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JP3185386U - 抽斗ケースの持出掛止機構 - Google Patents

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JP3185386U
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JP2013003115U
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English (en)
Inventor
崇 橋本
泰道 栗原
Original Assignee
サカセ化学工業株式会社
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Abstract

【課題】抽斗ケースの収納部にデッドスペースを生じさせず、かつ、下段の抽斗ケースに収納物を落としたりせず、搬送カートから引き出して持出状態に全開させた状態を確実に維持することができ、更には、抽斗ストロークを短くし、狭い通路でも搬送カートを使用可能にする抽斗ケースの持出掛止機構を提供する。
【解決手段】抽斗ケースの後端にラックフレームとの間の空隙を塞ぐブラインド板12を具備しており、ブラインド板の下側には、ラックフレームから引き出して持出状態に全開するときの抜出しを阻止する掛止突起13を左右両側に突設し、この掛止突起は、ブラケット14とブラインド板後端角部にある補強部とに一体化され、少ない持出ストロークで支点からの距離が短くても補完作用によって抽斗ケースを支持可能に構成している。
【選択図】図2

Description

本考案は、搬送カート等に収容される抽斗ケースの掛止機構の改良、更に詳しくは、搬送カート等のラックフレームを備えた移動台車に出し入れ可能に収納する抽斗ケースであって、廊下などの狭い通路でも抽斗ケースをラックフレームから支障なく引き出して持出すことができ、しかも安定、かつ、スムーズに全開させることができる抽斗ケースの持出掛止機構に関するものである。
一般に医療機関等では、大量の薬品や器材を運ぶ機会が多いため、搬送カート等のラックフレームに抽斗ケースを多数収容した移動台車を利用しており、必要とする薬品や医療器具などをその都度取り出して使用する。また、注射溶剤のようなアンプルやバイアルといった小型容器で管理され数量の多い収納物などは一段にまとめて収納されるが、収納部最奥に収納した収納物は物陰になって見えないため使い勝手が悪く、収納部の最奥部はデッドスペースとなっていた。
しかして、収納部の最奥部に位置する収納物を取り出すのには、抽斗ケースを搬送カートから引き出して持出状態に全開させ、かつ、持出状態の抽斗ケースに収納された物品の荷重の安定保持と抜出しを防ぐため片手で支える必要があり、両手で作業ができず非効率的である。しかも、収納物が落下した場合には片手が塞がっているために咄嗟に動くことができず、収納物を破損させたり、破損した収納物によって怪我をしたりすることもあった。
このようなことから、搬送カートなどの移動台車に収容する抽斗ケースについては全開状態を維持することが可能な掛止機構が求められていた。
例えば、家具等に使用される抽斗ケースとしては特許文献1のように、円弧状など変形ラックフレーム(開口部を有した保持体)を使用し、開口部上側の両端に下向の受圧部を設け、下部中央には所定スペースを開けて上向の受圧部とを設けて、当該ラックフレーム開口部に合致する変形抽斗ケース(引出し)を収容して成り、抽斗ケースを最大まで持出した場合に、当該抽斗ケースの背面板がラックフレーム開口部に設けた各受圧部と合致し、受圧部に掛かる反作用力によって抽斗ケースの状態を維持する構造が開示されているが、各受圧部の位置バランスを確保するために変型抽斗ケースや変型ラックフレームを使用する必要があり、抽斗ケースの収納部にデッドスペースが生じて収納量が制限される。
特許第2897739号
本考案は、上記の如き問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、抽斗ケースの収納部にデッドスペースを生じさせず、かつ、抽斗ケースとラックフレームとの間の空隙をブラインド板で塞ぐことによって下段の抽斗ケースに収納物を落としたりせず、搬送カートから引き出して持出状態に全開させた抽斗ケースの状態を確実に維持することができ、更には、可能な限りブラインド板を幅狭にすることで抽斗ストロークを短くし、廊下などの狭い通路でも搬送カートを使用可能にする抽斗ケースの持出掛止機構を提供することにある。
本考案者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
即ち、本考案は、抽斗ケース1の正面には把手11を有し、搬送カート2等のラックフレーム21から引き出して持出状態に全開するとき、この抽斗ケース1の後端にはラックフレーム21との間の空隙を塞ぐブラインド板12を具備しており、
前記ブラインド板12の下側には、抜出しを阻止する掛止突起13を左右両側に一体成形によって突設して、かつ、この掛止突起13は、ブラケット14と補強部15とに一体化され、少ない持出ストロークで支点からの距離が短くても掛止突起13とブラケット14と補強部15との補完作用によって抽斗ケース1を支持可能に構成していることに特徴がある。
また、本考案は、抽斗ケース1のブラインド板12の裏面には、左右両側の補強部15を繋ぐビーム状リブ12aを一体成形することによって、ブラインド板12、補強部15の強度を向上させることができる。
また、本考案は、抽斗ケース1に突設した掛止突起13は、抽斗ケース2から引き出して持出状態に全開するときには、ラックフレーム21の全ての段の抽斗レール21aに形成されている掛止受部21bと掛合することにより抜出しを阻止できる。
次いでまた、本考案においては、抽斗ケース1の両側面に、当該抽斗ケース1を引き出した際、ラックフレーム21の抽斗レール21aに当接するレール部16を配設したことで掛止突起13に掛かる負荷を軽減させることが可能となる。
請求項1記載の考案を採用することにより、ブラインド板が抽斗ケースに収納された収納物が下段に落下するのを阻止する。また、抽斗ケースを掛止突起まで引き出すことにより、抽斗ケースの中を隅々まで見渡すことができる。
また、請求項2記載の考案によれば、ビーム状リブを形成することによりブラインド板を更に強固に補強し、また、ブラインド板の奥行を狭めることによって、持出ストロークを短くすることができ、当該抽斗ケースを収容した抽斗カートを廊下など狭い通路でも利用可能になると共に、重量物の収納等により抽斗ケースの総重量が増加した場合でも確実に持出状態を維持することができる。更には、ブラインド板をビーム状リブで補強することによって、ブラインド板の横幅を大きくすることができるため抽斗ケースの大型化にも対応することが可能となる。
また、請求項3記載の考案によれば、抽斗ケースを引き出して持出し状態に全開させる際に、掛止突起と掛止受部とが掛合して抽斗ケースの抜落ちを阻止することができる。
更にまた、請求項4記載の考案によれば、抽斗ケースの持出量を問わずレール部と抽斗レールとが当接することによって、持出量に拘わらず抽斗ケースの状態を安定に保持することが可能になる。
本考案の実施例である抽斗ケースの全体構成を表す斜視図である。 本考案の実施例である抽斗ケースを全開させて引き出した状態を示した斜視図である。 本考案の実施例である抽斗ケースの掛止突起と補強部の損する箇所を下方から見た蛙観図である。 本考案の実施例である抽斗ケースを背面から見た斜視図である。 図4のA−A断面を示した断面斜視図である。 本考案の実施例である抽斗ケースの背面を拡大して示した斜視図である。 本考案の実施例である抽斗ケースにおける掛止突起と掛止受部の掛合状態、および、レール部と抽斗レールの当接状態を表した拡大説明図である。 本考案抽斗ケースの変形例の正面を表す斜視図である。 本考案抽斗ケースの変形例の背面を表す斜視図である。
『実施例1』
本実施例を図1から図5に基いて説明する。図中符号1で指示するものは抽斗ケースであって、この抽斗ケース1は正面に把手11を備えており、搬送カート2のラックフレーム21の各段の抽斗レール21aに収容する(図1参照)。また、前記抽斗ケース1の後端には、搬送カート2に収容された抽斗ケース1を引き出して持出状態に全開させたとき(図2参照)、ラックフレーム21との間に生じる空隙を塞ぐブラインド板12を具備し、ブラインド板12の裏面には2本のビーム状リブ12a(図3参照)が並行して形成され、ブラインド板12を補強している。更に、当該ブラインド板12の下側には、左右両側に抜出しを阻止する掛止突起13(図4参照)が突設され、かつ、この掛止突起13はブラケット14と補強部15と一体化し、かつ、前記ビーム状リブ12aと補強部15を繋いで補強性能を向上させている。また、並行に配設された補強部15の間には空洞を設けて結合することで軽量化を図っている(図5、図6参照)。次いで、抽斗ケース1の両側面にはレール部16を配設し、また、抽斗ケース1の収納部には略T型の仕切保持部17を複数対備えている。
また、搬送カート2等のラックフレーム21には抽斗レール21aが複数形成され、かつ、この抽斗レール21aの前側には掛止受部21bを形成し、前記抽斗ケース1を引き出して持出状態に全開した際に、掛止突起13が掛合される。更に、掛止突起13と掛合する抽斗レール21aの次段の抽斗レール21aは、抽斗ケース1の両側面に設けたレール部16に当接される(図7参照)。なお、本実施例における抽斗ケース各部はABS樹脂で一体成型され、搬送カートはアルミニウム製の支柱と、ABS樹脂製のラックフレームを組み合わせて作製される。
『変形例』
本明細書と添付図に例示する本考案の実施例は、概ね上記のとおりであるが、本考案は、前述の実施例に限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であることは言うまでもなく、例えば、次に上げる変形例は本考案の技術範囲に属する。
本考案の変形例を図8、図9に基いて説明する。実施例では、抽斗ケース各部についてABS樹脂で一体成型されるとしたが、その他の樹脂材料、金属材料、木材等を使用して部品を製造し、接合する方法を採用してもよい。搬送カート各部も同様にABS樹脂以外の樹脂材料、金属材料、木材等を使用して製造することができる。
また、抽斗ケース1正面の把手11は、当該抽斗ケース1を搬送カート2から引き出すことができれば事足りるためどのような形状でも良い(図8参照)。更に、仕切保持部17は略T型としたが、仕切板を保持できれば形状は問わず、例えば、仕切板の厚さと同等の間隔を空け二枚の板を配設しても良い。
更にまた、ブラインド板12の強度をより優れたものにするため追加補強部材15aを配設することができる(図9参照)。
本考案は、ラックフレームに収容される抽斗ケースに配設される掛止機構に関し、抽斗ケースを容易、かつ、確実に支持させるのに役立つ。
1 抽斗ケース
11 把手
12 ブラインド板
12a ビーム状リブ
13 掛止突起
14 ブラケット
15 補強部
15a追加補強材
16 レール部
17 仕切保持部
2 搬送カート
21 ラックフレーム
21a 抽斗レール
21b 掛止受部

Claims (4)

  1. 抽斗ケース(1)の正面には把手(11)を有し、搬送カート(2)等のラックフレーム(21)から引き出して持出状態に全開させたとき、この抽斗ケース(1)の後端にはラックフレーム(21)との間の空隙を塞ぐブラインド板(12)を具備しており、
    前記ブラインド板(12)の下側には、抜出しを阻止する掛止突起(13)(13)を左右両側に一体成形によって突設して、かつ、この掛止突起(13)は、ブラケット(14)と補強部(15)とに一体化して少ない持出ストロークで抽斗ケース(1)を支持可能に構成したことを特徴とする抽斗ケースの持出掛止機構。
  2. 抽斗ケース(1)のブラインド板(12)の裏面には、左右両側の補強部(15)を繋ぐかの如くビーム状リブ(12a)が一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の抽斗ケースの持出掛止機構。
  3. 抽斗ケース(1)に突設された掛止突起(13)は、抽斗ケース(2)から引き出して持出状態に全開させたとき、ラックフレーム(21)の全ての段の抽斗レール(21a)に形成した掛止受部(21b)と掛合して抜出しを阻止するように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の抽斗ケースの持出掛止機構。
  4. 抽斗ケース(1)の両側面に、当該抽斗ケース(1)を引き出した際、ラックフレーム(21)の抽斗レール(21a)に当接されるレール部(16)を配設したことを特徴とする請求項1から3に記載の抽斗ケースの持出掛止機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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