御する複数のサーボアンプを同時補間制御すると共
に、前記補間データを作成する演算回数を変更すること
により、前記複数のサーボアンプへの前記補間データの
送信速度を変化させるので、スレーブ装置としての各N
Cボードは、パソコン拡張バスを介して入力した制御指
令とクロック信号に基づいて生成した同期信号に合わせ
て各々が制御する複数のサーボアンプへ補間データを送
信すると共にその補間データの送信速度を変化させるこ
とになり、加工精度や加工速度に合わせて送信速度を変
化させたり、他の外部の制御装置との同期を取るために
送信速度を変化させることができ、柔軟なシステム構成
を得ることのできる効果がある。
【0106】又、前記NCボードは、自分が制御する前
記サーボアンプ又はリモートI/O装置が発生した異常
信号又は自分自身が発生した異常信号に基づいて自分の
制御する前記サーボアンプ又はリモートI/O装置を制
御すると共に、前記異常信号を前記パソコン拡張バスへ
出力し、前記他のNCボードは前記パソコン拡張バスを
介して入力した前記異常信号に基づいて自分の制御する
前記サーボアンプ又はリモートI/O装置を制御するの
で、パソコン拡張バスを介して全てのNCボードが同時
に異常信号を入力することになり、異常が発生した場合
に、全てのNCボードが制御するサーボアンプ又はリモ
ートI/O装置を時間送れなく、同時に制御することが
できる効果がある。
【0107】又、前記NCボードは、前記異常信号を前
記パソコン拡張バスへ出力することを選択可能とするの
で、全てのNCボードに異常信号を知らせるかどうかを
選択することになり、異常に関係のないNCボードに対
してはその制御を続行させることができ、柔軟な異常処
理システム構成を得ることのできる効果がある。
【0108】又、前記NCボードは、前記パソコンから
前記パソコン拡張バスを介して入力される制御信号によ
り駆動されるウオッチドグを備え、このウオッチドグか
ら生成される前記パソコンの異常信号に基づいて自分の
制御する前記サーボアンプ又はリモートI/O装置を制
御するので、パソコンの動作状態をパソコン拡張バスを
介して診断することになり、パソコンが異常のときに即
座にサーボアンプ又はリモートI/O装置を制御でき、
信頼性の高いシステムを得ることのできる効果がある。
【0109】又、前記NCボードは、前記異常信号に基
づいて自分の制御する前記サーボアンプ又はリモートI
/O装置を制御することを選択可能とするので、パソコ
ンが異常のときに即座にサーボアンプ又はリモートI/
O装置を制御するかどうかを選択することになり、パソ
コンの請け負っている機能に合わせてサーボアンプ又は
リモートI/O装置を制御するかどうかを決定でき、柔
軟な異常処理システム構成を得ることのできる効果があ
る。
【0110】又、前記パソコン又は前記複数のNCボー
ドの内の一つをマスター装置とし、前記複数のNCボー
ドの内の他のNCボードをスレーブ装置とし、前記スレ
ーブ装置は、前記異常信号を異常信号保持手段へ格納
し、前記マスター装置から前記パソコン拡張バスを介し
て入力した制御信号に基づき前記異常信号を前記パソコ
ン拡張バスに出力するので、マスター装置は必要なとき
に異常信号の発生状態を知ることになり、柔軟な異常監
視システム構成を得ることのできる効果がある。
【0111】更に、前記パソコンは、前記パソコン拡張
バスを介して入力した前記異常信号に基づき、前記NC
ボード、サーボアンプ及びリモートI/O装置の異常の
対象を特定して表示するので、ユーザはどの構成要素が
異常であるかを知ることになり、保守が容易な異常監視
システム構成を得ることのできる効果がある。
【0112】そして、前記NCボードは、前記パソコン
の電源投入時又はリセット時に出力される制御信号を前
記パソコン拡張バスを介して入力し、この制御信号に基
づいて異常信号を生成し、この異常信号に基づいて自分
の制御する前記サーボアンプ又はリモートI/O装置を
制御することを選択可能とするので、パソコンの不連続
な動作状態に対して、即座にサーボアンプ又はリモート
I/O装置を制御するかどうかを選択することになり、
柔軟な異常処理システム構成を得ることのできる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1、2によるパソコン
を用いた数値制御装置による制御システムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるNCボードの
内部構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による代表的なPL
L(Phase Locked Loop)回路の構成
を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるPLL回路に
よりパソコンの基本クロック(CLK)から同期パルス
信号(PLS)を生成する波形図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による基本クロック
(CLK)、アドレス信号(AD)、割り込み信号(R
ESET、IRQ)及び同期パルス信号(PLS、PL
SOUT)の関係を示す波形図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるX軸とY軸と
を補間する場合の各軸の移動量の関係を示すベクトル図
である。
【図7】 この発明の実施の形態1による同期パルス信
号(PLSOUT)、リクエスト信号(RQ)及び補間
処理結果である送信データの関係を示す波形図である。
【図8】 この発明の実施の形態1によるパソコンから
複数のNCボードへ送られる初期設定データの一例を示
す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態1によるNCボードが
補間演算処理したデータをサーボアンプへ指令データと
して出力する処理を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態1によるNCボード
が補間演算処理したデータと送信周期との関係を示すタ
イムチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態1によるリモートI
/Oコントローラ56の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態1によるリモートI
/Oコントローラ56の動作を示す波形図である。
【図13】 この発明の実施の形態1によるサーボアン
プ通信コントローラ55の構成を示すブロック図であ
る。
【図14】 この発明の実施の形態1によるサーボアン
プ通信コントローラ55の動作を示す波形図である。
【図15】 この発明の実施の形態2による図1に示す
パソコンを用いたNC装置のアラーム系統を示すブロッ
ク図である。
【図16】 この発明の実施の形態2によるアラームデ
ータの構成の一例を示す説明図である。
【図17】 この発明の実施の形態2によるパソコンウ
オッチドグ(PCWDOG)の回路構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図18】 この発明の実施の形態2によるスイッチ切
り替え回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図19】 従来のパソコンを用いた数値制御装置によ
る制御システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
201 基本クロック発生回路、207 パソコン拡張
バス、301、302外部装置、1 NCボードA、2
NCボードB、3 NCボードC、200パソコン
部、31 PLL回路、34 ゲート、33 信号切り
替え回路、203 メモリ、87 スイッチSW、86
パソコンウオッチドグ、83 アラームデータ保持回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 - 19/46 G05B 19/05

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号生成手段と入出力拡張用の
    パソコン拡張バスとを備えたパソコンと、前記パソコン
    拡張バスに接続され、サーボアンプ及びリモートI/O
    装置の少なくとも一方を制御する複数のNCボードと、
    を備えたパソコンを用いた数値制御装置において、前記
    パソコン又は前記複数のNCボードの内の一つをマスタ
    ー装置とし、前記複数のNCボードの内の他のNCボー
    ドをスレーブ装置とし、前記スレーブ装置は、前記クロ
    ック信号生成手段からのパルス信号を前記パソコン拡張
    バスを介して入力する同期信号生成手段と、この同期信
    号生成手段からのパルス信号を出力する開始タイミング
    を制御する同期信号ゲート手段と、前記パソコンからの
    制御信号を前記パソコン拡張バスを介して入力するパル
    ス出力許可信号生成手段と、を備え、前記複数のスレー
    ブ装置に設けられた前記パルス出力許可信号生成手段
    は、前記パソコン拡張バスを介して同時に入力された前
    記マスター装置からの制御信号に基づいてパルス出力許
    可信号を生成し、前記同期信号ゲート手段は、前記パル
    ス出力許可信号により前記同期信号生成手段からのパル
    ス信号の出力を開始して、前記複数のスレーブ装置間の
    同期を取ることを特徴とするパソコンを用いた数値制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記マスター装置からの制御信号は、ア
    ドレス信号又は割り込み信号であることを特徴とする請
    求項1記載のパソコンを用いた数値制御装置。
  3. 【請求項3】 クロック信号生成手段と入出力拡張用の
    パソコン拡張バスとを備えたパソコンと、前記パソコン
    拡張バスに接続され、サーボアンプ及びリモートI/O
    装置の少なくとも一方を制御する複数のNCボードと、
    を備えたパソコンを用いた数値制御装置の制御方法にお
    いて、前記パソコン又は前記複数のNCボードの内の一
    つをマスター装置とし、前記複数のNCボードの内の他
    のNCボードをスレーブ装置とし、前記複数のスレーブ
    装置は、前記マスター装置から前記パソコン拡張バスを
    介して同時に入力した制御信号に基づいて、前記クロッ
    ク信号生成手段から前記パソコン拡張バスを介して入力
    したパルス信号の同期を取り、前記複数のスレーブ装置
    間の同期を取ることを特徴とするパソコンを用いた数値
    制御装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記マスター装置からの制御信号は、ア
    ドレス信号又は割り込み信号であることを特徴とする請
    求項3記載のパソコンを用いた数値制御装置の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記パソコンは、起動時に前記パソコン
    拡張バスを介して前記複数のNCボードへ初期設定デー
    タを出力し、前記NCボードをマスター装置とするか又
    はスレーブ装置とするかを指示することを特徴とする請
    求項3記載のパソコンを用いた数値制御装置の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 前記マスター装置は、加工プログラムを
    解析すると共にこの加工プログラムの解析データを前記
    パソコン拡張バスを介して前記スレーブ装置へ出力し、
    前記スレーブ装置は、前記加工プログラムの解析データ
    を演算処理し、前記他のスレーブ装置と同期を取って、
    前記サーボアンプ及びリモートI/O装置の少なくとも
    一方にデータを送信することを特徴とする請求項3記載
    のパソコンを用いた数値制御装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記パソコンがマスター装置のときは、
    前記パソコンは、前記パソコン内の記憶装置に格納され
    た加工プログラムを解析し、前記パソコン拡張バスの使
    用優先権を取り、前記加工プログラムの解析データを前
    記パソコン拡張バスを介して前記複数のスレーブ装置へ
    出力し、前記複数のNCボードの内の一つがマスター装
    置のときは、前記マスター装置は、前記パソコンから前
    記パソコン拡張バスの使用優先権を得、前記パソコン拡
    張バスを介して前記パソコン内の記憶装置に格納された
    前記加工プログラムを読み出し、前記加工プログラムを
    解析し、再度前記パソコンから前記パソコン拡張バスの
    使用優先権を得、前記加工プログラムの解析データを前
    記パソコン拡張バスを介して前記複数のスレーブ装置へ
    出力することを特徴とする請求項6記載のパソコンを用
    いた数値制御装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記スレーブ装置としてのNCボード
    は、前記マスター装置からの制御指令と前記クロック信
    号生成手段から生成した同期信号に基づいて所定周期の
    リクエスト信号を生成し、制御対象である複数のサーボ
    アンプ又は複数のリモートI/O装置に対するデータを
    作成し、このデータを前記リクエスト信号の所定周期に
    同期させて前記複数のサーボアンプ又は複数のリモート
    I/O装置に送信すると共に、前記スレーブ装置として
    の各NCボードが生成する前記リクエスト信号間の同期
    を取ることにより、前記スレーブ装置としての各NCボ
    ードが制御する複数のサーボアンプ又は複数のリモート
    I/O装置を同期制御することを特徴とする請求項3〜
    7のいづれか1記載のパソコンを用いた数値制御装置の
    制御方法。
  9. 【請求項9】 前記スレーブ装置としてのNCボード
    は、前記マスター装置からの制御指令と前記クロック信
    号生成手段から生成した同期信号に基づいて所定周期の
    リクエスト信号を生成し、制御対象である複数のサーボ
    アンプに対する補間データを作成し、この補間データを
    前記リクエスト信号の所定周期に同期させて前記複数の
    サーボアンプに送信し、前記スレーブ装置としての各N
    Cボードが生成する前記リクエスト信号間の同期を取る
    ことにより、前記スレーブ装置としての各NCボードが
    制御する複数のサーボアンプを同時補間制御すると共
    に、前記補間データを作成する演算回数を変更すること
    により、前記複数のサーボアンプへの前記補間データの
    送信速度を変化させることを特徴とする請求項3〜7の
    いづれか1つに記載のパソコンを用いた数値制御装置の
    制御方法。
  10. 【請求項10】 クロック信号生成手段と入出力拡張用
    のパソコン拡張バスとを備えたパソコンと、前記パソコ
    ン拡張バスに接続され、サーボアンプ及びリモートI/
    O装置の少なくとも一方を制御する複数のNCボード
    と、を備えたパソコンを用いた数値制御装置の制御方法
    において、前記NCボードは、自分が制御する前記サー
    ボアンプ又はリモートI/O装置が発生した異常信号又
    は自分自身が発生した異常信号に基づいて自分の制御す
    る前記サーボアンプ又はリモートI/O装置を制御する
    と共に、前記異常信号を前記パソコン拡張バスへ出力
    し、前記他のNCボードは前記パソコン拡張バスを介し
    て入力した前記異常信号に基づいて自分の制御する前記
    サーボアンプ又はリモートI/O装置を制御することを
    特徴とするパソコンを用いた数値制御装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記NCボードは、前記異常信号を前
    記パソコン拡張バスへ出力することを選択可能とするこ
    とを特徴とする請求項10記載のパソコンを用いた数値
    制御装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 クロック信号生成手段と入出力拡張用
    のパソコン拡張バスとを備えたパソコンと、前記パソコ
    ン拡張バスに接続され、サーボアンプ及びリモートI/
    O装置の少なくとも一方を制御する複数のNCボード
    と、を備えたパソコンを用いた数値制御装置の制御方法
    において、前記NCボードは、前記パソコンから前記パ
    ソコン拡張バスを介して入力される制御信号により駆動
    されるウオッチドグを備え、このウオッチドグから生成
    される前記パソコンの異常信号に基づいて自分の制御す
    る前記サーボアンプ又はリモートI/O装置を制御する
    ことを特徴とするパソコンを用いた数値制御装置の制御
    方法。
  13. 【請求項13】 前記NCボードは、前記異常信号に基
    づいて自分の制御する前記サーボアンプ又はリモートI
    /O装置を制御することを選択可能とすることを特徴と
    する請求項12記載のパソコンを用いた数値制御装置の
    制御方法。
  14. 【請求項14】 クロック信号生成手段と入出力拡張用
    のパソコン拡張バスとを備えたパソコンと、前記パソコ
    ン拡張バスに接続され、サーボアンプ及びリモートI/
    O装置の少なくとも一方を制御する複数のNCボード
    と、を備えたパソコンを用いた数値制御装置の制御方法
    において、前記パソコン又は前記複数のNCボードの内
    の一つをマスター装置とし、前記複数のNCボードの内
    の他のNCボードをスレーブ装置とし、前記スレーブ装
    置は、前記異常信号を異常信号保持手段へ格納し、前記
    マスター装置から前記パソコン拡張バスを介して入力し
    た制御信号に基づき前記異常信号を前記パソコン拡張バ
    スに出力することを特徴とする請求項10〜13のいづ
    れか1記載のパソコンを用いた数値制御装置の制御方
    法。
  15. 【請求項15】 前記パソコンは、前記パソコン拡張バ
    スを介して入力した前記異常信号に基づき、前記NCボ
    ード、サーボアンプ及びリモートI/O装置の異常の対
    象を特定して表示することを特徴とする請求項14記載
    のパソコンを用いた数値制御装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 クロック信号生成手段と入出力拡張用
    のパソコン拡張バスとを備えたパソコンと、前記パソコ
    ン拡張バスに接続され、サーボアンプ及びリモートI/
    O装置の少なくとも一方を制御する複数のNCボード
    と、を備えたパソコンを用いた数値制御装置の制御方法
    において、前記NCボードは、前記パソコンの電源投入
    時又はリセット時に出力される制御信号を前記パソコン
    拡張バスを介して入力し、この制御信号に基づいて異常
    信号を生成し、この異常信号に基づいて自分の制御する
    前記サーボアンプ又はリモートI/O装置を制御するこ
    とを選択可能とすることを特徴とするパソコンを用いた
    数値制御装置の制御方法。
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