JP3262763B2 - 車両用バンパへのランプ取付構造及び取付方法 - Google Patents
車両用バンパへのランプ取付構造及び取付方法Info
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- JP3262763B2 JP3262763B2 JP1521299A JP1521299A JP3262763B2 JP 3262763 B2 JP3262763 B2 JP 3262763B2 JP 1521299 A JP1521299 A JP 1521299A JP 1521299 A JP1521299 A JP 1521299A JP 3262763 B2 JP3262763 B2 JP 3262763B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のバンパに設
けられた凹部に例えばフォグランプなどのランプが取り
付けられるように構成された車両用バンパへのランプ取
付構造、及び、上記ランプをバンパに対し固定する車両
用バンパへのランプ取付方法に関する。
けられた凹部に例えばフォグランプなどのランプが取り
付けられるように構成された車両用バンパへのランプ取
付構造、及び、上記ランプをバンパに対し固定する車両
用バンパへのランプ取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両のヘッドランプをブラケ
ットを介して車体に取り付けるものが知られている(例
えば、特開平4−113943号公報参照)。また、車
両のバンパに設けられた凹部に車幅灯を取り付けるよう
に構成したものが知られている。(例えば、実開昭59
−47556号公報参照)。このものでは、バンパフェ
イスに開口した凹部に車幅灯を挿入し、このランプをバ
ンパフェイス側からボルトなどによる締結を行うことに
よってバンパに固定するようにしている。
ットを介して車体に取り付けるものが知られている(例
えば、特開平4−113943号公報参照)。また、車
両のバンパに設けられた凹部に車幅灯を取り付けるよう
に構成したものが知られている。(例えば、実開昭59
−47556号公報参照)。このものでは、バンパフェ
イスに開口した凹部に車幅灯を挿入し、このランプをバ
ンパフェイス側からボルトなどによる締結を行うことに
よってバンパに固定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バンパに対
してフォグランプなどのランプを取り付けるように構成
したものにおいて、上記バンパのバンパフェイスに開口
した凹部に対しランプを挿入し、ボルトなどによる締結
を上記バンパの下側から行うようにすることが考えられ
る。すなわち、上記ランプを凹部内に挿入し、このラン
プに設けられた取付孔と、バンパの下側に形成された取
付孔との位置を合わせた後に、上記バンパフェイスの開
口が下向きとなるようにこのバンパの向きを変え、両取
付孔内にボルトを挿入して締結することが考えられる。
このようにすれば、締結部分が外観上現れなくなるた
め、見栄えを良くすることができるようになる。
してフォグランプなどのランプを取り付けるように構成
したものにおいて、上記バンパのバンパフェイスに開口
した凹部に対しランプを挿入し、ボルトなどによる締結
を上記バンパの下側から行うようにすることが考えられ
る。すなわち、上記ランプを凹部内に挿入し、このラン
プに設けられた取付孔と、バンパの下側に形成された取
付孔との位置を合わせた後に、上記バンパフェイスの開
口が下向きとなるようにこのバンパの向きを変え、両取
付孔内にボルトを挿入して締結することが考えられる。
このようにすれば、締結部分が外観上現れなくなるた
め、見栄えを良くすることができるようになる。
【0004】ところが、上記ランプを凹部内に挿入した
状態であっても、このランプが凹部内で自由に動く状態
であれば、上記のようにバンパフェイスの開口が下向き
となるようにバンパの向きを変えたときに、上記ランプ
が凹部から脱落してしまうようになる。このため、上記
ランプが脱落しないようにして取付作業を行わなければ
ならず、取付作業が煩雑になってしまうという不都合が
ある。また、このランプをバンパに締結して固定する固
定作業を行うときに、上記ランプが動いて(逃げて)し
まうのであれば、ランプ側の取付孔とバンパ側の取付孔
とをうまく合わせることが困難となってしまう。このた
め、取付作業がより一層煩雑になってしまうという不都
合がある。
状態であっても、このランプが凹部内で自由に動く状態
であれば、上記のようにバンパフェイスの開口が下向き
となるようにバンパの向きを変えたときに、上記ランプ
が凹部から脱落してしまうようになる。このため、上記
ランプが脱落しないようにして取付作業を行わなければ
ならず、取付作業が煩雑になってしまうという不都合が
ある。また、このランプをバンパに締結して固定する固
定作業を行うときに、上記ランプが動いて(逃げて)し
まうのであれば、ランプ側の取付孔とバンパ側の取付孔
とをうまく合わせることが困難となってしまう。このた
め、取付作業がより一層煩雑になってしまうという不都
合がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、車両用バンパ
に形成された凹部にランプを取り付ける場合に、このラ
ンプの取付作業の容易化を図ることにある。
たものであり、その目的とするところは、車両用バンパ
に形成された凹部にランプを取り付ける場合に、このラ
ンプの取付作業の容易化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、ボルトなどによる固定を行う前に、ラ
ンプがバンパに対し保持されるようにこのランプをバン
パに係止させれば、上記の課題が解決できる点に着目し
て本発明を完成するに至ったものである。
に、本発明者は、ボルトなどによる固定を行う前に、ラ
ンプがバンパに対し保持されるようにこのランプをバン
パに係止させれば、上記の課題が解決できる点に着目し
て本発明を完成するに至ったものである。
【0007】具体的に、第1の発明は車両用バンパへの
ランプ取付構造に係り、バンパフェイスに開口した凹部
にランプが挿入されてこのランプがバンパに固定される
車両用バンパへのランプ取付構造を対象とし、この構造
として、上記ランプを、車体側に延びるブラケットを備
えたものとし、上記バンパを、上記凹部奥の縦壁に形成
された上記ブラケットが挿入されるブラケット挿入孔
と、上記凹部の内壁に形成され上記ブラケットを固定す
る固定部とを備えたものとする。そして、上記ブラケッ
ト挿入孔周縁に、上記ランプを上記凹部に挿入する際に
上記ブラケットが通過することを許容し、かつ、このブ
ラケットが上記ブラケット挿入孔から抜けることを阻止
するように上記ブラケットに係合する第1係止部と、上
記ランプを上記バンパに対し固定する際に上記ブラケッ
トが上記第1係止部から上記バンパの固定部に向かって
ランプ挿入方向と略直交する方向に移動することを許容
し、かつ、このブラケットが上記第1係止部側に移動す
ること及び上記ブラケット挿入孔から抜けることの双方
を阻止するように上記ブラケットと係合する第2係止部
とが形成することを特定事項とする構造である。
ランプ取付構造に係り、バンパフェイスに開口した凹部
にランプが挿入されてこのランプがバンパに固定される
車両用バンパへのランプ取付構造を対象とし、この構造
として、上記ランプを、車体側に延びるブラケットを備
えたものとし、上記バンパを、上記凹部奥の縦壁に形成
された上記ブラケットが挿入されるブラケット挿入孔
と、上記凹部の内壁に形成され上記ブラケットを固定す
る固定部とを備えたものとする。そして、上記ブラケッ
ト挿入孔周縁に、上記ランプを上記凹部に挿入する際に
上記ブラケットが通過することを許容し、かつ、このブ
ラケットが上記ブラケット挿入孔から抜けることを阻止
するように上記ブラケットに係合する第1係止部と、上
記ランプを上記バンパに対し固定する際に上記ブラケッ
トが上記第1係止部から上記バンパの固定部に向かって
ランプ挿入方向と略直交する方向に移動することを許容
し、かつ、このブラケットが上記第1係止部側に移動す
ること及び上記ブラケット挿入孔から抜けることの双方
を阻止するように上記ブラケットと係合する第2係止部
とが形成することを特定事項とする構造である。
【0008】ここで、ブラケットとしては、その先端部
に、その中間部よりも幅広になった爪部を形成したもの
とし、第1係止部としては、上記ブラケットが通過する
隙間がこのブラケットの中間部の幅よりも広く、かつ上
記爪部の幅よりも狭くなるようにブラケット挿入孔周縁
の少なくとも一側から上記ブラケット挿入孔の中央に向
かって突出した弾性舌状片を備えたものとし、この弾性
舌状片を、上記ランプを凹部に挿入する際に上記ブラケ
ットの爪部により押されることにより弾性変形して上記
爪部が上記弾性舌状片を有するブラケット挿入孔を通過
することを許容する一方、上記爪部が通過することによ
って弾性復元し、上記ブラケットが上記ブラケット挿入
孔から抜けることを阻止するように構成すればよい。そ
して、第2係止部としては、上記ブラケットが通過する
隙間がこのブラケットの中間部の幅よりも幅狭となるよ
うに上記弾性舌状片に隣接した位置で上記ブラケット挿
入孔周縁の少なくとも一側から上記ブラケット挿入孔の
中央に向かって突出した弾性突状片と、この弾性突状片
を挟んで上記第1係止部とは反対側の位置で上記ブラケ
ットの中間部の幅よりも広くかつ上記爪部の幅よりも狭
い間隔となるように互いに離されて配設された一対の係
止壁とを備えたものとし、上記弾性突状片は、上記ブラ
ケットが上記第1係止部側から第2係止部側に移動する
際にこのブラケットに押されることにより弾性変形して
上記ブラケットが上記弾性突状片を有する第2係止部側
に通過することを許容する一方、上記ブラケットが通過
することによって弾性復元し、このブラケットが上記第
1係止部側に移動することを阻止するように構成すれば
よい。また、上記バンパの固定部としては、例えば、ボ
ルトなどの締結部材が貫通する貫通孔により構成すれば
よい。
に、その中間部よりも幅広になった爪部を形成したもの
とし、第1係止部としては、上記ブラケットが通過する
隙間がこのブラケットの中間部の幅よりも広く、かつ上
記爪部の幅よりも狭くなるようにブラケット挿入孔周縁
の少なくとも一側から上記ブラケット挿入孔の中央に向
かって突出した弾性舌状片を備えたものとし、この弾性
舌状片を、上記ランプを凹部に挿入する際に上記ブラケ
ットの爪部により押されることにより弾性変形して上記
爪部が上記弾性舌状片を有するブラケット挿入孔を通過
することを許容する一方、上記爪部が通過することによ
って弾性復元し、上記ブラケットが上記ブラケット挿入
孔から抜けることを阻止するように構成すればよい。そ
して、第2係止部としては、上記ブラケットが通過する
隙間がこのブラケットの中間部の幅よりも幅狭となるよ
うに上記弾性舌状片に隣接した位置で上記ブラケット挿
入孔周縁の少なくとも一側から上記ブラケット挿入孔の
中央に向かって突出した弾性突状片と、この弾性突状片
を挟んで上記第1係止部とは反対側の位置で上記ブラケ
ットの中間部の幅よりも広くかつ上記爪部の幅よりも狭
い間隔となるように互いに離されて配設された一対の係
止壁とを備えたものとし、上記弾性突状片は、上記ブラ
ケットが上記第1係止部側から第2係止部側に移動する
際にこのブラケットに押されることにより弾性変形して
上記ブラケットが上記弾性突状片を有する第2係止部側
に通過することを許容する一方、上記ブラケットが通過
することによって弾性復元し、このブラケットが上記第
1係止部側に移動することを阻止するように構成すれば
よい。また、上記バンパの固定部としては、例えば、ボ
ルトなどの締結部材が貫通する貫通孔により構成すれば
よい。
【0009】この場合、ランプを凹部内に挿入すれば、
まず、ブラケットの爪部が第1係止部の弾性舌状片を押
して、上記爪部がブラケット挿入孔を通過する。そし
て、この爪部がブラケット挿入孔を通過すれば上記爪部
と弾性舌状片とが互いに係合して上記ブラケットがブラ
ケット挿入孔から抜けることが阻止される。このため、
上記ランプが凹部から脱落することが防止される。
まず、ブラケットの爪部が第1係止部の弾性舌状片を押
して、上記爪部がブラケット挿入孔を通過する。そし
て、この爪部がブラケット挿入孔を通過すれば上記爪部
と弾性舌状片とが互いに係合して上記ブラケットがブラ
ケット挿入孔から抜けることが阻止される。このため、
上記ランプが凹部から脱落することが防止される。
【0010】そして、今度は、このランプ若しくはブラ
ケットを把持して、このブラケットを第2係止部側に移
動させる。このとき、上記ブラケットが弾性突状片を押
して上記ブラケットが第2係止部側に移動する。そし
て、このブラケットと弾性突状片とが係合して、このブ
ラケットが上記第1係止部側に移動することが阻止され
る。さらに、上記ブラケットの爪部が係止壁と係合する
ことにより、上記ブラケットがブラケット挿入孔から抜
けることが阻止される。これにより、上記ランプがバン
パに固定される姿勢である取付姿勢に保持される。この
ため、上記バンパの向きを変えて、例えば、バンパフェ
イスの開口が下向きになるようにしても上記ランプの凹
部からの脱落が阻止される。さらに、上記ブラケットを
ボルトなどによってバンパの固定部に固定する際の上記
ランプの逃げも阻止される。その結果、上記ランプの取
付作業の容易化が図られる。
ケットを把持して、このブラケットを第2係止部側に移
動させる。このとき、上記ブラケットが弾性突状片を押
して上記ブラケットが第2係止部側に移動する。そし
て、このブラケットと弾性突状片とが係合して、このブ
ラケットが上記第1係止部側に移動することが阻止され
る。さらに、上記ブラケットの爪部が係止壁と係合する
ことにより、上記ブラケットがブラケット挿入孔から抜
けることが阻止される。これにより、上記ランプがバン
パに固定される姿勢である取付姿勢に保持される。この
ため、上記バンパの向きを変えて、例えば、バンパフェ
イスの開口が下向きになるようにしても上記ランプの凹
部からの脱落が阻止される。さらに、上記ブラケットを
ボルトなどによってバンパの固定部に固定する際の上記
ランプの逃げも阻止される。その結果、上記ランプの取
付作業の容易化が図られる。
【0011】また、ブラケットに爪部を設けることによ
って、このブラケットはランプをバンパへの固定するこ
とと、このランプの脱落または逃げを阻止することとの
双方の機能を有することになり、部品点数の低減化が図
られる。
って、このブラケットはランプをバンパへの固定するこ
とと、このランプの脱落または逃げを阻止することとの
双方の機能を有することになり、部品点数の低減化が図
られる。
【0012】一方、第2の発明は車両用バンパへのラン
プ取付方法に係り、バンパフェイスに開口した凹部にラ
ンプを挿入してこのランプをバンパに固定する車両用バ
ンパへのランプ取付方法を対象とし、この方法におい
て、上記バンパフェイスの開口が水平方向若しくは水平
方向よりも上向きとなるような姿勢にされたバンパに対
して上記ランプを上記バンパフェイスの開口から上記凹
部に挿入し、上記ランプが上記凹部から抜けないように
このランプから突出したブラケットを上記凹部奥の第1
係止部に係止する第1係止を行い、上記ブラケットをラ
ンプ挿入方向と略直交する方向に動かして上記ブラケッ
トが上記第1係止部側に移動しないように、かつ、上記
ランプが上記凹部から抜けないように上記ブラケットを
上記凹部奥の第2係止部に係止する第2係止を行った後
に、上記バンパフェイスの開口が下向きとなるように上
記バンパの向きを変えて、上記ブラケットをこのバンパ
に設けられた固定部に結合することを特定事項とする方
法である。この場合、まず、ブラケットを第1係止部に
係止させる第1係止を行うことによって、このランプが
凹部から脱落することが阻止される。次いで、上記ブラ
ケットを第2係止部に係止させる第2係止を行うことに
より、バンパフェイスの開口が下向きになるように上記
バンパの向きを変えた際に上記ランプがバンパの凹部か
ら脱落すること、及び、このランプをボルトなどにより
バンパに固定する際にランプが逃げることが共に阻止さ
れる。その結果、ランプの取付作業の容易化が図られ
る。
プ取付方法に係り、バンパフェイスに開口した凹部にラ
ンプを挿入してこのランプをバンパに固定する車両用バ
ンパへのランプ取付方法を対象とし、この方法におい
て、上記バンパフェイスの開口が水平方向若しくは水平
方向よりも上向きとなるような姿勢にされたバンパに対
して上記ランプを上記バンパフェイスの開口から上記凹
部に挿入し、上記ランプが上記凹部から抜けないように
このランプから突出したブラケットを上記凹部奥の第1
係止部に係止する第1係止を行い、上記ブラケットをラ
ンプ挿入方向と略直交する方向に動かして上記ブラケッ
トが上記第1係止部側に移動しないように、かつ、上記
ランプが上記凹部から抜けないように上記ブラケットを
上記凹部奥の第2係止部に係止する第2係止を行った後
に、上記バンパフェイスの開口が下向きとなるように上
記バンパの向きを変えて、上記ブラケットをこのバンパ
に設けられた固定部に結合することを特定事項とする方
法である。この場合、まず、ブラケットを第1係止部に
係止させる第1係止を行うことによって、このランプが
凹部から脱落することが阻止される。次いで、上記ブラ
ケットを第2係止部に係止させる第2係止を行うことに
より、バンパフェイスの開口が下向きになるように上記
バンパの向きを変えた際に上記ランプがバンパの凹部か
ら脱落すること、及び、このランプをボルトなどにより
バンパに固定する際にランプが逃げることが共に阻止さ
れる。その結果、ランプの取付作業の容易化が図られ
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における車
両用バンパへのランプ取付構造及び取付方法によれば、
ランプの取付作業のときにバンパフェイスの開口が下向
きになるようにバンパの向きを変えても凹部からランプ
が脱落することを阻止することができ、かつ、ランプを
固定するときに上記ランプが逃げることも阻止すること
ができる。このため、ランプの取付作業の容易化を図る
ことができる。
両用バンパへのランプ取付構造及び取付方法によれば、
ランプの取付作業のときにバンパフェイスの開口が下向
きになるようにバンパの向きを変えても凹部からランプ
が脱落することを阻止することができ、かつ、ランプを
固定するときに上記ランプが逃げることも阻止すること
ができる。このため、ランプの取付作業の容易化を図る
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
基いて説明する。
【0015】図1は、本発明の実施形態に係る車体前側
(図示省略)の車両用バンパ1の車幅方向正面左端の部
分を示し、3は上記バンパ1に形成された凹部11に挿
入されたランプとしてのフォグランプである。このフォ
グランプ3は、図2に示すように、上記バンパ1の凹部
11内に挿入された状態で、ブラケット33を介してバ
ンパ1に固定されるようになっている。
(図示省略)の車両用バンパ1の車幅方向正面左端の部
分を示し、3は上記バンパ1に形成された凹部11に挿
入されたランプとしてのフォグランプである。このフォ
グランプ3は、図2に示すように、上記バンパ1の凹部
11内に挿入された状態で、ブラケット33を介してバ
ンパ1に固定されるようになっている。
【0016】上記凹部11は、図2または図3に示すよ
うに、上記バンパ1のバンパフェイス43に開口し車体
側に凹となるように形成されている。そして、上記凹部
11の車幅方向の左右の側壁には、図3に示すように、
この凹部11の車体側が狭くなるような段差部27が設
けられている。そして、この段差部27には、後述する
フォグランプ3のガイドピン31(同図の2点鎖線参
照)が挿入されるガイド溝13が形成されている。な
お、図3においては、車幅方向正面右側のガイド溝の図
示を省略しているが、この車幅方向正面右側のガイド溝
は、図3に示す左側のガイド溝13と対称形状となるよ
うに形成されている。上記ガイド溝13は、上記段差部
27の車体前後方向に向いた壁28に対し車幅方向に延
びるように開設された第1ガイド溝13aと、車幅方向
に向いた壁30に対し鉤状に開設された第2ガイド溝1
3bとで構成されている。そして、上記それぞれの壁2
8,30に開設された両溝13a,13bが上記段差部
27の角部分において互いに連結するようになってい
る。
うに、上記バンパ1のバンパフェイス43に開口し車体
側に凹となるように形成されている。そして、上記凹部
11の車幅方向の左右の側壁には、図3に示すように、
この凹部11の車体側が狭くなるような段差部27が設
けられている。そして、この段差部27には、後述する
フォグランプ3のガイドピン31(同図の2点鎖線参
照)が挿入されるガイド溝13が形成されている。な
お、図3においては、車幅方向正面右側のガイド溝の図
示を省略しているが、この車幅方向正面右側のガイド溝
は、図3に示す左側のガイド溝13と対称形状となるよ
うに形成されている。上記ガイド溝13は、上記段差部
27の車体前後方向に向いた壁28に対し車幅方向に延
びるように開設された第1ガイド溝13aと、車幅方向
に向いた壁30に対し鉤状に開設された第2ガイド溝1
3bとで構成されている。そして、上記それぞれの壁2
8,30に開設された両溝13a,13bが上記段差部
27の角部分において互いに連結するようになってい
る。
【0017】また、上記凹部11奥の縦壁25には、図
2または図4に示すように、上記ブラケット33が貫通
するブラケット挿入孔29が形成されている。このブラ
ケット挿入孔29周縁には、第1係止部としての一対の
弾性舌状片17,17と、第2係止部としての一対の弾
性突状片21,21及び一対の係止壁23,23とが形
成され、上記弾性舌状片17,17は弾性突状片21,
21の上側位置に配設されている。
2または図4に示すように、上記ブラケット33が貫通
するブラケット挿入孔29が形成されている。このブラ
ケット挿入孔29周縁には、第1係止部としての一対の
弾性舌状片17,17と、第2係止部としての一対の弾
性突状片21,21及び一対の係止壁23,23とが形
成され、上記弾性舌状片17,17は弾性突状片21,
21の上側位置に配設されている。
【0018】上記弾性舌状片17,17は、ブラケット
挿入孔29周縁の車幅方向の両側からブラケット挿入孔
29の中央Cに向かって互いに突き合わすように突出し
ており、この弾性舌状片17,17の先端間の距離は、
後述するブラケット33の中間部45の幅よりも広く、
かつ、爪部35の幅よりも狭くなるように設定されてい
る。また、上記各弾性舌状片17は、その先端が車体前
後方向に弾性的に撓むようになっている。
挿入孔29周縁の車幅方向の両側からブラケット挿入孔
29の中央Cに向かって互いに突き合わすように突出し
ており、この弾性舌状片17,17の先端間の距離は、
後述するブラケット33の中間部45の幅よりも広く、
かつ、爪部35の幅よりも狭くなるように設定されてい
る。また、上記各弾性舌状片17は、その先端が車体前
後方向に弾性的に撓むようになっている。
【0019】一方、上記弾性突状片21,21は、上記
弾性舌状片17,17に隣接した位置で上記ブラケット
挿入孔29周縁の車幅方向の両側からその中央Cに向か
って相対向するように斜め下方に突出して形成されてい
る。そして、その先端間の距離は上記ブラケット33の
中間部45の幅よりも狭くなるように設定されている。
この各弾性突状片21は、その先端が上下方向に弾性的
に撓むようになっている。一方、上記係止壁23,23
は、上記弾性突状片21,21から下方に向かって上記
ブラケット挿入孔29の中央C側に傾斜して形成されて
おり、この両係止壁23,23は、上記ブラケット33
の中間部45の幅よりも広く、かつ、爪部35の幅より
も狭くなるように互いに離されて配設されている。
弾性舌状片17,17に隣接した位置で上記ブラケット
挿入孔29周縁の車幅方向の両側からその中央Cに向か
って相対向するように斜め下方に突出して形成されてい
る。そして、その先端間の距離は上記ブラケット33の
中間部45の幅よりも狭くなるように設定されている。
この各弾性突状片21は、その先端が上下方向に弾性的
に撓むようになっている。一方、上記係止壁23,23
は、上記弾性突状片21,21から下方に向かって上記
ブラケット挿入孔29の中央C側に傾斜して形成されて
おり、この両係止壁23,23は、上記ブラケット33
の中間部45の幅よりも広く、かつ、爪部35の幅より
も狭くなるように互いに離されて配設されている。
【0020】また、上記凹部11の下側の内壁には、図
2に示すように、上記ブラケット33をバンパ1に固定
するためのボルト41が貫通する固定部としての取付孔
47が形成されている。
2に示すように、上記ブラケット33をバンパ1に固定
するためのボルト41が貫通する固定部としての取付孔
47が形成されている。
【0021】上記フォグランプ3は、図5に示すよう
に、その両側面からそれぞれ外方に突出するガイドピン
31,31と、その後部から後方(車体側)に延びるブ
ラケット33とを備えている。このブラケット33に
は、図6に示すように、このブラケット33をフォグラ
ンプ3に取り付けるための第1取付孔39と、このフォ
グランプ3が取り付けられたブラケット33をバンパ1
に固定するための第2取付孔37とが形成されている。
そして、上記第2取付孔37にはねじ山が形成されてい
る。また、上記ブラケット33の先端部分には左右方向
(車幅方向)の外方に突出し、先端に向かって徐々に幅
狭となる爪部35が形成されており、このブラケット3
3の中間部45に比べて幅広になっている。
に、その両側面からそれぞれ外方に突出するガイドピン
31,31と、その後部から後方(車体側)に延びるブ
ラケット33とを備えている。このブラケット33に
は、図6に示すように、このブラケット33をフォグラ
ンプ3に取り付けるための第1取付孔39と、このフォ
グランプ3が取り付けられたブラケット33をバンパ1
に固定するための第2取付孔37とが形成されている。
そして、上記第2取付孔37にはねじ山が形成されてい
る。また、上記ブラケット33の先端部分には左右方向
(車幅方向)の外方に突出し、先端に向かって徐々に幅
狭となる爪部35が形成されており、このブラケット3
3の中間部45に比べて幅広になっている。
【0022】つぎに、上記バンパ1へのフォグランプ3
の取付方法について、図4及び図7に基づいて説明する
と共に、上記実施形態の作用・効果を説明する。
の取付方法について、図4及び図7に基づいて説明する
と共に、上記実施形態の作用・効果を説明する。
【0023】バンパ1へのフォグランプ3の取り付けに
先がけて、予めブラケット33の第1取付孔39にビス
等の締結手段により、このブラケット33をフォグラン
プ3に取り付けておく。
先がけて、予めブラケット33の第1取付孔39にビス
等の締結手段により、このブラケット33をフォグラン
プ3に取り付けておく。
【0024】しかる後、フォグランプ3をバンパフェイ
ス43の開口から凹部11に挿入する(図7の第1工程
P1参照)。このとき、上記フォグランプ3の各ガイド
ピン31を凹部11のガイド溝13内に挿入するように
する。次いで、上記ブラケット33の爪部35を弾性舌
状片17,17の間に挿入する。このとき、上記各弾性
舌状片17が上記爪部35に押されることによって車体
側に撓んで、上記ブラケット33の爪部35が上記弾性
舌状片17,17間を通過する(同図の第2工程P2参
照)。そして、上記爪部35が通過することにより上記
各弾性舌状片17が弾性復元する。このため、上記爪部
35と弾性舌状片17,17とが互いに係合して、上記
フォグランプ3が凹部11から脱落することを阻止する
ことができる。
ス43の開口から凹部11に挿入する(図7の第1工程
P1参照)。このとき、上記フォグランプ3の各ガイド
ピン31を凹部11のガイド溝13内に挿入するように
する。次いで、上記ブラケット33の爪部35を弾性舌
状片17,17の間に挿入する。このとき、上記各弾性
舌状片17が上記爪部35に押されることによって車体
側に撓んで、上記ブラケット33の爪部35が上記弾性
舌状片17,17間を通過する(同図の第2工程P2参
照)。そして、上記爪部35が通過することにより上記
各弾性舌状片17が弾性復元する。このため、上記爪部
35と弾性舌状片17,17とが互いに係合して、上記
フォグランプ3が凹部11から脱落することを阻止する
ことができる。
【0025】そして、上記フォグランプ3をバンパ1に
保持される姿勢(取付姿勢)とするために、上記各ガイ
ドピン31をガイド溝13に沿って移動させる。このよ
うにすれば、上記ブラケット33が弾性突状片21,2
1側に移動する(同図の第3工程P3または図4(b)
参照)。このとき、上記弾性突状片21,21が上記ブ
ラケット33に押されることによって下方に撓んで、上
記ブラケット33が上記弾性突状片21,21間を通過
する(図4(c)参照)。そして、上記ブラケット33
が上記弾性突状片21,21間を通過することによりこ
の弾性突状片21が弾性復元し、この弾性突状片21,
21の先端間の距離が上記ブラケット33の中間部45
の幅よりも狭くなる(図4(d)参照)。その結果、上
記ブラケット33が弾性舌状片17,17側へ移動しよ
うとしても上記弾性突状片21,21と干渉して、上記
ブラケット33の移動を阻止することができる。また、
上記爪部35は係止壁23,23と互いに係合するた
め、上記フォグランプ3が凹部11から脱落することを
阻止することができる(図4(d)参照)。このよう
に、上記フォグランプ3を取付姿勢に保持して、ブラケ
ット33の第2取付孔37とバンパ1の取付孔47との
位置が合った状態とすることができる(図7の第4工程
P4参照)。また、上記ガイド溝13に沿ってガイドピ
ン31,31を移動させるだけで上記フォグランプ3を
取付姿勢にすることができ、フォグランプ3の取付作業
の容易化を図ることができる。
保持される姿勢(取付姿勢)とするために、上記各ガイ
ドピン31をガイド溝13に沿って移動させる。このよ
うにすれば、上記ブラケット33が弾性突状片21,2
1側に移動する(同図の第3工程P3または図4(b)
参照)。このとき、上記弾性突状片21,21が上記ブ
ラケット33に押されることによって下方に撓んで、上
記ブラケット33が上記弾性突状片21,21間を通過
する(図4(c)参照)。そして、上記ブラケット33
が上記弾性突状片21,21間を通過することによりこ
の弾性突状片21が弾性復元し、この弾性突状片21,
21の先端間の距離が上記ブラケット33の中間部45
の幅よりも狭くなる(図4(d)参照)。その結果、上
記ブラケット33が弾性舌状片17,17側へ移動しよ
うとしても上記弾性突状片21,21と干渉して、上記
ブラケット33の移動を阻止することができる。また、
上記爪部35は係止壁23,23と互いに係合するた
め、上記フォグランプ3が凹部11から脱落することを
阻止することができる(図4(d)参照)。このよう
に、上記フォグランプ3を取付姿勢に保持して、ブラケ
ット33の第2取付孔37とバンパ1の取付孔47との
位置が合った状態とすることができる(図7の第4工程
P4参照)。また、上記ガイド溝13に沿ってガイドピ
ン31,31を移動させるだけで上記フォグランプ3を
取付姿勢にすることができ、フォグランプ3の取付作業
の容易化を図ることができる。
【0026】次ぎに、上記フォグランプ3が取付姿勢と
なった状態で上記バンパ1の向きを変えて(90°回転
させて)バンパフェイス43の開口が下向きとなるよう
にする。このとき、上記爪部35と係止壁23,23と
が係合しているため、上記フォグランプ3が凹部11か
ら脱落することを阻止することができる。
なった状態で上記バンパ1の向きを変えて(90°回転
させて)バンパフェイス43の開口が下向きとなるよう
にする。このとき、上記爪部35と係止壁23,23と
が係合しているため、上記フォグランプ3が凹部11か
ら脱落することを阻止することができる。
【0027】次いで、ボルト41をバンパ1の取付孔4
7及びブラケット33の第2取付孔37に挿入し、ドラ
イバ(ねじ回し)51によって締結して上記フォグラン
プ3をバンパ1に固定する(同図の第5工程P5参
照)。このとき、上記ブラケット33の中間部45と弾
性突状片21,21とが係合しているため、上記フォグ
ランプ3の逃げ、すなわちブラケット33の上記弾性舌
状片17側への移動を阻止することができる。その結
果、フォグランプ3の取付作業の容易化を図ることがで
きる。
7及びブラケット33の第2取付孔37に挿入し、ドラ
イバ(ねじ回し)51によって締結して上記フォグラン
プ3をバンパ1に固定する(同図の第5工程P5参
照)。このとき、上記ブラケット33の中間部45と弾
性突状片21,21とが係合しているため、上記フォグ
ランプ3の逃げ、すなわちブラケット33の上記弾性舌
状片17側への移動を阻止することができる。その結
果、フォグランプ3の取付作業の容易化を図ることがで
きる。
【0028】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
車体前側のバンパ1のフォグランプ3に対し、本発明の
取付構造及び取付方法を適用しているが、これに限ら
ず、車体後側のパンパの各種ランプに対し適用するよう
にしてもよいし、上記フォグランプ3に限らず、車幅
灯、制動灯、または方向指示灯など、若しくは、これら
が一体となったコンビネーションランプに適用するよう
にしてもよい。
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
車体前側のバンパ1のフォグランプ3に対し、本発明の
取付構造及び取付方法を適用しているが、これに限ら
ず、車体後側のパンパの各種ランプに対し適用するよう
にしてもよいし、上記フォグランプ3に限らず、車幅
灯、制動灯、または方向指示灯など、若しくは、これら
が一体となったコンビネーションランプに適用するよう
にしてもよい。
【0029】また、上記実施形態では、車両用バンパへ
のランプ取付方法としてバンパフェイス43の開口を水
平方向にした状態で凹部11にフォグランプ3を挿入
し、その後、このバンパ1を90°回転させることによ
ってバンパフェイス43の開口が下向きとなるようにし
て、ボルト41による締結を行うようにしているが、こ
れに限らず、上記バンパ1のバンパフェイス43の開口
が水平方向よりも上向きとなるようにした状態で凹部1
1にフォグランプ3を挿入し、その後、このバンパ1を
回転させることによってバンパフェイス43の開口が下
向きとなるようにして、ボルト41による締結を行うよ
うにしてもよい。
のランプ取付方法としてバンパフェイス43の開口を水
平方向にした状態で凹部11にフォグランプ3を挿入
し、その後、このバンパ1を90°回転させることによ
ってバンパフェイス43の開口が下向きとなるようにし
て、ボルト41による締結を行うようにしているが、こ
れに限らず、上記バンパ1のバンパフェイス43の開口
が水平方向よりも上向きとなるようにした状態で凹部1
1にフォグランプ3を挿入し、その後、このバンパ1を
回転させることによってバンパフェイス43の開口が下
向きとなるようにして、ボルト41による締結を行うよ
うにしてもよい。
【0030】さらに、上記実施形態では、弾性舌状片1
7,17が弾性突状片21,21の上側位置となるよう
にしているが、これに限らず、例えば上記弾性舌状片1
7,17を弾性突状片21,21の下側位置となるよう
に形成してもよい。この場合、バンパ1の上側からボル
トによってブラケット33が締結される。
7,17が弾性突状片21,21の上側位置となるよう
にしているが、これに限らず、例えば上記弾性舌状片1
7,17を弾性突状片21,21の下側位置となるよう
に形成してもよい。この場合、バンパ1の上側からボル
トによってブラケット33が締結される。
【0031】加えて、上記実施形態では、弾性舌状片1
7,17として、ブラケット挿入孔29周縁の両側位置
からこのブラケット挿入孔29の中央Cに向かって突出
するようにしているが、これに限らず、例えば弾性舌状
片として、ブラケット挿入孔29周縁のいずれか一側位
置からこのブラケット挿入孔29の中央Cに向かって突
出するようにし、この弾性舌状片の先端と相対向する上
記ブラケット挿入孔29周縁との距離がブラケット3の
中間部45よりも広く、爪部35よりも狭くなるように
してもよい。また、弾性突状片21,21についても同
様に、ブラケット挿入孔29周縁のいずれか一側位置か
らこのブラケット挿入孔29の中央Cに向かって突出す
るものとし、この弾性突状片の先端と相対向する上記ブ
ラケット挿入孔29周縁との距離がブラケット3の中間
部45よりも狭くなるようにしてもよい。
7,17として、ブラケット挿入孔29周縁の両側位置
からこのブラケット挿入孔29の中央Cに向かって突出
するようにしているが、これに限らず、例えば弾性舌状
片として、ブラケット挿入孔29周縁のいずれか一側位
置からこのブラケット挿入孔29の中央Cに向かって突
出するようにし、この弾性舌状片の先端と相対向する上
記ブラケット挿入孔29周縁との距離がブラケット3の
中間部45よりも広く、爪部35よりも狭くなるように
してもよい。また、弾性突状片21,21についても同
様に、ブラケット挿入孔29周縁のいずれか一側位置か
らこのブラケット挿入孔29の中央Cに向かって突出す
るものとし、この弾性突状片の先端と相対向する上記ブ
ラケット挿入孔29周縁との距離がブラケット3の中間
部45よりも狭くなるようにしてもよい。
【0032】また、ブラケット33のバンパ1への取付
手段としては、ボルト41に限定することなく、リベッ
トやファスナー等の取付具であってもよい。
手段としては、ボルト41に限定することなく、リベッ
トやファスナー等の取付具であってもよい。
【図1】本発明の実施形態に係るバンパの車幅方向正面
左側の端部を示す正面図である。
左側の端部を示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面を示す断面説明図である。
【図3】バンパの凹部を示す斜視説明図である。
【図4】第1係止部及び第2係止部とブラケットとの係
止状態を示す正面説明図である。
止状態を示す正面説明図である。
【図5】フォグランプを示す斜視図である。
【図6】ブラケットを示す斜視図である。
【図7】フォグランプの取付手順を示す説明図である。
1 バンパ 3 フォグランプ(ランプ) 11 凹部 17 弾性舌状片(第1係止部) 21 弾性突状片(第2係止部) 23 係止壁(第2係止部) 25 縦壁 29 ブラケット挿入孔 33 ブラケット 35 爪部 43 バンパフェイス 45 中間部 47 取付孔(固定部) C ブラケット挿入孔の中央
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/50 B60Q 1/20
Claims (3)
- 【請求項1】 バンパフェイスに開口した凹部にランプ
が挿入されてこのランプがバンパに固定される車両用バ
ンパへのランプ取付構造において、 上記ランプは、車体側に延びるブラケットを備え、 上記バンパは、上記凹部奥の縦壁に形成された上記ブラ
ケットが挿入されるブラケット挿入孔と、上記凹部の内
壁に形成され上記ブラケットを固定する固定部とを備
え、 上記ブラケット挿入孔周縁には、上記ランプを上記凹部
に挿入する際に上記ブラケットが通過することを許容
し、かつ、このブラケットが上記ブラケット挿入孔から
抜けることを阻止するように上記ブラケットに係合する
第1係止部と、上記ランプを上記バンパに対し固定する
際に上記ブラケットが上記第1係止部から上記バンパの
固定部に向かってランプ挿入方向と略直交する方向に移
動することを許容し、かつ、このブラケットが上記第1
係止部側に移動すること及び上記ブラケット挿入孔から
抜けることの双方を阻止するように上記ブラケットと係
合する第2係止部とが形成されていることを特徴とする
車両用バンパへのランプ取付構造。 - 【請求項2】 請求項1において、 ブラケットの先端部には、その中間部よりも幅広になっ
た爪部が形成され、第1係止部は、上記ブラケットが通
過する隙間がこのブラケットの中間部の幅よりも広く、
かつ上記爪部の幅よりも狭くなるようにブラケット挿入
孔周縁の少なくとも一側から上記ブラケット挿入孔の中
央に向かって突出した弾性舌状片を備え、 この弾性舌状片は、上記ランプを凹部に挿入する際に上
記ブラケットの爪部により押されることにより弾性変形
して上記爪部が上記弾性舌状片を有するブラケット挿入
孔を通過することを許容する一方、上記爪部が通過する
ことによって弾性復元し、上記ブラケットが上記ブラケ
ット挿入孔から抜けることを阻止するように構成され、 第2係止部は、上記ブラケットが通過する隙間がこのブ
ラケットの中間部の幅よりも幅狭となるように上記弾性
舌状片に隣接した位置で上記ブラケット挿入孔周縁の少
なくとも一側から上記ブラケット挿入孔の中央に向かっ
て突出した弾性突状片と、この弾性突状片を挟んで上記
第1係止部とは反対側の位置で上記ブラケットの中間部
の幅よりも広くかつ上記爪部の幅よりも狭い間隔となる
ように互いに離されて配設された一対の係止壁とを備
え、 上記弾性突状片は、上記ブラケットが上記第1係止部側
から第2係止部側に移動する際にこのブラケットに押さ
れることにより弾性変形して上記ブラケットが上記弾性
突状片を有する第2係止部側に通過することを許容する
一方、上記ブラケットが通過することによって弾性復元
し、このブラケットが上記第1係止部側に移動すること
を阻止するように構成されていることを特徴とする車両
用バンパへのランプ取付構造。 - 【請求項3】 バンパフェイスに開口した凹部にランプ
を挿入してこのランプをバンパに固定する車両用バンパ
へのランプ取付方法において、 上記バンパフェイスの開口が水平方向若しくは水平方向
よりも上向きとなるような姿勢にされたバンパに対して
上記ランプを上記バンパフェイスの開口から上記凹部に
挿入し、 上記ランプが上記凹部から抜けないようにこのランプか
ら突出したブラケットを上記凹部奥の第1係止部に係止
する第1係止を行い、 上記ブラケットをランプ挿入方向と略直交する方向に動
かして上記ブラケットが上記第1係止部側に移動しない
ように、かつ、上記ランプが上記凹部から抜けないよう
に上記ブラケットを上記凹部奥の第2係止部に係止する
第2係止を行った後に、 上記バンパフェイスの開口が下向きとなるように上記バ
ンパの向きを変えて、上記ブラケットをこのバンパに設
けられた固定部に結合することを特徴とする車両用バン
パへのランプ取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1521299A JP3262763B2 (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 車両用バンパへのランプ取付構造及び取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1521299A JP3262763B2 (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 車両用バンパへのランプ取付構造及び取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000211451A JP2000211451A (ja) | 2000-08-02 |
JP3262763B2 true JP3262763B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=11882580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1521299A Expired - Fee Related JP3262763B2 (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 車両用バンパへのランプ取付構造及び取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3262763B2 (ja) |
-
1999
- 1999-01-25 JP JP1521299A patent/JP3262763B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |