JP3109603B2 - 組電池およびその充電方法 - Google Patents
組電池およびその充電方法Info
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- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Description
を2個以上直列に接続した組電池およびその充電方法に
関する。
電池により作動する際、必要な電圧を得るために、二次
電池を2個以上直列に接続して組電池にすることが行わ
れている。
充電電圧がピーク値から一定電圧降下したところで充電
を停止する、いわゆる−△V検出制御による充電方法
(例えば、特開昭53−43845号公報)や、組電池
全体の温度上昇を検出して充電を停止する温度検出制御
による充電方法(例えば、特開昭52−91137号公
報)などが採用されている。
は組電池全体としての情報しか得られないため、充放電
を繰り返すことによって劣化が生じ、素電池間に容量の
バラツキが生じるようになると、劣化の大きい素電池に
対しては過充電することにより、組電池全体としての充
放電サイクル特性の低下が早くなってしまうという問題
がある。
る問題点を解決し、充放電の繰り返しによって劣化が生
じ、組電池を構成する素電池間に容量のバラツキが生じ
た場合でも、劣化の大きい素電池の充電末期を正確に検
出でき、充放電サイクル特性の低下が少ない組電池およ
びその充電方法を提供することを目的とする。
電池を直列に接続した組電池において、それぞれの素電
池に熱を感じて電気抵抗が変化するサーミスタを取り付
け、かつそれぞれのサーミスタを直列に接続するか、ま
たは、4個以上の素電池を直列に接続した組電池におい
て、隣接する2個の素電池の間に熱を感じて電気抵抗が
変化するサーミスタを取り付け、かつそれぞれのサーミ
スタを直列に接続することにより、それぞれの素電池の
表面温度の検出を可能にして、上記目的を達成したもの
である。なお、本発明においては、素電池にサーミスタ
を取り付け、それぞれのサーミスタを直列に接続し、と
表現しているが、これはそのような状態になっていれば
よいということを意味していて、素電池へのサーミスタ
の取り付けとサーミスタを直列に接続することの順序を
規定するものではなく、素電池にサーミスタを取り付け
てからサーミスタを直列に接続してもよいし、また、サ
ーミスタを直列に接続してから素電池にサーミスタを取
り付けもよい。
(いわゆるサイクル劣化)が生じて素電池間に容量のバ
ラツキが生じた場合でも、サーミスタにより素電池の表
面温度を検出することによって、サイクル劣化の大きい
素電池の充電末期の検出を正確に行うことができるの
で、過充電を防止することができ、組電池全体としての
充放電サイクル特性の低下を防止することができる。
ては、それぞれの素電池にサーミスタを取り付ける場合
と、隣接する2個の素電池の間にサーミスタを取り付け
る場合とがある。
で、それぞれの素電池にサーミスタを取り付けた場合と
同様の効果をあげることができる。
電池に対応して働くので、隣接する2個の素電池の間に
サーミスタを取り付けた場合でも、それぞれの素電池に
サーミスタを取り付けた場合と同様の効果をあげること
ができる。
は隣接する2個の素電池の間に取り付けたサーミスタを
直列に接続することによって、サーミスタの個数にかか
わらず、温度検出のための端子を2個にできるという効
果がある。
する際には、通常、サーミスタの出力の絶対値を検出す
ることによって行われるが、サーミスタの出力の変化量
を求めることによって行ってもよい。
説明する。
電池を用い、このニッケル−金属水素化物二次電池を6
個直列に接続して図1に示すような組電池を作製した。
(ただし、この実施例1では素電池としてニッケル−金
属水素化物二次電池が用いられている)であり、6個の
素電池2が直列に接続されている。
個使用されていて、いずれのサーミスタ3もそれぞれ隣
接する2個の素電池2の間に取り付けられ、それら3個
のサーミスタ3はリード線4によって直列に接続されて
いる。5は+側の電池端子で、6は−側の電池端子であ
る。
るためのリード線4のうち両端のリード線4は、それぞ
れ温度測定端子7および8に接続されている。
より充電を行い、その特性を調べた。
であり、3はサーミスタである。これらは図1に示すも
のと同じものであるため、図1の場合と同じ符号が付さ
れている。そして、9は充電回路で、10は電源であ
る。
電池の1C充電時の電圧変化と表面温度変化を図3に示
す。
の充電時の電圧変化を示すものであり、曲線A−2は該
一方の素電池の充電時の表面温度変化を示すものであ
る。
素電池の充電時の電圧変化を示すものであり、曲線B−
2は該他方の素電池の充電時の表面温度変化を示すもの
である。
ように変化し、A−2とB−2も同じように変化して、
A−1とB−1との間およびA−2とB−2との間に実
質的な差がない。
にサイクル劣化による容量のバラツキが少ないので、充
電した時に、それらの素電池間に電圧、表面温度に関し
て特性上の差異が生じず、両素電池とも同じような特性
を有することを示している。
化が生じ、素電池間に劣化の大きいものと劣化の小さい
ものとが生じて、素電池間に容量のバラツキが生じた場
合には、それら劣化の小さい素電池と劣化の大きい素電
池とでは、図4に示すように、電圧、表面温度とも異な
る特性を示すようになる。
池の充放電末期における2個の素電池の1C充電時の電
圧変化と表面温度変化を示す図である。
の小さい素電池の充電時の電圧変化を示すものであり、
曲線C−2は該サイクル劣化の小さい素電池の充電時の
表面温度変化を示すものである。
ル劣化の大きい素電池の充電時の電圧変化を示すもので
あり、曲線D−2は該サイクル劣化の大きい素電池の充
電時の表面温度変化を示すものである。
と、D−1の方がC−1より短い充電時間で電圧が最高
点に達し、それ以後は電圧が降下する。
イクル劣化の小さい素電池より早く充電末期に到達する
ことを示している。
が充電末期に達した時にはサイクル劣化の大きい素電池
は既に過充電状態になっている。
−2より早く温度が上昇する。これは、サイクル劣化の
大きい素電池の方がサイクル劣化の小さい素電池より早
く温度上昇することを示している。
面温度を測定することにより、その充電末期を知ること
ができる。
量のバラツキが生じた場合でも、サーミスタにより素電
池の表面温度を検出することによって、最もサイクル劣
化の大きい素電池、つまり容量の小さい素電池の充電末
期を正確に検出することができ、過充電を引き起こすこ
となく組電池を充電することができる。したがって、過
充電に基づく充放電サイクル特性の低下を防止すること
ができる。
電し、放電電流1Cで素電池あたり1.0Vまで放電す
る充放電を繰り返したときの充放電サイクル特性を後記
比較例1の組電池の充放電サイクル特性と併せて図6に
示す。
電池を6個直列に接続して図5に示すような組電池を作
製した。
(ただし、この比較例1でも、素電池としてニッケル−
金属水素化物二次電池が用いられている)であり、6個
の素電池2は直列に接続されている。
けが使用されていて、2個の素電池2の間に取り付けら
れている。
ものであり、この比較例1の組電池の場合、たまたまサ
イクル劣化の大きい素電池が検出対象となっている場合
には問題が生じないが、そうでない場合には、サイクル
劣化の大きい素電池を過充電することになり、組電池全
体としての充放電サイクル特性の低下を促進することに
なる。
同条件下で充放電したときの充放電サイクル特性を図6
に示す。
あり、縦軸は容量保持率である。この縦軸の容量保持率
は、各充放電サイクル時の放電容量を測定し、その放電
容量の初度の放電容量(第1回目の放電容量)に対する
比率で示したものである。
充放電サイクル数が1000回近くになってから劣化が
生じたが、比較例1の組電池では約400回の充放電サ
イクルで劣化が生じ、実施例1の組電池に比べて充放電
サイクル特性が悪かった。
クル劣化によって素電池間に容量のバラツキが生じた場
合でも、サイクル劣化の大きい素電池の充電末期を正確
に検出し、過充電を防止して、充放電サイクル特性の低
下を防止することができた。
図である。
ロック図である。
充電時の電圧変化と表面温度変化を示す図である。
小さい素電池とサイクル劣化の大きい素電池の充電時の
電圧変化と表面温度変化を示す図である。
る。
サイクル特性を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 2個以上の素電池(2)を直列に接続し
た組電池において、それぞれの素電池(2)に熱を感じ
て電気抵抗が変化するサーミスタ(3)を取り付け、か
つそれぞれのサーミスタ(3)を直列に接続したことを
特徴とする組電池。 - 【請求項2】 4個以上の素電池(2)を直列に接続し
た組電池において、隣接する2個の素電池(2)の間に
熱を感じて電気抵抗が変化するサーミスタ(3)を取り
付け、かつそれぞれのサーミスタ(3)を直列に接続し
たことを特徴とする組電池。 - 【請求項3】 素電池(2)がニッケル−金属水素化物
二次電池であることを特徴とする請求項1または2記載
の組電池。 - 【請求項4】 サーミスタ(3)により素電池(2)の
表面温度を検出することによって充電を制御する請求項
1、2または3記載の組電池の充電方法。
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- 2000-06-15 JP JP2000179227A patent/JP3280659B2/ja not_active Expired - Fee Related
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