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JP3137166U - フィットネスマシン - Google Patents

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JP3137166U
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吉博 萩原
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株式会社スプレッド社
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Abstract

【課題】使用者が負荷運動を繰り返すことにより、体を鍛えるとともに発電することができ、しかも運動を継続するための動機付けとなる要素を備えたフィットネスマシンを提供する。
【解決手段】使用者が負荷運動を繰り返すことにより、体を鍛えるフィットネスマシン1であって、使用者が繰り返し運動を行うための操作部と、該操作部に負荷を与える一方、前記繰り返し運動により発電する発電装置3と、該発電装置からの電気を蓄えるバッテリ装置4と、前記発電装置による発電量を測定する測定装置と、前記発電量を使用者別に積算する積算装置5と、該積算装置により積算された発電量データを使用者別に表示する表示装置6と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、使用者が負荷運動を繰り返して、体を鍛えるフィットネスマシンに関する。
従来、使用者が負荷運動を繰り返すことにより、体を鍛えるフィットネスマシンとして、例えば定置式自転車の操作ペダルに負荷を与えておき、当該操作ペダルを使用者の足で漕がせるようにしたもの等がある。操作ペダルに負荷を与える手段としては、電磁ブレーキ等が採用されており、その電流量によって負荷の大きさを調整している。
かかるフィットネスマシンでは、使用者が操作ペダルを漕ぐことによって発生させた運動エネルギーと、電磁ブレーキ等に電気を供給することによって発生させた電磁抵抗エネルギー等と、を相殺させるため、省エネルギー化の必要性が盛んに伝えられる現在において、あまり好ましいものではなく、使用者としても電気代がかかって経済的負担が大きかった。
そこで、操作ペダルに発電機を連結して、その抵抗力を運動負荷として利用するとともに、発電された電気をバッテリに蓄えて生活用電力として使用できるようにすることで、省エネに貢献するフィットネスマシンが提案されている。
特開2000−37476号公報
しかしながら、自転車漕ぎ等の繰り返し運動は、一般に単調であり、また発電した電気を蓄える機能を備えていても、具体的な目標が設定しにくく、使用者が毎日運動することに飽きを感じることがある。また、フィットネスマシンを家庭で購入した場合、家族で共用することになるが、家族全員が同時に使用することができず、また家族内で励まし合う等のコミュニケーションが図られる仕組みが取られていないため、使用者の運動継続を動機付ける要素がなかった。
本考案は、斯かる実情に鑑み、使用者が負荷運動を繰り返すことにより、体を鍛えるとともに発電することができ、しかも運動を継続するための動機付けとなる要素を備えたフィットネスマシンを提供する。
本願の請求項1記載の考案は、使用者が負荷運動を繰り返すことにより、体を鍛えるフィットネスマシンであって、使用者が繰り返し運動を行うための操作部と、該操作部に負荷を与える一方、前記繰り返し運動により発電する発電装置と、該発電装置からの電気を蓄えるバッテリ装置と、前記発電装置による発電量を測定する測定装置と、前記発電量を使用者別に積算する積算装置と、該積算装置により積算された発電量データを使用者別に表示する表示装置と、を備えることを特徴とするフィットネスマシンを提供する。
本願の請求項2記載の考案は、前記発電量データに基づいて、各使用者の発電量に相当する電気代を算出する演算装置を備えてなり、各使用者の電気代データを前記表示装置に表示できることを特徴とする請求項1記載のフィットネスマシンを提供する。
本願の請求項3記載の考案は、前記発電量データに基づいて、各使用者の発電量に相当する消費カロリーを算出する演算装置を備えてなり、各使用者の消費カロリーデータを前記表示装置に表示できることを特徴とする請求項1又は2記載のフィットネスマシンを提供する。
本願の請求項4記載の考案は、前記消費カロリーを食事量に換算した食事量データを前記表示装置に表示できることを特徴とする請求項3記載のフィットネスマシンを提供する。
本願の請求項5記載の考案は、各使用者の発電量、電気代、消費カロリー及び/又は食事量のデータは、相互比較可能に一覧表示できることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフィットネスマシンを提供する。
本願の請求項6記載の考案は、前記操作部は、後輪を浮かせた状態に設置される自転車のペダルであり、前記発電装置は、前記後輪に着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフィットネスマシンを提供する。
上記請求項1の考案に係るフィットネスマシンによれば、以下の優れた効果を奏し得る。使用者が操作部で繰り返し運動を行うことにより、体を鍛えることができる一方、その運動エネルギーが電気エネルギーに変換されるので、使用者は、自らの健康増進を図りながら、省エネにも貢献することができる。さらに家族等で共用する場合において、使用者別の発電量が表示されるので、各自の運動量や省エネへの貢献度を知ることができ、また、他の使用者とデータ比較等することで、使用者間におけるコミュニケーションが図られる等、運動継続の動機付けが期待される。
上記請求項2記載の考案に係るフィットネスマシンによれば、請求項1の考案に係るフィットネスマシンが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。各使用者の発電量に相当する電気代データが表示されるので、単に省エネというのみならず、各使用者の運動による家計等への貢献度を知ることができ、使用者間におけるコミュニケーションが一層盛んになる。
上記請求項3記載の考案に係るフィットネスマシンによれば、請求項1又は2の考案に係るフィットネスマシンが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。各使用者の発電量に相当する消費カロリーデータが表示されるので、単に省エネというのみならず、各使用者の運動効果を知ることができ、使用者間におけるコミュニケーションが一層盛んになる。
上記請求項4記載の考案に係るフィットネスマシンによれば、請求項3の考案に係るフィットネスマシンが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。各使用者の発電量に相当する食事量が表示されるので、普段の食事におけるカロリーの摂取超過等を具体的に認識できるので、食事量の調整等の健康管理に役立つものである。
上記請求項5記載の考案に係るフィットネスマシンによれば、請求項1乃至4のいずれかの考案に係るフィットネスマシンが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。各使用者の発電量等のデータが相互比較可能に一覧表示されるので、各使用者は自分の運動量が他の使用者のそれと比べてどうかを容易に把握することができ、互いに競争しながら運動を進めることが促され、一層積極的に運動に取り組むことができるものである。
上記請求項6の考案に係るフィットネスマシンによれば、請求項1乃至5のいずれかの考案に係るフィットネスマシンが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。自転車の後輪を浮かせ、これに対して発電装置を着脱可能に設けるようにしたので、手持ちの自転車で、自分に合ったタイプの自転車(買物用自転車、スポーツ車等)に使用できるメリットがある。
以下、本考案の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るフィットネスマシンの一例を示し、図2は、フィットネスマシンに備えられる表示装置の表示画面例を示す。
図1に示されるフィットネスマシン1は、使用者が負荷運動を繰り返すことにより、体を鍛えるための装置であって、使用者が繰り返し運動を行うための自転車2と、自転車2で行われる繰り返し運動により発電する発電装置3と、発電装置3からの電気を蓄えるバッテリ装置4と、バッテリ装置4による発電量を測定して、使用者別に積算するコントローラ5と、コントローラ5により積算された発電量データを使用者別に表示できる表示装置6と、を備える。
自転車2は、前輪21が床面Fに接地される一方、後輪22が発電装置3で床面Fから浮いた状態で支持されるように設置されており、使用者がサドル23に腰掛けて、操作部となるペダル24を漕ぐことにより、ペダル24に連結されるスプロケット25、チェーン26及び後輪側のスプロケット27を介して後輪22に駆動力を与える。
発電装置3は、後輪22が床面Fから浮いた状態となるように、後輪22の車軸を着脱可能に支持するスタンド部31と、スタンド部31に支持される後輪22に接した状態で回転駆動させられる充電器32と、を備えてなる。充電器32は、スタンド部31の車軸受けで受け止められる後輪22に対して、下方から押し付けられるようにセットされている。これにより、充電器32は、後輪22を介してペダル24に負荷を与えるとともに、ペダル24を漕ぐ繰り返し運動により発電する。
バッテリ装置4は、その内部に、発電装置から供給される電気を蓄えるバッテリと、ペダル漕ぎの具合によって変動する供給電圧を安定させるためのレギュレータが設けられている。また、バッテリの直流電力を家電製品の運転に使用可能な交流電力に変換するインバータと、変換した電力を家電製品に供給するための電源プラグ挿し込み口が備えられている。
コントローラ5は、バッテリ装置4による発電量を測定する測定装置と、測定装置により測定された発電量を使用者別に、かつ「当日の午前0時から」や「当月の1日から」等の期間別に、積算する積算装置と、該積算値に基づいて各使用者の発電量に相当する電気代や消費カロリーを算出する演算装置を備えるほか、使用者別の積算を可能とするために、使用者名の事前登録及び各使用者名(データ積算先)の選択設定等を行える操作入力部が備えられている。
表示装置6は、積算装置により積算された発電量データを、使用者別に表示するためのものであって、テレビやパソコン用のモニターを流用することができる。フィットネスマシン1の電源が入れられると、表示装置6には、図2(a)に示されるように、使用者名と合わせて、各使用者の当日及び当月における発電量の表示時点までの積算値が相互比較可能となるように、数字と棒グラフで一覧表示され、さらに発電量データの傍らに、当日及び当月の発電量の積算値の大きさの順位に応じて、「TOP」「2nd」「3rd」等のマークが表示される。
そして、使用者がデータ積算先を選択設定すると、図2(b)に示されるように、選択された棒グラフが太枠で囲まれる等、目立つように強調表示される。そして、使用者がペダル24を漕ぐ繰り返し運動を開始することにより、選択設定されたデータ積算先の積算値がリアルタイムで増加し、その増加に合わせて棒グラフが伸びる。そして、他の使用者の積算値との大小関係(順位)が変化すると、それに応じて順位を表すマークが入れ替わる。
例えば、図2(a)において、当日及び当月の発電量の積算値がそれぞれ「35Wh」「370Wh」で「2位」「3位」の「お母さん」が、繰り返し運動で発電量を上積みして順位が変わった場合、図2(b)に示されるように、それに対応して順位を表すマークも入れ替わる。その他、コントローラ5を操作することにより、図2に示される発電量データに代えて、当日及び当月の発電量に相当する電気代や消費カロリーのデータを表示させたり、発電量、電気代、消費カロリーのデータを一定時間(例えば10秒)ごとに自動切替え表示させたりするように設定することができる。
(本実施形態に係るフィットネスマシンの特徴)
本実施形態に係るフィットネスマシン1は、以下のような特徴点を有している。
第一に、本実施形態に係るフィットネスマシン1は、使用者がペダル24を漕ぐことにより、繰り返し運動を行えるように後輪22を浮かせた状態に設置される自転車2と、ペダル24に負荷を与える一方、繰り返し運動により発電する発電装置3と、発電装置3から発電される電気を蓄えるバッテリ装置4と、発電量を測定して、使用者別に積算するコントローラ5と、積算された発電量データを使用者別に表示する表示装置6と、を備えるという特徴を有する。
上記特徴により、使用者がペダル4で繰り返し運動をして、体を鍛えることができる一方、その運動エネルギーが電気製品の運転等に使用可能な電気エネルギーに変換されるので、健康増進を図りながら省エネに貢献することができる。さらに家族等で共用して、各使用者やマシンの空き時間に応じて適宜運動するような場合でも、使用者別に積算された発電量が表示されるので、各自の運動量や省エネへの貢献度を知ることができ、また、他の使用者とデータ比較等することで、使用者間におけるコミュニケーションが図られる等、運動継続の動機付けとなることが期待される。
第二に、本実施形態に係るフィットネスマシン1は、コントローラ5に各使用者の発電量に相当する電気代を算出する演算装置を備え、各使用者の電気代データを表示装置に表示することができるという特徴を有する。この特徴により、各使用者の家計等に対する貢献度が分かるので、それをもとに使用者間におけるコミュニケーションの活性化が図られ、運動を継続する動機付けとすることができる。
第三に、本実施形態に係るフィットネスマシン1は、コントローラ5に各使用者の発電量に相当する消費カロリーを算出する演算装置を備え、各使用者の消費カロリーを表示装置に表示することができるという特徴を有する。この特徴により、各使用者の運動効果が分かるので、電気代同様、使用者間におけるコミュニケーションの活発化、及び運動を継続する動機付けを図ることができる。
第四に、本実施形態に係るフィットネスマシン1は、各使用者の発電量、その発電量に相当する電気代及び消費カロリーを相互比較可能となるように、数値と棒グラフを一覧表示するという特徴を有する。この特徴により、各使用者間における運動量の大小関係を容易に把握することができ、これによって互いに競争意識を高められ、コミュニケーションを図りながら、積極的に運動に取り組むことが期待できる。
第五に、本実施形態に係るフィットネスマシン1は、自転車2の後輪22を浮かせた状態となるように後輪22の車軸を着脱可能に支持するスタンド部31と、その支持される後輪22に接することにより回転駆動される充電器32と、を備えてなるという特徴を有する。この特徴により、各使用者は、手持ちの自転車で、自分に合ったタイプの自転車(買物用自転車、スポーツ車等)に交換して使用することができる。
(上記実施形態の変形例)
(1)上記実施形態では、表示装置6に消費カロリーデータが表示されるようになっていたが、その消費カロリーを相当する食事量に換算した食事量データを表示できるようにしても良い。例えば、図3(a)に示されるように、消費カロリーを「ごはん何杯分」に相当するかの表示を行わせるようにしても良い。また、各使用者に分かり易くするため、「ビール何杯分」とか、「ショートケーキ何個分」というように換算する食事の内容を異ならせるようにしても良い。これにより、各使用者が消費カロリー量を実感することができ、それによって食べ過ぎ防止等についても意識づけられるものである。
(2)上記実施形態及び上記変形例(1)では、各使用者のデータを一覧表示し、その順位に応じてマークを表示させることとしたが、それに加えて、図3(b)に示されるように、例えば、「ごはん2杯分のカロリー消費」等、節目となる数値を達成したときに、表示内容を切替えて、当該使用者にその旨を伝えるメッセージを表示するようにしても良い。また、上記「ごはん何杯分」のほか、「ビール何杯分」「ショートケーキ何個分」等、複数パターンのメッセージを表示するようにしても良い。さらに発電量等の順位変動があった旨を伝えるメッセージを表示することとしても良い。これにより、各使用者に刺激を与えて、運動継続を促すことができるのである。
(3)上記実施形態及び上記変形例(1)〜(2)では、通常の自転車を発電装置3に支持させて使用することとしたが、車輪が備えられていない定置式のエアロバイクに発電装置を接続あるいは内蔵するようにしても良く、さらに自転車タイプのものに限らず、使用者に足踏み運動を繰り返し行わせるステッパーや、歩行運動を繰り返し行わせる繰り出しローラに発電装置を連結して、その操作部に負荷を与えるとともに、当該繰り返し運動によって発電させるようにしても良い。
その他、本考案のフィットネスマシンは、上記実施形態及び上記変形例(1)〜(3)に記載されるものに限定されることなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本実施形態に係るフィットネスマシンの一例を示す図。 フィットネスマシンに備えられる表示装置の表示画面例を示す図。 フィットネスマシンに備えられる表示装置の表示画面の変形例を示す図。
符号の説明
1 フィットネスマシン
2 自転車
3 発電装置
4 バッテリ装置
5 コントローラ
6 表示装置

Claims (6)

  1. 使用者が負荷運動を繰り返すことにより、体を鍛えるフィットネスマシンであって、
    使用者が繰り返し運動を行うための操作部と、
    該操作部に負荷を与える一方、前記繰り返し運動により発電する発電装置と、
    該発電装置からの電気を蓄えるバッテリ装置と、
    前記発電装置による発電量を測定する測定装置と、
    前記発電量を使用者別に積算する積算装置と、
    該積算装置により積算された発電量データを使用者別に表示する表示装置と、を備えることを特徴とするフィットネスマシン。
  2. 前記発電量データに基づいて、各使用者の発電量に相当する電気代を算出する演算装置を備えてなり、
    各使用者の電気代データを前記表示装置に表示できることを特徴とする請求項1記載のフィットネスマシン。
  3. 前記発電量データに基づいて、各使用者の発電量に相当する消費カロリーを算出する演算装置を備えてなり、
    各使用者の消費カロリーデータを前記表示装置に表示できることを特徴とする請求項1又は2記載のフィットネスマシン。
  4. 前記消費カロリーを食事量に換算した食事量データを前記表示装置に表示できることを特徴とする請求項3記載のフィットネスマシン。
  5. 各使用者の発電量、電気代、消費カロリー及び/又は食事量のデータは、相互比較可能に一覧表示できることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフィットネスマシン。
  6. 前記操作部は、後輪を浮かせた状態に設置される自転車のペダルであり、
    前記発電装置は、前記後輪に着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフィットネスマシン。
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