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JP3122864B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

物品搬送装置

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JP3122864B2
JP3122864B2 JP04336648A JP33664892A JP3122864B2 JP 3122864 B2 JP3122864 B2 JP 3122864B2 JP 04336648 A JP04336648 A JP 04336648A JP 33664892 A JP33664892 A JP 33664892A JP 3122864 B2 JP3122864 B2 JP 3122864B2
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chute
conveyor
sensor
bucket
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晃司 山川
宗男 永島
雅夫 鈴木
眞治 井出
繁 中村
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Kyodo Printing Co Ltd
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  • Control Of Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒状または円柱状の
物品を、傾斜面を備えたシュート装置上を転動させつつ
移送したのち、適宜のコンベアにより搬送するようにし
た物品搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒状の物品、例えば練り歯磨充
填用の空チューブの搬送装置として図7に示すものが知
られている。この装置は、空チューブGの搬送方向に沿
ってコンベア100、傾斜面を備えたシュート部10
2、ロータリーバキュームドラム104およびバケット
コンベア106の順に備えており、キャップ付の空チュ
ーブGを整列状態でコンベア100により搬送し、シュ
ート部102上を転動させたのち、空チューブGを1本
ずつロータリーバキュームドラム104により受けてバ
ケットコンベア106上に自重により落下供給するよう
にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記装置で
は、空チューブGがシュート部102上を転動する間に
進行方向に対して斜めになり易いため、ロータリーバキ
ュームドラム104に真空吸着されない場合が多く、バ
ケットコンベア106以降の工程にトラブルが発生しが
ちで、空チューブの搬送・箱詰を的確・安定的に行うこ
とができないという問題があった。空チューブが斜めに
転動し易いのは元来、キャップの重みで重心が偏ってい
るうえ、チューブが薄肉のフィルムからなり自重や取扱
により円筒形から非円筒形に変形し易いため、円筒形と
違って直線的に転動しにくくなるからである。
【0004】本発明は、上記の点を解決しようとするも
ので、その目的は、前記空チューブ等、シュート部上を
転動する間に進行方向に対して斜めになり易い物品を的
確に後段の工程に移送できる物品搬送装置を提供するこ
とにある。また、本発明の他の目的は、物品の搬送・箱
詰作業をインラインで行うことが可能な搬送装置とする
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の物品搬
送装置は、円筒状または円柱状の物品を、傾斜面を備え
たシュート装置上を転動させつつ移送したのち、適宜の
コンベアにより搬送するようにした物品搬送装置におい
て、前記シュート装置を、物品の移送方向に複数段に分
割されたシュートにより構成し、最後段シュートを除く
シュートのうち少なくとも最前段シュートを前記傾斜面
の傾きが増減する方向に揺動可能なものとなし、最後段
シュートを除く各段シュートの先端部に物品の停止部
と、該停止部に物品突き上げ装置とを設けると共に、前
記揺動可能なシュート上の前半部の適所と、各停止部と
に物品の移送状態を検知するセンサーを設け、物品が前
記停止部に正常な状態で停止したことがセンサーにより
確認された場合には、該センサーは前記物品突き上げ装
置を作動させてこれを突き上げ、物品が揺動可能なシュ
ート上で所定時間停滞したことがセンサーにより確認さ
れた場合には、該センサーは該シュートを揺動させて物
品を落下排出するようにしたことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の物品搬送装置は、円筒状
または円柱状の物品を、傾斜面を備えたシュート装置上
を転動させつつ移送したのち、適宜のコンベアにより搬
送するようにした物品搬送装置において、前記シュート
装置を、物品の移送方向に複数段に分割されたシュート
により構成し、少なくとも最前段シュートを前記傾斜面
の傾きが増減する方向に揺動可能なものとなし、各段シ
ュートの先端部に物品の停止部と、該停止部に物品突き
上げ装置とを設けると共に、揺動可能なシュート上の前
半部の適所と、前記各段停止部とに物品の移送状態を検
知するセンサーを設け、物品が前記停止部に正常な状態
で停止したことがセンサーにより確認された場合には、
該センサーは前記物品突き上げ装置を作動させてこれを
突き上げ、物品が揺動可能なシュート上で所定時間停滞
したことがセンサーにより確認された場合には、該セン
サーは該シュートを揺動させて物品を落下排出するよう
にしたことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の物品搬送装置は、前記物
品停止部が、物品の移送方向前方側に傾斜し、かつ物品
移送方向に対向する2枚の傾斜板により形成した長溝で
あって、該長溝は物品の一部または全体を没入させるに
足る寸法としたものであることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の物品搬送装置は、前記コ
ンベアとして前記最後段シュートの直上にキャタピラコ
ンベアと、その直後にバケットコンベアとを設けると共
に、前記キャタピラコンベアの物品受入れ部とバケット
コンベアの所定箇所とに、物品の移送状態を検知するセ
ンサーを設け、センサーにより前記物品受入れ部で物品
の存在が確認され、かつ前記所定箇所に移送されてきた
バケット上では物品の存在が確認されない場合において
は、キャタピラコンベアがバケットコンベアと同調しな
がら作動して物品を一個ずつ搬送すると共に、バケット
コンベア上に物品を一個ずつ移送するようにしたことを
特徴とする。
【0009】請求項5に記載の物品搬送装置は、前記コ
ンベアとして前記シュート装置の直後にキャタピラコン
ベアと、その直後にバケットコンベアとを設けると共
に、前記キャタピラコンベアの物品受入れ部とバケット
コンベアの所定箇所とに、物品の移送状態を検知するセ
ンサーを設け、センサーにより前記物品受入れ部に物品
の存在が確認され、かつ前記所定箇所に移送されてきた
バケット上では物品の存在が確認されない場合において
は、キャタピラコンベアがバケットコンベアと同調しな
がら作動して物品を一個ずつ搬送すると共に、バケット
コンベア上に物品を一個ずつ移送するようにしたことを
特徴とする。
【0010】請求項6に記載の物品搬送装置は、前記バ
ケットコンベアを間欠的走行が可能なものとすると共
に、該バケットコンベアの物品搬送方向片側にガイド板
を設け、他側には前記ガイド板と直交する方向に作動可
能な整列用プッシャーをバケットコンベアの間欠停止箇
所に設けたことを特徴とする。
【0011】つぎに、本発明におけるシュート装置の構
成例について説明する。請求項1の物品搬送装置の場合
では、(1)二段シュートであって、前段シュートが揺
動可能なシュート、後段シュートが単なる傾斜板であ
り、物品の停止部を前段シュートの先端部に設けたもの
(以下、「前段」は物品受入れ側に近い方の段を、「後
段」はコンベアに近い方の段を、「先端」は物品の移動
方向前方端を、それぞれ意味する)。(2)三段シュー
トであって、最前段が揺動可能シュート、二段目が揺動
しないシュート、最後段が単なる傾斜板であり、物品の
停止部を最前段および二段目の各先端部に設けたもの、
(3)三段シュートであって、最前段および二段目が揺
動可能シュート、最後段が単なる傾斜板であり、物品の
停止部を最前段および二段目の各先端部に設けたもの、
(4)四段シュートであって、最前段が揺動可能シュー
ト、二段目および三段目が揺動しないシュート、最後段
が単なる傾斜板であり、物品の停止部を最後段を除く各
段先端部に設けたもの、等が可能である。
【0012】請求項2の物品搬送装置の場合では、
(1)二段シュートであって、前段シュートが揺動可能
なシュート、後段シュートが揺動しないシュートであ
り、物品の停止部を各段シュートの先端部に設けたも
の、(2)二段シュートであって、前段および後段シュ
ートが揺動可能なシュートであり、物品の停止部を各段
シュートの先端部に設けたもの、(3)三段シュートで
あって、最前段が揺動可能シュート、二段目および最後
段がが揺動しないシュートであり、物品の停止部を各段
の先端部に設けたもの、(4)三段シュートであって、
各段が揺動可能シュートであり、物品の停止部を各段の
先端部に設けたもの、(5)四段シュートであって、最
前段が揺動可能シュート、二段目〜最後段が揺動しない
シュートであり、物品の停止部を各段の先端部に設けた
もの、等が可能である。
【0013】
【作用】請求項1,2に記載の物品搬送装置において
は、シュートを複数段に分割配備したので各段シュート
の長さを短くすることができ、このためシュート上の物
品が安定的に正常な状態で物品停止部で停止し、従来の
シュート装置よりも的確に後段のコンベアに移送するこ
とができる。また、後段工程に小さなトラブルが発生し
た場合には多数の物品をシュート上にアキュムレートさ
せることができるし、これよりも多くの物品がシュート
上に停滞した場合には揺動可能なシュートを開放して物
品を落下排出できるので、搬送装置全体を停止させるこ
となく運転を継続することが可能となり、仮にシュート
上で物品が斜めに転動し、多くの物品がシュート上に停
滞した場合にも揺動可能なシュートから物品を落下排出
できるので、後段工程等のトラブルに簡便・的確に対処
することができ、物品の搬送・箱詰をインラインで行う
ことが可能となる。
【0014】請求項3に記載の物品搬送装置において
は、物品の一部または全体を没入させることができる長
溝を設けたので物品が物品停止部に、より確実に正常な
状態で停止する。また、長溝を物品移送方向前方側に傾
斜する傾斜板で形成したので、物品突き上げ装置により
プッシュされた物品は、より確実に後段工程に移送され
る。例えば、請求項1のようにシュート装置の最後段を
単なる傾斜面によるシュートとした場合には、物品は自
重により確実に該シュート上に転動供給される。
【0015】請求項4,5に記載の物品搬送装置におい
ては、バケットコンベアの空バケット一個に対応してキ
ャタピラコンベアに物品を一個受け入れるようにしたの
で、それぞれの空バケットにより確実に物品を受け入れ
ることができる。また、請求項4に記載の物品搬送装置
においては、最後段の物品停止部の突き上げ装置により
プッシュされた物品は、該物品停止部直後の最後段シュ
ートである傾斜面上を転動し、キャタピラコンベアの羽
根で掻き寄せられて搬送される。
【0016】請求項6に記載の物品搬送装置において
は、バケットコンベアが物品を搬送しつつ間欠的に停止
すると、整列用プッシャーの作動により物品がガイド板
に押し付けられ、その搬送方向の整列が行われる。
【0017】
【実施例】次に、本発明を図1〜5に示す実施例によ
り、さらに詳細に説明する。 実施例 図1は、練り歯磨き充填用空チューブ(一端部が開口
し、他端部にキャップを取り付けた円筒状物品)の搬送
装置の前半部を示す正面図である。図2は図1の多段シ
ュート装置およびキャタピラコンベアの拡大図である。
図3はこの搬送装置の後半部を示す正面図である。図4
は図1の平面図、図5は図3の平面図である。この装置
は、一端部が開口した円筒状の物品、例えば練り歯磨き
の空チューブを、傾斜面を備えたシュート装置上を転動
させつつ移送したのちバケットコンベアにより搬送し、
該コンベア上の複数物品のそれぞれの中空部に櫛状部材
のそれぞれの棒体を挿入し、複数の物品を一括して取り
上げて梱包するようにした物品の搬送・箱詰装置を示す
ものである。この搬送装置は大別して多段シュート装置
10、キャタピラコンベア40、バケットコンベア60
および原動装置80から構成され、多段シュート装置1
0の前段に目視検査コンベア90と、このコンベアの前
段にチューブの全長検査工程(図示せず)が、バケット
コンベア60の後段に箱詰装置(図示せず)が、それぞ
れ設けられている。
【0018】前記多段シュート装置10は図面左から右
に順に、揺動により図面の矢印方向に開閉可能な傾斜板
であるシュート板11と固定傾斜板12からなる第一シ
ュート13、物品移送方向前方側に傾斜する傾斜端板1
4と15(ストップ板)を互いに等間隔で対向させて形
成した長溝16aからなる第一物品停止部16、揺動に
より図面の矢印方向に開閉可能な傾斜板であるシュート
板17と固定傾斜板18からなる第二シュート19およ
び、物品移送方向前方側に傾斜する傾斜端板20と21
(ストップ板)を互いに等間隔で対向させて形成した長
溝22aからなる第二物品停止部22を備えている。そ
して、前記長溝16aおよび22aの幅は、物品として
の空チューブの一部が没入するに足る寸法を有するもの
としてあり(各傾斜端板の高さは15が14より高く、
21が20より高いので、物品は傾斜端板15,21に
寄りかかった状態で長溝上に停止する)、傾斜端板21
の上端部はシュート板11と同じ向きに傾斜する傾斜板
44および水平板45に連なっている。前記シュート板
11はエアーシリンダー23により、シュート板17は
エアーシリンダー24(薄形シリンダー)により、それ
ぞれ開閉可能となっている。25もエアーシリンダー
(薄形シリンダー)であり、その先端部にステーを介し
て、上端面をシュート板11と同じ向きに傾斜させたプ
ッシャー26を備え、このプッシャー26は長溝16a
内に摺動可能に挿入されている。同様に、28もエアー
シリンダー(薄形シリンダー)であり、その先端部にス
テーを介して、上端面をシュート板11と同じ向きに傾
斜させたプッシャー29を備え、このプッシャー29は
長溝22a内に摺動可能に挿入されている。さらに、物
品の移送状態を検知するためのセンサーとして、透過形
の光センサー30,31,32および33がそれぞれシ
ュート板11上の前半部すなわち物品移送方向手前側、
前記長溝16aの直上、シュート板17上の前半部、お
よび長溝22aの直上に設けられている。
【0019】前記キャタピラコンベア40は、チェーン
41により走行可能な無端状のベルト42に複数枚の羽
根43を突設し隣接する羽根43,43間に物品移送空
間を形成したものであり、間欠的に走行可能となってい
る。そして、このコンベア40の物品受入れ部直下には
前記傾斜板44および水平板45が位置しており、傾斜
板44の直上には透過形の光センサー46が配備されて
いる。前記チェーン41はスプロケット47,48に掛
装されている。
【0020】前記バケットコンベア60は、無端状のア
タッチメント付きチェーン61上にバケット62を等間
隔に配列して構成され、キャタピラコンベア40と同調
しながら間欠的に走行可能となっている。前記バケット
62は2枚の長方形板体63,63を断面V字状に対向
させたものである。このバケットコンベア60の片側
(図1,3の手前側すなわち、図5の上側)にガイド板
64が鉛直方向に突設され、反対側にはこのガイド板6
4と直交する方向に作動可能な物品整列用のプッシャー
65が設けられ、さらにバケットコンベア60の後半部
の適所に透過形の光センサー66が配備されている。前
記プッシャー65はエアーシリンダー(図示せず)によ
り作動するものであり、光センサー66はバケットコン
ベア60後半部のうちバケット62が間欠的に停止する
位置に設けられ、バケット62上の物品の有無を確認す
るようになっている。前記チェーン61はスプロケット
67,68に掛装されている。また、70はスプロケッ
ト67と71に掛装されたチェーンであり、このチェー
ン70は前記スプロケット48にも掛装されている。
【0021】前記原動装置80はモータ、無段変速機
(いずれも図示せず)および、スプロケット81、チェ
ーン82,83等による鎖伝動機構を備え、チェーン8
3は前記スプロケット68に掛装されている。そして、
前記モータの回転はチェーン83を介してスプロケット
68に伝動され、スプロケット67の回転はチェーン7
0を介してスプロケット48に伝動される。
【0022】前記光センサー30〜33、46および6
6はこの物品搬送装置の制御装置(図示せず)に連絡さ
れており、第一シュート13上で所定時間停滞したこと
がセンサー30により検知された場合には制御装置を介
してエアーシリンダー23を作動させ、チューブが正常
な状態で第一物品停止部16に停止したことがセンサー
31で確認された場合には同様にしてエアーシリンダー
25を作動させるように構成してある。同じようにし
て、第二シュート19上で所定時間停滞したことがセン
サー32により検知された場合には前記制御装置を介し
てエアーシリンダー24を作動させ、チューブが正常な
形態で第二物品停止部22に停止したことがセンサー3
3で確認された場合にはエアーシリンダー28を作動さ
せようになっている。また、センサー46によりチュー
ブの受入れが確認され、かつセンサー66により、該セ
ンサー配設位置に移動して来たバケット62上が空であ
ることが確認された場合には、キャタピラコンベア40
は、バケットコンベア60と同調しながら作動してチュ
ーブを一個ずつ搬送すると共に、バケットコンベア60
上にチューブを一個ずつ移送するようになっている。さ
らに、バケットコンベア60が間欠的に所定時間停止す
ると、前記プッシャー65が作動してチューブの低部を
押圧し、その頭部をガイド板64に当接させてチューブ
を整列させる構成となっている。
【0023】つぎに、この実施例装置の運転の態様につ
いて説明する。まず、正常な運転状態の場合について説
明すると、原動装置80を始動すればキャタピラコンベ
ア40およびバケットコンベア60が同調しながら走行
する。目視検査コンベア90から等時間間隔で搬送され
て来たチューブGは、第一シュート13上を転動して第
一物品停止部16の長溝16aに没入し、センサー31
により該長溝でのチューブの存在が所定時間、確認され
たならチューブはエアーシリンダー25により突き上げ
られて第二シュート19上を転動する。同様にして、セ
ンサー33により長溝22aでのチューブの存在が所定
時間、確認されたならチューブはエアーシリンダー28
により突き上げられて傾斜板44上を転動する。なお、
チューブをシュート上で転動させ的確に物品停止部に停
止させるためには、上記した長溝が極めて好ましく、他
の構造として例えばシュート面の両側に転動案内用のガ
イド板を突設した場合には、チューブがこのガイド板の
途中で停止し易くなり、何ら改善効果は得られないこと
が確認されている。
【0024】前記傾斜板44上でのチューブの存在がセ
ンサー46により所定時間確認され、かつセンサー66
によりチューブの存在が所定時間確認されない場合に
は、キャタピラコンベア40はチューブ一本を移送する
分だけ走行する。以下、同様にしてキャタピラコンベア
40はチューブを一本ずつバケットコンベア60上に移
送するので、各バケット62に一本ずつチューブが乗せ
られることになる。したがって、この場合には、空のバ
ケットがチューブを乗せたバケット62,62間に介在
することはない。このようにして、バケットコンベア6
0上に、センサー66配設位置のバケット上のチューブ
を含めて所定本数すなわちN本以上のチューブが搬送さ
れて来ると、センサー66からの信号によりバケットコ
ンベア60(およびキャタピラコンベア40)が停止
し、この間に、N本の棒体を並列に突設した櫛状部材を
複数本のチューブに挿入して、一度に(この中には、前
記センサー66配設位置のバケット上のチューブが必ず
含まれる)N本のチューブを取り上げ、図6に示すよう
にこの状態のまま包装箱Bに箱詰する作業が自動的に行
われる。上記取り上げから箱詰の間、センサー66配設
位置のバケット62を含めてバケットコンベア60側の
N本分のバケットが空となり、センサー66からの信号
によりキャタピラコンベア40およびバケットコンベア
60が作動する。次いで、キャタピラコンベア40から
N本のチューブが搬送されて来ると、上記と同じ取り上
げ作業が行われる。
【0025】つぎに、多段シュート装置10〜箱詰装置
になんらかのトラブルが発生した場合の作動の態様につ
いて、トラブルの種類別に説明する。 (1)チューブが長溝16aまたは22aに没入しない
(このようなトラブルは稀にしか生じない)ため、第一
シュート13または第二シュート19上に多数のチュー
ブが停滞した場合:センサー30または32の作動に基
づいてエアーシリンダー23または24が作動してこれ
らシュート上のチューブは落下排出される。 (2)前記チューブ取り上げ時のトラブルを含んで、箱
詰工程に何らかのトラブルが発生したため、チューブの
取り上げを行うことが出来ない場合:前記センサー66
配設位置のバケット62が空であるときには、そのまま
キャタピラコンベア40によるチューブの搬送が継続さ
れるが、該搬送継続によりセンサー66配設位置のバケ
ット62にチューブが乗っているときには、センサー6
6の作動によりキャタピラコンベア40,60の走行が
停止する。 (3)キャタピラコンベア40の作動停止により第二シ
ュート19のみ、または第一シュート13および第二シ
ュート19上に多数のチューブが停滞した場合:上記
(1)の場合と同様にして、チューブが停滞したシュー
トのシュート板17または、シュート板11および17
を開放してチューブを落下排出する。なお、(1),
(3)において落下排出されたチューブは前記全長検査
工程に返送されたのち、目視検査コンベア90に供給さ
れて再度のチェックを受ける。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項
1,2に記載の物品搬送装置によれば、シュート上の物
品が安定的に正常な状態で物品停止部で停止し、従来の
シュート装置よりも的確に後段のコンベアに移送するこ
とができる。また、後段工程に小さなトラブルが発生し
た場合には多数の物品をシュート上にアキュムレートさ
せることができるし、これより多くの物品がシュート上
に停滞した場合にはシュートから物品を落下排出できる
ので、搬送装置全体を停止させることなく運転を継続す
ることが可能となり、仮にシュート上で物品が斜めに転
動し、多くの物品がシュート上に停滞した場合にもシュ
ートから物品を落下排出できるので、後段工程等のトラ
ブルに簡便・的確に対処することができ、物品の搬送・
箱詰をインラインで行うことが可能となる効果がある。
請求項3に記載の物品搬送装置によれば、物品を没入さ
せる長溝を設けたので物品が物品停止部に、より確実に
正常な状態で停止するため、後段工程でさらに円滑に処
理することができる。また、物品移送方向前方側の傾斜
板を物品移送方向前方側に傾斜させたので、物品突き上
げ装置によりプッシュされた物品は、より確実に後段工
程に移送され、例えば、前記傾斜板の直後に傾斜面によ
るシュートを設けた場合には、物品は自重により確実に
該シュート上に転動供給される。請求項4,5に記載の
物品搬送装置によれば、バケットコンベアの空バケット
一個に対応してキャタピラコンベアに物品を一個受け入
れるようにしたので、それぞれの空バケットにより物品
を確実に受け入れることができる。したがって、このよ
うなコンベア装置は、バケットコンベア上の複数物品の
それぞれの中空部に櫛状部材のそれぞれの棒体を挿入
し、複数の物品を一括して取り上げて箱詰するようにし
た物品(例えば、練り歯磨き充填用空チューブ)の搬送
用にきわめて有利な装置となる。また、請求項4に記載
の物品搬送装置によれば、最後段の物品停止部の突き上
げ装置によりプッシュされた物品は、該物品停止部直後
の傾斜面上を転動し、キャタピラコンベアの羽根で掻き
寄せられて搬送されるので、該コンベアによる物品の受
入れを確実に行うことができる。請求項6に記載の物品
搬送装置によれば、整列用プッシャーの作動により物品
がガイド板に押し付けられ、その搬送方向の整列が行わ
れるので、前記櫛状部材等による物品箱詰作業をさらに
的確、かつ高能率に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るもので、前半部の正面図
である。
【図2】図1の二段シュート装置およびキャタピラコン
ベアの拡大図である。
【図3】図1実施例の後半部の正面図である。
【図4】図1の平面図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】図1実施例に係るもので、チューブが梱包箱に
梱包される状態を示す説明図である。
【図7】従来例の概略説明図である。
【符号の説明】
10 多段シュート装置 11 シュート板 12 固定傾斜板 13 第一シュート 14 傾斜端板 15 傾斜端板(ストップ板) 16 第一物品停止部 16a 長溝 17 シュート板 18 固定傾斜板 19 第二シュート 20 傾斜端板 21 傾斜端板(ストップ板) 22 第二物品停止部 22a 長溝 23 エアーシリンダー 24,25,28 エアーシリンダー(薄形シリンダ
ー) 26,29 プッシャー 30〜33 光センサー 40 キャタピラコンベア 41 チェーン 42 ベルト 43 羽根 44 傾斜板 45 水平板 46 光センサー 47,48 スプロケット 60 バケットコンベア 61 チェーン 62 バケット 63 長方形板体 64 ガイド板 65 プッシャー 66 光センサー 67,68 スプロケット 70 チェーン 71 スプロケット 80 原動装置 81 スプロケット 82,83 チェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井出 眞治 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共 同印刷株式会社内 (72)発明者 中村 繁 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共 同印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−172122(JP,A) 特開 昭57−102419(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/78

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状または円柱状の物品を、傾斜面を
    備えたシュート装置上を転動させつつ移送したのち、適
    宜のコンベアにより搬送するようにした物品搬送装置に
    おいて、前記シュート装置を、物品の移送方向に複数段
    に分割されたシュートにより構成し、最後段シュートを
    除くシュートのうち少なくとも最前段シュートを前記傾
    斜面の傾きが増減する方向に揺動可能なものとなし、最
    後段シュートを除く各段シュートの先端部に物品の停止
    部と、該停止部に物品突き上げ装置とを設けると共に、
    前記揺動可能なシュート上の前半部の適所と、各停止部
    とに物品の移送状態を検知するセンサーを設け、物品が
    前記停止部に正常な状態で停止したことがセンサーによ
    り確認された場合には、該センサーは前記物品突き上げ
    装置を作動させてこれを突き上げ、物品が揺動可能なシ
    ュート上で所定時間停滞したことがセンサーにより確認
    された場合には、該センサーは該シュートを揺動させて
    物品を落下排出するようにしたことを特徴とする物品搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 円筒状または円柱状の物品を、傾斜面を
    備えたシュート装置上を転動させつつ移送したのち、適
    宜のコンベアにより搬送するようにした物品搬送装置に
    おいて、前記シュート装置を、物品の移送方向に複数段
    に分割されたシュートにより構成し、少なくとも最前段
    シュートを前記傾斜面の傾きが増減する方向に揺動可能
    なものとなし、各段シュートの先端部に物品の停止部
    と、該停止部に物品突き上げ装置とを設けると共に、揺
    動可能なシュート上の前半部の適所と、前記各段停止部
    とに物品の移送状態を検知するセンサーを設け、物品が
    前記停止部に正常な状態で停止したことがセンサーによ
    り確認された場合には、該センサーは前記物品突き上げ
    装置を作動させてこれを突き上げ、物品が揺動可能なシ
    ュート上で所定時間停滞したことがセンサーにより確認
    された場合には、該センサーは該シュートを揺動させて
    物品を落下排出するようにしたことを特徴とする物品搬
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記物品停止部が、物品の移送方向前方
    側に傾斜し、かつ物品移送方向に対向する2枚の傾斜板
    により形成した長溝であって、該長溝は物品の一部また
    は全体を没入させるに足る寸法としたものであることを
    特徴とする請求項1または2に記載の物品搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記コンベアとして前記最後段シュート
    の直上にキャタピラコンベアと、その直後にバケットコ
    ンベアとを設けると共に、前記キャタピラコンベアの物
    品受入れ部とバケットコンベアの所定箇所とに、物品の
    移送状態を検知するセンサーを設け、センサーにより前
    記物品受入れ部で物品の存在が確認され、かつ前記所定
    箇所に移送されてきたバケット上では物品の存在が確認
    されない場合においては、キャタピラコンベアがバケッ
    トコンベアと同調しながら作動して物品を一個ずつ搬送
    すると共に、バケットコンベア上に物品を一個ずつ移送
    するようにしたことを特徴とする請求項1または3に記
    載の物品搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記コンベアとして前記シュート装置の
    直後にキャタピラコンベアと、その直後にバケットコン
    ベアとを設けると共に、前記キャタピラコンベアの物品
    受入れ部とバケットコンベアの所定箇所とに、物品の移
    送状態を検知するセンサーを設け、センサーにより前記
    物品受入れ部で物品の存在が確認され、かつ前記所定箇
    所に移送されてきたバケット上では物品の存在が確認さ
    れない場合においては、キャタピラコンベアがバケット
    コンベアと同調しながら作動して物品を一個ずつ搬送す
    ると共に、バケットコンベア上に物品を一個ずつ移送す
    るようにしたことを特徴とする請求項2または3に記載
    の物品搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記バケットコンベアを間欠的走行が可
    能なものとすると共に、該バケットコンベアの物品搬送
    方向片側にガイド板を設け、他側には前記ガイド板と直
    交する方向に作動可能な整列用プッシャーをバケットコ
    ンベアの間欠停止箇所に設けたことを特徴とする請求項
    4または5に記載の物品搬送装置。
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