JP3264783B2 - 遠心分離捕集機能を備えたオイルミストコレクタ - Google Patents
遠心分離捕集機能を備えたオイルミストコレクタInfo
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Description
盤等による研削加工や切削加工の時に発生するオイルミ
スト(オイルヒューム)を分離、捕集するオイルミスト
コレクタの技術分野で利用されるものであって、具体的
には、優れた捕集効果を発揮することができる遠心分離
捕集機能を備えたオイルミストコレクタに関するもので
ある。
う場合とか、オイルを用いて洗浄作業を行う場合に発生
するオイルミストは、従来より例えば特開昭55−18
256号公報とか、実開平4−87721号公報等に見
られるようなオイルミストコレクタを用いたり、或は、
例えば実公平1−18195号公報に見られるような電
気集塵機を用いて捕集、除去していた。
の場合は、フイルタにオイルミストが付着して目詰りが
発生し易い問題があり、また、後者の電気集塵機に付い
ては、電極に付着したオイルミストの清掃が非常に面倒
で、メンテナンスの点に問題があると共に、構造が複雑
で高価格であり、更に、電極を使用するため水溶性の切
削油には対応できないと云った問題があった。
30号公報とか実公昭58−32731号公報等に見ら
れるように、ミストを捕集するフイルタを回転式のドラ
ム構造にして、この回転式フイルタを通すことによって
ミストを粗粒化(凝集)し、次いで、粗粒化したミスト
を回転式フイルタの遠心力によって外周に設けた油吸着
フイルタに向けて吹き飛ばすことにより吸着させて分
離、捕集するオイルミストコレクタが考えられた。
公報に記載の如き回転式オイルミストコレクタは、いず
れも含ミストエアーを吸引するファンがドラム構造に造
った回転式フイルタの内部に取付けられていて、このフ
ァンの回転によって吸引された含ミストエアーが回転式
フイルタを通過する前にファンに直接触れる状態に成っ
ているため、ファンにミストが付着して回転に支障を及
ぼし、ミストの捕集能力を低下させるとか、ファンをこ
まめに清掃しなくてはならないからメンテナンスが非常
に面倒になる問題があり、更に、回転式フイルタがケー
シングの内部に横向きに取付けられているため、回転式
フイルタの回転によって油吸着フイルタに捕集されたミ
ストのうち、特に、回転式フイルタの天井側(上部側)
の油吸着フイルタに捕集されたミストが飽和して滴下し
た時に、これが回転式フイルタに再付着してしまう問題
があった。
回転するモータを、回転式フイルタを取付けたフイルタ
室の外部、即ち、ケーシングの外部に出張らせた状態で
取付けなくてはならないため、コレクタ装置の全体が大
型化する問題もあった。
接接触するミストの量を可及的に少くし、且つ、捕集し
たミストの再付着を防止して、長時間に亘って優れた吸
引力とミストの捕集能力を発揮できると共に、全体をコ
ンパクトに造った遠心分離方式のオイルミストコレクタ
を提供することである。
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
トエアーを、本体内部に取付けたドラム状の回転式フイ
ルタを通すことによってミストを付着して凝集し、次い
で、この凝集したミストを回転式フイルタの遠心力によ
って外周に設けた油吸着フイルタに吹き飛ばして捕集す
るように構成したオイルミストコレクタに於いて、
イルタを水平回転自在に収めたフイルタ室と、含ミスト
エアーを本体内部に吸引するファンを収めたファン室
と、排気室とを、夫々中央に通気口を開口した仕切板を
介して下から順番に縦型に連設形成する一方、上記ファ
ン室の内周面にはファンの回転によって吸引されたエア
ーが衝突する油吸着板を設け、且つ、本体の底部には流
下して来るミストを集めて排出する排出口を設けるこ
と。
に開口し、この空気吸込口の内側にフイルタ室の外壁を
位置させて、空気吸込口から本体内部に吸込まれる含ミ
ストエアーをこのフイルタ室の外壁に衝突させること。
回転軸に取付け、この回転軸をドラム状に造った回転式
フイルタの内部に食込ませて設けたケーシングの内部に
取付けられているモータの駆動部に直結すること。
の穴を穿設した開孔率が50〜60%のドラム円板によ
って構成、このドラム円板の内側には内面を基布とし、
外面を柔らかいスポンジ状の濾材で構成したフイルタを
取付けると共に、この回転式フイルタの外側面と、その
外周に設けた油吸着フイルタとの間隔を狭く構成するこ
と。
間を仕切る各仕切板の底面に、ファンの回転によって吸
引及び排気されるエアーを中央の通気口に向けてガイド
する案内羽根を設けること。
とファン室の間を仕切る仕切板の外側部に、捕集したミ
ストを下方に流下させる流出穴を設けること。
面に、断面略チャンネル型に構成した油吸着材付きのエ
リミネータ単体の上下の差込片を嵌込んで、多数のエリ
ミネータ単体を空気吸込口の内側と外側に向けて夫々交
互に噛み合せた状態に並設することができる多数の嵌込
溝を凹設すると共に、これ等多数の嵌込溝のうち、空気
吸込口の内側に向けて嵌込むエリミネータ単体用の嵌込
溝と、外側に向けて嵌込むエリミネータ単体の嵌込溝の
長さ寸法に違いを付けること。
く作用する。
トエアーを本体内に吸込むファンを、回転式フイルタの
内部ではなく、このフイルタを収めたフイルタ室とは別
にその上側に設けたファン室の内部に取付けて、含ミス
トエアーが直接ファンに触れないようにすると共に、フ
ァンには回転式フイルタの外周に設けた油吸着フイルタ
でオイルミストを分離、捕集し終えたエアーが接触する
ため、ファンにオイルミストが付着する量を可及的に少
くして、長時間に亘って安定した運転を可能にすると共
に、油吸着フイルタでオイルミストが捕集された含ミス
トエアーは、更にファンの回転によって勢い良く外周の
油吸着板に衝突してオイルミストを再度捕集させるた
め、オイルミストの捕集性能を更に向上させることを可
能にする。
の回転によって空気吸込口より本体内部に吸込んだ含ミ
ストエアーを、この空気吸込口の内側に位置させたフイ
ルタ室の外壁に衝突させて、オイルミストを油吸着フイ
ルタ及び油吸着板が捕集する前段で分離、捕集して、オ
イルミストの捕集性能を更に向上させることを可能にす
る。
フイルタとファンを1本の回転軸に取付け、且つ、この
回転軸をモータの駆動部に直結しているため、1台のモ
ータで回転式フイルタとファンの双方を回転できると共
に、このモータをファンが取付けられていない回転式フ
イルタの内部に食込ませた状態で取付けるため、モータ
が本体の外部に出張ることがなく、従って、オイルミス
トコレクタの全体をコンパクトに造ることを可能にす
る。
フイルタの外側面に多数の穴を穿設してその開孔率を5
0〜60%にしたため、この回転式フイルタが回転する
と遠心力によって内側に取付けた柔らかいスポンジ状の
フイルタが各穴から外側に食出すと共に、この回転式フ
イルタの外側面と、外周に設けた油吸着フイルタとの間
隔が狭く造られているため、この狭い間隔内に食出した
フイルタの突出部が、該間隔内のエアーを効果的に攪拌
するから、回転式フイルタを通過した含ミストエアーが
外周の油吸着フイルタと効率良く接触して、オイルミス
トの捕集性能を著しく向上させることを可能にする。
と回転式フイルタの回転によって旋回する気流は、各仕
切板の底面に設けた案内羽根にガイドされてフイルタ室
よりファン室内へ旋回流となった状態で導かれ、次い
で、フイルタ室から排気室へと同じく案内羽根にガイド
されて導かれるから、ファンの回転によって効率良く含
ミストエアーを本体内部に吸込んで、オイルミストを確
実に分離捕集することを可能にする。
フイルタ及び油吸着板に付着して飽和状態となり、これ
等フイルタ及び吸着板から滴下するオイルミストは、本
体及び仕切板に穿設した流出穴から下方に略直線状に落
下するため、このオイルミストを回転式フイルタに再付
着させることなく排出すること可能にする。
の回転によって空気吸込口から本体内部に吸引された含
ミストエアーは、先ず吸込口に設けた油吸着材付きのエ
リミネータに衝突して、可成りの量のオイルミストが捕
集されると共に、空気吸込口の上下両面に設けたエリミ
ネータ単体嵌込み用の溝に長さ寸法の違いを設けて、エ
リミネータ単体を逆向きに嵌込まないように方向性を持
たせているため、多数のエリミネータ単体を整然と交互
に噛み合うように並設した優れた捕集性を備えるエリミ
ネータを、空気吸込口の部分に簡単に、且つ、正確に構
築することを可能にする。
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。
機能を備えたオイルミストコレクタの好適な実施例を添
付した図面と共に詳細に説明する。
の外観を説明した側面図、図2はこのオイルミストコレ
クタの一部を破断して示した斜視図、図3は同じくオイ
ルミストコレクタの内部の構成を説明した側断面図であ
って、これ等の図面に於いて夫々符号1で全体的に示し
たのは全体を縦型に構成したオイルミストコレクタの本
体で、2はその一側に横向きに開口した空気吸込口、2
Tはこの空気吸込口2の底面に設けたドレーン受け、2
N…は空気吸込口2の口元2aを本体1の口部1bにパ
ッキンを介して取付ける締付ネジ、3は中間ケース体4
Tを介して本体1の上面部に取付けた排気口3a…を備
えた上ケース体で、その内部は排気室3Hに成ってお
り、また、その下段の中間ケース体4Tの内部がファン
室4Hに成っていて、更に、この中間ケース体4Tはそ
の下端の嵌込口4Taを図3に示すように本体1の上端
口1aに取外し自在に嵌合している。
上方に食い込むように形成した円筒状のケーシングで、
このケーシング1Zの内部には、周面に突設したフラン
ジ1Yを上記ケーシング1Zの底面に固定した状態で同
じく円筒状に形成したモータ台1Xが同心的に取付けら
れ、このモータ台1Xの内部にモータ4Mが固定され、
且つ、モータ台1Xに取付けた脚台1Tが本体1の全
体、即ち、オイルミストコレクタの全体を図1並びに図
3に示した立設状態に支持している。
台1Xの内部に吊下げた状態に固定する取付板で、この
取付板4Rの上面に突出したモータ4Mの回転軸4の上
端面に固定板4aを用いてファン4Fが固定され、ま
た、該回転軸4の下端部分には全体をドラム状に形成し
た回転式フイルタ7が取付けられていて、モータ4Mが
回転軸4を回転すると、ファン4Fと回転式フイルタ7
が夫々上述したファン室4Hと後述するフイルタ室の内
部で一体に回転するように構成されている。
に上述したケーシング1Zを中心にして同心的に設けた
円筒状のフイルタ室であって、このフイルタ室6の円筒
部6aの内周面には、内側を目の粗い金網6cでカバー
した油吸着フイルタ6bが抜き差し自在に嵌込まれてい
て、この様に油吸着フイルタ6bで外周を囲まれたハウ
ジングの内部で上記の回転式フイルタ7をモータ4Mに
よって回転するように構成する一方、フイルタ室6の底
面口6Hがこの回転式フイルタ7の内部に大きく口を広
げて、上記の空気吸込口2より吸込んだ含ミストエアー
を、図3に示した矢印の如く回転式フイルタ7の内側に
導く仕組に成っている。
円筒部6aの外壁であって、この外壁6Tは上記横向き
に開口した空気吸込口2の内側に位置しており、空気吸
込口2から吸込まれて来る含ミストエアーが回転式フイ
ルタ7の内部に入る前にこの外壁6Tに衝突してオイル
ミストが分離、捕集されると共に、この様に外壁6Tに
捕集(付着)されたオイルミストは底部に垂設した案内
板6Xを伝わって順次下方に滴下される仕組に成ってい
る。
フイルタ7の平面図と正面図、及び、図4に於けるX−
X線の断面図を示したものであって、図示したように全
体をドラム状に形成したこの回転式フイルタ7は、多数
の穴7b…を穿設してその開孔率を50〜60%に構成
した円筒体7aの上下両面に、中心に前述した回転軸4
を挿通して固定する軸穴7Hを穿設した天板7Xと、全
面的に大きく開口した底板7Yを夫々リベット7R…で
固定し、且つ、多数の穴7b…を穿設したその内周面に
基布7dに固定したスポンジのように柔らかな濾材7c
が取付けられると共に、この柔らかな濾材7cの底面を
上記大きく開口した底板7Yの外周に設けた鍔7Zが下
から支持するように構成されている。
タ7は、図3並びに図7に示すように上記フイルタ室6
の内側に設けた油吸着フイルタ6bの内部に狭い間隔L
(具体的には10〜20mm程度の間隔)をあけた状態
で同心的に、且つ、モータ4Mの回転軸4によって回転
自在に取付けられていて、回転式フイルタ7が回転する
と、濾材7cを通過した含ミストエアーをその遠心力に
よって外周に形成した油吸着フイルタ6bに勢い良く衝
突させると共に、同じく遠心力によってスポンジ状の柔
らかな濾材7cを図8に示すように円筒体7aに開孔率
50〜60%の比率で多数穿設した穴7b…より外周の
間隔Lに突出して、この突出した先端部7cT…が間隔
L内の気流を攪拌する仕組に成っている。
室4Hとその下側に設けたフイルタ室6の間を仕切る仕
切板8の中央に開口した通気口で、この仕切板8の底面
には上記の回転式フイルタ7の回転による遠心力によっ
て油吸着フイルタ6bに衝突してミストが捕集された後
の旋回気流を、中央の通気口4Eに集中的にガイドして
ファン室4Hに送り込む複数枚の案内羽根8a…が取付
けられ、更に、上述した排気室3Hとファン室4Hの間
を仕切る仕切板4Yの底面にも、ファン4Fの回転によ
って旋回する気流を中央の通気口4Sに集中的にガイド
して排気室3Hに送り込む複数枚の案内羽根4Xが設け
られている。
ァン室4Hの内部にファン4Fの外周を囲むように設け
た油吸着板であって、この油吸着板9は、ファン4Fの
回転によって外方に向けて旋回して勢い良く衝突して来
る含ミストエアーを反射させずにその内側面9aに設け
た油吸着材に付着させ、表面張力で付着を促進して飽和
したら滴下させる仕組に成っているが、油吸着板9は油
吸着材を用いずに金属板のみで構成する場合もある。
で、フイルタ室6の外壁6Tに捕集されたオイルミスト
は、飽和したら案内板6Xを伝わって順次この傾斜した
底面5aに滴下し、また、上述した回転式フイルタ7の
周面に設けた油吸着フイルタ6bに捕集され、更に、上
記の油吸着板9に捕集されたオイルミストは、同じく飽
和したら滴下して、仕切板8の外側部とフイルタ室6の
底面に夫々設けた流出穴8b及び6Vを通って順次この
傾斜した底面5aに流下し、次いで、排出口5から外部
の容器等に排出されるように構成されている。
したのは、上述した空気吸込口2の内側に設けたエリミ
ネータで、このエリミネータ10は図11に示したよう
に略チャンネル構造に造った多数本のエリミネータ単体
10T…を、図13に示したように空気吸込口2の内部
に、内側と外側から交互に噛み合わせ状態で並設して構
成する仕組に成っている。
ミネータ単体10T…は、図11並びに図12に示すよ
うに、左右両端に形成した脚片10aの下端部に外部下
方に突出する嵌込片10bが夫々形成されていて、これ
等各嵌込片10b…を図9並びに図10に示すように空
気吸込口2の内側の上面2Uと底面2Rに形成した多数
の嵌込溝2L…と2S…に夫々嵌込むことによって、図
2並びに図13の如く並設状態に取付けられる。
うち、一方の嵌込溝2Lは図10に示すように空気吸込
口2に向けて若干長目に形成され、他方の嵌込溝2Sは
これよりも若干短目に形成されていて、この溝寸法の長
さの違いによってエリミネータ単体10Tの嵌込み方向
に方向性を定める仕組に成っている。
説明すると、若干長目に形成した一方の嵌込溝2Lと短
目に形成した他方の嵌込溝2Sとは、図10に示す如く
2本ずつ交互に構成されていて、エリミネータ単体10
Tの取付けに当っては、先ず各短目に形成した他方の嵌
込溝2S…を用いて複数本のエリミネータ単体10T…
を夫々開口部を空気吸込口2の内側(図13に於いて下
向き)に向けた状態に嵌込んで並設し、次いで、長目に
形成した一方の嵌込溝2L…を用いて複数本のエリミネ
ータ単体10T…を夫々開口部を空気吸込口2の外側
(図14に於いて上向き)に向けた状態で嵌込んで並設
することによって、各エリミネータ単体10T…を図1
3に示すように交互に噛み合わせた状態で並設すること
ができる。
図9に於いて2b…は締付ネジ2N用のネジ穴を示し、
また、図10と図13に於いて2Hはエリミネータ単体
10Tの嵌込み方向を規制する突子であって、この突子
2Hの存在によって長目に形成した一方の嵌込溝2Lに
は、エリミネータ単体10Tを図13に於いて下向きに
は嵌め込めないように規制している。
イルミストコレクタは以上述べた如き構成であるから、
モータ4Mによるファン4Fの回転によって空気吸込口
2aから本体1内に吸込まれた含ミストエアーは、図2
並びに図3に示した矢印の如く、先ず空気吸込口2の内
側に設けたエリミネータ10と、この空気吸込口2の内
側に位置するフイルタ室6の外壁6Tに当って順次オイ
ルミストが分離、捕集され、次いで、フイルタ室6の回
転式フイルタ7の内側に入り、ここでファン4Fと共に
回転する回転式フイルタ7の濾材7cによって整流さ
れ、且つ、オイルミストが凝集されて次第に粗粒化さ
れ、更に、回転式フイルタ7の回転による遠心力を受け
てこの粗粒化されたオイルミストが勢い良く外周の油吸
着フイルタ6bに衝突して、ここで再度オイルミストが
分離、捕集される。
タ7のドラム周面と外周の油吸着フイルタ6bの間隔L
が10〜20mmと極めて狭く造られており、而かも、
回転式フイルタ7の回転に従ってこの狭い間隔Lに遠心
力によって図8に示すように穴7b…からスポンジ状の
柔らかな濾材7cの先端部7cTが突出して、間隔L内
の気流を攪拌するため、油吸着フイルタ6bによるオイ
ルミストの分離、捕集をより効果的に行うことができ
る。
ム開孔率、即ち、円筒部6aに穿設した穴7b…の開孔
率(%)と、油吸着フイルタ6bによるオイルミストの
捕集効率(%)の関係を示した線図で、この関係からド
ラム開孔率は50〜60%がもっとも効果的であること
が判明した。
イルミストが捕集された気流は、旋回気流となって図3
に示した矢印の如く案内羽根8a…に案内されてファン
室4Hに流入し、ここでファン4Fの回転によって勢い
良く外周の油吸着板9に衝突して残余のオイルミストが
再び付着、捕集され、その後、案内羽根4Xに案内され
て排気室3Hより外部に排気される。
板9に捕集及び付着されたオイルミストは、飽和状態に
なると夫々滴下して仕切板8とフイルタ室6の底面に形
成した流出穴8b及び6Vを通って流下され、本体1の
底面に設けた排出口5から外部容器等へ排出される。
離捕集機能を備えたオイルミストコレクタによれば、入
口に並設したエリミネータを含めて合計5回の分離と整
流と捕集が成されるため、気流の中から殆ど全てのオイ
ルミストを高性能に除去できる利点を発揮できるもので
あって、ファンにオイルミストが付着しないようにした
点、飽和により滴下したオイルミストが回転式フイルタ
に再付着しない点、エリミネータを空気吸込口の部分
に、簡単に、且つ、正確に並設できるようにした点、並
びに、モータを本体内部に組込んで全体をコンパクトに
造ることができる点と相俟って、各種オイルミストの捕
集に用いて洵に好適なものである。
した側面図である。
部破断斜視図である。
した側断面図である。
イルタの内側に嵌込む状態を説明した一部断面構成図で
ある。
している状態を示した要部の説明図である。
図である。
斜視図である。
ある。
気吸込口部分の平断面図である。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 空気吸込口から本体内部に吸引した含ミ
ストエアーを、本体内部に取付けたドラム状の回転式フ
イルタを通すことによってミストを付着して凝集し、次
いで、この凝集したミストを回転式フイルタの遠心力に
よって外周に設けた油吸着フイルタに吹き飛ばして捕集
するように構成したオイルミストコレクタに於いて、 上記の本体内部に上記の回転式フイルタを水平回転自在
に収めたフイルタ室と、含ミストエアーを本体内部に吸
引するファンを収めたファン室と、排気室とを、夫々中
央に通気口を開口した仕切板を介して下から順番に縦型
に連設形成する一方、上記ファン室の内周面にはファン
の回転によって吸引されたエアーが衝突する油吸着板を
設け、且つ、本体の底部には流下して来るミストを集め
て排出する排出口を設けたことを特徴とする遠心分離捕
集機能を備えたオイルミストコレクタ。 - 【請求項2】 本体の一側に空気吸込口を横向きに開口
し、この空気吸込口の内側にフイルタ室の外壁を位置さ
せて、空気吸込口から本体内部に吸込まれる含ミストエ
アーをこのフイルタ室の外壁に衝突させるように構成し
たことを特徴とする請求項1記載の遠心分離捕集機能を
備えたオイルミストコレクタ。 - 【請求項3】 回転式フイルタとファンを1本の回転軸
に取付け、この回転軸をドラム状に造った回転式フイル
タの内部に食込ませて設けたケーシングの内部に取付け
られているモータの駆動部に直結したことを特徴とする
請求項1記載の遠心分離捕集機能を備えたオイルミスト
コレクタ。 - 【請求項4】 回転式フイルタの外側面を、多数の穴を
穿設した開孔率が50〜60%のドラム円板によって構
成、このドラム円板の内側には内面を基布とし、外面を
柔らかいスポンジ状の濾材で構成したフイルタを取付け
ると共に、この回転式フイルタの外側面と、その外周に
設けた油吸着フイルタとの間隔を狭く構成したことを特
徴とする請求項1記載の遠心分離捕集機能を備えたオイ
ルミストコレクタ。 - 【請求項5】 フイルタ室とファン室と排気室の間を仕
切る各仕切板の底面に、ファンの回転によって吸引及び
排気されるエアーを中央の通気口に向けてガイドする案
内羽根を設けたことを特徴とする請求項1記載の遠心分
離捕集機能を備えたオイルミストコレクタ。 - 【請求項6】 フイルタ室の底面と、フイルタ室とファ
ン室の間を仕切る仕切板の外側部に、捕集したミストを
下方に流下させる流出穴を設けたことを特徴とする請求
項1記載の遠心分離捕集機能を備えたオイルミストコレ
クタ。 - 【請求項7】 本体に設けた空気吸込口の上下両面に、
断面略チャンネル型に構成した油吸着材付きのエリミネ
ータ単体の上下の差込片を嵌込んで、多数のエリミネー
タ単体を空気吸込口の内側と外側に向けて夫々交互に噛
み合せた状態に並設することができる多数の嵌込溝を凹
設すると共に、これ等多数の嵌込溝のうち、空気吸込口
の内側に向けて嵌込むエリミネータ単体用の嵌込溝と、
外側に向けて嵌込むエリミネータ単体の嵌込溝の長さ寸
法に違いを付けたことを特徴とする請求項1記載の遠心
分離捕集機能を備えたオイルミストコレクタ。
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JP33062994A JP3264783B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 遠心分離捕集機能を備えたオイルミストコレクタ |
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