JP3112555U - 発光ダイオードランプの放熱構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 発光ダイオードから発する熱を有効に放熱することができ、発光ダイオードを保護して、長期間の使用を可能とする発光ダイオードランプの放熱構造を提供すること。
【解決手段】 熱伝導率が高い素材より成る放熱板2と基板4との間に、熱伝導率が高く絶縁性に富んだ素材より成る熱伝導パッド3を挟んで積層すると共に、放熱板2の表面に複数の発光ダイオード1を配置して面状の発光体を形成し、発光ダイオード1の端子11を、放熱板2に穿設した上部挿通孔21へ挿通して、熱伝導パッド3を貫通し、基板4に穿設した下部挿通孔41へ挿通して接合してある。
【選択図】 図3
【解決手段】 熱伝導率が高い素材より成る放熱板2と基板4との間に、熱伝導率が高く絶縁性に富んだ素材より成る熱伝導パッド3を挟んで積層すると共に、放熱板2の表面に複数の発光ダイオード1を配置して面状の発光体を形成し、発光ダイオード1の端子11を、放熱板2に穿設した上部挿通孔21へ挿通して、熱伝導パッド3を貫通し、基板4に穿設した下部挿通孔41へ挿通して接合してある。
【選択図】 図3
Description
本考案は、街灯、ビームライト、信号機ランプのような高効率ランプに好適な発光ダイオードランプの放熱構造に関する。
家庭用照明灯は、古くからワット数の高い白熱電球から蛍光灯へと変化し、さらに、蛍光灯から省電力型のPLライトや安定期を備えた電球へと変化し、数十年という短期間に著しい進歩を遂げている。
しかし、高投射性と高照明度を必要とするランプについては、長い間消費電力及び発熱量が高い段階にとどまっており、安全性に大きな問題がある。
特に、街灯やビームライトでは、ランプカバーを完全に密封した状態で使用するため、ランプの熱による密封空間内での温度上昇が非常に大きくなり、危険性が高い。
しかし、高投射性と高照明度を必要とするランプについては、長い間消費電力及び発熱量が高い段階にとどまっており、安全性に大きな問題がある。
特に、街灯やビームライトでは、ランプカバーを完全に密封した状態で使用するため、ランプの熱による密封空間内での温度上昇が非常に大きくなり、危険性が高い。
このため、近年では、街灯、ビームライト等も徐々に改良され、発光ダイオードで代替するようになっている。発光ダイオードは、高輝度を有し、投射距離の長さ及び集光性に優れ、消費電力が低く、価格が低廉であるという様々な特長を備える。
しかし、発光ダイオードを用いても、発生した熱による温度上昇の問題は避けることができず、高熱が焼損を引き起こすことは周知の通りである。
しかし、発光ダイオードを用いても、発生した熱による温度上昇の問題は避けることができず、高熱が焼損を引き起こすことは周知の通りである。
本考案が解決しようとする課題は、発光ダイオードから発する熱を迅速に放熱することができ、発光ダイオードを保護して、長期間の使用を可能とする発光ダイオードランプの放熱構造を提供することにある。
本考案の発光ダイオードランプの放熱構造は、熱伝導率が高い素材より成る放熱板と基板との間に、熱伝導率が高く絶縁性に富んだ素材より成る熱伝導パッドを挟んで積層すると共に、前記放熱板の表面に複数の発光ダイオードを配置して面状の発光体を形成し、発光ダイオードの端子を、前記放熱板に穿設した上部挿通孔へ挿通して、前記熱伝導パッドを貫通し、前記基板に穿設した下部挿通孔へ挿通して接合してある。
本考案によれば、発光ダイオードから発生する熱を熱伝導パッド全面に拡散し、さらに放熱板の全面に伝えて、広い面積の放熱面から迅速に放熱することができるので、外気に開放された空間のみならず、ランプカバー内の狭い密封空間に設置されても、発光ダイオードが温度上昇によって損傷を受けることなく、長時間に亘り効率よく発光することが可能となる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
本考案の発光ダイオードランプの放熱構造は、図2及び図3に示すように、複数の発光ダイオード1、放熱板2、熱伝導パッド3及び基板4を備える。
発光ダイオード1は高輝度タイプのものを使用し、複数の発光ダイオード1を放熱板2の表面中央部分に配置して、面状の発光体を形成する。
本考案の発光ダイオードランプの放熱構造は、図2及び図3に示すように、複数の発光ダイオード1、放熱板2、熱伝導パッド3及び基板4を備える。
発光ダイオード1は高輝度タイプのものを使用し、複数の発光ダイオード1を放熱板2の表面中央部分に配置して、面状の発光体を形成する。
放熱板2は、金属等の熱伝導率の高い素材より成り、発光ダイオード1を設置する個所には、発光ダイオード1の2本の熱伝導ピン11(端子、図1参照)が挿通される2個の上部挿通孔21をそれぞれ穿設する。上部挿通孔21には絶縁加工を施してある。
熱伝導パッド3は、熱伝導率が高く、絶縁性がある軟質プラスチック等の素材から成り、放熱板2の裏面全面に貼着されている。
基板4は、熱伝導パッド3の裏面に積層され、基板4に配線された回路上において、上部挿通孔21と対応する位置に、熱伝導ピン11を挿通して接合するための下部挿通孔41がそれぞれ穿設される。
熱伝導パッド3は、熱伝導率が高く、絶縁性がある軟質プラスチック等の素材から成り、放熱板2の裏面全面に貼着されている。
基板4は、熱伝導パッド3の裏面に積層され、基板4に配線された回路上において、上部挿通孔21と対応する位置に、熱伝導ピン11を挿通して接合するための下部挿通孔41がそれぞれ穿設される。
図4に示すように、発光ダイオード1の熱伝導ピン11は、放熱板2の上部挿通孔21に挿通され、熱伝動パッド3を貫通して、基板の下部挿通孔41へ挿通されて接合される。発光ダイオード1は、下部挿通孔41へ接合することにより、面状発光体の適切な位置へ位置決めされる。
発光ダイオード1の熱伝導ピン11の上部には発熱部Aがあり、この発熱部Aは熱伝導パッド3で包まれているので、発生した熱は熱伝導率の高い熱伝導パッド3全面に拡散し、さらに放熱板2全体に伝導されて、迅速に放熱される。
発光ダイオード1の熱伝導ピン11の上部には発熱部Aがあり、この発熱部Aは熱伝導パッド3で包まれているので、発生した熱は熱伝導率の高い熱伝導パッド3全面に拡散し、さらに放熱板2全体に伝導されて、迅速に放熱される。
放熱板2をランプカバーの一部として成型し、この放熱板2を外気と接触させれば、ランプカバー内の狭い密封空間の温度上昇を確実に抑制することができる。
また、熱伝導パッド3は高い絶縁性を有しているので、熱伝導ピン11は電気的に絶縁され、安全性が高い。
また、熱伝導パッド3は高い絶縁性を有しているので、熱伝導ピン11は電気的に絶縁され、安全性が高い。
1 発光ダイオード
11 熱伝導ピン(端子)
2 放熱板
21 上部挿通孔
3 熱伝導パッド
4 基板
41 下部挿通孔
A 発熱部
11 熱伝導ピン(端子)
2 放熱板
21 上部挿通孔
3 熱伝導パッド
4 基板
41 下部挿通孔
A 発熱部
Claims (1)
- 熱伝導率が高い素材より成る放熱板と基板との間に、熱伝導率が高く絶縁性に富んだ素材より成る熱伝導パッドを挟んで積層すると共に、前記放熱板の表面に複数の発光ダイオードを配置して面状の発光体を形成し、前記発光ダイオードの端子を、前記放熱板に穿設した上部挿通孔へ挿通して、前記熱伝導パッドを貫通し、前記基板に穿設した下部挿通孔へ挿通して接合したことを特徴とする発光ダイオードランプの放熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003420U JP3112555U (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 発光ダイオードランプの放熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003420U JP3112555U (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 発光ダイオードランプの放熱構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3112555U true JP3112555U (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=43274966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005003420U Expired - Fee Related JP3112555U (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 発光ダイオードランプの放熱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3112555U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016170905A (ja) * | 2015-03-11 | 2016-09-23 | 株式会社小糸製作所 | 光源モジュール |
-
2005
- 2005-05-19 JP JP2005003420U patent/JP3112555U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016170905A (ja) * | 2015-03-11 | 2016-09-23 | 株式会社小糸製作所 | 光源モジュール |
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