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JP3184103U - マスク - Google Patents

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JP3184103U
JP3184103U JP2013001825U JP2013001825U JP3184103U JP 3184103 U JP3184103 U JP 3184103U JP 2013001825 U JP2013001825 U JP 2013001825U JP 2013001825 U JP2013001825 U JP 2013001825U JP 3184103 U JP3184103 U JP 3184103U
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Japan
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mask
nose
covering
mouth
skin
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JP2013001825U
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悦夫 大槻
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Abstract

【課題】吸気の臭いを解消し、装着のままで会話が可能なマスクを提供する。
【解決手段】マスクを、鼻を覆う部分1と口を覆う部分3の2室に分け、2呼吸室間の空気の流通を遮断するよう設けた隔壁が鼻下皮膚に接触する構造とした。さらに、各呼吸室はフィルタ効果・音声透過性の異なる素材で構成した。
【選択図】図1

Description

本考案は、従来公知のガーゼ、不敷布マスクの改良に関する。
嘗て、マスクは風邪引き、呼吸器疾患を罹った折に臨時的に短期間使用する対症療法用具であった。近年、インフルエンザ、サーズ(SARS)はじめ空気感染症防止、花粉症軽減、さらにPM2.5で表現される汚染された空気中で呼気の清浄化を目的として常時マスクをする人々が激増している。また、医療、理容・美容他業務従事者と顧客との距離が近い事業においてマスクは必須用具となっている。
このようにマスク使用が常態化しており、それに伴い装着時の快適化が望まれている。また、マスクを装着したまま人と会話すると、特にフィルター効果の顕著なマスクでは言語不明瞭となり、不便な思いに駆られることが度々発生する。
前記従来公知のマスクに対して、ゴム紐による耳痛の改善、息苦しさの改善、または美観の改善などがなされた商品が販売されている。一方、常時装着で発生する問題の一つである臭いに関しての対策は、例えば特許文献1、特許文献2に開示されているように、マスクを構成する部材に香水を含ませるなどの提案はあるが、臭いを根本的に抑制する手段は従来皆無である。すなわち、常時装着していると、マスクに臭いが付き、そこを通過してくる吸気が悪臭を帯び、特に敏感な人は装着を継続することが耐えられなくなる。
実用新案登録第3177385号公報 特開2003−070923号公報
本考案は、前記の吸気の臭いを解消すること、さらに、マスク装着のままで会話が可能な利便性を確保することを目的になされたものである。
本考案は、ガーゼ、不敷布など多孔質体およびその積層体で形成された平坦あるいは曲面状平面体に紐・弦状耳かけをつけたマスクにおいて、鼻を覆う部分と口を覆う部分とからなり、それらの結合部がマスク装着時鼻の下に接触する形状をもつ構造を特徴とするマスクであり、さらに、鼻を覆う部分で形成される鼻部呼吸室と、口を覆う部分で形成される口部呼吸室とのそれぞれを、フィルター効果の異なる素材で形成した構造をもつマスクである。
本考案のマスクは、鼻部呼吸室と口部呼吸室とが分離され、しかもそれぞれの呼吸室が、効果の異なるフィルターで構成されているため、長時間の使用によっても、吸気が悪臭を帯びることがないという効果を奏する。
本考案に係るマスクの一実施例の斜視図 本考案に係るマスクの装着例の側面図
次に、本考案の実施の形態について、具体的な実施例に基づいて説明する。
図1は、本考案に係るマスクの一実施例の斜視図、図2は装着時側面である。
図1において、鼻を覆う部分1と、口を覆う部分3を別個に作り、それらを結合することにより、鼻下皮膚と接触する部分2を形成することも可能であるし、また鼻を覆う部分1と口を覆う部分3を一体ものとして、鼻下皮膚と接触する部分2に該当する箇所に縫い目を入れたり、鼻下皮膚と接触する部分2を取り付けたりすることで、形成することも可能である。
図2は、本考案に係るマスクの装着例である。鼻部、口部それぞれの空間(呼吸室)を持たせることでマスク臭の抑制は絶大で、鼻下皮膚と接触する部分2と鼻下部肌の密着度はそれほど厳密な必要はない。しかし、さらに密着度を高めるため、鼻下皮膚と接触する部分2に針金やゴムを付加したり、鼻下皮膚と接触する部分に空間を設けたりすることで、皮膚との接触部を複数にして口部と鼻部の空気流通の遮断を厳密化することも効果的である。
一方、花粉症対策あるいは重篤な風邪や呼吸器疾患用マスクとして、鼻を覆う部分1は、フィルター効果の高い厚手の素材を用いたり、肌との密着度にも十分対策を取った構造にしたりして、口を覆う部分3は薄手の素材で形成することによって、マスク装着のまま会話の可能な構造ができる。
すなわち、マスク装着時感じる悪臭は口臭に起因する。マスクを装着したまま会話あるいは口呼吸をすることにより口を通った呼気からマスクに臭いが移り、吸気時マスクを通過した空気にのった臭いを鼻が感じる。
鼻下皮膚と接触する部分2によって、鼻を覆う空間と口の周りの空間を分離することにより、仮に口呼吸によりマスクに臭いがついても、鼻呼吸は鼻を覆う部分2を通過する空気によってなされるので、臭いを感じることはなくなる。
さらに、鼻を覆う部分1と口を覆う部分3の素材を相違させることができるので、呼吸のほとんどを賄う鼻を覆う部分2のマスク素材を厚くしてフィルター効果を維持したまま、口を覆う部分3の素材を薄くすることにより、マスク装着のままの会話を容易にする。これらのことにより、従来マスクを常時装着しても臭いに不快な思いをしたり、臭いあるいは会話時言語明瞭にするためつい外してしまい本来の効果を無にしたりするなどの問題を解決できる。
1 鼻を覆う部分
2 鼻下皮膚と接触する部分
3 口を覆う部分

Claims (2)

  1. ガーゼ、不敷布などフィルタ効果をもった素材からなるマスクであって、上下方向ほぼ中間に鼻下皮膚と接触する部分を設けることにより鼻部を覆う部分と口部を覆う部分の少なくとも2つの独立した呼吸器室を持つことを特徴とするマスク。
  2. 請求項1に記載の鼻部および口部呼吸室および鼻下皮膚と接触部からなるマスクにおいて、それぞれの呼吸室が異なったフィルタ効果をもつ素材からなることを特徴とするマスク。
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