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JP3191363U - タイヤ加硫金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ加硫時において環状分割金型であるセグメントを正確に作動させることができることで、金型のタイヤ加硫時における精度を効果的に向上させることができるタイヤ加硫金型を提供する。【解決手段】タイヤのトレッド部を成形する環状分割金型である複数のセグメント10と、セグメント10の外方に配置されると共に、軸線方向に移動することで複数のセグメント10を半径方向に開閉自在とする外部リング4とを備え、且つセグメント10と外部リング4とが対向する面を互いに截頭円錐面21、4aとして構成してあるタイヤ加硫金型であって、セグメント10と外部リング4とを遊嵌結合してあると共に、截頭円錐面21、4aの一部に、軸線方向に対向してセグメント10と外部リング4とを相互に案内する対の案内平坦面22、4bを設けてあるタイヤ加硫金型である。【選択図】図5

Description

本考案は、タイヤ加硫金型に関し、より詳しくは、自動車用タイヤ等を加硫するタイヤ加硫金型に関する。
従来、自動車用タイヤを成形する金型として、タイヤを加硫しながら成形するタイヤ加硫金型と言われるものが提供されている。そしてこのタイヤ加硫金型は、タイヤのトレッド部を成形する環状金型を備えている。
近年においては、このタイヤのトレッド部成形用の環状金型として、環状金型をその円周方向に複数に分割してなるセグメントからなるものが多く用いられている。
このような複数のセグメントからなる環状金型を備えたタイヤ加硫金型として、下記特許文献1がある。
特開昭60−78711号公報
上記特許文献1は、タイヤ加硫機に関する発明で、セグメントの半径方向の肉厚を薄くできて、加硫可能なタイヤの外形寸法を大きくできるメリットがある。
しかし、上記特許文献1に示すような従来のタイヤ加硫金型は、各セグメントを半径方向に移動させる外部リングの内周を截頭円錐面として形成すると共に、各セグメントの外周を外部リングの截頭円錐面と同一勾配の截頭円錐面として形成するものが一般的であった。
よって、外部リングを軸線方向に下降させて各セグメントを上部金型、下部金型に密着するまで半径方向内方に移動させた場合には、外部リングの截頭円錐面と各セグメントの截頭円錐面とが全面接触している。
一方、外部リングをセグメントから軸方向に引き離して各セグメントを半径方向外方に移動させる場合には、截頭円錐面は軸方向位置によって曲率半径が異なっているため、各セグメントの周方向両端部と外部リングの截頭円錐面との間に隙間が生じ、外部リングと各セグメントとが線接触になる。これによって、外部リングと各セグメントに局所的な摩耗が生じることで、金型が損傷し易いという問題があった。また各セグメントの姿勢が崩れて円滑な動作が得られないと共に、動きが一定でないために加硫時に金型の芯円度が組立て難いと共に、金型が損傷し易いという問題があった。
そこで本考案は上記従来技術の問題を解消し、タイヤ加硫時において環状分割金型であるセグメントを正確に作動させることができることで、金型のタイヤ加硫時における精度を効果的に向上させることができるタイヤ加硫金型の提供を課題とする。
本考案のタイヤ加硫金型は、タイヤのトレッド部を成形する環状分割金型である複数のセグメントと、前記セグメントの外方に配置されると共に、軸線方向に移動することで前記複数のセグメントを半径方向に開閉自在とする外部リングとを備え、且つ前記セグメントと前記外部リングとが対向する面を互いに截頭円錐面として構成してあるタイヤ加硫金型であって、前記セグメントと前記外部リングとを遊嵌結合してあると共に、前記截頭円錐面の一部に、軸線方向に対向して前記セグメントと前記外部リングとを相互に案内する対の案内平坦面を設けてあることを第1の特徴としている。
また、本考案のタイヤ加硫金型は、上記第1の特徴に加えて、セグメントの案内平坦面又は/及び前記外部リングの案内平坦面は、着脱自在な金属プレートで構成されていることを第2の特徴としている。
また、本考案のタイヤ加硫金型は、上記第2の特徴に加えて、金属プレートは、銅合金又はタフライド処理等の表面処理した鉄合金、その他摺動に適した材料からなることを第3の特徴としている。
請求項1に記載のタイヤ加硫金型によれば、案内平坦面を対で設けることで、広い平面でセグメントと外部リングとを相互に案内することができる。よってセグメントの開閉時に各セグメントの姿勢が崩れることを効果的に防止することができ、セグメントの動きを一定化させることができる。従って、セグメントの損傷を効果的に防止することができる。加えて、セグメントと外部リングとを遊嵌結合してある構成とすることで、セグメントの開閉時においては、遊び幅をもって外部リングとセグメントとを相互に移動させることができると共に、複数のセグメントを閉じた状態においては、外部リングの円形状(内周)とセグメントの円形状(外周)とで金型の位置決めを行うことができる。従って、タイヤ加硫時においてセグメントを正確に作動させることができ、タイヤ加硫時における金型の精度を効果的に向上させることができる。
また請求項2に記載のタイヤ加硫金型によれば、上記請求項1に記載の構成による作用効果に加えて、案内平坦面を容易に形成することができる。また案内平坦面だけの取り換えを容易に行うことができる。
また請求項3に記載のタイヤ加硫金型によれば、上記請求項2に記載の構成による作用効果に加えて、十分な強度を備える案内平坦面を形成することができる。よって、案内平坦面の損傷を効果的に防止することができる。また滑りの良い案内平坦面とすることができる。
本考案の実施形態に係るタイヤ加硫金型を模式的に示す斜視図である。 本考案の実施形態に係るタイヤ加硫金型を示す平面図で、(a)は型組みがなされる前の状態を示す図、(b)は型組みがなされた後の状態を示す図である。 本考案の実施形態に係るタイヤ加硫金型の要部の縦断面図で、型組みがなされる前の状態を示す図である。 本考案の実施形態に係るタイヤ加硫金型の要部の縦断面図で、型組みがなされた後の状態を示す図である。 本考案の実施形態に係るタイヤ加硫金型の要部の水平断面図で、(a)は型組みがなされる前の状態を示す図、(b)は型組みがなされた後の状態を示す図である。 本考案の実施形態に係るタイヤ加硫金型の変形例における要部の水平断面図である。 従来のタイヤ加硫金型を示す要部の水平断面図で、型組みがなされる前の状態を示す図である。
以下の図面を参照して、本考案のタイヤ加硫金型を説明し、本考案の理解に供する。しかし、以下の説明は本考案の実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定するものではない。
先ず図1〜図5を参照して、本考案の実施形態に係るタイヤ加硫金型1を説明する。
本考案の実施形態に係るタイヤ加硫金型1は、図1に示すように、上型プレート2、下型プレート3、外部リング4を外殻とし、それらの内側にボルト(図示しない)を介してタイヤのトレッド部を成形する上部金型5、下部金型6、中間金型7とを備えている。自動車のタイヤの加硫成形は、前記トレッド部を成形する上部金型5と下部金型6と中間金型7とで行われる。
また中間金型7は、図2に示すように、複数個に分割されたセグメント10からなる。
このセグメント10は、図1に示すように、スライダ20とサイド金型30とからなる。
図2〜図4に示すように、加硫成形を行うに際して、シリンダ(図示しない)のピストンロッド50を介して外部リング4が下方(軸線方向)へ移動することで、スライダ20が内方(半径方向)へ移動する。これによって、図4に示すように、サイド金型30が内方(半径方向)に移動して複数のセグメント10が閉じられて型組みがなされる。
また加硫成形が終了した後に、シリンダ(図示しない)のピストンロッド50を介して外部リング4が上方(軸線方向)へ移動することで、スライダ20が外方(半径方向)へ移動する。これによって図3に示すように、サイド金型30が外方(半径方向)に移動して複数のセグメント10が開けられて型組みが解かれる。
以下、本考案の主たる構成要素である外部リング4、セグメント10(スライダ20、サイド金型30)の構成、作用を更に詳細に説明する。
前記スライダ20は図3〜図5に示すように、外部リング4と対向する面である半径方向外周面に、上方に向かって先細りの截頭円錐面21を備えている。
更に、この截頭円錐面21の一部(円周方向中央部)には、截頭円錐面21と同一勾配をもって傾斜すると共に、軸線方向に対向して外部リング4を摺接させて案内するための平坦な面である案内平坦面22を設けてある。
このスライダ20は、例えば鉄、アルミ等で形成することができる。
また図3、図4に示すように、スライダ20には、上型プレート2と下型プレート3との間に矩形状の金属プレート24を設けてある。なお金属プレート24としては、銅合金又はタフライド処理等の表面処理した鉄合金、その他摺動に適した材料を用いることができる。
また前記外部リング4には、スライダ20と対向する面である内周面に、截頭円錐面21と同一勾配の截頭円錐面4aを備えている。
更に、この截頭円錐面4aの一部(案内平坦面22と対向する位置)には、軸線方向に対向してスライダ20を摺接させて案内するための平坦な案内平坦面4bを設けてある。
このように本実施形態においては、スライダ20と外部リング4とを相互に案内するための案内平坦面22、4bを対で設ける構成としている。
また本実施形態においては、外部リング4に着脱自在な矩形状の金属プレート4cで案内平坦面4bを形成してある。より具体的には、図5(a)に示すように、外部リング4の截頭円錐面4aに矩形状の凹所4dを設け、この凹所4dに矩形状の金属プレート4cを取り付けることで案内平坦面4bを形成してある。この際、金属プレート4cの表面が截頭円錐面4aと面一となるように取り付けてある。
なお図3、図4に示すように、金属プレート4cは、皿ネジ4eを用いて凹所4dに取り付けることができる。
この外部リング4は、鉄等で形成することができる。また金属プレート4cとしては、銅合金又はタフライド処理等の表面処理した鉄合金、その他摺動に適した材料を用いることができる。
また本実施形態においては、スライダ20の案内平坦面22に、軸線方向に延びる傾斜した断面T字形のT型溝23を設けており、このT型溝23には、図5に示すように外部リング4の案内平坦面4bに設けられる断面T字形のT型ブロック4fが摺動可能に挿入されている。
そして、この嵌合用凹部たるT型溝23と嵌合用凸部たるT型ブロック4fとで、セグメント10と外部リング4とを遊嵌結合する継手Tを構成してある。
なお図3、図4に示すように、T型ブロック4fはボルトBを介して外部リング4に取り付けることができる。
次に、このような構成からなるタイヤ加硫金型1を用いてタイヤ加硫作業を行う場合の具体的な動作を説明する。
まず、金型内に生タイヤ(図示しない)を搬入する。
そして図3、図4を参照して、シリンダ(図示しない)のピストンロッド50を介して外部リング4を軸線方向に下降させる。この際、外部リング4はT型溝23に沿って截頭円錐面4aを截頭円錐面21に摺接させて下降する。より具体的には、図5(a)に示すように、外部リング4の案内平坦面4bをスライダ20の案内平坦面22に摺接させて下降する。
そして外部リング4の下降に伴ってサイド金型30が半径方向内方へと移動する。
そして図4に示すように、外部リング4が最下降位置まで下降されると、サイド金型30が上部金型5と下部金型6とに密着する。これによって複数のセグメント10が閉じられて型組みが行われ、金型内部にタイヤを加硫するための加硫空間Kが形成される。この際、外部リング4とスライダ20とは継手Tを介して遊嵌結合されていることから、図5(b)に示すように、案内平坦面4bと案内平坦面22との間には微小な隙間Sが形成されると共に、隣接するスライダ20間においては截頭円錐面4a(外部リング4の内周)と截頭円錐面21(スライダ20の外周)とが密着する。
そして、タイヤの加硫が終了すると、図3、図4を参照して、シリンダ(図示しない)のピストンロッド50を介して外部リング4を軸線方向に上昇させる。この際、外部リング4は、T型溝23に沿って截頭円錐面4aを截頭円錐面21に摺接させて上昇する。より具体的には、図5(a)に示すように、外部リング4の案内平坦面4bをスライダ20の案内平坦面22に摺接させて上昇する。
そして外部リング4の上昇に伴ってサイド金型30が半径方向外方へと移動する。これによって複数のセグメント10が開けられて型組みが解かれる。
そして外部リング4を最上昇位置まで上昇させた後、金型内からタイヤが取り出される。
以上により、タイヤ加硫作業が終了する。
このような構成からなる本実施形態に係るタイヤ加硫金型1は、以下の作用をなす。
案内平坦面22と案内平坦面4bとを対で設け、複数のセグメント10の開閉時に案内平坦面22と案内平坦面4bとを摺接させて外部リング4を軸線方向に移動させ、これによってスライダ20を半径方向に移動させる構成とすることで、摺動時に広い平面でスライダ20(セグメント10)と外部リング4とを摺接させることができる。
よって、加硫時にスライダ20の中心に作動する加圧力を平面で伝達させることができ、スライダ20の動きを一定化させることができる。よってセグメント10の開閉時に各セグメント10の姿勢が崩れることを効果的に防止することができる。従って、セグメント10の損傷を効果的に防止することができる。
加えて、セグメント10と外部リング4とを遊嵌結合してある構成とすることで、セグメント10の開閉時においては、遊び幅をもって外部リング4とセグメント10とを相互に移動させることができると共に、複数のセグメント10を閉じた状態においては、外部リング4の円形状(内周)とセグメント10(スライダ20)の円形状(外周)とで金型の位置決めを行うことができる。従って、タイヤ加硫時においてセグメント10を正確に作動させることができ、タイヤ加硫時における金型の精度を効果的に向上させることができる。
また案内平坦面4bを設けることで、T型ブロック4fの取り付け部の面積を効果的に増大させることができる。よってT型ブロック4fを強固に取り付けることができる。
また案内平坦面4bを着脱自在な矩形状の金属プレート4cで形成する構成とすることで、案内平坦面4bを容易に形成することができる。また案内平坦面4bだけの取り換えを容易に行うことができ、耐久性に優れたタイヤ加硫金型1とすることができる。
また金属プレート4cとして、銅合金又はタフライド処理等の表面処理した鉄合金、その他摺動に適した材料を用いる構成とすることで、十分な強度を備える案内平坦面4bを形成することができる。よって案内平坦面4bの損傷を効果的に防止することができる。また滑りの良い案内平坦面4bとすることができる。
これに対して従来のタイヤ加硫金型100は、図7に示すように、各スライダ200(セグメント)を半径方向に移動させる外部リング40の内周を截頭円錐面40aとして形成すると共に、各スライダ200の外周を外部リング40の截頭円錐面40aと同一勾配の截頭円錐面210として形成するものが一般的であった。
よって外部リング40を軸線方向に下降させて各スライダ200を上部金型(図示しない)及び下部金型(図示しない)に密着するまで半径方向内方に移動させた場合には、外部リング40の截頭円錐面40aと各スライダ200の截頭円錐面210とが全面接触している。
一方、外部リング40をスライダ200から軸方向に引き離して各スライダ200を半径方向外方に移動させる場合には、截頭円錐面40a、截頭円錐面210は軸方向位置によって曲率半径が異なっているため、各スライダ200の周方向両端部と外部リング40の截頭円錐面40aとの間に隙間が生じ、外部リング40と各スライダ200とが線接触又は点接触することになる。これによって、外部リング40と各スライダ200に局所的な摩耗が生じることで、金型が損傷し易いという問題があった。また各スライダ200の姿勢が崩れて(ガタつきが生じて)円滑な動作が得られないと共に、動きが一定でないために加硫時に金型の芯円度が組立て難く、金型が損傷し易いという問題があった。
従って本考案の構成とすることで、タイヤ加硫時において環状分割金型であるセグメント10を正確に作動させることができる。よってタイヤ加硫時における金型の精度を効果的に向上させることができる。
次に図6を参照して、本考案の実施形態に係るタイヤ加硫金型の変形例1、2を説明する。
まず図6(a)を参照して、変形例1を説明する。
本変形例1は、既述した実施形態に対して、スライダ20に設ける案内平坦面22の構成だけを異なる構成としたものである。よって、既述した本考案の実施形態と同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付し、以下の詳細な説明を省略するものとする。
具体的には、図6(a)に示すように、スライダ20の案内平坦面22を矩形状の金属プレート24で形成する構成とするものである。
本変形例1においては、スライダ20の截頭円錐面21のうち、外部リング4の案内平坦面4bと対向する部分に凹所25を形成すると共に、この凹所25に皿ネジ26を介して矩形状の金属プレート24を着脱自在に取り付けてある。この際、金属プレート24の表面が截頭円錐面21と面一となるように取り付けてある。
このような構成とすることで、アルミ等の強度の低い金属材料でスライダ20を形成する場合にでも、スライダ20が損傷することを効果的に防止することができる。
また案内平坦面22だけの取り換えが可能となり、耐久性に優れたタイヤ加硫金型1とすることができる。
次に図6(b)を参照して、本変形例2は、既述した実施形態に対して、スライダ20に設ける案内平坦面22、外部リング4に設ける案内平坦面4b、継手Tの構成だけを異なる構成としたものである。よって既述した実施形態と同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付し、以下の詳細な説明を省略するものとする。
具体的には、図6(b)に示すように、スライダ20の案内平坦面22を矩形状の金属プレート24で形成する構成とするものである。
本変形例2においては、スライダ20の截頭円錐面21のうち、外部リング4の案内平坦面4bと対向する部分に凹所27を形成すると共に、この凹所27にボルトBを介して矩形状の金属プレート24を着脱自在に取り付けてある。この際、金属プレート24の表面が截頭円錐面21と面一となるように取り付けてある。
更に、ボルトBを介してスライダ20に断面T字形のT型ブロック28を設ける構成としている。
一方、外部リング4における案内平坦面22と対向する部分に、平坦な案内平坦面4bを設けてある。更に、案内平坦面4bの周方向中央に軸線方向に延びる傾斜したT字形のT型溝4gを設けてあると共に、このT型溝4gにスライダ20の案内平坦面22に設けられるT型ブロック28を摺動可能に挿入してある。
そして、このT型溝4gとT型ブロック28とで、セグメント10と外部リング4とを遊嵌結合する継手Tを構成してある。
このような構成も本考案の範囲内に含まれるものである。つまり、継手を構成するT型溝とT型ブロックとは、スライダ20、外部リング4のどちらに設ける構成としてもよい。
なお、案内平坦面22、4bを構成する矩形状の金属プレートの半径方向の厚みは、適宜変更可能である。また本実施形態においては、嵌合用凹部をT型溝で形成すると共に、嵌合用凸部をT型ブロックで形成する構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、外部リング4とスライダ20に設ける嵌合用凹部、嵌合用凸部の形状は適宜変更可能である。
本考案のタイヤ加硫金型は、自動車タイヤの製造分野において有用であり、産業上の利用可能性が大きい。
1 タイヤ加硫金型
2 上型プレート
3 下型プレート
4 外部リング
4a 截頭円錐面
4b 案内平坦面
4c 金属プレート
4d 凹所
4e 皿ネジ
4f T型ブロック
4g T型溝
5 上部金型
6 下部金型
7 中間金型
10 セグメント
20 スライダ
21 截頭円錐面
22 案内平坦面
23 T型溝
24 金属プレート
25 凹所
26 皿ネジ
27 凹所
28 T型ブロック
30 サイド金型
40 外部リング
40a 截頭円錐面
40d T型ブロック
50 ピストンロッド
100 タイヤ加硫金型
200 スライダ
210 截頭円錐面
230 T型溝
B ボルト
K 加硫空間
S すき間
T 継手

Claims (3)

  1. タイヤのトレッド部を成形する環状分割金型である複数のセグメントと、前記セグメントの外方に配置されると共に、軸線方向に移動することで前記複数のセグメントを半径方向に開閉自在とする外部リングとを備え、且つ前記セグメントと前記外部リングとが対向する面を互いに截頭円錐面として構成してあるタイヤ加硫金型であって、前記セグメントと前記外部リングとを遊嵌結合してあると共に、前記截頭円錐面の一部に、軸線方向に対向して前記セグメントと前記外部リングとを相互に案内する対の案内平坦面を設けてあることを特徴とするタイヤ加硫金型。
  2. セグメントの案内平坦面又は/及び前記外部リングの案内平坦面は、着脱自在な金属プレートで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ加硫金型。
  3. 金属プレートは、銅合金又はタフライド処理等の表面処理した鉄合金、その他摺動に適した材料からなることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ加硫金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106985317A (zh) * 2017-04-30 2017-07-28 盐城易宝路轮胎有限公司 一种分体式汽车轮胎模具
JP2019504784A (ja) * 2016-02-12 2019-02-21 ダヴリューデー レーシング オイ 車両タイヤの加硫装置

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