JP3183798B2 - インクジェット装置およびインクジェット方法 - Google Patents
インクジェット装置およびインクジェット方法Info
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- JP3183798B2 JP3183798B2 JP34026894A JP34026894A JP3183798B2 JP 3183798 B2 JP3183798 B2 JP 3183798B2 JP 34026894 A JP34026894 A JP 34026894A JP 34026894 A JP34026894 A JP 34026894A JP 3183798 B2 JP3183798 B2 JP 3183798B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- heaters
- temperature
- timing
- ejection
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14016—Structure of bubble jet print heads
- B41J2/14032—Structure of the pressure chamber
- B41J2/14056—Plural heating elements per ink chamber
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット装置に関
し、詳しくは各インク吐出口に対応したインク路に複数
の吐出用ヒータを具えるインクジェットヘッドを用いた
インクジェット装置に関するものである。
し、詳しくは各インク吐出口に対応したインク路に複数
の吐出用ヒータを具えるインクジェットヘッドを用いた
インクジェット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット装置は、その大部分がプ
リンタ,複写機等におけるプリント装置として知られて
おり、中でもインク吐出に利用されるエネルギーとして
熱エネルギーを用い、これによって生じる気泡によって
インクを吐出する方式のインクジェットプリント装置は
最近普及しつつあるものである。また、この方式のイン
クジェットプリント装置の他の用途として、布に一定の
パターンや絵柄あるいは合成画像等をプリントするイン
クジェット捺染装置も最近知られつつあるものである。
リンタ,複写機等におけるプリント装置として知られて
おり、中でもインク吐出に利用されるエネルギーとして
熱エネルギーを用い、これによって生じる気泡によって
インクを吐出する方式のインクジェットプリント装置は
最近普及しつつあるものである。また、この方式のイン
クジェットプリント装置の他の用途として、布に一定の
パターンや絵柄あるいは合成画像等をプリントするイン
クジェット捺染装置も最近知られつつあるものである。
【0003】上述のようなインクジェットプリント装置
で用いられるインクジェットヘッドは、熱エネルギーを
発生するものとして電気熱変換素子(以下、ヒータとも
いう)を用いるが、多くの場合、1つの吐出口に対応し
て、1つのヒータを具える構成を採用している。これに
対し、以下に示すような観点から1つの吐出口に対応し
て複数のヒータを具えるものも従来より知られている。
で用いられるインクジェットヘッドは、熱エネルギーを
発生するものとして電気熱変換素子(以下、ヒータとも
いう)を用いるが、多くの場合、1つの吐出口に対応し
て、1つのヒータを具える構成を採用している。これに
対し、以下に示すような観点から1つの吐出口に対応し
て複数のヒータを具えるものも従来より知られている。
【0004】すなわち、第1にはインクジェットヘッド
の寿命を長くする目的で複数のヒータを交互にもしくは
一方ずつ駆動するものが知られている。第2には、イン
ク吐出量を変化させる範囲を大きくする目的で複数のヒ
ータを用いるものであり、ここでは、駆動するヒータや
その数を選択することによって吐出量を変化させてい
る。
の寿命を長くする目的で複数のヒータを交互にもしくは
一方ずつ駆動するものが知られている。第2には、イン
ク吐出量を変化させる範囲を大きくする目的で複数のヒ
ータを用いるものであり、ここでは、駆動するヒータや
その数を選択することによって吐出量を変化させてい
る。
【0005】後者の場合、より具体的な構成としては、
インクジェットヘッドの吐出口に連通するインク路にお
いてインク吐出方向に複数のヒータを配置し、駆動する
ヒータ(すなわち発熱させるヒータ)または駆動するヒ
ータの数を選択することによって、吐出口と駆動される
ヒータとの距離を異ならせ、これにより吐出量を変化さ
せるものが知られている。
インクジェットヘッドの吐出口に連通するインク路にお
いてインク吐出方向に複数のヒータを配置し、駆動する
ヒータ(すなわち発熱させるヒータ)または駆動するヒ
ータの数を選択することによって、吐出口と駆動される
ヒータとの距離を異ならせ、これにより吐出量を変化さ
せるものが知られている。
【0006】また、他の構成として、インク路にそれぞ
れ表面積の異なる複数のヒータを配設し、同様に駆動す
るヒータまたはその数を変更することによりインク吐出
量を可変とするものが知られている。
れ表面積の異なる複数のヒータを配設し、同様に駆動す
るヒータまたはその数を変更することによりインク吐出
量を可変とするものが知られている。
【0007】一方、上述のようなヒータを用いてインク
を吐出する方式のインクジェットヘッドでは、ヘッド温
度、より詳しくはインク温度が変化すると、それ程大き
な範囲でないにしてもインク吐出量が変化する。このた
め、例えばプリント動作の進行とともにヘッド温度が上
昇すると、吐出量変化によって画質が変化するといった
問題を生じることがある。本願人はこのような問題を解
決するために例えば特開平5−31905号公報におい
て、ヘッド温度の変化にかかわらず吐出量を安定化する
構成を提案している。ここでは、1回のインク吐出に際
してヒータに連続する2つのパルスを印加し、この2つ
のパルスのうち先行するパルスのパルス幅等を制御(以
下、プレヒート制御ともいう)することによりヘッド温
度を制御し吐出量を安定化している。
を吐出する方式のインクジェットヘッドでは、ヘッド温
度、より詳しくはインク温度が変化すると、それ程大き
な範囲でないにしてもインク吐出量が変化する。このた
め、例えばプリント動作の進行とともにヘッド温度が上
昇すると、吐出量変化によって画質が変化するといった
問題を生じることがある。本願人はこのような問題を解
決するために例えば特開平5−31905号公報におい
て、ヘッド温度の変化にかかわらず吐出量を安定化する
構成を提案している。ここでは、1回のインク吐出に際
してヒータに連続する2つのパルスを印加し、この2つ
のパルスのうち先行するパルスのパルス幅等を制御(以
下、プレヒート制御ともいう)することによりヘッド温
度を制御し吐出量を安定化している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したような複数の
吐出用ヒータを用いたインクジェットヘッドにおいて駆
動するヒータを選択することにより吐出量を多段階に可
変とする構成では、それぞれ設定される吐出量が安定的
に維持されることが望ましいことは勿論である。
吐出用ヒータを用いたインクジェットヘッドにおいて駆
動するヒータを選択することにより吐出量を多段階に可
変とする構成では、それぞれ設定される吐出量が安定的
に維持されることが望ましいことは勿論である。
【0009】ところで、例えば特開昭55−13225
9号公報には上述した複数ヒータを用いた構成において
階調を表現することが開示されているが、かかる構成に
よって吐出量を安定化することは実現できるものではな
い。
9号公報には上述した複数ヒータを用いた構成において
階調を表現することが開示されているが、かかる構成に
よって吐出量を安定化することは実現できるものではな
い。
【0010】本発明はこのような観点に鑑みてなされた
ものであり、その目的ととするところは、1の吐出口に
対応して複数のヒータを具えたインクジェットヘッドを
用いたインクジェット装置において比較的簡易な構成で
吐出量の安定化を可能とするインクジェット装置を提供
することにある。
ものであり、その目的ととするところは、1の吐出口に
対応して複数のヒータを具えたインクジェットヘッドを
用いたインクジェット装置において比較的簡易な構成で
吐出量の安定化を可能とするインクジェット装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
1つのインク吐出口に対応してサイズが異なる複数のヒ
ータを具えたインクジェットヘッドを用い、該インクジ
ェットヘッドから媒体にインクを吐出するインクジェッ
ト装置において、前記複数のヒータにそれぞれパルスを
印加してインクを発泡させ前記1つのインク吐出口から
インクを吐出させる場合に、前記複数のヒータのそれぞ
れの発泡タイミングをずらすことで相対的に大きな吐出
量と小さな吐出量のインクの吐出を行う手段と、前記イ
ンクジェットヘッドのインク温度に関する情報に基づい
て、前記複数のヒータそれぞれでの発泡タイミングを温
度の上昇に応じて、前記大きな吐出量の場合にはサイズ
が大きなヒータの発泡タイミングを相対的により大きく
先行するようにずらし、前記小さな吐出量の場合にはサ
イズが小さなヒータの発泡タイミングを相対的により大
きく先行するようにずらす駆動手段と、を具えたことを
特徴とする。別の形態では、1つのインク吐出口に対応
してサイズが異なる複数のヒータを具えたインクジェッ
トヘッドを用い、該インクジェットヘッドから媒体にイ
ンクを吐出するインクジェット装置において、前記複数
のヒータにそれぞれパルスを印加してインクを発泡させ
前記1つのインク吐出口からインクを吐出させる場合
に、前記複数のヒータのそれぞれへの信号の印加タイミ
ングをずらすことで相対的に大きな吐出量と小さな吐出
量のインクの吐出を行う手段と、前記インクジェットヘ
ッドのインク温度に関する情報に基づいて、前記複数の
ヒータそれぞれへの信号の印加タイミングを温度の上昇
に応じて、前記大きな吐出量の場合にはサイズが大きな
ヒータへの信号の印加タイミングを相対的により大きく
先行するようにずらし、前記小さな吐出量の場合にはサ
イズが小さなヒータへの駆動信号の印加タイミングを相
対的により大きく先行するようにずらす駆動手段と、を
具えたことを特徴とする。また、1つのインク吐出口に
対応してサイズが異なる複数のヒータを具えたインクジ
ェットヘッドを用い、該インクジェットヘッドから媒体
にインクを吐出するインクジェット方法において、前記
複数のヒータにそれぞれパルスを印加してインクを発泡
させ前記1つのインク吐出口からインクを吐出させる場
合に、前記複数のヒータのそれぞれの発泡タイミングを
ずらすことで相対的に大きな吐出量と小さな吐出量のイ
ンクの吐出を行う工程と、前記インクジェットヘッドの
インク温度に関する情報に基づいて、前記複数のヒータ
それぞれでの発泡タイミングを温度の上昇に応じて、前
記大きな吐出量の場合にはサイズが大きなヒータの発泡
タイミングを相対的により大きく先行するようにずら
し、前記小さな吐出量の場合にはサイズが小さなヒータ
の発泡タイミングを相対的により大きく先行するように
ずらす工程と、を有することを特徴とする。別の形態で
は、1つのインク吐出口に対応してサイズが異なる複数
のヒータを具えたインクジェットヘッドを用い、該イン
クジェットヘッドから媒体にインクを吐出するインクジ
ェット方法において、前記複数のヒータにそれぞれパル
スを印加してインクを発泡させ前記1つのインク吐出口
からインクを吐出させる場合に、前記複数のヒータのそ
れぞれへの信号の印加タイミングをずらすことで相対的
に大きな吐出量と小さな吐出量のインクの吐出を行う工
程と、前記インクジェットヘッドのインク温度に関する
情報に基づいて、前記複数のヒータそれぞれへの信号の
印加タイミングを温度の上昇に応じて、前記大きな吐出
量の場合にはサイズが大きなヒータへの信号の印加タイ
ミングを相対的により大きく先行するようにずらし、前
記小さな吐出量の場合にはサイズが小さなヒータへの駆
動信号の印加タイミングを相対的により大きく先行する
ようにずらす工程と、を有することを特徴とする。
1つのインク吐出口に対応してサイズが異なる複数のヒ
ータを具えたインクジェットヘッドを用い、該インクジ
ェットヘッドから媒体にインクを吐出するインクジェッ
ト装置において、前記複数のヒータにそれぞれパルスを
印加してインクを発泡させ前記1つのインク吐出口から
インクを吐出させる場合に、前記複数のヒータのそれぞ
れの発泡タイミングをずらすことで相対的に大きな吐出
量と小さな吐出量のインクの吐出を行う手段と、前記イ
ンクジェットヘッドのインク温度に関する情報に基づい
て、前記複数のヒータそれぞれでの発泡タイミングを温
度の上昇に応じて、前記大きな吐出量の場合にはサイズ
が大きなヒータの発泡タイミングを相対的により大きく
先行するようにずらし、前記小さな吐出量の場合にはサ
イズが小さなヒータの発泡タイミングを相対的により大
きく先行するようにずらす駆動手段と、を具えたことを
特徴とする。別の形態では、1つのインク吐出口に対応
してサイズが異なる複数のヒータを具えたインクジェッ
トヘッドを用い、該インクジェットヘッドから媒体にイ
ンクを吐出するインクジェット装置において、前記複数
のヒータにそれぞれパルスを印加してインクを発泡させ
前記1つのインク吐出口からインクを吐出させる場合
に、前記複数のヒータのそれぞれへの信号の印加タイミ
ングをずらすことで相対的に大きな吐出量と小さな吐出
量のインクの吐出を行う手段と、前記インクジェットヘ
ッドのインク温度に関する情報に基づいて、前記複数の
ヒータそれぞれへの信号の印加タイミングを温度の上昇
に応じて、前記大きな吐出量の場合にはサイズが大きな
ヒータへの信号の印加タイミングを相対的により大きく
先行するようにずらし、前記小さな吐出量の場合にはサ
イズが小さなヒータへの駆動信号の印加タイミングを相
対的により大きく先行するようにずらす駆動手段と、を
具えたことを特徴とする。また、1つのインク吐出口に
対応してサイズが異なる複数のヒータを具えたインクジ
ェットヘッドを用い、該インクジェットヘッドから媒体
にインクを吐出するインクジェット方法において、前記
複数のヒータにそれぞれパルスを印加してインクを発泡
させ前記1つのインク吐出口からインクを吐出させる場
合に、前記複数のヒータのそれぞれの発泡タイミングを
ずらすことで相対的に大きな吐出量と小さな吐出量のイ
ンクの吐出を行う工程と、前記インクジェットヘッドの
インク温度に関する情報に基づいて、前記複数のヒータ
それぞれでの発泡タイミングを温度の上昇に応じて、前
記大きな吐出量の場合にはサイズが大きなヒータの発泡
タイミングを相対的により大きく先行するようにずら
し、前記小さな吐出量の場合にはサイズが小さなヒータ
の発泡タイミングを相対的により大きく先行するように
ずらす工程と、を有することを特徴とする。別の形態で
は、1つのインク吐出口に対応してサイズが異なる複数
のヒータを具えたインクジェットヘッドを用い、該イン
クジェットヘッドから媒体にインクを吐出するインクジ
ェット方法において、前記複数のヒータにそれぞれパル
スを印加してインクを発泡させ前記1つのインク吐出口
からインクを吐出させる場合に、前記複数のヒータのそ
れぞれへの信号の印加タイミングをずらすことで相対的
に大きな吐出量と小さな吐出量のインクの吐出を行う工
程と、前記インクジェットヘッドのインク温度に関する
情報に基づいて、前記複数のヒータそれぞれへの信号の
印加タイミングを温度の上昇に応じて、前記大きな吐出
量の場合にはサイズが大きなヒータへの信号の印加タイ
ミングを相対的により大きく先行するようにずらし、前
記小さな吐出量の場合にはサイズが小さなヒータへの駆
動信号の印加タイミングを相対的により大きく先行する
ようにずらす工程と、を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】以上の構成によれば、1つの吐出口に対してサ
イズの異なる複数のヒータを有するヘッドを用いて記録
を行う場合に、温度に関する条件に応じてサイズの異な
る複数のヒータの駆動タイミングを調整するため、温度
に対する補正可能な範囲を十分に広く取ることができ
る。
イズの異なる複数のヒータを有するヘッドを用いて記録
を行う場合に、温度に関する条件に応じてサイズの異な
る複数のヒータの駆動タイミングを調整するため、温度
に対する補正可能な範囲を十分に広く取ることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】図1は本発明に係るインクジェットプリン
ト装置としてのプリンタを示す斜視図である。
ト装置としてのプリンタを示す斜視図である。
【0015】図1において、101はプリンタであり、
102はプリンタ101のハウジングの上面前部に設け
られた操作パネル部であり、103は上記ハウジングの
前面の開口から装着される給紙カセットであり、104
は給紙カセット3から供給された紙(被記録媒体)であ
り、105は上記プリンタ101内の紙搬送経路を通っ
て排出された紙を保持する排紙トレーである。106は
その断面がL字状の本体カバーである。この本体カバー
106は、ハウジングの右前部に形成された開口部10
7を覆うものであって、蝶番108によって開口部10
7の内側端部に回動自在に取り付けられている。また、
ハウジングの内部には、ガイド等(不図示)に支持され
たキャリッジ110が配設されている。キャリッジ11
0は、上記紙搬送経路を通過する紙の幅方向(以下、主
走査方向ともいう)に沿って往復移動可能に設けられて
いる。
102はプリンタ101のハウジングの上面前部に設け
られた操作パネル部であり、103は上記ハウジングの
前面の開口から装着される給紙カセットであり、104
は給紙カセット3から供給された紙(被記録媒体)であ
り、105は上記プリンタ101内の紙搬送経路を通っ
て排出された紙を保持する排紙トレーである。106は
その断面がL字状の本体カバーである。この本体カバー
106は、ハウジングの右前部に形成された開口部10
7を覆うものであって、蝶番108によって開口部10
7の内側端部に回動自在に取り付けられている。また、
ハウジングの内部には、ガイド等(不図示)に支持され
たキャリッジ110が配設されている。キャリッジ11
0は、上記紙搬送経路を通過する紙の幅方向(以下、主
走査方向ともいう)に沿って往復移動可能に設けられて
いる。
【0016】本実施例におけるキャリッジ110は、ガ
イド等によって水平に保持されるステージ110aと、
このステージ110a上の後方においてインクジェット
ヘッドを装着する開口部(不図示)と、この開口部より
前方のステージ110a上に着脱自在に装着されるイン
クジェットヘッド3Y,3M,3Cおよび3Bkを収容
するためのカートリッジガレージ110bと、このガレ
ージ110bに対して開閉されガレージ110bに収容
されたカートリッジの離脱を防止するためのカートリッ
ジホルダ110cとから概略構成されている。
イド等によって水平に保持されるステージ110aと、
このステージ110a上の後方においてインクジェット
ヘッドを装着する開口部(不図示)と、この開口部より
前方のステージ110a上に着脱自在に装着されるイン
クジェットヘッド3Y,3M,3Cおよび3Bkを収容
するためのカートリッジガレージ110bと、このガレ
ージ110bに対して開閉されガレージ110bに収容
されたカートリッジの離脱を防止するためのカートリッ
ジホルダ110cとから概略構成されている。
【0017】ステージ110aは、その後端部において
ガイドにより摺動自在に支持されると共に、その前端部
の下側は図示しないガイド板と摺動可能に係合してい
る。なお、このガイド板は上述の紙搬送経路を搬送され
る紙の浮き上がりを防止するための紙押え部材として機
能するものでもよく、また紙の厚さに応じてステージを
ガイドに対して片持ち状に持ち上げる機能を有するもの
でもよい。
ガイドにより摺動自在に支持されると共に、その前端部
の下側は図示しないガイド板と摺動可能に係合してい
る。なお、このガイド板は上述の紙搬送経路を搬送され
る紙の浮き上がりを防止するための紙押え部材として機
能するものでもよく、また紙の厚さに応じてステージを
ガイドに対して片持ち状に持ち上げる機能を有するもの
でもよい。
【0018】ステージ110aの開口部にはインクジェ
ットヘッド(不図示)がそのインク吐出口を下側に向け
た状態で装着されるようになっている。
ットヘッド(不図示)がそのインク吐出口を下側に向け
た状態で装着されるようになっている。
【0019】カートリッジガレージ110bは、4個の
インクカートリッジ3Y,3M,3C,3Bkを同時に
収容するための貫通口が前後方向に形成され、外側の両
側部にはカートリッジホルダ110cの係合爪が係合す
る係合凹部が形成されている。
インクカートリッジ3Y,3M,3C,3Bkを同時に
収容するための貫通口が前後方向に形成され、外側の両
側部にはカートリッジホルダ110cの係合爪が係合す
る係合凹部が形成されている。
【0020】ステージ110aの前端部には、蝶番11
6によって上記カートリッジホルダ10cが回動自在に
取り付けられている。ガレージ110bの前端部から上
記蝶番116までの寸法は、上記カートリッジ3Y,3
M,3C,3Bkがガレージ110b内に収容された際
にガレージ110bの前端部から突出する寸法等を考慮
して定められる。上記カートリッジホルダ110cは概
略矩形の板状である。カートリッジホルダ110cに
は、上記蝶番116によって固定された下部から離れた
上部の両側部に板面に直交する方向に突出し、かつ、ホ
ルダ110cが閉じられた際に上記ガレージ110bの
係合凹部110dに係合する一対の係合爪110eが設
けられている。また、ホルダ110cには、その板部に
上記各カートリッジ3Y,3M,3C,3Bkの取手部
を嵌合するための嵌合孔120が形成されている。これ
ら嵌合孔120は上記取手部に対応する位置、形状およ
び大きさを有している。
6によって上記カートリッジホルダ10cが回動自在に
取り付けられている。ガレージ110bの前端部から上
記蝶番116までの寸法は、上記カートリッジ3Y,3
M,3C,3Bkがガレージ110b内に収容された際
にガレージ110bの前端部から突出する寸法等を考慮
して定められる。上記カートリッジホルダ110cは概
略矩形の板状である。カートリッジホルダ110cに
は、上記蝶番116によって固定された下部から離れた
上部の両側部に板面に直交する方向に突出し、かつ、ホ
ルダ110cが閉じられた際に上記ガレージ110bの
係合凹部110dに係合する一対の係合爪110eが設
けられている。また、ホルダ110cには、その板部に
上記各カートリッジ3Y,3M,3C,3Bkの取手部
を嵌合するための嵌合孔120が形成されている。これ
ら嵌合孔120は上記取手部に対応する位置、形状およ
び大きさを有している。
【0021】図2は上記インクジェットプリント装置に
おける制御系の構成例を示すブロック図である。
おける制御系の構成例を示すブロック図である。
【0022】ここで、200は主制御部をなすコントロ
ーラであり、後述する各種モードを実行する例えばマイ
クロコンピュータ形態のCPU201、その手順に対応
したプログラムやテーブル,ヒートパルスの電圧値,パ
ルス幅その他の固定データを格納したROM203、お
よび画像データを展開する領域や作業用の領域等を設け
たRAM205を有する。210は画像データの供給源
をなすホスト装置(画像読取りのリーダ部であってもよ
い)であり、画像データその他コマンド,ステータス信
号等はインターフェース(I/F)212を介してコン
トローラと送受信される。
ーラであり、後述する各種モードを実行する例えばマイ
クロコンピュータ形態のCPU201、その手順に対応
したプログラムやテーブル,ヒートパルスの電圧値,パ
ルス幅その他の固定データを格納したROM203、お
よび画像データを展開する領域や作業用の領域等を設け
たRAM205を有する。210は画像データの供給源
をなすホスト装置(画像読取りのリーダ部であってもよ
い)であり、画像データその他コマンド,ステータス信
号等はインターフェース(I/F)212を介してコン
トローラと送受信される。
【0023】操作パネル102には、後述されるように
種々のモードを選択するためのモード選択スイッチ22
0、電源スイッチ222、プリント開始を指令するため
のプリントスイッチ224および吐出回復処理の起動を
指示するための大回復スイッチ226等、操作者による
指令入力を受容するスイッチ群である。230はホーム
ポジションやスタートポジション等キャリッジ110
(図1参照)の位置を検出するためのセンサ232、お
よびリーフスイッチを含むポンプ位置検出のために用い
るセンサ234等、装置状態を検出するためのセンサ群
である。
種々のモードを選択するためのモード選択スイッチ22
0、電源スイッチ222、プリント開始を指令するため
のプリントスイッチ224および吐出回復処理の起動を
指示するための大回復スイッチ226等、操作者による
指令入力を受容するスイッチ群である。230はホーム
ポジションやスタートポジション等キャリッジ110
(図1参照)の位置を検出するためのセンサ232、お
よびリーフスイッチを含むポンプ位置検出のために用い
るセンサ234等、装置状態を検出するためのセンサ群
である。
【0024】240は記録データ等に応じてインクジェ
ットヘッドの電気熱変換素子を駆動するためのヘッドド
ライバである。また、ヘッドドライバの一部は温度ヒー
タ30A,30Bを駆動することにも用いられる。さら
に、温度センサ20A,20Bから温度検出値はコント
ローラ200に入力する。250はキャリッジ110を
主走査方向に移動させるための主走査モータ、252は
そのドライバである。260は副走査モータであり、被
記録媒体としての紙104(図1参照)を搬送するため
に用いられる。
ットヘッドの電気熱変換素子を駆動するためのヘッドド
ライバである。また、ヘッドドライバの一部は温度ヒー
タ30A,30Bを駆動することにも用いられる。さら
に、温度センサ20A,20Bから温度検出値はコント
ローラ200に入力する。250はキャリッジ110を
主走査方向に移動させるための主走査モータ、252は
そのドライバである。260は副走査モータであり、被
記録媒体としての紙104(図1参照)を搬送するため
に用いられる。
【0025】上述のインクジェットプリント装置は、4
色のインク、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック各
色についてインクジェットヘッドカートリッジ2C,2
M,2Y,2Bkを具える。
色のインク、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック各
色についてインクジェットヘッドカートリッジ2C,2
M,2Y,2Bkを具える。
【0026】図3は、上述したインクジェットプリント
装置で用いられるインクタンクカートリッジ3およびイ
ンクジェットヘッド2をこれらの接続状態で示す断面図
である。
装置で用いられるインクタンクカートリッジ3およびイ
ンクジェットヘッド2をこれらの接続状態で示す断面図
である。
【0027】本実施例で用いるインクタンクカートリッ
ジ3は、インク吸収体52が充填された負圧発生部材収
容部53および何も充填されていないインク収容部56
の2つの室を有し、初期状態ではこれらの2つの室のい
ずれにもインクが収納されている。インクジェットヘッ
ド3におけるインク吐出等に伴なってまずインク収容部
56に収納されるインクから消費されて行く。
ジ3は、インク吸収体52が充填された負圧発生部材収
容部53および何も充填されていないインク収容部56
の2つの室を有し、初期状態ではこれらの2つの室のい
ずれにもインクが収納されている。インクジェットヘッ
ド3におけるインク吐出等に伴なってまずインク収容部
56に収納されるインクから消費されて行く。
【0028】インクジェットヘッド2は、吐出に利用さ
れる熱エネルギーを発生するヒータ(図3では不図示)
を、複数のインク吐出口にそれぞれ対応したインク路2
Aに具え、接続管4を介してインクタンクカートリッジ
3から供給されるインクを吐出する。
れる熱エネルギーを発生するヒータ(図3では不図示)
を、複数のインク吐出口にそれぞれ対応したインク路2
Aに具え、接続管4を介してインクタンクカートリッジ
3から供給されるインクを吐出する。
【0029】(関連技術1) 図4(a)および(b)は、本発明の関連技術の第1例
で用いることが可能なインクジェットヘッド2の構造の
二例を示す模式的断面図である。
で用いることが可能なインクジェットヘッド2の構造の
二例を示す模式的断面図である。
【0030】図4(a)および(b)に示すように、各
インク路2Aには2つのヒータSH1およびSH2が配
設される。これら2つのヒータはその表面積が等しいも
のであり、各ヒータを別々に独立して駆動することもで
きるよう電極配線等(不図示)が設けられている。イン
ク路2Aの先端には、吐出口2Nが開口している。
インク路2Aには2つのヒータSH1およびSH2が配
設される。これら2つのヒータはその表面積が等しいも
のであり、各ヒータを別々に独立して駆動することもで
きるよう電極配線等(不図示)が設けられている。イン
ク路2Aの先端には、吐出口2Nが開口している。
【0031】以上説明したヒータ,吐出口,インク路等
からなる各インク路単位の構造は、インクジェットヘッ
ド2において360DPIの密度で所定数配設されるも
のであり、また、本例ではそれぞれの単位における吐出
口の開口面積,ヒータ面積は、インク路間で等しいもの
である。
からなる各インク路単位の構造は、インクジェットヘッ
ド2において360DPIの密度で所定数配設されるも
のであり、また、本例ではそれぞれの単位における吐出
口の開口面積,ヒータ面積は、インク路間で等しいもの
である。
【0032】次に、図1〜図4に示す例の構成に基づく
吐出量安定化制御について説明する。
吐出量安定化制御について説明する。
【0033】図5は、インクジェットヘッドにおける吐
出量Vdの環境温度依存性を示す線図である。この図か
らも明らかなように、環境温度TR が高くなるに従って
吐出量が増加する。ところで、このような環境温度依存
性を示すのは、図4に示す2つのヒータSH1,SH2
に図6(a)に示すようなパルスを印加した場合であ
る。すなわち、2つのヒータSH1およびSH2に同時
に同一パルスを印加した場合である。
出量Vdの環境温度依存性を示す線図である。この図か
らも明らかなように、環境温度TR が高くなるに従って
吐出量が増加する。ところで、このような環境温度依存
性を示すのは、図4に示す2つのヒータSH1,SH2
に図6(a)に示すようなパルスを印加した場合であ
る。すなわち、2つのヒータSH1およびSH2に同時
に同一パルスを印加した場合である。
【0034】これに対し、本願発明者等は、図6(b)
に示すような2つのパルスの間にずらし時間をおいてそ
れぞれヒータSH1およびSH2に印加すると、そのず
らし時間τと吐出量との関係は、図7に示すように、ず
らし時間τが0のとき吐出量Vdが最大となり、ずらし
時間τが正負のいずれの値でもその値が大きくなる程吐
出量Vdが減少するという現象を利用し本発明をなすに
至った。
に示すような2つのパルスの間にずらし時間をおいてそ
れぞれヒータSH1およびSH2に印加すると、そのず
らし時間τと吐出量との関係は、図7に示すように、ず
らし時間τが0のとき吐出量Vdが最大となり、ずらし
時間τが正負のいずれの値でもその値が大きくなる程吐
出量Vdが減少するという現象を利用し本発明をなすに
至った。
【0035】この現象はヒータ上でインクが発泡する際
の圧力や最大の発泡体積がタイミングのずれに応じて小
さくなることによる現象と考えられる。本例は、以上示
した吐出量の温度依存性と2つのパルスのずらし時間を
組み合わせることによって、吐出量制御を行うものであ
る。
の圧力や最大の発泡体積がタイミングのずれに応じて小
さくなることによる現象と考えられる。本例は、以上示
した吐出量の温度依存性と2つのパルスのずらし時間を
組み合わせることによって、吐出量制御を行うものであ
る。
【0036】以下にその具体例を説明する。
【0037】図8はヘッド温度毎のずらし時間を格納す
るテーブルを示す図であり、図9はこのテーブルを用い
た吐出量制御の態様を示す線図であり、図10は上記吐
出量制御のシーケンスを示すフローチャートである。
るテーブルを示す図であり、図9はこのテーブルを用い
た吐出量制御の態様を示す線図であり、図10は上記吐
出量制御のシーケンスを示すフローチャートである。
【0038】図9に示すように、(1)Th≦T0のと
き、すなわちヘッド温度Thが比較的低温の所定温度T
0以下のときは、吐出量制御を上記ずらし時間を用いず
にインクジェットヘッドの温調によって行い吐出量を一
定化する。なお、T0を小さい値にすれば実質的に温調
をしないように設定できる場合もある。
き、すなわちヘッド温度Thが比較的低温の所定温度T
0以下のときは、吐出量制御を上記ずらし時間を用いず
にインクジェットヘッドの温調によって行い吐出量を一
定化する。なお、T0を小さい値にすれば実質的に温調
をしないように設定できる場合もある。
【0039】次に、(2)T0<Th≦TLのとき、す
なわちヘッド温度がT0以上で所定温度T1以下のとき
はずらし時間を用いた発泡タイミング変調法により吐出
量制御を行い吐出量を安定化する。さらに、(3)TL
<Thのとき、すなわちヘッド温度がT1以上のとき
は、発泡タイミングのずらし時間を最大の値に固定す
る。
なわちヘッド温度がT0以上で所定温度T1以下のとき
はずらし時間を用いた発泡タイミング変調法により吐出
量制御を行い吐出量を安定化する。さらに、(3)TL
<Thのとき、すなわちヘッド温度がT1以上のとき
は、発泡タイミングのずらし時間を最大の値に固定す
る。
【0040】上記(1)に示す吐出量制御では、本例に
おいてはT0=26℃とし、また、このとき2つのヒー
タに印加される電圧波形はずらし時間を用いないので図
6(a)に示すように同一の大きさでかつ同一タイミン
グである。従って、このとき吐出量は最大となる。
おいてはT0=26℃とし、また、このとき2つのヒー
タに印加される電圧波形はずらし時間を用いないので図
6(a)に示すように同一の大きさでかつ同一タイミン
グである。従って、このとき吐出量は最大となる。
【0041】上記(2)に示す制御では、ヘッド温度が
T0=26からTL=53℃の間の制御であり、図8に
示すテーブルを用いてヘッド温度の変化に従ってずらし
時間を変化させる。すなわち、ここでは、ヘッド温度T
hが高くなる程ずらし時間τを大きく、つまり基準とな
るヒータの印加タイミングからの遅れ時間を大きくして
全体的に吐出量を一定化する。
T0=26からTL=53℃の間の制御であり、図8に
示すテーブルを用いてヘッド温度の変化に従ってずらし
時間を変化させる。すなわち、ここでは、ヘッド温度T
hが高くなる程ずらし時間τを大きく、つまり基準とな
るヒータの印加タイミングからの遅れ時間を大きくして
全体的に吐出量を一定化する。
【0042】このシーケンスを示す図10において、ヘ
ッド温度の誤検知を防ぎ、より正確な温度検知を行うた
めに過去3回の温度(T(n−3)、T(n−2)、T
(n−1))と新しく検知した温度Tn(ステップS
1)を加えて平均した温度をTn′=(T(n−3)+
T(n−2)+T(n−1)+Tn)/4として使用す
る(ステップS2)。次のステップでは、この値Th′
と今回測定したヘッド温度Th=Tnとを比較判断し
(ステップS3)、Th−T(n−1)=ΔTを求め
る。このとき、 1)|ΔT|<1℃の場合は 温度変化が±1℃以内の変化で1テーブルの範囲内なの
でずらし時間は変えない(ステップS5)。
ッド温度の誤検知を防ぎ、より正確な温度検知を行うた
めに過去3回の温度(T(n−3)、T(n−2)、T
(n−1))と新しく検知した温度Tn(ステップS
1)を加えて平均した温度をTn′=(T(n−3)+
T(n−2)+T(n−1)+Tn)/4として使用す
る(ステップS2)。次のステップでは、この値Th′
と今回測定したヘッド温度Th=Tnとを比較判断し
(ステップS3)、Th−T(n−1)=ΔTを求め
る。このとき、 1)|ΔT|<1℃の場合は 温度変化が±1℃以内の変化で1テーブルの範囲内なの
でずらし時間は変えない(ステップS5)。
【0043】2)ΔT≧1℃の場合は 温度変化が高温側にシフトしているのでテーブルを1つ
下げてずらし時間を長くする(ステップS6)。
下げてずらし時間を長くする(ステップS6)。
【0044】3)ΔT≦−1℃の場合は 温度変化が低温側にシフトしているのでテーブルを1つ
上げてずらし時間を短くする(ステップS4)。
上げてずらし時間を短くする(ステップS4)。
【0045】上記のようにテーブルを変えながら制御を
行う。印字中に1つのテーブルを変化させるタイミング
は20msec毎として1ラインの印字中にも何回もの
テーブル変化が可能となり、これにより、高デューティ
ー印字による急激な温度変化による濃度変化の発生を低
減、防止することができる。
行う。印字中に1つのテーブルを変化させるタイミング
は20msec毎として1ラインの印字中にも何回もの
テーブル変化が可能となり、これにより、高デューティ
ー印字による急激な温度変化による濃度変化の発生を低
減、防止することができる。
【0046】本例の吐出量制御によれば、ヘッド温度か
ら一元的にずらし時間を設定し目標吐出量Vd0 に対
してほんのわずかな変動のみで吐出量の一定化が可能と
なる。
ら一元的にずらし時間を設定し目標吐出量Vd0 に対
してほんのわずかな変動のみで吐出量の一定化が可能と
なる。
【0047】なお、図9に示した温調範囲での吐出量制
御は、使用していない吐出ヒータに発泡しない程度の短
パルスを印加して行うが、これの代わりにサブヒータを
用いても良い。
御は、使用していない吐出ヒータに発泡しない程度の短
パルスを印加して行うが、これの代わりにサブヒータを
用いても良い。
【0048】(関連技術2) 図11は本発明の関連技術の第2の例に係るずらし時間
テーブルを示す図である。
テーブルを示す図である。
【0049】上記関連技術の例1では、ずらし時間を長
くする制御を所定のタイミングに対して遅くすることで
行っていたが、本例では図11に示すようにずらし時間
を早くすることで吐出量制御を行う。上記関連技術の例
1と本例のパルス波形は、ヘッド温度に対するずらし時
間が同一であるため吐出量も等しくなるが、絶対的な印
加タイミングは本例の方が実施例1に比べ早くなる。
くする制御を所定のタイミングに対して遅くすることで
行っていたが、本例では図11に示すようにずらし時間
を早くすることで吐出量制御を行う。上記関連技術の例
1と本例のパルス波形は、ヘッド温度に対するずらし時
間が同一であるため吐出量も等しくなるが、絶対的な印
加タイミングは本例の方が実施例1に比べ早くなる。
【0050】(関連技術3) 上記2つの例ではテーブルのずらし時間の起点として、
ずらし時間τ=0としたが、図7に示したようにずらし
時間が0の近傍では吐出量はそれ程変化しないため、こ
の範囲では一定のヘッドの温度変化に対してずらし時間
を大きく変化させないと吐出量は安定に制御できない。
そこで、初期のずらし時間の設定を図12に示すように
あらかじめ0でなく所定の値を持つようにしておくこと
で、制御範囲の全範囲で各段のずらし時間の変化幅を一
定の値とすることが可能となる。なお、このとき吐出量
の制御範囲は若干せまくなるが、大きな問題とはならな
い。
ずらし時間τ=0としたが、図7に示したようにずらし
時間が0の近傍では吐出量はそれ程変化しないため、こ
の範囲では一定のヘッドの温度変化に対してずらし時間
を大きく変化させないと吐出量は安定に制御できない。
そこで、初期のずらし時間の設定を図12に示すように
あらかじめ0でなく所定の値を持つようにしておくこと
で、制御範囲の全範囲で各段のずらし時間の変化幅を一
定の値とすることが可能となる。なお、このとき吐出量
の制御範囲は若干せまくなるが、大きな問題とはならな
い。
【0051】(実施例1) 本実施例では、1つのインク路内にサイズの異なる2つ
のヒータが設置されたインクジェットヘッドにおける制
御例を示す。
のヒータが設置されたインクジェットヘッドにおける制
御例を示す。
【0052】図13に本実施例におけるインクジェット
ヘッドを示す。1吐出口に対応して大小2つの吐出用の
ヒータSH1,SH2が設けられている。それぞれのヒ
ータの長手方向の長さは等しく、それぞれのヒータ個々
の上記長手方向に対し電圧18Vでパルス幅5μsec
の電気パルスを印加すると小ヒータSH1によって15
pl/dot、大ヒータSH2によって25pl/do
tの吐出量のインク滴が吐出される。また、小,大ヒー
タSH1およびSH2を同時に駆動すると40plの吐
出量となる。以下、これらの吐出量のモードを小,中,
大吐出量モードという。
ヘッドを示す。1吐出口に対応して大小2つの吐出用の
ヒータSH1,SH2が設けられている。それぞれのヒ
ータの長手方向の長さは等しく、それぞれのヒータ個々
の上記長手方向に対し電圧18Vでパルス幅5μsec
の電気パルスを印加すると小ヒータSH1によって15
pl/dot、大ヒータSH2によって25pl/do
tの吐出量のインク滴が吐出される。また、小,大ヒー
タSH1およびSH2を同時に駆動すると40plの吐
出量となる。以下、これらの吐出量のモードを小,中,
大吐出量モードという。
【0053】それぞれの吐出量モードでインク滴を吐出
させた場合、インクジェットヘッドの温度上昇に応じて
図14に示すように吐出量は増大する。従って、この場
合も、各吐出量モード毎に、インクジェットヘッドの温
度が環境変化や自己昇温等によって変化し吐出量が変化
すると、その結果画像の濃度や色味が変化したり、濃度
ムラを生じたりして画像の品位を低下させることにな
る。
させた場合、インクジェットヘッドの温度上昇に応じて
図14に示すように吐出量は増大する。従って、この場
合も、各吐出量モード毎に、インクジェットヘッドの温
度が環境変化や自己昇温等によって変化し吐出量が変化
すると、その結果画像の濃度や色味が変化したり、濃度
ムラを生じたりして画像の品位を低下させることにな
る。
【0054】一方、大ヒータと小ヒータとの間でパルス
印加タイミングをずらすとことにより発泡タイミングを
ずらすと、図15に示すように、同時の印加タイミング
のときに吐出量が最大となって、タイミングが前後にず
れるに従って、吐出量が減少する。このことは、基本的
に前記関連技術の各例の場合と同様であるが、同時タイ
ミングに対して±10μsecの範囲で見た場合、小ヒ
ータでの発泡タイミングを相対的に早くすると小ヒータ
だけ駆動した場合とほぼ同じ吐出量となり、逆に大ヒー
タでの発泡タイミングを相対的に早くすると大ヒータだ
け駆動した場合とほぼ同じ吐出量となる。
印加タイミングをずらすとことにより発泡タイミングを
ずらすと、図15に示すように、同時の印加タイミング
のときに吐出量が最大となって、タイミングが前後にず
れるに従って、吐出量が減少する。このことは、基本的
に前記関連技術の各例の場合と同様であるが、同時タイ
ミングに対して±10μsecの範囲で見た場合、小ヒ
ータでの発泡タイミングを相対的に早くすると小ヒータ
だけ駆動した場合とほぼ同じ吐出量となり、逆に大ヒー
タでの発泡タイミングを相対的に早くすると大ヒータだ
け駆動した場合とほぼ同じ吐出量となる。
【0055】これらの結果を用いて、吐出量として40
pl/dotと25pl/dotの2つのそれぞれ大,
中吐出量モードで、ヘッド温度が変化した場合の吐出量
を安定化する制御の例を以下に示す。
pl/dotと25pl/dotの2つのそれぞれ大,
中吐出量モードで、ヘッド温度が変化した場合の吐出量
を安定化する制御の例を以下に示す。
【0056】なお、上記説明において、パルス印加タイ
ミングが同時であるときは、発泡タイミングも同時であ
るように説明しているが、本例のようにヒータのサイズ
が異なるときは、厳密には発泡タイミングを同時とする
にはパルス印加タイミングを同時とすることによっては
必ずしも実現できない場合がある。
ミングが同時であるときは、発泡タイミングも同時であ
るように説明しているが、本例のようにヒータのサイズ
が異なるときは、厳密には発泡タイミングを同時とする
にはパルス印加タイミングを同時とすることによっては
必ずしも実現できない場合がある。
【0057】(大吐出量モード) まず大吐出量モードの場合、すなわち吐出量が40pl
/dotの場合、上記関連技術の例1と同様にインクジ
ェットヘッドの温度が26℃まではサブヒータにより温
調し、大ヒータと小ヒータは同一タイミングで駆動され
る。
/dotの場合、上記関連技術の例1と同様にインクジ
ェットヘッドの温度が26℃まではサブヒータにより温
調し、大ヒータと小ヒータは同一タイミングで駆動され
る。
【0058】26℃以上では、図6(a)のテーブルに
示すようにインクジェットヘッドの温度の上昇とともに
大ヒータへの印加タイミングの遅れを大きくする。これ
により、吐出量を40plで安定させることができる。
なお、図16(a)に示すずらし時間の範囲は図15中
(A)で示す部分である。
示すようにインクジェットヘッドの温度の上昇とともに
大ヒータへの印加タイミングの遅れを大きくする。これ
により、吐出量を40plで安定させることができる。
なお、図16(a)に示すずらし時間の範囲は図15中
(A)で示す部分である。
【0059】(中吐出量モード)次に25pl/dot
の中吐出量モードについて説明する。
の中吐出量モードについて説明する。
【0060】上記大吐出量モードと同様、ヘッド温度T
hが26℃未満ではインクジェットヘッドを温調し、か
つ、小ヒータへのパルス印加タイミングに対して大ヒー
タへのパルス印加タイミングを3。5μsec遅らせ
る。
hが26℃未満ではインクジェットヘッドを温調し、か
つ、小ヒータへのパルス印加タイミングに対して大ヒー
タへのパルス印加タイミングを3。5μsec遅らせ
る。
【0061】また、ヘッド温度Thが26℃以上では図
16(b)に示すようにヘッド温度の上昇とともに大ヒ
ータへの印加タイミングを更に遅らせる。これにより、
吐出量を25plで安定させることができる。なお、ず
らしタイミングの範囲は図15中の(B)で示す部分で
ある。
16(b)に示すようにヘッド温度の上昇とともに大ヒ
ータへの印加タイミングを更に遅らせる。これにより、
吐出量を25plで安定させることができる。なお、ず
らしタイミングの範囲は図15中の(B)で示す部分で
ある。
【0062】上記中吐出量モードにおいて、ヘッド温度
が26℃未満ではヘッド温調により吐出量を25plに
維持したが、これに代わり大ヒータへの印加タイミング
の遅れを温度が低くなるに従って小さく、すなわち小ヒ
ータと大ヒータの印加タイミングのずれを少なくするよ
うに制御してもよい。この場合、タイミングのずれがな
くなると、それ以降は吐出量の制御をできなくなるた
め、温調が必要となるが、実質的にはその温度は0℃以
下となるため、それ程影響はない。ずらしタイミングの
範囲は図15中(B)′で示した部分がその範囲とな
る。
が26℃未満ではヘッド温調により吐出量を25plに
維持したが、これに代わり大ヒータへの印加タイミング
の遅れを温度が低くなるに従って小さく、すなわち小ヒ
ータと大ヒータの印加タイミングのずれを少なくするよ
うに制御してもよい。この場合、タイミングのずれがな
くなると、それ以降は吐出量の制御をできなくなるた
め、温調が必要となるが、実質的にはその温度は0℃以
下となるため、それ程影響はない。ずらしタイミングの
範囲は図15中(B)′で示した部分がその範囲とな
る。
【0063】また、本実施例では小ヒータへのパルス印
加タイミングに対して大ヒータへのパルス印加タイミン
グを遅らせる制御をしているが、基本的には相対的なタ
イミングのずれが重要であり、吐出量安定化という観点
では大ヒータへのパルス印加タイミングに対して小ヒー
タへのパルス印加タイミングを遅らせる制御でもよいこ
とは勿論である。
加タイミングに対して大ヒータへのパルス印加タイミン
グを遅らせる制御をしているが、基本的には相対的なタ
イミングのずれが重要であり、吐出量安定化という観点
では大ヒータへのパルス印加タイミングに対して小ヒー
タへのパルス印加タイミングを遅らせる制御でもよいこ
とは勿論である。
【0064】(実施例2) 本実施例は、基本的に上記実施例1と同様に40plと
25plの大,中吐出量モードを有し、中吐出量モード
では実施例1と同様の制御、すなわち小ヒータの駆動タ
イミングを固定として、大ヒータの駆動タイミングを遅
らせる。これに対し、大吐出量モードの場合は、逆に大
ヒータの駆動タイミングを固定として、小ヒータの駆動
タイミングを遅らせる。この制御テーブルを図17
(a)および(b)に示す。
25plの大,中吐出量モードを有し、中吐出量モード
では実施例1と同様の制御、すなわち小ヒータの駆動タ
イミングを固定として、大ヒータの駆動タイミングを遅
らせる。これに対し、大吐出量モードの場合は、逆に大
ヒータの駆動タイミングを固定として、小ヒータの駆動
タイミングを遅らせる。この制御テーブルを図17
(a)および(b)に示す。
【0065】大吐出量モードでのずらしタイミングの範
囲は図15中(C)に示す部分である。
囲は図15中(C)に示す部分である。
【0066】上記実施例1および2では、インク路内に
サイズの異なる複数のヒータを吐出口に対して並行に配
列した形態のヘッドの例を示したが、図18に示すよう
にヒータが縦に並んでいる場合でも同様な制御例が可能
となる。また、図19に示すように、ヒータ面に対して
垂直にインクが吐出するようなタイプのヘッドであって
も同様となる。
サイズの異なる複数のヒータを吐出口に対して並行に配
列した形態のヘッドの例を示したが、図18に示すよう
にヒータが縦に並んでいる場合でも同様な制御例が可能
となる。また、図19に示すように、ヒータ面に対して
垂直にインクが吐出するようなタイプのヘッドであって
も同様となる。
【0067】なお、上記各実施例では、ヘッド温度や環
境温度を検出しこれらに基づいて吐出量の安定化制御を
行うものであったが、このようなインク温度に関する情
報としては上例に限られず、吐出回数等の駆動量に基づ
く演算によって得られる推定温度であってもよい。
境温度を検出しこれらに基づいて吐出量の安定化制御を
行うものであったが、このようなインク温度に関する情
報としては上例に限られず、吐出回数等の駆動量に基づ
く演算によって得られる推定温度であってもよい。
【0068】また、上記実施例では1つのインク路内に
2つのヒータを具える場合について説明したが、本発明
の適用はこの構成に限られることはなく、3つ以上のヒ
ータを具える場合にも本発明を適用できることは明らか
である。
2つのヒータを具える場合について説明したが、本発明
の適用はこの構成に限られることはなく、3つ以上のヒ
ータを具える場合にも本発明を適用できることは明らか
である。
【0069】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0070】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0071】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0072】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0073】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0074】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0075】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0076】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0077】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つの吐出口に対してサイズの異なる複数のヒータを有
するヘッドを用いて記録を行う場合に、温度に関する条
件に応じてサイズの異なる複数のヒータの駆動タイミン
グを調整するため、温度に対する補正可能な範囲を十分
に広く取ることができる。
1つの吐出口に対してサイズの異なる複数のヒータを有
するヘッドを用いて記録を行う場合に、温度に関する条
件に応じてサイズの異なる複数のヒータの駆動タイミン
グを調整するため、温度に対する補正可能な範囲を十分
に広く取ることができる。
【0079】この結果環境温度やインクジェットヘッド
の温度の変化があっても安定した吐出量のインク吐出を
行うことができる。
の温度の変化があっても安定した吐出量のインク吐出を
行うことができる。
【0080】また、従来の吐出量安定制御方法に比べ
(安定)吐出量制御範囲を拡げることが可能となった。
(安定)吐出量制御範囲を拡げることが可能となった。
【図1】本発明の一実施例に係るインクジェットプリン
ト装置を示す斜視図である。
ト装置を示す斜視図である。
【図2】上記プリント装置の主に制御構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】上記装置で用いられるインクジェットヘッドお
よびインクタンクカートリッジを示す断面図である。
よびインクタンクカートリッジを示す断面図である。
【図4】(a)および(b)は、本発明の関連技術の第
1の例に係るインクジェットヘッドの構造を示す断面図
である。
1の例に係るインクジェットヘッドの構造を示す断面図
である。
【図5】インクジェットヘッドの吐出量の環境温度依存
性を示す線図である。
性を示す線図である。
【図6】(a)は2つのヒータに同時に印加するパル
ス、(b)は時間をずらして印加するパルスをそれぞれ
示す模式図である。
ス、(b)は時間をずらして印加するパルスをそれぞれ
示す模式図である。
【図7】インク吐出量と上記ずらし時間との関係を示す
線図である。
線図である。
【図8】本発明の上記第1の例に係るずらし時間テーブ
ルを示す図である。
ルを示す図である。
【図9】本発明の一実施例に係る吐出量制御の態様を説
明する線図である。
明する線図である。
【図10】上記吐出量制御におけるずらし制御のシーケ
ンスを示すフローチャートである。
ンスを示すフローチャートである。
【図11】本発明の関連技術の第2の例に係るずらし時
間テーブルを示す図である。
間テーブルを示す図である。
【図12】本発明の関連技術の第3の例に係るずらし時
間テーブルを示す図である。
間テーブルを示す図である。
【図13】本発明の第1の実施例に係るインクジェット
ヘッドの構造を示す断面図である。
ヘッドの構造を示す断面図である。
【図14】上記第1実施例における吐出量モード毎に吐
出量のヘッド温度依存性を示す線図である。
出量のヘッド温度依存性を示す線図である。
【図15】上記第1実施例におけるずらし時間と吐出量
との関係を示す線図である。
との関係を示す線図である。
【図16】(a)および(b)は本発明の第1の実施例
に係るずらし時間テーブルを示す図である。
に係るずらし時間テーブルを示す図である。
【図17】(a)および(b)は本発明の第2の実施例
に係るずらし時間テーブルを示す図である。
に係るずらし時間テーブルを示す図である。
【図18】本発明の他の実施例に係るインクジェットヘ
ッドの構造を示す断面図である。
ッドの構造を示す断面図である。
【図19】本発明のさらに他の実施例に係るインクジェ
ットヘッドの構造を示す断面図である。
ットヘッドの構造を示す断面図である。
2,2Y,2M,2C,2Bk インクジェットヘッド 2A インク路 2N 吐出口 200 コントローラ SH1,SH2 ヒータ
フロントページの続き (72)発明者 名越 重泰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 加藤 真夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 後藤 史博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−234535(JP,A) 特公 昭62−48585(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/05 B41J 2/205
Claims (5)
- 【請求項1】 1つのインク吐出口に対応してサイズが
異なる複数のヒータを具えたインクジェットヘッドを用
い、該インクジェットヘッドから媒体にインクを吐出す
るインクジェット装置において、 前記複数のヒータにそれぞれパルスを印加してインクを
発泡させ前記1つのインク吐出口からインクを吐出させ
る場合に、前記複数のヒータのそれぞれの発泡タイミン
グをずらすことで相対的に大きな吐出量と小さな吐出量
のインクの吐出を行う手段と、 前記インクジェットヘッドのインク温度に関する情報に
基づいて、前記複数のヒータそれぞれでの発泡タイミン
グを温度の上昇に応じて、前記大きな吐出量の場合には
サイズが大きなヒータの発泡タイミングを相対的により
大きく先行するようにずらし、前記小さな吐出量の場合
にはサイズが小さなヒータの発泡タイミングを相対的に
より大きく先行するようにずらす駆動手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット装置。 - 【請求項2】 1つのインク吐出口に対応してサイズが
異なる複数のヒータを具えたインクジェットヘッドを用
い、該インクジェットヘッドから媒体にインクを吐出す
るインクジェット装置において、 前記複数のヒータにそれぞれパルスを印加してインクを
発泡させ前記1つのインク吐出口からインクを吐出させ
る場合に、前記複数のヒータのそれぞれへの信号の印加
タイミングをずらすことで相対的に大きな吐出量と小さ
な吐出量のインクの吐出を行う手段と、 前記インクジェットヘッドのインク温度に関する情報に
基づいて、前記複数のヒータそれぞれへの信号の印加タ
イミングを温度の上昇に応じて、前記大きな吐出量の場
合にはサイズが大きなヒータへの信号の印加タイミング
を相対的により大きく先行するようにずらし、前記小さ
な吐出量の場合にはサイズが小さなヒータへの駆動信号
の印加タイミングを相対的により大きく先行するように
ずらす駆動手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット装置。 - 【請求項3】 前記温度上昇に対する信号の印加タイミ
ングのずらし量のテーブルを異なる前記吐出量毎に有す
ることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット装
置。 - 【請求項4】 1つのインク吐出口に対応してサイズが
異なる複数のヒータを具えたインクジェットヘッドを用
い、該インクジェットヘッドから媒体にインクを吐出す
るインクジェット方法において、 前記複数のヒータにそれぞれパルスを印加してインクを
発泡させ前記1つのインク吐出口からインクを吐出させ
る場合に、前記複数のヒータのそれぞれの発泡タイミン
グをずらすことで相対的に大きな吐出量と小さな吐出量
のインクの吐出を行う工程と、 前記インクジェットヘッドのインク温度に関する情報に
基づいて、前記複数のヒータそれぞれでの発泡タイミン
グを温度の上昇に応じて、前記大きな吐出量の場合には
サイズが大きなヒータの発泡タイミングを相対的により
大きく先行するようにずらし、前記小さな吐出量の場合
にはサイズが小さなヒータの発泡タイミングを相対的に
より大きく先行するようにずらす工程と、 を有することを特徴とするインクジェット方法。 - 【請求項5】 1つのインク吐出口に対応してサイズが
異なる複数のヒータを具えたインクジェットヘッドを用
い、該インクジェットヘッドから媒体にインクを吐出す
るインクジェット方法において、 前記複数のヒータにそれぞれパルスを印加してインクを
発泡させ前記1つのインク吐出口からインクを吐出させ
る場合に、前記複数のヒータのそれぞれへの信号の印加
タイミングをずらすことで相対的に大きな吐出量と小さ
な吐出量のインクの吐出を行う工程と、 前記インクジェットヘッドのインク温度に関する情報に
基づいて、前記複数のヒータそれぞれへの信号の印加タ
イミングを温度の上昇に応じて、前記大きな吐出量の場
合にはサイズが大きなヒータへの信号の印加タイミング
を相対的により大きく先行するようにずらし、前記小さ
な吐出量の場合にはサイズが小さなヒータへの駆動信号
の印加タイミングを相対的により大きく先行するように
ずらす工程と、 を有することを特徴とするインクジェット方法。
Priority Applications (15)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34026894A JP3183798B2 (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | インクジェット装置およびインクジェット方法 |
DE69534683T DE69534683T2 (de) | 1994-12-29 | 1995-12-28 | Tintenstrahlkopf mit verschiedenen Heizelementen pro Düse und Tintenstrahldrucker unter Verwendung desselben |
US08/579,241 US6325492B1 (en) | 1994-12-29 | 1995-12-28 | Ink-jet apparatus employing ink-jet head having a plurality of ink ejection heaters corresponding to each ink ejection opening |
CN95119486A CN1082444C (zh) | 1994-12-29 | 1995-12-28 | 采用具有多个喷墨加热器的喷墨头的喷墨设备 |
EP04019404A EP1486334B1 (en) | 1994-12-29 | 1995-12-28 | Ink-jet apparatus employing ink-jet head having a plurality of ink ejection heaters, corresponding to each ink ejection opening |
CNB031066283A CN100436138C (zh) | 1994-12-29 | 1995-12-28 | 采用具有多个喷墨加热器的喷墨头的喷墨设备 |
EP95309502A EP0719647B1 (en) | 1994-12-29 | 1995-12-28 | Ink-jet apparatus employing ink-jet head having a plurality of ink ejection heaters corresponding to each ink ejection opening |
CNB2004100054489A CN1331672C (zh) | 1994-12-29 | 1995-12-28 | 采用喷墨头的喷墨设备及预喷射方法 |
DE69535997T DE69535997D1 (de) | 1994-12-29 | 1995-12-28 | Tintenstrahlkopf mit verschiedenen Heizelementen pro Düse und Tintenstrahldrucker unter Verwendung desselben |
KR1019950067693A KR100249877B1 (ko) | 1994-12-29 | 1995-12-29 | 각각의 잉크 방출 개구에 대응하여 복수개의 잉크 방출 히터를 갖는 잉크젯 헤드를 이용하는 잉크젯 장치 |
US09/349,471 US6572216B1 (en) | 1994-12-29 | 1999-07-09 | Ink-jet apparatus employing ink-jet head having a plurality of ink ejection heaters corresponding to each ink ejection opening |
US09/349,473 US7425056B1 (en) | 1994-12-29 | 1999-07-09 | Ink-jet apparatus employing ink-jet head having a plurality of ink ejection heaters corresponding to each ink ejection opening |
US09/349,460 US6309051B1 (en) | 1994-12-29 | 1999-07-09 | Ink-jet apparatus employing ink-jet head having a plurality of ink ejection heaters corresponding to each ink ejection opening |
CNB001010379A CN1258445C (zh) | 1994-12-29 | 2000-01-12 | 采用具有多个喷墨加热器的喷墨头的喷墨设备 |
US09/931,256 US6918656B2 (en) | 1994-12-29 | 2001-08-17 | Ink-jet apparatus employing ink-jet head having a plurality of ink ejection heaters corresponding to each ink ejection opening |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34026894A JP3183798B2 (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | インクジェット装置およびインクジェット方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08183180A JPH08183180A (ja) | 1996-07-16 |
JP3183798B2 true JP3183798B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=18335319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34026894A Expired - Fee Related JP3183798B2 (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | インクジェット装置およびインクジェット方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3183798B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6375309B1 (en) | 1997-07-31 | 2002-04-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge apparatus and method for sequentially driving multiple electrothermal converting members |
WO2001003936A1 (fr) * | 1999-07-12 | 2001-01-18 | Copyer Co., Ltd. | Dispositif de formation d'image de systeme a jet d'encre |
JP2015217538A (ja) * | 2014-05-14 | 2015-12-07 | 株式会社リコー | 三次元造形装置、三次元造形方法、及びプログラム |
-
1994
- 1994-12-29 JP JP34026894A patent/JP3183798B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08183180A (ja) | 1996-07-16 |
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